JPH0659763U - 太陽熱集熱装置 - Google Patents
太陽熱集熱装置Info
- Publication number
- JPH0659763U JPH0659763U JP001641U JP164193U JPH0659763U JP H0659763 U JPH0659763 U JP H0659763U JP 001641 U JP001641 U JP 001641U JP 164193 U JP164193 U JP 164193U JP H0659763 U JPH0659763 U JP H0659763U
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- JP
- Japan
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- heat collecting
- heat
- collecting plate
- substrate
- roof
- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
- Y02E10/44—Heat exchange systems
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設置工事における架台などの使用を不要と
し、もって、設置作業が容易で、安価に設置工事ができ
るようにし、また、設置場所の自由度を狭めることをな
くす。 【構成】 基板2と、基板2上に設けられ太陽光を受光
して太陽熱を集熱する集熱板3とを備えている。集熱板
3は折れ曲がって基板2とで、集熱板3が集熱した熱の
熱媒体たる水が導通する集熱パイプ部4を形成してい
る。集熱パイプ部4の径方向外形断面形状は集熱板3の
辺5と6を二辺とする三角形状である。太陽熱集熱装置
1の設置は、建物などの屋根などに、かかる屋根などの
傾斜方向側を集熱板3の長辺13方向側とし、辺5をな
す集熱板3表面を太陽側として行う。
し、もって、設置作業が容易で、安価に設置工事ができ
るようにし、また、設置場所の自由度を狭めることをな
くす。 【構成】 基板2と、基板2上に設けられ太陽光を受光
して太陽熱を集熱する集熱板3とを備えている。集熱板
3は折れ曲がって基板2とで、集熱板3が集熱した熱の
熱媒体たる水が導通する集熱パイプ部4を形成してい
る。集熱パイプ部4の径方向外形断面形状は集熱板3の
辺5と6を二辺とする三角形状である。太陽熱集熱装置
1の設置は、建物などの屋根などに、かかる屋根などの
傾斜方向側を集熱板3の長辺13方向側とし、辺5をな
す集熱板3表面を太陽側として行う。
Description
【0001】
本考案は、太陽光を受光して太陽熱を集熱し、該熱を水などの熱媒体に媒介さ せる太陽熱集熱装置に関する。
【0002】
この種の装置は太陽光エネルギーを熱エネルギーに変換し、該熱エネルギーで 温水などを得る、例えば太陽熱温水器などに用いる装置として周知である。以下 では従来の太陽熱集熱装置の一例の構造を図面を参照しつつ説明する。
【0003】 図3は太陽温水器に用いられる従来の太陽熱集熱装置の一例を説明する図であ り、図3(a)は該太陽熱集熱装置の一部切欠き斜視図である。同図を参照して 、従来の太陽熱集熱装置100は太陽光を受光して太陽熱を集熱する集熱板10 1を備えている。集熱板101には集熱された太陽熱を媒介する熱媒体たる水が 導通する集熱パイプ102が複数本設けられている。図3(b)は、かかる集熱 板101の断面構造を説明する図である。また、図3(c)は集熱板101の平 面図である。図3(a)を参照して、太陽熱集熱装置100はこのような集熱板 101をフレーム103内に収納して、集熱板101の太陽光受光側にはカバー ガラス104を設けた構成である。
【0004】 このような太陽熱集熱装置100は家屋の屋根などに集熱パイプ102の軸方 向を屋根の傾斜方向として設置される。太陽光を効率的に受光するためには、集 熱板101の受光面105への太陽光の入射角は大きくする必要がある。そこで 、太陽の高さが低い高緯度地方で用いる場合や、屋根などの傾斜角の小さい建物 などに設置する場合は、図3(a)に示すように図示しない架台等で屋根106 との間にある程度の傾斜角θをつけて設置していた。
【0005】 また、ターンバックルなどの伸縮支持杆を用いることで、この傾斜角θを可変 とする場合もあった(実開昭59−45447号公報参照)。
【0006】
しかし、かかる架台などを使用して、太陽熱集熱装置と屋根との間に所定の傾 斜角が形成されるようにして、太陽熱集熱装置の設置作業を行うのは煩雑であり 、設置工事も高価なものとなってしまう。また、設置場所の自由度を狭めてしま う可能性もある。
【0007】 本考案は、設置工事における架台などの使用を不要とし、もって、設置作業が 容易で、安価に設置工事ができ、また、設置場所の自由度を狭めることのない、 太陽熱集熱装置を提供することを目的とする。
【0008】
かかる課題を解決するための本考案の要旨は、基板と、該基板上に設けられ太 陽光を受光して太陽熱を集熱する集熱板と、該集熱板と前記基板との間に設けら れ前記集熱板が吸収した熱を媒介する熱媒体が導通する集熱パイプ部とを備え、 前記集熱板の前記太陽光を受光する受光面は前記基板に対して傾斜した傾斜面を 有し、該傾斜面の上側を建物などの屋根などの傾斜のほぼ上側にして前記傾斜面 の下側を建物などの屋根などの傾斜のほぼ下側にして前記屋根などに設置する太 陽熱集熱装置にある。
【0009】 また、前記集熱板の外形形状は矩形であり、前記集熱パイプ部は前記矩形形状 の一辺と鋭角をなしている前記のいずれかの太陽熱集熱装置も要旨とする。
【0010】
受光面は基板に対して傾斜した傾斜面を有し、この傾斜面の上側を建物などの 屋根などの傾斜のほぼ上側にして、また傾斜面の下側を建物などの屋根などの傾 斜のほぼ下側にして、かかる屋根などに設置するから、架台などを使って太陽熱 集熱装置と屋根との間に傾斜角を形成しなくても、かかる鋭角が従来の傾斜角と しての機能を果たし、もって、架台などがなくても太陽光の集熱板への入射角が 小さくなることがない。
【0011】 また、屋根などの傾斜方向に対する垂線と集熱パイプ部が鋭角をなすように太 陽集熱装置を設置すれば、強制的に集熱パイプ部内に集熱パイプ部内に熱媒体を 流通させる手段がなくても熱媒体が集熱パイプ部内を流れる。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の一実施例 にかかる、太陽熱温水器に用いる太陽熱集熱装置の構造を説明する図である。図 1(a)は、該太陽熱集熱装置の一部切欠き図である。該太陽熱集熱装置は基板 2、集熱板3を備えている。図1(b)は、かかる基板2、集熱板3の断面構造 を説明する図である。図1(a)(b)を参照して、本実施例の太陽熱集熱装置 1には、集熱板3を折り曲げた折れ曲がり部分7と基板2とで、熱媒体たる水が 導通する集熱パイプ部4を複数並列して形成している。複数の折れ曲がり部分7 の間は平坦部10をなし、該平坦部10と基板2との間12は溶接されている。 集熱板3は太陽光を受光して太陽熱を集熱し、その熱が熱媒体たる水により媒介 されることとなる。
【0013】 集熱パイプ部4の径方向外形断面形状は集熱板3の外形を二辺5、6とし、基 板2の外形を他の一辺とする三角形状である。集熱板3側のかかる各二辺のうち 、集熱パイプ部4の並列方向同一向き側の辺、例えば辺5、5、……が、他の向 き側の辺、例えば辺6、6、……より長く形成されている。そして、辺5、5、 ……部分の集熱板3表面が、本願考案における太陽光を受光する受光面(傾斜面 )となる。
【0014】 図1(c)は集熱板3の平面図である。集熱板3の外形形状は長辺13と短辺 14より成る矩形、例えば同図のような長方形状であり、各集熱パイプ部4の延 出方向は、かかる長方形状の一辺、例えば短辺14と鋭角をなしている。
【0015】 また、同図に示されているように、各集熱パイプ部4の両端部は、熱媒体たる 水が流通する連結パイプ部15で連結されている。該パイプ部15は集熱パイプ 部4と同様に、集熱板3と基板2との間に形成したものである。連結パイプ部1 5は導水口17、排水口16を有し、熱媒体たる水は導水口17から集熱パイプ 部4に導かれて集熱した後、排水口16より排出される。
【0016】 本実施例の太陽熱集熱装置1はこのような集熱板3、基板2をフレーム8内に 収納して、集熱板3の太陽光受光側にはカバーガラス9を設けた構成である。
【0017】 図2は、本願考案の他の実施例を説明する図であり、該実施例にかかる太陽集 熱装置1の基板2、集熱板3の断面図である。この実施例では折り曲げ部7のみ で集熱板3を形成して平坦部10は設けず、集熱パイプ部4を集熱板3全体には りめぐらす構成としたものである。集熱板3と基板2とは、その接触部18にお いて溶接されている。その他の構成については、上記の実施例と同様である。
【0018】 つづいて、本実施例にかかる太陽熱集熱装置1の作用について説明する。本実 施例の太陽集熱装置1は建物の屋根などに設置される。その向きは、折り曲げ部 7の長い方の辺5、5……をなす部分の表面を太陽側、例えば南向きとし、また 、集熱板3における集熱パイプ部4は矩形形状の短辺14と鋭角とする。よって 、本願考案の傾斜面である集熱板3表面の辺5、5……部分において、その傾斜 の上側を建物などの屋根などの傾斜のほぼ上側に、下側を建物などの屋根などの 傾斜のほぼ下側にして設置され、屋根などの傾斜方向に対する垂線と集熱パイプ 部4の延出方向とが鋭角をなすことになる。
【0019】 集熱パイプ部4の径方向外形断面形状は集熱板3を二辺とする三角形状である ため、該二辺5、6の一辺5は基板2と鋭角をなす。よって、架台などを使って 太陽熱集熱装置1と屋根との間に傾斜角を形成しなくても、辺5と基板2とがな す、かかる鋭角が従来架台などにより作っていた太陽集熱装置と屋根などとの傾 斜角としての機能を果たし、もって、架台などがなくても太陽光の集熱板3への 入射角が小さくなることがない。従って、高緯度地方や屋根などの傾斜の小さい 建物などに設置する場合でも、従来の架台などの使用は不要であり、もって、設 置作業が容易で、安価に設置工事ができ、また、設置場所の自由度を狭めること のない、太陽熱集熱装置を提供することができる。
【0020】 また、各集熱パイプ部4は、集熱板3の長方形状の外形の一辺、例えば短辺1 4と鋭角をなしているから、集熱パイプ部4は屋根などの傾斜方向に対する垂線 と鋭角をなし、太陽熱により温められた水は屋根などの傾斜方向に対する垂線に 対して傾斜した集熱パイプ部4内を、該傾斜の低い方から高い方へ流れていくの で、もって集熱パイプ部4内の水の循環を助ける。強制的に集熱パイプ部4内に 熱媒体たる水を流通させる手段がなくても水が集熱パイプ部4内を流れる。した がって、集熱パイプの軸方向の配置が上述のように従来のものとは異なっていて も、従来と同様、太陽熱集熱装置1と貯湯槽などとの間の水の循環が助けられる 。
【0021】
以上説明した、本考案にかかる太陽熱集熱装置によれば、前述のとおり、従来 のような架台などがなくても太陽光の集熱板への入射角が小さくなることがない 。従って、高緯度地方や屋根などの傾斜の小さい建物などに設置する場合でも、 従来の架台などの使用は不要であり、もって、設置作業が容易で、安価に設置工 事ができ、また、設置場所の自由度を狭めることのない、太陽熱集熱装置を提供 することができる。
【0022】 また、前述のとおり、強制的に集熱パイプ部内に熱媒体を流通させる手段がな くても熱媒体が集熱パイプ部内を流れるから、該集熱パイプ部の軸方向の配置が 上述のように従来のものとは異なっていても、従来と同様、太陽熱集熱装置と貯 湯槽などとの間の水の循環が助けられる。
【図1】本考案の一実施例にかかる太陽熱集熱装置の構
造を説明する図であり、図1(a)は該太陽熱集熱装置
の一部切欠き図であり、図1(b)は太陽集熱装置の集
熱板の断面図であり、図1(c)は該集熱板の平面図で
ある。
造を説明する図であり、図1(a)は該太陽熱集熱装置
の一部切欠き図であり、図1(b)は太陽集熱装置の集
熱板の断面図であり、図1(c)は該集熱板の平面図で
ある。
【図2】本考案の他の実施例にかかる太陽熱集熱装置の
構造を説明する、基板、集熱板の断面図である。
構造を説明する、基板、集熱板の断面図である。
【図3】従来の太陽熱集熱装置の一例の構造を説明する
図であり、図3(a)は該太陽熱集熱装置の一部切欠き
斜視図であり、図3(b)は太陽集熱装置の集熱板の断
面図であり、図3(c)は該集熱板の平面図である。
図であり、図3(a)は該太陽熱集熱装置の一部切欠き
斜視図であり、図3(b)は太陽集熱装置の集熱板の断
面図であり、図3(c)は該集熱板の平面図である。
1 太陽集熱装置 2 基板 3 集熱板 4 集熱パイプ部
Claims (2)
- 【請求項1】 基板と、該基板上に設けられ太陽光を受
光して太陽熱を集熱する集熱板と、該集熱板と前記基板
との間に設けられ前記集熱板が吸収した熱を媒介する熱
媒体が導通する集熱パイプ部とを備え、前記集熱板の前
記太陽光を受光する受光面は前記基板に対して傾斜した
傾斜面を有し、該傾斜面の上側を建物などの屋根などの
傾斜のほぼ上側にして前記傾斜面の下側を建物などの屋
根などの傾斜のほぼ下側にして前記屋根などに設置する
太陽熱集熱装置。 - 【請求項2】 前記集熱板の外形形状は矩形であり、前
記集熱パイプ部は前記矩形形状の一辺と鋭角をなしてい
る請求項1項記載の太陽熱集熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP001641U JPH0659763U (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 太陽熱集熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP001641U JPH0659763U (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 太陽熱集熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659763U true JPH0659763U (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11507158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP001641U Pending JPH0659763U (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 太陽熱集熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659763U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108458492A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-08-28 | 广东万博电气有限公司 | 一种平板型太阳能集热器 |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP001641U patent/JPH0659763U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108458492A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-08-28 | 广东万博电气有限公司 | 一种平板型太阳能集热器 |
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