JPH0659470B2 - 焼酎蒸留廃液の処理装置 - Google Patents
焼酎蒸留廃液の処理装置Info
- Publication number
- JPH0659470B2 JPH0659470B2 JP63130926A JP13092688A JPH0659470B2 JP H0659470 B2 JPH0659470 B2 JP H0659470B2 JP 63130926 A JP63130926 A JP 63130926A JP 13092688 A JP13092688 A JP 13092688A JP H0659470 B2 JPH0659470 B2 JP H0659470B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filtrate
- waste liquid
- tray
- heat exchanger
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、焼酎の製造の際に排出される蒸留廃液の処理
装置に関する。
装置に関する。
[従来の技術及びその課題] 焼酎は、甘藷、麦、そば、及び米等を原料とするもろみ
から蒸留器によって得たアルコールを水で薄め、適宜香
味付けをして得られる。この製造の過程で排出される蒸
留廃液は従来極く少量がふすま等の原料と混合された後
ロータリーキルン等で乾燥されて飼料として利用される
のみで、ほとんど大部分はそのまま海洋投棄されてい
る。これは蒸留廃液自体の処理には従来簡便な方法がな
く処理設備等の大型化を招く等コスト高となって工業化
が困難であることに起因している。
から蒸留器によって得たアルコールを水で薄め、適宜香
味付けをして得られる。この製造の過程で排出される蒸
留廃液は従来極く少量がふすま等の原料と混合された後
ロータリーキルン等で乾燥されて飼料として利用される
のみで、ほとんど大部分はそのまま海洋投棄されてい
る。これは蒸留廃液自体の処理には従来簡便な方法がな
く処理設備等の大型化を招く等コスト高となって工業化
が困難であることに起因している。
まず、蒸留廃液はそのままでは保存性が悪く腐敗して悪
臭を発生し易いため乾燥して粉末化することが考えられ
るが粉末化に当っては次のような問題点がある。
臭を発生し易いため乾燥して粉末化することが考えられ
るが粉末化に当っては次のような問題点がある。
ドラムドライヤーで処理する場合、蒸留廃液を水分10
〜20%程度まで乾燥させることができるが、乾品物は
粘着性が大きくスクレーパーによる掻き取りの際、カー
ル状となって粉末化できないばかりか、この乾品物のコ
ストが安い上水分の蒸発が単位伝熱面積当り5kg/cm2Hr
程度で装置が大型化して事実上工業化は困難である。
〜20%程度まで乾燥させることができるが、乾品物は
粘着性が大きくスクレーパーによる掻き取りの際、カー
ル状となって粉末化できないばかりか、この乾品物のコ
ストが安い上水分の蒸発が単位伝熱面積当り5kg/cm2Hr
程度で装置が大型化して事実上工業化は困難である。
また、真空攪拌乾燥機で処理する場合、蒸留廃液は水分
60%位から粘度が増加して攪拌機のシャフト及び羽根
に付着して共回り状態になり、その状態が平衡になり乾
品には至らない。
60%位から粘度が増加して攪拌機のシャフト及び羽根
に付着して共回り状態になり、その状態が平衡になり乾
品には至らない。
さらに、スプレー及び気流乾燥においても蒸留廃液は乾
燥途中で粘着性が増し、水飴状になって平衡となり粉末
状には至らない。
燥途中で粘着性が増し、水飴状になって平衡となり粉末
状には至らない。
一方、蒸留廃液の処理としてメタン発酵法を採用した場
合、この採用期間はせいぜい甘藷の収穫期3〜4ケ月/
年、及び麦の収穫期10ケ月/年しかなく、該期間以外
の休止期間内に微生物の活性を如何に維持するかという
問題点を加えて、この処理排水は放流基準に達しないの
で二次処理として活性汚泥処理が必要となり広い設備面
積を必要とするという問題点をも有していた。
合、この採用期間はせいぜい甘藷の収穫期3〜4ケ月/
年、及び麦の収穫期10ケ月/年しかなく、該期間以外
の休止期間内に微生物の活性を如何に維持するかという
問題点を加えて、この処理排水は放流基準に達しないの
で二次処理として活性汚泥処理が必要となり広い設備面
積を必要とするという問題点をも有していた。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は焼酎の製造過程で排出される蒸留廃液を濃縮後
焼却して廃液中のトータルドライソリッド(TDS)を
一切系外へ排出しない処理すると共に、焼却の際に発生
する熱を回収して廃液の濃縮の為に使用される蒸発手段
の熱源の一部に有効に利用し、コストの安い燃料の入ら
ない熱源を利用することを可能にした焼酎蒸留廃液の処
理装置を提供するにある。
の目的は焼酎の製造過程で排出される蒸留廃液を濃縮後
焼却して廃液中のトータルドライソリッド(TDS)を
一切系外へ排出しない処理すると共に、焼却の際に発生
する熱を回収して廃液の濃縮の為に使用される蒸発手段
の熱源の一部に有効に利用し、コストの安い燃料の入ら
ない熱源を利用することを可能にした焼酎蒸留廃液の処
理装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、焼酎蒸留廃液をケ
ーキとろ液に分離する分離装置と、上記ろ液を加熱する
熱交換器を介してろ液を循環させ、蒸気を分離して、ろ
液を濃縮する気液分離器および気液分離器で発生した蒸
気を圧縮し前記熱交換器へ熱源として送る圧縮器を備え
た機械再圧縮型蒸発装置と、適宜の間隔をおいて複数の
トレイが縦方向に設けられ、トレイの開口部から焼却物
を下方のトレイに移動させるために、下端がトレイ上面
に当接するように移動鎖が各トレイ間で回転するレーキ
に取り付けられ、上記ケーキと濃縮ろ液の混合物を焼却
すると共に排ガスを熱源とする熱媒体を上記熱交換器の
熱媒路に送る竪型多段式焼却炉を具備したことを特徴と
している。
ーキとろ液に分離する分離装置と、上記ろ液を加熱する
熱交換器を介してろ液を循環させ、蒸気を分離して、ろ
液を濃縮する気液分離器および気液分離器で発生した蒸
気を圧縮し前記熱交換器へ熱源として送る圧縮器を備え
た機械再圧縮型蒸発装置と、適宜の間隔をおいて複数の
トレイが縦方向に設けられ、トレイの開口部から焼却物
を下方のトレイに移動させるために、下端がトレイ上面
に当接するように移動鎖が各トレイ間で回転するレーキ
に取り付けられ、上記ケーキと濃縮ろ液の混合物を焼却
すると共に排ガスを熱源とする熱媒体を上記熱交換器の
熱媒路に送る竪型多段式焼却炉を具備したことを特徴と
している。
蒸発手段は機械再圧縮式蒸発装置を使用し得るが、単用
型又は多重効用型の蒸発装置でも良い。また、焼却手段
として移動鎖を具備した竪型多段式焼却炉を使用し得
る。
型又は多重効用型の蒸発装置でも良い。また、焼却手段
として移動鎖を具備した竪型多段式焼却炉を使用し得
る。
[作用] 本発明は上記のように構成されているので、焼酎蒸留廃
液は分離装置でケーキとろ液に分離され、ろ液は機械再
圧縮型蒸発装置へ送られ、熱交換器と気液分離器を循環
する。熱交換器で加熱されたろ液は気体分離器で水分を
有効に蒸発除去される。前記蒸気は圧縮器へ送られて圧
縮され、前記熱交換器へ送られて前記ろ液を加熱し、そ
の後例えば凝縮されて汚濁物質を除かれ規定の水質で排
水される等の後処理が行われる。
液は分離装置でケーキとろ液に分離され、ろ液は機械再
圧縮型蒸発装置へ送られ、熱交換器と気液分離器を循環
する。熱交換器で加熱されたろ液は気体分離器で水分を
有効に蒸発除去される。前記蒸気は圧縮器へ送られて圧
縮され、前記熱交換器へ送られて前記ろ液を加熱し、そ
の後例えば凝縮されて汚濁物質を除かれ規定の水質で排
水される等の後処理が行われる。
また、前記濃縮ろ液はケーキと混合して竪型多段式焼却
炉に送られ、レーキと共に回転する鎖によって分塊され
ながらトレイ上を有効に移動して、下段のトレイ上に落
ちる。濃縮ろ液とケーキの混合物は、トレイを移動する
過程で焼却炉の燃焼熱風と接触して水分が蒸発して行
き、乾燥して最後に焼却炉のバーナで焼却される。
炉に送られ、レーキと共に回転する鎖によって分塊され
ながらトレイ上を有効に移動して、下段のトレイ上に落
ちる。濃縮ろ液とケーキの混合物は、トレイを移動する
過程で焼却炉の燃焼熱風と接触して水分が蒸発して行
き、乾燥して最後に焼却炉のバーナで焼却される。
焼却炉の排ガスは、前記熱交換器へ熱源の熱媒体として
前記蒸気と共に送られる。
前記蒸気と共に送られる。
焼酎蒸留廃液から分離されたケーキと濃縮ろ液との混合
物を焼却することによって、廃液のTDSを完全に系外
に排出することなく廃液を処理することができると共
に、上記焼却の際に発生する熱を回収してろ液の濃縮の
ために使用される蒸発手段の熱源の一部に利用されるこ
とによって運転コストの低減化が図られる。
物を焼却することによって、廃液のTDSを完全に系外
に排出することなく廃液を処理することができると共
に、上記焼却の際に発生する熱を回収してろ液の濃縮の
ために使用される蒸発手段の熱源の一部に利用されるこ
とによって運転コストの低減化が図られる。
[実施例] 以下、本発明を図示した実施例に基づいてより具体的に
説明する。
説明する。
第1図は本発明に係る焼酎蒸留廃液の処理装置の系統図
を示す。
を示す。
焼酎蒸留廃液は蒸留装置(図示せず)から適宜の移送手
段で原液槽1に貯留される。原液槽1の廃液ポンプP1
を介してまず遠心型ろ過機2に供給され、高速回転によ
る遠心力の作用により固形物状ケーキSとろ液L1とに
分離される。分離されたケーキS及びろ液L1はそれぞ
れホッパー3およびろ液槽4に一時的に貯留される。そ
の後、ろ液L1はポンプP2を介して機械再圧縮型蒸発
装置5に導入されて蒸発濃縮され、濃縮ろ液L2となっ
てホッパー3に供給されてケーキSと混合される。次い
で、この混合物(S+L2)はホッパー3の下方に設置
した定量ポンプ6を介して後述する堅型多段式焼却炉1
9に導入されて焼却される。
段で原液槽1に貯留される。原液槽1の廃液ポンプP1
を介してまず遠心型ろ過機2に供給され、高速回転によ
る遠心力の作用により固形物状ケーキSとろ液L1とに
分離される。分離されたケーキS及びろ液L1はそれぞ
れホッパー3およびろ液槽4に一時的に貯留される。そ
の後、ろ液L1はポンプP2を介して機械再圧縮型蒸発
装置5に導入されて蒸発濃縮され、濃縮ろ液L2となっ
てホッパー3に供給されてケーキSと混合される。次い
で、この混合物(S+L2)はホッパー3の下方に設置
した定量ポンプ6を介して後述する堅型多段式焼却炉1
9に導入されて焼却される。
機械再圧縮型蒸発装置5は気液分離器8で発生したベー
パーを圧縮機9で再圧縮して熱交換器10の熱源に再利
用する機械再圧縮型の蒸発装置となっている。ろ液L1
はこの機械再圧縮型蒸発装置5の気液分離器8に導入さ
れると共に、気液分離器8と熱交換器10との間を循環
ポンプP3を介して循環しながら、気液分離器8にてベ
ーパーと濃縮ろ液L2に分けられる。ろ液L1はこの機
械再圧縮型蒸発装置5によって供給量の1/5 〜1〜15位
に濃縮され、濃縮ろ液L2となる。尚、上記気液分離器
8は供給されるろ液が一定レベルになるように制御され
ている。この機械再圧縮型蒸発装置5は運転コストが安
い上に廃液のろ液部分の水分を有効に蒸発除去すること
ができるので本発明の蒸発装置として好適に実施でき
る。
パーを圧縮機9で再圧縮して熱交換器10の熱源に再利
用する機械再圧縮型の蒸発装置となっている。ろ液L1
はこの機械再圧縮型蒸発装置5の気液分離器8に導入さ
れると共に、気液分離器8と熱交換器10との間を循環
ポンプP3を介して循環しながら、気液分離器8にてベ
ーパーと濃縮ろ液L2に分けられる。ろ液L1はこの機
械再圧縮型蒸発装置5によって供給量の1/5 〜1〜15位
に濃縮され、濃縮ろ液L2となる。尚、上記気液分離器
8は供給されるろ液が一定レベルになるように制御され
ている。この機械再圧縮型蒸発装置5は運転コストが安
い上に廃液のろ液部分の水分を有効に蒸発除去すること
ができるので本発明の蒸発装置として好適に実施でき
る。
一方、気液分離器8で発生したベーパーはパイプ11で
圧縮機9に導かれ、こ圧縮機9にて加圧昇温された後、
パイプ12で熱交換器10に導かれ、低温側のろ液L1
に熱移動されてBOD500〜2500ppmの凝縮液
l1はドレンタンク13に貯留される。この凝縮液l1
はドレンポンプP4で冷却器14へ送り込まれて40℃
以下に冷却された後、活性汚泥等水処理装置15に一時
貯留され、ここで規定の水質にして放流水l2となって
放流される。尚、図中16は凝縮液l1を冷却器14で
冷却するためのクーリングタワーである。
圧縮機9に導かれ、こ圧縮機9にて加圧昇温された後、
パイプ12で熱交換器10に導かれ、低温側のろ液L1
に熱移動されてBOD500〜2500ppmの凝縮液
l1はドレンタンク13に貯留される。この凝縮液l1
はドレンポンプP4で冷却器14へ送り込まれて40℃
以下に冷却された後、活性汚泥等水処理装置15に一時
貯留され、ここで規定の水質にして放流水l2となって
放流される。尚、図中16は凝縮液l1を冷却器14で
冷却するためのクーリングタワーである。
また、堅型多段式焼却炉19は複数のトレイT1、T2
…Tnが適宜の間隔を維持して縦方向に設けられ、かつ
各トレイ間に回転移動するレーキ17に上端が連結され
ると共に下端がトレイ上面に当接する移動鎖18を具備
した堅型多段式焼却炉19で構成されている(第2図参
照)。
…Tnが適宜の間隔を維持して縦方向に設けられ、かつ
各トレイ間に回転移動するレーキ17に上端が連結され
ると共に下端がトレイ上面に当接する移動鎖18を具備
した堅型多段式焼却炉19で構成されている(第2図参
照)。
この焼却炉19には下方段のトレイ間に位置してバーナ
ー20が取り付けられていおり、このバーナー20によ
り炉19内に燃焼熱風を作り出して炉19内に供給され
た対象物を上記熱風により乾燥させるとともに最終的に
燃焼させるようになっている。
ー20が取り付けられていおり、このバーナー20によ
り炉19内に燃焼熱風を作り出して炉19内に供給され
た対象物を上記熱風により乾燥させるとともに最終的に
燃焼させるようになっている。
尚、図中21はバーナー20の重油タンクであり、この
タンク21内の重油ポンプP5によりバーナー20に供
給される。又、図中P6は炉19内へ空気を供給するた
めの空気吹込み送風機である。この堅型多段式焼却炉1
9はケーキSと濃縮ろ液L2との混合物からなる粘性の
大きな水飴状物質を有効に移動させながら分塊を行い燃
焼させることができるので、本発明に好適に実施し得
る。
タンク21内の重油ポンプP5によりバーナー20に供
給される。又、図中P6は炉19内へ空気を供給するた
めの空気吹込み送風機である。この堅型多段式焼却炉1
9はケーキSと濃縮ろ液L2との混合物からなる粘性の
大きな水飴状物質を有効に移動させながら分塊を行い燃
焼させることができるので、本発明に好適に実施し得
る。
ホッパー3内のケーキSと濃縮ろ液L2との混合物(S
+L2)はホッパー3の下方に設置した定量ポンプ6に
より焼却炉19の塔頂から炉19内の最上段にあるトレ
イT1上に供給される。供給された混合物(S+L2)
は駆動軸22に連結したレーキ17の回転移動に従動す
る移動鎖18によって、トレイT1上を徐々に移動させ
られる。この移動の過程で混合物(S+L2)は下方段
からの燃焼熱風と接触して水分が蒸発除去され次第に粘
稠性物質となる。この粘稠性物質は第2図に示すトレイ
T1に設けられた開孔部23から下段トレイT2へ落下
し、前述したと同様に移動鎖18によって移動させられ
徐々に下方段のトレイ上に移動するようになっている。
このような移動を数段繰り返した後混合物(S+L2)
はバーナー20により強制的に燃焼され、灰となって炉
19の下部に設けた排出口30から外部へ排出される。
+L2)はホッパー3の下方に設置した定量ポンプ6に
より焼却炉19の塔頂から炉19内の最上段にあるトレ
イT1上に供給される。供給された混合物(S+L2)
は駆動軸22に連結したレーキ17の回転移動に従動す
る移動鎖18によって、トレイT1上を徐々に移動させ
られる。この移動の過程で混合物(S+L2)は下方段
からの燃焼熱風と接触して水分が蒸発除去され次第に粘
稠性物質となる。この粘稠性物質は第2図に示すトレイ
T1に設けられた開孔部23から下段トレイT2へ落下
し、前述したと同様に移動鎖18によって移動させられ
徐々に下方段のトレイ上に移動するようになっている。
このような移動を数段繰り返した後混合物(S+L2)
はバーナー20により強制的に燃焼され、灰となって炉
19の下部に設けた排出口30から外部へ排出される。
バーナー20により混合物(S+L2)を燃焼するトレ
イ上の熱風は750〜800℃位の温度を有している
が、該熱風は炉19内を昇流するにつれて冷やされ、炉
19の上段部から約350℃位の排ガスとなって炉19
外へ排出される。この排ガスはパイプ24によって排ガ
ス利用ボイラー25に導入されて熱回収され、200℃
以下となって、集塵器(及びスクラバー)26及び誘引
ファン27を介して排気塔28により大気中へ放出され
る。
イ上の熱風は750〜800℃位の温度を有している
が、該熱風は炉19内を昇流するにつれて冷やされ、炉
19の上段部から約350℃位の排ガスとなって炉19
外へ排出される。この排ガスはパイプ24によって排ガ
ス利用ボイラー25に導入されて熱回収され、200℃
以下となって、集塵器(及びスクラバー)26及び誘引
ファン27を介して排気塔28により大気中へ放出され
る。
また、排ガス利用ボイラー25で発生する低圧スチーム
29は機械再圧縮型蒸発装置5の熱源の一部として利用
するため熱交換器10の熱媒路に導入される。
29は機械再圧縮型蒸発装置5の熱源の一部として利用
するため熱交換器10の熱媒路に導入される。
本発明の一実施例は以上のようにして構成される。
[発明の効果] 本発明に係る処理装置は以上のように構成されているの
で、焼酎の製造過程で排出される蒸留廃液を濃縮後焼却
して廃液中のトータルドライソリッド(TDS)を一切
系外へ排出することなく処理することが可能であると共
に、焼却の際に発生する熱を回収する廃液の炉液部分を
濃縮する為に使用される蒸発手段の熱源の一部に有効利
用することが可能となり、更に機械再圧縮型蒸発装置を
用いることにより、運転コストの低減化が図られる。
で、焼酎の製造過程で排出される蒸留廃液を濃縮後焼却
して廃液中のトータルドライソリッド(TDS)を一切
系外へ排出することなく処理することが可能であると共
に、焼却の際に発生する熱を回収する廃液の炉液部分を
濃縮する為に使用される蒸発手段の熱源の一部に有効利
用することが可能となり、更に機械再圧縮型蒸発装置を
用いることにより、運転コストの低減化が図られる。
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2図は同上
実施例に用いた堅型多段式焼却炉の要部平面図である。 2……遠心型ろ過機(分離手段) 5……機械再圧縮型蒸発装置 8……気液分離器 9……圧縮機 10……熱交換器 17……レーキ 18……移動鎖 19……堅型多段式焼却炉 23……開孔部 S……ケーキ L1……ろ液 L2……濃縮ろ液 T1,T2…Tn……トレイ
実施例に用いた堅型多段式焼却炉の要部平面図である。 2……遠心型ろ過機(分離手段) 5……機械再圧縮型蒸発装置 8……気液分離器 9……圧縮機 10……熱交換器 17……レーキ 18……移動鎖 19……堅型多段式焼却炉 23……開孔部 S……ケーキ L1……ろ液 L2……濃縮ろ液 T1,T2…Tn……トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B01D 1/28 9153−4D (56)参考文献 特開 昭55−56879(JP,A) 特開 昭51−125961(JP,A) 特開 昭57−71686(JP,A) 特公 昭51−42435(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】焼酎蒸留廃液をケーキとろ液に分離する分
離装置と、上記ろ液を加熱する熱交換器を介してろ液を
循環させ、蒸気を分離して、ろ液を濃縮する気液分離器
および気液分離器で発生した蒸気を圧縮し前記熱交換器
へ熱源として送る圧縮器を備えた機械再圧縮型蒸発装置
と、適宜の間隔をおいて複数のトレイが縦方向に設けら
れ、トレイの開口部から焼却物を下方のトレイに移動さ
せるために、下端がトレイ上面に当接するように移動鎖
が各トレイ間で回転するレーキに取り付けられ、上記ケ
ーキと濃縮ろ液の混合物を焼却すると共に排ガスを熱源
とする熱媒体を上記熱交換器の熱媒路に送る竪型多段式
焼却炉を具備したことを特徴とする焼酎蒸留廃液の処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130926A JPH0659470B2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 焼酎蒸留廃液の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130926A JPH0659470B2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 焼酎蒸留廃液の処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01299687A JPH01299687A (ja) | 1989-12-04 |
JPH0659470B2 true JPH0659470B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=15045959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63130926A Expired - Lifetime JPH0659470B2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 焼酎蒸留廃液の処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659470B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558573A (en) * | 1978-07-05 | 1980-01-22 | Seiichi Tan | Method and apparatus for treating waste fluid |
JPS5556879A (en) * | 1978-10-24 | 1980-04-26 | Kuraray Co Ltd | Night soil incineration treatment apparatus |
JPS5630526A (en) * | 1979-08-20 | 1981-03-27 | Noritake Co Ltd | Plant for heat treatment of waste fluid |
JPS5735075A (en) * | 1980-06-28 | 1982-02-25 | Michio Arita | Preceding processing of polyester type fiber by hydrolysis |
-
1988
- 1988-05-28 JP JP63130926A patent/JPH0659470B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01299687A (ja) | 1989-12-04 |
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