JPH0658923A - 経時インジケーター - Google Patents
経時インジケーターInfo
- Publication number
- JPH0658923A JPH0658923A JP23163592A JP23163592A JPH0658923A JP H0658923 A JPH0658923 A JP H0658923A JP 23163592 A JP23163592 A JP 23163592A JP 23163592 A JP23163592 A JP 23163592A JP H0658923 A JPH0658923 A JP H0658923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peroxide
- chromogen
- base material
- color tone
- decomposition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の経時インジケーターの欠点を解決し、
周辺に悪影響を及ぼさず又周辺の環境条件の影響を受け
ず、検出すべき有効期限を広い範囲で簡易に設定するこ
とが出来る簡便な経時インジケーターを提供すること。 【構成】 過酸化物と色原体を基材に保持させてなり、
上記過酸化物の分解に伴い、色原体が酸化され、色調変
化を生ずることを特徴とする経時インジケーター。
周辺に悪影響を及ぼさず又周辺の環境条件の影響を受け
ず、検出すべき有効期限を広い範囲で簡易に設定するこ
とが出来る簡便な経時インジケーターを提供すること。 【構成】 過酸化物と色原体を基材に保持させてなり、
上記過酸化物の分解に伴い、色原体が酸化され、色調変
化を生ずることを特徴とする経時インジケーター。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防虫剤、芳香剤、脱臭
剤等の有効期限の限られた製品の効力の有無を、色調変
化により目視判別する為の経時インジケーターに関す
る。
剤等の有効期限の限られた製品の効力の有無を、色調変
化により目視判別する為の経時インジケーターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に自動車内や室内等で用いら
れる消臭剤については、空気中の匂い成分を吸着し除去
する活性炭の様な吸着剤が用いられている。しかし、こ
うした吸着剤は、時間経過と共に吸着能力が低下し、消
臭効力の減退を来す。又、同様に自動車内や室内で用い
られる芳香剤についても、芳香成分の揮散消失により効
力の低下を来す。その為、こうした消臭剤や芳香剤は、
それぞれの有効期限が限られているが、こうした有効期
限を判断して交換するという操作は煩わしく且つ現実に
は困難である。そこで適正な交換時期を一目で知ること
の出来る手段が必要になる。
れる消臭剤については、空気中の匂い成分を吸着し除去
する活性炭の様な吸着剤が用いられている。しかし、こ
うした吸着剤は、時間経過と共に吸着能力が低下し、消
臭効力の減退を来す。又、同様に自動車内や室内で用い
られる芳香剤についても、芳香成分の揮散消失により効
力の低下を来す。その為、こうした消臭剤や芳香剤は、
それぞれの有効期限が限られているが、こうした有効期
限を判断して交換するという操作は煩わしく且つ現実に
は困難である。そこで適正な交換時期を一目で知ること
の出来る手段が必要になる。
【0003】従来より、こうした有効期限の検出を目的
とした、色変化を利用する経時インジケーターが種々提
案されてきた。これらは、pH指示薬とアルカリ性物質
を含み、アルカリ性物質の蒸散による変色を利用するも
の(特開昭56−131684号公報、特開昭62−1
79640号公報)、可変性色素とアルカリ性物質を含
み、空気中の酸素又は湿気による変色を利用するもの
(特開昭57−104884号公報)、塩化物とコバル
ト化合物により生成する錯体を含有する水溶液を含み、
水の蒸散による濃縮に伴う発色を利用するもの(特開昭
62−142564号公報)、色素と有機溶媒を含み、
有機溶媒の揮散による発色を利用するもの(特開平1−
161081号公報、特開平2−290591号公
報)、光により変色する物質を利用するもの(特公平2
−33385号公報)等である。
とした、色変化を利用する経時インジケーターが種々提
案されてきた。これらは、pH指示薬とアルカリ性物質
を含み、アルカリ性物質の蒸散による変色を利用するも
の(特開昭56−131684号公報、特開昭62−1
79640号公報)、可変性色素とアルカリ性物質を含
み、空気中の酸素又は湿気による変色を利用するもの
(特開昭57−104884号公報)、塩化物とコバル
ト化合物により生成する錯体を含有する水溶液を含み、
水の蒸散による濃縮に伴う発色を利用するもの(特開昭
62−142564号公報)、色素と有機溶媒を含み、
有機溶媒の揮散による発色を利用するもの(特開平1−
161081号公報、特開平2−290591号公
報)、光により変色する物質を利用するもの(特公平2
−33385号公報)等である。
【0004】しかしながら、揮発性のアルカリ性物質や
有機溶媒の多くは、特有の不快臭を持ち、本来の消臭や
芳香剤の目的に反する影響を与えるし、室内や車内を汚
染する恐れがある。又、それら以外のものは、環境条
件、即ち湿度や光等により重大な影響を受け、有効期限
の検出を誤らせると云う重大な欠点を有しており、
又、、インジケーターの期限設定の自由度も低いと云う
問題があった。従って本発明の目的は、従来の経時イン
ジケーターの欠点を解決し、周辺に悪影響を及ぼさず又
周辺の環境条件の影響を受けず、検出すべき有効期限を
広い範囲で簡易に設定することが出来る簡便な経時イン
ジケーターを提供することにある。
有機溶媒の多くは、特有の不快臭を持ち、本来の消臭や
芳香剤の目的に反する影響を与えるし、室内や車内を汚
染する恐れがある。又、それら以外のものは、環境条
件、即ち湿度や光等により重大な影響を受け、有効期限
の検出を誤らせると云う重大な欠点を有しており、
又、、インジケーターの期限設定の自由度も低いと云う
問題があった。従って本発明の目的は、従来の経時イン
ジケーターの欠点を解決し、周辺に悪影響を及ぼさず又
周辺の環境条件の影響を受けず、検出すべき有効期限を
広い範囲で簡易に設定することが出来る簡便な経時イン
ジケーターを提供することにある。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、過酸化物と色原
体を基材に保持させてなり、上記過酸化物の分解に伴
い、色原体が酸化され、色調変化を生ずることを特徴と
する経時インジケーターである。
によって達成される。即ち、本発明は、過酸化物と色原
体を基材に保持させてなり、上記過酸化物の分解に伴
い、色原体が酸化され、色調変化を生ずることを特徴と
する経時インジケーターである。
【0006】
【作用】過酸化物と色原体を任意の基材に保持させ、上
記過酸化物の経時的分解に伴い、色原体が酸化され、色
調変化を生ずる。この色調変化によって、防虫剤、芳香
剤、脱臭剤等の有効期限の限られた製品の効力の有無を
目視判別することが出来る。
記過酸化物の経時的分解に伴い、色原体が酸化され、色
調変化を生ずる。この色調変化によって、防虫剤、芳香
剤、脱臭剤等の有効期限の限られた製品の効力の有無を
目視判別することが出来る。
【0007】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の経時インジケータ
ーは、使用開始時には実質的に無色であるが、含有する
過酸化物が経時的に分解し、分解に伴って発生する活性
酸素により、含有する色原体が酸化又は酸化縮合して発
色を生じ終点となる。この反応はこれら化合物が配合さ
れた基材中で生じる為、外部の湿気や光を遮断した状態
でも実質的に変わることはない。又、過酸化物の分解速
度や、色原体の酸化反応速度は、基材内のpHに依存す
るので、所定のpHの緩衝剤を共に配合することが好ま
しく、この様にすることで、より広い範囲で目的とする
検出期間の設定を容易に行うことが出来る。
発明を更に詳細に説明する。本発明の経時インジケータ
ーは、使用開始時には実質的に無色であるが、含有する
過酸化物が経時的に分解し、分解に伴って発生する活性
酸素により、含有する色原体が酸化又は酸化縮合して発
色を生じ終点となる。この反応はこれら化合物が配合さ
れた基材中で生じる為、外部の湿気や光を遮断した状態
でも実質的に変わることはない。又、過酸化物の分解速
度や、色原体の酸化反応速度は、基材内のpHに依存す
るので、所定のpHの緩衝剤を共に配合することが好ま
しく、この様にすることで、より広い範囲で目的とする
検出期間の設定を容易に行うことが出来る。
【0008】本発明の経時インジケーターに用いられる
過酸化物とは、分子内に−O−O−結合を持つ物質を意
味し、メチルエチルケトンベルオキシドやメチルイソブ
チルケトンペルオキシド等のケトンペルオキシド類、ア
セチルペルオキシドやデカノイルペルオキシド等のジア
シルペルオキシド類、クメンヒドロペルオキシドやジイ
ソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、2,5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド等のヒド
ロペルオキシド類、ジ−t−ブチルペルオキシドやジク
ミルペルオキシド等のジアルキルペルオキシド類等の有
機過酸化物又は、過酸化水素や過酸化ナトリウム等の無
機過酸化物も利用することが出来る。中でもクメンヒド
ロペルオキシドやジイソプロピルベンゼンヒドロペルオ
キシド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロ
ペルオキシド等のヒドロペルオキシド類が好ましい。
過酸化物とは、分子内に−O−O−結合を持つ物質を意
味し、メチルエチルケトンベルオキシドやメチルイソブ
チルケトンペルオキシド等のケトンペルオキシド類、ア
セチルペルオキシドやデカノイルペルオキシド等のジア
シルペルオキシド類、クメンヒドロペルオキシドやジイ
ソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、2,5−ジメ
チルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド等のヒド
ロペルオキシド類、ジ−t−ブチルペルオキシドやジク
ミルペルオキシド等のジアルキルペルオキシド類等の有
機過酸化物又は、過酸化水素や過酸化ナトリウム等の無
機過酸化物も利用することが出来る。中でもクメンヒド
ロペルオキシドやジイソプロピルベンゼンヒドロペルオ
キシド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロ
ペルオキシド等のヒドロペルオキシド類が好ましい。
【0009】又、色原体としては、ベンジジン、テトラ
メチルベンジジン、o−トリジン、o−トルイジン、o
−ジアニシジン、2,7−ジアミノフルオレノン等のア
ミノ基又は置換されたアミノ基を有する化合物や、4−
アミノアンチピリン(4−AAP)と該4−AAPとカ
ップリングを生じるカップリング剤との組み合わせ、3
−メチル−ベンゾチアゾリノンヒドラゾン(MBTH)
と該MBTHとカップリングを生じるカップリング剤と
の組み合わせ等が挙げられる。上記カップリング剤とし
ては、p−クロロフェノール、2,4−ジクロロフェノ
ール、2,4−ジブロモフェノール、2,4,6−トリ
クロロフェノール等のフェノール誘導体、4−クロロ−
1−ナフタレン、1,7−ジヒドロナフタレン等のナフ
タレン誘導体又はN,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチル−m−トルイジン、N−エチル−N−スルホプ
ロピル−m−トルイジン、N−エチル−N−(2−ヒド
ロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン、5,
6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフチルアミン、N−
エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)
−3,5−ジメトキシアニリン等のアニリン誘導体が挙
げられる。
メチルベンジジン、o−トリジン、o−トルイジン、o
−ジアニシジン、2,7−ジアミノフルオレノン等のア
ミノ基又は置換されたアミノ基を有する化合物や、4−
アミノアンチピリン(4−AAP)と該4−AAPとカ
ップリングを生じるカップリング剤との組み合わせ、3
−メチル−ベンゾチアゾリノンヒドラゾン(MBTH)
と該MBTHとカップリングを生じるカップリング剤と
の組み合わせ等が挙げられる。上記カップリング剤とし
ては、p−クロロフェノール、2,4−ジクロロフェノ
ール、2,4−ジブロモフェノール、2,4,6−トリ
クロロフェノール等のフェノール誘導体、4−クロロ−
1−ナフタレン、1,7−ジヒドロナフタレン等のナフ
タレン誘導体又はN,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチル−m−トルイジン、N−エチル−N−スルホプ
ロピル−m−トルイジン、N−エチル−N−(2−ヒド
ロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン、5,
6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフチルアミン、N−
エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)
−3,5−ジメトキシアニリン等のアニリン誘導体が挙
げられる。
【0010】又、必要に応じ、pH調整剤、湿潤剤、反
応促進剤、安定剤、増感剤等を添加することが出来る。
これらの薬剤を保持させる基材としては、濾紙等の紙、
織編物、不織布或は高分子吸収体等の吸水性物質が用い
られ、上記薬剤を適当な溶媒に溶解し、これら基材に含
浸させた後乾燥することで、目的とする本発明のインジ
ケーターを得ることが出来る。又、上記試薬にバインダ
ーを添加し、上記基材やプラスチックシートに、印刷又
はコーティングすることでも、目的とする本発明のイン
ジケーターを構成することが出来る。得られたインジケ
ーターはそのまま裁断加工することで実用に供すること
が出来るが、風呂場等湿気の多い場所等では、作製した
インジケーターを気密性の高いフイルムで覆う等、外部
と遮断することで、実用に供することが出来る。
応促進剤、安定剤、増感剤等を添加することが出来る。
これらの薬剤を保持させる基材としては、濾紙等の紙、
織編物、不織布或は高分子吸収体等の吸水性物質が用い
られ、上記薬剤を適当な溶媒に溶解し、これら基材に含
浸させた後乾燥することで、目的とする本発明のインジ
ケーターを得ることが出来る。又、上記試薬にバインダ
ーを添加し、上記基材やプラスチックシートに、印刷又
はコーティングすることでも、目的とする本発明のイン
ジケーターを構成することが出来る。得られたインジケ
ーターはそのまま裁断加工することで実用に供すること
が出来るが、風呂場等湿気の多い場所等では、作製した
インジケーターを気密性の高いフイルムで覆う等、外部
と遮断することで、実用に供することが出来る。
【0011】上記の過酸化物と色原体の使用比率は、過
酸化物と色原体の種類、及び要求される変色速度等によ
って一概には規定されないが、一般的に云えば、過酸化
物/色原体の重量比が3/1〜1/5の比率である。
又、pH調節剤等は過酸化物と色原体の組み合わせに従
って適当な緩衝剤等を選択して使用すればよい。又、基
材に含浸或は塗布する量は、発色後の色原体が明瞭に肉
眼観察することが出来る範囲であればよく、一般的には
固形分で0.5〜10g/m2 程度の含浸又は塗布量で
よい。又、含浸又は塗布後に乾燥する場合には高温で乾
燥すると、その場で色原体が発色する虞があるので、常
温乾燥、低温乾燥、減圧乾燥等が望ましい。
酸化物と色原体の種類、及び要求される変色速度等によ
って一概には規定されないが、一般的に云えば、過酸化
物/色原体の重量比が3/1〜1/5の比率である。
又、pH調節剤等は過酸化物と色原体の組み合わせに従
って適当な緩衝剤等を選択して使用すればよい。又、基
材に含浸或は塗布する量は、発色後の色原体が明瞭に肉
眼観察することが出来る範囲であればよく、一般的には
固形分で0.5〜10g/m2 程度の含浸又は塗布量で
よい。又、含浸又は塗布後に乾燥する場合には高温で乾
燥すると、その場で色原体が発色する虞があるので、常
温乾燥、低温乾燥、減圧乾燥等が望ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の経時インジケーターの実施例
につき説明するが、本発明はこの実施例に限定されるも
のではない。実施例1 濾紙(アドバンテック社製、No.514A)に0.1
Mクエン酸緩衝剤(pH5)を含浸し、引上げた後、4
0℃オーブン中で60分間乾燥させた。次に下記表1の
組成の溶液を上記基材に含浸し、同様に40℃で20分
間乾燥させた。
につき説明するが、本発明はこの実施例に限定されるも
のではない。実施例1 濾紙(アドバンテック社製、No.514A)に0.1
Mクエン酸緩衝剤(pH5)を含浸し、引上げた後、4
0℃オーブン中で60分間乾燥させた。次に下記表1の
組成の溶液を上記基材に含浸し、同様に40℃で20分
間乾燥させた。
【表1】
【0013】更にその後、5%ヒドロキシプロピルセル
ロース(6cs)クロロホルム溶液に含浸し、同様に4
0℃で20分間乾燥させ、本発明のインジケーターを作
製した。これを室内に放置し、目視観察にて所定の色見
本(パントン社製354U、青緑)と同一の発色色調を
示した時点を終点とした。結果を表3に示した。実施例2 実施例1におけるクエン酸緩衝液のpHを6とした他
は、実施例1と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例3 実施例1におけるクエン酸緩衝液のpHを7とした他
は、実施例1と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例4 実施例1におけるクエン酸緩衝液のpHを8とした他
は、実施例1と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例5 濾紙(アドバンテック社製、No.514A)に表2の
組成の溶液を含浸し、引上げた後、40℃オーブン中で
60分間乾燥させた。
ロース(6cs)クロロホルム溶液に含浸し、同様に4
0℃で20分間乾燥させ、本発明のインジケーターを作
製した。これを室内に放置し、目視観察にて所定の色見
本(パントン社製354U、青緑)と同一の発色色調を
示した時点を終点とした。結果を表3に示した。実施例2 実施例1におけるクエン酸緩衝液のpHを6とした他
は、実施例1と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例3 実施例1におけるクエン酸緩衝液のpHを7とした他
は、実施例1と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例4 実施例1におけるクエン酸緩衝液のpHを8とした他
は、実施例1と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例5 濾紙(アドバンテック社製、No.514A)に表2の
組成の溶液を含浸し、引上げた後、40℃オーブン中で
60分間乾燥させた。
【0014】
【表2】
【0015】次に、濃度200mg/dlの2,5−ジ
メチルヘキサン−2,5−ジメチルヒドロペルオキシド
のエタノール溶液に含浸し、同様に40℃で20分間乾
燥させた。更にその後、5%ヒドロキシプロピルセルロ
ース(6cs)クロロホルム溶液に含浸し、同様に40
℃で20分間乾燥させ、本発明のインジケーターを作製
した。これを室内に放置し、目視観察にて、所定の色見
本(バントン社製508U、赤紫)と同一の発色色調を
示した時点を終点とした。結果を表3に示した。実施例6 実施例5におけるクエン酸緩衝液のpHを6とした他
は、実施例5と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例7 実施例5におけるクエン酸緩衝液のpHを7とした他
は、実施例5と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例8 実施例5におけるクエン酸緩衝液のpHを8とした他
は、実施例5と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。
メチルヘキサン−2,5−ジメチルヒドロペルオキシド
のエタノール溶液に含浸し、同様に40℃で20分間乾
燥させた。更にその後、5%ヒドロキシプロピルセルロ
ース(6cs)クロロホルム溶液に含浸し、同様に40
℃で20分間乾燥させ、本発明のインジケーターを作製
した。これを室内に放置し、目視観察にて、所定の色見
本(バントン社製508U、赤紫)と同一の発色色調を
示した時点を終点とした。結果を表3に示した。実施例6 実施例5におけるクエン酸緩衝液のpHを6とした他
は、実施例5と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例7 実施例5におけるクエン酸緩衝液のpHを7とした他
は、実施例5と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。実施例8 実施例5におけるクエン酸緩衝液のpHを8とした他
は、実施例5と同様に作製し、同様の評価を行った。結
果を表3に示した。
【0016】
【表3】
【0017】又、同一の試料を透明粘着テープで完全に
覆い、40℃、湿度75%の恒温恒湿室に保存し、同じ
ものを40℃の乾燥オーブン中に置いた場合と比較し
た。保存期間40日までの観測では両者の発色度合いに
は差は認められなかった。
覆い、40℃、湿度75%の恒温恒湿室に保存し、同じ
ものを40℃の乾燥オーブン中に置いた場合と比較し
た。保存期間40日までの観測では両者の発色度合いに
は差は認められなかった。
【0018】
【効果】以上述べた様に、本発明によれば、外部環境の
影響を受けずに、幅広い範囲で判定期間を容易に設定す
ることが出来るインジケーターを提供することが出来、
これらのインジケーターは、消臭剤、芳香剤、防虫剤等
の有効期限を知らせる目的に対して有効である。
影響を受けずに、幅広い範囲で判定期間を容易に設定す
ることが出来るインジケーターを提供することが出来、
これらのインジケーターは、消臭剤、芳香剤、防虫剤等
の有効期限を知らせる目的に対して有効である。
Claims (4)
- 【請求項1】 過酸化物と色原体を基材に保持させてな
り、上記過酸化物の分解に伴い、色原体が酸化され、色
調変化を生ずることを特徴とする経時インジケーター。 - 【請求項2】 過酸化物と色原体が基材に塗布、含浸又
は滴下により保持されている請求項1に記載の経時イン
ジケーター。 - 【請求項3】 緩衝剤等のpH調整手段を含有する請求
項1に記載の経時インジケーター。 - 【請求項4】 空気中の湿気や酸素を遮断する手段が設
けられている請求項1に記載の経時インジケーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163592A JPH0658923A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 経時インジケーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163592A JPH0658923A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 経時インジケーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658923A true JPH0658923A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16926598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23163592A Pending JPH0658923A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 経時インジケーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327589A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Rengo Co Ltd | 悪臭吸着剤 |
US11446126B2 (en) | 2016-12-14 | 2022-09-20 | Bong Kyun Oh | Dental floss member and dental floss holder |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP23163592A patent/JPH0658923A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327589A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Rengo Co Ltd | 悪臭吸着剤 |
US11446126B2 (en) | 2016-12-14 | 2022-09-20 | Bong Kyun Oh | Dental floss member and dental floss holder |
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