JPH065876A - 不揮発性半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体装置およびその製造方法

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JPH065876A
JPH065876A JP4166895A JP16689592A JPH065876A JP H065876 A JPH065876 A JP H065876A JP 4166895 A JP4166895 A JP 4166895A JP 16689592 A JP16689592 A JP 16689592A JP H065876 A JPH065876 A JP H065876A
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワード線の間隔を狭めることが可能であり、
したがってセルサイズの大幅な縮小が可能で、高集積化
を図ることができる不揮発性半導体装置を提供するこ
と。 【構成】 メモリセルのドレイン領域用拡散層24aに
対して接続されるビット線が、ソース・ドレイン領域用
拡散層24a,24bの下方に半導体基板2内に埋め込
まれるように形成され、ソース・ドレイン領域用拡散層
24a,24bと同一の導電型のビット線用拡散層30
で構成される。ビット線用拡散層30と、ソース・ドレ
イン領域用拡散層24aとは、ソース・ドレイン領域用
拡散層と同一の導電型で、しかも所定パターンに半導体
基板内に埋め込まれるように形成されたコンタクト用拡
散層32により接続される。半導体基板2の表面に、ス
トライプ状の選択酸化素子分離領域4aを形成し、この
選択酸化素子分離領域4aをマスクとして、イオン注入
法により、自己整合的にビット線用拡散層30aを半導
体基板内部に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばEPROM、
2 PROM、あるいはマスクROMなどの不揮発性半
導体装置に係わり、さらに詳しくは、セルサイズの縮小
を可能とした不揮発性半導体装置の構造およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の書き込みおよび消去が可能な不揮
発性半導体メモリ装置として、EPROMが知られてい
る。EPROMの概略の断面および平面図を図14,1
5にそれぞれ示す。
【0003】このEPROMでは、半導体基板2の表面
に、選択酸化素子分離領域(LOCOS)4およびゲー
ト絶縁層6が形成してあり、ゲート絶縁層6の上に、た
とえばポリシリコン膜で構成されるフローティングゲー
ト8が形成してある。フローティングゲート8の上に
は、中間絶縁層10を介してたとえばポリシリコン膜で
構成されるコントロールゲート12が積層してある。フ
ローティングゲート8およびコントロールゲート12の
成膜パターンは、図15に示すように、所定間隔で列状
に配置されたコントロールゲート12の下方に、フロー
ティングゲート8がコントロールゲート12の長手方向
に沿って所定間隔で配置されるようなパターンである。
各フローティングゲート8のパターンが、一メモリセル
に対応する。
【0004】フローティングゲート8およびコントロー
ルゲート12が所定のパターンで成膜された後の半導体
基板2の表面には、ソース・ドレイン領域と成る不純物
拡散層24a,24bがイオン注入法などで自己整合的
に形成してある。
【0005】コントロールゲート12の上には、層間絶
縁層14を介してアルミニウムなどで構成される金属電
極層16が所定のパターンで積層してある。金属電極層
16は、図14に示すように、コンタクトホール26を
通じてメモリセルのドレイン領域となる不純物拡散層2
4aに対して接続される。金属電極層16の上には、図
示しないオーバコート層が成膜される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
EPROMでは、メモリセルのドレイン領域となる不純
物拡散層24aに対してコンタクトホール26を通じて
金属電極層16が接続される構成であるため、ワード線
となるコントロールゲート12,12間の間隔Lを、コ
ンタクトホール26の大きさおよび形成誤差を見込んで
大きく設計する必要があった。そのため、セルサイズの
縮小化が困難であり、高集積化の要請に反していた。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、ワード線の間隔を狭めることが可能であり、したが
ってセルサイズの大幅な縮小が可能で、高集積化を図る
ことができる不揮発性半導体装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の不揮発性半導体装置は、半導体基板上に、
メモリセルがマトリックス状に形成してある不揮発性半
導体装置であって、メモリセルに対して接続されるビッ
ト線が、ソース・ドレイン領域用拡散層の下方に半導体
基板内に埋め込まれるように形成され、ソース・ドレイ
ン領域用拡散層と同一の導電型のビット線用拡散層で構
成される。上記ビット線用拡散層と、ソース・ドレイン
領域用拡散層とは、ソース・ドレイン領域用拡散層と同
一の導電型で、しかも所定パターンに半導体基板内に埋
め込まれるように形成されたコンタクト用拡散層により
接続されることが好ましい。また、本発明では、半導体
基板の表面に、ストライプ状の選択酸化素子分離領域を
形成し、この選択酸化素子分離領域をマスクとして、イ
オン注入法により、自己整合的にビット線用拡散層を半
導体基板内部に形成することが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の不揮発性半導体装置では、メモリセル
に対して接続されるビット線が、ソース・ドレイン領域
用拡散層の下方に半導体基板内に埋め込まれるように形
成されたビット線用拡散層で構成されているので、ビッ
ト線との接続のために、ソース・ドレイン領域用拡散層
に対して臨むコンタクトホールを形成する必要がなくな
る。その結果、コンタクトホールの大きさおよびコンタ
クトホールの形成誤差を見込んでメモリセルのワード線
間隔を広げる必要がなくなり、ワード線間隔を、ホトリ
ソグラフィによって律速される限界まで狭めることが可
能になる。また、特にストライプ状の選択酸化素子分離
領域をマスクとして、イオン注入法により、自己整合的
にビット線用拡散層を半導体基板内部に形成する本発明
では、レジストのパターニングなどの工程が不用とな
り、製造工程の削減が可能となる。その結果、マスクズ
レによる隣接埋め込みビット線間の接近に伴うセル間の
干渉および埋め込みビット線の線幅減少による抵抗増を
防止することが可能になる。さらに、本発明では、コン
タクト用拡散層を、記憶すべき情報に対応したパターン
で形成することにより、新規な構造のマスクROMを実
現することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る不揮発性半導
体装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例に係るEPROMの要部断面図、
図2は図1に示すII-II 線に沿う要部断面図、図3は同
実施例のEPROMの要部平面図、図4,5は同実施例
のEPROMの製造過程を示す要部断面図、図6〜9は
本発明の他の実施例に係るEPROMの製造過程を示す
要部断面斜視図、図10は図9に示すX−X線に沿う断
面図、図11は同実施例のEPROMの概略平面図、図
12は周辺回路を示す概略断面図、図13は本発明の他
の実施例に係るマスクROMの概略断面図である。
【0011】図1〜3に示すように、本実施例のEPR
OM20では、たとえばシリコン製の半導体基板2の表
面に、選択酸化素子分離領域(LOCOS)4およびゲ
ート絶縁層6が形成してあり、ゲート絶縁層6の上に、
フローティングゲート8が形成してある。LOCOS4
およびゲート絶縁層6は、半導体基板2の表面を酸化す
ることにより形成され、酸化シリコン膜で構成される。
フローティングゲート8は、たとえばCVD法で成膜さ
れるポリシリコン膜で構成される。
【0012】フローティングゲート8の上には、中間絶
縁層10を介してコントロールゲート12が積層してあ
る。中間絶縁層10としては、たとえば、リーク電流が
少なく膜厚制御性に優れたONO膜(SiO2 /SiN
/SiO2 )などの積層膜などが用いられる。コントロ
ールゲート12は、ポリシリコン膜あるいはポリサイド
膜(タングステンシリサイド、モリブテンシリサイド、
チタンシリサイド、タンタルシリサイドなどのシリサイ
ド膜とポリシリコン膜との積層膜)などで構成される。
【0013】フローティングゲート8およびコントロー
ルゲート12の成膜パターンは、図3に示すように、所
定間隔で列状に配置されたコントロールゲート12の下
方に、フローティングゲート8がコントロールゲート1
2の長手方向に沿って所定間隔で配置されるようなパタ
ーンである。各フローティングゲート8のパターンが、
一メモリセルに対応する。
【0014】図1に示すように、フローティングゲート
8およびコントロールゲート12が所定のパターンで成
膜された後の半導体基板2の表面には、ドレイン領域と
成る不純物拡散層24aと、ソース領域と成る不純物拡
散層24bとがイオン注入法などで自己整合的に形成し
てある。不純物拡散層24a,24bは、特に限定され
ないが、半導体基板2がP型半導体基板である場合に
は、N+ の不純物拡散層で構成される。
【0015】ソース・ドレイン領域と成る不純物拡散層
24a,24bの下方には、ビット線用拡散層30が半
導体基板2内に埋め込まれるように形成してある。この
ビット線用拡散層30は、従来のビット線と同様なパタ
ーンで形成され、ワード線となるコントロールゲート1
2に対して略直角方向に所定間隔で形成される。このビ
ット線用拡散層30は、ソース・ドレイン領域と成る不
純物拡散層24a,24bと同一の導電型の不純物拡散
層で構成される。この拡散層30の形成方法については
後述する。
【0016】ビット線用拡散層30の形成深さは、不純
物拡散層24a,24bに対して絶縁できる程度であれ
ば特に限定されないが、たとえばゲート絶縁層6から約
0.4μm以上の深さである。
【0017】ビット線用拡散層30と、各メモリセルの
ドレイン領域となる不純物拡散層24aとは、コンタク
ト用拡散層32を通して接続される。コンタクト用拡散
層32は、ドレイン領域と成る不純物拡散層24aと同
一導電型の不純物拡散層で構成される。このコンタクト
用拡散層32は、図3にも示すように、ドレイン領域と
成る不純物拡散層24aとビット線用拡散層30との中
間深さ位置に所定のパターンで形成され、両者を電気的
に接続するようになっている。このコンタクト用拡散層
32の形成方法については後述する。
【0018】コントロールゲート12の上には、図1に
示すように、層間絶縁層36およびオーバコート層38
が形成してある。層間絶縁層36は、たとえばCVD法
で成膜してある酸化シリコン層などで構成される。ま
た、オーバコート層38は、特に限定されないが、たと
えば、プラズマCVD法で得られる窒化シリコン膜(P
−SiN膜)などで構成される。
【0019】このようなEPROM20の製造プロセス
を次に説明する。図3に示すIV-IV 線に沿う断面である
図4(A)と、図3に示すV −V 線に沿う断面である図
5(A)とに示すように、まずシリコンウェーハなどで
構成される半導体基板2を準備し、その表面に、各メモ
リセルを素子分離するためのLOCOS4を熱酸化法に
より形成する。次に、各LOCOS4間に位置する半導
体基板2の表面に、熱酸化法でゲート絶縁層6を形成す
る。
【0020】次に、図4(B)および図5(B)に示す
ように、ビット線用拡散層30を、半導体基板2内に埋
め込まれるように形成するためのイオン注入を行う。イ
オン注入に際しては、半導体基板2がP型半導体基板で
ある場合には、AsやPなどのN型の不純物を用い、A
sであれば約400〜600KeVのエネルギーで、P
であれば約100〜200KeVのエネルギーでイオン
注入を行う。ドーズ量は特に限定されないが、約1×1
15cm-2である。このようなイオン注入により、ゲー
ト絶縁層6からの深さ約0.4μm以上の位置に不純物
濃度のピークを有する埋め込み型のビット線用拡散層3
0を形成することができる。
【0021】なお、このイオン注入に際しては、不必要
な部分に対してイオン注入されることを防止するため
に、レジスト膜を用いる必要があるが、LOCOS4が
あるため、図3に示すように、LOCOS4が切れる共
通ソース部分42のみをレジストマスクでマスクすれば
よい。ただし、LOCOS4に沿って共通ソース部分4
2を列状にマスクするようにしても良い。その場合に
は、LOCOS4の上にも、レジスト膜がマスキングさ
れる。
【0022】次に、本実施例では、ビット線用拡散層3
0を形成するためのレジスト膜を用いたイオン注入法に
より、ビット線用拡散層30の上層側に、分離用拡散層
40を形成する。分離用拡散層40を形成のためにイオ
ン注入される不純物の導電型は、ビット線用拡散層で用
いられた不純物の導電型と反対極性であり、たとえばB
などのP型不純物が用いられる。分離用拡散層40は、
ビット線用拡散層30が直接ソース・ドレイン領域用の
不純物拡散層24a,24bに対して導通することを防
止するためのストッパ用の拡散層である。イオン注入時
の不純物濃度は、基板内のある深さでピークを有するよ
うに分布するため、ビット線用拡散層30を形成するた
めのイオン注入によりソース・ドレイン領域付近にまで
分布するN型不純物の濃度を中和させる作用を有する。
なお、分離用拡散層40を設けることなく、半導体基板
2自身の不純物濃度を高めておくことも考えられる。分
離用拡散層40と半導体基板2とは、反対極性の導電型
であるので、半導体基板に対する不純物の濃度を高めて
おくことで、分離用拡散層を設けることなく、ビット線
用拡散層の不純物濃度分布を急勾配にすることができ
る。
【0023】次に、図4,5(C)に示すように、レジ
スト膜を取り除いた後に、ゲート絶縁層6の表面に、フ
ローティングゲート8となるポリシリコン膜をCVD法
などで成膜し、このフローティングゲート8を覆うよう
に、たとえばONO積層膜で構成される中間絶縁層10
を成膜する。次に、中間絶縁層10の表面に、コントロ
ールゲート12と成るポリシリコン膜をCVD法などで
成膜し、RIEなどを用いて連続して所定のパターンに
エッチングすることにより、所定パターンのコントロー
ルゲート12およびフローティングゲート8を得る。コ
ントロールゲート12は、ポリサイド膜などで構成する
こともできる。
【0024】コントロールゲート12が形成された後に
は、半導体基板2の表面に、ソース・ドレイン領域およ
び共通ソース領域となる不純物拡散層24a,24b,
42をイオン注入法などでコントロールゲートおよびL
OCOS4に対して自己整合的に形成する。イオン注入
時に用いる不純物の導電型は、ビット線用拡散層30と
同一の導電型の不純物であり、たとえばAsやPなどの
N型の不純物である。そのイオン注入時のエネルギー
は、特に限定されないが、Asであれば約300〜50
0KeVのエネルギーで、Pであれば約100〜200
KeVのエネルギーでイオン注入を行う。ドーズ量は特
に限定されないが、約3×1015cm-2である。
【0025】次に、本実施例では、ドレイン領域と成る
不純物拡散層24aと、ビット線用拡散層との接続を図
るために、レジストマスクを用いて所定のパターンに、
イオン注入を行い、コンタクト用拡散層32を形成す
る。このイオン注入に用いる不純物としては、特に限定
されないが、不純物拡散層24aと同一の導電型であ
り、たとえばAsやPなどのN型の不純物を用い、As
であれば約300〜500KeVのエネルギーで、Pで
あれば約100〜200KeVのエネルギーでイオン注
入を行う。ドーズ量は特に限定されないが、たとえば約
5×1014cm-2である。イオン注入後には熱処理によ
る拡散が行われる。
【0026】次に、コントロールゲート層12の上に層
間絶縁層36を成膜する。層間絶縁層36は、特に限定
されないが、たとえばCVD法で得られる酸化シリコン
層などで構成される。本実施例では、層間絶縁層36に
は、ビット線のためのコンタクトホールを形成する必要
がない。
【0027】次に、本発明の他の実施例について図6〜
11に基づき説明する。図6〜11に示すように、この
実施例では、半導体基板2の表面に、ストライプ状のL
OCOS4aを形成し、このLOCOS4aをマスクと
して、イオン注入法により、自己整合的にビット線用拡
散層30aを半導体基板2内部に形成する。
【0028】この実施例に係るEPROMの製造プロセ
スの一例を次に示す。まず、シリコン製半導体基板の表
面に、パッド用酸化シリコン膜を成膜した後、選択酸化
用の窒化シリコン膜をCVD法などで成膜する(図示せ
ず)。そして、窒化シリコン膜をストライプ状のLOC
OSパターンでパターニングし、チャネルストップ用イ
オン注入を行う。次に、図6に示すように、半導体基板
2の表面を熱酸化し、約600nm程度の膜厚のストラ
イプ状のLOCOS4aを得る。
【0029】次に、図7に示すように、ビット線用拡散
層30aを、半導体基板2内に埋め込まれるように形成
するためのイオン注入を行う。イオン注入に際しては、
半導体基板2がP型半導体基板である場合には、Asや
PなどのN型の不純物を用い、Asであれば約700K
eVのエネルギーでエネルギーでイオン注入を行う。ド
ーズ量は特に限定されないが、約4×1015cm-2であ
る。このようなイオン注入により、深さ約0.4μm以
上の位置に不純物濃度のピークを有する埋め込み型のビ
ット線用拡散層30aを、LOCOS4aに対して自己
整合的に形成することができる。ビット線用拡散層30
aは、LOCOS4aに対して自己整合的に形成される
ことから、その幅Bおよび間隔Lは一定となる。
【0030】次に、図8に示すように、半導体基板2の
表面にゲート絶縁層6を形成するために、20nm程度
の酸化シリコン膜をCVD法などで成膜する。その表面
には、フローティングゲートとなる第1ポリシリコン膜
をCVD法により成膜する。この第1ポリシリコン膜
は、所定パターンのレジストが成膜された状態でRIE
され、レジストのパターンに加工される。
【0031】その後、中間絶縁層10となる酸化シリコ
ン膜を約20nm程度CVD法で成膜し、その上に、コ
ントロールゲート12となる第2ポリシリコン膜をCV
D法で成膜する。この第2ポリシリコン膜は、所定パタ
ーンのレジストが成膜された状態でRIEされ、レジス
トのパターンに加工される。次に、中間絶縁層10とな
る酸化シリコン膜、フローティングゲート8となるポリ
シリコン膜を、順次RIEによりエッチングする。
【0032】次に、図9および図11に示すように、F
OE(Field Oxide Etch)窓明けによりパターニング
を行い、ストライプ状のLOCOS4aを、コントロー
ルゲート12をマスクの一部に用いて所定のパターンに
エッチングし、共通ソース領域用拡散層42aとなる基
板2の表面を露出させる。
【0033】次に、図9〜図11に示すように、半導体
基板2の表面に、ソース・ドレイン領域および共通ソー
ス領域となる不純物拡散層24a,42aを、イオン注
入法などで、コントロールゲート12およびエッチング
されたLOCOS4aに対して自己整合的に形成する。
イオン注入時に用いる不純物の導電型は、ビット線用拡
散層30aと同一の導電型の不純物であり、たとえばA
sやPなどのN型の不純物である。そのイオン注入時の
エネルギーは、特に限定されないが、Asであれば約3
00〜500KeVのエネルギーで、Pであれば約10
0〜200KeVのエネルギーでイオン注入を行う。ド
ーズ量は特に限定されないが、約3×1015cm-2であ
る。
【0034】次に、コントロールゲート12の上に約5
00nm程度の酸化シリコン膜などで構成される層間絶
縁膜層36を成膜し、その上から、所定のパターンで、
コンタクト用拡散層32aを形成するためのイオン注入
を行う。その後、周辺回路形成のために、層間絶縁膜層
の成膜、層間絶縁膜層に対するコンタクトホールの形
成、アルミニウム配線層の形成、アルミニウム配線層の
パターニングなどを行う。なお、コンタクト用拡散層3
2aを形成するためのイオン注入に際しては、周辺回路
部は、レジストで全面を覆っておき、イオン注入されな
いようにする。
【0035】本実施例では、ビット線用拡散層が、スト
ライプ状のLOCOSに沿って自己整合的に形成される
ことから、ビット線用拡散層30aが、隣接するセルト
ランジスタのドレイン領域(拡散層24a)側へはみ出
すことを有効に防止することができる。したがって、セ
ルトランジスタのドレイン(拡散層24a)と隣接ビッ
ト線用拡散層30aとのパンチスルーのおそれを有効に
解消することができる。また、隣接するビット線用拡散
層30a相互間の距離Lは、ストライプ状のLOCOS
間隔で一義的に決定され、常に一定となると共に、ビッ
ト線用拡散層の線幅Bも一定となる。ビット線用拡散層
30aの線幅Bが一定となれば、抵抗値のばらつきを防
止することができ、セルトランジスタ製造のための歩留
まりが向上すると共に、安定化する。
【0036】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、ビット線用拡散層30の低抵抗
化を図るために、ビット線用拡散層30,30aの一定
の長さ毎に、アルミニウムなどの金属電極層でシャント
し、ビット線用拡散層30,30aの見かけ上の抵抗を
低減することができ、メモリセルの高速動作を実現する
ことができる。
【0037】また、図12に示すように、周辺回路50
でも、埋め込み型のビット線用拡散層30bを、配線用
として用いることにより、半導体基板2上に積層される
使用可能配線層数を一つ増大させることができる。なお
図12中、符号32bはコンタクト用拡散層、52は周
辺回路50の拡散層、54は周辺回路50のゲート電
極、56はアルミ配線用コンタクトホール、58はアル
ミ配線、38はオーバコート層である。
【0038】さらに、上述した実施例では、EPROM
を例にとり本発明を説明したが、本発明の構造は、EP
ROMに限定されず、E2 PROM、フラッシュ型メモ
リなどの電気的消去型の不揮発性半導体装置、あるいは
その他の不揮発性半導体装置に対しても適用することが
できる。
【0039】たとえば図13は、本発明をマスクROM
に適用した例を示している。この実施例では、LOCO
S4bにより、それぞれのセルトランジスタ60が完全
に分離されており、各セルトランジスタ60のドレイン
領域用拡散層61と、ビット線用拡散層30cとを、記
憶すべき情報に対応したパターンで形成されたコンタク
ト用拡散層32cにより、適宜接続することで、マスク
ROMを実現している。なお図13中、符号62はゲー
ト絶縁層、64はセントランジスタのゲート電極であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、メモリセルのソース・ドレイン領域用拡散層に対し
て接続されるビット線が、ソース・ドレイン領域用拡散
層の下方に半導体基板内に埋め込まれるように形成され
たビット線用拡散層で構成されているので、ビット線と
の接続のために、ソース・ドレイン領域用拡散層に対し
て臨むコンタクトホールを形成する必要がなくなる。そ
の結果、コンタクトホールの大きさおよびコンタクトホ
ールの形成誤差を見込んでメモリセルのワード線間隔を
広げる必要がなくなり、ワード線間隔を、ホトリソグラ
フィによって律速される限界まで狭めることが可能にな
る。したがって、メモリセルサイズの大幅な縮小が可能
になり、高集積化が可能になる。また、ビット線接続用
のコンタクトホールの開口が不用になることから、ビッ
ト線コンタクトホール開口に伴う製造歩留まり低下がな
くなり、歩留まり向上の観点からも有利である。
【0041】特に、ストライプ状の選択酸化素子分離領
域をマスクとして、イオン注入法により、自己整合的に
ビット線用拡散層を半導体基板内部に形成する本発明で
は、レジストのパターニングなどの工程が不用となり、
製造工程の削減が可能となる。その結果、マスクズレに
よる隣接埋め込みビット線間の接近に伴うセル間の干渉
および埋め込みビット線の線幅減少による抵抗増を防止
することが可能になる。この点でも、不揮発性半導体装
置の製造歩留まりが向上する。さらに、本発明では、コ
ンタクト用拡散層を、記憶すべき情報に対応したパター
ンで形成することにより、新規な構造のマスクROMを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るEPROMの要部断面
図である。
【図2】図1に示すII-II 線に沿う要部断面図である。
【図3】同実施例のEPROMの要部平面図である。
【図4】同実施例のEPROMの製造過程を示す要部断
面図である。
【図5】同実施例のEPROMの製造過程を示す要部断
面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るEPROMの製造過
程を示す要部断面斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例に係るEPROMの製造過
程を示す要部断面斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例に係るEPROMの製造過
程を示す要部断面斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例に係るEPROMの製造過
程を示す要部断面斜視図である。
【図10】図9に示すX−X線に沿う概略断面図であ
る。
【図11】同実施例のEPROMの概略平面図である。
【図12】周辺回路を示す要部概略断面図である。
【図13】本発明のさらにその他の実施例に係るマスク
ROMの要部概略断面図である。
【図14】従来例に係るEPROMの要部断面図であ
る。
【図15】同従来例に係るEPROMの平面図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 4.4a… LOCOS(選択酸化素子分離領域) 6… ゲート絶縁層 8… フローティングゲート 10… 中間絶縁層 12… コントロールゲート 14… 層間絶縁層 16… 金属電極層 20… EPROM 24a,24b… 不純物拡散層 30,30a,30b,30c… ビット線用拡散層 32,32a,32b,32c… コンタクト用拡散層 42a… 共通ソース用拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115 8728−4M H01L 27/10 434

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、メモリセルがマトリッ
    クス状に形成してある不揮発性半導体装置であって、 各メモリセルに対して接続されるビット線が、ソース・
    ドレイン領域用拡散層の下方に半導体基板内に埋め込ま
    れるように形成され、ソース・ドレイン領域用拡散層と
    同一の導電型のビット線用拡散層で構成されることを特
    徴とする不揮発性半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記ビット線用拡散層と、ソース・ドレ
    イン領域用拡散層とは、ソース・ドレイン領域用拡散層
    と同一の導電型で、しかも所定パターンに半導体基板内
    に埋め込まれるように形成されたコンタクト用拡散層に
    より接続されることを特徴とする請求項1に記載の不揮
    発性半導体装置。
  3. 【請求項3】 ビット線用拡散層とソース・ドレイン領
    域用拡散層との間には、ビット線用拡散層に沿って、ビ
    ット線用拡散層とは反対の導電型の分離用拡散層が形成
    してある請求項1または2に記載の不揮発性半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 上記ソース・ドレイン領域用拡散層は、
    選択酸化素子分離領域間に形成され、選択酸化素子分離
    領域は、半導体基板の表面に沿ってストライプ状に形成
    されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の不揮発性半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記コンタクト用拡散層は、記憶すべき
    情報に対応したパターンで形成され、マスクROMとし
    て用いられることを特徴とする請求項2に記載の不揮発
    性半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板の表面に、ストライプ状の選
    択酸化素子分離領域を形成し、この選択酸化素子分離領
    域をマスクとして、イオン注入法により、自己整合的に
    ビット線用拡散層を半導体基板内部に形成することを特
    徴とする不揮発性半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0844662A1 (en) * 1996-11-20 1998-05-27 Texas Instruments Incorporated An EPROM cell array
EP1437772A1 (en) * 2003-01-09 2004-07-14 eMemory Technology Inc. Bi-directional fowler-nordheim tunneling flash memory
US6847087B2 (en) 2002-10-31 2005-01-25 Ememory Technology Inc. Bi-directional Fowler-Nordheim tunneling flash memory

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