JPH0658448A - グリース用潤滑装置の電磁弁 - Google Patents

グリース用潤滑装置の電磁弁

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Publication number
JPH0658448A
JPH0658448A JP22915492A JP22915492A JPH0658448A JP H0658448 A JPH0658448 A JP H0658448A JP 22915492 A JP22915492 A JP 22915492A JP 22915492 A JP22915492 A JP 22915492A JP H0658448 A JPH0658448 A JP H0658448A
Authority
JP
Japan
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spool
inner hole
valve body
valve
grease
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Pending
Application number
JP22915492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nakatani
清 中谷
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
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Publication of JPH0658448A publication Critical patent/JPH0658448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリース中のセッケン基、すなわち繊維質の
物質によって動作不良を起こさないグリース用潤滑装置
の電磁弁を提供すること。 【構成】 弁本体21が、入力口31と出力口32とが
連通する内孔30を有しこの内孔の前記入力口と出力口
の間に弁座34を備え、この弁本体の内孔に両端部に摺
動部分35、36を備えたスプール22を摺動自在に嵌
入すると共にこのスプールの途中位置に前記内孔の弁座
に離着座して前記入力口と出力口との間を開閉する弁体
37を設け、前記双方の摺動部分とその摺動部分の嵌入
した前記内孔との間に夫々シール42、43を装着し、
前記弁本体の一端に装着した電磁石23の作動鉄心50
と前記スプールの一端との間にスプールの駆動力を増大
させるてこ機構24を介在させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2方切換機能を有する
グリース用電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁弁は、特公昭57−497
90号公報に示された構成のものがある。この電磁弁の
構造は、図4に示すように、弁本体1に電磁石2を取付
け、この電磁石2が、前記弁本体1に摺動自在の嵌合し
ており、弁本体1に設けた弁座5に当接する弁体4を有
するピストン3に操作力を与えるようになっており、電
磁石2に給電されると、弁体4は弁座5から離座して、
入力口6と出力口7とを接続する。ピストン3の弁座5
の端部と弁本体1の間に装着した戻しばね8は、電磁石
2への給電が停止させられるとピストン3を図6の位置
に復帰させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した従来の電
磁弁によって制御される流体にグリースを用いる場合
は、弁本体1と電磁石2との接続部分にできる空隙10
に出力口7に連通する通路11を介してグリースが充填
される。グリースは、その構成が繊維質の物質(セッケ
ン基)に鉱油を含ませたものであるので、前述したよう
に、空隙10に充填された状態のグリースに圧力が波状
的に、長時間作用すると、空隙10のグリースの油だけ
が流出し、空隙10に繊維質の物質のみが残存し、ピス
トン3の作動がこの繊維質の物質によって阻害され、動
作しなくなる等の問題点がある。本発明は、グリース中
のセッケン基、すなわち繊維質の物質によって動作不良
を起こさないグリース用潤滑装置の電磁弁を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のグリース用潤滑
装置の電磁弁は、弁本体が、入力口と出力口とが連通す
る内孔を有しこの内孔の前記入力口と出力口の間に弁座
を備え、この弁本体の内孔に両端部に摺動部分を備えた
スプールを摺動自在に嵌入すると共にこのスプールの途
中位置に前記内孔の弁座に離着座して前記入力口と出力
口との間を開閉する弁体を設け、前記双方の摺動部分と
その摺動部分の嵌入した前記内孔との間に夫々シールを
装着し、前記弁本体の一端に装着した電磁石の作動鉄心
と前記スプールの一端との間にスプールの駆動力を増大
させるてこ機構を介在させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】この手段によると、電磁弁とスプールの間にて
こ機構を介在させ、電磁石による力を増加させたので、
前記スプールに設けたシールによる摺動抵抗を補填し、
そしてスプールの両端部分をシールしてグリースがスプ
ールの両端部外方の部分に漏れないように構成したの
で、グリースが進入してその繊維質の物質のみが残存し
てスプールの動作を阻害するような部分がなくなる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を、図1、図2に示す。こ
の電磁弁20は、弁本体21、スプール22、電磁石2
3、てこ機構24等からなる。弁本体21は、直方体ブ
ロック状の長手方の中心線に沿った内孔30、内孔30
に直角な入力口31及び出力口32を有し、その内孔3
0にスプール22を挿入してある。内孔30には、入力
口31及び出力口32の内側端が上記長手方に間隔を隔
てて開口しており、その出力口32の開口している内孔
部分が拡大されて弁室33に形成され、その弁室33の
入力口31側に弁座34が形成されている。前記内孔3
0の、入力口31および出力口32の内側端の開口した
部分及びその両外側部分は、弁本体21の部分として設
けられている部材21a、21b、21c、21dによ
って形成されており、入力口31及び弁座34は部材2
1bに、出力口32及び弁室33は部材21cに設けら
れている。入力口31及び出力口32の外側端は弁本体
21の外面に開口している。
【0007】スプール22は、両端部に摺動部分35、
36を備え、途中位置に前記弁座34に対する弁体37
を設けてある。摺動部分35、36は、軸方向に摺動自
在に内孔30に嵌合した円柱状であり、弁体37は摺動
部分35、36の摺動に伴って移動して弁座34に離着
座し、入力口31および出力口32の間を開閉するよう
になっている。スプール22の弁体37と摺動部分35
との間は小径部に形成されている。
【0008】このスプール22の一方の端部に対して復
帰ばね38がばね受け39を介して押圧作用するように
設けてあり、これによって弁体37が弁座34に着座す
る。図中40はプラグで、部材21a、21b、21
c、21dを固定しているとともに、復帰ばね38の一
端を支持している。41はロックナットである。
【0009】スプール22の両端部の摺動部分35、3
6の嵌入した内孔30には図2に示すようなシール4
2、43を設けてある。シール42は、部材21a、2
1bの形成する内孔30の内面に溝44を形成して、そ
の溝44内に断面が鋸歯状のシール部材45をOリング
46で摺動部分35に押圧するように設けてある。シー
ル43は、部材21c、21dの形成する内孔30の内
面に溝47を形成して、その溝47内に断面が鋸歯状の
シール部材48をOリング49で摺動部分36に押圧す
るように設けてある。
【0010】電磁石23は、前記弁本体21のプラグ4
0の側と反対側の一端にボルトにより固定されており、
給電により作動鉄心50が弁本体21側へ突出するよう
になっている。この作動鉄心50と前記スプール22と
は夫々の軸線が一致しないで平行にずれており、双方の
あいだにてこ機構24が設けられている。このてこ機構
はてこ51を支点軸52で弁本体21側に支持し、てこ
51に作動鉄心50とスプール22の端が当接してお
り、作動鉄心50の作用力を増幅してスプールに伝達す
るようになっている。従って、給電により作動鉄心50
が突出すると、てこ機構24を介してスプール22が復
帰ばね38に抗して駆動され、弁体37が開弁し、給電
を止めると、復帰ばね38により閉弁する。
【0011】このように構成された電磁弁20は、例え
ば図3に示すように、工場の機械設備等に対してグリー
スを用いる集中潤滑装置に使用される。電磁弁20は分
配弁60に組付けられ、ポンプPからの配管によって入
力口31にグリースを加圧供給され、制御部61からの
潤滑指令により電磁石23に給電されることによって弁
体23が開弁して、出力口32からグリースを分配弁6
0及び潤滑部への配管62を介して供給する。なお、こ
の集中潤滑装置はNo.1ゾーンからNo.nゾーンま
での各ゾーンに夫々電磁弁20を1個ずつ配置してあ
る。
【0012】電磁弁20は、入力口31から出力口32
までの間のグリースが通る部分が、スプール22の両端
部の摺動部分35、36に設けたシール42、43によ
りその双方の内側位置に確実に規制され、グリースがス
プール22の端部に達するようなことがないから、グリ
ース供給のための圧力が波状的に作用することを繰り返
しても、スプールの動作を妨げるような部分に繊維質の
物質だけが残存することが防止される。また、シール部
42、43を設けたことによりスプール22の移動抵抗
が増大するとしても、てこ機構24を介在させたことに
よって作動鉄心の作用力を倍増させることができるか
ら、電磁石を大型にする必要はなく、むしろ小型化でき
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、スプールにシールを設
けて切換部分の両側をシールしてグリースが他の部分に
漏れないように構成したので、グリースの進入による弁
の固着を防止し、電磁石の作動鉄心とスプールとの間に
てこ機構を設けてスプール駆動力を倍増させたので、シ
ールを設けたことによる摺動抵抗の増大に対応でき、か
つ小型化できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は部分破断正
面図、(b)は(a)のA−A断面を含む底面図であ
る。
【図2】同実施例のスプールに対するシール42、43
の構造を示し、(a)はシール42の断面拡大図、
(b)はシール43の断面拡大図である。
【図3】同実施例の電磁弁を使用した集中潤滑装置の一
例を示す構成図である。
【図4】従来の電磁弁の部分縦断正面図である。
【符号の説明】
20 電磁弁 21 弁本体 22 スプール 23 電磁石 24 てこ機構 30 内孔 31 入力口 32 出力口 34 弁座 35 摺動部分 36 摺動部分 37 弁体 38 復帰ばね 42 シール 43 シール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体が、入力口と出力口とが連通する
    内孔を有しこの内孔の前記入力口と出力口の間に弁座を
    備え、この弁本体の内孔に両端部に摺動部分を備えたス
    プールを摺動自在に嵌入すると共にこのスプールの途中
    位置に前記内孔の弁座に離着座して前記入力口と出力口
    との間を開閉する弁体を設け、前記双方の摺動部分とそ
    の摺動部分の嵌入した前記内孔との間に夫々シールを装
    着し、前記弁本体の一端に装着した電磁石の作動鉄心と
    前記スプールの一端との間にスプールの駆動力を増大さ
    せるてこ機構を介在させたことを特徴とするグリース用
    潤滑装置の電磁弁。
JP22915492A 1992-08-04 1992-08-04 グリース用潤滑装置の電磁弁 Pending JPH0658448A (ja)

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JP22915492A JPH0658448A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 グリース用潤滑装置の電磁弁

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JPH0658448A true JPH0658448A (ja) 1994-03-01

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ID=16887629

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22915492A Pending JPH0658448A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 グリース用潤滑装置の電磁弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU186974U1 (ru) * 2018-04-02 2019-02-12 Публичное Акционерное Общество "Одк-Сатурн" Устройство для подачи консистентной смазки

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010116