JPH0657Y2 - カッターの刃の結合体、カッターの刃及びその刃を用いたカッターナイフ - Google Patents
カッターの刃の結合体、カッターの刃及びその刃を用いたカッターナイフInfo
- Publication number
- JPH0657Y2 JPH0657Y2 JP9170389U JP9170389U JPH0657Y2 JP H0657 Y2 JPH0657 Y2 JP H0657Y2 JP 9170389 U JP9170389 U JP 9170389U JP 9170389 U JP9170389 U JP 9170389U JP H0657 Y2 JPH0657 Y2 JP H0657Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- holder
- cutter
- groove
- cutting
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] この考案は切れ味が悪くなった時順次折って使用するカ
ッターの刃及びその結合体並びにその刃を用いたカッタ
ーナイフに関するものである。
ッターの刃及びその結合体並びにその刃を用いたカッタ
ーナイフに関するものである。
[従来の技術] 従来、第9,10図に示すカッターの刃1は第7,8図
に示すように各刃1の結合体として製造される。この結
合体は帯状の素材Mに折り溝2等を成形したものであ
る。折り溝2は素材Mの表面1aで各刃1毎に一定間隔
をおいて形成されている。そして、この結合体を各刃1
毎にその折り溝2で切断する。切断された刃1において
は、第10図に示すようにその表面1aの前後両端に折
り溝2による切断端2aができ、その裏面1bの前後両
端である切断部分には尖端3が残る。
に示すように各刃1の結合体として製造される。この結
合体は帯状の素材Mに折り溝2等を成形したものであ
る。折り溝2は素材Mの表面1aで各刃1毎に一定間隔
をおいて形成されている。そして、この結合体を各刃1
毎にその折り溝2で切断する。切断された刃1において
は、第10図に示すようにその表面1aの前後両端に折
り溝2による切断端2aができ、その裏面1bの前後両
端である切断部分には尖端3が残る。
このような刃1は第11図に示すようなカッターナイフ
に用いられる。このカッターナイフにおいては、ホルダ
4の一側にスライド溝5が形成され、このスライド溝5
にスライダ6が移動可能に嵌め込まれている。このホル
ダ4内に前記刃1が挿入され、同刃1の後端部がスライ
ダ6に連結されている。そして、スライダ6を移動操作
すると、刃1はホルダ1に対し出没する。刃1の表面1
aの折り溝2はスライド溝5に対向している。
に用いられる。このカッターナイフにおいては、ホルダ
4の一側にスライド溝5が形成され、このスライド溝5
にスライダ6が移動可能に嵌め込まれている。このホル
ダ4内に前記刃1が挿入され、同刃1の後端部がスライ
ダ6に連結されている。そして、スライダ6を移動操作
すると、刃1はホルダ1に対し出没する。刃1の表面1
aの折り溝2はスライド溝5に対向している。
[考案が解決しようとする課題] 前述した刃1はその表面1aに多数の折り溝2が形成さ
れているため、表面1a側が凸状となるように反り易
い。従って、第11図に示すようにホルダ4に刃1を挿
入した状態では、第12図に示すように刃1の裏面1b
がホルダ4の内底面4aから浮き上がって裏面1bの尖
端3のみが同内底面4aに当接する。このように刃1が
反った状態でホルダ4に対し出没すると、刃1の裏面1
bの尖端3がホルダ4の内底面4aを擦って傷付けるお
それがあった。これはホルダ4がプラスチックにより形
成されている場合に顕著である。
れているため、表面1a側が凸状となるように反り易
い。従って、第11図に示すようにホルダ4に刃1を挿
入した状態では、第12図に示すように刃1の裏面1b
がホルダ4の内底面4aから浮き上がって裏面1bの尖
端3のみが同内底面4aに当接する。このように刃1が
反った状態でホルダ4に対し出没すると、刃1の裏面1
bの尖端3がホルダ4の内底面4aを擦って傷付けるお
それがあった。これはホルダ4がプラスチックにより形
成されている場合に顕著である。
そこで、本考案は折り溝の付け方に工夫を凝らすことに
より、刃が反ってもホルダの内底面が傷付くのを防止す
ることを目的としている。
より、刃が反ってもホルダの内底面が傷付くのを防止す
ることを目的としている。
考案の構成 [課題を解決するための手段] この目的に鑑み本考案は、後記する実施例の図面中第
1,2図に示すように、各刃1の結合体として、帯状の
素材Mの裏面1bに各刃1毎の切断部分となる切断溝7
を形成し、同素材Mの表面1aには前記各切断溝7間で
折り溝2を形成したものである。
1,2図に示すように、各刃1の結合体として、帯状の
素材Mの裏面1bに各刃1毎の切断部分となる切断溝7
を形成し、同素材Mの表面1aには前記各切断溝7間で
折り溝2を形成したものである。
そして、この結合体を各刃1毎に切断すると、第3,4
図に示すように、素材Mの裏面1bの前後両端に面取り
された切断端7aが形成されるとともに、同素材Mの表
面1aに両切断端7a間で折り溝2が形成された刃1が
できる。
図に示すように、素材Mの裏面1bの前後両端に面取り
された切断端7aが形成されるとともに、同素材Mの表
面1aに両切断端7a間で折り溝2が形成された刃1が
できる。
この刃1を用いたカッターナイフは、第5図に示すよう
に、ホルダ4にスライド溝5を設け、このスライド溝5
にスライダ6を移動可能に嵌め込み、刃1をこのホルダ
4に挿入してスライダ6に連結したものであって、この
刃1の表面1aの折り溝2をホルダ4のスライド溝5に
対向させているとともに、刃1の裏面1bの切断端7a
をホルダ4の内底面4aに対向させている。
に、ホルダ4にスライド溝5を設け、このスライド溝5
にスライダ6を移動可能に嵌め込み、刃1をこのホルダ
4に挿入してスライダ6に連結したものであって、この
刃1の表面1aの折り溝2をホルダ4のスライド溝5に
対向させているとともに、刃1の裏面1bの切断端7a
をホルダ4の内底面4aに対向させている。
[作用] 刃1はその表面1aに折り溝2が形成されているため、
その折り溝2側が凸状となるように反ることがある。刃
1が反ると、その裏面1bがホルダ4の内底面4aから
浮き上がり、第6図に示すように裏面1bの切断端7a
のみが同内底面4aに当接する。
その折り溝2側が凸状となるように反ることがある。刃
1が反ると、その裏面1bがホルダ4の内底面4aから
浮き上がり、第6図に示すように裏面1bの切断端7a
のみが同内底面4aに当接する。
この状態で刃1がホルダ4に対し出没すると、裏面1b
の切断端7aが内底面4aを擦る。
の切断端7aが内底面4aを擦る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図に従って説明
する。
する。
第1図及び第2図に示す各刃1の結合体においては、帯
状の素材Mの裏面1bに各刃1毎の切断部分となる切断
溝7が形成され、各切断溝7間で同素材Mの表面1aに
複数の折り溝2が形成されている。前記従来技術では、
各刃1の表面1aのみに折り溝2が形成されていたが、
本実施例では、各刃1の切断部分となる切断溝7が各刃
1の裏面1bにも形成されている点で、従来技術と大き
く異なる。
状の素材Mの裏面1bに各刃1毎の切断部分となる切断
溝7が形成され、各切断溝7間で同素材Mの表面1aに
複数の折り溝2が形成されている。前記従来技術では、
各刃1の表面1aのみに折り溝2が形成されていたが、
本実施例では、各刃1の切断部分となる切断溝7が各刃
1の裏面1bにも形成されている点で、従来技術と大き
く異なる。
第1図及び第2図に示す各刃1の結合体を第3図及び第
4図に示すように各刃1毎に切断すると、その切断部分
となる切断溝7により各刃1の裏面1bの前後両端に面
取りされた状態の切断端7aができる。
4図に示すように各刃1毎に切断すると、その切断部分
となる切断溝7により各刃1の裏面1bの前後両端に面
取りされた状態の切断端7aができる。
このような刃1は第5図に示すようなカッターナイフに
用いられる。このカッターナイフにおいては、ホルダ4
の一側にスライド溝5が形成され、このスライド溝5に
スライダ6が移動可能に嵌め込まれている。刃1はホル
ダ4内に挿入され、スライダ6に連結されている。そし
て、スライダ6を移動操作すると、刃1はホルダ4に対
し出没する。刃1の表面1aの折り溝2はホルダ4のス
ライド溝5に対向している。
用いられる。このカッターナイフにおいては、ホルダ4
の一側にスライド溝5が形成され、このスライド溝5に
スライダ6が移動可能に嵌め込まれている。刃1はホル
ダ4内に挿入され、スライダ6に連結されている。そし
て、スライダ6を移動操作すると、刃1はホルダ4に対
し出没する。刃1の表面1aの折り溝2はホルダ4のス
ライド溝5に対向している。
刃1はその表面1aに多数の折り溝2が形成されている
ため、その折り溝2側が凸状となるように反ることがあ
る。刃1が反ると、その裏面1bがホルダ4の内底面4
aから浮き上がり、第6図に示すように裏面1bの切断
端7aのみが同内底面4aに当接する。
ため、その折り溝2側が凸状となるように反ることがあ
る。刃1が反ると、その裏面1bがホルダ4の内底面4
aから浮き上がり、第6図に示すように裏面1bの切断
端7aのみが同内底面4aに当接する。
この状態で刃1がホルダ4に対し出没すると、裏面1b
の切断端7aが内底面4aを擦るが、同切断端7aは面
取りされた状態となっているので、従来技術のように尖
端3となっている場合と比較して、同内底面4aが傷付
きにくくなる。特にホルダ4をプラスチックにより形成
した場合にはその防止効果は多大である。
の切断端7aが内底面4aを擦るが、同切断端7aは面
取りされた状態となっているので、従来技術のように尖
端3となっている場合と比較して、同内底面4aが傷付
きにくくなる。特にホルダ4をプラスチックにより形成
した場合にはその防止効果は多大である。
考案の効果 本考案のように刃1の結合体において溝7,2の付け方
に工夫を凝らすと、ホルダ4の内底面4aに当接する各
刃1の切断端7aは面取りされた状態となるので、従来
技術のように尖端3となる場合と比較して、同内底面4
aが傷付きにくくなる。
に工夫を凝らすと、ホルダ4の内底面4aに当接する各
刃1の切断端7aは面取りされた状態となるので、従来
技術のように尖端3となる場合と比較して、同内底面4
aが傷付きにくくなる。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、第1図は各
刃の結合体を示す平面図、第2図は第1図の拡大断面
図、第3図は各刃を示す平面図、第4図は第3図の拡大
断面図、第5図は第3図の刃を利用したカッターナイフ
の断面図、第6図は第5図の部分拡大断面図、第7図〜
第12図は従来技術を示し、第7図は各刃の結合体を示
す平面図、第8図は第7図の拡大断面図、第9図は各刃
を示す平面図、第10図は第9図の拡大断面図、第11
図は第9図の刃を利用したカッターナイフの断面図、第
12図は第11図の部分拡大断面図である。 1…刃、1a…表面、1b…裏面、2…折り溝、4…ホ
ルダ、4a…内底面、5…スライド溝、6…スライダ、
7……切断溝、7a…切断端。
刃の結合体を示す平面図、第2図は第1図の拡大断面
図、第3図は各刃を示す平面図、第4図は第3図の拡大
断面図、第5図は第3図の刃を利用したカッターナイフ
の断面図、第6図は第5図の部分拡大断面図、第7図〜
第12図は従来技術を示し、第7図は各刃の結合体を示
す平面図、第8図は第7図の拡大断面図、第9図は各刃
を示す平面図、第10図は第9図の拡大断面図、第11
図は第9図の刃を利用したカッターナイフの断面図、第
12図は第11図の部分拡大断面図である。 1…刃、1a…表面、1b…裏面、2…折り溝、4…ホ
ルダ、4a…内底面、5…スライド溝、6…スライダ、
7……切断溝、7a…切断端。
Claims (3)
- 【請求項1】帯状の素材(M)の裏面(1b)に各刃(1)毎の切
断部分となる切断溝(7)を形成し、同素材(M)の表面(1a)
には前記各切断溝(7)間で折り溝(2)を形成したことを特
徴とするカッターの刃の結合体。 - 【請求項2】素材(M)の裏面(1b)の前後両端に面取りさ
れた切断端(7a)を形成し、同素材(M)の表面(1a)には両
切断端(7a)間で折り溝(2)を形成したことを特徴とする
カッターの刃。 - 【請求項3】ホルダ(4)にスライド溝(5)を設け、このス
ライド溝(5)にスライダ(6)を移動可能に嵌め込み、刃
(1)をこのホルダ(4)に挿入してスライダ(6)に連結した
カッターナイフにおいて、 前記刃(1)として第2請求項に記載のものを用い、同刃
(1)の表面(1a)の折り溝(2)をホルダ(4)のスライド溝(5)
に対向させるとともに、同刃(1)の裏面(1b)の切断端(7
a)をホルダ(4)の内底面(4a)に対向させたことを特徴と
するカッターナイフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9170389U JPH0657Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | カッターの刃の結合体、カッターの刃及びその刃を用いたカッターナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9170389U JPH0657Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | カッターの刃の結合体、カッターの刃及びその刃を用いたカッターナイフ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330969U JPH0330969U (ja) | 1991-03-26 |
JPH0657Y2 true JPH0657Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31641173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9170389U Expired - Lifetime JPH0657Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | カッターの刃の結合体、カッターの刃及びその刃を用いたカッターナイフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP9170389U patent/JPH0657Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330969U (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |