JPH0657322U - トロカール - Google Patents

トロカール

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JPH0657322U
JPH0657322U JP055038U JP5503893U JPH0657322U JP H0657322 U JPH0657322 U JP H0657322U JP 055038 U JP055038 U JP 055038U JP 5503893 U JP5503893 U JP 5503893U JP H0657322 U JPH0657322 U JP H0657322U
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trigger
cannula
tissue
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レイフ.メトカルフ ジェラルド
チャールズ ポフ ブラッドリー
マイケル ベーカー ジョン
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、栓子とトリガーを改良したトロカ
ールを提供することを目的とする。 【構成】 上述の目的を達成するために、本考案のトロ
カール(200)は、体腔を形成する組織を貫通させて
カニューレを挿入することを容易にするトロカールにお
いて、ハンドル(126B)と、ハンドル(126B)
から延設され、長手方向の中心軸を形成する栓子(24
0)と、カニューレの先端を超えて突出するように構成
された部分および複数のカム(244)を有するトリガ
ー(242)とを具備して成り、カムの各々が、内面
(245)と、外面(246)と、遠位の先端部(25
0)とを有しており、外面が長手方向の中心軸に対して
所定の角度を以て配置された平面により形成され、遠位
の先端部(250)が外面に対して垂直な軸線を中心と
する円弧形状に形成される構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腹部壁を貫通させてアクセス管を挿入するトロカールに関し、特に 、栓子とトリガーとを改良したトロカールに関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚に大きな傷を付けないために、腹腔鏡検査技術を利用した腹部の外科手法 が増加している。腹腔鏡外科手術では典型的に、特別な針(米国特許公報第48 08168号に開示された空気針と同様の針)が皮膚を貫通して挿入され、二酸 化炭素等の膨張ガスを使用して腹腔を膨張させる。腹部が充分膨張したら前記空 気針を取外して、剛性のアクセス管またはカニューレを皮膚の同じ位置に挿入す る。このアクセス管またはカニューレは前記空気針よりも大きな直径、例えば5 mm、10mmまたは11mmの直径を有している。
【0003】 前記アクセス管は、腹腔鏡や、米国特許公報第5040715号に開示された ステープラーや、米国特許公報第5084057号および同5100420号に 開示された外科用クリップ適用具等、他の腹腔鏡外科手術の器械を腹腔に挿入す るために使用される。アクセス管を皮膚を貫通して挿入するために、アクセス管 の内径にトロカールを配置して、アクセス管の先端に組織を切断する鋭い前縁端 を設ける。
【0004】 トロカール装置に関しては多数の従来技術があり、例えば、米国特許公報第4 535773号、同4601710号、同4654030号、同4902280 号、4931042号等に開示されている。皮膚を貫通するようにトロカールを 付勢すると、皮膚との摩擦により保護管が手前の方向(以下、近位の方向と記載 する)後退する。アクセス管が皮膚を貫通した後には、保護管と皮膚との間には 摩擦は作用しない。そして、バネにより保護管が先端方向(以下、遠位の方向と 記載する)前進して切断面を覆う。上記トロカールには、内蔵を傷つけないよう に、保護管を所定の前進位置に係止する手段を具備するものもある。 従来技術のトロカールは、ある作用原理に基づいている。つまり、トロカール が皮膚を貫通して前進するとき、保護管に摩擦または抗力が作用して、保護管が 近位の方向に後退して切断面を露出させる。アクセス管が皮膚を貫通すると、保 護管に作用する抗力が除去され、バネにより付勢された保護管が遠位の方向に前 進して切断面を覆う。
【0005】 図1に、コネチカット州、ノーウォーク市所在のU.S.サージカル社の10 mmのオート・スーチャル・サージポート(登録商標)と類似する従来技術のト ロカールを図示する。図1のトロカールは、アクセス管1と、栓子2と、保護管 3とを具備している。保護管3は栓子2を覆うように遠位の方向に付勢されてい る。保護管3は概ね円筒形の管を具備している。この円筒形の管は、丸みまたは 傾斜の付いた先端4を有している。 図1に示すような従来のトロカールには、皮膚、特に強固な筋膜を貫通させる ために、非常に大きな力が必要となるという問題がある。非常に大きな挿入力の ために、トロカールが皮膚を貫通した後でも内蔵の方向に前進を続ける。従って 、保護管は、トロカールが内蔵に到達する前に、前進するトロカールの先端に追 いつかなければならない。
【0006】 図2に、他の従来技術によるトロカールを図示する。図2に示すトロカールは 、米国特許公報第5066288号に開示された、ニュージャージー州ソマビル 市所在のエチコン社製、10/11mmエチコン・エンドパス・トロカール(登 録商標)である。このトロカールは、アクセス管5と、栓子6と、保護管7とを 具備している。保護管7は遠位の方向に付勢されて栓子6を覆う。他のトロカー ルとは異なり、保護管7は、半径の突出部9を具備する弾丸状の端部8を具備し ている。 米国特許公報第5066288号には、このトロカールは組織の外傷部位を限 定すると説明されている。然しながら、図1のトロカールと同様に、図2に示す ようなトロカールには問題がある。と言うのは、皮膚、特に強固な筋膜を貫通す るために非常に大きな力が必要となるからである。非常に大きな貫通力のために 、栓子が皮膚を貫通した後でもトロカールが内蔵の方向に前進を続ける。
【0007】 図3、4に、米国特許公報第4654030号に開示されたトロカールと同様 のトロカールを図示する。このトロカールは、アクセス管(図示せず)と、栓子 10と、保護管11とを具備している。保護管は、栓子10を覆うように遠位の 方向に付勢されている。上記栓子は三角形の基部12と、概ね2等辺三角形に形 成された3つの面13とを有している。 保護管11は、3つの放物線状の斜面14を具備している。斜面14は、三角 形の開口部15から形成されている。傾斜面14は3つの交点またはエッジ16 でつながっている。米国特許公報第4654030号では、図3、4に示すトロ カールは、体腔内に挿入するために必要な挿入力を著しく低減すると説明されて いる。図3、4に示すトロカールは、然しながら、以下に記載する欠点を有して いる。 (1)保護管11は、体腔内に挿入されるとき、組織の損傷をエッジ16に集 中するが、その結果、切開部位に好ましくない組織の損傷を生じる。 (2)保護管11、特にエッジ16が組織に捕まり、保護管11の栓子10に 対する動作が妨げられる。これは、特に栓子が腹部壁を貫通した後において好ま しくない。 (3)保護管11のエッジ16は鋭く尖っており、保護管11のエッジ16そ れ自体により内蔵を損傷する危惧がある。
【0008】 米国特許公報第5152754号は、栓子が体腔を形成する組織を貫通した直 後に、アクセス管に対して後退する栓子を具備するトロカールを開示する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、トロカールの栓子とトリガーを改良することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本考案によるトロカールは、改良した栓子とトリガーとを有している。この栓 子とトリガーは、 (1)トロカールを腹腔に挿入するための挿入力を許容できるものとし、 (2)トリガーが鋭いので切開部位に挿入力を集中し、 (3)トリガーのエッジが組織その他の構造に捕らえられることが少なくない ので、トリガーのアクセス管が体腔内に貫通した後に、このトリガーのアクセス 管に対する動作を妨げられることが少なくなり、 (4)トリガーの鋭い先端による内蔵の損傷を限定し、 (5)トリガーに対する栓子の拘束または回転を阻止する。
【0011】 本考案によれば、新規な栓子とトリガーとを有する改良されたトロカールが提 供される。このトロカールは、カニューレ内径に配置され、体腔を形成する組織 を貫通して前記カニューレを挿入することを容易にする。 前記トロカールは ハンドルと、このハンドルから延設され、長手方向の中心 軸を形成すると共に、前記体腔を形成する組織を切断する切断面を具備する栓子 とを具備している。前記栓子は、体腔を形成する組織を切断、貫通する切断面を と、トリガーとを具備している。このトリガーは複数のカムを有している。前記 カムの各々は、内面と、外面と、遠位の先端部とを有しており、前記外面が前記 長手方向の中心軸に対して所定の角度を以て配置された平面により形成されてい る。前記遠位の先端部は、前記外面に対して垂直な軸線を中心とする円弧形状に 形成されている。 前記遠位の先端部の各々は、最先端を有している。前記カムの各々の遠位の先 端部の各々はエッジ部で交差している。前記遠位の先端部の最先端は、前記エッ ジ部から先端方向に離隔している。
【0012】 前記トロカールは、前記トリガーに対する前記栓子の回転を制限する手段を具 備していてもよい。この手段は、前記トリガーに設けられた停止部材を具備して おり、前記栓子が、前記停止部材と係合する面取りされた側面を有する円筒形の 基部を有している。 好ましくは、前記トリガーは前記栓子の回りに設けられている。前記トリガー は、前記栓子に対して長手方向に動作するように構成されている。前記トロカー ルが、体腔を形成する組織を貫通して前進するとき、前記トリガーは、前記栓子 に対して近位の方向に後退する。前記カニューレが前記体腔を形成する組織を貫 通したとき、前記トリガーは遠位の先端方向に前進する。 好ましくは、前記トロカールは、更に、前記栓子が前記体腔を形成する組織を 切断した後、前記栓子を前記カニューレに対して近位の方向に後退させる手段を 具備している。更に好ましくは、前記トリガーが遠位の方向に前進した後、前記 栓子が近位の方向に後退する。
【0013】 本考案は、長手方向の中心軸を決定する栓子と、複数のカムを有する保護管と を具備していてもよい。前記保護管のカムの各々は内面と外面とを有している。 前記外面は、前記長手方向の中心軸に対して所定の角度に配置された平面により 形成されている。前記保護管のカムは、また、遠位の先端部を有している。この 遠位の先端部は、前記外面に対して垂直な軸線を中心とする円弧形状に形成され ている。好ましくは、カムの前記遠位端部は、複数のエッジ部で交差している。 前記遠位の先端部の最先端は、前記保護管のエッジ部から先端方向に離隔してい る。
【0014】
【実施例】
図5から図11に示す、本考案によるトロカール装置またはトロカール集成体 (以下、単にトロカールと記載する)200は、米国特許公報第5152754 号に開示されたトロカールに類似している。トロカール200において、上記公 報に開示されたトロカールと同様の特徴部分には添字Bを付して指示する。 トロカール200は、本考案による栓子とトリガーとを具備している。トロカ ール200は、体腔を形成する組織を貫通させてカニューレを挿入することを容 易にする。例えば、トロカール20は、アクセス管102Bを腹部壁201を貫 通させて挿入することを容易にする。アクセス管102Bはカニューレ104B を具備している。カニューレ104Bは、近位の端部に米国特許公報第5152 754号に開示された固定部106と同様の固定部106Bを有している。チャ ンバの近位の端部に、米国特許公報第5152754号に開示された開口部11 0と同様の開口部110Bが形成されている。
【0015】 開口部110Bには、米国特許公報第5152754号に開示された弁部材1 12と同様の弁部材112Bが設けられている。弁部材112Bは、米国特許公 報第5152754号に開示された押しボタン116と同様の押しボタン116 Bにより作動する。 トロカール200はコック(図示せず)を有している。該コックにより加圧さ れた気体(吹き込みガス)が前記チャンバにー導入され、これにより体腔内のガ ス圧を維持し、体腔を膨らまして外科作業を容易にする。
【0016】 トロカール200は、ハンドルまたはハウジング126Bを具備している。ハ ンドル126Bは、固定部106Bに着脱自在に取着されており、トロカール2 00が、体腔を形成する組織にアクセス管102Bを挿入して使用した後、トロ カール200をアクセス管102Bから取外しできるようになっている。 固定部106Bは、近位の端部に、漏斗状の延長部128Bを有している。延 長部128Bはリム130Bを有している。ハンドル126Bは、リム130B と係合する肩部が形成された弾性の指部を有しており、該指部によりハンドル1 26Bは固定部106Bに取着される。前記ハンドルの側部には、2つのボタン 138Bが回動可能に取着されている。2つのボタン138Bは、米国特許公報 第5152754号に開示されたボタン138と同様に機能する。
【0017】 トロカール200は、また、ハンドル126Bの近位の端部から延設された栓 子240を具備している(図6から図8参照)。栓子240が延設された方向お よびその中心に長手方向の中心軸Iをとる。前記トロカールは、また、トリガー 242を具備している。トリガー242は、栓子240の周囲に設けられており 、該栓子240に対して軸方向に動作する。トリガー242は、好ましくは、体 腔を形成する組織201を貫通するとき、該組織201からの抗力に応答して、 栓子240に対して近位の方向に後退するように設けられている。前記トリガー は、カニューラまたはアクセス管102Bが組織201を貫通した後に前進して 、該トリガー242にかかる抗力を低減する。 栓子240は、近位部204と遠位部205とを具備している。遠位部205 は、基部206と、概ね平坦な先端面207(好ましくは3つ)と、最も遠位の 先端に先端点208とを具備している。先端面207は互いに交差して切刃(好 ましくは3つ)を形成する。中心軸Iは、概ね栓子240の延設された方向に平 行であり、先端点208を通過している。
【0018】 トリガー242は、近位部と遠位部とを有している。近位部はトロカールアダ プター211に取着されている。米国特許公報第5152754号に開示された トリガー142とは異なり、トリガー242の遠位部には3つのカム244が備 えられている。カム244の各々は、内面245と、平坦な外面246とを具備 している。外面246は中心軸Iに対して所定の角度を以て形成されている。好 ましくは、外面246と中心軸Iとの間の角度は、約10°から40°である。 最も好ましくは、この角度を約15°とする。
【0019】 カム244は、トロカール200を腹部の組織201に挿入するために必要な 挿入力を低減させることに寄与すると考えられる。カム244の各々は、新規な 弧形状の先端部250を具備している。先端部250は、外面246に対して垂 直な軸線Nを中心として円弧形状に形成されている(図8参照)。 例えば、トロカール200を使用して、内径約10mmのカニューラ104B を挿入するとき、弧形状の先端部250の曲率半径は約4.57mm(0.18 in)から約8.13mm(0.32in)であり、好ましくは約6.35mm (0.25in)である。 先端部250の各々は円弧部252を有している。カム244の先端部250 はエッジ255において交差している。先端部250の円弧部252は、固定部 106Bに対してエッジ255から先端方向に離隔している。
【0020】 特定の理論に基づいてはいないが、弧形状の端部250は、トリガー242に より組織201に与えられる挿入力を、例えば、図4に示す構造よりも均一に分 散すると考えられる。弧形状の端部250は、従って、組織201への損傷部分 を限定する。更に、トリガー242の弧形状の端部250は、以下の効果を奏す る。 (1)トリガー242の鋭いエッジ(例えば、エッジ255)が形成される可 能性を弱める。 (2)トリガー242が組織を捕らえることを制限し、トリガーが体腔内に貫 通した後に、トリガーの先端方向への動作が阻害されることを低減する。 (3)端部250それ自体が鈍い形状をしているので、下側の内蔵を損傷する ことを制限する。 鋭くなり易いエッジ255は、従来技術のトロカールとは異なり弧形状の端部 250により弱められる。弧形状の端部250は、トリガーそれ自体が内蔵に接 触して損傷させることを制限する。
【0021】 トロカール200は、栓子240がトリガー242に対して回転することを制 限する手段を具備してもよい。この手段は、内面と外面とを有するトリガー24 2を具備している。上記内面は停止部243を有している(図6参照)。前記手 段は、また、前記栓子の基部206を具備している。基部206は、概ね円筒形 状をしており、面取りされた側部263を有している(図10参照)。側部26 3はトリガー242の停止部243と係合する。この段落で説明した手段は、ト ロカール200の前記ハンドルに対する栓子および/またはトリガーが回転する こと、または栓子および/またはトリガーが拘束されることを制限する。 トリガー242は、弾性作用により(ハウジングまたはハンドル126Bに対 して)遠位の先端方向に付勢されている。図5から図11に示す実施例では、ト リガー242は、米国特許公報第5152754号に開示されたコイルバネ14 6と同様のバネ(図示せず)により付勢されている。このバネの遠位端(図示せ ず)は、肩部148Bの内側の肩部に支持され、その近位端は前記栓子の肩部( 以下に、詳細に説明する)と係合している。
【0022】 バネ(図示しないが、米国特許公報第5152754号に開示されたバネ14 6と同様のバネ)の弾性作用により、トリガー242は先端方向に付勢される。 然しながら、トロカール200が、体腔を形成する組織201を貫通して前進す るとき、上記組織からの力により、前記トリガーは前記付勢作用に対抗して近位 の方向に動作することができる。トリガー242は、「弾性」作用を有しており 、アクセス管102Bが組織201を貫通して、トリガー242が組織201と 摩擦接触しなくなって、上記の力が除去されると、トリガー204は先端方向に 動作する。 トロカール200は、また、栓子240の先端点208が組織201を貫通し た後、この先端点208をカニューレ104Bに対して後退させる手段を具備し ている。これにより、先端点208が体腔内を損傷する危険が低減される。
【0023】 トロカール200において、前記後退手段はトリガー242の先端方向への動 作に際して作動する。新規の栓子240とトリガー242がトロカール200と 共に使用されるとき、トロカール200の前記後退手段が作動するように、前記 トリガーを使用することが重要である。円弧部252は、エッジ255を鈍くし て、トリガー242が組織を捕らえることを少なくし、以て、トリガー242の 先端方向への動作および前記後退手段の作動が阻害されることを低減する。
【0024】 米国特許公報第5152754号の実施例と同様に、トロカール200は管状 の延長部150Bを有している。管状の延長部150Bは、栓子240の近位端 の肩部に取着されている。延長部150Bの近位端に、頭部152Bが取着され ている。延長部150Bは、概ね半径方向に広がるフランジ154Bを有してい る。フランジ154Bの先端方向の面は、前記バネ(図示せず)の近位端と係合 する肩部として形成されている。好ましくは、4つの指部156Bが前記栓子の 周囲に配設されている。指部156Bは近位の方向に延設されている。 指部156Bの近位端にはビード158Bが形成されている。ビード158B が延長部150Bのフランジ154Bと係合して、バネ(図示されていないが、 同様のバネが米国特許公報第5152754号に開示されている)の付勢作用に より、前記栓子が近位の方向に後退しないように保持する。指部156Bの遠位 端はリング157Bに固着されている。リング157Bは、米国特許公報第51 52754号に開示された基部159と同様の、概ね円形の基部に支持されてい る。
【0025】 使用に先立って、図6に示すように、指部156Bのビード158Bがフラン ジ154Bと係合して、前記バネ(図示せず)を圧縮して保持すると共に、栓子 240が近位の方向に後退しないように保持する。延長部150Bの近位部に係 止部材160Bが摺動自在に設けられており、指部156Bをフランジ154B に係合させて係止する。係止部材160Bの底部には、欠切部162Bが形成さ れている。係止部材160Bが延長部156Bにおいて最も先端方向にあるとき 、欠切部162Bは指部156Bを受承すると共に、これと係合してビード15 8Bを前記肩部と係合させて保持する。 トリガー242の円筒部144Bは、係止部材160Bと係合し、かつ、係止 部材160を近位の方向にスライドできるような寸法、配置となっている(この スライドは、トリガー242が組織201を貫通して前進し、該組織の摩擦がト リガー204に作用するときに生じる。)。
【0026】 図6、7に示すように、トリガー242が近位の方向に動作するとき、該トリ ガーは係止部材160Bを近位の方向に押接する。その後、トリガー242が更 に近位の方向に動作すると、係止部材160Bもまた動作する。トリガー242 の円筒部144Bは、指部156Bと係合するような寸法を有しており、係止部 材160Bが変位した後、ビード156Bをフランジ156Bと係合させて保持 する。従って、図7に示すように、トリガー242が完全に後退した位置にある とき、係止部材160Bは、既に近位の方向に動作している。そして、円筒部1 44Bの壁により、指部156Bはフランジ154Bと係合するように保持され る。 トリガー200が遠位の方向に前進したときに、トロカール200の先端点2 08が後退するように、トロカール200を準備する。従って、この遠位の方向 への前進を許容することが重要である。
【0027】 アクセス管102Bのカニューレ104Bが組織201を貫通したとき、この カニューレは、トリガー242が組織201と接触しないように遮断し、トリガ ー204に組織201から摩擦力が作用しないようにする。トリガー242への 力が減少することにより、バネ(図示せず)により付勢されてトリガー242が 先端方向に前進可能となる。このトリガーの前進動作は、そのカム244の形状 により容易となると考えられる。 トリガー242が前進するとき、円筒部144Bは指部156Bを解放する。 指部156Bが解放されると、指部は弾性作用により外方に付勢される。そして ビード158Bとフランジ154Bとの係合が解除される。これにより、栓子2 40が前記バネ(図示せず)に付勢されて後退可能となる。
【0028】 栓子240が後退すると、栓子240は係止部160Bが共に動作する。更に 、キャップ152Bがハンドル126Bの開口部を貫通して突出して、先端点2 08が後退したことの触覚信号および可視信号を提供する。 図8に示すように、前記栓子の先端点208が、カニューレ104Bに対して 後退位置に後退する。前記栓子の先端点208が、カニューレ104Bの内部に 完全に後退して、カニューレ104Bの遠位端よりも近い位置に配置されるよう に構成してもよい。これは、図7に示す位置と図8に示す位置との間において、 フランジ154Bの行程を長くすることにより適宜に達成される。
【0029】 以下に、上述したトロカールの作用を、図6から図8を参照して説明する。図 6から図8は、前記トリガーの作用を順を追って図示している。トロカール20 0は、先端点208を覆うように保護キャップ(図示せず)を具備していてもよ い。この保護キャップはトロカール200を使用する前に取り外される。アクセ ス管104Bは、このとき既に、トロカール200の遠位端に装着されている。 このトロカールを使用する者は、その掌を近位端に置いてトロカール200を把 持する。 例えば腹部等の、体腔を形成する組織201に対して、トロカール200を前 進させる。円弧部252は、トリガー242により組織201に与えられる挿入 力を、例えば、平坦な面により与えられるよりも、広い範囲に分散させると考え られている。円弧部252の形状は、また、組織201にかかる力を集中して、 組織の損傷部位を限定する作用を有している。
【0030】 トロカール200が前進すると、皮膚からの摩擦または抗力がトリガー242 を近位の方向に付勢する。トリガー242が近位の方向に動作するとき、その近 位端もまた同様に近位の方向に動作する。 トリガー242の近位端は、係止部材160Bを近位の方向に押接して、欠切 部162Bの指部156Bとの係合が解除される。円筒部の端部が、同時に、前 記指部上を移動し、ビード158Bが前記肩部と係合するように、該ビードを保 持する(図6と図7を比較する)。トロカール200を更に前進させると、該ト ロカールは組織201を貫通する。
【0031】 カニューレ104Bが組織201を貫通すると、トリガー242にかかる抗力 が除去される。そして、前記バネ(図示せず)により、トリガー242は遠位の 方向に付勢される。トリガー242の遠位の方向の動作により、前記近位端が先 端方向に動作して、指部156Bが解放される。指部156Bが半径方向外側に 変位すると、ビード158Bの肩部との係合が解除される。これにより、前記バ ネ(図示せず)が伸長して、栓子240を近位の方向に押接する(図7と図8と を比較する)。従って、先端点208は手前方向に移動する。つまり、先端点2 08は後退を開始する。 先端点208の手前側への移動により、この先端点は体腔内部の内蔵から迅速 に離隔する。栓子が後退すると、キャップ152Bがハンドルの開口部から突出 し、使用者の掌と衝接してトロカールが組織を貫通したことの触覚信号を提供す る。これにより、使用者はトロカールの前進を停止すべき情報を得る。
【0032】 使用者は、次いで、アクセス管102Bの固定部106Bを把持し、アクセス 管を腹部組織201に残して、該トロカールを手前側に引く。既述したように、 前記アクセス管は、好ましくは、該トロカールが引き抜かれたときに、腹部から ガスが漏出することを防止するために、カニューレ104Bを閉鎖する弁を有し ている。指部156Bのビード158Bが肩部144Bと係合すると共に、係止 部材160Bの欠切部162Bが前記指部を正しい位置に保持するまで、キャッ プ152Bを開口部178Bを通して押すことにより、トロカールは直ちに再使 用のための準備がなされる。他のアクセス管がトロカールに装着され、上述の手 順が繰り返される。
【0033】 トロカール200を一例として本考案を説明した。トロカール200は、栓子 240をアクセス管102Bに対して後退させる手段を有している。然しながら 、本考案は、カニューレに対して静止した栓子を有するトロカールと関連して使 用してもよい。例えば、本考案は図11に示すような保護管を具備してもよい。 図11の保護管は、例えば、米国特許公報第4535773号、米国特許公報第 4654030号、米国特許公報第4931042号、米国特許公報第5066 288号に開示された保護管の代わりに使用することができる。
【0034】 1つの栓子と4つの異なる形状のスリーブ構造体とを使用して挿入力の試験を した。上記4つの構造に対して、2つの異なる材料を貫通させて挿入力を個別に 測定した。第1の材料は3.175mm(0.125in)のネオプレン(登録 商標)の薄膜であり、第2の材料は0.762mm(0.030in)のポリウ レタンの薄膜である。上記スリーブ構造体は、10mmのトロカールのための保 護管またはトリガーに概ね等しい寸法に形成されている。上記薄膜における4つ の先端部の挿入位置は任意に選定した。 第1のスリーブ構造体Aは、概ね円筒形をなしている。第2のスリーブ構造体 Bは、本考案によるトリガー/保護管構造を具備している。図11参照。第3の スリーブ構造体Cは、概ね図4に示す構造を具備している。第4のスリーブ構造 体Dは、概ね図2に示す構造を有している。第4のスリーブ構造体Dはニュージ ャージー州ソマビル市所在のエチコン社製、エチコン・エンドパス・トロカール (登録商標)から取り外した。スリーブ構造体A、B、Cは、ジェネラル・エレ クトリック(General Electric)社製のレクサン(Lexan )HPS #1-1125 ポリカ ーボネートから形成されている。
【0035】 表1を参照すると、上記スリーブ構造体と共に使用する栓子の先端形状は、栓 子に対して保護管が回転することを防止するために、三角形(2、3)または平 坦なエッジ(1、4)を有する三角形として選定される。全ての栓子の先端は、 同じ材料(ASTM #2024)により形成されている。全ての栓子は、予め鋭く研がれ ている。
【0036】
【表1】
【0037】 挿入試験は以下のように行われた。挿入力を測定するために、インストロン( Instron )社製の1000ポンドの荷重計を有する試験装置が使用された。力の 単位は、N(ニュートン)とlbs(ポンド)を併記してある。栓子とスリーブ 構造体AからDを概ね鉛直に配置した。これに対して、薄膜を概ね水平に配置し た。栓子とスリーブ構造体AからDとの相対的な配置を固定するために、固定具 が使用された。前記栓子とスリーブ構造体との相対的な配置は手操作で選定した が、この栓子に対するスリーブ構造体AからDの配置は、トロカールが組織を貫 通するときの配置に概ね等しくなるように選定した。例えば、円筒形のスリーブ 構造体Aを栓子の切断面の端部の直近に配置した。これらの試験ではカニューレ は使用されていない。 スリーブと栓子の集成体は、前記薄膜の表面に対して垂直に、概ね1270m m/sec(50in/sec)の速度で前記薄膜の方向に移動させた。最大挿 入力の平均値を表2に示す。 表2 最大挿入力の平均値 N (下段はlbs) 材料/形状 A B C D ネオプレン 10.01 10.50 13.88 13.03 (2.25) (2.36) (3.12) (2.93) ポリウレタン 22.95 26.02 32.25 39.81 (5.16) (5.85) (7.25) (8.95)
【0038】 ネオプレンとポリウレタンは、組織に近くなるように選定した。更に、スリー ブ構造体AからDと栓子の相対位置は、トロカールが組織を貫通するときと概ね 同じになるように手操作で位置決めした。然しながら、ここで一覧したよりも多 くの要因がトロカールの実際の挿入力に影響すると考えられる。例えば、トロカ ールのバネ接触や、栓子の鋭さや、スリーブ/栓子とカニューレの相互作用や( この試験ではカニューレは使用されていない)、スリーブの摩擦係数や、栓子の 寸法が全て、実際の挿入力に影響するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のトロカールの部分側面図である。
【図2】第2の従来技術のトロカールの部分断面図であ
る。
【図3】第3の従来技術のトロカールの部分断面図であ
る。
【図4】第4の従来技術のトロカールの部分断面図であ
る。
【図5】本考案によるトロカールの斜視図である。
【図6】図5のトロカールの断面図であり、トロカール
押しボタンを押した後で、かつ腹腔内に挿入される直前
の栓子とトリガーの相対位置を示す図である。
【図7】図5のトロカールの断面図であり、トロカール
が腹腔を形成する組織を貫き始めた状態を示す図であ
る。
【図8】図5のトロカールの断面図であり、栓子が体腔
を形成する組織を貫通したし、栓子がトロカールのハン
ドルに対して後退した後の栓子とトリガーの相対位置を
示す図である。
【図9】図5のトロカールの端面図である。
【図10】図5の矢視線10−10に沿う断面図であ
る。
【図11】本考案の一部を構成する新規のトリガーの斜
視図である。
【符号の説明】
126B…ハンドル 200…トロカール 201…組織 240…栓子 242…トリガー 244…カム 245…カムの内面 244…カムの外面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ブラッドリー チャールズ ポフ アメリカ合衆国,ミネソタ 55144−1000, セント ポール,スリーエム センター (番地なし) (72)考案者 ジョン マイケル ベーカー アメリカ合衆国,ミネソタ 55144−1000, セント ポール,スリーエム センター (番地なし)

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠位端を有するカニューレの内径に配置
    され、体腔を形成する組織を貫通させて前記カニューレ
    を挿入することを容易にするトロカールにおいて、 ハンドルと、 前記ハンドルから延設され、長手方向の中心軸を形成す
    ると共に、前記体腔を形成する組織を切断する切断面を
    具備する栓子と、 前記カニューレの遠位端を超えて突出するように構成さ
    れた部分と、複数のカムとを有するトリガーとを具備し
    て成り、 前記カムの各々が、内面と、外面と、遠位の先端部とを
    有しており、前記外面が前記長手方向の中心軸に対して
    所定の角度を以て配置された平面により形成され、前記
    遠位の先端部が前記外面に対して垂直な軸線を中心とす
    る円弧形状に形成されているトロカール。
  2. 【請求項2】 前記遠位の先端部の各々が最先端を有し
    ており、 前記カムの各々の遠位端の各々がエッジ部で交差してお
    り、 前記遠位の先端部の最先端が前記エッジ部から先端方向
    に離隔している請求項1に記載のトロカール。
  3. 【請求項3】 更に、前記トリガーに対する前記栓子の
    回転を制限する手段を具備する請求項1に記載のトロカ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記トリガーに対する前記栓子の回転を
    制限する手段は、前記トリガーに設けられた停止部材を
    具備し、 前記栓子が、前記停止部材と係合する面取りされた側面
    を有する円筒形の基部を有している請求項3に記載のト
    ロカール。
  5. 【請求項5】 前記トリガーが、前記栓子の回りに設け
    られており、前記トロカールが、前記トリガーを前記栓
    子に対して長手方向に動作させる手段を具備しており、 前記トロカールが、体腔を形成する組織を貫通して前進
    するとき、前記トリガーを前記栓子に対して近位の方向
    に後退させる手段を具備し、 更に、前記トロカールが、前記カニューレが前記体腔を
    形成する組織を貫通したとき、前記トリガーを遠位の先
    端方向に前進させる手段を具備する請求項1に記載のト
    ロカール。
  6. 【請求項6】 前記トロカールが、更に、前記栓子が前
    記体腔を形成する組織を切断した後、前記栓子を前記カ
    ニューレに対して近位の方向に後退させる手段を具備す
    る請求項5に記載のトロカール。
  7. 【請求項7】 前記トリガーが遠位の方向に前進した
    後、前記栓子が近位の方向に後退する請求項6に記載の
    トロカール。
  8. 【請求項8】 前記カニューレが10mmの内径を有
    し、 前記トリガーの遠位端の各々が、4.57mm(0.1
    8in)から8.13mm(0.32in)の曲率を有
    している請求項1に記載のトロカール。
  9. 【請求項9】 前記トリガーの遠位端が6.35mm
    (0.25in)の曲率を有している請求項8に記載の
    トロカール。
  10. 【請求項10】 前記カムの外面が、前記長手方向の中
    心軸に対して10°から40°の間の角度に配置されて
    いる請求項1に記載のトロカール。
  11. 【請求項11】 前記カムの外面が前記長手方向の中心
    軸に対して15°の角度に配置されている請求項10に
    記載のトロカール。
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