JPH0657307U - チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 - Google Patents

チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡

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JPH0657307U
JPH0657307U JP178693U JP178693U JPH0657307U JP H0657307 U JPH0657307 U JP H0657307U JP 178693 U JP178693 U JP 178693U JP 178693 U JP178693 U JP 178693U JP H0657307 U JPH0657307 U JP H0657307U
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endoscope
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channel
plug
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久雄 矢部
明 鈴木
善洋 飯田
秀雄 伊藤
稔 山崎
芳夫 田代
修 瑞田
雅明 中沢
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Olympus Optic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 症例の途中で鉗子栓が劣化し漏れを生じて
も、内視鏡カバー毎交換したり、漏れたままで使用する
などの状態を回避できるチャンネル付き内視鏡カバー方
式の内視鏡を提供する。 【構成】鉗子挿入口を有するチャンネル付き内視鏡カバ
ー10と、この内視鏡カバーに挿入するチャンネル付き内
視鏡カバー用内視鏡7 とからなるチャンネル付き内視鏡
カバー方式の内視鏡において、鉗子挿入口に鉗子栓30を
着脱自在に設ける。使用時、症例の途中で鉗子栓が劣化
などして漏れを生じても、その漏れのある鉗子栓30を取
り外せ、新しい鉗子栓を装着できる。内視鏡カバー10及
びカバー用内視鏡7 を抜去することなく漏れを止めら
れ、漏れたままでチャンネル付き内視鏡カバー方式の内
視鏡の使用をすることもない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内視鏡カバー方式の内視鏡、特にチャンネル付き内視鏡カバー方式 の内視鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡検査では、検査前に十分な洗滌・消毒をした清潔な内視鏡を使用する必 要がある。 従って、一旦検査に使用した内視鏡を次の検査に用いる場合、そのような洗滌 ・消毒を十分に行うのに必要な時間の間、次の検査は開始できず、かつその処置 のため相当の手間も要する。
【0003】 これらの不便を軽減しようとして、そのような従来の繰り返し使用型の内視鏡 に対し、事前に洗滌・消毒をした挿入部と検査後の (即ち、使用後の) 挿入部を 交換する使い捨て型の内視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。 これによると、従来の繰り返し使用型の内視鏡、即ちカバー無しの内視鏡に比 し、上述したような従来必要とされる使用毎の洗滌・消毒に要する時間の削減、 作業性の向上が期待できる。このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、内視鏡カ バーと内視鏡カバーに挿入する内視鏡カバー用内視鏡の組み合わせからなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の提案に係る内視鏡カバー方式の内視鏡に関する技術においては、次のよ うな点が指摘できる。
【0005】 チャンネルを有するチャンネル付き内視鏡カバーでは、その内視鏡カバーに処 置具挿通用の管路があり、検査時は、一回限りの使用で使い捨てられるこのチャ ンネル付き内視鏡カバー側で処置具を挿通させることができる。 しかし、そのようなチャンネル付き内視鏡カバーにおいて、汚物の漏れを防ぐ 必要上、その処置具挿通用開口には鉗子栓を設けることになるが、この場合の鉗 子栓はカバーと一体式のものにするか別体式のものにするかについては、従来の 提案では考慮されているところはない。 実用化に際し、仮に、一体式にすると、もし症例の途中で鉗子栓が劣化し漏れ を生じても、鉗子栓のみを交換できず、カバー毎交換するか、漏れたまま、内視 鏡を使用しなければならない不具合がある。カバー毎の交換は、内視鏡カバーに 内視鏡カバー用内視鏡を挿入した状態でこれらをともに患者の体腔内から抜去し 、新たなチャンネル付き内視鏡カバーに内視鏡カバー用内視鏡を挿入して体腔内 に再挿入することを意味し、手間も時間もかかり、それだけ検査が長引き、一方 、漏れたままでの使用は、吸引時に患者の体腔内の汚物や血液が鉗子栓から吹き 出して術者や内視鏡室を汚染する事態を招く。
【0006】 本考案の目的は、たとえ症例の途中で鉗子栓が劣化し漏れを生じても、これに 適切かつ容易に対応でき、内視鏡カバー毎交換したり、漏れたままで使用するな どの状態を回避することができるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡を提 供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡は、鉗子挿入口を有するチ ャンネル付き内視鏡カバーと、このチャンネル付き内視鏡カバーに挿入するチャ ンネル付き内視鏡カバー用内視鏡とからなるチャンネル付き内視鏡カバー方式の 内視鏡であって、 前記鉗子挿入口に鉗子栓を着脱自在に設けてなることを特徴とするものである 。
【0008】
【作用】
本考案においては、鉗子挿入口を有するチャンネル付き内視鏡カバーにチャン ネル付き内視鏡カバー用内視鏡を挿入して使用するが、そのチャンネル付き内視 鏡カバーの鉗子挿入口に鉗子栓を着脱自在に設けるようにしたため、使用時、症 例の途中で鉗子栓が劣化などして漏れを生じたとしてもその状況に適切かつ容易 に対応可能で、症例中でも漏れのある鉗子栓を取り外せ、新しい鉗子栓を装着で きる。従って、チャンネル付き内視鏡カバー及びチャンネル付き内視鏡カバー用 内視鏡を抜去することなく漏れを止められ、漏れたままでチャンネル付き内視鏡 カバー方式の内視鏡の使用をすることもない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1 は、チャンネル付き内視鏡カバーを用いた内視鏡装置の一例の全体図であ る。ここでは、電子内視鏡として使用する場合の内視鏡、光源、流体制御装置な どからなるセットの全体構成を示してある。
【0010】 図中、 1は周辺機器が収納されているカートである。このカート1 には、例え ば光源装置2 、ビデオプロセッサー3 、流体制御装置4 、チャンネル付き内視鏡 カバー拡張器 (以下、拡張器とも略す)5、モニター6 等が収納されている。 光源装置2 には、チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡 (以下、カバー用内視 鏡とも略す)7が接続されている。カバー用内視鏡7 には、その挿入部先端近傍に 設けられた図2 に示す撮像部108 の図示しない撮像素子から出力された信号をビ デオプロセッサー3 に入力させるケーブル8 が接続されている。
【0011】 カバー用内視鏡7 には、カバー用内視鏡7 を覆う汚染防止用のチャンネル付き 内視鏡カバー10 (以下、カバーとも略す) が被覆されている。カバー10は挿入部 カバー部11、操作部カバー12、ユニバーサルコードカバー13によって構成されて いる。これらは、使用前は全て滅菌されている。 ここに、挿入部カバー部11は、上記カバー10のうち、カバー用内視鏡7 の挿入 部を覆う部分及びその近傍構成部分で構成される。 操作部カバー12は、カバー用内視鏡7 の操作部を覆うカバー部分である。
【0012】 拡張器5 には、拡張チューブ14が設けられている。拡張器5 は、カバー10にカ バー用内視鏡7 を装着しやすくするために、カバー10に空気を送り込むなどして カバーを拡張するための装置 (インフレータ) である。拡張チューブ14は、この ような拡張器本体とカバー10を接続するのに用いるチューブ (インフレータチュ ーブ) である。 図1 中、15はカバー用内視鏡7 に挿入部カバー部11を装着するために挿入部カ バー部11を保持するカバー保持具である。
【0013】 チャンネル付き内視鏡カバー10の挿入部カバー部11は、鉗子チャンネル81兼吸 引管路28等を有する。 鉗子チャンネル81兼吸引管路28は、図1 に示す第1の吸引チューブ73 (手元側 吸引チューブ) と連通し、この吸引チューブ73は、吸引源 (図示せず) に接続さ れた第2の吸引チューブ80に吸引制御弁76を介してつながれている。
【0014】 挿入部カバー部11内には、更に、流体制御装置4 経由で送水タンク79に送水制 御弁77を介してつながれた送水チューブ74 (手元側送水チューブ) と、流体制御 装置4 経由で送気制御弁78を介してつながれた送気チューブ75 (手元側送気チュ ーブ) との各チューブに対し連通した送気管路26、送水管路27を有していると共 に、ケーブル8 を経由してビデオプロセッサー3 に接続されるカバー方式の内視 鏡7 の挿入部が通る、内視鏡挿入チャンネル24を有している。 挿入部カバー部11はまた、鉗子挿入口体29を有し、この鉗子挿入口体29には、 弾性部材よりなる鉗子栓30を着脱自在に設ける。
【0015】 図2 には、カバー用内視鏡7 に挿入部カバー部11を装着した状態の挿入部カバ ー部11の詳細構造の一例が示されている。 図中、 9はカバーの先端部である。このカバーの先端部9 には、カバー用内視 鏡7 の照明光学系 (図示せず) 、観察光学系21に相当する位置に設けられた透明 な窓16を有し、更に、その窓16に向かって開口した送気送水ノズル17が設けられ ている。 カバーの先端部9 にはまた、カバー用内視鏡7 の挿入部18を外部環境から離隔 するための軟性材料からなる挿入部カバー外皮19が気密的に接続されている。 挿入部カバー外皮19の手元側には、内視鏡操作部固定用口体部23が設けられて いる。
【0016】 挿入部カバー外皮19の手元側において、分岐口20がこのような内視鏡操作部固 定用口体部23と一体成形され、また、この内視鏡操作部固定用口体部23は、前記 拡張器5 に設けられた拡張チューブ14 (図1)を接続する拡張チューブ口体22等を 有する。 内視鏡操作部固定用口体部23の手元側には、カバー用に設けられた内視鏡挿入 チャンネル24の開口部25が設けられ、その端部には操作部カバー取付け溝41が、 また外囲にはカバー保持具取付け溝42が夫々設けられている。更に、端部には、 一端がカバーの先端部9 の送気ノズル17に連通した送気管路26、送水管路27、鉗 子出口120 に連通した鉗子チャンネル81兼用吸引管路28等の管路が突出している 。
【0017】 内視鏡操作部固定用口体部23と一体成形された分岐口20の端部には鉗子挿入口 体29が設けられ、その端部には鉗子栓30が分岐口20と着脱自在に設けられている 。
【0018】 ここに、鉗子栓30は弾性部材よりなり、鉗子挿入口体29に着脱時には鉗子栓30 を弾性変形させながら鉗子挿入口体29の端部に設けられたフランジ31にかぶせて 取付け、取外しができる。また、そのフランジ31の内面は、シリンジテーパ32を 有する形状としてある。
【0019】 鉗子栓30は、第1の栓体33と、第2の栓体34と、この第1の栓体33と第2の栓 体34とを連結する腕部40とからなる。第1の栓体33は、鉗子挿入口体29のフラン ジ31と係合する円周状の溝部35と、中央に挿通される処置具の外径よりも小さな 孔のあいた円盤部36と、第2の栓体34と係合する凹部37とからなる。第2の栓体 34は、スリットのあいたスリット部39と、第1の栓体33の凹部37と係合する凸部 38とからなる。 なお、図2中、26a,27a,28aは、夫々対応する管路の手元側へ至る部分で ある。
【0020】 本実施例に係るチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡は上述したような構 成のものであるが、鉗子栓30を鉗子挿入口体29と着脱自在とする上記の取付け構 成は、種類の異なるカバー式内視鏡でも共通に使えるものとするのは、より好ま しい形態である。 また、鉗子栓30を構成する弾性体の硬度を硬くしたり、柔らかくしたりするこ とにより、鉗子栓の閉塞力を強くしたり、弱くしたりできる。このように、硬度 が異なるなどの複数種類の鉗子栓を設けることは、より好ましい形態である。
【0021】 図3 は、例えば、吸引管路28 (従って、鉗子チャンネル81) の径、挿入部カバ ー部11の長さ、または内視鏡挿入チャンネル24の径のうち、いずれかが異なる複 数種のチャンネル付き内視鏡カバーA,B,C,D の挿入部カバー部11の例を示してあ る。 これらの各例は、夫々、次のような関係にある。
【0022】 例えば、A とB とは、吸引管路28 (鉗子チャンネル81) の径が異なり、A とC は、内視鏡挿入チャンネル24の径が異なり、そしてA とD は、挿入部カバー部11 の長さが異なっているが、A,B,C,D とも、共通の鉗子挿入口体29を有する構成と してある。 即ち、カバー10の鉗子挿入口体として、複数種のカバー式内視鏡間でも組み合 わせて使用可能な共通の鉗子栓30が取り付く鉗子挿入口体29を設けたもので、着 脱自在な鉗子栓30は一種類のものを用意しこれを使用しようとするものである ( 鉗子栓の共通化) 。 また、硬度が異なる複数種類の鉗子栓の各々がA,B,C,Dなどの複数種類 のチャンネル付き内視鏡カバーのいずれとも組み合わせて使用可能とすることは 、より好ましい形態である。
【0023】 また、図3 は以下のことも示している。 即ち、図3 の夫々は、図に示し、あるいは上述で例示したように、いわゆる鉗 子チャンネルサイズ (吸引管路サイズまたは送水管路サイズ) 、挿入部カバー部 長、内視鏡挿入チャンネルサイズが異なる複数種類のチャンネル付き内視鏡カバ ー方式の内視鏡であって、かつ、前述のように鉗子栓30を鉗子挿入口体29と着脱 自在とした構造のものにおいて、それら内視鏡相互で、カバー保持具取付け溝42 、内視鏡操作部カバー取付け溝41、または拡張チューブ口体22の形状のうち少な くとも一つを共通にしたことである (カバー保持具取付け溝、内視鏡操作部カバ ー取付け溝、拡張チューブ口体の共通化) 。 なお、異なる要素の対象として、送水管路サイズ等を含めてもよい。
【0024】 具体的には、図3 において、A とB では、共通の操作部カバー取付け溝41とカ バー保持具取付け溝42が設けられ、異なった拡張チューブ口体22,22aを有する構 成としてある。 同様に、A とC では、共通の操作部カバー取付け溝41と拡張チューブ口体22が 設けられ、異なったカバー保持具取付け溝42,42aを有する構成とし、A とD では 、共通のカバー保持具取付け溝42と拡張チューブ口体22が設けられ、異なった操 作部カバー取付け溝41,41aを有する構成としてあるのである。
【0025】 以上述べたように、本実施例では、鉗子栓30を、チャンネル付き内視鏡カバー 方式の内視鏡の鉗子挿入口29に着脱自在としてあり、しかも、図3 の説明のよう に異なるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡でも共通にし、また、その鉗 子挿入口体29の内面をシリンジテーパ32で構成し、鉗子挿入口体29の取り付く分 岐口20を内視鏡操作部固定用口体部23と一体にした構成である。 加えて、図3 のように、異なる内視鏡において、カバー保持具取付け溝42、内 視鏡操作部カバー取付け溝41、拡張チューブ口体22のうち少なくとも一つを共通 にするようにしたものである。
【0026】 上記鉗子栓30は弾性部材のため鉗子挿入口体29と着脱自在であり、種類の異な ったチャンネル付き内視鏡カバー (図3)でも取り付け可能である。 従って、使用中、鉗子栓30にたとえ漏れが生じても、交換ができ、しかも、異 なるチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡でも鉗子栓30が共通に使える。 また、次のような利点も併せ有する。即ち、異なる内視鏡カバー方式の内視鏡 毎に鉗子栓が異なる場合であると、互換性がなく、一体式のときは、そこに他の 付属品も付けられず、内視鏡操作部固定用口体部も異なり、挿入部カバー部の誤 使用のおそれもあり、組立性も悪いのに対して、本実施例によるときは、症例中 でも、漏れのある鉗子栓30を新しいものと交換でき、しかも異なった内視鏡カバ ー方式の内視鏡間で共通に使えるのみならず、鉗子栓取付部は他のシリンジ等が 装着可能であり、組立性も良いのである。 より詳しくは、着脱自在な鉗子栓30は、これを除去した状態 (図2 中の取外し 状態参照) でシリンジ (図示せず) が装着でき、送液が行える。また、分岐口20 と内視鏡操作部固定用口体部23を一体成形としたことにより組立性の良いチャン ネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡を提供できる。 更には、異なるチャンネル付き内視鏡カバー10において、拡張チューブ口体22 、カバー保持具取付け溝42、操作部カバー取付け溝41のうち少なくとも一つを共 通にすることにより、誤接続による汚染の防止、破損を防止することもできるの である。
【0027】 次に、本考案の他の各実施例について説明する。 図4 は、前記図1 乃至図3 で説明した実施例 (第1実施例) において、鉗子挿 入口体29をルアーロック口金としたものである。 本実施例によると、その鉗子挿入口体29にシリンジ以外のアダプター類が取り 付けられる利点がある。 それ以外は、第1実施例と同じである。従って、本実施例でも、第1実施例と 同様、症例中でも漏れのある鉗子栓を取り外せ、新しい鉗子栓を装着でき、しか も異なる内視鏡カバー方式の内視鏡でも共通に使え、他の付属品も着脱可能で、 誤使用のない組立性の良い簡便な内視鏡カバー方式の内視鏡を実現することがで き、実用化に寄与するところ大である。
【0028】 図5 の実施例は、前記第1実施例において、図5 に示すように、鉗子栓30と鉗 子挿入口体29を固着し、鉗子挿入口体29を分岐口20に対して着脱自在としたもの である。 また、図6 の実施例は、上記図5 による実施例において、図6 に示すように、 鉗子栓30と鉗子挿入口体29も着脱自在としたものである。 いずれも、前記第1実施例と同様の作用効果が得られるものである。
【0029】 更に、次のようにして実施してもよい。 即ち、例えば前記第1実施例において、その着脱自在に使用する鉗子栓30を、 従来方式のカバー無し (リユース式) の内視鏡に使用可能とするように構成して もよい。 これによると、カバー方式内視鏡の鉗子栓30が、カバー無し内視鏡に取り付く ことになる。従って、それら相互間でも、異なる種類の鉗子栓を、むやみに増す ことがなく、誤組付けが防止できる。 また、鉗子栓に要求される機能は一律ではない。例えば、E RCP(逆行性胆道 造影術)用のカニュレーションチューブを使用する際は、カニュレーションチュ ーブの微妙な進退操作を必要とするため、閉塞力の弱い鉗子栓が望ましい。また 、コイルシースタイプの生検鉗子を使用するときは、漏れやすいので、閉塞力の 強い鉗子栓が望ましい。そのため本考案では、使用する処置具の種類に応じて内 視鏡検査中に随時最適な鉗子栓に交換することが可能である。
【0030】
【考案の効果】
本考案によれば、チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡による検査におい て、症例中でも、鉗子栓がたとえ漏れを生じたとしても、その漏れのある鉗子栓 を新しいものと簡単に交換でき、鉗子栓の漏れに適切かつ容易に対応でき、従っ て、チャンネル付き内視鏡カバー及びチャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡を抜 去することなく漏れを止められ、漏れたままでチャンネル付き内視鏡カバー方式 の内視鏡の使用をすることも避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のチャンネル付き内視鏡カバ
ー方式の内視鏡による内視鏡装置の一例の全体図であ
る。
【図2】チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡に挿入部
カバー部を装着した状態の挿入部カバー部の詳細構造の
一例を示す図である。
【図3】異なる複数種のチャンネル付き内視鏡カバーの
挿入部カバー部の例を示す図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る要部を示すもので、
鉗子挿入口体の他の例を示す図である。
【図5】本考案の更に他の実施例の要部を示すもので、
鉗子栓取り付け部の構造の他の例を示す図である。
【図6】同じく、更に他の鉗子栓取り付け部の構造の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 カート 2 光源装置 3 ビデオプロセッサー 4 流体制御装置 5 チャンネル付き内視鏡カバー拡張器 6 モニター 7 チャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡 8 ケーブル 9 カバーの先端部 10 チャンネル付き内視鏡カバー 11 挿入部カバー部 12 操作部カバー 13 ユニバーサルコードカバー 14 拡張チューブ 15 カバー保持具 16 窓 17 送気送水ノズル 18 挿入部 19 挿入部カバー外皮 20 分岐口 21 観察光学系 22,22a 拡張チューブ口体 23 内視鏡操作部固定用口体部 24 内視鏡挿入チャンネル 25 開口部 26,26a 送気管路 27,27a 送水管路 28,28a 吸引管路 29 鉗子挿入口体 30 鉗子栓 31 フランジ 32 シリンジテーパ 33 第1の栓体 34 第2の栓体 35 円周状の溝部 36 円盤部 37 凹部 38 凸部 39 スリット部 40 腕部 41,41a 操作部カバー取付け溝 42,42a カバー保持具取付け溝 73 第1の吸引チューブ 74 送水チューブ 75 送気チューブ 76 吸引制御弁 77 送水制御弁 78 送気制御弁 79 送水タンク 80 第2の吸引チューブ 81 鉗子チャンネル 108 撮像部 120 鉗子出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 田代 芳夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉗子挿入口を有するチャンネル付き内視
    鏡カバーと、このチャンネル付き内視鏡カバーに挿入す
    るチャンネル付き内視鏡カバー用内視鏡とからなるチャ
    ンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡であって、 前記鉗子挿入口に鉗子栓を着脱自在に設けてなることを
    特徴とするチャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡。
JP178693U 1993-01-27 1993-01-27 チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡 Pending JPH0657307U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP178693U JPH0657307U (ja) 1993-01-27 1993-01-27 チャンネル付き内視鏡カバー方式の内視鏡
US08/036,890 US5863286A (en) 1993-01-27 1993-03-25 Endoscope system including endoscope and disposable protection cover
US08/631,133 US5702347A (en) 1993-01-27 1996-04-12 Endoscope system including endoscope and disposable protection cover

Applications Claiming Priority (1)

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