JPH0657018U - ストッパー付替刃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目 的】 パイプカッターの替刃にストッパーとなる
補強プレートを取り付けることによって、切り込寸法を
調節出来るように考案されたものである。 【構 成】 補強プレート２，４の間に替刃３をはさ
み、しっかり固定させる。

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は同軸ケーブルに切り込みを入れる際、外部導体や発泡スチロールに傷 をつけずにケーブル外皮であるポリエチレンシースだけをカットするストッパー 付替刃に関するものである。

（従来技術） 同軸ケーブルに切り込みを入れる際 ６図に示すように、８の外部導体や発泡ス ロチールに傷をつけずにＢのケーブル外皮であるポリエチレンシースだけを切取 らなくてはならないが従来のカッターは一枚刃だけの為刃が外部導体に達する手 前でカンをたよりに止めなくてはならないので失敗が多かった。また刃の厚みで 無理に切り口を抑えるので切り口が変形し次の作業がうまく出来ない。

（本考案が解決しようとする問題点） 本考案はその欠点を除き外部導体に傷をつけずしかも切り口をスッキリして次 の作業が簡単に出来るように、またケーブル外皮の厚みに応じて切込み寸法を自 由に変えられる様にしようとするものである。

（問題を解決するための手段） 上記問題点を解決する為に講じた本考案の手段は次の通りである。

２図３の薄くした替刃を２と４の補強プレートではさみ５のネジ山と１を合せし っかり固定させパイプカッターに取りつける。この際の補強プレートは特に限定 するものではないが４ｍｍ位の厚みにして半径は替刃より切込みを入れようとす る物の厚さ分だけ控え目にして、替刃が切込み分だけ切込んだら補強プレートの 厚みがつかえてそれ以上切込めなくなるようにする。

替刃を更に薄くし刃先を鋭利にして小口をスッキリ切れる様にする。

補強プレートは大小それぞれの寸法を作り切込みを入れる物の寸法に応じて取替 えが出来る様にする。

（作用） 本考案は以上のような構造であるからこれらを使用する時は イ、２図２と４の補強プレートの間に３の替刃を挟み、３図４図の要領でネジ込 み固定させる。

ロ、補強プレートで固定させた替刃をパイプカッターの５図Ａの位置に取付ける 。

ハ、切込みを入れようとするケーブルをケーブルカッターの替刃とローラーの間 に挟む５図Ｂ ニ、カッターの握手の部分を締めると芯棒が下りケーブルを軽く押さえるのでケ ーブルを片手でシッカリ持ちもう一方の手でカッターをケーブルの円周に沿って 回しながら握手を少しづつ締めて行く。

ホ、刃先がケーブル外皮であるポリエチレンシース分だけ切込むと補強プレート が外皮につかえてそれ以上切込めなくなる。６図Ｄ （考案の効果） 従って替刃はケーブル外皮だけを切取り、外部導体や発泡スチロールに傷をつけ ずに切口がスッキリしているので次の作業が簡単に出来る。又補強プレートを取 替えることによって切込み寸法を自由に変更することが出来るので広範囲の同軸 ケーブルに使用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の替刃を取付けたパイプカッターの側面
図 第２図ストッパー付替刃の分解斜視図 （１）補強プレートネジ溝 （２）（４）補強プレート （３）替刃 （５）補強プレートネジ山 第３図 替刃と補強プレートの側面図 第４図 ストッパー付替刃の断面図 第５図 ケーブルとカッテングとの実施側面図 （Ａ）ストッパー付替刃 第６図 新案の替刃使用の場合と従来の替刃使用の場合
のケーブル外皮切口の違いを示した図 （Ｂ）ケーブル外皮 （Ｄ）新案替刃の切口の説明 （Ｅ）従来替刃の切口の説明 （６）従来替刃の断面図 （７）従来替刃の刃先 （８）外部導体 （９）絶縁体発泡スチロール （１０）芯線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ストッパーとなる補強プレートを取付けた円形替刃 こ
   の替刃と補強プレートに差をつけることによって切込寸
   法を自由に変更出来ることを特徴とするストッパー付替
   刃。