JPH0656442A - 赤外光学レンズ - Google Patents
赤外光学レンズInfo
- Publication number
- JPH0656442A JPH0656442A JP23889192A JP23889192A JPH0656442A JP H0656442 A JPH0656442 A JP H0656442A JP 23889192 A JP23889192 A JP 23889192A JP 23889192 A JP23889192 A JP 23889192A JP H0656442 A JPH0656442 A JP H0656442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infrared
- lens
- optical
- infrared optical
- fresnel lens
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
- C03B11/082—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses having profiled, patterned or microstructured surfaces
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2201/00—Type of glass produced
- C03B2201/80—Non-oxide glasses or glass-type compositions
- C03B2201/84—Halide glasses other than fluoride glasses, i.e. Cl, Br or I glasses, e.g. AgCl-AgBr "glass"
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/40—Product characteristics
- C03B2215/41—Profiled surfaces
- C03B2215/412—Profiled surfaces fine structured, e.g. fresnel lenses, prismatic reflectors, other sharp-edged surface profiles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 赤外線の透過波長域が広くかつ赤外線透過率
が高くて、任意の用途に使用することが可能な赤外光学
レンズをうる。 【構成】 CsI単結晶を圧延加工して得たCsIシー
ト(図示省略)を、下型2とフレネルレンズ用に精密加
工した上型3内に入れる。そして、下型2と上型3とを
高圧で加圧しかつ所要の高温度に加熱して、前記CsI
シートを圧縮成形して赤外光学フレネルレンズ1をう
る。
が高くて、任意の用途に使用することが可能な赤外光学
レンズをうる。 【構成】 CsI単結晶を圧延加工して得たCsIシー
ト(図示省略)を、下型2とフレネルレンズ用に精密加
工した上型3内に入れる。そして、下型2と上型3とを
高圧で加圧しかつ所要の高温度に加熱して、前記CsI
シートを圧縮成形して赤外光学フレネルレンズ1をう
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線が入射される各
種の機器などの赤外線入射窓またはその他の各種の用途
に使用される赤外光学レンズに関する
種の機器などの赤外線入射窓またはその他の各種の用途
に使用される赤外光学レンズに関する
【0002】
【従来の技術】赤外線が入射される各種の機器などの赤
外線入射窓その他の用途に使用されるフレネルレンズや
凸レンズなどの赤外光学レンズは、従来はポリエチレン
で成形されている。
外線入射窓その他の用途に使用されるフレネルレンズや
凸レンズなどの赤外光学レンズは、従来はポリエチレン
で成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の赤外光学レ
ンズを構成したポリエチレンは、熱可塑性樹脂であって
比較的低い温度で軟化するから、フレネルレンズその他
の任意のレンズとして容易に成形することが可能であ
る。しかし、このポリエチレンからなる赤外光学レンズ
は、赤外線の特定の波長域を透過するのみであり、かつ
その透過波長域が比較的狭いから用途などに制約が生じ
る課題がある。また、赤外線の透過可能な波長域におい
ても、レンズの肉厚が大きくなると、その肉厚に対応し
て赤外線透過率が50〜30%程度と低くなるので、レ
ンズの構成に対する制約が生じる課題がある。そして、
ポリエチレンは強度も比較的小さく、かつ軟化温度が比
較的低いから、この点からも用途に制約が生じるなどの
課題もある。
ンズを構成したポリエチレンは、熱可塑性樹脂であって
比較的低い温度で軟化するから、フレネルレンズその他
の任意のレンズとして容易に成形することが可能であ
る。しかし、このポリエチレンからなる赤外光学レンズ
は、赤外線の特定の波長域を透過するのみであり、かつ
その透過波長域が比較的狭いから用途などに制約が生じ
る課題がある。また、赤外線の透過可能な波長域におい
ても、レンズの肉厚が大きくなると、その肉厚に対応し
て赤外線透過率が50〜30%程度と低くなるので、レ
ンズの構成に対する制約が生じる課題がある。そして、
ポリエチレンは強度も比較的小さく、かつ軟化温度が比
較的低いから、この点からも用途に制約が生じるなどの
課題もある。
【0004】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであって、赤外線の透過波長域が広く、かつ赤外線透
過率が高くて、任意の用途に使用することが可能な赤外
光学レンズをうることを目的とする。
のであって、赤外線の透過波長域が広く、かつ赤外線透
過率が高くて、任意の用途に使用することが可能な赤外
光学レンズをうることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の赤外光学レンズ
は、高圧で変形可能な無機の赤外透過光学材を成形用型
で加圧・加熱して成形してなることを特徴とする。
は、高圧で変形可能な無機の赤外透過光学材を成形用型
で加圧・加熱して成形してなることを特徴とする。
【0006】前記高圧で変形可能な無機の赤外透過光学
材としては、例えば、CsBr、CsIなどのハロゲン
化アルカリ、AgI、AgCl、AgBrなどのハロゲ
ン化銀、TlCl、TlBr、KRS−5(TlBr−
TlI)、KRS−6(TlBr−TlCl)、TlI
などのハロゲン化タリウム、ヒ素セレンガラスなどのカ
ルコゲナイトガラス、ZnSe、ZnTeなどの半導体
などを挙げることができる。
材としては、例えば、CsBr、CsIなどのハロゲン
化アルカリ、AgI、AgCl、AgBrなどのハロゲ
ン化銀、TlCl、TlBr、KRS−5(TlBr−
TlI)、KRS−6(TlBr−TlCl)、TlI
などのハロゲン化タリウム、ヒ素セレンガラスなどのカ
ルコゲナイトガラス、ZnSe、ZnTeなどの半導体
などを挙げることができる。
【0007】前記赤外光学レンズは高温度に耐えるか
ら、この赤外光学レンズの表面に、蒸着やスパッタなど
の手段でGe、SiO、ZnSなどの膜を一層または多
層に形成してなるフイルタ層を設けて、この赤外光学レ
ンズに、フイルタ作用を付加することも可能である。ま
た、前記赤外光学レンズの表面にZnSやGeなどの無
反射薄膜を形成して、その赤外光学レンズの屈折率に影
響されることなく、透過する赤外線の量を確保すること
を可能にすること、さらには、防湿効果を有する透明ふ
っ素コーティング剤またはSiO2 、チタン、タンタル
などの膜で前記赤外光学レンズを被覆することも可能で
ある。
ら、この赤外光学レンズの表面に、蒸着やスパッタなど
の手段でGe、SiO、ZnSなどの膜を一層または多
層に形成してなるフイルタ層を設けて、この赤外光学レ
ンズに、フイルタ作用を付加することも可能である。ま
た、前記赤外光学レンズの表面にZnSやGeなどの無
反射薄膜を形成して、その赤外光学レンズの屈折率に影
響されることなく、透過する赤外線の量を確保すること
を可能にすること、さらには、防湿効果を有する透明ふ
っ素コーティング剤またはSiO2 、チタン、タンタル
などの膜で前記赤外光学レンズを被覆することも可能で
ある。
【0008】
【作用】本発明の赤外光学レンズは、前記のような無機
の赤外透過光学材を成形用型で加圧・加熱して成形した
ものであって、フレネルレンズまたは焦点距離や寸法が
異なるフレネルレンズの集合体、凹または凸レンズ、メ
ニスカスレンズその他の任意の構成のレンズをうること
が可能である。そして、各種の無機の赤外透過光学材を
使用することが可能であり、かつこれらの赤外透過光学
材を選択することで、赤外透過波長域を広い範囲にわた
って選定することが可能であるから、赤外光学レンズの
用途に対する制約をほとんどなくすることが可能であ
る。また、強度が大きいとともに高温度に耐えるから、
この点からも用途の範囲を広くすることが可能である。
の赤外透過光学材を成形用型で加圧・加熱して成形した
ものであって、フレネルレンズまたは焦点距離や寸法が
異なるフレネルレンズの集合体、凹または凸レンズ、メ
ニスカスレンズその他の任意の構成のレンズをうること
が可能である。そして、各種の無機の赤外透過光学材を
使用することが可能であり、かつこれらの赤外透過光学
材を選択することで、赤外透過波長域を広い範囲にわた
って選定することが可能であるから、赤外光学レンズの
用途に対する制約をほとんどなくすることが可能であ
る。また、強度が大きいとともに高温度に耐えるから、
この点からも用途の範囲を広くすることが可能である。
【0009】
【実施例】本発明の赤外光学レンズの第1実施例を図1
に基づいて説明する。図1において、1は無機の赤外透
過光学材としてのCsIで成形された赤外光学フレネル
レンズであり、これはCsI単結晶を圧延加工して得た
CsIシート(図示省略)を適当な大きさとして、その
CsIシートを下型2とフレネルレンズ用に精密加工し
た上型3内に入れる。そして、下型2と上型3とを高圧
で加圧し、かつそれらを所要の高温度に加熱して、前記
CsIシートを圧縮成形したものである。
に基づいて説明する。図1において、1は無機の赤外透
過光学材としてのCsIで成形された赤外光学フレネル
レンズであり、これはCsI単結晶を圧延加工して得た
CsIシート(図示省略)を適当な大きさとして、その
CsIシートを下型2とフレネルレンズ用に精密加工し
た上型3内に入れる。そして、下型2と上型3とを高圧
で加圧し、かつそれらを所要の高温度に加熱して、前記
CsIシートを圧縮成形したものである。
【0010】前記CsI単結晶を圧延加工したCsIシ
ートの厚さは、成形する赤外光学フレネルレンズ1に対
応して任意に設定するが、例えば、1mm程度の厚さにす
る。そして、下型2と上型3によるCsIシートの成形
は、例えば、0.1〜3t/cm2 程度の圧力で加圧し、
かつ摂氏300〜500度程度の温度に加熱して1〜5
分間程度行う。このようにして前記CsIシートから成
形した多結晶の前記赤外光学フレネルレンズ1は、広い
赤外透過波長域及び高い赤外透過率特性を備えており、
かつ前記従来例のポリエチレンからなる赤外光学レンズ
に比して、強度が高いとともに高温度に耐えるから、広
い用途に使用することが可能である。
ートの厚さは、成形する赤外光学フレネルレンズ1に対
応して任意に設定するが、例えば、1mm程度の厚さにす
る。そして、下型2と上型3によるCsIシートの成形
は、例えば、0.1〜3t/cm2 程度の圧力で加圧し、
かつ摂氏300〜500度程度の温度に加熱して1〜5
分間程度行う。このようにして前記CsIシートから成
形した多結晶の前記赤外光学フレネルレンズ1は、広い
赤外透過波長域及び高い赤外透過率特性を備えており、
かつ前記従来例のポリエチレンからなる赤外光学レンズ
に比して、強度が高いとともに高温度に耐えるから、広
い用途に使用することが可能である。
【0011】図2は第2実施例を示し、前記第1実施例
の赤外光学フレネルレンズ1を赤外線検出器の赤外入射
窓として使用したものである。図2において、4は赤外
線検出器で、そのケース5の端部に設けられた窓孔6
を、前記第1実施例の赤外光学フレネルレンズ1で閉鎖
して赤外入射窓7を構成している。8はケース5の開口
部を密閉するステム、9はホルダで、これに赤外センサ
10が収容されている。11は光学フイルタである。
の赤外光学フレネルレンズ1を赤外線検出器の赤外入射
窓として使用したものである。図2において、4は赤外
線検出器で、そのケース5の端部に設けられた窓孔6
を、前記第1実施例の赤外光学フレネルレンズ1で閉鎖
して赤外入射窓7を構成している。8はケース5の開口
部を密閉するステム、9はホルダで、これに赤外センサ
10が収容されている。11は光学フイルタである。
【0012】この赤外線検出器4は、赤外光学フレネル
レンズ1で構成された赤外入射窓7を透過して赤外線が
ケース5内に入射される。このケース5内に入射した赤
外線における特定の波長域が光学フイルタ11を透過して
赤外センサ10に入射されるから、赤外センサ10が検出信
号を出力するものである。そして、前記赤外入射窓7は
CsIからなる赤外光学フレネルレンズ1であって、こ
の赤外光学フレネルレンズ1が赤外線を集光して光学フ
イルタ11を経て赤外センサ10に入射するから、赤外セン
サ10で赤外線を精度よく検出することが可能である。し
かも、前記赤外光学フレネルレンズ1は、赤外透過波長
域が広いCsIで形成されており、前記光学フイルタ11
が透過させる赤外線の全波長域を透過させることが可能
であるから、赤外線の検出精度をより向上させることが
可能である。また、この赤外入射窓7は強度が高くかつ
高温に耐えるから、赤外線検出器4の用途を広くするこ
とが可能である。
レンズ1で構成された赤外入射窓7を透過して赤外線が
ケース5内に入射される。このケース5内に入射した赤
外線における特定の波長域が光学フイルタ11を透過して
赤外センサ10に入射されるから、赤外センサ10が検出信
号を出力するものである。そして、前記赤外入射窓7は
CsIからなる赤外光学フレネルレンズ1であって、こ
の赤外光学フレネルレンズ1が赤外線を集光して光学フ
イルタ11を経て赤外センサ10に入射するから、赤外セン
サ10で赤外線を精度よく検出することが可能である。し
かも、前記赤外光学フレネルレンズ1は、赤外透過波長
域が広いCsIで形成されており、前記光学フイルタ11
が透過させる赤外線の全波長域を透過させることが可能
であるから、赤外線の検出精度をより向上させることが
可能である。また、この赤外入射窓7は強度が高くかつ
高温に耐えるから、赤外線検出器4の用途を広くするこ
とが可能である。
【0013】図3は第3実施例を示すものである。この
第3実施例は、前記第1実施例に示した赤外光学フレネ
ルレンズ1の表面に、Ge、SiO、ZnSなどの膜か
らなる一層または多層のフイルタ層12を設けたものであ
る。例えば、赤外線を透過して、可視光をカットするフ
イルタ層12を赤外光学フレネルレンズ1の表面に設けれ
ば、赤外線のみを赤外光学フレネルレンズ1で集光して
透過させることが可能である。また、前記フイルタ層12
で、赤外光学フレネルレンズ1を透過する赤外線の波長
域を選定することもできる。フイルタ層12は、蒸着やス
パッタ、CVPなどで形成する。
第3実施例は、前記第1実施例に示した赤外光学フレネ
ルレンズ1の表面に、Ge、SiO、ZnSなどの膜か
らなる一層または多層のフイルタ層12を設けたものであ
る。例えば、赤外線を透過して、可視光をカットするフ
イルタ層12を赤外光学フレネルレンズ1の表面に設けれ
ば、赤外線のみを赤外光学フレネルレンズ1で集光して
透過させることが可能である。また、前記フイルタ層12
で、赤外光学フレネルレンズ1を透過する赤外線の波長
域を選定することもできる。フイルタ層12は、蒸着やス
パッタ、CVPなどで形成する。
【0014】図4は第4実施例を示し、前記第1実施例
に示した赤外光学フレネルレンズ1の表面に、ZnSや
Geなどからなる無反射薄膜13を形成したものである。
したがって、赤外光学フレネルレンズ1を構成した無機
の赤外透過光学材の屈折率に影響されることなく、透過
する赤外線の量を充分に確保することが可能である。例
えば、前記図2に示した赤外線検出器などの赤外入射窓
を、この第4実施例の無反射薄膜13を設けた赤外光学フ
レネルレンズ1で構成すれば、効率よく赤外線を透過さ
せることができ、赤外線の検出精度を向上させることが
可能である。
に示した赤外光学フレネルレンズ1の表面に、ZnSや
Geなどからなる無反射薄膜13を形成したものである。
したがって、赤外光学フレネルレンズ1を構成した無機
の赤外透過光学材の屈折率に影響されることなく、透過
する赤外線の量を充分に確保することが可能である。例
えば、前記図2に示した赤外線検出器などの赤外入射窓
を、この第4実施例の無反射薄膜13を設けた赤外光学フ
レネルレンズ1で構成すれば、効率よく赤外線を透過さ
せることができ、赤外線の検出精度を向上させることが
可能である。
【0015】図5は第5実施例を示すものである。この
第5実施例は、前記第1実施例に示した赤外光学フレネ
ルレンズ1の表面に防湿層14を設けたものである。防湿
層14の構成材としては、任意のものを使用することがで
きるが、例えば、有機の透明ふっ素コーティング剤
(「サイトップ」、「フロロコート」旭硝子株式会社商
品名)、または無機のSiO2 、チタン、タンタルなど
がある。この赤外光学フレネルレンズ1を、前記図2に
示した赤外線検出器などの赤外入射窓として使用すれ
ば、そのケース内に湿気が浸入することを防ぐことに対
して有効である。
第5実施例は、前記第1実施例に示した赤外光学フレネ
ルレンズ1の表面に防湿層14を設けたものである。防湿
層14の構成材としては、任意のものを使用することがで
きるが、例えば、有機の透明ふっ素コーティング剤
(「サイトップ」、「フロロコート」旭硝子株式会社商
品名)、または無機のSiO2 、チタン、タンタルなど
がある。この赤外光学フレネルレンズ1を、前記図2に
示した赤外線検出器などの赤外入射窓として使用すれ
ば、そのケース内に湿気が浸入することを防ぐことに対
して有効である。
【0016】図6は第6実施例を示すものであって、赤
外透過光学材としてのAgIからなる赤外光学集合フレ
ネルレンズ15である。この赤外光学集合フレネルレンズ
15の成形も、前記第1実施例と同様である。そして、こ
の赤外光学集合フレネルレンズ15は、破線でブロック状
に示した焦点距離がそれぞれ異なる単位フレネルレンズ
15a の複数個を連続的に、かつ3次元の視野に対じた形
状に結合して一体に成形したものである。したがって、
視野を広くすることが可能であり、かつ各スポットの赤
外線を集光することが可能である。
外透過光学材としてのAgIからなる赤外光学集合フレ
ネルレンズ15である。この赤外光学集合フレネルレンズ
15の成形も、前記第1実施例と同様である。そして、こ
の赤外光学集合フレネルレンズ15は、破線でブロック状
に示した焦点距離がそれぞれ異なる単位フレネルレンズ
15a の複数個を連続的に、かつ3次元の視野に対じた形
状に結合して一体に成形したものである。したがって、
視野を広くすることが可能であり、かつ各スポットの赤
外線を集光することが可能である。
【0017】図7は第7実施例である。図7において、
16は赤外線検出器で、そのケース17の一端口部が赤外透
過光学材としてのTlClからなる球面形多面分割フレ
ネルレンズ18で閉鎖されている。19はケース17の他端を
閉鎖したステム、20はホルダで、これに赤外センサ21が
収容されている。前記球面形多面分割フレネルレンズ18
は、球面状に形成され、かつ単位フレネルレンズ18a の
複数を間隔をおいて分割状に配置したものであって、そ
の視野が広いとともに、各スポットの赤外線を前記単位
フレネルレンズ18a のそれぞれで集光することが可能で
あり、赤外線を効率よく検出することができる。
16は赤外線検出器で、そのケース17の一端口部が赤外透
過光学材としてのTlClからなる球面形多面分割フレ
ネルレンズ18で閉鎖されている。19はケース17の他端を
閉鎖したステム、20はホルダで、これに赤外センサ21が
収容されている。前記球面形多面分割フレネルレンズ18
は、球面状に形成され、かつ単位フレネルレンズ18a の
複数を間隔をおいて分割状に配置したものであって、そ
の視野が広いとともに、各スポットの赤外線を前記単位
フレネルレンズ18a のそれぞれで集光することが可能で
あり、赤外線を効率よく検出することができる。
【0018】図8(A)、(B)、(C)は第8実施例
であって、その22a は両凸レンズ、22b は両凹レンズ、
22c はメニスカスレンズである。これらのレンズ22a,22
b,22c のそれぞれは、赤外透過光学材としてのCsIで
成形されたものであって、その成形は、前記第1実施例
と同様である。
であって、その22a は両凸レンズ、22b は両凹レンズ、
22c はメニスカスレンズである。これらのレンズ22a,22
b,22c のそれぞれは、赤外透過光学材としてのCsIで
成形されたものであって、その成形は、前記第1実施例
と同様である。
【0019】図9は第9実施例を示すものである。図9
において、23は赤外線検出器で、その赤外入射窓24が赤
外透過光学材としてのCsIで成形された赤外光学凸レ
ンズで構成されている。25は赤外センサである。
において、23は赤外線検出器で、その赤外入射窓24が赤
外透過光学材としてのCsIで成形された赤外光学凸レ
ンズで構成されている。25は赤外センサである。
【0020】前記第1〜9実施例から明らかなように、
本発明の赤外光学レンズの構成は任意であって、用途そ
の他の使用条件に対応した構成にすることが可能であ
る。
本発明の赤外光学レンズの構成は任意であって、用途そ
の他の使用条件に対応した構成にすることが可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の赤外光学レンズは、上記のよう
に、高圧で変形可能な無機の赤外透過光学材を成形用型
で加圧・加熱して成形したものである。したがって、任
意の構成の赤外光学レンズを能率よくかつ高い精度で製
造することが可能である。そして、高圧で変形可能な無
機の赤外透過光学材としては、各種のものが存在するか
ら、赤外光学レンズの用途などに対応して、使用する赤
外透過光学材を選択することで、赤外透過波長域が広く
かつ赤外透過率が高い赤外光学レンズをうることが可能
である。しかも、この赤外光学レンズは、強度が大きく
て高温度に耐えるから、各種の用途に使用することが可
能であるとともに、赤外線を効率よく透過させることが
可能である。また、この赤外光学レンズは高温度に耐え
るから、その表面に蒸着その他の手段で各種の素材から
なる膜を形成することができ、赤外光学レンズの用途な
どをより広くすることが可能である。
に、高圧で変形可能な無機の赤外透過光学材を成形用型
で加圧・加熱して成形したものである。したがって、任
意の構成の赤外光学レンズを能率よくかつ高い精度で製
造することが可能である。そして、高圧で変形可能な無
機の赤外透過光学材としては、各種のものが存在するか
ら、赤外光学レンズの用途などに対応して、使用する赤
外透過光学材を選択することで、赤外透過波長域が広く
かつ赤外透過率が高い赤外光学レンズをうることが可能
である。しかも、この赤外光学レンズは、強度が大きく
て高温度に耐えるから、各種の用途に使用することが可
能であるとともに、赤外線を効率よく透過させることが
可能である。また、この赤外光学レンズは高温度に耐え
るから、その表面に蒸着その他の手段で各種の素材から
なる膜を形成することができ、赤外光学レンズの用途な
どをより広くすることが可能である。
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第2実施例の断面図である。
【図3】第3実施例の正面図である。
【図4】第4実施例の正面図である
【図5】第5実施例の正面図である。
【図6】第6実施例の平面図である。
【図7】第7実施例の断面図である。
【図8】第8実施例の正面図である。
【図9】第9実施例の正面図である
1:赤外光学フレネルレンズ、15:赤外光学集合フレネ
ルレンズ、18:球面形多面分割フレネルレンズ、22a :
両凸レンズ、22b :両凹レンズ、22c :メニスカスレン
ズ。
ルレンズ、18:球面形多面分割フレネルレンズ、22a :
両凸レンズ、22b :両凹レンズ、22c :メニスカスレン
ズ。
Claims (1)
- 【請求項1】 高圧で変形可能な無機の赤外透過光学材
を成形用型で加圧・加熱して成形してなる赤外光学レン
ズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23889192A JPH0656442A (ja) | 1992-08-15 | 1992-08-15 | 赤外光学レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23889192A JPH0656442A (ja) | 1992-08-15 | 1992-08-15 | 赤外光学レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656442A true JPH0656442A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=17036806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23889192A Pending JPH0656442A (ja) | 1992-08-15 | 1992-08-15 | 赤外光学レンズ |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0656442A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1992
- 1992-08-15 JP JP23889192A patent/JPH0656442A/ja active Pending
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