JPH0655735A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0655735A
JPH0655735A JP20897992A JP20897992A JPH0655735A JP H0655735 A JPH0655735 A JP H0655735A JP 20897992 A JP20897992 A JP 20897992A JP 20897992 A JP20897992 A JP 20897992A JP H0655735 A JPH0655735 A JP H0655735A
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JP
Japan
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ink
jet recording
ink ejection
ink jet
energy acting
Prior art date
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Pending
Application number
JP20897992A
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English (en)
Inventor
Takuro Sekiya
卓朗 関谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 400dpiより高密度な印写を行なえるイ
ンクジェット記録装置を得る。 【構成】 インクを吐出させるインク吐出口13と前記
インクに吐出エネルギーを与えるエネルギー作用部とを
有するインクジェット記録ヘッド1を備えたインクジェ
ット記録装置において、前記エネルギー作用部に対向す
る位置に前記インク吐出口13を形成し、前記エネルギ
ー作用部の表面から前記インク吐出口の外側表面までの
距離を70μm以下とし、前記インクを前記エネルギー
作用部の表面に対して略垂直方向上方へ吐出させて印写
を行なうと共に印写密度が400dpiより高密度とな
るように前記インク吐出口13を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出させて印
写を行なうインクジェット記録装置に関し、より詳細に
は、400dpi(dot par inch)より高密度な印写を行
なえるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録方法は、記録時にお
ける騒音の発生が無視できる程度に極めて小さいという
点で、オフィス用等として注目されている。その中で、
高速記録が可能であり、しかも、普通紙に特別の定着処
理を必要とせずに記録を行なうことができる、所謂、イ
ンクジェット記録方法は極めて有力な記録方法であり、
これまでにも様々な方式が提案され、又は、既に製品
化、実用化されている。
【0003】このようなインクジェット記録方法は、所
謂インクと称される記録液体の小液滴(インク滴)を飛
翔させ、このインク滴を被記録体に付着させて記録を行
なうものであって、例えば、本出願人が特公昭56−9
429号公報として出願している。ここで、この特公昭
56−9429号公報に記載された発明を要約すれば、
液室内のインクを加熱して気泡を発生させることにより
インクに圧力上昇を生じさせ、このインクを微細なノズ
ル先端のインク吐出口から吐出させて記録を行なうもの
である。
【0004】その後この原理を利用して多くの発明がな
され、その一つとして、例えば、特公昭62−5967
2号公報に記載されている発明が知られている。これ
は、アルミナ等のセラミックス、金属、プラスチックス
等を形成して得られる基板にインクを吐出させるための
エネルギー源としての発熱素子や圧電素子等のエネルギ
ー作用部を設置し、その基板上に感光性樹脂層を塗布法
やラミネート法等によって設けた後、この感光性樹脂層
に通常行なわれているフォトリソグラフィーの手段によ
ってインク流路溝を形成し、ついで、インク流路溝が設
けられた基板に上蓋を接合してインクジェット記録ヘッ
ドを製作するというものである。また、特開昭57−4
3876号公報に記載されている発明が知られており、
これは、上述した特公昭62−59672号公報に記載
された発明から一歩進んで、上蓋を接合した後、ダイシ
ング法によって基板と上蓋とを切断することによりイン
ク吐出口を形成するという点にまで言及しており、イン
クジェット記録ヘッドの製作方法がより明確になってい
る。
【0005】しかしながら、上述した公報においては、
基板上にフォトリソグラフィー等の技術を用いてインク
ジェット記録ヘッドとして必要な構成(インク流路溝や
インク吐出口等)を形成する方法についての記載はある
が、具体的にどの位の大きさのインクジェット記録ヘッ
ドを作るのかという記載はない。
【0006】一方、特開昭55−132267号公報に
は、その明細書中に記載されているように8〜12個/
mm(200〜300個/inch)程度の密度にインク吐
出口を配列したインクジェット記録ヘッドが検討されて
いる。又、特開昭55−161665号公報では、その
明細書中に記載されているように、発熱抵抗体パターン
(エネルギー作用部)のサイズが80μm×200μm
であり、先端にインク吐出口を形成するインク流路溝の
サイズが幅80μm×深さ80μmであることから、イ
ンク吐出口の配列密度が8個/mm程度のインクジェッ
ト記録ヘッドが検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
より高精細、高画質の記録品質が要求されており、上述
した従来技術で開示されている程度のインク吐出口配列
密度のインクジェット記録ヘッドでは市場のニーズに応
えられなくなってきている。具体的には、400dpi
を超えるような高密度記録が要求されてきており、従来
のインクジェット記録ヘッドではこれに対処することが
できない。
【0008】そして、このような高密度記録を行なうこ
とができるインクジェット記録ヘッドは実現されておら
ず、従って、400dpiを超えるような高密度記録を
行なう具体的方法についても充分検討されていないとい
うことが実状である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インクを吐出させるインク吐出口と前記インクに吐出エ
ネルギーを与えるエネルギー作用部とを有するインクジ
ェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置にお
いて、前記エネルギー作用部に対向する位置に前記イン
ク吐出口を形成し、前記エネルギー作用部の表面から前
記インク吐出口の外側表面までの距離を70μm以下と
し、前記インクを前記エネルギー作用部の表面に対して
略垂直方向上方へ吐出させて印写を行なうと共に印写密
度が400dpiより高密度となるように前記インク吐
出口を形成した。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、インク吐出口から吐出するインク先端部の
吐出速度を10m/s以上として印写を行なうようにし
た。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、インク吐出口を形成した部材の厚さ寸法を
50μm以下とした。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明において、エネルギー作用部を形成した基板と
樹脂成形によって形成された凹部を有する蓋部材とを設
けると共に前記凹部を前記エネルギー作用部に対向させ
る向きに前記基板と前記蓋部材とを積層し、前記蓋部材
の前記エネルギー作用部に対向した位置にエキシマレー
ザーによってインク吐出口を形成した。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、蓋部材の凹部側内周面におけるインク吐出
口の周囲にエネルギー作用部側へ突出した凸部を形成し
た。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、インク吐出口を最終印写密度と同じ密度で
一列に形成し、エネルギー作用部を前記インク吐出口の
配列方向と直交する向きに縦長に形成した。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、エネルギー作用部か
らインクに吐出エネルギーを与えると、インクはエネル
ギー作用部の表面に対して略垂直方向へ向けてインク吐
出口から吐出し、印写が行なわれる。ここで、インクが
エネルギー作用部の表面に対して略垂直方向へ吐出する
ために、エネルギー作用部からインクに与えられた吐出
エネルギーのうち実際にインク吐出に使用される吐出エ
ネルギーの割合である吐出効率が高くなり、印写密度が
400dpiより高密度となるようにインク吐出口を形
成したために、インク吐出口の口径が小さくなってイン
ク吐出時の流体抵抗が大きくなったりエネルギー作用部
の小型化によってインクに与えられる吐出エネルギーが
小さくなった場合でもインクの吐出が良好に行なわれ
る。また、400dpiより高密度の印写密度となるよ
うにインク吐出口を形成した場合には、エネルギー作用
部の表面からインク吐出口の外側表面までの距離を70
μm以下とすることによりインク吐出口からのインク吐
出がさらに良好に行なわれる。さらに、インクはエネル
ギー作用部の表面に対して略垂直方向へ吐出するため、
他の吐出方法(水平方向へ吐出させる方法)に対して吐
出スピードが速く、従って、被記録体に付着する時の被
記録体へのインクの浸透性が良く、被記録体上での画素
のにじみが少なく、400dpiを超えるような高精細
印写を行なう場合に高画質が維持される。
【0016】請求項2記載の発明では、インク吐出口か
ら吐出するインク先端部の吐出速度が10m/s以上で
あるため、周囲の空気流等の外乱に影響されることなく
インクの吐出が行なわれる。
【0017】請求項3記載の発明では、インク吐出口を
形成する部材の厚さ寸法が50μm以下であるため、イ
ンク吐出口の形成を高精度で行なえる。
【0018】請求項4記載の発明では、蓋部材を樹脂成
形するためにコストが低減され、この蓋部材にエキシマ
レーザーでインク吐出口を形成するためにインク吐出口
の加工精度が高くなる。
【0019】請求項5記載の発明では、凸部によって隣
接するインク吐出口同士が仕切られた状態となってエネ
ルギー作用部からインクに与えられる吐出エネルギーの
吐出効率が高くなり、高密度に配列されたインク吐出口
からのインクの吐出が安定して行なわれる。
【0020】請求項6記載の発明では、インク吐出口を
千鳥状に形成する必要がなくなるために構造が簡単とな
り、また、エネルギー作用部を縦長に形成することによ
って高密度配列が可能になると共に各エネルギー作用部
の表面積が大きくなるために充分な量の吐出エネルギー
が発生される。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係るインクジェット記録装置に使用
されるインクジェット記録ヘッド1の完成図であり、図
2はその分解斜視図である。まず、基板である発熱体基
板2上にはエネルギー作用部である複数個の発熱体3が
一列に設けられ、さらに、これらの発熱体3には個別の
制御電極4と共通の共通電極5とが電気的に接続されて
いる。なお、これらの電極4,5の端部は前記発熱体基
板2の同一サイドに引き出され、各々がボンディングパ
ッド6,7とされている。また、前記発熱体基板2に
は、前記発熱体3の配列方向端部に位置させてインクを
導入するインク導入口8が貫通形成され、このインク導
入口8にはフィルタ9を介してインク導入チューブ10
が接続されている。また、前記発熱体基板2上には、前
記発熱体3やインク導入口8をカバーし得る大きさの凹
部11が形成された蓋部材12が積層されている。な
お、この蓋部材12は前記凹部11を前記発熱体3に対
向させる向きに積層されており、前記発熱体基板2の上
面部と前記凹部11とに囲まれた部分がインクが導入さ
れるインク室とされている。そして、前記蓋部材12に
は前記発熱体3と対向する位置にインク吐出口13が形
成されている。図3は前記蓋部材12を内側から見た斜
視図であり、蓋部材12の凹部11側内周面におけるイ
ンク吐出口13の周囲には、前記発熱体3側へ突出した
凸部である障壁14が形成されている。
【0022】なお、これらの図1乃至図3、さらには、
後述する各図では、説明を簡単にするため、必要に応じ
て簡略化した構造等を図示するものであり、いくつかの
省略点、誇張点を持つものである。例えば、発熱体基板
2には発熱体3や電極4,5の他に蓄熱層や保護層等が
設けられているが、ここでは図示を省略し、後述するも
のとした。また、発熱体3とインク吐出口13との対は
図示例では3個だけとしたが、実際には多数設けられる
ものであり、ローエンドシリアルプリンタの例では64
〜256個設けられ、ハイエンドマルチプリンタの例で
は2000〜4000個設けられている。また、発熱体
3等の数が多くなるに伴い、インク導入口8の数も増や
され、或いは、開口面積が大きくされる。このようなイ
ンク導入口8は例えばシリコン等による発熱体基板2の
場合であれば、レーザービーム加工或いはエッチングに
より容易に形成できる。また、図示例の各部の寸法比率
は判り易さを優先させてあり、必ずしも現実に即したも
のではない。
【0023】つぎに、図4を参照しながらインク15の
吐出原理について説明する。なお、図4はインクジェッ
ト記録ヘッド1におけるインク吐出口13の近傍を断面
にしたものである。
【0024】まず、同図(a)は定常状態であり、イン
ク吐出口13においてインク15の表面張力と外圧とが
平衡状態に保たれている。
【0025】同図(b)は発熱体3が加熱されて発熱体
3の表面温度が急上昇し、隣接インク層に膜沸騰現象が
生じて沸騰膜を作り、発熱体3の表面で気泡16が成長
した状態である。この時、インク吐出口13の圧力は気
泡16の成長した分だけ上昇し、外圧とのバランスがく
ずれ、インク吐出口13からインク柱15aが成長しは
じめる。
【0026】同図(c)は気泡16が最大に成長した状
態であり、インク吐出口13からインク柱15aが押し
出される。この時、発熱体3には電流が流れていない状
態であり、発熱体3の表面温度は降下しつつある。気泡
16の体積の最大値は発熱体3に対する電気パルス印加
のタイミングからやや遅れる。
【0027】同図(d)は気泡16がインク15等によ
り冷却されて収縮した状態を示す。インク柱15aの先
端部では押し出された速度を保ちつつ前進し、後端部で
は気泡16の収縮に伴なうインク吐出口13内の圧力減
少によりインク15が逆流し、インク柱15aの根本が
くびれ、その後、インク柱15aはくびれ部から切断さ
れ、インク滴15bとなってインク吐出口13から吐出
する。この時、インク吐出口13の内圧が外圧より低い
状態となるため、メニスカスが大きくインク吐出口13
内に入り込んだ状態となる。なお、吐出時におけるイン
ク滴15bの先端部は10〜18m/sの吐出速度をも
ち、インク吐出口13に対向する位置に設けられている
記録紙(図示せず)へ向けて吐出する。
【0028】同図(e)は毛細管現象によってインク1
5がインク吐出口13へ再び供給されて同図(a)に示
した状態と同じ状態に戻った状態であり、気泡16は完
全に消滅している。
【0029】以下、上記吐出原理をよりよいものとする
ための各部の構成・製造方法等を個別に説明する。ま
ず、発熱体基板2の構造及びその製造方法等を図5を参
照して説明する。発熱体基板2は本実施例において重要
なパーツの一つであり、この発熱体基板2自体は、例え
ば、ガラス、アルミナ(Al23 )、シリコン等の材
質によるものが用いられる。この発熱体基板2上に形成
される蓄熱層17は、例えばSiO2 層よりなり、ガラ
ス又はアルミナ基板の場合であればスパッタリング法等
の薄膜形成法により形成され、シリコン基板の場合には
熱酸化法によって形成される。蓄熱層17の膜厚として
は1〜5μm程度がよい。
【0030】発熱体3を構成する材料としては、タンタ
ル−SiO2 の混合物、窒化タンタル、ニクロム、銀−
パラジウム合金、シリコン半導体、或いは、ハフニウ
ム、ランタン、ジルコニウム、チタン、タンタル、タン
グステン、モリブデン、ニオブ、クロム、バナジウム等
の金属の硼化物が使用可能ある。これらの内、金属の硼
化物が特に好ましく、その中でも、硼化ハフニウムが最
も特性的に好ましく、次いで、硼化ジルコニウム、硼化
ランタン、硼化バナジウム、硼化ニオブの順に好ましい
ものとなる。発熱体3はこのような材料を用い、電子ビ
ーム法、蒸着法、スパッタリング法等により形成され
る。膜厚は単位時間当たりの発熱量が所望値となるよう
に、その面積、材質、熱作用部分の形状及び大きさ、実
際面での消費電力等に応じて適宜設定されるが、通常は
0.001〜5μm程度、好ましくは0.01〜1μm
程度とされる。
【0031】制御電極4や共通電極5の材料としては、
通常の電極材料と同じでよく、例えば、Al、Ag、A
u、Pt、Cu等が用いられる。これらは蒸着法等によ
り、所定位置に所定の大きさ、形状、膜厚で形成され
る。前記発熱体3の上部には保護層18が形成されてお
り、この保護層18は発熱体3で発生した熱を効果的に
インク15側に伝達することを妨げずに発熱体3を保護
するためのものであり、材料としては、酸化シリコン
(SiO2 )、窒化シリコン、酸化マグネシウム、酸化
アルミニウム、酸化タンタル、酸化ジルコニウム等が用
いられる。製法は、電子ビーム法、蒸着法、スパッタリ
ング法等による。膜厚は、通常0.01〜10μm、好
ましくは0.1〜5μm(中でも、0.1〜3μmが最
適)とされる。保護層18はこれらの材料を用いて1層
又は複数層構造で形成されるが、これらの層の他に、気
泡16が収縮・消滅する際に発生するキャビテーション
作用から保護するためにタンタル等の金属層を表面に形
成することが望ましい。具体的には、タンタル等の金属
層を膜厚0.05〜1μm程度で形成すればよい。
【0032】前記電極4,5の上部には電極保護層19
が形成されており、この電極保護層19の材料として
は、例えばポリイミドイソインドロキナゾリンジオン
(商品名:PIQ,日立化成社製)、ポリイミド樹脂
(商品名:PYRALIN,デュポン社製)、環化ポリ
ブタジエン(商品名:JSR−CBR,日本合成ゴム社
製)、フォトニース(商品名,東レ社製)、その他の感
光性ポリイミド樹脂等が用いられる。
【0033】つぎに、前記蓋部材(図1乃至図3参照)
12の製作方法について説明する。蓋部材12は樹脂の
一体成形で形成され、樹脂材料としては、耐インク性に
優れたポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリプロピレン等が用いられ
る。その中でも、成形のために流動性のよい(melt flo
w rateが10g/10分以上)材料を用いることが好ま
しい。成形機は市販の射出成形機を用いるが、微細な形
状を精度良く転写するために射出圧力が2000kg/
cm2 以上の能力を有する成形機が望ましい。また、樹
脂の流動性を高めるため、シリンダ温度を400℃以上
に加熱する。金型は、図3に示した蓋部材12と対にな
る形状の金型を用いる。また、転写性を良くするため、
金型の材料の熱変形温度以上に加熱できるようにヒータ
ー、熱触媒等を金型内に設ける。なお、金型の樹脂充填
部を真空ポンプ等により減圧して転写性を高めることも
有効である。
【0034】なお、以上の説明では、蓋部材12はイン
ク吐出口13も同時に一体成形する例であるが、他の方
法として、金型内ではインク吐出口13を有しない状態
で成形し、金型内から取り出した後にレーザー装置で紫
外線を照射し、樹脂を除去・蒸発させてインク吐出口1
3を形成することにより、高精度なインク吐出口13を
形成することができる。特に、エキシマレーザーを適切
に用いると、マスクパターンに沿った精密な加工を簡単
に行なうことができるため、例えば、400dpiを超
えるような非常に高密度な印写を行なうインクジェット
記録ヘッド1のように、従来にない微小な(φ30μm
より小さい)インク吐出口13を形成するためには大変
都合がよい。
【0035】以上が本発明のインクジェット記録装置に
おいて用いるインクジェット記録ヘッド1の概略説明で
あるが、このインクジェット記録ヘッド1では図より明
らかなように、発熱体3の表面に対して略垂直方向上方
へインク滴15bを吐出させるサイドシューター方式を
採用している。これに対し、図6に示したように、発熱
体3の表面に対してインク滴15bを平行方向へ吐出す
る方式(エッジシューター方式)のインクジェット記録
ヘッドがある。本出願人は、両構造のインクジェット記
録ヘッドを各種試作して測定を行なった結果、非常に高
精細な印写、例えば、400dpiを超えるような高密
度印写を行なうためには、サイドシューター方式が適し
ていることを見い出した。表1と表2とはその測定結果
を示したもので、表1はエッジシューター方式のインク
ジェット記録ヘッドを試作してインク滴15bを吐出さ
せ、吐出したインク滴15bの先端部の吐出速度を測定
した結果である。一方、表2はサイドシューター方式の
インクジェット記録ヘッドを試作して同様の測定を行な
った結果である。ここで、試作したインクジェット記録
ヘッドは、インク吐出口の数を64個とし、その配列密
度を300〜1000個/inchまで変えたものである。
また、使用したインク15は、表面張力が40.5 dyn
/cm、粘度1.62cpのものである。さらに、サイ
ドシューター方式のインクジェット記録ヘッドには、図
3に示したような障壁14を図8に示したようにインク
吐出口13の周囲に4個形成した。また、駆動周波数は
すべて5kHzに統一した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】以上の測定結果より明らかなように、エッ
ジシューター方式のインクジェット記録ヘッドでは、イ
ンク吐出口の配列密度が480個/inch以上になると、
インク滴の先端部の吐出速度が10m/s以下となっ
た。
【0039】これに対してサイドシューター方式のイン
クジェット記録ヘッドでは、インク吐出口の配列密度が
480個/inchを超えてもインク滴の先端部の吐出速度
は13m/s以上であった。
【0040】このように、エッジシューター方式とサイ
ドシューター方式とのインクジェット記録ヘッドにおい
て、インク滴の先端部の吐出速度に違いが生じるのはそ
の構造に起因すると考えられる。本発明に適用したサイ
ドシューター方式のインクジェット記録ヘッド1では、
発生した気泡16の真上にインク吐出口13があるた
め、気泡16の成長方向とインク滴15bの吐出方向と
が一致している。従って、気泡16の成長によるインク
吐出の推進力は非常に効率良くインク15に伝達され、
発熱体3からインク15に与えられた吐出エネルギーに
対するインク15の吐出に直接使用される吐出エネルギ
ーの割合(吐出効率)が高くなる。さらに、本実施例で
は、インク吐出口13の周囲に障壁14を設けているた
め、その推進力は横方向に分散されにくく、吐出効率が
より一層高くなる。
【0041】一方、図7はエッジシューター方式のイン
クジェット記録ヘッドにおいて、発生した気泡16の成
長方向とインク15の吐出方向とを示したもので、気泡
16の成長方向とインク15の吐出方向とが90゜の角
度を有して一致せず、また、インク吐出の推進力も半分
は逆向き(矢印A方向)に逃げるため、吐出効率は低下
している。
【0042】このような構造的な違いを考えて表1と表
2とを比較すると、その結果に差異が出ることが理解で
きる。つまり、高密度印写を行なうためにインク吐出口
13の配列密度を密にしてインク吐出口13のサイズを
小さくしていくと、それに伴って各発熱体3のサイズを
小さくしたり駆動電圧を低下させる必要が生じて各発熱
体3からインク15に与えられる吐出エネルギーの量が
少なくなり、更には、インク吐出口13の口径が小さく
なるためにインク吐出時に流体抵抗が大きくなるため、
吐出効率が低いエッジシューター方式のインクジェット
記録ヘッドでは、インク15の表面張力と外圧とが平衡
状態に保たれている状態のメニスカスを打ち破ってイン
ク滴15bを吐出させることが次第に困難になる。従っ
て、400dpiを超えるような高密度印写を行なうイ
ンクジェット記録ヘッドでは高速度でインク吐出を行な
うためには、サイドシューター方式のインクジェット記
録ヘッド1としなければならない。
【0043】つぎに、インク吐出速度の違いが記録紙の
紙面上の画素径に及ぼす影響を調べた結果を示す。表3
は、サイドシューター方式とエッジシューター方式とで
それぞれ紙面上に画素を形成したその大きさを比較した
ものである。使用したインクは前述のものと同じであ
り、記録紙としては三菱製紙製マットコート紙NMを使
用した。なお、表3に示した画素径は、測定サンプル数
n(n=50個)の平均値である。
【0044】
【表3】
【0045】これよりわかるように、同じ配列密度のイ
ンクジェット記録ヘッドであっても、インク吐出速度が
速いサイドシューター方式で印写したほうが、約90%
の大きさとなった画素径を得ることができる。このこと
は、本発明のように、非常に高精細な記録を行なう際に
有利に働く。つまり、速いスピードでインクを吐出させ
ることにより、飛翔時も非常に安定して狙いどおりの紙
面上に着弾でき、さらに、吐出速度が速いために紙面上
に着弾した時も画素径が広がりにくく、にじみにくくな
るため、非常に高画質な印写が行なわれる。
【0046】つぎに、本発明に係るインクジェット記録
ヘッド1の特徴の一つである、発熱体3の表面からイン
ク吐出口13の外側表面までの距離、及び、蓋部材12
におけるインク吐出口13を形成する部分の厚さ寸法に
ついて説明する。発生した気泡16によるインク吐出の
推進力を効率良くインク15に伝え、微小なインク吐出
口13からインク15を吐出させるには、図9に示した
ように発熱体3の表面からインク吐出口13の外側表面
までの距離“h”が大きな影響を及ぼす。また、同図に
おいて“t”は蓋部材12におけるインク吐出口13を
形成する部分の厚さ寸法である。
【0047】ここで、表4は上述した距離“h”や寸法
“t”を変えたインクジェット記録ヘッドを試作して吐
出するインク滴の先端部の吐出速度を測定した結果を示
したものである。なお、ここで使用したインクジェット
記録ヘッドは、表2の測定を行なうために試作したイン
クジェット記録ヘッドと同様に一つのインク吐出口13
の周囲に4個の障壁14を有し、他の吐出条件等も表2
の測定を行なう場合に準じて設定したものである。な
お、インク吐出口は、ポリサルフォン樹脂にエキシマレ
ーザーで加工したものである。
【0048】
【表4】
【0049】この測定結果から、印写密度が400dp
i、或いは、それを超えるような高密度印写を行なうよ
うなインクジェット記録ヘッドにおいては、発熱体3の
表面からインク吐出口13の外側表面までの距離“h”
を70μm以下とする必要があることがわかる。なお、
“h”が70μm以上、例えば90μmであってもイン
ク滴の吐出は可能であるが、インク滴の先端部の吐出速
度が10m/s以下となり、その吐出力が弱く、外乱の
影響を受け易くなるために安定した印写を行なうには不
利となる。
【0050】また、本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドのように非常に高密度の印写を行なう場合には、イ
ンク吐出口13の加工精度を高くして各インク吐出口1
3においてバラツキがないことが必要であり、表5はイ
ンク吐出口13の加工精度について測定した結果を示し
たものである。使用した材料はポリサルフォン樹脂であ
り、その材料の厚さを変えてφ28μmのインク吐出口
13をエキシマレーザーによって形成し、その寸法精度
を調べた。なお、インク吐出口13のサイズは、光学式
測長機では高精度に測定することができなかったため、
簡易ヘッドを製作し、一定時間それらのインク吐出口1
3から純水を吐出させ、吐出された純水を採取してその
重量を測定することにより、インク吐出口13の口径に
換算したものである。
【0051】
【表5】
【0052】この測定結果から、ポリサルフォン樹脂の
厚さ“t”を50μm以下とすることにより、成形され
るインク吐出口13の寸法精度は、±0.3μm以内と
なることがわかる。一般に、非常に微小な画素を400
dpiを超えるような高密度に印写するには、吐出口の
口径のバラツキは少なくとも±0.5μm以内にする必
要があるが、表5に示した測定結果から、材料の厚さを
50μm以下とすることによってそれが達成できる。
【0053】つぎに、障壁14がインク15の吐出効率
に及ぼす影響についての測定結果について説明する。4
00dpiを超えるような高密度印写を行なう場合に
は、表1、表2に示したように吐出構造の違いもさるこ
とながら、インク吐出口13の周辺の構造も重要であ
る。これは、印写密度が400dpi以下の比較的粗い
印写を行なうインクジェット記録ヘッドでは、インク吐
出口のサイズも大きいためにインク吐出時の流体抵抗も
少なく、また、発熱体のサイズも大きいため発生する気
泡が充分大きいためにインクを吐出させる推進力も大き
いのに対し、400dpiを超えるような高密度印写を
行なうインクジェット記録ヘッドでは、インク吐出口や
発熱体のサイズが小さくなり、インク吐出時の流体抵抗
が大きくなると共にインクを吐出させるための推進力が
小さくなるためである。そこで、図3や図8に示したよ
うな障壁14をインク吐出口13の周囲に形成すること
により、気泡の推進力を横方向へ逃がさず、効率良くイ
ンク吐出口13側へ伝えることができる。
【0054】ここで、表6は印写密度を変えると共に障
壁14の数を変えたインクジェット記録ヘッドを試作し
て吐出するインク滴の先端部の吐出速度を測定した結果
を示したものである。なお、障壁14が2個とは図3に
示した状態であり、障壁14が4個とは図8に示した状
態である。また、インク滴を吐出させる際の条件は上述
した測定を行なった場合に準じて設定しており、さら
に、上述した距離“h”を50μm、厚さ“t”を20
μmに設定している。
【0055】
【表6】
【0056】この測定結果から、印写密度が400dp
iのインクジェット記録ヘッドにおいては、障壁14が
なくても一応10m/s以上の吐出速度を得ることがで
きるが、印写密度が480dpiを超えるインクジェッ
ト記録ヘッドの場合には、障壁14がないと吐出速度が
遅くなり、外乱の影響を受け易くなるために安定した印
写を行なうことが困難になる。一方、印写密度が480
dpiを超える高密度印写を行なうインクジェット記録
ヘッドにおいては、障壁14を設けることによって充分
に速い吐出速度を確保することができ、障壁14の数も
2個より4個のほうが吐出速度を速くすることができ
る。
【0057】以上より、高密度印写を行なう場合には障
壁14を設けることが効果的であることがわかったが、
一方では、隣接する発熱体3の間に障壁14を位置させ
るスペースを確保する必要があるため、その分発熱体3
を小さくしなければならないという不具合が生ずる。そ
こで、図10に示したように発熱体3の形状を、発熱体
3の配列方向(即ち、インク吐出口13の配列方向)と
直交する向きに縦長に形成した。これにより、発熱体3
の表面積を大きくして充分な発熱量を得ることができる
と共に隣接する発熱体3の間に障壁14を位置させるス
ペースを確保することができる。そして、本発明のよう
に高密度印写を行なう場合でも、インク吐出口13を最
終印写密度と同じ密度で一列に配列することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、エネルギー作用
部に対向する位置にインク吐出口を形成し、インクをエ
ネルギー作用部の表面に対して略垂直方向上方へ吐出さ
せて印写を行なうと共に印写密度が400dpiより高
密度となるようにインク吐出口を形成したので、エネル
ギー作用部からインクに与えられた吐出エネルギーのう
ち実際のインク吐出に使用される吐出エネルギーの割合
である吐出効率を高めることができ、従って、印写密度
が400dpiより高密度となるようにインク吐出口を
形成したためにインク吐出口の口径が小さくなってイン
ク吐出時の流体抵抗が大きくなったりエネルギー作用部
の小型化によってインクに与える吐出エネルギーが小さ
くなった場合でも、インクの吐出を良好に行なわせるこ
とができ、しかも、エネルギー作用部の表面からインク
吐出口の表面までの距離を70μm以下としたことによ
り、印写密度が400dpiより高密度となるようにイ
ンク吐出口を形成した場合におけるインクの吐出速度を
最適な値に維持して高密度印写を良好に行なうことがで
きる等の効果を有する。
【0059】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、インク吐出口から吐出するインク先端部の
吐出速度を10m/s以上としたため、周囲の空気流等
の外乱に影響されることなくインクの吐出を行なわせる
ことができ、高密度印写を良好に行なうことができる等
の効果を有する。
【0060】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、インク吐出口を形成した部材の厚さ寸法を
50μm以下としたので、インク吐出口の形成を高精度
で行なうことができると共に画素径のバラツキをなくす
ことができ、従って、高密度印写を行なった画像の品質
を向上させることができる等の効果を有する。
【0061】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明において、インク吐出口を形成する蓋部材を樹
脂成形により形成したことによってコストの低減を図る
ことができ、さらに、インク吐出口をエキシマレーザー
によって形成したのでインク吐出口の加工精度を高くす
ることができ、従って、高密度印写を行なった画像の品
質を向上させることができる等の効果を有する。
【0062】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、蓋部材の凹部側内周面におけるインク吐出
口の周囲にエネルギー作用部側へ突出した凸部を形成し
たので、隣接するインク吐出口同士が凸部によって仕切
られた状態となるためにエネルギー作用部からインクに
与えられる吐出エネルギーの吐出効率を高めることがで
き、従って、インクの吐出を良好に行なわせることがで
きる等の効果を有する。
【0063】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、インク吐出口を最終印写密度と同じ密度で
一列に形成したので、インク吐出口を千鳥状に形成する
必要がなくなるために構造の簡単化と小型化とを図るこ
とができ、さらに、エネルギー作用部をインク吐出口の
配列方向と直交する向きに縦長に形成したので、エネル
ギー作用部を高密度に配列することができると共に各エ
ネルギー作用部の表面積が大きくなるために充分な量の
吐出エネルギーを発生させることができる等の効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインクジェット記録
ヘッドを示した斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】蓋部材を内側から見た斜視図である。
【図4】サイドシューター方式のインクジェット記録ヘ
ッドにおけるインクの吐出原理を示した説明図である。
【図5】発熱体基板の構造を詳細に示した縦断正面図で
ある。
【図6】エッジシューター方式のインクジェット記録ヘ
ッドにおけるインクの吐出原理を示した説明図である。
【図7】その一部を拡大して示した説明図である。
【図8】インク吐出口の周囲に4個の障壁を形成した状
態を示した斜視図である。
【図9】インク吐出口の周辺部を断面にして示した縦断
正面図である。
【図10】高密度に配列した発熱体と障壁との位置関係
を示した平面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録ヘッド 2 基板 3 エネルギー作用部 11 凹部 12 蓋部材 13 インク吐出口 14 凸部 15 インク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出させるインク吐出口と前記
    インクに吐出エネルギーを与えるエネルギー作用部とを
    有するインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェッ
    ト記録装置において、前記エネルギー作用部に対向する
    位置に前記インク吐出口を形成し、前記エネルギー作用
    部の表面から前記インク吐出口の外側表面までの距離を
    70μm以下とし、前記インクを前記エネルギー作用部
    の表面に対して略垂直方向上方へ吐出させて印写を行な
    うと共に印写密度が400dpiより高密度となるよう
    に前記インク吐出口を形成したことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インク吐出口から吐出するインク先端部
    の吐出速度を10m/s以上として印写を行なうことを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 インク吐出口を形成した部材の厚さ寸法
    を50μm以下としたことを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 エネルギー作用部を形成した基板と樹脂
    成形によって形成された凹部を有する蓋部材とを設ける
    と共に前記凹部を前記エネルギー作用部に対向させる向
    きに前記基板と前記蓋部材とを積層し、前記蓋部材の前
    記エネルギー作用部に対向した位置にエキシマレーザー
    によってインク吐出口を形成したことを特徴とする請求
    項1又は3記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 蓋部材の凹部側内周面におけるインク吐
    出口の周囲にエネルギー作用部側へ突出した凸部を形成
    したことを特徴とする請求項4記載のインクジェット記
    録装置。
  6. 【請求項6】 インク吐出口を最終印写密度と同じ密度
    で一列に形成し、エネルギー作用部を前記インク吐出口
    の配列方向と直交する向きに縦長に形成したことを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6761433B2 (en) 2000-07-11 2004-07-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Bubble-jet type ink-jet printhead
JP2010201921A (ja) * 2009-02-06 2010-09-16 Canon Inc インクジェット記録ヘッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6761433B2 (en) 2000-07-11 2004-07-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Bubble-jet type ink-jet printhead
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