JPH0655089A - シュレッダ - Google Patents
シュレッダInfo
- Publication number
- JPH0655089A JPH0655089A JP4297599A JP29759992A JPH0655089A JP H0655089 A JPH0655089 A JP H0655089A JP 4297599 A JP4297599 A JP 4297599A JP 29759992 A JP29759992 A JP 29759992A JP H0655089 A JPH0655089 A JP H0655089A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- rollers
- roller
- crushing
- collars
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙の繊維を短く切断しないで、再生紙の良質
な原料になるようにする。 【構成】 間に紙を引き込むように互いに反対方向に回
転する平行な2本の破砕ローラ17を設ける。各ローラ
には、周縁を鋸歯状に形成した鍔19を軸方向に沿って
多数固定する。2本のローラは、相隣接する鍔と鍔の間
に相手側のローラの鍔が入り込む格好で並べる。2本の
ローラは異なる回転数で駆動する。
な原料になるようにする。 【構成】 間に紙を引き込むように互いに反対方向に回
転する平行な2本の破砕ローラ17を設ける。各ローラ
には、周縁を鋸歯状に形成した鍔19を軸方向に沿って
多数固定する。2本のローラは、相隣接する鍔と鍔の間
に相手側のローラの鍔が入り込む格好で並べる。2本の
ローラは異なる回転数で駆動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書を判読できない
ように細かく破砕するシュレッダに関する。
ように細かく破砕するシュレッダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシュレッダは文書をカッタで細く
「切る」方式を採っていた。この方式の問題点は、紙の
繊維が短く切断されてしまうため、再生紙の原料として
は劣ったものとなってしまうことである。また、カッタ
の寿命が短いことも欠点の一つである。
「切る」方式を採っていた。この方式の問題点は、紙の
繊維が短く切断されてしまうため、再生紙の原料として
は劣ったものとなってしまうことである。また、カッタ
の寿命が短いことも欠点の一つである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題を解消できる新たな方式のシュレッダを提供する
ことを目的とする。
な問題を解消できる新たな方式のシュレッダを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のシュレッダ
は、間に紙を引き込むように互いに反対方向に回転する
平行な2本の破砕ローラを有している。各ローラには、
周縁を鋸歯状に形成した鍔が軸方向に沿って多数固定さ
れており、2本のローラは相隣接する鍔と鍔の間に相手
側のローラの鍔が入り込む格好で並んでいる。そして、
これら2本のローラは鍔の周速が相違している。
は、間に紙を引き込むように互いに反対方向に回転する
平行な2本の破砕ローラを有している。各ローラには、
周縁を鋸歯状に形成した鍔が軸方向に沿って多数固定さ
れており、2本のローラは相隣接する鍔と鍔の間に相手
側のローラの鍔が入り込む格好で並んでいる。そして、
これら2本のローラは鍔の周速が相違している。
【0005】なお、破砕ローラの前に、紙に液体を含浸
させるための湿潤装置を設けることが好ましい。
させるための湿潤装置を設けることが好ましい。
【0006】
【作用】2本の破砕ローラは周速が同じであれば、その
間に入った紙はくしゃくしゃになって出てくるだけであ
る。しかし、2本のローラの周速が異なっており、しか
も、2本のローラの鍔にそれぞれ歯があるので、2本の
ローラの間に引き込まれた紙は鍔の歯で引きちぎられ、
小さな屑になって出てくる。
間に入った紙はくしゃくしゃになって出てくるだけであ
る。しかし、2本のローラの周速が異なっており、しか
も、2本のローラの鍔にそれぞれ歯があるので、2本の
ローラの間に引き込まれた紙は鍔の歯で引きちぎられ、
小さな屑になって出てくる。
【0007】
【実施例】シュレッダの実施例について図面に基づいて
説明する。図1、2において、符号3は上下に重なった
一対の搬送ベルトであり、処理すべき紙はこれらのベル
トに挟まれて筐体の中に送り込まれる。搬送ベルト3の
先には湿潤装置Aが置かれている。湿潤装置Aはエンボ
ス加工部Bと紙濡らし部Cからなる。
説明する。図1、2において、符号3は上下に重なった
一対の搬送ベルトであり、処理すべき紙はこれらのベル
トに挟まれて筐体の中に送り込まれる。搬送ベルト3の
先には湿潤装置Aが置かれている。湿潤装置Aはエンボ
ス加工部Bと紙濡らし部Cからなる。
【0008】エンボス加工部Bは、図3、4に示すよう
に、紙1を間に挟んで、互いに反対方向に回転駆動され
る左右一対のねじ軸5からなる。駆動モータは図示して
いない。2本のねじ軸5には、一方に右雄ねじが、他方
に左雄ねじが刻んであり、両者は互いに噛み合ったまま
回転する。
に、紙1を間に挟んで、互いに反対方向に回転駆動され
る左右一対のねじ軸5からなる。駆動モータは図示して
いない。2本のねじ軸5には、一方に右雄ねじが、他方
に左雄ねじが刻んであり、両者は互いに噛み合ったまま
回転する。
【0009】両方のねじ軸には、さらに軸方向に何本か
のスプライン溝7が切ってあり、横断面が歯車のように
なっている。紙1はこれらのねじ軸3の間を通過すると
きに、ねじ軸5の表面の突起によって、全面にわたって
エンボス、すなわち波形が付けられる。
のスプライン溝7が切ってあり、横断面が歯車のように
なっている。紙1はこれらのねじ軸3の間を通過すると
きに、ねじ軸5の表面の突起によって、全面にわたって
エンボス、すなわち波形が付けられる。
【0010】紙濡らし部Cは、紙を間に挟んで、互いに
反対方向に回転駆動される左右一対の濡らしローラ9を
有している(図3)。濡らしローラは表面がゴムで覆わ
れている。各濡らしローラはウエットローラ11をそれ
ぞれ有しており、各ウエットローラは細長い液溜め13
に溜まっている水酸化ナトリーム溶液に浸りながら回っ
ている。
反対方向に回転駆動される左右一対の濡らしローラ9を
有している(図3)。濡らしローラは表面がゴムで覆わ
れている。各濡らしローラはウエットローラ11をそれ
ぞれ有しており、各ウエットローラは細長い液溜め13
に溜まっている水酸化ナトリーム溶液に浸りながら回っ
ている。
【0011】したがって、ウエットローラ11に付着し
た水酸化ナトリーム溶液は濡らしローラ9に付着し、こ
れが紙1の表面に付着し、中に染み込む。なお、紙には
エンボスが付けられているので、紙の表面積が大きくな
っており、また、その分だけ薄くなっているので、紙が
濡れ易いことに注目すべきである。
た水酸化ナトリーム溶液は濡らしローラ9に付着し、こ
れが紙1の表面に付着し、中に染み込む。なお、紙には
エンボスが付けられているので、紙の表面積が大きくな
っており、また、その分だけ薄くなっているので、紙が
濡れ易いことに注目すべきである。
【0012】このようにして紙に付着する水酸化ナトリ
ーム溶液の量は、紙の含水率で表すと約40%である(濡
らす前の紙の含水率は約4%)。筐体の右下にはタンク
15があり、これに水酸化ナトリームの溶液(濃度は例
えば1%)を貯溜しており、これを図示しない電動ポン
プで液溜め13に送り出す。
ーム溶液の量は、紙の含水率で表すと約40%である(濡
らす前の紙の含水率は約4%)。筐体の右下にはタンク
15があり、これに水酸化ナトリームの溶液(濃度は例
えば1%)を貯溜しており、これを図示しない電動ポン
プで液溜め13に送り出す。
【0013】湿潤装置の下には破砕部Dを設ける。この
破砕部Dは図5、6に示すように、図示しないモータで
互いに反対の方向に回転駆動される平行な2本の破砕ロ
ーラ17から構成されている。各ローラは、周縁を鋸歯
状に形成した鍔19が密に並んでおり、鍔と鍔の間に相
手側の鍔が入り込んでいる。鍔の厚みは2mmである。
破砕部Dは図5、6に示すように、図示しないモータで
互いに反対の方向に回転駆動される平行な2本の破砕ロ
ーラ17から構成されている。各ローラは、周縁を鋸歯
状に形成した鍔19が密に並んでおり、鍔と鍔の間に相
手側の鍔が入り込んでいる。鍔の厚みは2mmである。
【0014】破砕ローラ17の回転数は同じではなく、
一方が他方の2倍の速度で回る。実際の数値を挙げる
と、搬送ベルトおよび濡らしローラの紙送り速度5m/min
に対して、破砕ローラの鍔の周速は7.5m/minと13m/min
である。
一方が他方の2倍の速度で回る。実際の数値を挙げる
と、搬送ベルトおよび濡らしローラの紙送り速度5m/min
に対して、破砕ローラの鍔の周速は7.5m/minと13m/min
である。
【0015】紙はこれら2本の破砕ローラの間をに噛み
込まれ、引きちぎるように破砕され、不定形の屑となっ
て下に落ちる。いわば、濡らしたティッシュペーパーを
手の平で揉んだように、いくつもの丸まった小片になっ
て出てくる。なお、紙には水酸化ナトリームが含浸して
繊維同士の結合が弱くなっているのでいるので、引きち
ぎるときに、紙の繊維が切れる度合いが少ないことに注
目すべきである。
込まれ、引きちぎるように破砕され、不定形の屑となっ
て下に落ちる。いわば、濡らしたティッシュペーパーを
手の平で揉んだように、いくつもの丸まった小片になっ
て出てくる。なお、紙には水酸化ナトリームが含浸して
繊維同士の結合が弱くなっているのでいるので、引きち
ぎるときに、紙の繊維が切れる度合いが少ないことに注
目すべきである。
【0016】破砕部の下にはスクリューコンベヤ21を
設ける。スクリューコンベヤは断面がU字形のケーシン
グ23を有し(図6)、その中でスクリュー25が回転
駆動される。したがって、上から落ちてきた紙屑は図1
で右へ右へと搬送され、ケーシングの右底部の穴27か
ら下に落ちる。
設ける。スクリューコンベヤは断面がU字形のケーシン
グ23を有し(図6)、その中でスクリュー25が回転
駆動される。したがって、上から落ちてきた紙屑は図1
で右へ右へと搬送され、ケーシングの右底部の穴27か
ら下に落ちる。
【0017】穴27の下には圧縮装置29を置く。圧縮
装置は、図2に示すように、先すぼまりになった円錐形
ケーシング31の中でスクリュー33が回転駆動され、
入口から中に落ちた紙屑はスクリューで先の方に搬送さ
れる。ケーシングは先の方がすぼまっているので、紙屑
は圧縮され、先端出口から排出される。紙屑は濡れてい
るので、小さく圧縮される。符号35はこの紙屑を受け
る屑箱である。
装置は、図2に示すように、先すぼまりになった円錐形
ケーシング31の中でスクリュー33が回転駆動され、
入口から中に落ちた紙屑はスクリューで先の方に搬送さ
れる。ケーシングは先の方がすぼまっているので、紙屑
は圧縮され、先端出口から排出される。紙屑は濡れてい
るので、小さく圧縮される。符号35はこの紙屑を受け
る屑箱である。
【0018】
【発明の効果】この発明は、処理すべき紙を、周縁が鋸
歯状の鍔を密に並べた2本のローラの間に噛み込んで引
きちぎるようにしたものであり、カッターで紙を小さく
断ち切る従来のシュレッダに比べ、紙の繊維が短くなる
度合いが少なく、再生紙の良質な原料を提供することが
できる。また、引きちぎるだけなので、鍔の歯の摩耗も
ほとんどない。
歯状の鍔を密に並べた2本のローラの間に噛み込んで引
きちぎるようにしたものであり、カッターで紙を小さく
断ち切る従来のシュレッダに比べ、紙の繊維が短くなる
度合いが少なく、再生紙の良質な原料を提供することが
できる。また、引きちぎるだけなので、鍔の歯の摩耗も
ほとんどない。
【0019】破砕ローラの前に、紙に液体を含浸させる
ための湿潤装置を設ければ、引きちぎるとき、紙の繊維
がさらに破断しにくい。
ための湿潤装置を設ければ、引きちぎるとき、紙の繊維
がさらに破断しにくい。
【図1】シュレッダの正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】湿潤部の断面図である。
【図4】一対のエンボスローラの平面図である。
【図5】一対の破砕ローラの平面図である。
【図6】図1のVI−VI断面図である。
17 破砕ローラ 19 鍔 A 湿潤装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 392022617 システムデザイン株式会社 宮城県仙台市若林区六丁の目南町9−56 (71)出願人 392022651 東北オータス株式会社 宮城県仙台市宮城野区榴岡三丁目2−5 (71)出願人 392022662 株式会社藤田鐡工所 宮城県気仙沼市新浜町二丁目7−28 (71)出願人 392022628 株式会社弥生設計 宮城県仙台市青葉区本町二丁目1−24 (72)発明者 須田 忠 宮城県仙台市宮城野区日の出町二丁目4− 34 株式会社技研エンジニアリングサービ ス内 (72)発明者 中沢 成則 宮城県気仙沼市新浜町二丁目7−28 株式 会社藤田鐡工所内
Claims (2)
- 【請求項1】 間に紙を引き込むように互いに反対方向
に回転駆動される平行な2本の破砕ローラ(17)を有
し、各ローラには周縁を鋸歯状に形成した鍔(19)が
軸方向に沿って多数固定されており、しかも、これら2
本の破砕ローラは、相隣接する鍔と鍔の間に相手側のロ
ーラの鍔が入り込む格好で並んでおり、さらに、これら
2本の破砕ローラは鍔の周速が相違してことを特徴とす
るシュレッダ。 - 【請求項2】 前記破砕ローラの前に、紙に液体を含浸
させるための湿潤装置(A)を設けた請求項1に記載の
シュレッダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297599A JPH0655089A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | シュレッダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297599A JPH0655089A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | シュレッダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655089A true JPH0655089A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=17848650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4297599A Pending JPH0655089A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | シュレッダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655089A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100942481B1 (ko) * | 2008-05-31 | 2010-02-12 | (주)대진코스탈 | 폐문서칩 압축장치가 형성된 문서세단기 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4297599A patent/JPH0655089A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100942481B1 (ko) * | 2008-05-31 | 2010-02-12 | (주)대진코스탈 | 폐문서칩 압축장치가 형성된 문서세단기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |