JPH0654466U - 溶接用ワイヤのペイルパック装填物 - Google Patents

溶接用ワイヤのペイルパック装填物

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JPH0654466U
JPH0654466U JP8877992U JP8877992U JPH0654466U JP H0654466 U JPH0654466 U JP H0654466U JP 8877992 U JP8877992 U JP 8877992U JP 8877992 U JP8877992 U JP 8877992U JP H0654466 U JPH0654466 U JP H0654466U
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pail pack
welding wire
pail
sponge
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JP8877992U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペイルパックに収納されたワイヤをペイルパ
ックからペイルパックへ連続的に使用する場合に、ワイ
ヤの接続を容易とするためにワイヤの終端を認識し易く
したペイルパック装填物を提供する。 【構成】 ワイヤの終端１２を緩衝材のスポンジ１５に
止める、またはワイヤ終端にラベル１６を取り付けて押
さえ板の上に置く。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
溶接用ワイヤのペイルパック装填物に関し、とくに一つのペイルパックから次 のペイルパックへ連続使用することができるよう端部を処理したワイヤ装填物に 関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、ＦＡ化の進行とともに溶接ロボットが多数用いられるようになった。そ れにつれて炭酸ガス溶接用のソリッドワイヤの容器も、スプール巻きのものから 長時間の連続使用が可能なように大容量のペイルパックへ移行しつつある。そし てペイルパックも一つのペイルパックから次のペイルパックへ連続使用できるよ うな技術が必要になってきた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
このような要請に対して、例えば特公昭３−３３４３４号公報には、図４に示 すように、ペイルパックに積層収納したワイヤの終端を始端と同様にワイヤ押さ え治具の内側から引き出し、その終端をペイルパック外筒１の上部内壁１３に取 りつけ、次のペイルパックの始端と接続し易くする技術を開示している。
【０００４】 この場合、ワイヤを外す時、とりにくいためワイヤが変形し、ビード蛇行と なる。ワイヤ端もその都度ペンチで切る必要がある。ペンチで切ったときあ るいはワイヤ止めから外した時ワイヤを下に落とし、分からなくなる場合がある などの問題があった。 本考案は、上記の問題を解決してペイルパックに積層収納したワイヤの終端の 位置が容易に認識でき、しかも取り外しが簡単で連続使用の容易なペイルパック の装填物を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 そこで本考案者らは、終端部のワイヤを２〜３巻分押さえ治具の上に出してお きワイヤを止めずに終端のみラベルあるいはスポンジなどで識別することを考案 するに到った。 すなわち本考案は、縦型二重円筒構造のペイル容器内の内筒と外筒との間に溶 接用ワイヤをル─プ状に積層収容し、この積層ワイヤ上に弾性部材を有するドー ナツ状の押さえ治具を配したペイルパックにおいて、連続使用ができるようにワ イヤ終端部を押さえ治具より上部に導き、終端部をラベルあるいはスポンジなど 明確に識別し得るものに止めたことを特徴とする溶接用ワイヤの装填物である。
【０００６】
【作用】
本考案によれば、ペイルパックの終端がワイヤ押さえ治具の上部のラベルある いはスポンジに固定されているので容易に終端を探すことができ、かつ取り外し も容易で次のペイルパックのワイヤの始端との接続が簡単にできる。
【０００７】
【実施例】
実施例１ 本考案の実施例の断面図を図１に、図１のＡ−Ａ断面図を図２に示す。 図１に示すように底板部１１に固定された内筒３と外筒２の二重円筒からなる ３００ｋｇ巻きのペイルパック１にワイヤ４を積層収納し、図示していないワイ ヤ始端を従来と同様に押さえ治具の内側から取り出してワイヤ取り出し装置に取 りつけられるようにしておく。つぎに図１および図２に示すようにワイヤ終端１ ２をワイヤ押さえ治具５とペイルパックの蓋１０との間に緩衝材として挿入する スポンジ１５に突っ込んで止めた。これで使用時に蓋１０を開ければワイヤ終端 を容易に確認することができ、かつ簡単に外すことができる。
【０００８】 実施例２ 同様に３００ｋｇ巻きのペイルパック１にワイヤを積層収納し、図示していな いワイヤ始端を図３に示すように従来と同様に押さえ治具の内側から取り出して ワイヤ取り出し装置に取りつけられるようにしておく。つぎにワイヤ終端部１２ を十分の長さ引き出してその端を紙片あるいはダンボールなどに突き刺して終端 認識用のラベル１５とした。これで使用時に蓋１０を開ければワイヤ終端を容易 に確認することができ、かつ簡単に外すことができる。
【０００９】
【考案の効果】
本考案により、連続使用のペイルパックに収容されたワイヤの終端が容易に探 すことができるようになり、かつ簡単に外すことができるようになった。ワイヤ 終端を固定する場合と比べて固定のための材料も不要で、手間も要らなくなった 。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例の説明図
【図２】図１のＡ−Ａ断面図
【図３】本考案の実施例の説明図
【図４】従来の方法の説明図
【符号の説明】
１ ペイルパック ２ 外筒 ３ 内筒 ４ ループ状積層体 ５ 押さえ部材 ８ コンジットチューブ １０ 蓋 １１ 底板部 １２ ワイヤ終端部 １３ ワイヤ終端取り付け部 １４ ワイヤ終端処理部 １５ スポンジ １６ ラベル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 縦型二重円筒構造のペイル容器内の内筒
    と外筒との間に溶接用ワイヤをル─プ状に積層収容し、
    この積層ワイヤ上に弾性部材を有するドーナツ状の押さ
    え治具を配したペイルパックにおいて、連続使用ができ
    るようにワイヤ終端部を押さえ治具より上部に導き、終
    端部をラベルあるいはスポンジなど明確に識別し得るも
    のをとりつけたことを特徴とする溶接用ワイヤの装填
    物。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504818A (ja) * 1973-05-16 1975-01-18
JPS5284513U (ja) * 1975-12-19 1977-06-23
JPS6084185U (ja) * 1983-11-11 1985-06-10 日鐵溶接工業株式会社 溶接用ワイヤの装填物
JPS6223268U (ja) * 1985-07-25 1987-02-12

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JPS6223268U (ja) * 1985-07-25 1987-02-12

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