JPH0653886U - 高温灰輸送用配管の接続部構造 - Google Patents
高温灰輸送用配管の接続部構造Info
- Publication number
- JPH0653886U JPH0653886U JP9304392U JP9304392U JPH0653886U JP H0653886 U JPH0653886 U JP H0653886U JP 9304392 U JP9304392 U JP 9304392U JP 9304392 U JP9304392 U JP 9304392U JP H0653886 U JPH0653886 U JP H0653886U
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- Japan
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- temperature ash
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で高温灰輸送用配管の接続部にお
けるエロージョンの発生を防止する。 【構成】 高温灰9を輸送する配管11をフランジ1
2,13によりパッキン14を介して接続する高温灰輸
送用配管の接続部構造において、前記フランジ12,1
3の対向面12a,13aにおける内周側位置に、パッ
キン14を挾持する対向面12a,13aに対して配管
11の軸方向に突出し、配管11の内周面11a間に生
じる隙間Sを減少するようにしたリング状凸部24を形
成する。
けるエロージョンの発生を防止する。 【構成】 高温灰9を輸送する配管11をフランジ1
2,13によりパッキン14を介して接続する高温灰輸
送用配管の接続部構造において、前記フランジ12,1
3の対向面12a,13aにおける内周側位置に、パッ
キン14を挾持する対向面12a,13aに対して配管
11の軸方向に突出し、配管11の内周面11a間に生
じる隙間Sを減少するようにしたリング状凸部24を形
成する。
Description
【0001】
本考案は加圧流動床ボイラ等のように高温灰を輸送する必要がある設備におけ る高温灰輸送用配管の接続部構造に関するものである。
【0002】
図2は加圧流動床ボイラの一例を示すもので、圧力容器1内に流動床ボイラ2 が設けられており、該流動床ボイラ2には、燃料ノズル3からの燃料4と空気管 5からの空気6が供給されてベッド材の流動化と燃焼が行われており、該燃焼に よる熱によって蒸気の発生を行うようになっている。流動燃焼した高温排ガス7 は、多量の灰を含んでいるために複数のサイクロン8に導いて高温灰9を除去し た後、排ガス管10から図示しないガスタービンに送られるようになっている。
【0003】 前記サイクロン8にて除去された高温灰9は、高温灰輸送用配管11を介して 熱回収装置20に導かれて、前記空気管5の空気6を予熱した後、灰取出し管2 1を介して外部に取り出されるようになっている。図中22はベッド材貯蔵容器 を示す。
【0004】 上記高温灰輸送用配管11は、図3に示すように内部を850℃前後の高温灰 9が流動するために、摩耗が著しく、そのために高温における耐酸化、耐摩耗性 が高いインコネル等の材料を用いて構成するようにしている。この様に高温にお ける耐酸化、耐摩耗性が高いインコネル等の材料は溶接によって接続することが できず、そのために、図3及び図4に示すように高温灰輸送用配管11の接続両 端部にフランジ12,13を予め形成し、該フランジ12,13の対向面12a ,13a間に渦巻きガスケット等のパッキン14を配置し、前記フランジ12, 13同士を、二つ割れリング状を有した2組の締付板15a,15bを二つ割れ の切離し面16が互いに90度ずれるように配置した締付組板17,18を前記 夫々のフランジ12,13の対向面12a,13aの反対側に配置し、且つ前記 締付組板17,18同士を締付ボルト19により締付た構成としている。
【0005】
しかし、前記従来の高温灰輸送用配管の接続部構造においては、前記パッキン 14が配設されるフランジ12,13の対向面12a,13aのパッキン間隔L が大きく、このパッキン間隔Lが高温灰輸送用配管11の内周面11aに開口し ているために、高温灰輸送用配管11内を高速で流動する高温灰9が前記パッキ ン間隔L内に回り込んで流れて流れに乱れを生じるために、図3に示すようにエ ロージョン23を起こし、これにより高温灰輸送用配管11の寿命が短縮したり 、パッキン14のシール性が低下する等の問題を生じていた。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、簡単な構成で高温灰輸送 用配管の接続部におけるエロージョンの発生を防止できるようにした高温灰輸送 用配管の接続部構造を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、高温灰を輸送する配管をフランジによりパッキンを介して接続する 高温灰輸送用配管の接続部構造において、前記フランジの対向面における内周側 位置に、パッキンを挾持する対向面に対して配管軸方向に突出し、配管内周面間 に生じる隙間を減少するようにしたリング状凸部を形成したことを特徴とする高 温灰輸送用配管の接続部構造、に係るものである。
【0008】
本考案では、フランジの対向面における内周側位置に、パッキンを挾持する対 向面に対して配管軸方向に突出し、フランジ内周面間に生じる隙間を減少するよ うにしたリング状凸部を形成しているので、高温灰輸送用配管内を流動する高温 灰が高温灰輸送用配管の接続部におけるフランジの対向面間のパッキン間隔に回 り込んで流れを乱すことが防止され、よって前記高温灰輸送用配管の接続部にエ ロージョンが発生するのを防止する。
【0009】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0010】 図1は前記図3の高温灰輸送用配管の接続部に適用した本考案の一実施例を示 すもので、フランジ12,13の対向面12a,13aにおける内周側位置に、 パッキン14を挾持する対向面12a,13aに対して配管11の軸方向に突出 して、配管11の内周面11aにパッキン間隔Lより非常に小さい隙間Sを生じ るようにしたリング状凸部24を形成する。
【0011】 前記リング状凸部24は、前記フランジ12,13の対向面12a,13aを 機械加工することにより容易に形成することができ、またこの時のリング状凸部 24の高さは、パッキン14を締め付けたときのパッキン間隔Lを予め計測して おくことにより、前記隙間Sが最小になるように決定する。
【0012】 従って上記したように、高温灰輸送用配管11のフランジ12,13の対向面 12a,13aにおける内周側位置に、パッキン14を挾持する対向面12a, 13aに対して配管11の軸方向に突出し、配管11の内周面11aに生じる隙 間Sを最小にするようにしたリング状凸部24を形成しているので、高温灰輸送 用配管11内を流動する高温灰9が高温灰輸送用配管11の接続部におけるフラ ンジ12,13の対向面12a,13a間のパッキン間隔Lに回り込んで流れを 乱すことが防止される。従って前記高温灰輸送用配管11内を流れる高温灰9の 流動が安定し、よって前記高温灰輸送用配管11の接続部にエロージョン23( 図3)が発生するようなことがなくなる。
【0013】 尚、前記実施例においては加圧流動床ボイラの高温灰輸送用配管に適用した場 合について説明したが、上記実施例以外でも同様の高温灰輸送用配管が備えられ ている装置には適用できること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内に於い て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0014】
本考案の高温灰輸送用配管の接続部構造によれば、高温灰輸送用配管のフラン ジの対向面に、配管の内周面に生じる隙間が小さくなるようにしたリング状凸部 を形成したので、高温灰輸送用配管内を流動する高温灰が高温灰輸送用配管の接 続部におけるフランジの対向面間のパッキン間隔に回り込んで流れを乱すことを 防止し、前記高温灰輸送用配管内を流れる高温灰の流動を安定化することにより 、高温灰輸送用配管の接続部にエロージョンが発生するのを防止することができ る優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】加圧流動床ボイラの一例を示す切断正面図であ
る。
る。
【図3】従来の高温灰輸送用配管の接続部の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
9 高温灰 11a 内周面 11 高温灰輸送用配管 12 フランジ 13 フランジ 12a 対向面 13a 対向面 14 パッキン 24 リング状凸部 S 隙間
Claims (1)
- 【請求項1】 高温灰を輸送する配管をフランジにより
パッキンを介して接続する高温灰輸送用配管の接続部構
造において、前記フランジの対向面における内周側位置
に、パッキンを挾持する対向面に対して配管軸方向に突
出し、配管内周面間に生じる隙間を減少するようにした
リング状凸部を形成したことを特徴とする高温灰輸送用
配管の接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304392U JPH0653886U (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 高温灰輸送用配管の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9304392U JPH0653886U (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 高温灰輸送用配管の接続部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653886U true JPH0653886U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=14071483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9304392U Pending JPH0653886U (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 高温灰輸送用配管の接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653886U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002317889A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Toyoko Kagaku Co Ltd | ステンレスフランジと石英スリーブとの接続体 |
WO2003078884A1 (fr) * | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Tokyo Electron Limited | Joint de tuyau |
JP2018059561A (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | 株式会社日邦バルブ | 管継手および逆流防止器ユニット |
-
1992
- 1992-12-26 JP JP9304392U patent/JPH0653886U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002317889A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Toyoko Kagaku Co Ltd | ステンレスフランジと石英スリーブとの接続体 |
WO2003078884A1 (fr) * | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Tokyo Electron Limited | Joint de tuyau |
JP2018059561A (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | 株式会社日邦バルブ | 管継手および逆流防止器ユニット |
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