JPH065340B2 - カテ−テル形ファイバスコ−プの製造方法 - Google Patents

カテ−テル形ファイバスコ−プの製造方法

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JPH065340B2
JPH065340B2 JP62113059A JP11305987A JPH065340B2 JP H065340 B2 JPH065340 B2 JP H065340B2 JP 62113059 A JP62113059 A JP 62113059A JP 11305987 A JP11305987 A JP 11305987A JP H065340 B2 JPH065340 B2 JP H065340B2
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JP
Japan
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rod lens
lens
tip
light guide
tube
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厚 内海
伸一 奥野
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカテーテル形ファイバスコープの製造方法に関
する。
〔従来の技術とその問題点〕
この種のファイバスコープは、血管・気管・卵管・尿管
等の細径管に挿入されるものであるので、該細径管に挿
入される挿入部は可能な限り小径とする必要があった。
しかして、一般に、この種のファイバスコープは、外被
チューブにイメージガイドと複数本のライトガイドを挿
入してなる光ファイバ本体を有し、該光ファイバ本体が
上述の細径管に挿入されるものであり、該光ファイバ本
体に、対物レンズを内装して対物部が形成される。しか
し、この対物レンズは球レンズが使用されるので、該対
物レンズ保持するためにレンズ鏡筒が必要であった。従
って、そのレンズ鏡筒の肉厚寸法分光ファイバ本体の外
径寸法が大きくなると共に、該鏡筒を固定させることが
困難であった。また、球レンズでは、該レンズから0.5
〜10mmの近距離を観察することができなかった。
本発明は従来のこのような問題点を解決すべく、可能な
限り対物部の外径寸法を小さくすることができると共
に、対物レンズから0.5〜10mmの近距離を観察すること
ができるカテーテル形ファイバスコープの製造方法を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のカテーテル形ファイバスコープの製造方法は、
外被チューブに対物レンズ付イメージガイドと複数本の
ライトガイドを挿入してなる光ファイバ本体を有するカ
テーテル形ファイバスコープの製造方法であって、大径
ロッドレンズを所定細径に線引きした後所定長さ寸法に
切断し、その後、その両端を研摩して長さ寸法が結像寸
法より長い細径ロッドレンズを形成し、次に、イメージ
ガイドの先端面に該細径ロッドレンズを付設すると共に
にライトガイドの先端部にて上記細径ロッドレンズを包
囲状として、細径ロッドレンズ付イメージガイドとライ
トガイドとを外被チューブに挿入し、該イメージガイド
の先端部と細径ロッドレンズとライトガイドの先端部と
を外被チューブに接着一体化した後、該細径ロッドレン
ズの先端面を、該ライトガイドの先端面と該外被チュー
ブの先端面とともに研摩して、該細径ロッドレンズを所
定ピント長に調整し、もって、先端部に、該細径ロッド
レンズからなる対物レンズが内装される光ファイバ本体
を形成するものである。
〔作用〕
上述の製造方法によれば、細径ロッドレンズをイメージ
ガイドの先端面に付設して、該イメージガイドとライト
ガイドとを外被チューブに挿入して、該対物レンズを該
外被チューブに内装するものであるので、この対物レン
ズは、レンズ鏡筒を必要とせずに該外被チューブに固定
することができる。また、細径ロッドレンズを所定ピン
ト長に調整するときに、ライトガイドの先端面と外被チ
ューブの先端面を同時に研摩するので、そのピント長の
調整時に該ライトガイドの先端面は鏡面仕上げすること
ができる。さらに、結像寸法より長い細径ロッドレンズ
を所定ピント長に調整するものであるので、対物レンズ
は正規の結像寸法より長く形成することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。
第4図は本発明に係る製造方法により製造されたカテー
テル形ファイバスコープであって、このカテーテル形フ
ァイバスコープは、血管・卵管・尿管等の細径管に光フ
ァイバ本体1が挿入されて、該細径管内又は該細径管に
連通連結された各種臓器内を観察するものである。
しかして、この光ファイバ本体1は、第1図IVと第2図
と第3図に示す様に、合成樹脂からなる長尺状外被チュ
ーブ2と、該チューブ2に内装されるイメージガイド3
及び複数本のライトガイド4…と、からなり、先端に対
物レンズ5が内装されて対物部6が形成され、また、第
4図に示す様に、基端部には連結部材7を介してイメー
ジガイドのみが挿入される分岐管8及びライトガイドの
みが挿入される分岐管9が連設されている。さらに、両
分岐管8,9には、接眼部(図示省略)側に差込み固定
される差込みガイド管10,11が連設されている。
しかして、イメージガイド3は第3図に示す様に、多数
の画素からなるガラス部12と、該ガラス部12を被覆する
被覆層13と、からなり、差込みガイド管10の基端から分
岐管8、連結部材7を介して、チューブ2の先端部まで
達する。またライトガイド4は、コアとクラッドからな
る光ファイバ素線と、該光ファイバ素線を被覆する被覆
層と、からなり、複数本が差込みガイド管11の基端から
分岐管9、連結部材7を介してチューブ2の先端まで達
する。なお、イメージガイドの画素は、コアとクラッド
からなり、好ましくは、コアとクラッドと石英サポート
層からなる3重構造のものとされる。
しかして、上述の対物レンズ5は、第1図Iに示す様
に、大径ロッドレンズ18を所定細径に線引きした後所定
長さ寸法に切断して細径ロッドレンズ形成部材19を形成
し、その後、第1図IIに示す様に、該細径ロッドレンズ
形成部材19の両端面を研摩して長さ寸法が結像寸法より
僅かに長い細径ロッドレンズ20を形成し、そして、その
細径ロッドレンズ20の先端面をさらに研摩して形成す
る。
具体的には、その大径ロッドレンズ18が画角60度のもの
であれば、細径ロッドレンズ形成部材19の長さ寸法は、
線径dの3〜10倍とされ、細径ロッドレンズ20の長さ寸
法は、線径dの2.8〜3.0倍とされる。また、大径ロッド
レンズ18が画角35度のものであれば、細径ロッドレンズ
形成部材19の長さ寸法は、線径dの4〜10倍とされ、細
径ロッドレンズ20の長さ寸法は、線径dの3.3〜3.5倍と
される。また、大径ロッドレンズ18を線引きする場合、
第1図Iに示す様にヒートゾーンの短いコイル状ヒータ
22にて該大径ロッドレンズ18を加熱して行なうのが好ま
しい。なお、大径ロッドレンズ18とは、日本板硝子社の
セルフォックレンズであり、上述の如く画角が60度のも
のと35度のものがある。
ここで、第5図に示す様に、ロッドレンズ21に光を通過
させれば、この光は、図例の如く、波状にロッドレンズ
21を通過するものである。そして、この波の1ピッチを
もって上記結像寸法としている。また、第6図に示す様
に、対象部16がロッドレンズ21の先端面21aから1/4ピッ
チの位置に結像物17が結像された場合に、該対象物16の
先端16aと該結像物17の先端17aを結ぶ線Aと、該対象物
16の基端16bと該結像物17の基端17bとを結ぶ線Bとのな
す角αをもって上記画角としている。
なお、細径ロッドレンズ形成部19の両端面を研摩するに
は、例えば、画角60度のものであれば、厚さ寸法が線径
dの2.7〜3.0倍の金属板に、線径dより0.01〜0.1mm大
なる鉛直孔を貫設し、該鉛直孔に該細径ロッドレンズを
挿入し、その両端面を研摩する。
そして、第1図IIIに示す様に、イメージガイド3の先
端面14に、エポキシ系等の接着剤Sにて、上述の如く製
造された細径ロッドレンズ20の後端面15を接着し、該イ
メージガイド3と複数本のライトガイド4…とを外被チ
ューブ2に挿入し、次に、第1図IVに示す様に、該細径
ロッドレンズ20の先端面を、ライトガイド4…の先端面
とともに研摩して、所定ピント長に調整された対物レン
ズ5を形成し、もって、先端部に、ロッドレンズからな
る対物レンズ5が内装されてなる光ファイバ本体1を形
成する。従って、そのピント長の調整時にライトガイド
4の先端面が鏡面仕上げされることになる。なお、この
場合、イメージガイド3の先端部、対物レンズ5、及
び、ライトガイド4の先端部は、上述の接着剤Sにて外
被チューブ2に接着一体化されて、対物レンズ5はライ
トガイド4の先端部にて包囲状とされ、また、イメージ
ガイド3及びライトガイド4は、先端部以外が自由状態
とされている。
しかして、このカテーテル形ファイバスコープにて、血
管・気管・卵管・尿管等の細径管内又は該細径管に連通
連結された臓器内を観察する場合、差込みガイド管10,1
1を接眼部側に差込み固定した後、光ファイバ本体1を
該細径管に挿入して、照明ライトをライトガイド4…を
介して被観察部に照射し、該被観察部にて反射された該
被観察部の画像を、光ファイバ本体1の対物部6の対物
レンズ5を介してイメージガイドに入させて接眼部に伝
送させる。そして、その伝送された画像を接眼部の接眼
レンズを介して肉眼又はカメラ等にて観察する。
〔発明の効果〕 本発明の製造方法によれば、対物レンズ5としてロッド
レンズを使用するので、球レンズでは必要であったレン
ズ鏡筒を必要とせずに、外被チューブ2に固着すること
ができ、このレンズ鏡筒肉厚分外被チューブ2の外径寸
法を小径とすることができる。つまり、光ファイバ本体
1の外径寸法を可能な限り小径とすることができる。ま
た、対物レンズ5のピント長を調整する際の研摩にて、
ライトガイド4の先端面も研摩されるので、ライトガイ
ド4の先端面の研摩と対物レンズ5の研摩とを別工程と
する必要がなく、製造工程を大幅に短縮することがで
き、生産性に優れた製造方法となる。
しかも、細径ロッドレンズ20は、外被チューブ2に挿入
した後、研摩仕上げするので、該ロッドレンズ20を外被
チューブ2に挿入する際に、ロッドレンズ20の先端面が
多少傷付いても最終研摩によりその傷を除去することが
でき、作業性に優れる。
そして、イメージガイド3の先端部と細径ロッドレンズ
20とライトガイド4の先端部とが外被チューブ2に接着
一体化され、しかも、細径ロッドレンズ20がライトガイ
ド4の先端部に包囲状とされるので、この光ファイバ本
体1の先端部は強度的に優れ、研摩作業が行ないやすい
と共に耐久性に優れる。さらに、結像寸法より長い細径
ロッドレンズ20を研摩して、所定ピント長に調整するも
のであるので、対物レンズ5は正規の結像寸法より長い
ものとなり、従来では、観察不可能であった近距離(光
ファイバ本体1の先端面から0.5〜10mm内)を観察する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造方法の一実施例を示す簡略工
程図、第2図は第1図IVのX−X線拡大断面図、第3図
は第1図IVのY−Y線拡大断面図、第4図は本発明に係
る製造方法により製造されたカテーテル形ファイバスコ
ープの側面図、第5図は結像寸法を説明するための説明
図、第6図は画角を説明するための説明図である。 1…光ファイバ本体、2…外被チューブ、3…イメージ
ガイド、4…ライトガイド、18…大径ロッドレンズ、20
…細径ロッドレンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外被チューブに対物レンズ付イメージガイ
    ドと複数本のライトガイドを挿入してなる光ファイバ本
    体を有するカテーテル形ファイバスコープの製造方法で
    あって、 大径ロッドレンズを所定細径に線引きした後所定長さ寸
    法に切断し、その後、その両端を研摩して長さ寸法が結
    像寸法より長い細径ロッドレンズを形成し、次に、イメ
    ージガイドの先端面に該細径ロッドレンズを付設すると
    共にライトガイドの先端部にて上記細径ロッドレンズを
    包囲状として、細径ロッドレンズ付イメージガイドとラ
    イトガイドとを外被チューブに挿入し、該イメージガイ
    ドの先端部と細径ロッドレンズとライトガイドの先端部
    とを外被チューブに接着一体化した後、該細径ロッドレ
    ンズの先端面を、該ライトガイドの先端面と該外被チュ
    ーブの先端面とともに研摩して、該細径ロッドレンズを
    所定ピント長に調整し、もって、先端部に、該細径ロッ
    ドレンズからなる対物レンズが内装される光ファイバ本
    体を形成することを特徴とするカテーテル形ファイバス
    コープの製造方法。
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