JPH0653055A - 導電体と導電ランで構成された電磁巻線 - Google Patents

導電体と導電ランで構成された電磁巻線

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JPH0653055A
JPH0653055A JP33299991A JP33299991A JPH0653055A JP H0653055 A JPH0653055 A JP H0653055A JP 33299991 A JP33299991 A JP 33299991A JP 33299991 A JP33299991 A JP 33299991A JP H0653055 A JPH0653055 A JP H0653055A
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JP33299991A
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Patrizio Vinciarelli
パトリツィオ・ヴィンシャレリ
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    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0033Printed inductances with the coil helically wound around a magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
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    • H01F2027/2814Printed windings with only part of the coil or of the winding in the printed circuit board, e.g. the remaining coil or winding sections can be made of wires or sheets
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K1/00Printed circuits
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】導電体と導電ランで構成された電磁巻線の製作
手段を提供する。 【構成】一つの電磁気的構成成分が基板の一層もしくは
それ以上の層数の層上の導電ランとパッドとの固定を、
両者の間を連結する導電体の形成可能配列と組合せ、導
電体の適当な形状と、その導電体と導電ランとパッドの
固定パターンとの間の相互連結を経て、それぞれの巻線
内の巻回数が多数の一生産方式において、選択的に可変
の1個または1個以上のタップのついた、またはタップ
なしの電磁巻線とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】コイル、変圧器、その他の電磁気的構成
部品における電磁気巻線は、磁心、もしくは磁心上に置
かれるボビンやコイル成形体上に連続的に被包された導
電ワイヤの撚線で、伝統的に構成されている。このよう
な電磁気的構成部品が電気回路に用いられる場合は標準
的にはその巻線の端末を配線板内のメッキされたスルー
ホールを介して挿入して印刷配線板に連結させるのであ
り、その端末はそれら孔のライナならびにその配線板表
面の導電ランに半田づけされる。このようなやり方でそ
の構成部品を装着することは、大量の同一仕上げの印刷
配線を生産する場合には煩わしく非能率的である。
【0003】この非能率性は、同一の物理的形状をもつ
が電気特性の異る電磁気的構成部品が同一の印刷配線板
上に装着されている、いわゆる、「高混合」回路設計に
対しても一層大きくなる。例えば、所定の電力変換回路
設計の異った別型は、同一の印刷配線板上における異っ
た変圧器を用いて製作される。一方、異る変圧器は全て
実質的に同一の物理的形状(端末の寸法と配置)を有
し、各個の変圧器は、出来上った回路に対して所望の入
力ならびに出力電圧特性を分与するに好適な巻数をも
つ、特定の1次ならびに2次巻線を有する。
【0004】厳しいが実際上は重要な生産方式(1つの
ロットと言われる)においては、それぞれの印刷配線板
は、組立てラインにおいて、先行の回路板もしくは後続
の回路板の何れかに用いられる変圧器とは異った変圧器
を載せることができる。各種変圧器の備蓄形在庫品調べ
をなし、これら変圧器を相互に高混合組立ライン内に装
着することは非能率である。
【0005】原価を低減し、そして電磁気的構成部品を
回路アッセンブリに組込む上での容易さを改善するため
にこれまでに何種類かの技法が論じられている。
【0006】印刷配線板上に電磁気的巻線を自動的に形
成する1つの公知技術においては、導電ランが、印刷配
線板自体の一部分として螺旋形状に形成される。異った
印刷配線は、異った巻線となるように製作されねばなら
ない。
【0007】一部分を基板上に導電ランとして形成し、
他の部分を導電ランに連結された導電体として形成する
ことによって、2つの巻線部分の電磁巻線を形成する方
法は公知である。
【0008】例えば、Shelleyのもつアメリカ特
許No.4,455,545で開示されているコイル巻線
は、ワイヤを、基板上の導電ランと結合するメッキされ
たスルーホールの中に半田づけして形成される。異った
印刷配線パターンは、異った導電体巻数構成用のコイル
に対して電流密度が同一となるように形成される。ある
パターンでは、2つのワイヤが単一の導電ランに連結さ
れる。
【0009】もう1つの構成、すなわち、Meinel
のもつアメリカ特許No.4,777,465ならびにN
o.4,847,986で開示されている電磁巻線は、
ワイヤを基板上に形成された平行な導電ランに接着して
形成される。
【0010】
【本発明の概要】本発明では、1つの電磁気的構成部品
が、導電性ランならびにパッドの固定パターンと基板の
1層あるいは1層以上の層上で結合され、導電体は形成
可能配列をもって設けられ、この導電体は導電ランとパ
ッドとの間を連結し、しかも導電体と、そして導電ラン
とパッドの固定パターンとの間の導電体ならびに相互連
結体との適当な形態を経由して、1ケあるいは1ケ以上
のタップのある、およびタップのない電磁巻線を実施す
る手段を提供するのであって、この電磁巻線ではそれぞ
れの巻線における巻数の数値が多数の1生産方式におい
て選択的に変えることができる。
【0011】かくして、一般に、1つの局面において
は、本発明は、1つの巻線をもつ電磁巻線構造という特
徴をもっており、この巻線においては、導電ランが、例
えば固定パターンにより基板上に形成され、巻線の一部
分として作用し、しかも導電体は導電ランに電気的に連
結され巻線のもう1つの部分として働いている。導電体
の内少くとも1つの端末は、導電ランの少くとも2つに
連結される。
【0012】好適実施態様では以下の特徴がある。基板
は印刷配線板を有し、ランは印刷配線板表面上に形成さ
れる。メッキされたスルーホールは導電ランに連結さ
れ、導電体の内の少くともいくつかは、メッキされたス
ルーホールを介して導電ランに電気的に連結される。追
加の巻線が提供され、このものは第1導電体上に設けら
れた追加の導電体を有する。導電ランは、平行に基板上
に並ぶ。基板上の導電ランの数は、非素数(例えば“2
0”)であって、1ならびにこの非素数自体以外の少く
とも2つの整数で割り切れる数である。基板は一般に平
板状であって、導電ランは、基板の相対する両側にそれ
ぞれ横たわる2つのセットからなっている。
【0013】磁心の構造は巻線に磁気的に継合されてな
る。この磁心構造は巻線と追加の磁心片とで包囲された
磁心片を有し、この追加の磁心片は第1磁心片と共働し
て磁束回路を形成し、この磁束回路の一区分はその巻線
内に横たわり、しかもこの磁束回路のもう1つの区分は
その巻線の外側に横たわっている。この磁束回路は予め
設定された空隙を有している。
【0014】導電体の内の1つは導電ランの2つ以上と
連結される。異った導電体はそれぞれ異った数の導電ラ
ンに連結される。端末導電ランは電流を巻線に対して、
あるいは巻線から搬送し、ブリッジは導電ランの1つを
端末導電ランに連結する。導電ランの1つは巻線内に連
結されず、しかもブリッジは、巻線に連結されている導
電ランの少くとも1つを、基板上の端末導電ランに連結
する。ブリッジは多重導電ランを端末導電ランに連結す
る。
【0015】タップ導電ランは電流を、巻線のタップに
対して、あるいは巻線のタップから搬送し、ブリッジは
導電ランの内の1つをタップ導電ランに連結する。
【0016】基板は一般に平板状であり、2層以上の層
数をもち、そして導電ランは、基板の異る層の上にそれ
ぞれ2セット以上が横たわってなる。
【0017】導電体は、実質的に長方形である横断面を
有する。
【0018】適当な導電体を適当な数の導電ランに連結
することによって、コイルの巻数、ならびに変圧器の1
次側巻数と2次側巻数(従って巻数の比)の数は、基板
上の導電体のパターンを変えることをせずに生産され
る。個々に連続してなる電磁気的構成部品に対して、選
択的に変えることができる。1つあるいは1つ以上の導
電体を導電ランの固定パターンの一部であるパッドに連
結することによって巻線は容易にタップの設定ができ
る。
【0019】一般に、もう1つの局面においては、本発
明が特徴とする電磁巻線構造は、導電ランを、2以上の
たてよこ比(導体のその厚さに対する幅の比)をもち大
体長方形の横断面を有する導電体に連結することによっ
て形成された多重巻数を有する。
【0020】たてよこ比が大きいと、基板上で導電体と
導電ランとの間の低抵抗接合部を形成する上で本来の能
力が発揮されるという利点となる。導電体は、比較的大
きい表面積をもった、比較的平坦な連結パッドをもつよ
うに形成され、そしてこれら平らなパッドは、半田づけ
もしくはその他の導電性接合手段で、導電体に接合され
るのであって、この場合、瞬間的製造工程(例えば、表
面取付け組立法と半田づけ技法)が採用される。この種
の大面積接合部のもつ低抵抗は、特に電力用としては重
要であって、その理由は、本発明が特徴とする巻線構造
は1巻数当り2つの接合点をもつからである。
【0021】たてよこ比が大きい値であると、また当
然、高周波操作と両立可能であって、その理由は、
(a)巻線の容積に対する表面積の比率が高いこと、そ
して(b)導電体表面が比較的大きいため「表皮効果」
に関連する損失を最小化するからである。加えて、この
巻線のたてよこ比はこれら巻線の平坦構造と相まって、
この電磁気構成部品の巻数間のキャパシタンスを最小化
する。
【0022】一般に、他の局面では、本発明は、巻線を
2個(あるいはそれ以上)有し、また1個の巻線に用い
る存立自由な、分離構造とをもった変圧器を有する。
【0023】好適実施態様では以下の特徴を有する。平
坦な導電体は、磁心片と接しており、その自由両端がそ
の磁心片に接しておらず、その自由両端は平坦な連結領
域を形成してなる部分を有する。第2の磁心片は第1の
磁心片と共に平坦導電体の少くとも部分が中に横たわる
溝を形成する。導電体は、2セットもしくはそれ以上の
セット数の導電体を有し、それぞれのセットは互いに他
と重なり合っている。第1磁心片と第2磁心片とは、1
つの磁気回路を形成する。この磁気回路は、予め設定し
た空隙を有する。磁心片は実質上U字形である。導電体
と磁気回路とは、電磁気的に継合されている。
【0024】一般に、もう1つの局面では、本発明の特
徴とする方法では、一連の印刷配線板の個々に対して巻
線をもった電磁気的構成部品を形成し、この方法は、異
なる基板上に、導電ランの同一パターンを形成し、しか
も巻線を形成するため、それぞれの基板上のパターンに
導電体の1セットに電気的に連結するのであって、この
導電体の1セットは、巻線が選定された巻数をもつよう
に、その数ならびに形状を与え、異った基板の各個上の
電磁気的構成部品の巻線は、異った、選定された数の巻
数を有してなる。
【0025】好適実施態様では次の特徴がある。選定さ
れた巻線形状に対する導電体の完全セットを表わすパタ
ーンは、1個の平坦な導電加工片を用いて「実時間」内
に製作される。この平坦な導電加工片は、1個以上のパ
ターンを充分形成できる大きさをもった金属シートを有
する。導電体のパターンを適当な場所に保持するため
に、支持領域が、また平坦な導電加工片上に形成され
る。平坦導電体のパターンは、電気的連結がなされる前
に磁心に取付けられる。この支持領域は、電気的連結を
するに先立って(コンピュータ制御されたレーザもしく
は金型切削法によって)、除去される。
【0026】他の局面では、本発明が特徴とする方法で
は、電磁巻線に用いる、存立自由な、分離形電磁気的構
造を形成し、そしてこの方法では、少くとも1個の巻線
をもつ電磁気的構成部品を有する電気回路であって、こ
の電気回路の異なる別型が、それぞれ前記巻線内に異っ
た巻数を有するそのような電気回路の一連の同一の別型
を製造する。
【0027】本発明に係るこの方法は、単純で、速く、
好適であってしかも再現性がある。印刷配線板用基板上
の導電ランならびにパッドの固定された「足跡」(占有
配置面積)は多くの異るコイルもしくは変圧器を保持可
能である。この電磁気的構成部品は、実時間内に製作可
能であり、工程中は組立ライン上にある配線板上に置か
れる。変圧器とコイルとの構成は容易に自動化され、そ
れは導電体の切削ならびに成形だからである。磁心構成
部品及び導電体に関する単純形状は本質的に低原価につ
ながり、使用空間も効率的であってしかも電気的効率も
よい。基板上の巻線部分は、印刷配線板の一部として形
成されているので自由にできる。漏れインダクタンスな
らびに自己インダクタンスの所望量は、磁心片ならびに
電磁巻線の適当な幾何学的形状、磁心片により形成され
た磁気回路の空隙設定方法、そして巻線に近接する漏洩
磁束分路の組込みを介して、容易に達成できる。単層印
刷配線板の両側面は、1個あるいは1個以上巻線を形成
するために用いられるか、あるいは巻線は、多重層印刷
配線板の外層もしくは内層の内の若干の層もしくは全部
の層を用いて形成される。
【0028】この他の利点ならびに特徴については、好
適実施態様についての以下の説明から、また特許請求の
範囲から明らかとなろう。
【0029】
【本発明の構成・効果】図1を参照すると、印刷配線板
12上に形成された変圧器10は、2つの磁心片20,
22の間に形成された通路18の中に一部分が横たわる
1次巻線14と2次巻線16を有する。2次巻線16
は、配線板製作工程の一部分としてその印刷配線板の表
面上に形成された導電ラン30,32,34からなる列
であって、平坦導電体24,26,28の列(この導電
体の列の中の若干の導電体は図に現われていない)に対
応する列に電気的に連結されている前記平坦導電体2
4,26,28を有する。この電気的連結は、例えば3
5,37の接続パッドのところでなされ、これらパッド
35,37は、物理的には、形状以外は何らランと異ら
ない。導電体は一般に断面が長方形であって、たてよこ
比は比較的大きく2以上である。
【0030】1次巻線は2次巻線と同様に、印刷配線板
12の下側に形成された(図1にはこのように示してな
い)導電ランの対応する列に連結された平坦な導電体3
6,38,40(この中いくつかは図示してない)の列
を有する。1次巻線の導電体と導電ランとの間の連結
は、連結パッド、例えば42,44,46ならびにめっ
き孔、例えば48,50,52を介してなされる。1次
ならびに2次の両巻線への回路連結は、導電ラン60,
62,64及び66を介してなされる。
【0031】誘電体層70は、1次巻線の導電体を2次
巻線の導電体と絶縁するために介在させる。
【0032】個々の磁心片20,22は、例えばU字形
をもち、U字の脚部は、空隙のない磁気回路もしくは予
め選定した空隙72のある(この詳細については以下に
詳しく論ずる)磁気回路を形成する上で好適となってい
る。
【0033】一層簡単な電磁気的構成部品(例えばコイ
ル)は、印刷配線板から、導電体36,38,40なら
びに関連の導電ランと連結パッドとを除去することによ
って、2個の磁心片をもった簡単な巻線を残し、同様な
形態とすることによって形成可能である。また磁心片を
除くことによって、1個の簡単なコイルができる。
【0034】形成される電磁気的構成部品の種類が特殊
であることとは無関係に、個々の巻線は、印刷配線板
(基板)上の導電ランと、この導電ランの連結された導
電体とを有する。それぞれの巻線の巻数は、印刷配線板
上の導電ランの数によるよりも、むしろ用いた導電体の
数により決められるのであって、その理由は、どの導電
体でも1つあるいは1つ以上の何れかの数の導電ランに
連結される。このことは特に重要なことであって、その
理由は、印刷配線板上に形成された導電ランの単一パタ
ーンは、各種の数の巻数をもつ巻線を製作する上で基本
として用いられるからである(そして、変圧器の場合
は、2次巻線に対する1次巻線の巻数の比は、またそれ
ぞれの巻線における巻数を制御することによって変えら
れる。)。
【0035】かくして、図2を参照すると、選定された
巻数をもつ巻線を形成する場合に使用する印刷配線板に
配置された導電ラン100の固定パターンには、20本
の平行な直線導電ラン102の列を設けることができ
る。この導電ランの両端は連結パッド104,106で
終っている。それぞれのランは、例えば、幅が0.03
インチ、長さが1.1インチ、そして隣り合うランの間
の距離は0.01インチとなっている。追加の導電ラ
ン、108,110,112そして114は、以下に説
明する連結をするために用意されている。
【0036】図3を参照すると、巻数10の巻線が、図
2のパターン上に、10の導電体116の列を、以下に
示すように、20の導電ランの列に連結して形成され
る。各導電体の一端118は隣接する導電ランの最初の
対体(図3には現われていない)の連結パッドに連結さ
れる。図3の最上部の導電体に対する以外は、各導電体
の左端122は、隣接する導電ランのもう1つの対体の
連結パッド122,124に連結される。個々の導電体
は、導電体の両端が導電ランの2つの異る対体にそれぞ
れ連結されるような形態もった不揃い120となってい
る。このやり方において、連続性巻線が創り出される。
図3の最上位の導電体116はその左端が導電ラン11
4に連結されて巻線から電流を送出するようになってい
る。加えて、ブリッジ126は導電ラン112(巻線内
に電流用経路を提供する)を、図3の最下方の導電ラン
102の対体に連結する。得られる巻線は巻数10を有
する。
【0037】図4を参照すると、5本の導電体130を
提供することによって巻数5の巻線を形成するために、
同一のパターンをもつ導電ランを用いることができるの
であって、導電体130のそれぞれはその幅が、4つの
導電ランによって占められる空間の幅と大体等しい。個
々の導電体の不揃い部132はその形態が、導電体の一
端に連結された4セットの導電ランがその導電体の他方
の端に連結された4セットの導電ランとは異る形態とな
っている。ブリッジ134は最下方の導電ラン4つを導
電ラン112に連結する。
【0038】図5では、巻数4の巻線が4つの導電体1
36を有し、この導電体136のそれぞれの幅は5つの
導電ランにまたがるに充分な寸法となっている。図6で
は、巻数3の巻線が2つの導電体140,142を有
し、これら導電体のそれぞれは7つの導電ランに及び1
つの導電体144は6つの導電ランに及んでいる。図7
では、巻線2の巻線が、それぞれが10の導電ランに及
んでいる2つの導電体を用いている。図9では、それぞ
れが単一の導電ランに及んで巻数20の巻線を形成する
20の導体が示してある。
【0039】図8を参照すると、巻数1の巻線を形成す
るために、単一導電体150が20の全導電ランに及ん
でなっている。この導電体の一端152は20の全導電
ランの連結パッドに連結される。他方の端は拡げられ
て、巻線から電流を流出する導電ラン114及び110
にそれぞれ連結された2つの脚部154を形成する。ブ
リッジ158は、導電ランの左端上にある全ての連結パ
ッドを導電ラン112に連結し、電流を巻線内に流す経
路を提供する。
【0040】図10を参照すると、タップ導電ラン10
8は図示のように、ブリッジ160により導電体の1つ
に連結され、1つのタップ連結を巻線に提供してなる。
【0041】図11を参照すると、導電ランの固定パタ
ーンに連結される導電体の数ならびに幅を適当に選定す
ることにより、1から20に至る数の内のどんな数でも
所望の巻数の数値として選定できる。図11の線図は、
全ての導電ランが用いられる状態を示している。これら
導電体は、巻数が1,2,4,5,10及び20の巻線
に対して全て同じ幅となっている。ある種の巻線に対し
て、例えば、巻数が9以下の巻線に対しては、線図に示
してない付加的代替巻線がある。例えば、巻線8の巻線
は、また4つの4幅導電体と4つの1幅導電体を用いて
構成される。また、巻線は、導電ランの全数よりも少い
数を用いて形成される。例えば、巻数15の巻線は、1
5の1幅導電と、たった15の導電ランとを用いて作成
可能である;ブリッジは巻線の端末を導電ランに連結し
て電流を通す。もし2個の巻線が変圧器形成用に用いら
れると、そして個々の巻線が20の導電ランのパターン
上に構成されていると、1:20から20:1に到って
作成できる20×20=400の巻数比があることが明
らかである。
【0042】図12を参照すると、ブリッジ190は大
面積巻線に対して、巻数の少ない巻線に対して有用な端
末を許容する。このブリッジはまた、導電ランの全数よ
り少い数を用いる巻線において有用である。例えば、巻
数17の巻線は17の1幅導電体と、17の導電ラン
と、そして17番目のランから入力もしくは出力導電ラ
ンに到るブリッジ連結を用いて作られる。導電ランの3
つはかくして用いないままおかれることになる。
【0043】図13を参照すると、基板上のもう1つの
導電ラン194に連結するように導電体の端末192の
長さを増すことによってタップを形成するやり方が明ら
となる。
【0044】図14を参照すると、変圧器の場合、基板
上の分離した導電ラン198に到達するように、同様に
して導電体の端末196を延長して、上方巻線上にタッ
プを形成することができる。
【0045】前出の論述から、明らかなことは、基板上
にブリッジ、タップそして導電ランの適当に固設された
パターンとを用いることによって、2個あるいは2個以
上の独立巻線が、単列の導電体によって形成されるとい
うことである。例えば、20の導電ランのパターンと組
合わされた20の幅の導電体が2個の独立した巻数10
の巻線;巻数17及び巻数3の巻線;もしくは3個の巻
数6の巻線を構成するのに用いることができる(この場
合、導電体の2つは用いられない。)。この列の中の個
々の導電体の幅を変え、そして適当な導電体の端末を、
導電性巻数のパターンの部分を形成する端末パッド(ブ
リッジもしくはタップ連結部を用いる)に連結し、独立
巻線の多くの可能性のある組合わせができる。各種の巻
線によって形成された巻数の合計は、導電体の列が取付
けられる導電ランの数よりも大きくはできないという制
限だけがある。
【0046】2層以上の導電層を有し、各層上に導電ラ
ンのパターンを有する多重層基板は(これら各層の内部
層への連結はメッキされたスルーホールを介してなされ
る)、2列以上の導電体列の外に1個もしくは1個以上
の巻線の構成を許し、これら導電体の列は互いに他に対
して重なり合ってなる、かかる構成が明らかとなろう。
多重巻線もしくは高巻数比を有する変圧器、もしくは巻
数の多いコイルが、このやり方で構成可能である。
【0047】一連の印刷配線板に用いる連続的巻線を製
作中に、個々の巻線は、設定の可能性のある巻数のセッ
トから選定した巻数であれば何れの巻数であっても構成
できる。所望の導電体の数と形状とは、選定された巻数
と、そして上に示したように、印刷配線板上の導電ラン
のパターンとパッドとにより決まる。
【0048】図15を参照すると、巻線を製作する場合
に、導電体は、即時実時間内に作り出される、すなち
わ、組立ラインにおかれた印刷配線板上に装着される特
殊巻線内に使用するよう要求されたその時間内に作り出
される。これら導電体は、平坦な導電性をもった(例え
ば銅とか黄銅)薄板200の連続材料から作られるので
あって、この場合、製作の初期段階において導電体を適
当な方向づけによって保持するように保持領域206を
用い、所望の導電体204のパターンを作り出すためブ
ランキング位置202内にこの薄板をおきレーザー切断
する。このレーザー切断はコンピュータ制御され多数の
パターンの一括大量処理がなされる。
【0049】2次巻線用パターンが一旦切断されると、
切断片は、せん断機208により素材の薄板から切りと
られる。別途に、鉄心片210は接着剤212が塗布さ
れ、塗られた鉄心片214はある所定位置に搬出され、
この位置において、パターンを設けた鉄心片216は、
塗布された鉄心片214の上に撓曲され最終形状を現出
する。保持領域206は、次いで、定寸取り218がな
され、組立てられた各片は所定位置に搬出220され、
ここでは印刷配線板上の導電ランのパターン上に装着可
能となっている。
【0050】変圧器の場合は、印刷配線板に搬出するに
先立って、誘電層がパターン片上に置かれ、1次巻線
(2次のパターン片と同様に形成されている)用のパタ
ーン片がその誘導層の上に置かれ、そして頂部の磁性鉄
心片は上に置かれしかもその一線上に揃った2つの片か
らなるU字の2つの脚部により誘電層に取付けられる。
得られた半組立体は更に1次巻線の導電体から保持領域
を切断する処理をされる。仕上った半組立体は次いで印
刷配線板上の導電ランパターン上に置かれ、この場合、
対応する導電ランの連結パッド上には、2個の巻線の導
電体の両端がある(製作過程の初期段階において、半田
ペーストの「点」が連結パッド上に置かれ、この半田点
は導電体の平坦表面と導電ランとの間に残ってい
る。)。
【0051】ブリッジ導電体は、またブランキング位置
202に形成可能であり、あるいは代替的に言って、こ
れらブリッジ導電体は、組立工程中の適当な段階におい
て導電ランのパターン上に設置するために、図示してな
いもう1つの位置において薄板材料から一定長さに分離
切断される。
【0052】組立ラインの後工程において(多分、他の
構成部品が印刷配線板に装着された後に)、半田が再び
流され、かくして、それぞれの導電体と対応する導電ラ
ン(あるいは複数個のラン)との間に低抵抗電気連結部
を形成する。電気的連結部は比較的広い連結領域をもっ
て形成され、そのため比較的大きい横断面積をもつため
に、そしてまた、導電体と導電体パッドとの対面する面
間の距離が、製作される構成部品の精密度により小さい
寸法であるために、低抵抗値を現わすのである。結果的
に、この巻線はその全抵抗値が比較的低く、しかも信号
用としてまた電力供給用として、共に好適となってい
る。
【0053】他種類の電磁気的構成部品に対する一連の
製作作業は同様だが、異る点は、例えば、形成される巻
線の数と鉄心片の形状とである。
【0054】何れの磁気的構成部品に関しては、これら
部品の巻線は、自己インダクタンス及び漏れインダクタ
ンスの値を表わし、これらの値は磁心(鉄心)片ならび
に巻線の物理的大きさと形状;鉄心片と巻線との間の間
隙;巻線上の巻数;そして鉄心のもつ磁気特性とに依存
している。鉄心片(磁心片)はその形状は、磁気回路内
に空隙(図1)を提供する形状をもつ。入念に制御され
た空隙を提供するための単純な方法の1つは、適当な厚
さをもった非磁性シムを2つの鉄心間に挿入することで
ある。他の巻線と継合しない巻線(そして例えば、参照
文献として引用した、Vinciarelliのもつア
メリカ特許No.4,415,959で開示されている種
類の電力変換器回路において有用である)において発生
された磁束の原因である漏れインダクタンスは、巻線と
鉄心片(その一例は図16で250で示してある)との
間にはさみ込むことができる磁束分路を介して増大可能
である、あるいはまた、鉄心から出た後に(一例は図1
7の252で示してある)導電体近傍に配置可能であ
る。
【0055】その他の実施態様は以下の特許請求の範囲
の中にある。例えば、分離した電磁気的構成成分は基板
と導電体とを用い、基板上に設けられた他の回路構成部
品を用いないで、形成可能である。
【0056】この製作工程における特定段階は、その連
続工程が可能であるように変更可能である。例えば、絶
縁層は、巻線パターンが構成部品上に置かれるに先立っ
て、巻線パターンの1個もしくは1個以上のパターンを
包囲して巻かれる;導電薄板の1枚もしくはそれ以上の
枚数における保持面積は、構成部品上にこの薄板が置か
れた直後に切断され;異る部品は製作工程中に、他の部
品に取付けられ、この場合−線化を正確にするため接着
剤が用いられる。シート金属板の加工片は、例えば、レ
ーザー切断の代りに金型切断される。
【0057】導電体は個々に薄板材料から作られるか、
あるいは適当な端末とともに印刷配線上に形成される。
導電性エポキシ樹脂、あるいは、もう1つ別の導電性接
合用コンパウンドが半田の代りに用いられてもよく、あ
るいは、他の導電性接合部を形成する方法、例えば、溶
接なども用いうる。磁心片(鉄心片)は、U字形である
必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷配線板上に形成された変圧器の、一部断面
とした斜視図である。
【図2】各種巻数構成の平面図である。
【図3】各種巻数構成の平面図である。
【図4】各種巻数構成の平面図である。
【図5】各種巻数構成の平面図である。
【図6】各種巻数構成の平面図である。
【図7】各種巻数構成の平面図である。
【図8】各種巻数構成の平面図である。
【図9】各種巻数構成の平面図である。
【図10】各種巻数構成の平面図である。
【図11】巻数構成の線図である。
【図12】ブリッジを示す斜視図である。
【図13】タップを示す断面図である。
【図14】タップを示す断面図である。
【図15】製作方法の略斜視図である。
【図16】漏れインダクタンスの値を調節するための磁
束分路を組込む方法を図示する断面図である。
【図17】漏れインダクタンスの値を調節するための磁
束分路を組込む方法を図示する断面図である。
【符号の説明】
10:変圧器、12:印刷配線板、14:1次配線、1
6:2次配線、18:通路、20,22:鉄心、24,
26,28:導電体、30,32,34,60,62,
64,66,100,102,108,110,11
2,114:導電ラン、35,37,42,44,4
6,104,106,122,124:パッド、48,
50,52:めっき孔、70:誘導層、72:空隙、1
18:端子、120:不揃い部。

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線の一部として働くように基板上に形
    成された導電ランと、そして前記巻線の他の一部として
    働く前記導電ランに連結された導電体からなり、 前記導電体と前記導電ランとは電気的に連結されて前記
    巻線を構成し、前記導電体の少くとも1つの端末は前記
    導電ランの少くとも2つに連結されてなることを特徴と
    する電磁巻線構造。
  2. 【請求項2】 前記基板は印刷配線板を有し、そして前
    記ランは前記印刷配線板上に形成されてなることを特徴
    とする請求項1に記載の巻線構造。
  3. 【請求項3】 前記基板は、前記導電ランに連結された
    メッキされたスルーホールを有し、前記導電体の内少く
    ともいくつかは、前記メッキされたスルーホールを通っ
    て前記導電ランに電気的に連結されてなることを特徴と
    する請求項1に記載の巻線構造。
  4. 【請求項4】 第2巻線が第1巻線上方に配設された追
    加の導電体を更に有してなることを特徴とする請求項1
    に記載の巻線構造。
  5. 【請求項5】 前記導電ランが前記基板上に平行に並べ
    られてなることを特徴とする請求項1に記載の巻線構
    造。
  6. 【請求項6】 前記基板上の前記導電ランの数が非素数
    であることを特徴とする請求項1に記載の巻線構造。
  7. 【請求項7】 前記非素数は、1とそしてその非素数自
    体以外の少くとも2つの整数によって割り切れることを
    特徴とする請求項6に記載の巻線構造。
  8. 【請求項8】 前記非素数が20であることを特徴とす
    る請求項7に記載の巻線構造。
  9. 【請求項9】 前記基板は大体平板状であり、そして前
    記導電ランは前記基板の相対する両側にそれぞれ設けら
    れた2セットからなることを特徴とする請求項1または
    4に記載の巻線構造。
  10. 【請求項10】 前記巻線に磁気的に継合された磁心構
    造を更に有してなることを特徴とする請求項1に記載の
    巻線構造。
  11. 【請求項11】 前記磁心構造は前記巻線により包囲さ
    れた磁心片を有してなることを特徴とする請求項10に
    記載の巻線構造。
  12. 【請求項12】 前記磁心構造は更に追加の磁心片を有
    し、この追加の磁心片は最初の前記磁心片と共働して、
    前記巻線の中に横たわる前記磁気回路の1区分と、そし
    て前記巻線の外側にある前記磁気回路の他方の区分とに
    より磁束回路を形成してなることを特徴とする請求項1
    1に記載の巻線構造。
  13. 【請求項13】 前記磁束回路が予め設定された空隙を
    有してなることを特徴とする請求項12に記載の巻線構
    造。
  14. 【請求項14】 前記導電体が、2より大きいたてよこ
    比をもった横断面を有することを特徴とする請求項1に
    記載の巻線構造。
  15. 【請求項15】 前記導電体の内の1つの端末が前記導
    電ランの内の2つ以上に連結されてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の巻線構造。
  16. 【請求項16】 異った前記導電体が、前記導電ランの
    異った数にそれぞれ連結されてなることを特徴とする請
    求項1に記載の巻線構造。
  17. 【請求項17】 前記導電ランの1つは前記巻線に連結
    されず、そして1つのブリッジが、前記巻線に連結され
    る導電ランの少くとも1つを前記基板上の端末の導電ラ
    ンに連結してなることを特徴とする請求項1に記載の巻
    線構造。
  18. 【請求項18】 前記巻線に電流を送入、送出する端末
    導電ランと、前記導電ランの内の1つを前記端末導電ラ
    ンに連結するブリッジを更に有してなることを特徴とす
    る請求項1に記載の巻線構造。
  19. 【請求項19】 前記ブリッジが多数の前記導電ランを
    前記端末導電ランに連結してなることを特徴とする請求
    項18に記載の巻線構造。
  20. 【請求項20】 前記巻線内に連結された導電ランの内
    少くとも1つを前記端末導電ランに連結するためのブリ
    ッジを更に有してなることを特徴とする請求項18に記
    載の巻線構造。
  21. 【請求項21】 電流を前記巻線のタップに対して流
    入、流出させるタップ導電ランと、そして前記導電ラン
    の内の1つを前記タップ導電ランに連結するブリッジと
    を更に有してなることを特徴とする請求項1に記載の巻
    線構造。
  22. 【請求項22】 前記基板は大体平板状であり、しかも
    2層以上を有し、また前記導電ランは前記基板の異る層
    に2セット以上の層をそれぞれ有してなることを特徴と
    する請求項1または4に記載の巻線構造。
  23. 【請求項23】 巻線の一部として働くように基板上に
    形成された導電ランと、そして前記巻線の他の一部とし
    て働くように前記導電ランに電気的に連結された少くと
    も2つの導電体とからなり、 前記導電体は2より大きいたてよこ比をもった横断面を
    有する巻線を有してなることを特徴とする電磁巻線構
    造。
  24. 【請求項24】 前記導電体は実質上長方形の横断面を
    有することを特徴とする請求項23に記載の巻線構造。
  25. 【請求項25】 前記基板は印刷配線板からなり、そし
    て前記ランは前記印刷配線板上に形成されてなることを
    特徴とする請求項23に記載の巻線構造。
  26. 【請求項26】 前記基板は前記導電ランに連結された
    メッキされたスルーホールを有し、そして前記導電体の
    内の少くともいくつかは前記メッキされたスルーホール
    を通って前記導電ランに電気的に連結されてなることを
    特徴とする請求項23に記載の巻線構造。
  27. 【請求項27】 第2巻線が最初の前記導電体上に設け
    られた追加の導電体を更に有してなることを特徴とする
    請求項23に記載の巻線構造。
  28. 【請求項28】 前記導電ランが前記基板上に平行に並
    べられてなることを特徴とする請求項23に記載の巻線
    構造。
  29. 【請求項29】 前記基板上の前記導電ランの数が非素
    数であることを特徴とする請求項23に記載の巻線構
    造。
  30. 【請求項30】 前記非素数は、1とそしてその非素数
    自体以外の少くとも2つの整数によって割り切れること
    を特徴とする請求項28に記載の巻線構造。
  31. 【請求項31】 前記非素数が20であることを特徴と
    する請求項30に記載の巻線構造。
  32. 【請求項32】 前記基板は大体平板状であり、そして
    前記導電ランは前記基板の相対する両側にそれぞれ設け
    られた2つのセットからなることを特徴とする請求項2
    2または26に記載の巻線構造。
  33. 【請求項33】 前記巻線に磁気的に継合された磁心構
    造を更に有してなることを特徴とする請求項23に記載
    の巻線構造。
  34. 【請求項34】 前記磁心構造は前記巻線により包囲さ
    れた磁心片を有してなることを特徴とする請求項33に
    記載の巻線構造。
  35. 【請求項35】 前記磁心構造は更に追加の磁心片を有
    し、この追加の磁心片は最初の前記磁心片と共働し、前
    記巻線の中に横たわる前記磁気回路の1区分と、そして
    前記巻線の外側にある前記磁気回路の他方の区分とによ
    り磁束回路を形成してなることを特徴とする請求項34
    に記載の巻線構造。
  36. 【請求項36】 前記磁束回路が予め設定された空隙を
    有してなることを特徴とする請求項35に記載の巻線構
    造。
  37. 【請求項37】 前記導電体の内の1つの端部が前記導
    電ランの内の2つ以上に連結されてなることを特徴とす
    る請求項23に記載の巻線構造。
  38. 【請求項38】 異った前記導電体が、前記導電ランの
    異った数にそれぞれ連結されてなることを特徴とする請
    求項23に記載の巻線構造。
  39. 【請求項39】 前記導電ランの1つは前記巻線に連結
    されず、そして1つのブリッジが、前記巻線に連結され
    る導電ランの少くとも1つを前記基板上の端末の導電ラ
    ンに連結してなることを特徴とする請求項23に記載の
    巻線構造。
  40. 【請求項40】 前記巻線に電流を送入、送出する端末
    導電ランと、前記導電ランの内の1つを前記端末導電ラ
    ンに連結するブリッジを更に有してなることを特徴とす
    る請求項23に記載の巻線構造。
  41. 【請求項41】 前記ブリッジが多数の前記導電ランを
    前記端末導電ランに連結してなることを特徴とする請求
    項40に記載の巻線構造。
  42. 【請求項42】 前記巻線内に連結された導電ランの内
    少くとも1つを前記端末導電ランに連結するためのブリ
    ッジを更に有してなることを特徴とする請求項40に記
    載の巻線構造。
  43. 【請求項43】 電流を前記巻線のタップに対して流
    入、流出させるタップ導電ランと、そして前記導電ラン
    の内の1つを前記タップ導電ランに連結するブリッジと
    を更に有してなることを特徴とする請求項23に記載の
    巻線構造。
  44. 【請求項44】 前記基板は大体平板状であり、しかも
    2層以上からなり、前記導電ランは前記基板の異る層上
    にそれぞれ設けられた2セット以上のセットからなるこ
    とを特徴とする請求項23に記載の巻線構造。
  45. 【請求項45】 磁心片と、そして少くとも2つの導電
    体であって、前記磁心の上方に平行に設けられその両端
    が、基板上の連結パッドの対応する配列に取付けるよう
    に設けられた平坦な連結領域を形成してなる少くとも2
    つの導電体とからなることを特徴とする電磁巻線に使用
    される自立離散的構造。
  46. 【請求項46】 前記平坦導電体が平行に並べられてな
    ることを特徴とする請求項45に記載の構造。
  47. 【請求項47】 前記平坦導電体が、前記磁心片と接触
    する部分と、前記平坦連結領域を形成している自由端と
    を有することを特徴とする請求項46に記載の構造。
  48. 【請求項48】 少くとも前記平坦導電体の部分が中に
    横たわっている溝を、第1の前記磁心片と共に形成する
    ように配列された第2の磁心片を更に有してなることを
    特徴とする請求項45に記載の構造。
  49. 【請求項49】 前記導電体が、一方のセットが他方の
    セットの上方に設けられてなる2つの導電体セットを有
    することを特徴とする請求項45に記載の構造。
  50. 【請求項50】 第1の前記磁心片ならびに第2の前記
    磁心片が1つの磁気回路を形成してなることを特徴とす
    る請求項45に記載の構造。
  51. 【請求項51】 前記磁気回路が予め設定された空隙を
    有してなることを特徴とする請求項50に記載の構造。
  52. 【請求項52】 前記磁心片が実質的にU字形をなすこ
    とを特徴とする請求項45に記載の構造。
  53. 【請求項53】 個々の巻線が、 巻線の一部として働くように基板上に形成された導電ラ
    ンと、そして前記巻線の他の一部として働く前記導電ラ
    ンに連結された導電体からなり、 前記導電体と前記導電ランとは電気的に連結されて前記
    巻線を構成し、 前記巻線の内の1つの前記導電体の内の少くとも1つの
    一端は、前記巻線の導電ランの内の少くとも2つの導電
    ランに連結されてなることを特徴とする一対の巻線を備
    えた変圧器。
  54. 【請求項54】 磁気回路を形成する1個の磁心を更に
    有してなり、前記巻線と前記磁気回路とが電磁気的に継
    合されてなることを特徴とする請求項53に記載の変圧
    器。
  55. 【請求項55】 前記巻線の一部として働かせるために
    基板上に導電ランを形成し、 前記巻線の別の部分として働かせるために平坦導電体の
    パターンを形成するため平坦導電性作動片の部分を除去
    し、そして前記巻線を形成するため前記平坦導電体と前
    記導電ランの部分との間に電気連結部を形成することを
    特徴とする電磁巻線の形成方法。
  56. 【請求項56】 前記平坦導電作動片は1つ以上の前記
    パターンを形成するのに充分な大きさをもった1枚の金
    属シートからなることを特徴とする請求項55に記載の
    方法。
  57. 【請求項57】 前記導電体を適当な場所に保持するた
    めに前記平坦導電作動片上に保持領域を更に形成するこ
    とを特徴とする請求項55に記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記電気的連結部を形成するのに先立
    って、平坦導電体の前記パターンを磁心に取付けること
    を含むことを特徴とする請求項55に記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記電気的連結部を形成するのに先立
    って、前記保持領域を取除くことを含むことを特徴とす
    る請求項55に記載の方法。
  60. 【請求項60】 前記平坦導電作動片は、レーザカッテ
    ィングにより除去されることを特徴とする請求項55に
    記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記平坦導電作動片の前記部分は、打
    抜き加工により除かれることを特徴とする請求項55に
    記載の方法。
  62. 【請求項62】 1個の磁心片を用意し、そして前記磁
    心片に平行に導電体を取付け、前記導電体の両端が平坦
    な連結領域を形成し連結パッドの対応する配列を基板上
    に取付けるように配列されてなることを特徴とする電磁
    巻線に使用される自立離散的電磁構造を形成する方法。
  63. 【請求項63】 1つの電気回路であって、少くとも1
    つの巻線を有する電磁気的構成成分を包有し、前記電気
    回路の異った別型が、前記巻線においてそれぞれ異った
    巻回数をもった前記電磁気的構成成分の異った別型と協
    同構成されてなる一連の同様な別型をもった電気回路の
    製造方法であって、前記方法が、 前記電気回路に対応する印刷配線板の同一コピーを提供
    し、前記印刷配線板のそれぞれのコピーが前記巻線の一
    部分として働く導電ランの領域を有しており、 電気的構成成分を、組立てラインに沿う位置で、それぞ
    れの印刷配線板上に装着し、 特別な前記印刷配線板が前記組立ライン上にあって、高
    いたてよこ比をもった導電体セットを製作して前記巻線
    のもう1つの部分として働かせ、前記導電体の数は、前
    記特別な印刷配線板用の前記電磁気的構成成分のため必
    要とされる巻線内に必要な巻回数に依存して決まり、そ
    して前記組立ラインに沿う位置で、前記導電体を前記導
    電ランに連結して前記電磁気的構成成分を形成してなる
    ことを特徴とする方法。
  64. 【請求項64】 前記高いたてよこ比をもった導電体は
    コンピュータ制御カッターを用いて加工片を切削して作
    られることを特徴とする請求項63に記載の方法。
  65. 【請求項65】 一連の印刷配線板のそれぞれの印刷配
    線板上に、1個の巻線をもつ電磁気的構成成分を形成す
    る方法であって、 導電ランの同一パターンを前記異った印刷配線板上に形
    成し、そして1つの巻線を形成するために、前記印刷配
    線板のそれぞれに設けたパターンに対して、選定された
    巻回をもつように巻回数と形状とが前記巻線に与えられ
    てなる導電体の1セットを電気的に連結してなることを
    特徴とする方法。
JP33299991A 1990-10-16 1991-10-16 導電体と導電ランで構成された電磁巻線 Pending JPH0653055A (ja)

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