JPH065301B2 - モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置 - Google Patents
モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置Info
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- JPH065301B2 JPH065301B2 JP1034973A JP3497389A JPH065301B2 JP H065301 B2 JPH065301 B2 JP H065301B2 JP 1034973 A JP1034973 A JP 1034973A JP 3497389 A JP3497389 A JP 3497389A JP H065301 B2 JPH065301 B2 JP H065301B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、坑井内の水中で使用するモノパルス発振器
を有する多チャンネルデジタル音波検層装置に関するも
のである。
を有する多チャンネルデジタル音波検層装置に関するも
のである。
発振器および受振器を備えている坑井内装置を坑井内の
水中に吊り降ろして使用する音波検層装置は、坑井内で
地中の弾性波速度すなわちP波(圧縮波),S波(せん
断波),ストンリイ波(擬似レイリイ波)およびチュー
ブ波等の速度を測定し、その測定値から地層の弾性的性
質を調査するために用いられる。
水中に吊り降ろして使用する音波検層装置は、坑井内で
地中の弾性波速度すなわちP波(圧縮波),S波(せん
断波),ストンリイ波(擬似レイリイ波)およびチュー
ブ波等の速度を測定し、その測定値から地層の弾性的性
質を調査するために用いられる。
従来、この種の音波検層装置としては、ソニックログ装
置が知られており、このソニックログ装置における坑井
内装置(ゾンデ)は、ソニック振源として音波を放射す
る共振型の磁わい或いは電わい発振器を備え、その発振
器に電気エネルギーが瞬間的に入力されると、その発振
器が一定のエンベロープをもった立上がりと減衰とを伴
う固有共振周波数で一定時間発振し、坑井内水中に音波
を放射する。
置が知られており、このソニックログ装置における坑井
内装置(ゾンデ)は、ソニック振源として音波を放射す
る共振型の磁わい或いは電わい発振器を備え、その発振
器に電気エネルギーが瞬間的に入力されると、その発振
器が一定のエンベロープをもった立上がりと減衰とを伴
う固有共振周波数で一定時間発振し、坑井内水中に音波
を放射する。
そして放射された音波は、坑井内水を経由して坑井の側
壁や地層内を伝播し、前記発振器から一定の距離をおい
て設けられた1ないし2箇の受振器により受振される。
壁や地層内を伝播し、前記発振器から一定の距離をおい
て設けられた1ないし2箇の受振器により受振される。
前記従来のソニックログ装置の場合は、弾性波のうち、
最も速い速度で伝播するP波の初動の検出に重点がおか
れるので、発振器が効率の良い固有共振周波数で発振す
るように構成されている。
最も速い速度で伝播するP波の初動の検出に重点がおか
れるので、発振器が効率の良い固有共振周波数で発振す
るように構成されている。
またソニック振源として機械的Qの小さい振動子を使用
しても、5〜6山の振動が持続し、かつ固有振動である
ので波形をコントロールすることは極めて困難である。
しても、5〜6山の振動が持続し、かつ固有振動である
ので波形をコントロールすることは極めて困難である。
このため前記従来のソニックログ装置の場合は、主とし
て次に述べる理由によって、遅く到着する波の直接的な
解析には適していない。
て次に述べる理由によって、遅く到着する波の直接的な
解析には適していない。
発振器から放射された音波振動は坑井の側壁に衝突して
分解され、分割された第1波は坑井内水を伝播して受振
器に到達し、分割された第2波は坑井の側壁を伝播して
屈折波となって受振器に到達する。また分割された第3
波は、坑井の側壁を通過して地層の中に進み、その地層
の不連続部分に衝突すると反射波が発生し、その反射波
は地層中を進んだのち受振器により検出される。したが
って、発振器から離れた位置にある受振器には、様々な
振動や非線型信号の合成信号が入ることになる。
分解され、分割された第1波は坑井内水を伝播して受振
器に到達し、分割された第2波は坑井の側壁を伝播して
屈折波となって受振器に到達する。また分割された第3
波は、坑井の側壁を通過して地層の中に進み、その地層
の不連続部分に衝突すると反射波が発生し、その反射波
は地層中を進んだのち受振器により検出される。したが
って、発振器から離れた位置にある受振器には、様々な
振動や非線型信号の合成信号が入ることになる。
前記従来のソニックログ装置の場合は、第8図に示すよ
うに、受振器に到着する第1波の振動が充分減衰しない
ように、第2波の振動が受振器に到着するので、第2波
に限らず後族波(S波,ストンリイ波など)の到着時刻
を精度よく検出することができない。また当然のことと
して、後続波の波形が著しく歪められて記録されるの
で、波形の周波数解析は意味をもたないものとなり、そ
のため地層中の音波の減衰量を算出するのは極めて困難
である。
うに、受振器に到着する第1波の振動が充分減衰しない
ように、第2波の振動が受振器に到着するので、第2波
に限らず後族波(S波,ストンリイ波など)の到着時刻
を精度よく検出することができない。また当然のことと
して、後続波の波形が著しく歪められて記録されるの
で、波形の周波数解析は意味をもたないものとなり、そ
のため地層中の音波の減衰量を算出するのは極めて困難
である。
この発明は、狭いパルス巾で周波数帯域の広い単純な波
形のモノパルスを放射するモノパルス発振器と、上下方
向に間隔をおいて配置された多数の受振器と、各受振器
に直列に接続された完全差動型増巾器,ハイパスフィル
ター,ローパスフィルター,主増巾器からなるアナログ
部と、A/D変換スタッキング処理装置と、収録装置と
を組合わせることにより、歪が少なくかつ波列の分離解
析の容易な弾性波情報を収録できるモノパルス発振器を
有する多チャンネルデジタル音波検層装置を提供するこ
とを目的とするものである。
形のモノパルスを放射するモノパルス発振器と、上下方
向に間隔をおいて配置された多数の受振器と、各受振器
に直列に接続された完全差動型増巾器,ハイパスフィル
ター,ローパスフィルター,主増巾器からなるアナログ
部と、A/D変換スタッキング処理装置と、収録装置と
を組合わせることにより、歪が少なくかつ波列の分離解
析の容易な弾性波情報を収録できるモノパルス発振器を
有する多チャンネルデジタル音波検層装置を提供するこ
とを目的とするものである。
前記目的を達成するために、この発明のモノパルス発振
器を有する多チャンネルデジタル音波検出装置において
は、坑井1内の水中に吊り降ろされる音波検層用坑井内
装置2が、上下方向に間隔をおいて配置された多数の受
振器3からなる受振器列と、その受振器列の上部または
下部の何れかの一方に配置されたモノパルス発振器とを
備え、前記各受振器3に、それぞれ前記坑井内装置2に
おけるエレクトロニクス部10に設けられた完全差動型
増巾器6とハイパスフィルター7およびローパスフィル
ター8と主増巾器9とが直列に接続され、各主増巾器9
の出力部は、A/D変換スタッキング処理装置11の入
力部に接続され、そのA/D変換スタッキング処理装置
11は音波検層用地上装置12における収録装置13に
接続されている。
器を有する多チャンネルデジタル音波検出装置において
は、坑井1内の水中に吊り降ろされる音波検層用坑井内
装置2が、上下方向に間隔をおいて配置された多数の受
振器3からなる受振器列と、その受振器列の上部または
下部の何れかの一方に配置されたモノパルス発振器とを
備え、前記各受振器3に、それぞれ前記坑井内装置2に
おけるエレクトロニクス部10に設けられた完全差動型
増巾器6とハイパスフィルター7およびローパスフィル
ター8と主増巾器9とが直列に接続され、各主増巾器9
の出力部は、A/D変換スタッキング処理装置11の入
力部に接続され、そのA/D変換スタッキング処理装置
11は音波検層用地上装置12における収録装置13に
接続されている。
また坑井径の変化や孔壁付近のゆるみによる走時変化を
補正するために、多数の受振器3からなる受振器列の上
部に上部モノパルス発振器4を設けると共に、前記受振
器列の下部に下部モノパルス発振器5を設ける。
補正するために、多数の受振器3からなる受振器列の上
部に上部モノパルス発振器4を設けると共に、前記受振
器列の下部に下部モノパルス発振器5を設ける。
モノパルス発振器から放射された単純波形,すなわち一
つのピーク(山,第7図参照)のみ、あるいは一つのト
ラフ(谷)のみで構成され、それ以後は極めて速やかに
振動の収れんするモノパルス波は、受振器列を構成する
多数の受振器3により受振され、各受信器3により受振
された信号は、それぞれ低雑音の完全差動型増巾器6,
ハイパスフィルター7,ローパスフィルター8および主
増巾器9からなるアナログ部21により処理されたの
ち、A/D変換スタッキング処理装置11によりアナロ
グデジタル変換されると共に、デジタルスタッキングさ
れ、次いでこの結果は、前記A/D変換スタッキング処
理装置11の中央処理装置26,トランスミッタ31を
介してノイズや歪みの少ない受振波形データが音波検層
用地上装置12の収録装置13に伝送されて収録され
る。
つのピーク(山,第7図参照)のみ、あるいは一つのト
ラフ(谷)のみで構成され、それ以後は極めて速やかに
振動の収れんするモノパルス波は、受振器列を構成する
多数の受振器3により受振され、各受信器3により受振
された信号は、それぞれ低雑音の完全差動型増巾器6,
ハイパスフィルター7,ローパスフィルター8および主
増巾器9からなるアナログ部21により処理されたの
ち、A/D変換スタッキング処理装置11によりアナロ
グデジタル変換されると共に、デジタルスタッキングさ
れ、次いでこの結果は、前記A/D変換スタッキング処
理装置11の中央処理装置26,トランスミッタ31を
介してノイズや歪みの少ない受振波形データが音波検層
用地上装置12の収録装置13に伝送されて収録され
る。
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図および第2図はこの発明の一実施例に係るモノパ
ルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置
を示すものであって、地上のウインチ14から繰り出さ
れた電気ケーブル15が、坑井1の上方に設けられたシ
ーブ16に巻掛けられ、そのシーブ16から垂下してい
る電気ケーブル15の端部に音波検層用坑井内装置2が
連結され、かつその坑井内装置2は電気ケーブル15に
より坑井1内に吊り降ろされて坑井内水17に浸漬さ
れ、さらに前記坑井内装置2は発振・受振部18とその
上部に配置されたエレクトロニクス部10とを備えてい
る。
ルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置
を示すものであって、地上のウインチ14から繰り出さ
れた電気ケーブル15が、坑井1の上方に設けられたシ
ーブ16に巻掛けられ、そのシーブ16から垂下してい
る電気ケーブル15の端部に音波検層用坑井内装置2が
連結され、かつその坑井内装置2は電気ケーブル15に
より坑井1内に吊り降ろされて坑井内水17に浸漬さ
れ、さらに前記坑井内装置2は発振・受振部18とその
上部に配置されたエレクトロニクス部10とを備えてい
る。
6〜12箇(図示の場合は6箇)の広帯域ハイドロフォ
ンからなる受振器3が、上下方向に25cmの間隔で直列
に配置されて、受振器列が構成され、その受振器列の上
部および下部に、それぞれモノパルス発生回路19によ
り駆動される上部モノパルス発振器4および下部モノパ
ルス発振器5が配置され、さらに前記各受振器3はゴム
チューブ内のオイル中に配置されると共にそのゴムチュ
ーブ密封され、また前記上部モノパルス発振器4および
下部モノパルス発振器5は、坑井内水17と接触するよ
うに配置され、前記発振器列とモノパルス発生回路19
により駆動される上部モノパルス発振器4および下部モ
ノパルス発振器5とそれらを収容して保持する外筒とに
より音波検層用坑井内装置2が構成されている。
ンからなる受振器3が、上下方向に25cmの間隔で直列
に配置されて、受振器列が構成され、その受振器列の上
部および下部に、それぞれモノパルス発生回路19によ
り駆動される上部モノパルス発振器4および下部モノパ
ルス発振器5が配置され、さらに前記各受振器3はゴム
チューブ内のオイル中に配置されると共にそのゴムチュ
ーブ密封され、また前記上部モノパルス発振器4および
下部モノパルス発振器5は、坑井内水17と接触するよ
うに配置され、前記発振器列とモノパルス発生回路19
により駆動される上部モノパルス発振器4および下部モ
ノパルス発振器5とそれらを収容して保持する外筒とに
より音波検層用坑井内装置2が構成されている。
前記上部モノパルス発振器4および下部モノパルス発振
器5から、波形が単純でパルス巾が狭くかつ周波数帯域
が広い非共振形のモノパルス波が放射される。またモノ
パルス波の波形をコントロールすることができる。
器5から、波形が単純でパルス巾が狭くかつ周波数帯域
が広い非共振形のモノパルス波が放射される。またモノ
パルス波の波形をコントロールすることができる。
モノパルス発振器を受振器列の上部および下部に配置す
る理由は、上部モノパルス発振器4および下部モノパル
ス発振器5を交互に発振して、各受信器についての上下
(正逆)両方向の走時を測定し、坑井径変化や、坑井堀
さくによるゆるみ層での走時変化を補正するためであ
り、上部モノパルス発振器4および下部モノパルス発振
器5の何れを駆動するかは、音波検層用地上装置12の
コントローラ20によって行なう。
る理由は、上部モノパルス発振器4および下部モノパル
ス発振器5を交互に発振して、各受信器についての上下
(正逆)両方向の走時を測定し、坑井径変化や、坑井堀
さくによるゆるみ層での走時変化を補正するためであ
り、上部モノパルス発振器4および下部モノパルス発振
器5の何れを駆動するかは、音波検層用地上装置12の
コントローラ20によって行なう。
各受振器3の出力部に、それぞれ高インピーダンスの完
全差動型増巾器6と、ハイパスフィルター7と、低域通
貨型で減衰特性の急峻な楕円関数フィルターからなるロ
ーパスフィルター8と、主増巾器9とが順次直列に接続
され、前記ハイパスフィルター7のカットオフ周波数お
よび主増巾器9のゲインを音波検層用地上装置12のコ
ントローラ20により調節することができる。また前記
完全差動型増巾器6,ハイパスフィルター7,ローパス
フィルター8および主増巾器9からなるアナログ部21
は全て低ノイズ広帯域素子により構成され、各チャンネ
ル間の位相特性が等しくなるように調整されている。
全差動型増巾器6と、ハイパスフィルター7と、低域通
貨型で減衰特性の急峻な楕円関数フィルターからなるロ
ーパスフィルター8と、主増巾器9とが順次直列に接続
され、前記ハイパスフィルター7のカットオフ周波数お
よび主増巾器9のゲインを音波検層用地上装置12のコ
ントローラ20により調節することができる。また前記
完全差動型増巾器6,ハイパスフィルター7,ローパス
フィルター8および主増巾器9からなるアナログ部21
は全て低ノイズ広帯域素子により構成され、各チャンネ
ル間の位相特性が等しくなるように調整されている。
1箇のA/D変換器に3チャンネルのアナログ信号を入
力するためのマルチプレクサからなる切換器22は3つ
の主増巾器9の出力部に接続され、かつ前記切換器22
には、高速のサンプルホールドおよびA/D変換器23
の入力部が接続され、これによって6チャンネルの波形
入力が3チャンネルずつ並列にアナログ・デジタル変換
される。
力するためのマルチプレクサからなる切換器22は3つ
の主増巾器9の出力部に接続され、かつ前記切換器22
には、高速のサンプルホールドおよびA/D変換器23
の入力部が接続され、これによって6チャンネルの波形
入力が3チャンネルずつ並列にアナログ・デジタル変換
される。
前記サンプルホールドおよびA/D変換器23に、デー
タラッチ24およびメモリー(RAM)25を介して中
央処理装置(CPU)26が接続され、その中央処理装
置26に、アドレスデコーダ27,メモリー(ROM)
28,メモリー(RAM)29およびコントロール回路
30が接続されると共に、通信用インターフェースのト
ランスミッタ31およびレシーバ32が接続され、かつ
データラッチ24の入力部およびメモリー25の出力部
はバス切替器33を介して接続され、さらに前記コント
ロール回路30は切替器22,サンプルホールドおよび
A/D変換器23,データラッチ24およびメモリー25
に接続されている。
タラッチ24およびメモリー(RAM)25を介して中
央処理装置(CPU)26が接続され、その中央処理装
置26に、アドレスデコーダ27,メモリー(ROM)
28,メモリー(RAM)29およびコントロール回路
30が接続されると共に、通信用インターフェースのト
ランスミッタ31およびレシーバ32が接続され、かつ
データラッチ24の入力部およびメモリー25の出力部
はバス切替器33を介して接続され、さらに前記コント
ロール回路30は切替器22,サンプルホールドおよび
A/D変換器23,データラッチ24およびメモリー25
に接続されている。
データインプット・データアウトプット(DI/D0)34
は、コントロール回路30,中央処理装置26,モノパル
ス発生回路19,ハイパスフィルター7,ローパスフィ
ルター8および主増巾器9に接続されている。
は、コントロール回路30,中央処理装置26,モノパル
ス発生回路19,ハイパスフィルター7,ローパスフィ
ルター8および主増巾器9に接続されている。
前記切替器22にサンプルホールドおよびA/D変換器
23,データラッチ24,メモリー25を介して接続さ
れている中央処理装置26と、その中央処理装置26に
接続されているアドレスデコーダ27,メモリー28,
メモリー29,コントロール回路30,トランスミッタ
31およびレシーバ32と、前記バス切替器33および
データインプット・データアウトプット34とにより、
A/D変換スタッキング処理装置11が構成され、前記
アナログ部21とA/D変換スタッキング処理装置11
と坑井内装置用電源35とそれらを収容する外筒とによ
りエレクトロニクス部10が構成されている。
23,データラッチ24,メモリー25を介して接続さ
れている中央処理装置26と、その中央処理装置26に
接続されているアドレスデコーダ27,メモリー28,
メモリー29,コントロール回路30,トランスミッタ
31およびレシーバ32と、前記バス切替器33および
データインプット・データアウトプット34とにより、
A/D変換スタッキング処理装置11が構成され、前記
アナログ部21とA/D変換スタッキング処理装置11
と坑井内装置用電源35とそれらを収容する外筒とによ
りエレクトロニクス部10が構成されている。
前記電気ケーブル15とシーブ16の回転検出器42と
は、電源を有する坑井内装置用インターフェースユニッ
ト43に接続され、前記回転検出器42は、電気ケーブ
ル15の垂直部分の上下方向の移動量を検出して、その
検出信号をインターフェースユニット43を介して音波
検層用地上装置12における収録制御装置44に対し深
度情報として入力する。前記収録制御装置44に波形表
示用ブラウン管を有する表示装置45と波形記録用サー
マルプリンタ46とが接続されて、収録装置13が構成
され、かつ前記収録制御装置44にキーボードを有する
コントローラ20が接続されている。
は、電源を有する坑井内装置用インターフェースユニッ
ト43に接続され、前記回転検出器42は、電気ケーブ
ル15の垂直部分の上下方向の移動量を検出して、その
検出信号をインターフェースユニット43を介して音波
検層用地上装置12における収録制御装置44に対し深
度情報として入力する。前記収録制御装置44に波形表
示用ブラウン管を有する表示装置45と波形記録用サー
マルプリンタ46とが接続されて、収録装置13が構成
され、かつ前記収録制御装置44にキーボードを有する
コントローラ20が接続されている。
第3図はこの発明において使用できるモノパルス発生回
路の一例を示すものであって、ワンショト・マルチ・バ
イブレータOM1〜OM3からなる波形発生回路36が、
加算器37およびローパスフィルター38を介して、発
振制御回路39を有する高電圧出力増巾器40の入力側
に接続され、その高電圧出力増巾器40の出力側に制動
抵抗41を介して上部モノパルス発振器4および下部モノ
パルス発振器5が接続され、回路定数を調整することに
より、上部モノパルス発振器4および下部モノパルス発
振器5に所望のモノパルスを水中で発生させることがで
きる。
路の一例を示すものであって、ワンショト・マルチ・バ
イブレータOM1〜OM3からなる波形発生回路36が、
加算器37およびローパスフィルター38を介して、発
振制御回路39を有する高電圧出力増巾器40の入力側
に接続され、その高電圧出力増巾器40の出力側に制動
抵抗41を介して上部モノパルス発振器4および下部モノ
パルス発振器5が接続され、回路定数を調整することに
より、上部モノパルス発振器4および下部モノパルス発
振器5に所望のモノパルスを水中で発生させることがで
きる。
なお波形発生回路36としては、ワンショット・マルチ
・バイブレータに代えて、メモリー(ROM)による関
数発生回路を使用することができる。
・バイブレータに代えて、メモリー(ROM)による関
数発生回路を使用することができる。
次に前記実施例のモノパルス発振器を有する多チャンネ
ルデジタル音波検層装置の作用について説明する。
ルデジタル音波検層装置の作用について説明する。
第4図および第5図は本装置の作動状況を図解したもの
であり、第4図は下部発振器で発振した場合の弾性波の
伝播状況,第5図は上部発振器で発振した場合の弾性波
の伝播状況である。波動の伝播現象は、上部モノパルス
発振器を用いた場合と下部モノパルス発振器を用いた場
合と等価であるので、以下では第4図の下部モノパルス
発振器を用いた場合について説明する。
であり、第4図は下部発振器で発振した場合の弾性波の
伝播状況,第5図は上部発振器で発振した場合の弾性波
の伝播状況である。波動の伝播現象は、上部モノパルス
発振器を用いた場合と下部モノパルス発振器を用いた場
合と等価であるので、以下では第4図の下部モノパルス
発振器を用いた場合について説明する。
第4図に示すように下部モノパルス発振器5から放射さ
れた音波は、坑井1の側壁47に衝突して、一部は屈折
P波,一部は変換S波、一部は坑井の水柱を振動させる
チューブ波となり、また一部はストンリイ波となる。地
層48中を伝播する屈折P波は再び屈折して坑井内水1
7を通り各受振器3により受振される。その伝播経路を
符号49で示す。
れた音波は、坑井1の側壁47に衝突して、一部は屈折
P波,一部は変換S波、一部は坑井の水柱を振動させる
チューブ波となり、また一部はストンリイ波となる。地
層48中を伝播する屈折P波は再び屈折して坑井内水1
7を通り各受振器3により受振される。その伝播経路を
符号49で示す。
側壁面で発生した変換S波は、屈折P波と同じく地層4
8中を伝播し、再び坑井側壁でP波に変換されて各受振
器3で受振される。またこれら屈折P波,変換S波の一
部50Aは、地層48中を斜め上向きに伝播し、断裂あ
るいは速度境界面51に衝突して反射波50Bとなり、
その反射波は地層48および坑井内水17を伝播して受
振器3により受振される。
8中を伝播し、再び坑井側壁でP波に変換されて各受振
器3で受振される。またこれら屈折P波,変換S波の一
部50Aは、地層48中を斜め上向きに伝播し、断裂あ
るいは速度境界面51に衝突して反射波50Bとなり、
その反射波は地層48および坑井内水17を伝播して受
振器3により受振される。
また下部モノパルス発振器付近で発生したチューブ波
は、坑井内の水柱17を伝播し、またストンリイ波は坑
井側壁付近をある種の表面波として伝播し各受振器3で
受振される。
は、坑井内の水柱17を伝播し、またストンリイ波は坑
井側壁付近をある種の表面波として伝播し各受振器3で
受振される。
広帯域ハイドロフォンからなる各受振器3は広い周波数
領域の地層特性を受振し、その受振器3により受振され
た受振波は完全差動型増巾器6に入力されて増巾され
る。この完全差動型増巾器6によって同相ノイズが除去
されると共に信号成分のみが増巾される。
領域の地層特性を受振し、その受振器3により受振され
た受振波は完全差動型増巾器6に入力されて増巾され
る。この完全差動型増巾器6によって同相ノイズが除去
されると共に信号成分のみが増巾される。
完全差動型増巾器6により増巾された受振波における信
号帯域外の低周波はハイパスフィルター7によりカット
され、次いでハイパルフィルター7を通過した受振波に
おけるA/D変換時に障害になる折返し歪みは、前記ロ
ーパスフィルター8により除去され、そのローパスフィ
ルター8を通過した受振波は、主増巾器9により増巾さ
れる。
号帯域外の低周波はハイパスフィルター7によりカット
され、次いでハイパルフィルター7を通過した受振波に
おけるA/D変換時に障害になる折返し歪みは、前記ロ
ーパスフィルター8により除去され、そのローパスフィ
ルター8を通過した受振波は、主増巾器9により増巾さ
れる。
各主増巾器9により増巾された受振波は、切換器22を
経てサンプルホールドおよびA/D変換器23に送られ
て、同時にデジタル化される。またサンプルホールドお
よびA/D変換器23に接続されたデータラッチ24
は、スタッキング動作すなわち信号/雑音比(SN比)
を改善する目的で何回も同一信号を加算することによっ
てノイズに埋れた信号の中から所望の信号成分を抽出す
る動作を行なうために、既に入力されているデータとメ
モリー(RAM)25から読み出したデータとを加え合
わせる。
経てサンプルホールドおよびA/D変換器23に送られ
て、同時にデジタル化される。またサンプルホールドお
よびA/D変換器23に接続されたデータラッチ24
は、スタッキング動作すなわち信号/雑音比(SN比)
を改善する目的で何回も同一信号を加算することによっ
てノイズに埋れた信号の中から所望の信号成分を抽出す
る動作を行なうために、既に入力されているデータとメ
モリー(RAM)25から読み出したデータとを加え合
わせる。
バス切替器33は中央処理装置26がメモリー25を使
用するかデータラッチ24を使用するかの切替えを行な
う。スタッキングされたデータは中央処理装置26によ
り読み出され、その中央処理装置26のデジタルデータ
は、通信用インターフェースのトランスミッタ31を介
して、RS-422の規格に従ったフォーマットで、音波検層
用地上装置12の収録制御装置44に坑井内装置用イン
ターフェースユニット43を経由して伝達される。また
通信用インターフェースのレシーバ32は、RS-422の規
格で音波検層用地上装置12の収録制御装置44から送
られてくるコマンドを受けて中央処理装置26に伝達す
る。
用するかデータラッチ24を使用するかの切替えを行な
う。スタッキングされたデータは中央処理装置26によ
り読み出され、その中央処理装置26のデジタルデータ
は、通信用インターフェースのトランスミッタ31を介
して、RS-422の規格に従ったフォーマットで、音波検層
用地上装置12の収録制御装置44に坑井内装置用イン
ターフェースユニット43を経由して伝達される。また
通信用インターフェースのレシーバ32は、RS-422の規
格で音波検層用地上装置12の収録制御装置44から送
られてくるコマンドを受けて中央処理装置26に伝達す
る。
中央処理装置26は、音波検層用坑井内装置2全体を制
御すると共に、その坑井内装置2と収録制御装置44と
の通信を制御し、かつアドレスデコーダ27はメモリー
25およびメモリー28のアドレスを制御し、さらにデ
ータインプット・データアウトプット(DI/DO)3
4は、ハイパスフィルター7,ローパスフィルター8お
よび主増巾器9の定数の切替えを制御し、またコントロ
ール回路30はアナログ信号をデジタルデータに変換す
る動作のタイミングを制御する。
御すると共に、その坑井内装置2と収録制御装置44と
の通信を制御し、かつアドレスデコーダ27はメモリー
25およびメモリー28のアドレスを制御し、さらにデ
ータインプット・データアウトプット(DI/DO)3
4は、ハイパスフィルター7,ローパスフィルター8お
よび主増巾器9の定数の切替えを制御し、またコントロ
ール回路30はアナログ信号をデジタルデータに変換す
る動作のタイミングを制御する。
前記中央処理装置26は、音波検層用地上装置12にお
けるコントローラ20からの指令の解読,坑井内装置2
内の回路の制御,演算,信号処理,双方向通信の制御な
どを行なう。また音波検層用地上装置12における収録
制御装置44によってモニターした結果、データの質が
不適当である場合は、ゲイン設定およびデジタルスタッ
キングを行ない、最良のデータを再伝送する。
けるコントローラ20からの指令の解読,坑井内装置2
内の回路の制御,演算,信号処理,双方向通信の制御な
どを行なう。また音波検層用地上装置12における収録
制御装置44によってモニターした結果、データの質が
不適当である場合は、ゲイン設定およびデジタルスタッ
キングを行ない、最良のデータを再伝送する。
第6図は、この発明の音波検奏装置における下部モノパ
ルス発振器5を発振させ、下記の条件で測定を行なった
記録例を示すものであって、6箇の受振器R1〜R6によ
り受振された波形が記録紙54に記録されている。
ルス発振器5を発振させ、下記の条件で測定を行なった
記録例を示すものであって、6箇の受振器R1〜R6によ
り受振された波形が記録紙54に記録されている。
(1) 坑井内装置2の深度:38m (2) サンプリングレート:5マイクロセコンド (3) スタッキング加算回数:16 (4) 記録長:1kワード (5) ハイパスフィルター7:3kHz (6) ローパスフィルター8:50kHz (7) 主増巾器9のゲイン:最上段チャンネル=3,他
のチャンネル=4 第7図はこの発明の音波検層装置におけるモノパルス発
振器の発振波55および受振器3による受振波56の波
形を示している。また第8図は従来の音波検層装置にお
ける発振器から放射されて受振器により受振された共振
波形を示している。両波形とも発振器を水中において発
振させ、これを広帯域ハイドロフォンで検出したもの
で、この発明の音波検層装置における波形が従来の音波
検層装置における波形に比べて単純で検層に適している
ことがわかる。
のチャンネル=4 第7図はこの発明の音波検層装置におけるモノパルス発
振器の発振波55および受振器3による受振波56の波
形を示している。また第8図は従来の音波検層装置にお
ける発振器から放射されて受振器により受振された共振
波形を示している。両波形とも発振器を水中において発
振させ、これを広帯域ハイドロフォンで検出したもの
で、この発明の音波検層装置における波形が従来の音波
検層装置における波形に比べて単純で検層に適している
ことがわかる。
この発明を実施する場合、広帯域の受振器3としてDC
〜50kHzのものを使用し、かつその受信器3を30cm
以下の間隔,好ましくは25cm以下の間隔で配置する。
またハイパスフィルター7としては、遮断周波数を3kH
zおよび10kHzに切換えることができるものを使用し、
ローパスフィルター8としては、遮断周波数を20kHz
および40kHzに切換えることができるものを使用す
る。
〜50kHzのものを使用し、かつその受信器3を30cm
以下の間隔,好ましくは25cm以下の間隔で配置する。
またハイパスフィルター7としては、遮断周波数を3kH
zおよび10kHzに切換えることができるものを使用し、
ローパスフィルター8としては、遮断周波数を20kHz
および40kHzに切換えることができるものを使用す
る。
前記実施例の場合は、完全差動型増巾器6の出力部にハ
イパスフィルター7およびローパスフィルター8を順次
直列に接続しているが、これと逆に、完全差動型増巾器
6の出力部にローパスフィルターおよびハイパスフィル
ター7を順次直列に接続してもよい。
イパスフィルター7およびローパスフィルター8を順次
直列に接続しているが、これと逆に、完全差動型増巾器
6の出力部にローパスフィルターおよびハイパスフィル
ター7を順次直列に接続してもよい。
受振器列の上部に複数箇の上部モノパルス発振器4を設
けてもよく、また受振器列の下部に複数箇の下部モノパ
ルス発振器5を設けてもよい。
けてもよく、また受振器列の下部に複数箇の下部モノパ
ルス発振器5を設けてもよい。
この発明は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
載するような効果を奏する。
上下方向に間隔をおいて配置された多数の受振器3から
なる受振器列の上部または下部の何れか一方に、波形が
単純で直ちに減衰する性質を有するモノパルス波を発振
するモノパルス発振器を設け、そのモノパルス発振器か
ら放射された音波を各受振器3により受振し、各受振器
3により受振された信号を、それぞれ低雑音の完全差動
型増巾器6,ハイパスフィルター7,ローパスフィルタ
ー8および主増巾器9からなるアナログ部21により処
理したのち、A/D変換スタッキング処理装置11によ
りアナログ→デジタル変換して、ノイズや歪の少ない受
振波形データの最良の状態で音波検層用地上装置12の
収録装置13に伝送することができ、しかもモノパルス
発振器から放射されるモノパルスは、パルス巾が狭くか
つ周波数帯域が広い非共振形であると共に波形をコント
ロールすることができ、そのため伝播速度の異なるP
波,S波,ストンリイ波や伝播経路の異なる反射波,回
析波等の各波群を、容易に分離すると共に正確に収録し
て、各波群についての速度解析や減衰量の測定などを容
易にかつ精度よく行うことができる。
なる受振器列の上部または下部の何れか一方に、波形が
単純で直ちに減衰する性質を有するモノパルス波を発振
するモノパルス発振器を設け、そのモノパルス発振器か
ら放射された音波を各受振器3により受振し、各受振器
3により受振された信号を、それぞれ低雑音の完全差動
型増巾器6,ハイパスフィルター7,ローパスフィルタ
ー8および主増巾器9からなるアナログ部21により処
理したのち、A/D変換スタッキング処理装置11によ
りアナログ→デジタル変換して、ノイズや歪の少ない受
振波形データの最良の状態で音波検層用地上装置12の
収録装置13に伝送することができ、しかもモノパルス
発振器から放射されるモノパルスは、パルス巾が狭くか
つ周波数帯域が広い非共振形であると共に波形をコント
ロールすることができ、そのため伝播速度の異なるP
波,S波,ストンリイ波や伝播経路の異なる反射波,回
析波等の各波群を、容易に分離すると共に正確に収録し
て、各波群についての速度解析や減衰量の測定などを容
易にかつ精度よく行うことができる。
また受振器列の上部および下部に設けた上部モノパルス
発振器4および下部モノパルス発振器5を交互に発振さ
せることにより、坑井径の変化や境界層による反射波の
経路を補正することができる。
発振器4および下部モノパルス発振器5を交互に発振さ
せることにより、坑井径の変化や境界層による反射波の
経路を補正することができる。
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を示すもので
あって、第1図はモノパルス発振器を有する多チャンネ
ルデジタル音波検層装置の概略図、第2図は音波検層用
坑井内装置の系統図、第3図はモノパルス発生回路の一
例を示す図、第4図は下部モノパルス発振器から放射さ
れた音波の伝播受振茎路を示す図、第5図は上部モノパ
ルス発振器から放射された音波の伝播受信経路を示す
図、第6図は記録紙に記録された波形を示す図である。
第7図は発振されたモノパルス波形および受振されたモ
ノパルス波形を示す図、第8図は従来の音波検層装置に
おける発振器から放射されて受振器により受振された共
振波形を示す図である。 図において、1は坑井、2は音波検層用坑井内装置、3
は受振器、4は上部モノパルス発振器、5は下部モノパ
ルス発振器、6は完全差動型増巾器、7はハイパスフィ
ルター、8はローパスフィルター、9は主増巾器、10
はエレクトロニクス部、11はA/D変換スタッキング
処理装置、12は音波検層用地上装置、13は収録装置、
14はウインチ、15は電気ケーブル、16はシーブ、
17は坑井内水、18は発振・受振部、19はモノパル
ス発生回路、20はコントローラ、21はアナログ部、
22は切換器、23はサンプルホールドおよびA/D変
換器、24はデータラッチ、25はメモリー、26は中
央処理装置、27はアドレスデコーダ、28および29
はメモリー、30はコントロール回路、34はデータイン
プット・データアウトプット、36は波形発生回路、4
2は回転検出器、44は収録制御装置、45は表示装
置、46は波形記録用サーマルプリンタ、48は地層、
51は断裂、54は記録紙である。
あって、第1図はモノパルス発振器を有する多チャンネ
ルデジタル音波検層装置の概略図、第2図は音波検層用
坑井内装置の系統図、第3図はモノパルス発生回路の一
例を示す図、第4図は下部モノパルス発振器から放射さ
れた音波の伝播受振茎路を示す図、第5図は上部モノパ
ルス発振器から放射された音波の伝播受信経路を示す
図、第6図は記録紙に記録された波形を示す図である。
第7図は発振されたモノパルス波形および受振されたモ
ノパルス波形を示す図、第8図は従来の音波検層装置に
おける発振器から放射されて受振器により受振された共
振波形を示す図である。 図において、1は坑井、2は音波検層用坑井内装置、3
は受振器、4は上部モノパルス発振器、5は下部モノパ
ルス発振器、6は完全差動型増巾器、7はハイパスフィ
ルター、8はローパスフィルター、9は主増巾器、10
はエレクトロニクス部、11はA/D変換スタッキング
処理装置、12は音波検層用地上装置、13は収録装置、
14はウインチ、15は電気ケーブル、16はシーブ、
17は坑井内水、18は発振・受振部、19はモノパル
ス発生回路、20はコントローラ、21はアナログ部、
22は切換器、23はサンプルホールドおよびA/D変
換器、24はデータラッチ、25はメモリー、26は中
央処理装置、27はアドレスデコーダ、28および29
はメモリー、30はコントロール回路、34はデータイン
プット・データアウトプット、36は波形発生回路、4
2は回転検出器、44は収録制御装置、45は表示装
置、46は波形記録用サーマルプリンタ、48は地層、
51は断裂、54は記録紙である。
Claims (2)
- 【請求項1】坑井1内の水中に吊り降ろされる音波検層
用坑井内装置2が、上下方向に間隔をおいて配置された
多数の受振器3からなる受振器列と、その受振器列の上
部または下部の何れか一方に配置されたモノパルス発振
器とを備え、前記各受振器3に、それぞれ前記坑井内装
置2におけるエレクトロニクス部10に設けられた完全
差動型増巾器6とハイパスフィルター7およびローパス
フィルター8と主増巾器9とが直列に接続され、各主増
巾器9の出力部は、A/D変換スタッキング処理装置1
1の入力部に接続され、そのA/D変換スタッキング処
理装置11は音波検層用地上装置12における収録装置1
3に接続されているモノパルス発振器を有する多チャン
ネルデジタル音波検層装置。 - 【請求項2】多数の受振器3からなる受振器列の上部に
上部モノパルス発振器4が配置され、前記受振器列の下
部に下部モノパルス発振器5が配置されている請求項1
記載のモノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル
音波検層装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1034973A JPH065301B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1034973A JPH065301B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02216084A JPH02216084A (ja) | 1990-08-28 |
JPH065301B2 true JPH065301B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=12429086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1034973A Expired - Lifetime JPH065301B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065301B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4324126B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2009-09-02 | 株式会社地球科学総合研究所 | 地中内観測システムおよび地中内観測方法 |
JP6390025B2 (ja) * | 2014-05-21 | 2018-09-19 | 株式会社エスジオップ | 高周波振動検出装置 |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP1034973A patent/JPH065301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02216084A (ja) | 1990-08-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |