JPH02216084A - モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置 - Google Patents

モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置

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JPH02216084A
JPH02216084A JP1034973A JP3497389A JPH02216084A JP H02216084 A JPH02216084 A JP H02216084A JP 1034973 A JP1034973 A JP 1034973A JP 3497389 A JP3497389 A JP 3497389A JP H02216084 A JPH02216084 A JP H02216084A
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史郎 渡辺
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牧野 憲一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、抗井内の水中で使用するモノパルス発振器
を有する多チャンネルデジタル音波検層装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
発振器および受振器を備えている抗井自装置を抗井内の
水中に吊り降ろして使用する音波検層装置は、抗井内で
地中の弾性波速度すなわちP波(圧縮波)、S波(せん
断波)、ストンリイ波(擬似レイリイ波)およびチュー
ブ波等の速度を測定し、その測定値から地層の弾性的性
質を調査するために用いられる。
従来、この種の音波検層装置としては、ソニックログ装
置が知られており、このソニックログ装置にお&Jる抗
井自装置(ゾンデ)は、ソニック振源として音波を放射
する共振型の磁わい或いは電わい発振器を備え、その発
振器に電気エネルギーが瞬間的に人力されると、その発
振器が一定のエンベロープをもった立上がりと減衰とを
伴う固有共振周波数で一定時間発振し、抗井内水中に音
波を放射する。
そして放射された音波は、抗井内水を経由して抗井の側
壁や地層内を伝播し、前記発振器から一定の距離をおい
て設けられた1ないし2箇の受振器により受振される。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来のソニックログ装置の場合は、弾性波のうち、
最も速い速度で伝播するP波の初動の検出に重点がおか
れるので、発振器が効率の良い固有共振周波数で発振す
るように構成されている。
またソニック振源として機械的Qの小さい振動子を使用
しても、5〜6山の振動が持続し、かつ固有振動である
ので波形をコントロールすることは極めて困難である。
このため前記従来のソニックログ装置の場合は、主とし
て次に述べる理由によって、遅く到着する波の直接的な
解析には適していない。
発振器から放射された音波振動ば抗井の側壁に衝突して
分割され、分割された第1波は抗井内水を伝播して受振
器に到達し、分割された第2波は抗井の側壁を伝播して
屈折波となって受振器に到達する。また分割された第3
波は、抗井の側壁を通過して地層の中に進み、その地層
の不連続部分に衝突すると反射波が発生し、その反射波
は地層中を進んだのち受振器により検出される。したが
って、発振器から離れた位置にある受振器には、様々な
波動や非線型信号の合成信号が入ることになる。
前記従来のソニックログ装置の場合は、第8図に示すよ
うに、受振器に到着する第1波の振動が充分減衰しない
うちに、第2波の振動が受振器に到着するので、第2波
に限らず後続波(S波、ストンリイ波など)の到着時刻
を精度よく検出することができない。また当然のことと
して、後続波の波形が著しく歪められて記録されるので
、波形の周波数解析は意味をもたないものとなり、その
ため地層中の音波の減衰量を算出するのは極めて困難で
ある。
この発明は、狭いパルス1]で周波数帯域の広い単純な
波形のモノパルスを放射するモノパルス発振器と、上下
方向に間隔をおいて配置された多数の受振器と、各受振
器に直列に接続された完全差動型増巾器、ハイパスフィ
ルター、ローパスフィルター、主増巾器からなるアナロ
グ部と、A/D変換スタッキング処理装置と、収録装置
とを組合わせることにより、歪が少なくかつ波列の分離
解析の容易な弾性波情報を収録できるモノパルス発振器
を有する多チャンネルデジタル音波検層装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明のモノパルス発振
器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置において
は、抗井1内の水中に吊り降ろされる音波検層用抗井内
装置2が、上下方向に間隔をおいて配置された多数の受
振器3からなる受振器列と、その受振器列の上部または
下部の何れか一方に配置されたモノパルス発振器とを備
え、前記各受振器3に、それぞれ前記抗井自装置2にお
けるエレクトロニクス部10に設けられた完全差動型増
1】器6とハイパスフィルター7およびローパスフィル
ター8と主増巾器9とが直列に接続され、各主増巾器9
の出力部は、A/D変換スタッキング処理装ff 11
の入力部に接続され、そのA/D変換スタッキング処理
装置11は音波検層用抗井内装置I2における収録装置
13に接続されている。
また抗井径の変化や孔壁付近のゆるみによる走時変化を
補正するために、多数の受振器3からなる受振器列の上
部に上部モノパルス発振器4を設けると共に、前記受振
器列の下部に下部モノパルス発振器5を設ける。
〔作 用〕
モノパルス発振器から放射された単純波形、すなわち一
つのピーク(山、第7図参照)のみ、あるいは一つのト
ラフ(谷)のみで構成され〜それ以後は極めて速やかに
振動の収れんするモノパルス波は、受振器列を構成する
多数の受振器3により受振され、各受振器3により受振
された信号は、それぞれ低雑音の完全差動型増11】器
6.ハイパスフィルター7、ローパスフィルター8およ
び主地111器9からなるアナログ部21により処理さ
れたのち、A/D変換スタッキング処理装置11により
アナログデジタル変換されると共に、デジタルスタッキ
ングされ、次いでこの結果は、前記A/D変換スタンキ
ング処理装置11の中央処理袋ff26.)ランスミッ
タ31を介してノイズや歪みの少ない受振波形データが
音波検層用地」−装置12の収録装置13に伝送されて
収録される。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図および第2図はこの発明の一実施例に係るモノパ
ルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置
を示すものであって、地上のウィンチ14から繰り出さ
れた電気ケーブル15が、抗井1のに方に設けられたシ
ーブ16に巻掛けられ、そのシーブ16から垂下してい
る電気ケーブル15の端部に音波検層用抗井自装置2が
連結され、かつその抗井的装置2は電気ケーブル15に
より抗井1内に吊り降ろされて抗井内水17に浸漬され
、さらに前記抗井的装置2は発振・受振部18とその上
部に配置されたエレクトロニクス部10とを備えている
6〜12箇(図示の場合は6箇)の広帯域ノ\イドロフ
ォンからなる受振器3が、上下方向に25cmの間隔で
直列に配置されて、受振器列が構成され、その受振器列
の上部および下部に、それぞれモノパルス発生回路19
により駆動される上部モノパルス発振器4および下部モ
ノパルス発振器5が配置され、さらに前記各受振器3は
ゴムチューブ内のオイル中に配置されると共にそのゴム
チューブが密封され、また前記上部モノパルス発振器4
および下部モノパルス発振器5は、抗井内水17と接触
するように配置され、前記発振器列とモノパルス発生回
路19により駆動される上部モノパルス発振器4および
下部モノパルス発振器5とそれらを収容して保持する外
筒とにより音波検層用抗井自装置2が構成されている。
前記上部モノパルス発振器4および下部モノパルス発振
器5から、波形が単純でパルス中が狭くかつ周波数帯域
が広い非共振形のモノパルス波が放射される。またモノ
パルス波の波形をコントロ−ラすることができる。
モノパルス発振器を受振器列の上部および下部に配置す
る理由は、上部モノパルス発振器4および下部モノパル
ス発振器5を交互に発振して、各受振器についての上下
(正逆)両方向の走時を測定し、抗井径変化や、抗井掘
さくによるゆるみ層テノ走時変化を補正するためであり
、上部モノパルス発振器4および下部モノ、クルレス発
振器5の何れを駆動するかは、音波検層用il!!上装
置、2.)コントローラ20によって行なう。
各受振器3の出力部に、それぞれ高インピーダンスの完
全差動型増中器6と、ハイパスフィルター7と、低域通
過型で減衰特性の急峻な楕円関数フィルターからなるロ
ーパスフィルター8と、主増巾器9とが順次直列に接続
され、前記ハイパスフィルター7のカットオフ周波数お
よび主増巾器9のゲインを音波検層用抗井内装置12の
コントローラ20により調節することができる。また前
記完全差動型増巾器6.ハイパスフィルター7、ローパ
スフィルター8および主増巾器9からなるアナログ部2
1は全て低ノイズ広帯域素子により構成され、各チャン
ネル間の位相特性が等しくなるように調整されている。
1箇のA/D変換器に3チヤンネルのアナログ信号を入
力するだめのマルチプレクサからなる切換器22は3つ
の主増巾器9の出力部に接続され、かつ前記切換器22
には、高速のサンプルホールドおよびA/D変換器23
の入力部が接続され、これによって6チヤンネルの波形
入力が3チヤンネルずつ並列にアナログ・デジタル変換
される。
前記サンプルホールドおよびA/D変換器23に、デー
タラッチ24およびメモリー(RAM)25を介して中
央処理装置(CPU)26が接続され、その中央処理装
置26に、アドレスデコダ27.メモリー(ROM)2
8.メモリー(RA M)29およびコントロール回路
30が接続されると共に、通信用インターフェースのト
ランスミッタ31およびレシーバ32が接続され、かつ
データラッチ24の入力部およびメモリー25の出力部
はバス切替器33を介して接続され、さらに前記コント
ロール回路30は切替器22.サンプルホールドおよび
A/D変換器23.データラッチ24およびメモリー2
5に接続されている。
データインプット・データアウトプット(Dr/Do)
34は、コントロール回路30.中央処理装置26モノ
パルス発生回路19.ハイパスフィルター70−パスフ
ィルター8および主増巾器9に接続されている。
前記切換器22にサンプルホールlおよびA/D変換器
23.データラッチ24.メモリ25を介して接続され
ている中央処理装置26と、その中央処理装置26に接
続されているアドレスデコーダ27.メモリー28.メ
モリー29.コントロール回路30.トランスミッタ3
1およびレシーバ32と、前記ハス切替器33およびデ
ータラッチ“・ント・データアウトプット1−34とに
より、A/D変換スタッキング処理装置11が構成され
、前記アナログ部21とA/D変換スタッキング処理装
置11と抗井内装置用電#i35とそれらを収容する外
筒とによりエレクトロニクス部10が構成されている。
前記電気ケーブル15とシーブ16の回転検出器42と
は、電源を有する抗井内装成用インターフェースユニッ
ト43に接続され、前記回転検出器42は、電気ケーブ
ル15の垂直部分の上下方向の移動量を検出して、その
検出信号をインターフェースユニット43を介して音波
検層用抗井内装置12における収録制御装置44に対し
深度情報として入力する。前記収録制御装置44に波形
表示用ブラウン管を有する表示装置45と波形記録用サ
ーマルプリンタ46とが接続されて、収録装置13が構
成され、かつ前記収録制御装置44にキーボードを有す
るコントローラ20が接続されでいる。
第3図はこの発明において使用できるモノパルス発生回
路の一例を示すものであって、ワンショット・マルチ・
パイブレークOM、〜OM 3からなる波形発生回路3
6が、加算器37およびローパスフィルター38を介し
て、発振制御回路39を有する高電圧出力増巾器40の
入力側に接続され、その高電圧出力増11器40の出力
側に制動抵抗41を介して上部モノパルス発振器4およ
び下部モノパルス発振器5が接続され、回路定数を調整
することにより、上部モノパルス発振器4および下部モ
ノパルス発振器5に所望のモノパルスを水中で発生させ
ることができる。
なお波形発生回路36としては、ワンショントマルチ・
ハイブレークに代えて、メモリー(ROM)による関数
発生回路を使用することができる。
次に前記実施例のモノパルス発振器を有する多チャンネ
ルデジタル音波検層装置の作用について説明する。
第4図および第5回は本装置の作動状況を図解したもの
であり、第40は下部発振器で発振した場合の弾性波の
伝播状況、第5図は上部発振器で発振した場合の弾性波
の伝播状況である。波動の伝播現象は、上部モノパルス
発振器を用いた場合と下部モノパルス発振器を用いた場
合と等価であるので、以下では第4圀の下部モノパルス
発振器を用いた場合について説明する。
第4図に示すように下部モノパルス発振器5から放射さ
れた音波は、抗井1の側壁47に衝突して、一部は屈折
P波、一部は変換S波、一部は抗井の水柱を振動させる
チューブ波となり、また−部はストンリイ波となる。地
層48中を伝播する屈折P波は再び屈折して抗井内水1
7を通り各受振器3により受振される。その伝播経路を
符号49で示す。
側壁面で発生した変換S波は、屈折P波と同じ(地層4
8中を伝播し、再び抗井側壁でP波に変換されて各受振
器3で受振される。またこれら屈折P波、変換S波の一
部50Aは、地層48中を斜め上向きに伝播し、断裂あ
るいは速度境界面51に衝突して反射波50Bとなり、
その反射波は地層、+8および抗井内水17を伝播して
受振器3により受振される。
また下部モノパルス発振器付近で発生したチ□−ブ波は
、抗井内の水中17を伝播し、またストンリイ波は抗井
側壁付近をある種の表面波として伝播し各受振器3で受
振される。
広帯域ハイドロフォンからなる各受振器3は広い周波数
領域の地層特性を受振し、その受振器3により受振され
た受振波は完全差動型増l】器6に入力されて増巾され
る。この完全差動型増巾器6によって同相ノイズが除去
されると共に信号成分のみが増巾される。
完全差動型増巾器6により増巾された受振波におLJる
信号帯域外の低周波はハイパスフィルター7によりカッ
1−され、次いでバイパスフィルタ7を通過した受振波
におけるA/D変換時に障害になる折返し歪みは、前記
ローパスフィルター8により除去され、そのローパスフ
ィルター8を通過しだ受振波は、主増巾器9により増巾
される。
各主項lJ器9により増巾された受振波は、切換器22
を経てサンプルホールドおよびA/D変換器23に送ら
れて、同時にデジタル化される。またサンプルホールド
およびA/D変換器23に接続されたデータラッチ24
は、スタッキング動作すなわち信号/雑音比(SN比)
を改善する目的で何回も同一信号を加算することによっ
てノイズに埋れた信号の中から所望の信号成分を抽出す
る動作を行なうために、既に入力されているデータとメ
モリー(RAM)25から読み出したデータとを加え合
わせる。
バス切替器33は中央処理装置26がメモリー25を使
用するかデータラッチ24を使用するかの切替えを行な
う。スタッキングされたデータは中央処理装置26によ
り読み出され、その中央処理装置26のデジタルデータ
は、通信用インターフェースのトランスミッタ31を介
して、R3−422の規格に従ったフォーマットで、音
波検層用抗井内装置12の収録制御装置44に抗井内装
画用インターフェースユニット43を経由して伝達され
る。
また通信用インターフェースのレシーバ32は、R5−
422の規格で音波検層用抗井内装置12の収録制御装
置44から送られてくるコマンドを受けて中央処理装置
26に伝達する。
中央処理装置26は、音波検層用抗井自装置2全体を制
御すると共に、その抗井自装置2と収録制御装置44と
の通信を制御し、かつアドレスデコーダ27はメモリー
25およびメモリー28のアドレスを制御卸し、さらに
データインプット・デクアウトプット(D I/Do)
34は、ハイパスフィルター7 ローパスフィルター8
および主地iJ器9の定数の切替えを制御し、またコン
トロール回路30はアナログ信号をデジタルデータに変
換する動作のタイミングを制御する。
前記中央処理装置26は、音波検層用抗井内装置12に
おけるコントローラ20からの指令の解読。
抗井的装置2内の回路の制御、演算、信号処理双方向通
信の制御などを行なう。また音波検層用抗井内装置12
における収録制御装置44によってモニターした結果、
データの質が不適当である場合は、ゲイン枳定およびデ
ジタルスタッキングを行ない、最良のデータを再伝送す
る。
第6図は、この発明の音波検層装置における下部モノパ
ルス発振器5を発振させ、下記の条件で測定を行なった
記録例を示すものであって、6箇の受振器R1〜R6に
より受振された波形が記録紙54に記録されている。
(1)  抗井自装置2の深度:38m(2)  ザン
プリングレート 5マイクロセコンド(3)  スタッ
キング加算回数:16(4)  記録長:1にワード (5)ハイパスフィルター7 : 3kHz(6)  
ローパスフィルター8 + 50kHz(力 主項lJ
器9のゲイン:最上段チャンネル−3、他のチャンネル
−4 第7図はこの発明の音波検層装置におけるモノパルス発
振器の発振波55および受振器3による受振波56の波
形を示している。また第8図は従来の音波検層装置にお
ける発振器から放射されて受振器により受振された共振
波形を示している。
両波形とも発振器を水中において発振させ、これを広帯
域ハイドロフオンで検出したもので、この発明の音波検
層装置における波形が従来の音波検層装置における波形
に比べて単純で検層に適していることがわかる。
この発明を実施する場合、広帯域の受振器3としてDC
〜50kHzのものを使用し、かつその受振器3を30
cm以下の間隔、好ましくは25cm以下の間隔で配置
する。またハイパスフィルター7としては、遮断周波数
を3kHzおよび10kHzLこ切換えることができる
ものを使用し、ローパスフィルター8としては、遮断周
波数を20kHzおよび40kHzに切換えることがで
きるものを使用する。
前記実施例の場合は、完全差動型増l】器6の出力部に
ハイパスフィルター7およびローパスフィルター8を順
次直列に接続しているが、これと逆に、完全差動型増巾
器6の出力部にローパスフィルター8およびハイパスフ
ィルター7を順次直列に接続してもよい。
受振器列の上部に複数箇の上部モノパルス発振器4を設
けてもよく、また受振器列の下部に複数箇の下部モノパ
ルス発振器5を設けてもよい。
[発明の効果] ごの発明は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
上下方向に間隔をおいて配置された多数の受振器3から
なる受振器列の上部または下部の何れか一方に、波形が
単純で直ちに減衰する性質を有するモノパルス波を発振
するモノパルス発振器を設け、そのモノパルス発振器か
ら放射された音波を各受振器3により受振し、各受振器
3により受振された信号を、それぞれ低雑音の完全差動
型増1】器6.ハイパスフィルター7、ローパスフィル
タ8および主増巾器9からなるアナログ部21により処
理したのち、A/D変換スタッキング処理装置11によ
りアナログ−デジタル変換して、ノイズや歪の少ない受
振波形データを最良の状態で音波検層用抗井内装置12
の収録装置13に伝送することができ、しかもモノパル
ス発振器から放射されるモノパルスは、パルス11が狭
くかつ周波数帯域が広い非共振形であると共に波形をコ
ン1、ロールすることができ、そのため伝播速度の異な
るP波、S波、ストンリイ波や伝播経路の異なる反射波
2回折波等の各波群を、容易に分離すると」tに正確に
収録して、各波群についての速度解析や減衰量の測定な
どを容易にかつ精度よく行うことができる。
また受振器列の上部および下部に設けた上部モノパルス
発振器4および下部モノパルス発振器5を交互に発振さ
せることにより、抗井径の変化や境界層による反射波の
経路を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を示すもので
あって、第1図はモノ)<ルス発振器を有する多チャン
ネルデジタル音波検層装置の概略回、第2図は音波検層
用抗井自装置の系統図、第3図はモノパルス発生回路の
一例を示す図、第4回(ま下部モノパルス発振器から放
射された音波のイ云播受振経路を示す図、第5図は上部
モノパルス発振器から放射された音波の伝播受振経路を
示す図、第6図は記録紙に記録された波形を示す図であ
る。 第7図は発振されたモノパルス波、形および受振された
モノパルス波形を示す図、第8図は従来の音波検層装置
における発振器から放射されて受振器により受振された
共振波形を示す図である。 図において、1は抗井、2は音波検層用抗井自装置、3
は受振器、4は上部モノパルス発振器、5は下部モノパ
ルス発振器、6は完全差動型増巾器、7はハイパスフィ
ルター 8はローパスフィルター 9は主増巾器、10
はエレクトロニクス部、11はA/D変換スタッキング
処理装置、12は音波検層用抗井内装置、13は収録装
置、14はウィンチ、15は電気ケーブル、16はシー
ブ、17は抗井内水、18は発振・受振部、19はモノ
パルス発生回路、20はコントローラ、21はアナログ
部、22は切換器、23はサンプルホールドおよびA/
D変換器、24ばデークラッチ、25はメモリー 26
は中央処理装置、27はアドレスデコーダ、28および
29はメモリー、30はコントロール回路、34はデー
タインプ・ノド・データアウトプント、36は波形発生
回路、42は回転検出器、44は収録制御装置、45は
表示装置、46は波形記録用サーマルプリンタ、48は
地層、51は断裂、54は記録紙である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗井1内の水中に吊り降ろされる音波検層用抗井
    内装置2が、上下方向に間隔をおいて配置された多数の
    受振器3からなる受振器列と、その受振器列の上部また
    は下部の何れか一方に配置されたモノパルス発振器とを
    備え、前記各受振器3に、それぞれ前記抗井内装置2に
    おけるエレクトロニクス部10に設けられた完全差動型
    増巾器6とハイパスフィルター7およびローパスフィル
    ター8と主増巾器9とが直列に接続され、各主増巾器9
    の出力部は、A/D変換スタッキング処理装置11の入
    力部に接続され、そのA/D変換スタッキング処理装置
    11は音波検層用地上装置12における収録装置13に
    接続されているモノパルス発振器を有する多チャンネル
    デジタル音波検層装置。
  2. (2)多数の受振器3からなる受振器列の上部に上部モ
    ノパルス発振器4が配置され、前記受振器列の下部に下
    部モノパルス発振器5が配置されている請求項1記載の
    モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検
    層装置。
JP1034973A 1989-02-16 1989-02-16 モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置 Expired - Lifetime JPH065301B2 (ja)

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JP1034973A Expired - Lifetime JPH065301B2 (ja) 1989-02-16 1989-02-16 モノパルス発振器を有する多チャンネルデジタル音波検層装置

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JP (1) JPH065301B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266866A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Chikyu Kagaku Sogo Kenkyusho:Kk 地中内観測システムおよび地中内観測方法
JP2015219220A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社エスジオップ 高周波振動検出装置

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JP2015219220A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社エスジオップ 高周波振動検出装置

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JPH065301B2 (ja) 1994-01-19

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