JPH065266B2 - 光フアイバ磁界センサ - Google Patents
光フアイバ磁界センサInfo
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- JPH065266B2 JPH065266B2 JP21177385A JP21177385A JPH065266B2 JP H065266 B2 JPH065266 B2 JP H065266B2 JP 21177385 A JP21177385 A JP 21177385A JP 21177385 A JP21177385 A JP 21177385A JP H065266 B2 JPH065266 B2 JP H065266B2
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- Japan
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- optical fiber
- magnetic field
- field sensor
- waveguides
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ファイバを用いた磁界センサに関するも
ので、特にセンサ部を小型化することにより、生体など
にも適用可能としたセンサに関するものである。
ので、特にセンサ部を小型化することにより、生体など
にも適用可能としたセンサに関するものである。
[従来の技術] 小型化を図った光ファイバ磁界センサの一例として、第
5図のようなものがある(村松:日経エレクトロニク
ス,1981.7.6号,p.175〜176など)。
5図のようなものがある(村松:日経エレクトロニク
ス,1981.7.6号,p.175〜176など)。
これは、磁気歪とマッハツェンダ干渉法を利用したもの
である。
である。
レーザ光10を光ファイバ12に入射し、光結合器14
で二つの光に分離する。分離された光の一方は、磁気歪
材料16を被覆した光ファイバ18(第6図)内を伝搬
し、他方は通常の光ファイバ20内を伝搬し、再び光結
合器22で合成される。
で二つの光に分離する。分離された光の一方は、磁気歪
材料16を被覆した光ファイバ18(第6図)内を伝搬
し、他方は通常の光ファイバ20内を伝搬し、再び光結
合器22で合成される。
磁気歪材料16は、磁界が加わると、その大きさに応じ
て伸縮する。すると光ファイバ18も軸方向に伸縮し、
内部を通過する光は位相変化を受ける。その結果、合成
された光は位相差のために干渉し、光出力が変動する。
て伸縮する。すると光ファイバ18も軸方向に伸縮し、
内部を通過する光は位相変化を受ける。その結果、合成
された光は位相差のために干渉し、光出力が変動する。
したがって、その変動を受光器24及びロックイン増幅
器26を通してとりだすことにより、磁界が測定でき
る。28は位相補償回路を示す。
器26を通してとりだすことにより、磁界が測定でき
る。28は位相補償回路を示す。
[発明が解決しようとする問題点] (1)上記の例で、実用的な測定器を構成するためには、
光結合器22や受光器24を光の送り側にもってきて、
光結合器14などと一つにまとめる必要があり、そのた
めには光ファイバ18,20を180°折返さなくてはな
らない。光ファイバを180°折返すには、最小曲げ半径2
0mmが必要で、そのような見地から、センサ部を小型化
することが難しい。
光結合器22や受光器24を光の送り側にもってきて、
光結合器14などと一つにまとめる必要があり、そのた
めには光ファイバ18,20を180°折返さなくてはな
らない。光ファイバを180°折返すには、最小曲げ半径2
0mmが必要で、そのような見地から、センサ部を小型化
することが難しい。
(2)光ファイバ18,20が分離しているので、途中に
おいて異なる外乱を受ることにより、その変化がノイズ
となる。
おいて異なる外乱を受ることにより、その変化がノイズ
となる。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記同様に光ファイバを利用するものであ
るが、従来例のように、光が光ファイバ内を一方的にだ
け通過する透過型ではなく、下記のように反射型にする
ことにより小型化を図り、また伝送路にデュアルコア単
一モード光ファイバを使用することによって外乱の影響
を受けないようにしたものである。
るが、従来例のように、光が光ファイバ内を一方的にだ
け通過する透過型ではなく、下記のように反射型にする
ことにより小型化を図り、また伝送路にデュアルコア単
一モード光ファイバを使用することによって外乱の影響
を受けないようにしたものである。
[その説明] 磁気歪とマッハツェンダ干渉法を利用する場合の例につ
いて説明する。
いて説明する。
第2図のセンサヘッド30の一例を示す。
32は基板で、SiO2やパイレックスなどのガラス、
またはLiNbO3、LiTaO3、PLZTなどの誘導
体からなる。
またはLiNbO3、LiTaO3、PLZTなどの誘導
体からなる。
34と36は、基板32の上に平行に形成した、四角断
面の導波路で、たとえば、SiO2にGeをドープした
ものやLiNbO3にTiをドープしたものなどからな
る。
面の導波路で、たとえば、SiO2にGeをドープした
ものやLiNbO3にTiをドープしたものなどからな
る。
38はクラッド層で、これは基板32と同じ材料で構成
される。
される。
40は磁気歪材料で、一方の導波路34のクラッド層3
8の上に設けられる。なお、磁気歪材料40にはNi,
2V-Permendur、40-Permalloy、11.7-Altenol、4.5Co、95.5N
iなどが使用される。
8の上に設けられる。なお、磁気歪材料40にはNi,
2V-Permendur、40-Permalloy、11.7-Altenol、4.5Co、95.5N
iなどが使用される。
42は反射膜で、両方の導波路34,36の片側の端面
に形成される。この材質は、AU、Ag、Ptなどであ
る。
に形成される。この材質は、AU、Ag、Ptなどであ
る。
センサヘッド30は、第3図のように、埋込み型とする
こともできる。
こともできる。
これらのセンサヘッド30は、第1図のように、適当長
ささ(たとえば5m程度)のデュアルコア単一モード光
ファイバ44の片端に接続される。
ささ(たとえば5m程度)のデュアルコア単一モード光
ファイバ44の片端に接続される。
このデュアルコア単一モード光ファイバ44は、第4図
のように、一つの円形のクラッド45内に2本のコア4
6,48を有するものである。
のように、一つの円形のクラッド45内に2本のコア4
6,48を有するものである。
なお、上記第2図のセンサヘッド30における導波路3
4,36の一辺の長さは、コア46,48の直径と等し
くしてある。また、導波路34,36の間隔Aは、コア
46,48の間隔に等しくしてある。
4,36の一辺の長さは、コア46,48の直径と等し
くしてある。また、導波路34,36の間隔Aは、コア
46,48の間隔に等しくしてある。
デュアルコア単一モード光ファイバ44は、曲がり、温
度分布などの不均一による影響をとり除くため、中心軸
の周りに回転を与えて、ねじりながら製造したものを用
いてもよい。
度分布などの不均一による影響をとり除くため、中心軸
の周りに回転を与えて、ねじりながら製造したものを用
いてもよい。
[作用] 光源50からの光を光結合器52により二つの光に分離
し、それぞれ方向性結合器54,56を介してデュアル
コア単一モード光ファイバ44のコア46,48に入射
する。その光はセンサヘッド30の導波路34,36内
を通り、反射膜42により反射して、方向性結合器5
4,56から出力し、干渉縞58を形成する。
し、それぞれ方向性結合器54,56を介してデュアル
コア単一モード光ファイバ44のコア46,48に入射
する。その光はセンサヘッド30の導波路34,36内
を通り、反射膜42により反射して、方向性結合器5
4,56から出力し、干渉縞58を形成する。
磁界Hが加わると、上記のようにコア46,48内を通
過する光に位相差が生じて干渉縞58が移動する。これ
により磁界Hの変化を検出することができる。
過する光に位相差が生じて干渉縞58が移動する。これ
により磁界Hの変化を検出することができる。
[実施例] センサヘッド30として第2図のタイプで次のものを製
作した。すなわち、厚さ0.7mmのシリコーン基板60の
上に、SiO2の基板32を0.5mm成長させ、その上に7
μm×7μmの方形断面の、GEドープの導波路34,
36を形成した。それらの上には20μmの厚さのクラッ
ド層38を、プラズマCVD法により形成した。
作した。すなわち、厚さ0.7mmのシリコーン基板60の
上に、SiO2の基板32を0.5mm成長させ、その上に7
μm×7μmの方形断面の、GEドープの導波路34,
36を形成した。それらの上には20μmの厚さのクラッ
ド層38を、プラズマCVD法により形成した。
片方の導波路34の外方に10μmの厚さにNiからなる
磁気歪材料40をスパッタにより形成した。
磁気歪材料40をスパッタにより形成した。
また反射膜42は、スパッタ法により、Auを2000Åの
厚さに付着させることにより形成した。
厚さに付着させることにより形成した。
その後シリコーン基板60はエッチングによりとり除い
た。
た。
導波路34,36の間隔Aは100μm、基板32の幅B
は150μm、長さCは2mmである。
は150μm、長さCは2mmである。
また、デュアルコア単一モード光ファイバ44の外径は
150μm、コア46,48の直径は5μm、それらの間
隔は100μm、長さは5mである。
150μm、コア46,48の直径は5μm、それらの間
隔は100μm、長さは5mである。
光源50には、波長0.633μmのHeNeレーザを用
い、干渉縞58の検出を行った。干渉縞58の移動は10
-6エルステッドまで検出が可能であった。
い、干渉縞58の検出を行った。干渉縞58の移動は10
-6エルステッドまで検出が可能であった。
このセンサは、外部補強を含めても先端部で0.6mmφで
あり、血流の速度による磁界の変化を測定することが可
能であった。
あり、血流の速度による磁界の変化を測定することが可
能であった。
[発明の効果] (1)反射型としているので、小形、軽量である。
(2)デュアルコア単一モード光ファイバを使用している
ので、温度などの外乱に対して安定である。
ので、温度などの外乱に対して安定である。
第1図は本発明の実施例の説明図、 第2図は、センサヘッド30の一例の説明図、 第3図は、センサヘッド30の他の例の説明図、 第4図はデュアルコア単一モード光ファィバの断面の説
明図、 第5図は従来技術の説明図、 第6図は磁気歪材料を被覆したセンサ用光ファイバの説
明図である。 30:センサヘッド、32:基板 34,36:導波路、38:クラッド層 40:磁気歪材料、42:反射膜 44:デュアルコア単一モード光ファイバ 45:クラッド、46,48:コア 50:光源、52:光結合器 54,56:方向性結合器、58:干渉縞
明図、 第5図は従来技術の説明図、 第6図は磁気歪材料を被覆したセンサ用光ファイバの説
明図である。 30:センサヘッド、32:基板 34,36:導波路、38:クラッド層 40:磁気歪材料、42:反射膜 44:デュアルコア単一モード光ファイバ 45:クラッド、46,48:コア 50:光源、52:光結合器 54,56:方向性結合器、58:干渉縞
フロントページの続き (72)発明者 福田 長 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭59−72005(JP,A) 特開 昭60−38669(JP,A) 特公 昭58−7947(JP,B2) 計装 1982年10月号 PP.36−37
Claims (1)
- 【請求項1】光ファイバを利用する磁界センサにおい
て、 円形のクラッド45の中に2本のコア46,48を有す
るデュアルコア単一モード光ファイバ44の片端に、 基板32上またはその内部に2本の導波路34,36を
有し、かつそれらの片端の端面にはそれぞれ反射膜42
が設けてあり、一方の導波路34の外周には磁気歪材料
40の層が設けてあるセンサヘッド30を、接続してい
ること、 を特徴とする、光ファイバ磁界センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21177385A JPH065266B2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 光フアイバ磁界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21177385A JPH065266B2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 光フアイバ磁界センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270777A JPS6270777A (ja) | 1987-04-01 |
JPH065266B2 true JPH065266B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=16611351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21177385A Expired - Fee Related JPH065266B2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 光フアイバ磁界センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065266B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06141326A (ja) * | 1992-10-26 | 1994-05-20 | Victor Co Of Japan Ltd | 衛星放送受信機、スクランブルデコーダ、及び衛星放送受信システム |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0664460B1 (en) * | 1993-07-07 | 2001-05-16 | Tokin Corporation | Electric field sensor |
WO1995002192A1 (fr) * | 1993-07-07 | 1995-01-19 | Tokin Corporation | Capteur de champs electriques |
CN104237607B (zh) * | 2014-10-15 | 2017-02-08 | 南京大学 | 基于微光纤耦合器的双路检测式电流磁场传感器 |
CN111457950B (zh) * | 2020-03-11 | 2021-08-20 | 复旦大学 | 一种法布里珀罗谐振腔光学微泡传感器及其制备方法 |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP21177385A patent/JPH065266B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
計装1982年10月号PP.36−37 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06141326A (ja) * | 1992-10-26 | 1994-05-20 | Victor Co Of Japan Ltd | 衛星放送受信機、スクランブルデコーダ、及び衛星放送受信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6270777A (ja) | 1987-04-01 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |