JPH0652629B2 - 磁気ヘツドのソフトロ−デイング組み込み装置 - Google Patents

磁気ヘツドのソフトロ−デイング組み込み装置

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JPH0652629B2
JPH0652629B2 JP8120487A JP8120487A JPH0652629B2 JP H0652629 B2 JPH0652629 B2 JP H0652629B2 JP 8120487 A JP8120487 A JP 8120487A JP 8120487 A JP8120487 A JP 8120487A JP H0652629 B2 JPH0652629 B2 JP H0652629B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気ヘッドのソフトローデイング組み込み装
置に係り、特にCSS方式の磁気ディスク記憶装置のよ
うに、磁気ディスクのリード/ライト面である被接地面
に、磁気ヘッドを必ず接地させる必要のある磁気ヘッド
の組み込み工程において、磁気ヘッドを組み込む際に、
磁気ヘッドに衝撃を与えずに欠陥なく組み込むために好
適な磁気ヘッドのソフトローデイング組み込み装置に関
する。
[従来の技術] 従来、軸方向に間隔をおいて取り付けられた磁気ディス
クに、磁気ヘッドを接地させて組み込む技術について
は、文献アイ・ビー・エム,テクニカル ディスクロウ
ジャー ブリティン,Vol.26NO.3A オーガス
ト 1983(IBM,Technical Disclosure Bulleti
n,Vol.26 NO.3A August 1983)
第1250〜1252頁において論じられている。
前記文献に記載の技術によると、磁気ヘッドの荷重支持
ばね部を、ピン付き特殊クリップで押さえ付けることに
より、磁気ヘッドの荷重支持ばね部により支持されたコ
アスライダ部を磁気ディスクに対し、アンロード位置状
態に保持しておき、コアスライダ部を磁気ディスク間に
挿入後、ピン付き特殊クリップのピンを中心に、人手に
よりゆっくり回転させることにより、磁気ヘッドの荷重
支持ばね部へのピン付き特殊クリップによる押さえが解
除され、コアスライダ部が磁気ディスクに接地された状
態に組み込まれる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、前記従来技術は次のような点について配慮され
ていない。
磁気ディスクへの磁気ヘッドのコアスライダ部の接
地,組み込み位置近傍で、磁気ヘッドの荷重支持ばね部
と、ピン付き特殊クリップとがすべり接触となり、両部
材の接触部が発塵源となり得る。
ピン付き特殊クリップをゆっくり回転させる際、回
転スピードを低速にかつ一定に保つ作業は熟練を要す
る。また、熟練者が行っても、回転スピードのばらつき
により、磁気ヘッドのコアスライダ部が磁気ディスクに
接地する際の衝撃で、磁気ディスクのリード/ライト面
の損傷や、磁気ヘッドのコアスライダ部のリード/ライ
トギャップ側の欠損等の欠陥が発生しやすい。
従来技術は、磁気ヘッドが磁気ディスクをリニアに
アクセスするリニアアクチュエータタイプの磁気ヘッド
の組み込みにのみ使用されている。その理由は、リニア
アクチュエータタイプの磁気ヘッドは形状の特徴からピ
ン付き特殊クリップの回転方向をどちらにしても、ピン
付き特殊クリップを取り外すスペースを確保することが
できる。したがって、磁気ヘッドのコアスライダ部のう
ち、機能的に最重要なリード/ライトギャップ側をあと
に、その反対側を優先的に接地させ、リード/ライトギ
ャップ側を保護する組み込み方が可能であるからであ
る。
しかし、磁気ヘッドが磁気ディスクの記録/再生面をロ
ータリにアクセスするロータリアクチュエータタイプの
磁気ヘッドの組み込みに対しては、磁気ヘッドの形状を
考慮した場合、ピン付き特殊クリップを取り外すために
は、該ピン付き特殊クリップの回転方向が一方向に限ら
れてしまい、この方向はリード/ライトギャップ側が先
に接地する組み込みとなってしまう。したがって、ロー
タリアクチュエータタイプの磁気ヘッドの組み込みには
不向きである。
従来技術では、以上の3点について配慮がされておら
ず、磁気ヘッドの組み込み品質が不安定となる問題があ
った。
本発明の目的は、前記従来技術の問題を解決し、磁気デ
ィスクに磁気ヘッドを接地させて組み込む際の発塵を防
止でき、かつリニアアクチュエータタイプとロータリア
クチュエータタイプの両タイプの磁気ヘッドの組み込み
に対しても、磁気ディスクと磁気ヘッドのコアスライダ
部のリード/ライトギャップ側に衝撃を与えずに欠陥な
く安定した品質で、自動的に組み込むことが可能な磁気
ヘッドのソフトローデイング組み込み装置を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的は、磁気ヘッドの荷重支持ばね部に平行に接触
し、かつ磁気ヘッドの荷重支持ばね部により支持された
コアスライダ部の磁気ディスクに対する接地面を、磁気
ディスクの被接地面に対して平行に保ちながら前記荷重
支持ばね部のばね力を常に押さえておくばね力平行支え
手段と、該ばね力平行支え手段を、前記荷重支持ばね部
を押さえる方向と、押さえ力を解除し、前記荷重支持ば
ね部を開放する方向とに微動直線駆動させる微動直線駆
動手段と、前記ばね力平行支え手段を荷重支持ばね部の
設置位置にセットおよびリセットする移動手段とを備え
て構成したことにより、達成される。
[作用] 本発明において、初期状態では磁気ヘッドの荷重支持ば
ね部のばね力平行支え手段の移動手段により、前記ばね
力平行支え手段は荷重支持ばね部の設置位置から離れ
た、リセット位置で待機している。また、この初期状態
では微動直線駆動手段により、前記ばね力平行支え手段
は荷重支持ばね部の押さえ力を解除し、荷重支持ばね部
を開放する状態に開いている。
そして、磁気ヘッドの荷重支持ばね部に支持されたコア
スライダ部を磁気ディスクに接地させて組み込む場合
は、前記初期状態から前記移動手段によりばね力平行支
え手段を荷重支持ばね部の設置位置に移動させてセット
する。
次に、前記微動直線駆動手段によりばね力平行支え手段
が前記荷重支持ばね部を押さえる方向に微動直線駆動さ
れ、前記荷重支持ばね部を垂直方向に押さえ付けること
により、荷重支持ばね部に支持されたコアスライダ部を
磁気ディスクに対して平行に保ちながらアンロード状態
に保持する。
ついで、荷重支持ばね部と、これに支持されたコアスラ
イダ部を一緒に磁気ディスク方向に移動させ、前記コア
スライダ部を磁気ディスク間に挿入する。
前記磁気ディスク間にコアスライダ部を挿入後、前記荷
重支持ばね部を押さえているばね力平行支え手段を、微
動直線駆動手段によりこん度は荷重支持ばね部に対する
押さえ力を解除し、前記荷重支持ばね部を開放する方向
に微動直線駆動させる。その結果、ばね力平行支え手段
により荷重支持ばね部の押さえ力を徐々に解除しなが
ら、コアスライダ部の接地面を磁気ディスクの被接地面
にゆっくりと接地させ、磁気ディスク間にコアスライダ
部を組み込むことができる。
前記磁気ディスク間にコアスライダ部を接地させて組み
込んだ後、微動直線駆動手段によりばね力平行支え手段
が荷重支持ばね部から完全に離れる位置まで直線駆動さ
せる。
ついで、前記ばね力平行支え手段が荷重支持ばね部から
完全に離れた後、ばね力平行支え手段の移動手段によ
り、前記ばね力平行支え手段を荷重支持ばね部の設置位
置からリセットさせ、初期状態に戻す。
その結果、本発明ではばね力平行支え手段と荷重支持ば
ね部とがすべり接触を起こすことがなく、したがって磁
気ディスクに磁気ヘッドを組み込む際の発塵を防止する
ことが可能となる。
また、本発明では磁気ディスク間に磁気ヘッドのコアス
ライダ部を挿入後、微動直線駆動手段によりばね力平行
支え手段の荷重支持ばね部に対する押さえ力を徐々に解
除させるようにしているので、磁気ディスクのリード/
ライト面とコアスライダ部のリード/ライトギャップ側
とに衝撃を与えることなく組み込むことができるので、
磁気ディスク間に磁気ヘッドを欠陥なく、安定した品質
に組み込むことが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
II部分の拡大一部破断正面図であってばね力平行支え手
段としてのフィンガ部とこれの微動直線駆動手段を示す
拡大一部破断正面図、第3図は荷重支持ばね部の設置位
置に設置されたコアスライダ部の磁気ディスクに対する
接地面同士の干渉防止クリップとフィンガ部の関係を示
す側面図、第4図は磁気ディスク間に磁気ヘッドを接地
させて組み込む組み込み工程の説明図、第5図は磁気デ
ィスク列とこれに組み込まれた磁気ヘッド列とを有する
磁気ディスク装置の概要を示す側面図である。
磁気ディスク装置は、第5図に示すように、軸方向に設
定間隔をおいて配列されかつスピンドル(図示せず)に
取り付けられた複数枚の磁気ディスク4と、軸方向に隣
り合う磁気ディスク4,4間に対応させて多段に配置さ
れかつ磁気ヘッド制御装置23に連結された複数個の磁
気ヘッド1とを備えて構成されている。
また、本発明で対象とする磁気ヘッド1は、第1図,第
3図および第4図に示すように、荷重支持ばね部2と、
これの先端部に支持されたコアスライダ部3とを有して
いる。
なお、第1図中4aは磁気ディスクのリード/ライト面
である被接地面、第3図中3aはコアスライダ部のリー
ド/ライトギャップ側である磁気ディスクへの接地面を
示す。
そして、本発明にかかる磁気ヘッドのソフトローデイン
グ組み込み装置のこの実施例のものは、第1図に示すよ
うに、荷重支持ばね部2のばね力平行支え手段としての
フィンガ部5と、このフィンガ部5の微動直線駆動手段
6と、前記フィンガ部5の移動手段としてのフィンガ着
脱旋回部7とを備えて構成され、また磁気ディスク4,
4間に組み込むべきコアスライダ部3の荷重支持ばね部
2の設置位置には、第3図に示すように、コアスライダ
部3,3の接地面3a,3a同士の干渉防止クリップ2
2が設置されている。
前記フィンガ着脱旋回部7は、回転軸8を介して第1
図,第4図に示すX方向に移動可能なテーブル9上に支
持されている。前記回転軸8は、可逆回転駆動源(図示
せず)に連結され、フィンガ着脱旋回部7を第1図に示
すように、設定角度θの範囲内で旋回させ得るようにな
っている。
前記微動直線駆動手段6は、第2図に示すように、フィ
ンガ着脱旋回部7の先端部に固定されたブラケット10
と、このブラケット10上に設置されかつ可逆回転する
サーボモータ11と、軸方向の一半部と他半部にそれぞ
れ左ねじ部12aと右ねじ部12bとを有して前記ブラ
ケット10に回転可能に支持されかつ継手13を介して
前記サーボモータ11に連結されたボールねじ12と、
前記左ねじ部12aと右ねじ部12bとに各別に螺合さ
れたナット14,15と、前記ブラケット10にボール
ねじ12と平行に固定されたガイドシャフト16とを備
えている。
前記フィンガ部5は、前記ナット14に連結されかつリ
ニアモーションベアリング17を介して前記ガイドシャ
フト16に沿って第1図,第2図に示すY方向に微動可
能に支持されたフィンガホルダ18と、前記ナット15
に連結されかつリニアモーションベアリング17を介し
て前記ガイドシャフト16に沿って同第1図,第2図に
示すY方向に微動可能に支持されたフィンガホルダ19
と、前記フィンガホルダ18に間隔をおいて設けられた
複数本のフィンガ20と、前記フィンガホルダ19に間
隔をおいて設けられた複数本のフィンガ21とを有して
構成されている。
前記実施例の磁気ヘッドのソフトローデイング組み込み
装置は、次のように運転され、作用する。
すなわち、初期状態ではフィンガ着脱旋回部7によりフ
ィンガ部5は、磁気ディスク4,4間に組み込む磁気ヘ
ッド1のコアスライダ部3,3の荷重支持ばね部2,2
の設置位置から離れたリセット位置で待機している。ま
た、この初期状態ではフィンガ部5のフィンガ20,2
1は前記荷重支持ばね部2,2の押さえ力を解除し、荷
重支持ばね部2,2を開放する状態に開いている。
そして、前記荷重支持ばね部2,2は、第3図に示すよ
うに、干渉防止クリップ22により設定間隔に規制され
ており、これによりコアスライダ部3,3の磁気ディス
ク4,4に対する接地面3a,3aが互いに干渉しない
ように規制されている。
この初期状態から、回転軸8を介してフィンガ着脱旋回
部7を順方向に設定角度θ、旋回させ、フィンガ部5を
前記荷重支持ばね部2の設置位置にセットする。
次に、フィンガ部5の微動直線駆動手段6のサーボモー
タ11を順方向に回転させ、ボールねじ12を回転さ
せ、このボールねじ12の左ねじ部12aとナット14
の作用を通じてフィンガホルダ18を第1図,第2図に
示すY方向に微動させ、これに設けられたフィンガ20
によりY方向の上位の荷重支持ばね部2を下向きに徐々
に押し、第4図に示すように、前記荷重支持ばね部2に
支持されているコアスライダ部3の接地面3aが軸方向
の上位の磁気ディスク4の被接地面4aよりもやや低い
位置まで押さえ付けることにより、前記コアスライダ部
3を当該磁気ディスク4に対して平行に保ちながらアン
ロード状態に保持する。これと同時に、前記ボールねじ
12の右ねじ部12bとナット15の作用を通じてフィ
ンガホルダ19を同第1図,第2図に示すY方向の下位
の荷重支持ばね部2を上向きに徐々に押し、第4図に示
すように、前記荷重支持ばね部2に支持されているコア
スライダ部3の接地面3aが軸方向の下位の磁気ディス
ク4の被接地面4aよりもやや高い位置まで押さえ付け
ることにより、前記コアスライダ部3を当該磁気ディス
ク4に対して平行に保つつアンロード状態に保持する。
次に、荷重支持ばね部2の設置位置から前記干渉防止ク
リップ22を取り外す。
ついで、テーブル9をX方向において磁気ディスク4の
列に向かって移動させ、磁気ディスク4,4間に、フィ
ンガ部5により押さえられている荷重支持ばね部2,2
に支持されたコアスライダ部3,3を挿入する。
前記磁気ディスク4,4間にコアスライダ部3,3を挿
入後、フィンガ部5の微動直線駆動手段6のサーボモー
タ11を逆方向に回転させ、ボールねじ12の左,右ね
じ部12a,12bとナット14,15の作用を通じ
て、フィンガ部5のフィンガホルダ18,19をX方向
に微動させ、フィンガ20,21の荷重支持ばね部2,
2に対する押さえ力を徐々に解除する。つまり、フィン
ガ20,21を第4図に実線で示す位置から、仮想線で
示す位置に向かって徐々に移動させ、荷重支持ばね部
2,2に支持されているコアスライダ部3,3の接地面
3a,3aを当該磁気ディスク4,4の被接地面4a,
4aに対してゆっくりと接地させる。
さらにサーボモータ11を逆方向に回転させ、フィンガ
20,21を第4図に仮想線で示すように、荷重支持ば
ね部2,2から完全に離れた、荷重支持ばね部2,2を
開放した初期状態に戻す。
ついで、フィンガ着脱旋回部7を逆方向に設定角度θ、
旋回させ、フィンガ部5と微動直線駆動手段6とを荷重
支持ばね部2の設置位置から離れた初期状態に戻すこと
により、1サイクルが終了する。
この実施例によれば、次のような効果がある。
(1)磁気ディスク4への磁気ヘッド1のコアスライダ
部3の組み込み位置近傍において、磁気ヘッド1の荷重
支持ばね部2とフィンガ20,21とのすべり接触が皆
無となり、したがって発塵を防止でき、磁気ディスク4
に磁気ヘッド1を高品質に組み込むことが可能となる。
(2)フィンガ部5の微動直線駆動を、サーボモータ1
1により行っているので、フィンガ20,21の速度制
御,位置制御を容易に行うことができ、フィンガ20,
21を一定速度で微動制御できる。このため、磁気ディ
スク4に磁気ヘッド1のコアスライダ部3を、衝撃を与
えることなく接地させて組み込むことができるので、磁
気ディスク4のリード/ライト面である被接地面4aに
傷を付けることがなく、またコアスライダ部3のリード
/ライトギャップ側である接地面3aの欠損等の組み込
み不良を未然に防止することができる。さらに、サーボ
モータ11の位置制御により、フィンガ20,21の停
止位置を容易に変えられるため、磁気ディスク4,4間
の寸法、磁気ヘッド1の各部の寸法等の変更に対して
も、フレキシビリティに対応でき、多機種の組み立てに
適用できる。
(3)磁気ディスク4に対して、コアスライダ部3を平
行に接地させることが可能となり、この点でもコアスラ
イダ部3の重要部分であるリード/ライトギャップ側を
保護しつつ組み込むことが可能となる。
なお、本発明では荷重支持ばね部2のばね力平行支え手
段は図面に示すフィンガ20,21を有するフィンガ部
5に限らず、荷重支持ばね部2のばね力を押さえ、コア
スライダ部の接地面を磁気ディスクの被接地面に対して
平行に保ち得る構造であればよい。
また、ばね力平行支え手段の微動直線駆動手段6も図面
に示す構造に限らず、さらにばね力平行支え手段を荷重
支持ばね部の設置位置にセットおよびリセットする移動
手段も図面に示すフィンガ着脱旋回部7に限らず、要は
それぞれ所期の機能を有するものであればよい。
[発明の効果] 以上説明した本発明では、磁気ヘッドの荷重支持ばね部
に平行に接触し、かつ磁気ヘッドの荷重支持ばね部によ
り支持されたコアスライダ部の磁気ディスクに対する接
地面を、磁気ディスクの被接地面に対して平行に保ちな
がら前記荷重支持ばね部のばね力を常に押さえておくば
ね力平行支え手段と、該ばね力平行支え手段を、前記荷
重支持ばね部を押さえる方向と、押さえ力を解除し、前
記荷重支持ばね部を開放する方向とに微動直線駆動させ
る微動直線駆動手段と、前記ばね力平行支え手段を荷重
支持ばね部の設置位置にセットおよびリセットする移動
手段とを備えて構成している。したがって、本発明によ
れば、ばね力平行支え手段と荷重支持ばね部とがすべり
接触を起こすことがなく、その結果磁気ディスクに磁気
ヘッドを組み込む際の発塵を防止し得る効果を有する
外、自動的に組み込み得る効果がある。
また、本発明によれば、磁気ディスク間に磁気ヘッドの
コアスライダ部を挿入後、微動直線駆動手段によりばね
力平行支え手段の荷重支持ばね部に対する押さえ力を徐
々に解除させるようにしているので、磁気ディスクのリ
ード/ライト面とコアスライダ部のリード/ライトギャ
ップ側とに衝撃を与えることなく組み込むことができる
ので、磁気ディスク間に磁気ヘッドを欠陥なく、安定し
た品質に組み込み得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
II部分の拡大一部破断正面図であってばね力平行支え手
段としてのフィンガ部とこれの微動直線駆動手段を示す
拡大一部破断正面図、第3図は荷重支持ばね部の設置位
置に設置されたコアスライダ部の磁気ディスクに対する
接地面同士の干渉防止クリップとフィンガ部の関係を示
す側面図、第4図は磁気ディスク間に磁気ヘッドを接地
させて組み込む組み込み工程の説明図、第5図は磁気デ
ィスク列とこれに組み込まれた磁気ヘッド列とを有する
磁気ディスク装置の概要を示す側面図である。 1……磁気ヘッド、2……磁気ヘッドの荷重支持ばね
部、3……同コアスライダ部、3a……コアスライダ部
の接地面、4……磁気ディスク、4a……磁気ディスク
における被接地面、5……荷重支持ばね部のばね力平行
支え手段としてのフィンガ部、6……フィンガ部の微動
直線駆動手段、7……フィンガ部を荷重支持ばね部の設
置位置にセットおよびリセットする移動手段としてのフ
ィンガ着脱旋回部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドの荷重支持ばね部に平行に接触
    し、かつ磁気ヘッドの荷重支持ばね部により支持された
    コアスライダ部の磁気ディスクに対する接地面を、磁気
    ディスクの被接地面に対して平行に保ちながら前記荷重
    支持ばね部のばね力を常に押さえておくばね力平行支え
    手段と、該ばね力平行支え手段を、前記荷重支持ばね部
    を押さえる方向と、押さえ力を解除し、前記荷重支持ば
    ね部を開放する方向とに微動直線駆動させる微動直線駆
    動手段と、前記ばね力平行支え手段を荷重支持ばね部の
    設置位置にセットおよびリセットする移動手段とを備え
    ていることを特徴とする磁気ヘッドのソフトローデイン
    グ組み込み装置。
JP8120487A 1987-04-03 1987-04-03 磁気ヘツドのソフトロ−デイング組み込み装置 Expired - Lifetime JPH0652629B2 (ja)

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