JPH0652361U - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

Info

Publication number
JPH0652361U
JPH0652361U JP088346U JP8834692U JPH0652361U JP H0652361 U JPH0652361 U JP H0652361U JP 088346 U JP088346 U JP 088346U JP 8834692 U JP8834692 U JP 8834692U JP H0652361 U JPH0652361 U JP H0652361U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case lid
case
soundproof
small motor
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP088346U
Other languages
English (en)
Inventor
一夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mabuchi Motor Co Ltd filed Critical Mabuchi Motor Co Ltd
Priority to JP088346U priority Critical patent/JPH0652361U/ja
Priority to MYPI93002685A priority patent/MY116616A/en
Priority to US08/169,997 priority patent/US5444314A/en
Priority to CN93121378A priority patent/CN1034539C/zh
Publication of JPH0652361U publication Critical patent/JPH0652361U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/24Casings; Enclosures; Supports specially adapted for suppression or reduction of noise or vibrations

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高歩留で製造可能、かつ組込作業が容易であ
る防音板を備えた小型モータを提供する。 【構成】 金属材料により有底中空円筒状に形成されか
つ内周面に永久磁石を固着してなるケースと、前記永久
磁石に対向する電機子と整流子とからなる回転子と、前
記ケースの開口部に嵌着されかつ前記整流子と摺動係合
されるブラシとこのブラシに電気的に接続されてなる入
力端子とを設けてなるケース蓋とからなり、前記ケース
の底部とケース蓋とに設けられた軸受を介して前記回転
子を回転自在に支持すると共に、ケース蓋の外方に制御
素子を設けたプリント基板と、防音材料からなる防音板
を設けてなる小型モータにおいて、回転子の軸線と直交
する平面への防音板の投影形状を十字状に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、音響機器、映像機器等に使用される小型モータに関するものであり 、特に外部に対しての騒音を低減し及び制御素子を設けたプリント基板への振動 を防止するように防音板を備えた小型モータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は本考案の対象である小型モータの例を示す一部断面側面図である。図1 において、1はケースであり、例えば軟鉄のような金属材料により有底中空円筒 状に形成され、内周面に例えばアークセグメント状の永久磁石2を固着する。3 はケース蓋であり、例えば熱可塑性樹脂材料によって、前記ケース1の開口部に 嵌着され得るように形成する。次に4は回転子であり、前記永久磁石2に対向す る電機子5と整流子6とからなり、各々ケース1とケース蓋3とに設けられた軸 受7,8によって回転自在に支持されている。
【0003】 9はブラシアームであり、導電材料により板状に形成され、前記整流子6と摺 動係合されるブラシ10を備え、ケース蓋3内に設けられる。なおケース蓋3内 には、前記ブラシアーム9と電気的に接続されてなる入力端子11が設けられて おり、外部直流電源からブラシアーム9、ブラシ10、整流子6を介して電機子 5に給電可能としてある。
【0004】 次に12はプリント基板であり、制御素子13を搭載すると共に、ケース蓋3 の外方に設けられ、前記電機子5に給電される電流および/または電圧を制御す るように構成される。14は防音板であり、防音材料、例えばゴム、合成樹脂等 の弾性体、あるいは布、紙等の防振、防音作用を有する材料により形成され、プ リント基板12の外方に設けられる。15はシールド板である。
【0005】 上記の構成により、電機子5に電流が供給されると、ケース1の内周面に固着 された永久磁石2によって形成されている磁界中に存在する電機子5に回転力が 付与されるから、回転子4を回転させることができ、回転子4と連結されてなる 各種機器を駆動させることができるのである。この場合、例えばブラシ10と整 流子6との摺動に起因する騒音は、防音板14によって吸収され、外部に漏出す る騒音を抑制するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成の小型モータにおいて、防音板14は、ケース1の開口部の内径寸法 に対応する外径寸法を有し、ケース蓋3の軸受8を収容する部位の外径寸法に対 応する内径寸法を有する中空円板状に形成されるのが通常である。一方防音板1 4を構成する材料は、通常定板の幅寸法を有するフープ材若しくは所定寸法の縦 横寸法を有する定尺板材で市販されているため、中空円板状の防音板14をこれ らの市販の材料から、所謂打抜手段で成形する際には歩留が低いという問題点が ある。
【0007】 図5は従来の防音板14を市販の定尺材料から打抜成形する例を示す説明図で ある。図5において、市販の定尺材料は、所定の幅寸法に形成されているため、 防音板14を打抜成形するためには、相互に接近させて複数個の防音板14を打 抜成形しても、ハッチングで示す領域の材料が無駄になってしまう。図5におい ては防音板14を打抜成形するための材料歩留は50%以下であり、資源の有効 活用がされていないという問題点がある。
【0008】 一方従来においては、例えば図1に示すようなケース蓋3に防音板14を設け る場合に、ケース蓋3の端面全面を被覆しなければ、小型モータの防音が不可能 であるという錯覚があった。すなわち本考案者の実験的研究によると、小型モー タの防音を行うに際しては、必ずしもケース蓋3の端面の全面を被覆しなくても 、所定の範囲をカバーすれば充分に防音効果が期待できることが解明された。そ して必要最小限の領域に防音板14を設けることにより、かつその形状を選定す ることにより、所定の防音作用を具有すると共に、材料歩留を大幅に向上させ得 るという知見を得た。
【0009】 また従来の小型モータにおいて、例えばプリント基板12に可変抵抗のような 外部から工具を介して調整することが必要な制御素子を搭載させた場合には、プ リント基板12の工具挿入孔と同一位置の防音板14に、工具挿入孔を設ける必 要があり、工具挿入孔の整合のための位置決めを行う必要がある。このため防音 板14の組み込み作業が煩雑となり、生産性を低下させる一因にもなっていた。
【0010】 本考案は、上記従来技術に存在する問題点を解決し、高歩留で製造が可能であ り、かつ組込作業が容易である防音板を備えた小型モータを提供することを目的 とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案においては、金属材料により有底中空円筒 状に形成されかつ内周面に永久磁石を固着してなるケースと、前記永久磁石に対 向する電機子と整流子とからなる回転子と、前記ケースの開口部に嵌着されかつ 前記整流子と摺動係合されるブラシとこのブラシに電気的に接続されてなる入力 端子とを設けてなるケース蓋とからなり、前記ケースの底部とケース蓋とに設け られた軸受を介して前記回転子を回転自在に支持すると共に、ケース蓋の外方に 制御素子を設けたプリント基板と、防音材料からなる防音板を設けてなる小型モ ータにおいて、 回転子の軸線と直交する平面への防音板の投影形状を十字状に形成する、とい う技術的手段を採用した。
【0012】
【作用】
上記の構成により、防音板をフープ材若しくは板材から打抜成形する場合に、 複数の防音板を相互に密接させた状態で打ち抜くことが可能となり、打抜歩留を 大幅に向上させ得ると共に、組込作業が極めて容易となるのである。
【0013】
【実施例】
図2は本考案の実施例における防音板の近傍を示す端面図であり、前記図1に おけるB−B線矢視図に相当する。図2において、防音板14は、軸線(図1に おける回転子4の軸線)と直交する平面への投影形成を十字状若しくはX字状に 形成する。そして防音板14の外形寸法を図1に示すケース蓋3の外形寸法若し くはケース1の開口部の内径寸法に対応する寸法Aとした場合に、十字を形成す る部分の幅寸法を実質的にA/3に形成するのである。
【0014】 図3は図2における防音板14をフープ材若しくは板材(帯材も含む)から打 抜成形する態様を示す説明図である。図3に示すように十字状の防音板14は、 相互に密接させた状態で、恰もジグソーパズルにおける打抜片と同様に打抜成形 することができる。従って隣接する防音板14,14相互間には全く無駄な材料 は発生せず、中空部(ハッチングで示す)のみが廃棄されるにすぎない。この結 果打抜歩留は、前記図5に示すものと比較して大幅に向上することが明らかであ る。
【0015】 また図2に鎖線で示す位置に、例えばドライバー挿入孔16が存在するような 仕様の小型モータであっても、防音板14が十字状に形成されているため、ドラ イバー挿入孔16を避けて防音板14を組み込むことは極めて容易であり、組立 作業が極めて容易となり、生産能率の大幅な向上が期待できる。
【0016】 次に種々の平面形状を有する防音板を小型モータのケース蓋に装着して外部漏 洩騒音を測定した結果を表1に示す。この場合、図4に示すように小型モータ2 0をスポンジからなる基板21上に載置し、小型モータ20からL=10cmの 位置に集音用のマイクロフォン22を設けて小型モータ20から発生する騒音を 測定した。なお小型モータ20は音響機器用のガバナモータであり、無負荷運転 、2400rpmとした。
【0017】
【表1】
【0018】 表1において、防音板は夫々厚さ3mmの天然ゴム板によって下記の外形寸法 に形成し、中空孔は直径6.3mmとした。すなわち 防音板(1)十字状 外形寸法28.5mm、幅寸法9.5mm 〃 (2)円形 外径29mm 〃 (3)矩形 横9.5mm、縦28.5mm 〃 (4)円形 外径19.4mm である。
【0019】 表1から明らかなように、防音板を設けることにより、騒音は何れも小となる が、防音板(3)(4)においては、ケース蓋に及ぶ領域が小であるため、低減 効果も小である。防音板(2)はケース蓋と略同一の外径の円板であるため、平 均値も大幅に低下している。これに対して本考案の防音板(1)を設けたものは 、平均値において従来の防音板(2)より若干下回るものの、略同等の防音作用 を発揮するものであることがわかる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、以上記述のような構成および作用であるから、下記の効果を奏し得 る。
【0021】 (1)ケース蓋を被覆する範囲が小であるのに拘らず、従来の円板状のものと 略同等の騒音低減作用がある。 (2)フープ材若しくは板材から打抜成形する場合の材料歩留を大幅に向上さ せ得る。
【0022】 (3)小型モータへの組込作業が極めて容易であり、生産能率を大幅に向上さ せ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の対象である小型モータの例を示す一部
断面側面図である。
【図2】本考案の実施例における防音板の近傍を示す端
面図である。
【図3】図2における防音板14をフープ材若しくは板
材から打抜成形する態様を示す説明図である。
【図4】小型モータの騒音を測定する状態を示す説明図
である。
【図5】従来の防音板14を市販の定尺材料から打抜成
形する例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 ケース蓋 14 防音板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料により有底中空円筒状に形成さ
    れかつ内周面に永久磁石(2)を固着してなるケース
    (1)と、前記永久磁石(2)に対向する電機子(5)
    と整流子(6)とからなる回転子(4)と、前記ケース
    (1)の開口部に嵌着されかつ前記整流子(6)と摺動
    係合されるブラシ(10)とこのブラシ(10)に電気
    的に接続されてなる入力端子(11)とを設けてなるケ
    ース蓋(3)とからなり、前記ケース(1)の底部とケ
    ース蓋(3)とに設けられた軸受(7)(8)を介して
    前記回転子(4)を回転自在に支持すると共に、ケース
    蓋(3)の外方に制御素子(13)を設けたプリント基
    板(12)と、防音材料からなる防音板(14)を設け
    てなる小型モータにおいて、 回転子(4)の軸線と直交する平面への防音板(14)
    の投影形状を十字状に形成したことを特徴とする小型モ
    ータ。
JP088346U 1992-12-24 1992-12-24 小型モータ Pending JPH0652361U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP088346U JPH0652361U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 小型モータ
MYPI93002685A MY116616A (en) 1992-12-24 1993-12-13 Miniature motor
US08/169,997 US5444314A (en) 1992-12-24 1993-12-16 Miniature motor
CN93121378A CN1034539C (zh) 1992-12-24 1993-12-23 小型电动机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP088346U JPH0652361U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 小型モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0652361U true JPH0652361U (ja) 1994-07-15

Family

ID=13940284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP088346U Pending JPH0652361U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 小型モータ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5444314A (ja)
JP (1) JPH0652361U (ja)
CN (1) CN1034539C (ja)
MY (1) MY116616A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5945756A (en) * 1997-10-07 1999-08-31 Siemens Canada Limited Ultra quiet electric motor for automotive applications
US5905320A (en) * 1997-10-08 1999-05-18 Siemens Canada Limited Housing for an ultra quiet electric motor
US5917258A (en) * 1997-10-08 1999-06-29 Siemens Canada Limited Bearing assembly for an ultra quiet electric motor
US5969447A (en) * 1997-10-08 1999-10-19 Simens Canada Limited End cap for an ultra quiet electric motor
US5914550A (en) * 1997-10-08 1999-06-22 Siemens Canada Limited Mounting flange for an ultra quiet electric motor
JP2001163287A (ja) * 1999-09-30 2001-06-19 Honda Motor Co Ltd 電動補助車両の電動補助ユニット
DE10054588A1 (de) * 2000-11-03 2002-05-08 Siemens Ag Für ein Fraftfahrzeug bestimmtes elektronisches Gerät

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1688891A (en) * 1927-01-10 1928-10-23 Kelvinator Corp Electric motor
US2301425A (en) * 1938-03-31 1942-11-10 List Heinrich Electric machine
DE1119997B (de) * 1960-05-02 1961-12-21 Licentia Gmbh Schwingungsisolierender Einbau von Elektromotoren
DE1475393B2 (de) * 1965-07-26 1972-03-02 Licentia Patent Verwaltungs GmbH, 6000 Frankfurt Anordnung zur schwingungsisolierendena befestigung eines kleinmotors an ein geraet
DE1613343B2 (de) * 1967-10-27 1977-12-29 Papst-Motoren Kg, 7742 St Georgen Schalldaempfendes gehaeuse fuer einen elektromotor
JPS5950750A (ja) * 1982-09-13 1984-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 直流モ−タの刷子防振装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1034539C (zh) 1997-04-09
CN1096142A (zh) 1994-12-07
US5444314A (en) 1995-08-22
MY116616A (en) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0652361U (ja) 小型モータ
JPS6014639U (ja) 磁石モ−タの固定子
JP2002034221A (ja) ブラシレスモータ
JPS6055271U (ja) マイクロモ−タの速度発電機
JP2004254474A (ja) コアレスモータ
JPH118962A (ja) 軸方向空隙型ファンモータ
JP2000166207A (ja) ブラシレスファンモータ
JPS58144552A (ja) 小型電動機
JP3877554B2 (ja) ステータ及びモータ並びに電動送風機
KR960009342A (ko) 브러쉬레스 모터
JPS6211178Y2 (ja)
JPH0134532Y2 (ja)
JP2001178070A (ja) 回路内蔵アウターロータ形モータ
JPH0621378U (ja) ブラシレスモータ
JPS59164994U (ja) 磁気デイスク装置
JPS58153579U (ja) デイスク型ブラシレスモ−タ
JPS5828581U (ja) 偏平型モ−タ
JPS5934484U (ja) 磁石式モ−タ−
JPS59149473U (ja) 小型モ−タのブラシ取付構造
JPS58124078U (ja) 始動電動機の界磁装置
JPS6073377U (ja) エンコ−ダ装着フラツトモ−タ
JPS6141374U (ja) 直流モ−タの雑音防止コンデンサ取付構造
JPS5947279U (ja) ブラシレスモ−タ
JPS5851652U (ja) マグネツトモ−タ
JPH11313450A (ja) ブラシレスモートル