JPH0652097A - 多重バスシステム - Google Patents

多重バスシステム

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JPH0652097A
JPH0652097A JP4203441A JP20344192A JPH0652097A JP H0652097 A JPH0652097 A JP H0652097A JP 4203441 A JP4203441 A JP 4203441A JP 20344192 A JP20344192 A JP 20344192A JP H0652097 A JPH0652097 A JP H0652097A
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JP
Japan
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bus
resource
slave
master
buses
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JP4203441A
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English (en)
Inventor
Ken Watabe
謙 渡部
Katsuyoshi Onishi
勝善 大西
Toshihiko Ogura
敏彦 小倉
Yoshihiro Fujigami
義弘 藤上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バスを多重化し、同時に複数のリソースをバス
マスタとして許可し、回路を複雑化することなく各バス
にデータ転送の負荷を分散し、バスに異常が発生した場
合にはそのバス縮退を行い信頼性を向上させる。 【構成】バスマスタとなるリソース内に、予め利用バス
情報を付加する。バスアービターにバス異常検出回路を
設け各バスマスタにバス異常検出情報を伝える。バスア
ービターにバス状態検知回路を設け各バスマスタにバス
状態情報を伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のバスを有すし、
CPU、メモリユニット、I/Oユニットなどのリソー
スを有する多重バスシステムにおける、上記リソースの
バス接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来技術の概略図を示す。バスの
本数は簡単にするため2本の例を用いて説明する。
【0003】第一の従来技術は多重バスシステムを用い
てシステムの信頼性を向上させるものである。
【0004】FTC(Fault Tolerant
Computer)などの多重(二重)バスシステムに
おいて、1本は通常時に使用し、他のバスは通常時使用
するバス(以下、通常時バスと記す)…200−0に異
常が発生した時の交替用バス(以下、交替用バスと記
す)…200−1として用いるため、全てのバスに全て
のリソースを接続している。
【0005】図2において、CPU…201、システム
−A…203−a、システム−B…203−b、システ
ム−C…203−cは、バス#0…200−0、バス#
1…200−1に接続されており、各バスのバス権を有
するバスマスタとなりうる。ここで、システム−A…2
03−a、システム−B…203−b、システム−C…
203−cはDMAC、ディスク装置などが考えられ
る。メモリユニット#0…204、メモリユニット#1
…205、I/Oユニット#0…206、I/Oユニッ
ト#1…207、IPL−ROM…208はスレーブと
なるリソースであり、通常時バス…200−0、交替用
バス…200−1に接続されている。上記各リソース
は、アドレスマップ上異なるアドレスが割り付けられて
おり、CPU…201、バスマスタとなるリソースから
区別してアクセスすることが可能である。(上記バスマ
スタ、あるいはスレーブとなるリソースは信頼性向上の
ため二重化されている場合もある。FTCでは完全二重
化となっており、全く同一なリソースを2つ用意し通常
用、交替用両バスに1つずつ接続している。上記同一な
リソースは、アドレスマップ上同一のアドレスに割り付
けられており、CPU…201、バスマスタとなるリソ
ースにおいて区別することができず、1つのリソースと
してアクセスを行う。上記の理由により、FTCでは各
バスに1つずつリソースが接続されているが、上記リソ
ースが全く同一なものであるため、複数のバスに1種類
のリソースが接続されている形態となり、本発明と異な
る。)上記バスマスタとなりうるリソースは各々がバス
権を得たいとき、バスアービター#0…202−0、バ
スアービター#1…202−1に対して、バスリクエス
ト信号を出力する。バスアービター#0…202−0、
バスアービター#1…202−1は、現在のバス#0…
200−0、バス#1…200−1の状態を監視してい
る。
【0006】通常時、バスアービター#0…202−
0、バスアービター#1…202−1はバスマスタとな
りうる各リソースからのバスリクエスト信号を監視して
おり、先着順、あるいは各リソースに優先順位を持たせ
て、ある唯一のリソースに対してバスの占有権を与える
べくバスグラント信号を出力する。唯一のリソースに対
してバスの占有権を与えた後、上記バスアービター#0
…202−0、バスアービター#1…202−1はその
アクセスが終了するまで、あるいはより優先順位が高い
リソースからのバスリクエストが発生するまでバスの占
有を許可する。
【0007】バス権を得た上記リソースは通常時使用す
るバス…200−0、あるいは交替用のバス…200−
1を用いてスレーブとなる他のリソースに対してアクセ
ス(書き込み、読み出し)を行う。バス権を得られなか
った上記バスマスタは、現在バスを占有しているバスマ
スタがアクセスを終了しバス権を開放するまで待たされ
る。ここで通常時使用するバス…200−0に異常が発
生したとき、上記バスマスタは通常時バス…200−0
の使用を放棄し、交替用バス…200−1のみを用いて
上記バスリクエスト、及びアクセスを行う。
【0008】上記のような多重バスシステムにおいて、
バスは複数存在するがバスマスタとなるのは一つのリソ
ースのみであり、上記バスマスタとなるリソースは、唯
一のバスを占有するだけであり、その他のバスは異常発
生時に交替用として用いられ、信頼性の向上を図る。
【0009】上記のような多重(二重)バスシステムに
関するものは、例えばIEEE896.3(Futur
ebus+)、8章の「Multi Bus Syst
em」、10章の「Fault Tolerant S
ystems」がある。
【0010】第二の従来技術は多重バスシステムを用い
て複数のデータ転送を同時に行うことによりバスシステ
ムの負荷分散を行うものである。
【0011】図2のシステム−A…203−a、システ
ム−B…203−b、システム−C…203−c内に示
したように上記バスマスタとなりうるリソースには各々
のバスに対応したバスコントローラを有し、各バスごと
に制御可能となっている。
【0012】上記バスマスタとなりうるリソースは各々
がバス権を得たいとき、バスアービター#0…202−
0、バスアービター#1…202−1に対して、同時に
バスリクエスト信号を出力する。バスアービター#0…
202−0、バスアービター#1…202−1は、現在
のバス#0…200−0、バス#1…200−1の状態
を監視し、まだ占有されていないバスのバス権を与える
ために未使用バス側のバスグラント信号を出力する。上
記バスグラント信号を受けたバスマスタは、バス権を得
た側のバスを使用してスレーブとなる他のリソースに対
してアクセス(書き込み、読みだし)を行う。
【0013】上記のように両バスに対して、同時にバス
リクエスト信号を出力したが、バス権を得られなかった
上記バスマスタは、現在どちらか一方のバスを占有して
いるバスマスタがアクセスを終了しバス権を開放するま
で待たされる。また、バス権を得てもスレーブとなるリ
ソースがもう一方のバスから使用されている場合はもう
一方のバスマスタがアクセスを終了するまで待たされ
る。
【0014】ただし、スレーブリソースが複数の入出力
ポートを有する場合は、アクセスは許可される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第一の従
来技術では、通常使用するバスと異常発生時に使用する
バスを用意して、両者を切り替えることにより信頼性の
向上は果たしているが、複数のバスを有するシステムで
ありながらバスマスタとなりうるリソースのうち唯一の
リソースしかバス権を得ることができず、バスの高速化
という点で配慮がされていない。
【0016】また、上記第二の従来技術では、複数のバ
スに対応したバスコントローラを有することにより回路
が複雑化してしまうという点で配慮がされていなかっ
た。
【0017】本発明は、バスを多重化することにより信
頼性を向上し、同時に複数のリソースをバスマスタとし
て許可し、回路を複雑化することなく各バスにデータ転
送の負荷を分散することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】複数のバスを有するバス
システムにおいて、上記各バス上にそれぞれ対応したバ
スアービターを有し、スレーブとなる各リソースを全部
あるいは一部のバスに接続し、上記リソース中、バスマ
スタとなるリソース内に、全てのスレーブとなるリソー
ス中どのリソースが各々どのバスに接続されているかと
いう情報を持たせる。
【0019】上記バスシステムにおいて、全部あるいは
一部のバスに接続したリソースの選択方法として、アド
レスマッピング時に予め利用バス情報を付加し、スレー
ブとなるリソースのアドレスを指定した時に、利用バス
を決定する手段(以下、バスセレクタと記す)を設け
る。
【0020】上記バスシステムにおいて、各バスのバス
アービターにバス異常検出回路を設け、各バスマスタと
成りうるリソースにバス異常検出情報を伝達し、異常が
発生したバスに接続されているリソースを他のバスに再
接続する。
【0021】上記バスシステムにおいて、各バスのバス
アービターにバス状態検知回路を設け、各バスマスタと
成りうるリソースにバス状態情報を伝達しアドレスマッ
ピング時に予め指定した利用バス情報をバス状態情報に
より、一部のバスに接続したリソースを他のバスに再接
続する。
【0022】
【作用】複数のバスを有するバスシステムにおいて、上
記各バス上に設けたバスアービターは、各バスにおいて
唯一のバスマスタとなるリソースにバス権を与え、複数
のリソースにバス権を与えず、バスの衝突を防ぐ。
【0023】上記バスシステムにおいて、バスマスタと
なるリソース内に、全てのスレーブとなるリソースが各
々どのバスに接続されているかという情報を持つことに
より、各バスマスタとなるリソースが、どのバスに対し
てバスリクエストを出力するかという判断を行い、唯一
のバスに対してバスリクエスト信号を出力する。
【0024】上記バスシステムにおいて、各リソースの
アドレスマッピング時に予め利用バス情報を付加してお
くことにより、バスマスタとなりうるリソースは、スレ
ーブとなるリソースのアドレスをバスセレクタに指定
し、バスマスタとなりうるリソース内のバスセレクタで
は、利用バス情報により使用するバスを選択し、バスマ
スタとなりうるリソース内のバスコントローラが出力す
るアドレス、データ、制御信号を選択したバスに接続す
る。
【0025】上記バスシステムにおいて、各バスのバス
アービターに設けたバス異常検出回路は、各バスの状態
を監視し、各バスマスタと成りうるリソースにバス異常
検出情報を伝達する。バスマスタと成りうるリソースで
は、上記バス異常検出情報により、アドレスマッピング
時に予め指定した利用バス情報の内、異常の発生したバ
スに接続されているスレーブとなるリソースを他の正常
なバスを利用するように、上記利用バス情報を更新す
る。
【0026】上記バスシステムにおいて、各バスのバス
アービターに設けたバス状態検知回路は、各バスの状態
を監視し、各バスマスタと成りうるリソースにバス状態
情報を伝達する。バスマスタと成りうるリソースでは、
上記バス状態情報により、アドレスマッピング時に予め
指定した利用バス情報の内、使用頻度の高いバスに接続
されているスレーブとなるリソースを他の使用頻度の低
いバスを利用するように、上記利用バス情報を更新す
る。
【0027】
【実施例】図1に、第1の実施例を示す。本システム
は、バス#0…100−0、バス#1…100−1から
なる二重バスシステムである。
【0028】CPU…101は、上記バスシステムの処
理装置であり、通常上記バスシステムのバスマスタとな
り、IPL−ROM…108、メモリユニット#0…1
04、メモリユニット#1…105に格納されているプ
ログラムを実行する。
【0029】システム−A…103−a、システム−B
…103−b、システム−C…103−cは、バス#0
…100−0、バス#1…100−1に接続されてお
り、バスマスタとなる可能性があるリソースである。例
えばディスク装置、MT装置などリソース自身でバス権
を持ち、データ転送を行うものである。
【0030】I/Oユニット#0…106、I/Oユニ
ット#1…107は、リソース自身でバス権を持たない
I/Oであり、レジスタにリード/ライトするだけのI
/Oである。
【0031】メモリユニット#0…104、メモリユニ
ット#1…105は上記システムのメインメモリであ
り、各リソースのデータ、プログラム等が格納されてい
る。
【0032】IPL−ROM…108は、上記システム
のイニシャライズ、エラー処理ルーチンを格納した読出
専用メモリである。
【0033】バスアービター#0…102−0、バスア
ービター#1…102−1は上記バス#0…100−
0、バス#1…100−1の各々に対応し、バス調定を
行い、バスリクエストを行ったバスマスタとなるリソー
ス(システム−A…103−a、システム−B…103
−b、システム−C…103−c、及びCPU…101
中の1つ)にバス権を与える。
【0034】Bus exchanger…109は、
CPU…101を上記両バスに接続を行っており、CP
U…101は通常、上記二重バスシステムに対応してい
ないため、CPU…101からは1本のバスシステムで
あるようその他のリソースに対してアクセスを行う。C
PU…101とBus exchanger…109
は、マスタ/スレーブの関係になっており、CPU…1
01が各リソースへアクセスするとき、Bus exc
hanger…109に対してアドレス、データ、制御
信号を出力する。Bus exchanger…109
は、CPU…101から転送されたアドレスとアドレス
マッピング時に予め付加された利用バス情報をもとに、
上記2本のバスの内、1本のバスに接続したリソースを
選択し、スレーブとなるリソースのアドレスを指定し、
上記選択されたバスに対してバス権の要求を行う。
【0035】前述したように、CPU…101は、上記
バスシステムにおいて通常バスマスタとなり、他のリソ
ースをアクセスする。各リソースには、図3のアドレス
マップとバス情報を予め指定しておく。
【0036】上記CPU…101が上記IPL−ROM
…108をアクセスするときは、まず、Bus exc
hanger…109にアクセスするIPL−ROM…
108のアドレス、制御信号を出力する。Bus ex
changer…109には、図3のアドレスマップと
バス情報を予め指定されており、CPU…101が出力
したアドレスを判断し、アクセス要求のあったリソース
の接続されているバスのバスアービターにバスリクエス
トを行う。上記IPL−ROM…108へのアクセスの
場合は、アドレス値は00000h〜1FFFFhとな
り、バス#0…100−0が選択され、バスアービター
#0…102−0にバスリクエストを行う。既にCPU
…101がバスマスタである場合は上記動作は不要であ
る。Bus exchanger…109は、バス#0
…100−0の使用を許可されると、IPL−ROM…
108へアドレス、制御信号を出力する。
【0037】上記CPU…101が上記I/Oユニット
#1…107をアクセスするときは、まず、Bus e
xchanger…109にアクセスするI/Oユニッ
ト#1…107のアドレス、データ、制御信号を出力す
る。Bus exchanger…109には、図3の
アドレスマップとバス情報を予め指定されており、CP
U…101が出力したアドレスを判断し、アクセス要求
のあったリソースの接続されているバスのバスアービタ
ーにバスリクエストを行う。上記I/Oユニット#1…
107へのアクセスの場合は、アドレス値はE0000
h〜FFFFFhとなり、バス#1…100−1が選択
され、バスアービター#1…102−1にバスリクエス
トを行う。既にCPU…101がバスマスタである場合
は上記動作は不要である。Bus exchanger
…109は、バス#1…101−1の使用を許可される
と、I/Oユニット#1…107へアドレス、データ、
制御信号を出力する。
【0038】次に、バスマスタとなりうるリソースシス
テム−A…103−aがバスマスタとなり、メモリユニ
ット#0…104をアクセスする例を説明する。
【0039】システム−A…103−a内においてアク
セスの対象となるメモリユニット#0…104のアドレ
スがバスセレクタに入り図3のアドレスマップとバス情
報によりバス#1…100−0が選択され、バスコント
ローラからバスアービター#0…102−0にバスリク
エストを行う。バス#0…101−0の使用を許可され
ると、メモリユニット#0…104へアドレス、デー
タ、制御信号を出力する。
【0040】本実施例によるとスレーブとなるリソース
は1つのバスに接続するだけですみ、また、バスマスタ
となるリソースにおいてバスコントローラはバスの数に
対応する必要がなく1つですみ、開路規模の増大を防ぐ
効果がある。
【0041】本発明の別の実施例を図4、5、6、7、
8、9、10、11を用いて説明する。
【0042】図4の実施例は図1の実施例にスレーブと
なる各リソースを上記バス#0…100−0、バス#1
…100−1の両バスに接続するが、通常は図1の実施
例と同様に予め指定した利用バス情報に基づき1つのバ
スからしかアクセスせず、各バスのバスアービターに各
バスの異常検出回路を設け、異常発生時にバスマスタと
なりうる各リソースのバスセレクタにバス異常検出情報
を伝える機能を追加したものである。上記バス異常発生
の検出手段としてはタイマー監視によるバスタイムアウ
トなどが考えらえる。上記バスマスタとなりうる各リソ
ースのバスセレクタでは、例えば図5のバスセレクタの
ような簡単な組合せ回路で実現でき、図6のような動作
真理値表のように動作する。バス異常検出が行われない
ときは、利用バス情報に従い、一方のバスでバス異常を
検出した場合は、もう一方の正常なバスを利用して、全
リソースをアクセス可能である。
【0043】本実施例によるとスレーブとなるリソース
は両方のバスに接続しているが、バスマスタとなるリソ
ースにおいてバスコントローラはバスの数に対応する必
要がなく1つですみ、開路規模の増大を防ぐ効果があ
る。また、どちらかのバスにおいて、異常が発生した場
合には、もう一方の正常に動作しているバスを用いて全
リソースをアクセスすることが可能であり、バス縮退を
行うことによりシステムダウンを防ぐという効果があ
る。
【0044】図7は利用バス情報の一例としてアドレス
マップに特徴を持たせたものである。図3のアドレスマ
ップではアドレスの他に利用バス情報をバスセレクタ内
に持ち、どのバスを用いてスレーブリソースにアクセス
するかという判断をハードウェアで行っていたが、アド
レスの一部に上記利用バス情報を持たせてソフトウェア
で切り替える一実施例である。図7のアドレスマップ
は、図3のアドレスマップの最上位ビットに、1ビット
付加することにより利用バスを選択する例である。最上
位ビットが0の時はバス#0…100−0を、1の時は
バス#1…100−1を利用してバスアクセスを行う。
通常時は、図8のアドレスマップによりアクセスを行う
が、バス異常発生時には図9、10に応じて使用するバ
スを切り替える。
【0045】上記のようにアドレスマップで利用バスを
選択することにより、ソフトウェアで利用バスを切り替
えるという効果がある。
【0046】図11は、上記バスアービター#0…10
2−0、バスアービター#1…102−1にバス利用頻
度検知手段を設け、バスマスタとなりうる各リソースに
伝える機能を設けた実施例である。
【0047】上記バスマスタとなりうる各リソースのバ
スセレクタでは、利用バス情報に従いスレーブとなるリ
ソースをどちらのバスからアクセスするか判断してい
る。ここで、メモリユニット#0…104へのアクセス
が頻繁に行われ、常にバス#0…102−0が使用され
てしまい、もう一方のバスの利用頻度が少ない状態の
時、I/Oユニット#0…106へのアクセスがしにく
いという問題が発生する。
【0048】上記のように一方のバスで負荷が増加した
場合、上記バスアービター#0…102−0、上記バス
アービター#1…102−1に設けたバス利用頻度検知
手段よりバスマスタとなりうる各リソースにバス利用頻
度情報が伝えられ、例えば、I/Oユニット#0…10
6へのアクセスは、バス#0…100−0を使用すると
いう利用バス情報をもう一方のバス(バス#1…100
−1)を使用するように変更する。これは図6、7のよ
うな簡単な回路で実現してもよく、また、図7、8、
9、10のようにアドレスマップを用いてハードウェ
ア、ソフトウェアで変更しても良い。
【0049】本実施例によれば複数あるバスの負荷に不
均衡が生じた場合に、負荷の少ないバスを用いることに
より、バスシステムのスループットを向上するという効
果がある。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下の効果を奏する。
【0051】複数のバスと、上記各バス上にそれぞれ対
応したバスアービターを有し、バス上に、1または複数
のCPU、メモリユニット、バスマスタとなりうるI/
Oユニット、スレーブとなるI/Oユニットなどのリソ
ースを有するシステムにおいて、リソースを全バスに直
結せず、1部のバスに接続し、バスマスタとなるリソー
ス内に、全てのスレーブとなるリソース中どのリソース
に対してアクセスの要求を出すかという情報と、スレー
ブとなるリソースが各々どのバスに接続されているかと
いう情報を持つことにより、バスマスタとなるリソース
においてバスコントローラはバスの数に対応する必要が
なく1つですみ、開路規模の増大を防ぐ効果がある。
【0052】各バスのバスアービターにバス異常検出回
路を設け、各バスマスタと成りうるリソースにバス異常
検出情報を伝達することにより、どちらかのバスにおい
て、異常が発生した場合には、もう一方の正常に動作し
ているバスを用いて全リソースをアクセスすることが可
能であり、バス縮退を行うことによりシステムダウンを
防ぐという効果がある。
【0053】各バスのバスアービターにバス状態検知回
路を設け、各バスマスタと成りうるリソースにバス状態
情報を伝達することにより、複数あるバスの負荷に不均
衡が生じた場合に、負荷の少ないバスを用いることによ
り、バスシステムのスループットを向上するという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】従来技術の構成図である。
【図3】実施例を構成する各リソースのアドレスマップ
を示す図である。
【図4】バス異常情報により、バス縮退を行う一実施例
を示す図である。
【図5】バスセレクタの一実施例を示す図である。
【図6】バスセレクタの動作真理値表を示す図である。
【図7】利用バス情報を含んだアドレスマップを示す図
である。
【図8】通常時のアドレスマップを示す図である。
【図9】バス#0異常によりバス縮退を行ったアドレス
マップを示す図である。
【図10】バス#1異常によりバス縮退を行ったアドレ
スマップを示す図である。
【図11】バス利用頻度により、利用バス情報再設定可
能なシステムの実施例を示す図である。
【符号の説明】
バス#0…100−0、 バス#1…100−1、 CPU…101、 バスアービター#0…102−0、 バスアービター#1…102−1、 システム−A…103−a、 システム−B…103−b、 システム−C…103−c、 メモリユニット#0…104、 メモリユニット#1…105、 I/Oユニット#0…106、 I/Oユニット#1…107、 IPL−ROM…108、 Bus exchanger…108、 バス#0…200−0、 バス#1…200−1、 CPU…201、 バスアービター#0…202−0、 バスアービター#1…202−1、 システム−A…203−a、 システム−B…203−b、 システム−C…203−c、 メモリユニット#0…204、 メモリユニット#1…205、 I/Oユニット#0…206、 I/Oユニット#1…207、 IPL−ROM…208。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 敏彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 藤上 義弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のバスと、上記各バス上にそれぞれ対
    応したバスアービターを有し、バス上に、1または複数
    のCPU、アドレス割付けの異なる1または複数のメモ
    リユニット、バスマスタとなりうるI/Oユニット、及
    びスレーブとなるI/Oユニットなどのリソースを有す
    るシステムにおいて、上記全バスまたは一部のバスに接
    続している第一のリソースと、上記全バス中1本のバス
    に接続されている第二のリソースを有することを特徴と
    する多重バスシステム。
  2. 【請求項2】請求項1の多重バスシステムにおいて、前
    記第一のリソース中、バスマスタとなるリソースを複数
    のバスに接続し、同一バスに接続されているスレーブと
    なる前記第一のリソースまたはスレーブとなる前記第二
    のリソースをアクセスすることを特徴とする多重バスシ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項1の多重バスシステムにおいて、バ
    スブリッジ以外でバスマスタとなる前記第一のリソース
    を複数のバスに接続し、該バスマスタとなる第一のリソ
    ースを用いて異なるバスに接続されているスレーブとな
    る前記第一のリソース、またはスレーブとなる前記第二
    のリソース間でデータ転送を行なうことを特徴とする多
    重バスシステム。
  4. 【請求項4】請求項1の多重バスシステムにおいて、バ
    スマスタとなる前記第二のリソースを全バス中ある1本
    のバスに接続し、該バスマスタとなる前記第二のリソー
    スから、同一バスに接続されているスレーブとなる前記
    第一のリソース及びスレーブとなる前記第二のリソース
    をアクセスすることを特徴とする多重バスシステム。
  5. 【請求項5】請求項1の多重バスシステムにおいて、バ
    スマスタとなる前記第一のリソース及びバスマスタとな
    る前記第二のリソース内に、スレーブとなる前記第一の
    リソース及びスレーブとなる前記第二のリソースが各々
    どのバスに接続されているかという情報を持つことを特
    徴とする、多重バスシステム。
  6. 【請求項6】請求項5の多重バスシステムにおいて、バ
    スマスタとなる前記第一のリソース及びバスマスタとな
    る前記第二のリソースが、スレーブとなる前記第一のリ
    ソース及びスレーブとなる前記第二のリソースを選択す
    る方法として、アドレスマッピング時に予め利用バス情
    報を付加し、バスマスタとなる前記第一のリソース及び
    バスマスタとなる前記第二のリソースが、スレーブとな
    る前記第一のリソース及びスレーブとなる前記第二のリ
    ソースを選択し、該スレーブとなるリソースのアドレス
    を指定した時に、利用バスを決定することを特徴とする
    多重バスシステム。
  7. 【請求項7】請求項6の多重バスシステムにおいて、前
    記各バスのバスアービターにバス異常検出回路を設け、
    バスマスタとなる前記第一のリソース及びバスマスタと
    なる前記第二のリソースにバス異常検出情報を伝達し、
    スレーブとなる前記第一のリソース及びスレーブとなる
    前記第二のリソース中、異常が発生したバスに接続され
    ているリソースを他のバスに再接続することを特徴とす
    る多重バスシステム。
  8. 【請求項8】請求項6の多重バスシステムにおいて、前
    記各バスのバスアービターにバス状態検知回路を設け、
    バスマスタとなる前記第一のリソース及びバスマスタと
    なる前記第二のリソースにバス状態情報を伝達し、アド
    レスマッピング時に予め指定した前記利用バス情報を該
    バス状態情報により、スレーブとなる前記第一のリソー
    ス及びスレーブとなる前記第二のリソース中、一部のバ
    スに接続した1以上のリソースを他のバスに再接続する
    ことを特徴とする多重バスシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006004038A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Murata Mach Ltd データ転送制御装置
JP2013544001A (ja) * 2010-10-20 2013-12-09 クアルコム,インコーポレイテッド バスデバイスのヘルス情報に基づく通信バス上のバストランザクションのアービトレーションおよび関連する電力管理

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