JPH0651679B2 - p−アミノフェノ−ル誘導体 - Google Patents

p−アミノフェノ−ル誘導体

Info

Publication number
JPH0651679B2
JPH0651679B2 JP62183099A JP18309987A JPH0651679B2 JP H0651679 B2 JPH0651679 B2 JP H0651679B2 JP 62183099 A JP62183099 A JP 62183099A JP 18309987 A JP18309987 A JP 18309987A JP H0651679 B2 JPH0651679 B2 JP H0651679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
ring group
tert
butyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62183099A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6425756A (en
Inventor
健一 金井
清人 後藤
謹治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP62183099A priority Critical patent/JPH0651679B2/ja
Publication of JPS6425756A publication Critical patent/JPS6425756A/ja
Publication of JPH0651679B2 publication Critical patent/JPH0651679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、薬理作用を有するp−アミノフェノール誘導
体及びその塩に関する。
発明の開示 本発明のp−アミノフェノール誘導体は、下記一般式 〔式中、Rは、低級アルキル基を示す。Rは水素原
子又は低級アルキル基を示し、Rは水素原子又は低級
アルキル基を示すか、又は、R及びRは結合して基
−(CH−又は基−CH=CH−CH=CH−を
示す。αは、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
れる複素原子の2〜3個を含む芳香族複素5員環基、窒
素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子の
1〜3個を含む芳香族複素6員環基又はピラジン−N−
オキシド環基、ピリダジン−N−オキシド環基又はピリ
ミジン−N−オキシド環基を示し、之等の芳香族複素環
基は置換基として低級アルキル基、ハロゲン原子、フェ
ニル基、低級アルコキシカルボニル基、アミノ基、低級
アルコキシ基及びヒドロキシ低級アルキル基から選ばれ
る1〜3個を有してもよい。但し上記芳香族複素5員又
は6員環基はチアゾール環基、イソチアゾール環基、ピ
リジン環基及び1,3,5−トリアジン環基であっては
ならない。〕 で表わされる化合物及びその塩である。
上記一般式(1)で表わされる本発明化合物及びその塩
は、文献未載の新規化合物であって、抗炎症作用及びリ
ポキシゲナーゼ阻害作用を示す。
従って本発明化合物は、炎症を軽減することによって、
例えば急性炎症、或いは関節炎やリウマチの如き慢性炎
症疾患の治療及びリポキシゲナーゼ代謝産物の生成を阻
害することによって、例えば喘息、気管支炎、乾癬の如
き疾患の治療に有用である。
また、本発明化合物はその作用持続時間が長く、胃潰瘍
形成作用及び腎障害誘発作用が殆んどなく、且つ低毒性
である。
従って、本発明は前記一般式(1)の化合物を有効成分
とすることを特徴とする抗炎症剤及びリポキシゲナーゼ
阻害剤を提供するものでもある。
上記一般式(1)の化合物のうちでも、一般式 〔式中、R、R及びRは上記と同一の意味を有
し、Aはピラジン環基、ピリミジン環基、ピリダジン環
基、ピラジン−N−オキシド環基、ビリミジン−N−オ
キシド環基又はピリダジン−N−オキシド環基を示す。
は水素原子、低級アルキル基又はハロゲン原子を示
す。Rは水素原子、低級アルキル基、フェニル基、低
級アルコキシカルボニル基、アミノ基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子又はヒドロキシ低級アルキル基を示
す。〕 で表わされる化合物及びその塩が好ましい。
上記一般式(1−1)の化合物のうちでも、下記一般式 〔式中、R及びRは上記一般式(1−1)における
と同じであり、Rは低級アルキル基を示し、Rは水
素原子を示し、Aはピラジン環基、ピリミジン環基、ピ
リダジン環基又はピラジン−N−オキシド環基を示し、
5aは水素原子、低級アルキル基、ハロゲン原子、アミ
ノ基、低級アルコキシ基又はヒドロキシ低級アルキル基
を示す。〕 で表わされる化合物及びその塩がより好ましい。
上記一般式(1−1)又は(1−1A)の化合物の代表
例としては、次のものを挙げることができる。
2,6−ジ−tert−ブチル−4−ピラジニルアミノフ
ェノール 2−イソプロピル−6−tert−ブチル−4−ピラジニ
ルアミノフェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(3−ピリダジニ
ル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(6−メチル−3
−ピリダジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(6−メトキシ−
3−ピリダジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(6−エトキシ−
3−ピリダジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(6−クロロ−3
−ピリダジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(6−ヒドロキシ
メチル−3−ピリダジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(4−ピリダジニ
ル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(3,6−ジクロ
ロ−4−ピリダジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(2−ピリミジニ
ル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(4−メチル−2
−ピリミジニル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(4−ピリミジニ
ル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(4−アミノ−5
−ピリミジニル)アミノ〕フェノール 2−N−〔(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ〕ピラジン−1−オキシド また、他の好ましい化合物としては、一般式 〔式中、R及びRはそれぞれ低級アルキル基を示
し、Rは水素原子又は低級アルキル基を示す。またA
rは窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素
原子の2〜3個を含む芳香族複素5員環基又は1,2,
3−又は1,2,4−トリアジン環基を示し、これ等の
芳香族複素環基は置換基として低級アルキル基、フェニ
ル基及び低級アルコキシカルボニル基から選ばれる1〜
3個を有していてもよい。但し上記芳香族複素5員環基
はチアゾール環基及びイソチアゾール環基であってはな
らない。〕 で表わされる化合物及びその塩を挙げることができる。
上記一般式(1−2)の化合物のうちでも、下記一般式 〔式中、R及びRは一般式(1−2)におけると同
じであり、Rは水素原子を示す。Ar′は、オキサゾ
ール環基、ピラゾール環基、イミダゾール環基、チアジ
アゾール環基、トリアゾール環基又は1,2,3−又は
1,2,4−トリアジン環基を示し、上記Ar′は置換
基として低級アルキル基又はフェニル基を有していても
よい。〕 で表わされる化合物又はその塩がより好ましい。
上記一般式(1−2)又は(1−2A)の化合物の代表
例としては、次のものを例示できる。
2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(3−ピラゾリ
ル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(2−メチル−3
−ピラゾリル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(2−オキサゾリ
ル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(1,2,3−ト
リアゾール−4−イル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(1,2,4−ト
リアゾール−4−イル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(5−メチル−
1,3,4−チアジアゾール−2−イル)アミノ〕フェ
ノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(1,2,4−ト
リアジン−3−イル)アミノ〕フェノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(3−フェニル−
1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アミノ〕フェ
ノール 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(2−(イミダゾ
リル)アミノ〕フェノール また、本発明の他のより好ましい化合物としては、一般
〔式中、R及びRは夫々低級アルキル基を示し、R
は水素原子を示し、Qは置換基として低級アルキル基
又は低級アルコキシ基を有していてもよいピラジン環基
又は置換基として低級アルキル基又は低級アルコキシ基
を有していてもよいピリダジン環基を示すか又はQは
1,2,4−トリアジン環基を示す。〕 で表わされる化合物を挙げることができる。
本明細書において、下記に示す各基は、夫々、以下の意
味を有する。
低級アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブ
トキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ
基を例示できる。
ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び沃素原子
を例示できる。
低級アルコキシカルボニル基としては、例えばメトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニ
ル、ヘキシルオキシカルボニル基等のアルコキシ部分が
炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基を例示できる。
ヒドロキシ低級アルキル基としては、例えばヒドロキシ
メチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチル、
3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、5−ヒ
ドロキシペンチル、2−ヒドロキシペンチル、3−ヒド
ロキシペンチル、4−ヒドロキシペンシル、6−ヒドロ
キシヘキシル、2−ヒドロキシヘキシル、3−ヒドロキ
シヘキシル、4−ヒドロキシヘキシル、1−メチル−2
−ヒドロキシエチル、1−メチル−2−ヒドロキシプロ
ピル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル基等の
ヒドロキシル基が1個置換した炭素数1〜6のアルキル
基を例示できる。
αで示される窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
れる複素原子の2〜3個を含む芳香族複素5員環基及び
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子
の1〜3個を含む芳香族複素ピラゾール環基、イミダゾ
ール環基、イソキサゾール環基、オキサゾール環基、ト
リアゾール環基、チアジアゾール環基、オキサジアゾー
ル環基、トリアジン環基、ピラジン環基、ビリミジン環
基、ピリダジン環基等が例示できる。
上記窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素
原子の2〜3個を含む芳香族複素5員環基及び窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子の1〜
3個を含む芳香族複素6員環基の代表例としては、例え
ば1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、
5−ピラゾリル、1−イミダゾリル、2−イミダゾリ
ル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル、3−イソキ
サゾリル、4−イソキサゾリル、5−イソキサゾリル、
2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリ
ル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3
−トリアゾール−4−イル、1,2,3−トリアゾール
−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、
1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−ト
リアゾール−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−
4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、
1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−
チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾー
ル−2−イル、1,2,3−オキサジアゾール−4−イ
ル、1,2,3−オキサジアゾール−5−イル、1,
2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オ
キサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾ
ール−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、
1,2,4−トリアジン−5−イル、1,2,4−トリ
アジン−6−イル、1,2,3−トリアジン−4−イ
ル、1,2,3−トリアジン−5−イル、ピラジニル、
2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニ
ル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル基等を例示で
きる。
また、ピラジン−N−オキシド環基、ピリダジン−N−
オキシド環基又はピリミジン−N−オキシド環基の代表
例としては、ピラジン−1−オキシド−2−イル、ピラ
ジン−1−オキシド−3−イル、ピリミジン−1−オキ
シド−2−イル、ピリミジン−1−オキシド−4−イ
ル、ピリミジン−1−オキシド−5−イル、ピリミジン
−1−オキシド−6−イル、ピリダジン−1−オキシド
−3−イル、ピリダジン−1−オキシド−4−イル、ピ
リダジン−1−オキシド−5−イル、ピリダジン−1−
オキシド−6−イル基等を例示できる。
本発明のp−アミノフェノール誘導体は、各種の方法に
より製造することができる。その具体例を下記反応工程
式に示す。
〈反応工程式−1〉 工程I 工程II 〔式中R、R及びRは前記に同じであり、α
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子
の2〜3個を含む芳香族複素5員環基、窒素原子、酸素
原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子の1〜3個を含
む芳香族複素6員環基又はピラジン−N−オキシド環
基、ピリダジン−N−オキシド環基又はピリミジン−N
−オキシド環基を示し、之等の芳香族複素環基は置換基
として低級アルキル基、ハロゲン原子、フェニル基、低
級アルコキシカルボニル基、アミノ基及び低級アルコキ
シ基から選ばれる1〜3個を有していてもよい。但し上
記芳香族複素5員又は6員環基は、チアゾール環基、イ
ソチアゾール環基、ピリジン環基及び1,3,5−トリ
アジン環基であってはならない。〕 上記反応工程式−1に示す方法によれば、キノン誘導体
(2)と芳香族複素環アミン誘導体(3)との縮合反応
〔工程I〕及びこれに引続く還元反応〔工程II〕によ
り、本発明化合物(1)を製造できる。
上記において、原料化合物として利用するキノン誘導体
(2)のうちアルキルベンゾキノン類は公知であるか、
又は例えばケミカル ファーマシューティカル プリテ
ィン〔Chem.Pharm.Bull.,34,121(1986)〕
に記載のアルキルフェノール類を、ディー.リオッタ
(D.Liotta)らの方法〔J.Org.Chem.,48,2932
(1983)〕に従い、酸化反応させて得ることができ
る。またアルキルナフトキノン類は公知であるか又は例
えばジャーナル オブ アメリカン メミカル ソサイ
アティ〔J.Am.Chem.Soc.,70,3165(194
8)〕に記載のエル.エフ.フィーザー(L.F.Fieser)
の方法に準じて製造することができる。
また、他方の原料化合物である芳香族複素環アミン誘導
体(3)は、いずれも公知化合物である。例えば、ザ
ケミストリー オブ ヘテロサイクリック コンパウン
ズ〔G.B.Barlin,The Chemistry of Heterocyclic Comp
ounds,41巻、Interscience,New York,1982
年,第8章〕、同文献〔T.Nakagome:R.N.Castle編,2
8巻,1973年,第6章〕、同文献〔D.J.Brown,1
6巻,1962年,第9章及びD.J.Brown,16巻〔Sup
plement I),1970年,第9章〕等参照。
上記反応工程式−1に示す縮合反応〔工程I〕は、エ
ー.ライカーとエイチ.ケスラー(A.Reiker and H.Kes
sler)によるテトラヘドロン〔Tetrahedron,23,3
723(1976)〕に記載の方法に準じて、キノン誘
導体(2)と芳香族複素環アミン誘導体(3)とを、約
100〜200℃に加熱して反応させることにより実施
できる。
また上記縮合反応は、例えば塩化アルミニウム、塩化第
二鉄、四塩化チタン、塩化第二錫、塩化亜鉛等のハロゲ
ン化物系ルイス酸の存在下に、キノン誘導体(2)と、
脱酸剤を兼ねた芳香族複素環アミン誘導体(3)とを、
不活性有機溶媒中で反応させることによっても実施でき
る。該反応において用いられる不活性有機溶媒として
は、例えば1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリ
クロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類等を例示でき、反応温度条件としては室温〜約120
℃が採用できる。上記反応系には、また脱酸剤として例
えばピリジン、トリエチルアミン等の不活性有機塩基を
添加存在させることもできる。キノン誘導体(2)と芳
香族複素環アミン誘導体(3)との使用割合は、特に限
定はないが、通常前者に対して後者を約1〜10倍モル
量、好ましくは約1〜3倍モル量とするのが望ましい。
尚、四塩化チタンを利用する反応は、例えばジヤーナル
オブ オーガニツク ケミストリー〔J.Org.Chem.,
32,3246(1967)〕に記載のエイチ.ワイン
ガルテン(H.Weingarten)らの方法に準じて実施するこ
とができる。
また、上記反応は、例えば三弗化硼素・エチルエーテル
等の上記以外のルイス酸を用いて、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等の適当な溶媒中で両原料化合物を室温
〜約100℃の温度で反応させることによっても実施で
きる。この反応は、ジェー.フィグエラス(J.Figuera
s)らの方法〔J.Org.Chem.,36,3497(197
1)として知られている。
上記のごとくして得られる化合物(4)は、これを反応
系内より単離することなく、引続く還元反応〔工程II〕
に供することができるが、勿論単離してもよい。
上記に引続く化合物(4)の還元反応は、通常の方法に
従い、例えば上記化合物(4)をテトラヒドロフラン中
に移し、2〜50倍モル量のハイドロサルファイトナト
リウム水溶液を添加することにより実施できる。また上
記還元反応は、化合物(4)のαの置換基の種類に応
じて、例えば酢酸中で亜鉛末を用いる方法、酢酸エチ
ル、アルコール、テトラヒドロフラン等おの溶媒中でパ
ラジウム−炭素や二酸化白金を触媒として接触水添する
方法、テトラヒドロフランと水との混合物中、水素化硼
素ナトリウムを用いる方法等によっても実施することが
できる。
こうして、本発明化合物(1a)を製造できる。
本発明の一般式(1)の化合物のうち、αが窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子の2〜3個
を含む芳香族複素5員環基、窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれる複素原子の1〜3個を含む芳香族複
素6員環基、ピラジン−N−オキシド環基、ピリダジン
−N−オキシド環基又はピリミジン−N−オキシド環基
を示し、これ等の芳香族複素環基が置換基としてヒドロ
キシ低級アルキル基を有する化合物は、種々の方法によ
り製造できるが、例えば、以下の反応工程式に示す方法
によて製造できる。
〈反応工程式−2〉 〔式中R、R及びRは前記に同じ。αは窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子の2〜
3個を含む芳香族複素5員環基、窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれる複素原子の1〜3個を含む芳香
族複素6員環基、ピラジン−N−オキシド環基、ピリダ
ジン−N−オキシド環基又はピリミジン−N−オキシド
環基を示し、これ等の芳香族複素環基は置換基として低
級アルキル基、ハロゲン原子、フェニル基、低級アルコ
キシカルボニル基、アミノ基及び低級アルコキシ基から
選ばれる1〜2個の基を有していてもよい。但し上記芳
香族複素5員又は6員環基は、チアゾール環基、イソチ
アゾール環基、ピリジン環基及び1,3,5−トリアジ
ン環基であってはならない。Dは、単結合又は炭素数1
〜5の直鎖又は分岐状アルキレン基を示す。Rは低級
アルキル基を示す。mは1〜3を示す。〕 上記反応工程式−2に示す還元反応によれば、化合物
(1b)から本発明化合物(1c)を製造できる。
上記反応は、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン等の不活性有機溶媒中、約0〜50℃の温度、好ま
しくは約0℃〜室温付近の温度で、化合物(1b)に対
して約1〜10倍モル量の水素化アルミニウムリチウ
ム、水素化アルミニウム、ジボラン等の適当な還元剤を
用いて実施でき、かくして所望の化合物(1c)を収得
できる。この反応は、通常0.5〜5時間程度で終了す
る。
又、本発明の一般式(1)の化合物のうち、αがピラジ
ン−N−オキシド環基、ピリダジン−N−オキシド環基
又はピリミジン−N−オキシド環基である化合物は、以
下の方法によっても製造することができる。
〈反応工程式−3〉 〔式中、R、R及びRは前記と同様であり、α
はピラジン環基、ピリダジン環基又はピリミジン環基を
示し、αはピラジン−N−オキシド環基、ピリダジン
−N−オキシド環基又はピリミジン−N−オキシド環基
を示し、これ等α及びαで表わされる複素環基は、
置換基として低級アルキル基、ハロゲン原子、フェニル
基、低級アルコキシカルボニル基及び低級アルコキシ基
から選ばれる1〜3個の基を有していてもよい。〕 上記反応行程式−3に示す方法によれば、本発明化合物
(1d)は、化合物(5)の酸化反応、これに引続く化
合物(6)の還元反応によって収得できる。
化合物(5)からの化合物(6)の製造(酸化反応)
は、例えばジクロロメタン、クロロホルム、酢酸等の不
活性有機溶媒中で、3−クロロ過安息香酸、過酢酸等の
有機過酸を化合物(5)に対して約1〜5倍モル量用い
て0〜50℃程度の温度下、5〜30時間程度を要して
有利に行ない得る。尚、この反応において原料とする化
合物(5)は、例えば適当な原料化合物を用いて前記反
応行程式−1に示すキノン誘導体(2)と芳香族複素環
アミン誘導体(3)との縮合反応と同様にして製造する
ことができる。
また、上記酸化反応に引続く化合物(6)の還元反応は
前記反応行程式−1に示した通りであり、かくして化合
物(1d)を収得できる。
上記反応工程式に示す反応により得られる本発明化合物
(1)は、慣用の分離手段により容易に単離精製するこ
とができる。該分離手段としては、例えば溶媒抽出法、
再結晶法、カラムクロマトグラフイー等を例示できる。
また、本発明化合物はこれに常法に従い適当な酸性化合
物を付加反応させることにより、容易に医薬的に許容さ
れる酸付加塩とすることができ、該酸付加塩は遊離形態
の本発明化合物と同様の薬理活性を有しており、本発明
はかかる酸付加塩をも包含する。上記酸付加塩を形成し
得る酸性化合物としては、例えば塩酸、硫酸、リン酸、
臭化水素酸等の無機酸及びマレイン酸、フマール酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ベンゼンスルホ
ン酸等の有機酸を例示できる。
本発明化合物は、通常、一般的な医薬製剤の形態で用い
られる。製剤は通常使用される充填剤、増量剤、結合
剤、保湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あ
るいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤として
は各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表的
なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、
顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)、軟膏剤等が挙げられる。錠剤の形態に成型するに
際しては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く
使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ
糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶
セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、プロ
パノール、単シロツプ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラ
チン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラック、メ
チルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリド
ン等の結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、
カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸
カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグ
リセリド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリ
ン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級
アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促
進剤、グルセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳
糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸
着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエ
チレングリコール等の滑沢剤等を使用できる。さらに錠
剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣
錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーテイング
錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。丸剤の
形態に成型するに際しては、担体としてこの分野で従来
公知のものを広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、デ
ンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の
賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エ
タノール等の結合剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤
等が例示できる。坐剤の形態に成型するに際しては、担
体として従来公知のものを広く使用でき、例えばポリエ
チレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級ア
ルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド
等を使用できる。カプセル剤は公知方法に従い、本発明
化合物と各種担体とを混合し、硬ゼラチンカプセル、軟
ゼラチンカプセル等中にカプセル化することにより得ら
れる。注射剤として調製される場合、液剤、乳剤及び懸
濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ましく、
これら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成型するに際して
は、希釈剤としてこの分野において慣用されているもの
をすべて使用でき、例えば水、乳酸水溶液、エチルアル
コール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステア
リルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等
を挙げることができる。なお、この場合等張性の溶液を
調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリ
ンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、また通常の溶解
補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。更に必
要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や
他の医薬品を医薬製剤中に含有せしめてもよい。ペース
ト、クリーム及びゲルの形態に成型するに際しては、希
釈剤として例えば白色ワセリン、パラフイン、グリセリ
ン、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリ
コン、ペントナイト等を使用できる。
本発明の医薬製剤中に含有されるべき一般式(1)の化
合物又はその塩の量は、特に限定されず広範囲から適宜
選択されるが、通常全組成物中1〜70重量%とするの
がよい。
本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各種製
剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等
に応じた方法で投与される。例えば錠剤、丸剤、液剤、
懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合には経口投
与される。また注射剤の場合には単独であるいはブドウ
糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もし
くは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与され
る。
本発明の医薬製剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別
その他の条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、
通常有効成分である一般式(1)の化合物の量は1日当
り体重1kg当り約0.5〜500mgとするのがよく、該
製剤は1日に2〜4回に分けて投与することができる。
実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため、本発明化合物
の製造のための原料化合物の製造例を参考例として挙
げ、次いで本発明化合物の製造例を実施例として挙げ
る。
参考例1 2−tert−ブチル−6−イソプロピル−1,4−ベンゾ
キノンの製造 重クロム酸ナトリウム・二水和物160gを、97%硫
酸100mlと水230mlとの混液に溶解し、これを2−
tert−ブチル−6−イソプロピルフェノール45.0g
のジエチルエーテル350ml溶液に、攪拌下に5〜10
℃で2.5時間を要して滴下した。反応混合物を水にあ
け、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和重曹
水、次いで飽和食塩水で各々洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー〔ジエチルエーテル:ヘキサン
=1:10)で精製して、目的化合物12.7gを淡黄
色油状物として得た。 H−NMR(CDCl):δ 1.12(d,J=6.8Hz,6H) 1.29(s,9H) 3.09(dseptet,J=6.8Hz, 1.1Hz,1H) 6.45(dd,J=2.6Hz, 1.1Hz,1H) 6.53(d,J=2.6Hz,1H) 参考例2 2−tert−ブチル5,6,7,8−テトラヒドロ−1,
4−ナフトキノンの製造 工程1 2−tert−ブチル−1,4−ベンゾキノン120gを酢
酸370mlに懸濁させ、氷冷下にブタジエン52gを吹
込み、フラスコに栓をして室温で48時間放置した。そ
の後、反応混合物に酢酸ナトリウム9gを加えて30分
間加熱還流し、濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解
し、水洗後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。濃縮して
得られた粗生成物をヘキサンで洗い、2−tert−ブチル
−5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトヒドロキノン75
gを淡赤色固体として得た。
融点122〜124℃ H−NMR(CDCl):δ 1.39(s,9H)、3.23(d,J=1.5Hz,
4H)、4.35(broad,2H)、5.90(broad
s,2H)、 6.64(s,1H) 工程2 2−tert−ブチル−5,8−ジヒドロ−1,4−ナフト
ヒドロキノン50gを酢酸エチル300mlに懸濁させ、
二酸化白金300mgを加え、フラスコ内に水素ガスを通
じて室温で攪拌した。水素ガス5.1が消費された
後、反応混合物をセライトを通して過し、液を濃縮
した。得られた粗生成物をヘキサンで洗い、2−tert−
ブチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,4−ナフ
トヒドロキノン39gを淡赤色固体として得た。
融点134〜135℃ H−NMR(CDCl):δ 1.38(s,9H)、1.70−1.90(m,4
H)、2.50−2.70(m,4H)、4.40(br
oad s,2H)、 6.63(s,1H) 工程3 2−tert−ブチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−
1,4−ナフトヒドロキノン22gを酢酸100mlに懸
濁させ、室温で攪拌しながら、硝酸10gをゆっくり加
えた。反応混合物を室温にて20分攪拌した後水にあ
け、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水洗し、硫酸
マグネシウム上で乾燥後、濃縮して、目的化合物21g
を淡黄色固体として得た。
融点50〜52℃ H−NMR(CDCl):δ 1.27(s,9H)、1.60−1.80(m,4
H)、2.30−2.50(m,4H)、6.51
(s,1H) 実施例1 2,6−ジ−tert−ブチル−4−ピラジニルアミノフェ
ノール〔化合物1〕の製造 工程I (I法) 2,6−ジ−tert−ブチル−1,4−ベンゾキノン47
g及びアミノピラジン20gを、テトラヒドロフラン3
00mlに加え、加熱して溶解させた。これに、予めピリ
ジン35mlのジクロロエタン200ml溶液に氷冷攪拌下
に四塩化チタン12mlを滴下して調製した黄色懸濁液を
加えて、1時間加熱還流した。更に反応混合物に、ピリ
ジン70ml、四塩化チタン24ml及びジクロロエタン2
00mlの混合懸濁液を加えて2時間加熱還流後、ピリジ
ン17ml、四塩化チタン6ml及びジクロロエタン100
mlの混合懸濁液を添加し30分間の加熱還流を繰返し
た。その後、反応混合物を室温に冷却し、セライトを通
して過した。不溶物を酢酸エチルで洗浄し、液を濃
縮して得られた粗生成物を、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;ジエチルエーテル:ヘキサン=
1:10→1:1)で精製し、冷ヘキサンで洗った。か
くして、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ピラジニルイ
ミノ−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン〔化合物
1a〕58gを黄色固体として得た。
(II法) ピリジン97.1mlをジクロロエタン944mlに溶解
し、これに四塩化チタン32.9mlを加え、15分間加
熱還流した。次いで2,6−ジ−tert−ブチル−1,4
−ベンゾキノン132.2g及びアミノピラジン57.
1gを加え、42時間加熱還流した。反応混合物を室温
に冷却後、セライトを通して過し、不溶物をジクロロ
メタンで洗浄した。液を濃縮して得られる粗生成物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジエチルエーテ
ル:ヘキサン=3:7)で精製して、化合物1a82.
8gを得た。
(III法) ピリジン1.62mlをジクロロエタン60mlに溶解し、
これに塩化アルミニウム粉末0.89gを加え、15分
間加熱還流した。次いで2,6−ジ−tert−ブチル−
1,4−ベンゾキノン2.20g及びアミノピラジン
0.95gを加え、17.5時間加熱還流した。反応混
合物を室温に冷却後、セライトを通して過し、不溶物
をジクロロメタンで洗浄した。液を濃縮して得られる
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジエ
チルエーテル:ヘキサン=3:7)で精製して、化合物
1a1.73gを得た。
(IV法) 2,6−ジ−tert−ブチル−1,4−ベンゾキノン1
1.02gとアミノピラジン4,76gとを攪拌しなが
ら150℃で6時間加熱した。反応混合物を室温に冷却
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジエチルエ
ーテル:ヘキサン=1:4)で精製して、化合物1a
3.95gを得た。
得られた化合物1aの物性(融点及びH−NMR値)
を第1表に示す。
工程II 2,6−ジ−tert−ブチル−4−ピラジニルイミノ−
2,5−シクロヘキサジエン−1−オン〔化合物1a〕
80.1gをテトラヒドロフラン400mlに溶解し、こ
れに氷冷下ハイドロサルファイトナトリウム400gの
水1500ml溶液を加え、室温で2時間攪拌した後、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。得られた粗生成物
を酢酸エチルから再結晶して、目的化合物〔化合物1〕
72.7gを無色結晶として得た。
得られた化合物の物性(融点及びH−NMR値)を第
2表に示す。
実施例2〜31 化合物2〜化合物31の製造 実施例1の工程IのI法、II法、III法又はIV法と同様
にして、2,6−ジメチル−1,4−ベンゾキノン、
2,6−ジイソプロピル−1,4−ベンゾキノン、2−
tert−ブチル−6−イソプロピル−1,4−ベンゾキノ
ン、2,6−ジ−tert−ブチル−1,4−ベンゾキノ
ン、2,5−ジ−tert−ブチル−1,4−ベンゾキノ
ン、2,3,6−トリメチル−1,4−ベンゾキノン、
2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,4−
ナフトキノン、2−tert−ブチル−5,6,7,8−テ
トラヒドロ−1,4−ナフトキノン及び2−メチル−
1,4−ナフトキノンのそれぞれとアミノジアジン誘導
体とから、目的とする化合物(化合物2a〜化合物31
a)を製造した。得られた各化合物の構造及び物性を第
1表に示す。
また、上記で得られた各化合物から、実施例1の工程2
と同様にして、本発明化合物(化合物2〜化合物31)
を夫々製造した。之等の化合物の構造及び物性を第2表
に示す。
実施例32 2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(5−ヒドロキシメ
チル−2−ピラジニル)アミノ〕フエノール〔化合物3
2〕の製造 水素化アルミニウムリチウム0.14gをジエチルエー
テル26mlに懸濁させ、室温で攪拌しながら、これに
2,6−ジ−tert−ブチル−4−〔(5−メトキシカル
ボニル−2−ピラジニル)アミノ〕フエノール〔化合物
20〕0.05gのテトラヒドロフラン溶液13mlを加
え、更に室温で4時間攪拌した。氷浴で冷却しながら水
0.5ml、次いで硫酸マグネシウム1.4gを加え、1
5分間攪拌した。不溶物を過して除き、液を濃縮し
た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(メタノール:クロロホルム=1:19)で精製して、
目的化合物〔化合物32〕0.30gを淡黄色固体とし
て得た。
得られた化合物の物性を第2表に示す。
実施例33 化合物33の製造 実施例32と同様にして、化合物21から目的化合物を
製造した。その物性を第2表に示す。
実施例34 2,6−ジ−tert−ブチル−4−(3−ピラゾリルアミ
ノ)フェノール〔化合物34〕の製造 〔工程I〕 2,6−ジ−tert−ブチル−1,4−ベンゾキノン5.
3g、3−アミノピラゾール2.1g及び酢酸16滴
を、攪拌しながら110℃で15分間加熱した。反応混
合物を室温に冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ジエチルエーテル:クロロホルム=1:20)で
精製して、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(3−ピラ
ゾリルイミノ)2,5−シクロヘキサジエン−1−オン
〔化合物34a〕5.5gを、淡赤色固体として得た。
得られた化合物34aの物性(融点及びH−NMR
値)を第3表に示す。
〔工程II〕
2,6−ジ−tert−ブチル−4−(3−ピラゾリルイミ
ノ)2,5−シクロヘキサジエン−1−オン〔化合物3
4a〕1.5gをテトラヒドロフラン21mlに溶解し、
これに室温下にハイドロサルファイトナトリウム21g
の水63ml溶液を加え、室温で30分間攪拌した後、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮した。得られた粗生成
物をヘキサンで洗い、目的化合物〔化合物34〕1.3
gを無色固体として得た。
得られた化合物34の物性(融点及びH−NMR値)
を第4表に示す。
実施例35及び36 化合物35及び化合物36の製造 実施例34の〔工程I〕と同様にして、2,6−ジイソ
プロピル−1,4−ベンゾキノン及び2−tert−ブチル
−6−イソプロピル−1,4−ベンゾキノンの各々と、
3−アミノピラゾールとを反応させて、目的とする化合
物(化合物35a及び化合物36a)を製造した。
得られた各化合物の構造及び物性は第3表に示す通りで
ある。
上記で得られた各化合物から、実施例34の〔工程II〕
と同様にして、本発明化合物(化合物35及び化合物3
6)を製造した。
之等の構造及び物性を第4表に示す。
実施例37 2,3,6−トリメチル−4−(3−ピラゾリルアミ
ノ)フェノール〔化合物37〕の製造 〔工程I〕 ピリジン1.62mlをジクロロエタン60mlに溶解し、
これに四塩化チタン0.55mlを加え、15分間加熱還
流させ、次いで2,3,5−トリメチル−1,4−ベン
ゾキノン1.50g及び3−アミノピラゾール0.83
gを加え、2時間加熱還流させた。反応混合物を室温に
冷却後、セライトを通して過し、不溶物をクロロホル
ムで洗浄した。液を濃縮して得られる粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ジエチルエーテル:
ヘキサン=1:1)で精製して、2,3,6−トリメチ
ル−4−(3−ピラゾリルイミノ)−2,5−シクロヘ
キサジエン−1−オン〔化合物37a〕0.52gを黄
色固体として得た。得られた化合物37aの物性は第3
表に示す通りである。
〔工程II〕
実施例34の〔工程II〕と同様にして、上記化合物37
aから目的化合物37を製造した。その物性を第4表に
示す。
実施例38〜59 化合物38〜化合物59の製造 実施例37の〔工程I〕と同様にして、2,6−ジ−te
rt−ブチル−1,4−ベンゾキノンと、適当な芳香族複
素環アミン誘導体とを反応させて所望の化合物(化合物
38a〜化合物59a)を製造した。得られた各化合物
の構造及び物性を下記第3表に示す。
上記で得られた各化合物から、実施例34の〔工程II〕
と同様にして、本発明化合物(化合物38〜化合物5
9)のそれぞれを製造した。之等の構造及び物性を第4
表に示す。
実施例60 2−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)アミノピラジン−4−オキシド〔化合物6
0〕の製造 〔工程I〕 ピリジン1.62mlをジクロロエタン60mlに溶解し、
これに四塩化チタン0.55mlを加え、15分間加熱還
流した。次いで2,6−ジ−tert−ブチル−1,4−ベ
ンゾキノン2.20g及び2−アミノピラジン−4−オ
キシド1.11gを加え、2時間加熱還流させた。反応
混合物を室温に冷却後、セライトを通して過し、不溶
物をジクロロメタンで洗浄した。液を濃縮して得られ
る粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;ジエチルエーテル:ヘキサン=2:3)で精製し
て、2−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−オキソ
−2,5−シクロヘキサジエニリデン)アミノピラジン
−4−オキシド0.65gを黄色固体として得た。
融点:152〜153℃ H−NMR(CDCl):δ 1.23(s,9H)、1.32(s,9H) 6.82(d,J=2.6Hz,1H) 6.98(d,J=2.6Hz,1H) 7.93−7.95(m,2H) 8.32(dd,J=3.5Hz,1.5Hz,1H) 〔工程II〕 2−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−オキソ−
2,5−シクロヘキサジエニリデン)アミノピラジン−
4−オキシド0.50gをテトラヒドロフラン6mlに溶
解させ、これにハイドロサルファイトナトリウム4.8
gの水18ml溶液を加え、室温で1時間攪拌した。生成
した固体を取し、水次いでジエチルエーテルで洗浄
し、乾燥した。得られた粗生成物を酢酸−アセトニトリ
ルから再結晶して、目的化合物〔化合物60〕0.37
gを淡黄色固体として得た。
得られた化合物60の物性(融点及びH−NMR値)
を第5表に示す。
実施例61 化合物61の製造 実施例60の工程Iと同様にして、2,6−ジ−tert−
ブチル−1,4−ベンゾキノンと3−アミノ−6−メチ
ルピリダジン−1−オキシドとから、3−N−(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−オキソ−2,5−シクロヘキ
サジエニリデン)アミノ−6−メチルピリダジン−1−
オキシドを得た。次に、このものを実施例60の工程II
と同様の還元反応に供した後、同様に精製して、目的化
合物〔化合物61〕を得た。
得られた化合物61の構造及び物性(融点及びH−N
MR値)を第5表に示す。
実施例62 2−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)アミノピラジン−1−オキシド〔化合物6
2〕の製造 〔工程I〕 2,6−ジ−tert−ブチル−4−ピラジニルイミノ−
2,5−シクロヘキサジエン−1−オン〔化合物1a〕
30.0g及び70%3−クロロ過安息香酸25.0g
を、ジクロロメタン1000mlに溶解させ、室温で15
時間攪拌した。反応混合物を5%重曹水にあけ、有機層
を分離し、水層を更にジクロロメタンで抽出した。有機
層を合せ、5%重曹水、次いで水で各々洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ジエチル
エーテル:ヘキサン=1:1→ジエチルエーテル→酢酸
エチル)で精製して、黄色固体状の2−N−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−オキソ−2,5−シクロヘキサ
ジエニリデン)アミノピラジン−4−オキシド(実施例
60の工程Iで製造したものと同じ9.0gと共に2−
N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−オキソ−2,5
−シクロヘキサジエニリデン)アミノピラジン−1−オ
キシド1.8gを得た。1−オキシド体の物性は、次の
通りである。
融点:165〜167℃ H−NMR(CDCl):δ 1.23(broad s,9H) 1.33(broad s,9H) 6.54(broad s,1H) 7.16(broad s,1H) 8.14(broad s,1H) 8.24(dd,J=4.1Hz,0.7Hz,1H) 8.29(d,J=4.1Hz,1H) 〔工程II〕 上記で得られた2−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−オキソ−2,5−シクロヘキサジエニリデン)アミ
ノピラジン−1−オキシドを用いて、実施例60の工程
IIと同様にして、目的化合物(化合物62)を得た。
得られた化合物62の物性(融点及びH−NMR値)
を第5表に示す。
以下、本発明化合物を用いた薬理試験結果を示す。
(1)抗炎症作用:ラツトにおけるカラゲニン誘発足浮
腫抑制 S.D.系雄性ラツト(170−190g、絶食)1群
5匹を使用し、シー・エー・ウインター(C.A.Winter)
らの方法[Proc.Soc.Exp.Biol.Med.,111,544
(1962)]に準じて本試験を行なった。
検体の経口投与1時間後に、1%カラゲニン溶液0.1
mlを右足蹠皮下に注射した。3時間後における足容積を
測定し、カラゲニン処置前の体積に対する増加率(浮腫
率)を求め、これを対照群の増加率と比較して抑制率
(%)を求めた。
結果を第6表に示す。
製剤例1 化合物1 200mg ブドウ糖 250mg注射用蒸留水 適量 全量 5ml 注射用蒸留水に化合物1及びブドウ糖を溶解させた後5
mlのアンプルに注入し、窒素置換後121℃で15分間
加圧滅菌を行なって上記組成の注射剤を得る。
製剤例2 化合物1 100g 結晶性セルロース(商標名: 「アビセルpH101、旭 化成工業(株)製) 40g コーンスターチ 30gステアリン酸マグネシウム 2g 全量 172g ヒドロキシプロピルメチルセル ロース(商標名「TC−5」、 信越化学工業(株)製) 10g ポリエチレングリコール 3g 6000 色素 0.3g 二酸化チタン 0.2g水 86.5g 全量 100g 化合物1,結晶性セルロース、コーンスターチ及びステ
アリン酸マグネシウムを取り混合研磨後糖衣R8mmのキ
ネで打錠する。得られた錠剤をTC−5、ポリエチレン
グリコール6000、ヒマシ油及びエタノールからなる
フイルムコーテイング剤で被覆を行ない上記組成のフイ
ルムコーテイング錠を製造する。
製剤例3 化合物59 2g 精製ラノリン 5g サラシミツロウ 5g白色ワセリン 88g 全量 100g サラシミツロウを加温して液状となし、次いで化合物5
9、精製ラノリン及び白色ワセリンを加え、液状となる
まで加温後、固化し始めるまで攪拌して、上記組成の軟
膏剤を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 239/42 8615−4C 239/48 8615−4C 241/20 8615−4C 241/28 8615−4C 249/04 249/08 249/14 253/07 261/14 263/48 285/08 285/135 // A61K 31/41 ABE 9360−4C 31/415 AED 9360−4C 31/42 ABG 9360−4C 31/495 ACD 9360−4C 31/50 9360−4C 31/505 9360−4C 31/53 9360−4C C12N 9/99 9161−4B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中Rは低級アルキル基を示す。Rは水素原子又
    は低級アルキル基を示し、Rは水素原子又は低級アル
    キル基を示すか又はR及びRは結合して基−(CH
    −又は基−CH=CH−CH=CH−を示す。α
    は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原
    子の2〜3個を含む芳香族複素5員環基、窒素原子、酸
    素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子の1〜3個を
    含む芳香族複素6員環基、ピラジン−N−オキシド環
    基、ピリダジン−N−オキシド環基又はピリミジン−N
    −オキシド環基を示し、之等の複素環基は置換基として
    低級アルキル基、ハロゲン原子、フェニル基、低級アル
    コキシカルボニル基、アミノ基、低級アルコキシ基及び
    ヒドロキシ低級アルキル基から選ばれる1〜3個を有し
    ていてもよい。但し上記芳香族複素5員環基及び芳香族
    複素6員環基はチアゾール環基、イソチアゾール環基、
    ピリジン環基及び1,3,5−トリアジン環基であって
    はならない。〕 で表わされる化合物及びその塩。
JP62183099A 1986-07-21 1987-07-21 p−アミノフェノ−ル誘導体 Expired - Fee Related JPH0651679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62183099A JPH0651679B2 (ja) 1986-07-21 1987-07-21 p−アミノフェノ−ル誘導体

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-172431 1986-07-21
JP17243186 1986-07-21
JP61-213660 1986-09-10
JP21366086 1986-09-10
JP3859587 1987-02-20
JP62-38595 1987-02-20
JP9419987 1987-04-16
JP62-94199 1987-04-16
JP62183099A JPH0651679B2 (ja) 1986-07-21 1987-07-21 p−アミノフェノ−ル誘導体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1210376A Division JPH02138251A (ja) 1989-08-15 1989-08-15 シクロヘキサジエン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6425756A JPS6425756A (en) 1989-01-27
JPH0651679B2 true JPH0651679B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=27521959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62183099A Expired - Fee Related JPH0651679B2 (ja) 1986-07-21 1987-07-21 p−アミノフェノ−ル誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0651679B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03204813A (ja) * 1989-09-27 1991-09-06 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 抗活性酸素剤
CA2542909C (en) * 2003-10-23 2012-07-10 Ab Science 2-aminoaryloxazole compounds as tyrosine kinase inhibitors

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6425756A (en) 1989-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0254259A2 (en) p-Aminophenol derivatives
KR880001374B1 (ko) 항우울증 치료제인 2-펜옥시알킬-1,2,4-트리아졸-3-온 및 그의 제조방법
RU2130453C1 (ru) Замещенные пиразолы, фармацевтическая композиция на их основе, способ лечения, промежуточный продукт
US4226878A (en) Imidazole derivative
US5393768A (en) Leukotriene antagonists
KR100371297B1 (ko) 치환된티아졸리딘디온유도체
JPS6089474A (ja) モルフイナン誘導体,その製造方法,及び該化合物を含有する抗腫瘍剤
US4171365A (en) Antiviral aryloxyalkylpyrazoles
US5216002A (en) Method of treating inflammatory bowel disease
KR100198183B1 (ko) 퀴논기를 함유하는 티아졸리딘 화합물, 이의 제조방법 및 치료용도
US4965274A (en) Quinolyl methoxy compounds, processes for preparation thereof and pharmaceutical composition comprising the same
US4261928A (en) 2-Benzoyl-8-(2-chloro-4-methoxyphenoxy)-1-phenyl-1-octanone
US4234725A (en) 4-[6-(2-Chloro-4-methoxyphenoxy)hexyl]-3,5-diethyl-1-[4-(4-morpholinyl)-1-oxobutyl]-1H-pyrazole
US4209526A (en) Antiviral arylenedioxyalkyl substituted pyrazoles
JPH0153248B2 (ja)
JPH0667919B2 (ja) 新規なインデノチアゾ−ル誘導体及びその製造法
JPH0651679B2 (ja) p−アミノフェノ−ル誘導体
US4845231A (en) Tetrazoles and their use as hypoglycemic agents
KR100203236B1 (ko) 3-(1에이치-인다졸-3-일)-4-피리딘아민,이의 제조방법,이의 제조를 위한 중간체 및 이를 함유하는 약제학적 조성물
JP2602735B2 (ja) 抗活性酸素剤
JP2527652B2 (ja) p―アミノフェノ―ル誘導体、その製法及び利用
JPH03130283A (ja) オキサジアゾリル―フェノキシアルキルイソオキサゾールとそれの抗ウイルス剤としての使用
US5187161A (en) P-aminophenol derivatives, and processes for production of and uses for the same
CA2012655A1 (en) Preparation and use of n-¬(heterocycle)alkyl|-1h-pyrazole-1 -alkanamides as antiarrhythmic agents
WO1990009985A1 (fr) DERIVE DE p-AMINOPHENOL, SA PRODUCTION ET SES APPLICATIONS

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees