JPH06511280A - 炭素含有黒ガラスのモノリス - Google Patents

炭素含有黒ガラスのモノリス

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炭素含有黒ガラスのモノリス 関連出願の相互関係 本出願は1987年1月9日に出願された米国特許出願第071002,049 号の一部継続出願である。
発明の背景 セラミックは数百年にわたって知られているもので、塗料として、また二次加工 品として使用されて来ており、耐久性、非多孔性、導電性又は非導電性及び熱防 護性等の特性が必要とされる所にはどこにでも使用される。更に最近のセラミッ ク材料の1つは黒ガラス(black glass)と称される珪素−炭素−酸 素系セラミックで、それは極めて高い温度が存在する特定の状況で使用すること ができる。
炭素のガラスへの導入は、古くは、多孔質ガラスに有機化合物の濃厚溶液を含浸 し、続いて還元性又は中性の雰囲気中で焼成することによって行われた。この炭 素含有製品は一般に炭素とシリカを含有する複合体と見なされている。コーニシ ルガラス・ウオークス社(Corning Glass Works)のx19 76)は、再製96%二酸化珪素ガラスの徐冷点は多孔質ガラスに炭素を配合す ることによって著しく高められると報告した。熱分解性有機化合物としてフルフ リルアルコールが用いられた。彼らは、徐冷点における約100℃と言う上昇は ヒドロキシル基の炭素との反応により多孔質ガラスの内部表面がらヒドロキシル 基が脱離される結果によると考えた。炭素含量が2%未満の試料の抵抗率はガラ スの抵抗率に近付いたが、それに対して炭素4.5〜7%の炭素含有シリカの抵 抗率は1〜3オーム−cmの範囲であり、従って導電性のガラスをもたらす。
彼らの製造することができた最終ガラスの最高炭素含量は8.59%である。
スミス(Smith)とクランダル(Cranda I I)は米国特許第3, 378.431号明細書において、コロイドシリカと、市場において“カーポワ ックス(Carbowax)” (ポリエチレングリコール)として知られる有 機化合物との混合物を酸素不含雰囲気中て焼結温度まで昇温、熱圧(hot−p reSS)することによる炭素含量ガラスの製造法を報告した。その“カーポワ ックス“33%と二酸化珪素67%との混合物から得られた黒ガラスは1.2重 量%の炭素が存在することを示した。物理的に分離不能かつノリ力とは顕微鏡的 に区別できないガラス買二酸化珪素と炭素との耐失透性結合物が得られた。この 黒ガラスは純粋なガラス實ンリカより低い軌拡散率と高い耐結晶化性を有する。
失透温度はコロイドシリカと比較して150〜1250℃上昇した。
炭素変性シリカガラスが複合体マトリックスとしてラーセン(Larsen)、 ハラダ(Harada)及びナカマム(Nakamum)によって用いられた[ レポートNo、AFWAS−TR−83−4134,1983年12月、ライト ーバダーリンAFB社(Wright−Patterson AFB)、オハイ オ州(Ohio)]。繊維強化複合材料を製造するに当たっての処理シーフェン スにはカーポワソクス(ポリエチレングリコール)と、市場でカブー〇−シル( Cab −0−3i I)として知られる珪素含有化合物[カポット社(Cab 。
t)製の二酸化珪素粉末)]との水性スラリー中でのシリコンカーバイド繊維の スラリー含浸、プレプレグ化繊維トウの配置及び熱圧処理が含まれる。このよう にして得られた複合材料は高多孔度を有し、また脆く破損性であって、低靭性で あることを示している。彼らは、そのシリコンカーバイド/黒ガラス繊維複合材 料は、性質の目標値は達成されなかったけれども、有望な材料であると結論した 。
しかし、シリコンカーバイドは劣化してしまう疑いがある。
更に最近になって、ゾル−ゲル法の使用によって炭素質セラミックの形成が行わ れた。ノヤニュアリー(January)は、オルガノシルセスキオキサン、金 属酸化物及び余興アルコキシドより成るゲルの熱分解によって炭素を含有するモ ノリシンクガラスを形成するためにゾル−ゲル法を使用することを米国特許第4 .472.510号明細書に開示している。モノマン(Mo n oma n  n)は、シルセスキオキサンを前駆体として使用する珪素と石英繊維の形成を英 国特許第1゜359.576号明細書において明らかにした。使用されたそのゲ ル化法では次の反応 ミSi OR+H20→ =S 1−OH+ROH(1)ミS i −OH+H O−5i= → 5t−0−3iミ+H,O(2)(式中、Rはアルキル基のよ うな有機基及びフェニル基のようなアリール基を表す。) に基づいてセラミック前駆体の製造に有機珪素化合物が選択された。
このゾル−ゲル法でユニークな点は低温プロセスにより均質で、より純粋なガラ ス状生成物が得られるその能力である。また、出発原料として液体ゾルを使用す ることで、液浴を使用すると複雑な形状の、加工しにくいモノリス(mon。
1ith)の製造が可能になる。このような方法の焼結、等圧熱工法のような粉 末団結法を越える利点は複雑な形状の成型性と低温操作性である。しかし、有機 アルコキンシランの加水分解と縮合で製造されるモノリシック黒ガラスは、非常 に長い乾燥期間と微妙なゲル化条件が必要になるために実際的ではない。例えば 、ジャニュアリーは、加水分解すると密度が約1.6グラム/ミリリツトルであ る炭素含有黒ガラスを生成させる0、66立法センナメートルのメチルトリメト キシシランゲルのモノリスを約3週間の乾燥期間にわたって製造した。
この非常に遅い乾燥速度はゲル化期間中に発生するクラックを減少させるのに必 要なものである。これらのクラックは、加水分解反応(1)と縮合反応(2)で 分離した水分子とアルコール分子の蒸発で不均一な表面張力が生ずる結果として できるものである。
ロキサン及びメチルヒドリドポリシロキサンのチタン接触再分配反応でも製造さ れている。この再分配反応中にはガス状副生成物(メチルシラン、b、p、 − 57°C)が生成する。
この発明においては、そのゲル化プロセスにヒドロシリル化反応が加水分解−縮 合ルートに代えて用いられた。ヒドロシリル化反応には次式:%式%(3) で説明されるように、エチレン結合又はメチレン結合を形成するためにシラン( S 1−H)のビニルシラン(S i CH=CHz)への付加反応が伴われる 。
このヒドロシリル化反応の特徴は、小さい分子の反応生成物もゲル化中の重量減 もないこと、及びエチレン結合の中の炭素は珪素原子に結合されていることであ る。このゲル化反応では、有機アルコキシシラン法の加水分解に固有の乾燥問題 が完全に排除される。本発明者は、また、ヒドロシリル化反応で架橋されたシク ロシロキサンゲルは非酸化性雰囲気中で高温熱分解すると、高炭素含量、高密度 の黒ガラスが高収率で生成することを見いだした。
N、 ハラダ(N、Harada)及びM、タナ力(M、Tanaka)は、米 国特許第3.957.717号明細書においてシクロシロキサンから製造された 有機ポリノロキサンゲルについて記載し、かつ特許請求し、またH、ラモローク ス(H,Lamoreaux)は、米国特許第3,197,432号及び同第3 ゜197.433号明細書において水素とビニル基を含有するシクロシロキサン の反応に由来する生成ゲルを特許請求した。シリル水素基をノリルビニル基と反 応させる□と言う基本的な着想は米国特許第3,439.014号及び同第3. 271.362号明細書に認められる。
モノマンは、生成物の炭素含量を増加させるためにRとしてメチル基ではなくフ ェニル基を使用することを英国特許第1.359,576号明細書において明ら かにした。Rとしてフェニル基を選択することにより、炭素の重量%を約30% もの高割合まで高めることができる。しかし、本発明者は、我々が行ったシミュ レーション実験において、存在する炭素は流動空気中においては550℃で酸化 し始め、1000℃に達する前に完全に除去されたことを明らかにした。従って 、フェニル基の熱分解から誘導される炭素は酸化され易い遊離炭素であり、これ に対して本発明は約1400℃まで酸化抵抗性である炭素含有物質をもたらすも のである。
才力ムラ(Okamura)等は、米国特許第4,618.591号明細書にお いてポリカルボシランをマトリックス材料の前駆体として使用することによるシ リコンカーバイド−炭素複合体の成形製品の製造法を報告した。ポリカルボシラ ンは、熱分解すると、X線回折図が示す通り、含酸素率の低い微結晶性のシリコ ンカーバイドを生成させる。この研究に対して、本発明は異なる組成範囲を有し 、かつシリコンカーバイドとは異なる少数の小さい回折ピークを有する著しく非 晶質の物質を生成させるものである。
可溶性重合体の安定性はA、ズダノフ(A、Zhdanov)等により熱重量分 析で研究され、Ru5sian Journal Vysokomolekul yarnye 5oedineniya、シリーズA、16 (10) 、23 45−50 (1974)に報告された。彼らは、反応混合物からその反応容器 にアルコールをゲル化点に達する前に添加することによって高度に分枝した可溶 性重合体を粉末として沈澱させた。その重合体は、大量の未反応S i −H, !:S i −CH=CH,を含有し、芳香族溶媒に易可溶性である、ゾル−ゲ ル法により生成された網状構造ゲルとは異なるものであった。また、その重合体 粉末は500℃以下の温度に加熱しても溶融しなかった。彼らは、その可溶性重 合体をアルゴンと空気の両雰囲気中で10℃/分で最高780℃まで加熱し、そ して色々な加熱段階における重量減及びその熱重量分析に伴われる総重量域に関 する熱重量分析の結果を報告した。アルゴン中で10℃/分の速度で加熱したと き、780℃を越える温度では重量変化は認められず、最終収率は87%であっ た。彼らは、得られたこの分析の生成物を特徴付けず、この生成物には興味を持 たなかったと思われる。
この先行研究に対して、本発明はシクロシロキサンから形成されたゲル重合体の 熱分解生成物及びそのような生成物の製造法に関する。本発明の生成物は、本発 明者が耐酸化性炭素を有する黒ガラスと称し、モノリス、即ち一個構成物として キャスト成形する場合に非常に有用な硬質のガラス状物質である。
発明の簡単な要約 本発明は、炭素がそれを従来法を用いたときに可能であったよりも多量に珪素に 結合させることによって組み込まれている組成物に関する。更に具体的に述べる と、本発明は、酸化安定性かつ高温溶融性の物質を製造するために、重量で約4 0%までの炭素が組み込まれている炭素含有黒ガラス組成物に関する。
前記において考察したように、熱的に安定な、耐酸化性かつ耐失透性の黒ガラス の必要が存在する。このような材料には高温分野での用途があり、また重合体を 低温で形成し、続いて約700〜約1400℃の範囲の温度で熱分解する本発明 の方法で製造する場合に、経済的に魅力があるだろう。本発明には、クリストバ ライトよりも高い融点を有し、かつ純粋なガラス質のシリカ及び従来公知の炭素 含有ガラスよりも耐失透性が大きいシリカ変性ガラスを生成させると言う利点が ある。本発明は、また、公知の炭素含有非酸化物系セラミックよりも空気中での 熱安定性が高い炭素含有ガラスを生成させる。
本発明を1つの面から見ると、本発明の1つの態様は実験式S 1CzO,を有 する炭素含有黒ガラスセラミック組成物にある。ただし、式中Xはゼロより大で 、最大的2.0、好ましくは最大的1.6であり、yはゼロより大で、最大的3 ゜2、好ましくは最大的1.8である。
本発明のもう1つの面は、触媒として有効な量のヒドロシリル化触媒の存在下で (式中、nは3〜約20の整数であり、Rは水素であり、Roは1個のビニル炭 素が珪素に直接結合している炭素原子数2〜約20個のアルケン基である。)で 表されるシクロシロキサンモノマーか、若しくは(b)2種又はそれ以上の式( a)の異なるシクロシロキサンモノマー類にして、少なくとも一方の七ツマ−に 関してはRが水素であり、Roが炭素原子数1〜約20個のアルキル基であり、 そして他方のモノマーに関してはRが1個のビニル炭素が珪素に直接結合してい る炭素原子数2〜約20個のアルケン基であり、Roが炭素原子数1〜約20個 のアルキル基である上記シクロシロキサンモノマー類か、又は (c)R及びRoが水素、1個のビニル炭素原子が珪素に直接結合している炭素 原子数2〜約20個のアルケン基又は炭素原子数1〜約20個のアルキル基から 独立に選択される式(a)のシクロシロキサンモノマー類にして、それらモノマ ー類の少なくとも1種は上記の水素部分、アルケン部分及びアルキル部分の各々 を含有している上記シクロシロキサンモノマー類を反応させて重合体を製造し、 得られた重合体を非酸化性雰囲気中で約800〜約1400℃の範囲の温度に昇 温、加熱するか、又は酸化性雰囲気中で5℃/分を越える速度で同じ温度範囲に 昇温、加熱して黒ガラスを生成させる工程を含んで成る黒ガラスの製造法に見い だされる。
本発明は、もう1つの面から見ると、次の部分;又は (式中、Roは2〜20個の炭素原子を有するアルケンの未反応残基であり、そ してR”はH1炭素原子数1〜20個のアルキル基又は炭素原子数2〜20個の アルケン基である。) を有する重合体を非酸化性雰囲気中で約800〜約1400の範囲の温度に昇温 、加熱するか、又は酸化性雰囲気中で5℃/分を越える、好ましくは50〜b熱 して黒ガラスを生成させることによって製造される黒ガラスに関する。
更にもう1つの面において、その重合体部分は珪素−ビニル結合及び/又は珪素 −ヒドリド(hydrid)結合を含有するシクロシロキサンモノマー類の反応 か、若しくは珪素−ヒドリド結合を含有するシクロシロキサン類とアセチレンと の反応か、又は2個のヒドリド結合を珪素原子に結合して含有するシクロシロキ サンモノマー類と珪素−ビニル結合を含有するシクロシロキサンモノマー類との 反応から誘導される。
前駆体重合体 本発明の黒ガラスはシクロシロキサン重合体の前駆体から誘導される。1つの態 様において、この前駆体重合体は以下において定義される珪素−ヒドリド結合及 び/又は珪素−ビニル結合を含有するシクロシロキサン類の反応によって製造さ れる。例えば、そのような重合体は (a)式 (式中、nは3〜約20の整数であり、Rは水素であり、R′は1個のビニル炭 素が珪素に直接結合している炭素原子数2〜約20個のアルケン基である。)で 表されるシクロシロキサンモノマーか、若しくは(b)2種又はそれ以上の式( a)の異なるシクロシロキサンモノマー類にして、少なくとも一方のモノマーに 関してはRが水素であり、R゛が炭素原子数1〜約20個のアルキル基であり、 そして他方のモノマーに関してはRが1個のビニル炭素が珪素に直接結合してい る炭素原子数2〜約20個のアルケン基であり、R′が炭素原子数1〜約20個 のアルキル基である上記シクロシロキサンモノマー類か、又は (c)R及びR゛が水素、1個のビニル炭素原子が珪素に直接結合している炭素 原子数2〜約20個のアルケン基又は炭素原子数1〜約20個のアルキル基から 独立に選択される式(a)のシクロシロキサンモノマー類にして、それらモノマ ー類の少な(とも一部は前記の水素部分、アルケン部分及びアルキル部分の各々 を含有している上記シクロシロキサンモノマー類の反応生成物と記述することが できるものである。ここで、その反応は有効量のヒドロシリル化触媒の存在下で 起こる。
このようなシクロシロキサン重合体の池の製造法も用いることができる。例えば 、上記定義のシクロシロキサンモノマーはビニル基又はアルキル基ではなく、水 素だけを含有していることができる。即ち、R及びR゛が水素のみである。この ようなシクロシロキサンはこれをアセチレン又は置換アセチレンと反応させると 、2個のシクロシロキサン基間に同一の結合部分を与えることができる。これは 約25〜200℃の温度及び約1〜14,0OOkPaの圧力において、白金、 クロロ白金酸、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(1)クロリド又は トリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム(I I)クロリドを触媒として 使用して達成することができる。別法として、単一の水素原子及び珪素原子に結 合されているメチル基を有するシクロシロキサンを同様にしてアセチレンと反応 させることができる。
上記の方法に関連したもう1つの方法は、水素原子だけを珪素原子に結合して含 有するシクロシロキサンとビニル基を珪素原子に結合して含有するシクロシロキ サン類との反応である。
上記の方法及び当業者であれば気付(であろう他の方法の目的は次の部分:又は (式中、Roは2〜20個の炭素原子を有するアルケンの未反応残基であり、モ してR”はH1炭素原子数1〜20個のアルキル基又は炭素原子数2〜20個の アルケン基である。) を有する重合体を提供することである。
シクロシロキサン分子は一方の分子からの水素原子と他方の分子からのアルケン との反応により結合されるから、残基R0は前記の基R及びR′からのものであ ることができる。従って、Roは水素若しくは炭素原子数1〜18個のアルキル 基又は反応性ビニル基に加えて不飽和を含有している炭素原子数1〜18個のア ルケン基であることができる。本発明黒ガラスの改良された高温性能は珪素原子 と炭素原子が比較的接近して結合していることに関係があると考えられる。
1つの好ましい態様において、本発明の重合体前駆体は、珪素−ヒドリド結合と 珪素−ビニル結合を含有するシクロシロキサンモノマー類の混合物を1〜200 ppmで存在するヒドロシリル化用白金触媒の存在下、約10〜約300℃の範 囲の温度で約1〜約600分加熱することによって製造することができる。得ら れた重合体は、これを不活性雰囲気中、約800〜約1400℃の範囲の温度に おいて約1〜約300時間熱分解するか、又は酸化性雰囲気中で急速加熱するこ とによって黒ガラスに転化される。モノマーから重合体を形成する工程は、珪素 −ヒドリドが珪素−ビニル基と反応して珪素−炭素一炭素一珪素結合した、又は 珪素−炭素−珪素結合した鎖を形成し、それによって網状構造の重合体を形成す ると言う事実を利用するものである。かくして、反応用のモノマー性シクロシロ キサンは珪素−ヒドリド結合か、珪素−ビニル結合のいずれか又は両結合を含有 している。ここで、“珪素−ヒドリド結合”とは水素原子に直接結合した珪素原 子が存在することを意味し、また“珪素−ビニル結合”とはアルケン炭素原子、 即ち隣接炭素原子に二重結合で結合されている原子に直接結合した珪素原子が存 在することを意味する。
本発明におけるゲル重合体の熱分解の化学は、A、ズダノフ等が報告したものと は、彼らの可溶性重合体では600℃/時の速い加熱において780℃以上の温 度で何等の反応も起こらないと言う点で、明確に異なっている。前記で考察した ように、この可溶性シクロシロキサン前駆体もゲル重合体とは化学的に異なって いる。本発明のゲル重合体はトルエンのような溶媒には溶けない。これに対して 、不活性雰囲気中で加熱することによるこのゲル重合体の黒ガラスへの転化は4 30〜950℃の温度で起こる。430〜700℃と680〜800℃と780 〜950℃に3つの主熱分解段階があることが熱重量分析で確認された。ゲル重 合体転化の収率は83%でありニア80℃と950℃の間で起こる第三の熱分解 の機構が、最終生成物が最後に25%の重量減を起こす一因であった。
本発明は、必要な珪素−ヒドリド結合と、珪素−ビニル結合の両結合が1つの分 子中に存在している重合体前駆体としてシクロノロキサンを使用することによっ て実施することができる。例えば、1. 3. 5. 7−チトラビニルー1.  3. 5゜ル結合と言う基本的要件を有しているから、このシロキサンは本発 明の範囲内で作用し、本発明で使用する黒ガラス用重合体前駆体を与えるように 重合するだろう。
白金が好ましいヒドロシリル化触媒である。コバルトカルボニル及びマンガンカ ルボニル等の他の触媒も十分に役に立つ。触媒は、これをシクロシロキサンモノ マーに加えるとき、固体として分散させることもできるし、或いは溶液として使 用することもできる。
シクロシロキサン類がゲルのモノリスをもたらすのに好ましい珪素含有化合物で ある。シクロシロキサン類の例に、限定されるものではないが、次のものがある :l、a、5. 7−チトラメチルテトラヒドロシクロテトラシロキサン、1゜ 3、 5. 7−チトラビニルテトラヒドロシクロテトラシロキサン、1. 3 . 5゜7−チトラビニルテトラエチルシクロテトラシロキサン、1. 3.  5. 7−チトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン、1. 3. 5 −トリノチルトリビニルシクロトリシロキサン、1. 3. 5−トリビニルト リヒドロシクロトリシロキサン、1. 3. 5−1−リメチルトリヒドロシク ロトリシロキサン、1. 3. 5゜7.9−ペンタビニルペンタヒドロシクロ ペンタシロキサン、1. 3. 5. 7゜9−ペンタビニルペンタメチルシク ロペンタシロキサン、1. 1. 3. 3. 5゜5、 7. 7−オクタビ ニルシクロテトラシロキサン、1. 1. 3. 3. 5. 5゜7.7−オ クタヒトロシクロテトラシロキサン、1. 3. 5. 7. 9. 11−へ キサビニルヘキサメチルシクロヘキサシロキサン、1. 3. 5. 7. 9 . 11−ヘキサメチルへキサヒドロシクロヘキサシロキサン、1. 3. 5 . 7. 9. 11゜13.15.17.19−デカビニルデカヒドロンクロ デカシロキサン、1,3゜5、 7. 9. 11. 13. 15. 17.  19. 21. 23. 25. 27. 29−ペンタデカビニルペンタデ カヒドロンクロペンタデカシロキサン、1. 3. 5゜7−チトラベニルテト ラヒドロシクロテトラシロキサン、1. 3. 5. 7−チトラペンテニルテ トラペンチルンクロテトラシロキサン、1. 3. 5. 7. 9−ペンタデ セニルペンタプロビルシクロペンタシロキサン、1. 3. 5. 7. 9− べンタヒドロペンタメチルシクロペンタシロキサン、1. 1. 3. 3.  5. 5. 7゜7−オクタヒトロシクロテトラシロキサン、1. 1. 3.  3. 5. 5. 7. 7゜9.9−デカヒドロシクロペンタシロキサン、 1. 1. 3. 3. 5. 5. 7.7゜9、 9. 11. 11−ド デカヒドロシクロヘキサシロキサン。
より広く見ると、本発明の黒ガラスは次の部分又は (式中、R″は2〜20個の炭素原子を有するアルケンの未反応残基であり、そ してR”はH,1〜20個の炭素原子を有するアルキル基又は2〜20個の炭素 原子を有するアルケン基である。) を有する重合体から誘導することができる。珪素−ヒドリド結合を有するシクロ シロキサン類と珪素−ビニル結合を有するものとの反応で記述されるこの重合体 は、これらタイプの残基を含有している。しかして、色々なタイプのシクロシロ キサンの反応は、既に提案した通り、本発明の重合体を生成させることができる 。
加えて、アセチレンと珪素−ヒドリド結合部分との反応によるシクロシロキサン モノマー類の結合は、そのような重合体を生成させることができるだろう。シク ロシロキサン分子間にこれらの結合を有する重合体をもたらす他の反応も本発明 の黒ガラスの前駆体となると予想される。
黒ガラスの製造 本発明の方法で用いられる最も有用な方法の1つは、前記重合体をテープキャス ト法、射出成型法、反応射出成型法及び圧縮成型法と同様の方法を用いてモノリ スに成型加工するものである。例えば、重合体形成性シクロシロキサン混合物を 金型に導入し、次いで加熱して重合体モノリスの黒ガラス前駆体を形成するか、 又は加熱されたダイを通して押し出して前駆体重合体のモノリスを形成すること ができる。モノリスは次に約1400℃までの温度で熱分解されて黒ガラスのモ ノリスを形成する。
本発明の範囲には本発明の黒ガラス製品をシクロシロキサンモノマーの反応混合 物で含浸することも入ると考えられるものであって、加圧又は減圧の含浸とそれ に続く熱分解からより少ないクラックとボイド及びより大きな密度を有する黒ガ ラス製品が得られると言う最良の結果が達成される。含浸は本発明の黒ガラス製 品の密度を更に高めるために反復実施することができる。
モノマー混合物は、得られるモノリスを強化するために、立方晶系又は六方晶系 シリコンカーバイド、窒化珪素、シリカ、アルミナ、ハフニア、チタニア及びジ ルコニア等の充填剤を含んでいることができる。粉末、ホイスカー又は繊維の形 態を取るそのような充填剤は、常用の手段を用いてモノマーに混入することがで きる。本発明の方法で製造される充填製品は、強度が増加しているばかりでなく 、熱分解工程時の収縮も抑えられる。前駆体重合体の熱分解はこれら重合体をし て、高温に耐え、耐酸化性、高強力の複合材料用マトリックス及びキャスタブル セラミックの分野に用途がある非常に硬いセラミックに変化させる。
モノマー混合物にその重合体形成操作中に圧力を適用すると、反応体の発泡核の 形成が妨げられ、また反応時間が短縮されて、より高温が使用できるようになる ことが発見された。発泡は、初めの重合体にボイドやクラックを形成させ、仕上 げ製品を弱める原因となるので、避けるようにすべきである。本発明の反応にお いて、発泡はモノマー混合物の充填剤含量が約20重量%を越えるときはいつで も起こる。従って、本発明の重合反応は、クラック−フリーで、ボイドがほとん ど無い重合体を生成させるように14〜約30.0OOpsiの範囲の圧力下で 遂行するのが好ましい。昇圧の適用は未充填重合体の形成反応時間も速める。
ここで、“クラック−フリー“なる用語は視認できるクラックが存在しないこと を意味すると読むべきである。
ハラダとタナ力は、シクロテトラシロキサン類175部と石英粉200部との混 合物から得られた硬化製品にはクラックがあり、使用できないことが見いだされ たことを彼らの行った対照実験において明らかにした。彼らの前記発明において は、トリオルガノシロキシ基と二酸化珪素基より構成される有機ポリシロキサン 100部がシクロテトラシロキサン類のゾルに添加され、その結果クラック欠陥 の無い硬化製品がもたらされた。そのようにして調製された彼らのモノマー組成 物は室温乃至100℃の範囲の温度で硬化可能である。ヒドロシリル化反応によ るシクロシロキサン類の高圧重合に関する本発明は、肉厚の厚い硬化製品をクラ ック及びガスポケットを形成させずに生成させることができるばかりでなく、1 00℃より高い重合a変とより高い白金濃度の使用が可能となり、か(して重合 の反応時間が短縮される。
本発明の黒ガラス組成物はs r c * OFなる実験式を有する。ここで、 Xはゼロより大で、約2.0以下、好ましくは約1.6以下であり、またyはゼ ロより大で、約3. 0以下、好ましくは約1,8以下である。炭素含量は約4 0%までの範囲である。この技術分野において公知の方法で、高炭素含量でその 炭素が高温酸化に耐えるものであるそのような黒ガラスを達成することができる ものはない。
前記で考察した通り、ジャニュアリーとモノマンの方法で本発明のものとは異な る前駆体から高炭素含量の黒ガラスを製造することができたが、そのガラスの密 度は約1.6と低く、しかもその炭素は低温で容易に酸化されるものであった。
本発明の方法を用いると、黒ガラスに含まれる炭素は耐酸化性で、その密度は約 21グラム/ミリリツトルである。加えて、珪素の加水分解を利用する従来の方 法はモノリスの製造時間が極めて遅く、数週間のオーダーであったが、これに対 して本発明では数分のオーダーで、重合体モノリスを珪素の加水分解反応により 製造される場合より高収率で形成することができる。本発明のモノリスはまた加 水分解法の黒ガラスより大きな形状に形成することができる。
本発明は非多孔性のみならず多孔性の黒ガラスを製造するのにも使用することが できる。はとんどの目的には純粋なシクロシロキサンを使用して非多孔性の黒ガ ラスを形成するのが好ましいが、多孔性黒ガラスは、もし所望とされるならば、 溶媒をベースとしたシクロシロキサンモノマーを出発原料として用いて形成する ことができる。圧力の使用はクラック−フリーの重合体を与えるが、同じ反応混 合物でも大気圧で実施する場合はクラックを含む重合体を与える。
テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン10ミリリツトルを3〜約6 個の珪素原子を有し、メチルヒドロシクロシロキサンと称されるシクロシロキサ ンの混合物7.2ミリリツトルと混合し、その混合物にキシレン中の、白金を3 %含有する白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体を加えた。約60℃ま で1時間昇温、加熱すると、トルエン不溶性のゲル重合体(重合体A)が形成さ れた。得られた重合体を次に窒素中で200℃/時の加熱速度で約1200℃ま で昇温、熱分解すると、炭素含有黒ガラスが形成された。全課程の重量減は約1 7%であり、その粉砕黒ガラス粉末の骨格密度(skeleton densi ty)は約2.10グラム/ミリリツトルであった。この炭素含有黒ガラスは、 熱重量分析において流動空気中で約り0℃/分の加熱速度で約1150℃まで昇 温、加熱すると、その重量を0.6重量%未満失った。この黒ガラスのX線分析 は、この材料は大部分非晶質であること、及びその試料が少数の小さい回折ピー クを有し、結晶性のシリコンカーバイドとは異なっていたことを示している。元 素組成はこの黒ガラスについて式 %式% を与え、またこの黒ガラスはく0.1重量%の水素及び<0,3重量%の窒素を 含有していた。
例11〜VIII これらの例は、黒ガラスを製造するのに異なる容量のテトラビニルテトラメチル シクロテトラシロキサン(T)とメチルヒドロシクロシロキサン(M)を用いた ことを除けば、全て例■に記載した通りに行われた。こdら実験の結果を以下の 表Iに示す。表Iにおいて、T/Mは容量比である。データーは、珪素結合炭素 の含量は変えることができ、この変更は±1%の範囲で制御可能であることを示 している。流動空気中での熱重量分析は、例II〜VIIIから得られた粉末試 料の1150℃まで加熱したときの重量減は0.5%未満であることを示した。
n 8/2 67% 29,8% SiC+4sho、 m5III 7/3  79% 28.0% 5ic1.5+O+、 +tIV 6/4 82% 27 ,2% 5ick3aoa、 sgV 515 83 % 24.6% 5iC 131100,95Vl 4/6 84% 24.1% 5iC1□30+、1 6■ 3/7 77% 21.7% SiC+、 aao+、 +v■ 2/8  57% 19.4% SiC+、 o+0+3゜熱重量分析(TGA)で熱分 解機構を調べた。例Iから得られたゲル重合体29.93mgを流動窒素下で加 熱速度10℃/分で1100℃まで昇温、加熱した。総重量減は17%であった 。この制御された熱分解の結果を以下の表IIにまとめて示す。
80〜430℃ 0.3% 430〜605°C5,0% 605〜690°C5,0% 690〜745°C2,0% 745〜785℃ 2.0% 785〜950℃ 2.5% 合計16.8% セラミックへの転化は430〜950℃の温度範囲で起こった。TGA曲線の導 関数は430〜700℃、650〜8oo℃及び780〜9oo℃に3つの主熱 分解機構があることを示した。第三の熱分解段階が総重量減の内の約15%の原 因であった。
皿λ フェニルトリエトキシシラン10mLをビーカー中でテトラエトキシシラン10 mLと混合し、1.0M酢酸2.8mLを加え、その溶液を数滴の濃塩酸の添加 によりpH約1に調整した。この方法で生成したゲルを窒素中で1000℃まで 加熱速度200℃/時で昇温、熱分解すると、炭素含量22.6重量%のフオー ム材料か66.1%の収率で得られた。この黒ガラスフオームの熱重量分析を流 動空気中で加熱速度20℃/分で1150’Cまで行うと、それは重量で20゜ 38%の減少を示した。この減少は約550℃で始まった。試料の色は白色に変 わったが、これはその熱分解残分がシリカであり、その炭素は、炭素がグラファ イトのシリカ中混合物として存在しているのではなく、珪素構造に結合されてい る場合に期待されるだろう耐酸化性ではないことを示している。
フェニルトリニドキシンラン20mLを使用している第二の試料を上記第−例に おけるようにテトラエトキシシラン4mLと反応させて重量で35.0%の炭素 を含有している多孔性の生成物を収率66%で得た。この生成物の熱重量分析は 重量減が34.05%であることを示した。これも、存在する炭素が例■〜■I IIで造った黒ガラスに存在する炭素のようには高温で耐酸化性でないことを証 明している。
五λ1 例Iに記載したようにしてゾル混合物をtA製し、この混合物にシリコンカーバ イドホイスカー[タテホ社(Tateho)製]を15〜約30秒間の超音波撹 拌により懸濁させ、安定なホイスカー懸濁液を得た。この懸濁液の重合は50’ Cで120分間加熱すると生じ、ホイスカー含量約13重量%の、直径3.5セ ンチメーター、硬質の複合材料円柱体をもたらした。この円柱体の2oo℃/時 における約1200℃の温度までの熱分解で直径が約20%減じた円柱体が得ら れた。
例Xl1 例■に記載したのと同様の方法で混合物を調製し、次いで約90℃で圧力フ。
psiの下、約10〜15分で重合させた。温度を55℃に下げ、圧力が大気圧 である場合、ゲル化を約90分行った。圧力を上げるともっと高温での重合が可 能となり、重合時間ははるかに短くなる。大気圧下では、pt9oppmの上記 ゲル液はゲル化温度が65℃を越えると発泡し始めた。
例X1l1 例■に記載したようにして混合物を調製し、その混合物にシリコンカーバイド粉 末を50重量%加えた。重合は85℃、70psiにおいて15分で発泡が形成 されずに起こった。大気圧操作では、約20重量%を越える充填剤装填量につい ては、温度が上昇するにつれて充填剤が発泡の核となるように作用するので、気 泡なしの試料を得ることは可能でない。
例XIV この例の目的のために、また次の例xv−xxにおける使用のために、シクロシ ロキサンモノマー類の標準混合物をT1即ちテトラビニルテトラメチルシクロテ トラシロキサンとM、即ち珪素原子数が4〜6個である場合のメチルヒドロシク ロシロキサンの市販混合物とから5.7T対4,3Mの比率で白金90ppmの 存在下において調製した。
この例では、標準混合物4ミリリツトルをポリプロピレン製チューブに入れ、オ ーブン中、55℃で90分間加熱して重合体を形成し、続いて80℃で30分間 硬化させた。ポリプロピレン製チューブから取り出すと、その重合体は滑らかな 表面を有し、クラックはなかった。この重合体の窒素中、1200℃までの20 06C/分の速度での熱分解で、嵩密度が2.05g/mLで、直径の収縮率と して約21%及び初期容積に対する容積減少率として約49%を示す黒ガラスが 得られた。
例XV 例xI■の混合物12ミリリツトルをアルファーシリコンカーバイド粉末3グラ ムと超音波撹拌しながら混合し、そして40℃に15分間昇温、加熱した。得ら れた混合物を11mmX11llmmX1lの鋼ケースに注入し、9Qpsig にある圧力容器に入れた。この加圧された容器を60℃の水浴に60分間入れて モノマーを重合させた。その重合体を90℃のオーブン中で1時間加熱し、次い で銅ケースから取り出した。この充填重合体は寸法が1.44cmX1.44c mX4.6Qcmで、滑らかな表面を有し、クラックはなかった。窒素下、20 0℃/時で1200℃までの熱分解で、高さと幅に関して共に19.0%の均一 な収縮率を有し、初期容積に対する最終容積率が52.9%である1、14cm x1.1.4cmX3.60cmの黒ガラス体ができた。
この黒ガラスを次に真空下で出発混合物により含浸し、55°Cで80分間重合 させ、90℃で60分間硬化させ、そして前記のように1200℃まで昇温、熱 分解した。熱分鮮魚ガラスは寸法に変化がなく、重量10.28グラム、密度2 ゜3g/mLであった。シリコンカーバイドは黒ガラス中に23重量%の割合で 存例Xvに記載したように比較実験を行ったが、ただし加圧容器は用いなかった 。
得られた重合体には55℃で90分硬化後にガスポケットとクラックが認められ た。同様の非加圧試料を35℃で16時間硬化させたが、これにもクラックとガ スポケットが認められた。同様の混合物を22℃で48時間硬化させると、その 重合体にはクラック及びガスポケットは認められなかったが、アルファーシリコ ンカーバイド粉末の沈降が起こり、重合体中に明確に画成された境界層かもたら 例XIVに記載した出発混合物11グラムをアルファーシリコンカーバイド粉末 7グラム(39,3重量%)と超音波分散で混合し、これを110psigに加 圧された内径18mm、高さ74mmの円筒状アルミニウムケースに入れ、85 ℃の水浴に15分間浸漬し、100℃のオーブン中で1時間加熱し、次いで得ら れた充填重合体をケースから取り出すと、その重合体は直径18mm、高さ48 mmで、クラックのない滑らかな表面を有していた。窒素下、200℃/時で1 200℃まで昇温、熱分解すると、その充填黒ガラスは直径15mm、高さ41 mm、重量16.34グラム、密度2.2g/mLで、シリコンカーバイド粉末 を43重量%含有していた。
例XVIII 例XVIIにおけると同様に、アルファーシリコンカーバイド粉末16グラムと モノマー混合物10mLからアルファーシリコンカーバイドが61%充填された モノマー混合物を調製した。この混合物を40℃で20分加熱し、そのスラリー を次いで内径11mmのポリプロピレン製チューブに注入し、そのチューブを1 10ps igまで加圧し、80℃で8分間加熱し、かつ85℃で30分間熟成 し、そして重合体を取り出すと、その重合体は滑らかな表面を有し、クラックが なかった。窒素下、200℃/時で1200℃まで昇温、熱分解すると、直径8 ゜7mm、高さ45.7mm、重量6グラム、密度2.23g/mLを有し、そ してシリコンカーバイドを66重量%含有する充填黒ガラスが得られた。
例XIX 例xvtrrにおけると同様にして、モノマー混合物14.5mLをシリコンカ ーバイドホイスカー5.5グラムと混合し、そのボイスカーを超音波で分散させ た。このスラリーを次に58mmX18mmX12mmの長方形のアルミニウム 製金型に注入し、50℃で3時間重合させた。重合体を金型から分離させると、 その重合体にはクラック及びガスポケットが認められた。熱分解を窒素下、20 0℃/時で1200℃まで行い、寸法50mmx15mmx11mmの、初期容 積に対する最終容積の割合が67%である黒ガラスを17.8グラム(収率86 ゜6%)得た。その密度は2.16g/mLで、充填黒ガラスの32重量%がシ リコンカーバイドホイスカーであった。
珂XX 例X■Xに記載したように、標準モノマー混合物を40℃で30分間加熱し、次 いでその10mLをシリコンカーバイドホイスカー2.99グラムと混合した。
この混合物を2つの部分に分けた。一方の部分を55℃、大気圧で90分間重合 させると、ガスポケットと表面クラックを有する重合体が生成した。第二の部分 を7Qpsigの下、85℃で15分間重合すると、滑らかな表面を有し、クラ ックのない重合体が得られた。この実験は反応時間の短縮とクラック−フリーの 生成物の製造における圧力の重要性を明らかにしている。
例XX■ 例I[に記載したようにして調製したゾル溶液を1.9ミリメーターのガラス製 こびんの中でノリコンカーバイド繊維[ニカロン(Nicalon:登録商標) −日本製]と混合した。この混合物を52℃で約2時間重合すると、クラック− フリーの繊維強化重合体モノリスが得られた。最終温度が1200℃に達するま で200℃/時で昇温する制御された熱分解で予備焼成重合体モノリスと同じ直 径を持つ黒ガラスのモノリスが形成された。この結果は例IIの未強化重合体が 示さなかったものであった。このニカロン繊維強化モノリスは1.0グラム/ミ リリツトルの密度を有し、約9.7重量%のシリコンカーバイド繊維を含有して いた。
この黒ガラスのモノリスを真空下においてモノマー混合物で含浸し、そして窒素 下、200℃/時で1200℃まで昇温、熱分解して密度が1.4グラム/ミリ リツトルのモノリスを得た。モノマー混合物で2回目の含浸を行い、続いて更に 熱分解すると、密度1.6グラム/ミリリツトルの黒ガラスのモノリスが得られ た。
例XXII 基R及びR′が水素だけであるシクロシロキサン、即ち1. 1. 3. 3.  5゜5、 7. 7−オクタヒトロシクロテトラシロキサンを基R及びR′が 一部ビニル基であるシクロシロキサン、即ちテトラビニルテトラメチルシクロテ トラシロキサンと白金を3%含有する白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン 錯体の存在下で約60℃の温度において1時間反応させて重合体を形成する。生 成物を窒素中で熱分解して上記のような黒ガラスを形成する。
例XXIII ヒドロメチルシクロシロキサン(三量体、四量体、三量体、六量体及び七量体の 混合物>(HMC5)60.09グラム、アセチレン13.0グラム及びクロロ 白金酸0.10グラムを加圧された反応器に入れる。この反応混合物を500p siの圧力において80℃まで5時間昇温、加熱する。得られたゲル化重合体を 流動空気中又は流動窒素中で約1150℃まで200℃/時で昇温、熱分解して 黒ガラスを形成する。
例XXIV ジヒドロソクロシロキサン(三量体、四量体、三量体、六量体及び七量体の混合 物)(DHC3)46.09グラム、アセチレン26.0グラム及びクロロ白金 酸0.10グラムを加圧された反応器に入れる。この反応混合物を500psi の圧力において80℃まで5時間昇温、加熱する。得られたゲル化重合体を流動 空気中又は流動窒素中で約1150℃まで200℃/時で昇温、熱分解して黒ガ ラスを形成する。
例Iにおいて重合体Aとして製造された重合体前駆体の固相核磁気共鳴(NMR )13C及びNSiスペクトルを得た。重合体Aを更に100℃で3時間、後硬 化させた。この重合体素材を粉砕して粉末となし、そしてジルコニアローターの 中に密に充填した。N〜IR実験を30℃で行った。
NMRデーターはケマグネチックス(Ch ema gn e t i c s ) CMX−300固相NMRスペクトロメーターを用い、宜3Cについては7 5MHzで、29Siについては59.5MHzで操作して得た。スペクトルは 干渉偏波(cross polarization)で得たo5KHzのマジッ ク・アングル・スピニングゝレート(magic angle spinnin g rate)を用いて5μS90’のパルスを適用した。29S iスペクト ルは接触時間IQms。
サイクル時間5秒を用いて得、一方13Cについては接触時間は5ms、サイク ル時間は3秒であった。
NSiスペクトルは一20ppmに主ピークを示したが、これは(CH3)5i 02 (CH2CH2)なる珪素配置に対応する。もっと小さいピークが一36 ppmに認められたが、これは(CH3)5 iOx (CHCHz)なる配置 に対応する。これらの構造はヒドロシラン部分とビニルシラン部分との間のヒド ロシリル化により形成される。その他に、次表に示す化学シフト(σ)、帰属及 び強度百分率を持つ3つの小さいピークが存在していた。−11ppmのピーク はモノマーの1種を表していると思われる。−57ppmと一67ppmのピー クはモノマーには見いだされず、昇温下での重合時に起こる転移反応により形成 された構造を表していると考えられる。
帰属 百分率 −20(CF!3)SiOa(CH2CH2) 76.736 (CHs)Si Oz(CHCH3) 10.257 (CHs)SiO86,4 67(CTo)Si03 4. 5 11 CHiSiHOt 2. 2 上記の結果は、珪素原子はエチレン基(σ=−20)で、またそれより少ない程 度でメチレン基(σ=−36)で結合されていることを示唆している。これらは 前記の反応3及び4と、既に説明されかつ後記において特許請求される択一的部 分に対応している。
”CNMRスペクトルは、5i−CHIと5i−CHs−に帰属せしめることが できる2つの主たるピークを示した。このデーターをまとめて示すと、次の通4  5i(Os 58 12 5i−CHz−33 195iCH(CHs)Si 5 140 Si−CH2CH24 炭素と珪素のNMRから明らかになった重合体前駆体の構造は、t@Siスペク トルの結果から予想される通り、珪素原子間にメチレン結合(σ=19)とエチ レン結合(σ=12)の両結合が存在していることを示している。5i−CH。
れる同じ結合であると考えられる。
例■において製造された黒ガラスを固相マジック・アングル・スピニング核磁気 共鳴分光分析法で分析した。スペクトルはケマグネチックスCMX30ONMR スペクトロメーターで59.497MHzにおいて得られた。データーはデカ・ ツブリング(decoupling)なしの単一パルス法で得た。リサイクル時 間は6000秒で、走査(スキャン:5can)数は400回であった。3−( トリメチルシリル)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩の外部参照をその化 学シフト(1,18ppm)を検量するために用いた。NMRのピークはNMR 1コンピユーターのソフトウェアを用いて解き、そしてゴーシアン線形関数(g aussian l1neshape function)を用いてそれらピー クを解析した。解かれたピークの特性を示すと、次の通りである。
73 C−3i−Os 16. 2 34 Cr5i−Ox 22. 6 ’−12C4−3i 33.5 このNMRデーターは、珪素が珪素原子と酸素原子の異なる組み合わせに結合さ れ、シリコンオキシカーバイド、即ちシリコンカルボキシドの網状構造を形成し ていることを証明している。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 6年 6月236ハ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.次の部分; ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Roは2〜20個の炭素原子を有するアルケンの未反応残基であり、そ してR′′はH、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基又は2〜20個の炭 素原子を有するアルケン基である。) を含有する黒ガラスセラミックヘの重合体前駆体。
  2. 2.前記Roが水素である、請求の範囲第1項に記載の重合体前駆体。
  3. 3.前記Roが1〜18個の炭素原子を有するアルキル基である、請求の範囲第 1項に記載の重合体前駆体。
  4. 4.前記Roが1〜18個の炭素原子を有するアルケン基である、請求の範囲第 1項に記載の重合体前駆体。
  5. 5.前記部分が珪素−ビニル結合及び/又は珪素−ヒドリド結合を含有するシク ロシロキサンモノマー類の反応から誘導されたものである、請求の範囲第1項に 記載の重合体前駆体。
  6. 6.前記部分が珪素−ヒドリド結合を含有するシクロシロキサンモノマー類とア セチレンとの反応から誘導されたものである、請求の範囲第1項に記載の重合体 前駆体。
  7. 7.前記部分が2個のヒドリド結合を珪素原子に結合して含有するシクロシロキ サンモノマー類と珪素−ビニル結合を含有するシクロシロキサンモノマー類との 反応から誘導されたものである、請求の範囲第1項に記載の重合体前駆体。
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