JPH06510690A - 患者が吐き出した空気中の二酸化炭素の存在を示すための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 患者か吐き出した空気中の二酸化炭素の存在を示すための装置 この発明は、患者によって吐き出された空気中の二酸化炭素、ＣＯ２の存在を示 すための装置に関する。より特定的には、この発明は、人間が吐き出した空気の ｃｏｔ　１１度と同じオーダの濃度であるＣ　Ｏ２を含む空気にさらされること に応答して、色の可逆変化を遂げるインジケータ素子を含む類の装置に関する。

この類のインジケータ素子はそれ自体か既知であり、たとえばＵＳ−Ａ−４７２ ８４９９、ＷＯ３９１０７９５７およびＷＯ９１１０５２５２等を参照されたい 。このようなインジケータ素子の主な用途は、患者の気管の挿管が適切かどうか を示すことである。この用途は、そのＣ０２濃度か大気中の空気と概ね同じて、 わずか１００分の数ツクーセントである食道内の空気よりも、人間か吐き出した 空気のＣＯ２濃度は４ないし６パーセントと、はるかに高いという事実に基づく 。

したかって、挿管か適切であれば、気管カテーテル等の挿管チューブを通って吐 き出された空気のＣＯ２濃度は比較的高く、そのため、たとえば挿管チューブの 末端等の呼気道に位置される上述の類のインジケータ素子の色か変化する。その 理由は明らかであるか、インジケータ素子は外から簡羊に見られるように位置づ けされるへきてあり、その応答か十分に速ければ、最初の呼気ですぐに色か変わ り、その結果として、実際に挿管チューブか食道にてはなく、所望のように気管 に延びていることを直ちに示す。

インジケータ素子か十分に速く応答すれば、色の変化は息を吸うたびに元に戻り 、吐き出すたびに再び起こる。当該分野で知られているのは、毎分ＩＯ呼吸のオ ーダである通常の呼吸速度で、吸気および呼気てＣＯ，ａ度の変化を追うことの できる、十分に速く応答するインジケータ素子である。

しかしながら、応答時間は息を吐き出す回数とともに徐々に増加し、そのため何 度も息を吐き出すとインジケータ素子は変化についていけなくなる。このように 応答時間が増すことは、挿管かうまくいったかとうかを検知すれば十分である上 述の用途では、−変色か変わればその目的を満たすので、問題とはならない。し かしながら、より長い期間、たとえば１時間または数時間にわたって、ＣＯ２の 存在に関して呼吸を監視することが望まれる場合には、既知のインジケータ素子 は適切ではない。したがって、このような場合には、他のタイプのＣＯ２検出装 置、主に電気器具に頼ることが必要であった。

既知のインジケータ素子の応答時間か徐々に増すのは、吐き出された空気中に含 まれる水蒸気の影響で、所望の応答時間に対してインジケータ素子にとらえられ る水の量のバランスか崩れるからかもしれない。

この発明のある目的は、より長い時間期間にわたって患者の吐き出した空気中の ＣＯ２の存在を示すことのできる、すなわち、監視する期間を通して、患者か呼 吸するたびにＣＯ２インジケータ素子の色の変化が起こり、元に戻るような、先 に述べた類の指示装置を提供することである。

この目的は、独立項に述べられる指示装置の構成で達成される。

この発明に従う指示装置の構成は、その製造中にインジケータ素子の準備に関し て選択または決定される、インジケータ素子内の水の量か実質的な時間期間、た とえばｌないし５時間の間、実質的に変わらないままであるような特徴を持つ環 境において作用するようにＣＯ８を規定するという考え方に基づいている。

この発明に従えば、インジケータ素子は再生熱−水蒸気交換器内に組込まれる、 すなわち、使用においては患者の気道から離れており、かっ熱−水蒸気交換器の 水蒸気吸収素子によって気道から分離される、その空気か通過して流れる部分（ 空気通過道）に組込まれる。

熱−水蒸気交換器は、それ自体が既知であるタイプであってもよい。市販されて いるいくつかの単一用途の熱−水蒸気交換器は、かなり簡単に変形でき、ここで 企図される類のＣＯ２インジケータ素子を設けることができる。もちろん、その ハウジング、または少なくともハウジングのうちインジケータ素子か位置づけら れる部分は、患者の呼吸を監視する人がインジケータ素子を見やすいように、透 明てなくてはならない。

この発明は、例示的な実施例を示す添付の図面に表現される。

図１は、この発明に従う装置の使用を示す線図である。

図２は、ある部分か断面で示される、図１の装置の側面図である。

図３は、インジケータ素子か見えるように、この装置のハウジングのある部分お よびハウジング内に装着される熱−水蒸気交換器を取り去った、図２に示される 装置の平面図である。

図１は、気管カテーテル１１が挿入された患者を示し、カテーテルの末端は、再 生熱−水蒸気交換器１２に接続され、そのハウジング１３の中には、上述の類の ＣＯ２インジケータ素子１４か装着される。患者は、図面には示されないが、ベ ンチレータまたは麻酔機に接続されてもよい。

インジケータ素子１４を除いて、熱−水蒸気交換器１２は、何らかの既知の設計 であってもよい。交換器のハウジング１３の一方側には、以下ウェットコネクタ と呼ぶ接続ポート１５が設けられ、これが気管カテーテル１１に接続される。ハ ウジング１３は、対向側にも、以下ドライコネクタと呼ぶ同様の接続ボート１６ を有し、これによってハウジングは、従来のＹピース１７を媒介としてベンチレ ータまたは麻酔機に接続される。ハウジング１３のドライコネクタ１６が設けら れる側に、ハウジングは、測定または監視する目的のために使用されるさらなる ボートを有する。

コネクタ１５と１６との間のハウジングの開いた空間は、患者か呼吸するとコネ クタ間で空気か通る流れ通過道Ｐを規定する。流れ通過道の主な部分は、それ自 体周知である類の熱−水蒸気交換器素子１８（吸湿凝縮器／給温器）によって占 められ、患者か呼吸するとそれを通って空気を流れさせるように配置される。息 を吐き出すと、熱−水蒸気交換器素子１８か吐き出された空気から水蒸気を吸収 し、それによって空気中の熱成分の大部分を吸収する。息を吸い込むと、吸い込 まれた空気は、吐き出すときに交換器素子に与えられた水蒸気および熱を吸収す るので、交換器素子内て加湿され、加熱される。

示される例では、インジケータ素子１４は、患者か呼吸するとき、息を吸うとき も吐き出すときも、熱−水蒸気素子１８のトライコネクタ１６に最も近い側でイ ンジケータ素子か空気に両側で接触するように、ハウジング１３内に装着される 矩形のソートである。

吐き出された空気は、その水蒸気成分のほとんどを熱−水蒸気交換器素子１８に 与えた後、インジケータ素子１４に接触するときには比較的乾いており、かつ吸 い込まれた空気もまた熱−水蒸気交換器素子に入る前には比較的乾いているため 、インジケータ素子１４は常に、水蒸気成分か低く、実質的に一定な環境で動作 する。この理由のため、インジケータ素子は、その水蒸気のバランスか実質的に 崩れることなく、比較的長い開動作できる。したかって、設定された値を上回る ＣＯ１濃度にも迅速に応答することかでき、長い時間にわたって呼吸のたびに色 の変化を遂げることができる。

インジケータ素子１４は、この発明の範囲内で多くの異なるやり方で設計され、 配置されることか可能である。もちろん、息を吸い込むときも吐き出すときもこ れか流れる空気に効果的に接触するように配置されなくてはならない。

明らかに、色の変化を目視的に観察できるように、ハウジング１３の外側からこ れを見ることかできることか重要である。したかって、ハウジングは、少なくと もインジケータ素子か位置される側では透明でなくてはならない。適切には、ハ ウジング１３全体、またはインジケータ素子１４に対向して位置するハウジング 部分１３Ａは、澄んだ透明なプラスチックからなる。

好ましくは、インジケータ素子１４は、指示装置の使用中に、より特定的には息 を吐き出すときに、熱−水蒸気交換器内でこれか動作すると予想される環境の温 度および相対湿度に適合される。

したがって、好ましい実施例では、インジケータ素子はその製造中に、息を吐き 出す間にドライコネクタ１６で存在すると予想され得る状況で最適に動作するよ うに、準備される。このように準備した後、インジケータ素子は、開封されるま で、通常は実際に使用する直前まで、その環境のさまざまな湿度に影響されない ように、たとえば、防湿のエンベ０−ブ内に、インジケータ素子を挿入した熱− 水蒸気交換器全体を包むような態様て、熱−水蒸気交換器内に封止される。

したかって、ある実施例において、インジケータ素子は、ある相対湿度の範囲お よびある温度範囲に関して最適化される。一般に、２０−４５％の範囲の相対湿 度、および２１−２４°Ｃの温度範囲に最適化することか適切であり、好ましい 。これらの範囲のより高い領域への最適化は、麻酔中に主に使用することを意図 する実施例を特徴とし、一方、これらの範囲のより低い領域への最適化は、集中 治療で主に使用すると意図される実施例を特徴とする特

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．患者の吐き出した空気中のＣＯ２の存在を示すための装置であって、この装 置は、人間によって吐き出された空気のＣＯ２濃度と同じオーダのＣＯ２濃度を 含む空気にさらされることに応答して色の可逆変化を遂げるインジケータ素子を 含むＣＯ２検出器を備えた装置において、熱−水蒸気交換器（１２）がハウジン グ（１３）を備え、そのハウジングは、患者の気管に接続されるように適合され る第１の接続ポート（１５）と、たとえばベンチレータまたは麻酔機に接続され るように適合される第２の接続ポート（１６）とを含み、かつ接続ポート（１５ 、１６）間に延びる流れ通過道（Ｐ）内に装着され、一方で流れ通過道（Ｐ）を 通って一方の方向に流れる空気と他方で流れ通過道（Ｐ）を通って他方の方向に 流れる空気との間で熱と水蒸気の再生交換を行なうための交換器素子（１８）を 有し、インジケータ素子（１４）は、第１の接続ポート（１５）から離れた熱− 水蒸気交換器素子（１８）の側で流れ通過道内に配置され、かつハウジングの外 から見ることができ、さらに、インジケータ素子（１４）は、呼吸のたびごとに インジケータ素子が色を変えることを可能にするほど十分に短い色変化のための 応答時間を有することを特徴とする、装置。
2. ２．インジケータ素子（１４）は、ハウジング（１３）の壁の透明な部分を通し て見ることができることを特徴とする、請求項１に記載の装置。