JPH06510444A - 幼児に対する麻酔用マスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 幼児に対する麻酔用マスク 本発明は幼児に対する麻酔用マスクにおいて、マスクに麻酔管（ａｎａｅｓｔｈ ｅｓｉａｔｕｂｅ　）を連結するための貫通孔（ｔｈｒｏｕｇｈ−ｏｐｅｎｉｎ ｇ　）を備えた中央体部と、該体部から突出し、鼻および口の周囲において小児 の顔部分を密封的に囲繞するように形成されたボウル形弾性壁（ｂｏｗｌ−ｓｈ ａｐｅｄ　ｅｌａｓｔｉｃ　ｗａｌｌ）とよりなる麻酔用マスクに関する。

幼児、特に乳児に麻酔をかけるには、前記の型の麻酔用マスクかしばしば使用さ れ、このマスクは麻酔薬の投与中、密封した状態での接触を保つため看護婦によ って絶えず小児の顔に対して押付られる。このようなマスクは、その中て鼻から 呼吸することか困難であると気づくため、小児にとっては脅威となることが間々 ある。これは小児に不安を与え、ひいては麻酔を困難にする。

麻酔処置装置はＥＰ−Ａ−００８５６３９によって公知であり、この装置は乳首 形吸引部材を存し、該吸引部材によって小児は麻酔ガスへのノズル孔を自分の方 に吸い寄せることかでき、ノズルは乳首の外側に形成され、かつ鼻の前方に位置 している。この場合ガスの大部分は周囲空気に流出するが、ガスの一部分は小児 によって吸入される。この周知の装置は麻酔の第１段階を達成するためのもので 、この後に通常の麻酔用マスクを連結し、これを顔に被せて次ぎの麻酔を行う（ ＥＰ　刊行物の４ページ、２６−３２行：５ページ、ｌおよび２行参照）。

本発明の目的は幼児に対する麻酔用マスクにして、小児がこれを心地良く受け入 れ、鼻および口の周りにおいて、マスクのボウル形壁の外周縁が、徐々に小児の 顔に対して密封的に接触し、マスクの周りにおける麻酔ガスの漏洩を阻止し、１ 回の操作で完全な麻酔を行い得る麻酔用マスクを提供することである。この目的 を達成するために、本発明による麻酔用マスクは、乳首形吸引部材を、貫通孔の 下方における壁の一部分と一体的に形成し、該吸引部材を小児の口に挿入し、小 児かこの吸引部材を吸引することによって、壁の外周縁か顔に対して徐々に密封 的に接触し得るようになっていることを特徴としている。

本発明による麻酔用マスクの好適な実施例を、添付図面を参照して詳述するが、 第１図は本発明によるマスクの使用中の断面を示し、第２図はマスクの後方から 見た斜視図である。゛ 本発明による麻酔用マスクＩＯはゴムまたは他の適当な弾性材料によって形成さ れ、連結ニップル１６に対する貫通孔１４を備えた中央体部１２よりなり、該ニ ップルは外部麻酔ガス管１８に連結され、ガスの流れを鼻腔の方に向けるように なっている。ボウル形の壁２０は中央部分１２から突出し、小児の鼻を囲繞する 上方区域２２と、内向きに突出する乳首形吸引部材２６の形成された下方部分２ ４とを有している。吸引部材はその全体か密封され、かつマスクの壁の下方部分 ２４と一体的に形成され、小児の口に挿入されるようになっている。

壁２０は小児の顔に面するマスクの側に、ビード２８を備えた外周縁を有してい る。ビード２８を設けた目的は、小児の顔にマスクを密封的に接触させるためで ある。

マスクを使用する前に、乳首形吸引部材２６に砂糖溶液または類似のものを塗布 し、次いでこの吸引部材を小児の口に挿入し、小児がこれを心地よく吸引し、そ れによってマスクの周縁が、鼻および口の周りにおいて、顔と密封的に接触する ように引き寄せられるようにする（第１図）。しかる後麻酔ガスを投与し、小児 に麻酔をかける。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．幼児に対する麻酔用マスクで、麻酔管（１８）を前記マスクに連結するため の貫通孔（１４）を備えた中央体部（１２）と、該体部（１２）から突出するボ ウル形弾性壁（２０）とよりなり、この壁が鼻および口の周りにおいて、小児の 顔部分を密封的に囲繞するようになっている麻酔用マスクにおいて、乳首形吸引 部材（２６）を、前記貫通孔（１４）の下方における前記壁（２０）の一部分（ ２４）と一体的に形成し、該吸引部材（２６）を小児の口中に押入し、小児が前 記吸引部材を吸引することによって、前記壁の外周縁（２８）が顔に対して、徐 々に密封的に接触し得るようになっていることを特徴とする麻酔用マスク。 ２．前記壁（２０）の外周縁が内向きのビード（２８）を有していることを特徴 とする請求項１記載の麻酔用マスク。 ３．前記貫通孔（１４）が、前記麻酔ガス管（１８）と接続するためのニップル （１６）を内蔵していることを特徴とする請求項１または２記載の麻酔用マスク 。 ４．前記乳首形吸引部材（２６）が完全に密封されていることを特徴とする、請 求項１から３の何れか一つに記載の麻酔用マスク。