JPH06509664A - イオン交換された結晶性導波管およびそれらの製造方法 - Google Patents
イオン交換された結晶性導波管およびそれらの製造方法Info
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- JPH06509664A JPH06509664A JP5503779A JP50377993A JPH06509664A JP H06509664 A JPH06509664 A JP H06509664A JP 5503779 A JP5503779 A JP 5503779A JP 50377993 A JP50377993 A JP 50377993A JP H06509664 A JPH06509664 A JP H06509664A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イオン交換された結晶性導波管およびそれらの製造方法発明の分野
本発明は光学導波管およびそれらの製造方法に関する。
発明の背景
スラブまたはチャンネル導波管では、それを通して光を伝播させる材料はそれを
取り巻いている媒体よりも大きな屈折率を有する必要がある。
しかしながら、このスラブまたはチャンネル材料に沿って光を伝播させそしてそ
れに閉じ込めるためのより厳格な必要条件が存在している。一般に、伝播モード
は、場ベクトル(field vectors)の配向に従って2種類に分類さ
れる、即ち直交電場(TEモード)を有するものと直交磁場(TMモード)を有
するものに分類される。スラブ導波管に関するこれらのモードのためのMaxv
el 1方程式の解はよく知られている(例えばYariv他′tl[結晶内光
波J (Optical 1aves in Crystals) 、John
Wiley& 5ons、 New York、第11章(+984) :ま
たは「積分光学:理論および技術J (Integrated 0ptics:
Theory and Technology) 、llunsperger
。
Springer−vcrlag、 Berlin、16−37 (1982)
参照)。」1記拘束モードの数は、光波の周波数、スラブの深さ、並びにそれに
伴う3種の媒体が示す屈折率、即ち基質またはプレート材料が示す屈折率(n、
Lスラブ導波管材料が示す屈折率(n、+Δn)およびこのスラブ導波管の上部
表面−1−の材料が示す屈折率(n、)に依存している。与えられた周波数では
、拘束モードの数は、スラブの深さが深くなるにつれてか或はこのスラブの屈折
率が増大するにつれて(即ちΔnが一ト昇するにつれて)大きくなる。極めて薄
いスラブまたは極めて小さい^nの場合、如何なるモードも閉じ込められない。
このスラブおよび/または八〇の深さが増すにつれて、1つのモードが閉じ込め
られ、続いて別のものが閉じ込められる、等々。
チャンネル導波管に関する拘束モードのためのMaxwe11方程式の解は、ス
ラブ導波管よりも複雑である。この理由は、得られる解が近似値であるからであ
る(例えば[積分光学:理論および技術J (Integrated 0pti
cs: Theory and Technology) 、Ilunsper
gerSSpringer−Verlag、 Berlin、38−43 (1
982)参照)。与えられたΔn値に関して、このチャンネルが1つのモードを
閉じ込め得るには、このチャンネルが有する深さと幅に特定の最小値が存在して
いる。これらの深さと幅の値は独立していない、即ち与えられたモードを閉じ込
める目的でチャンネルの幅を広くすると深さが浅く成る可能性があり、チャンネ
ルを狭くすると深くする必要がある。典型的には、おおよそ正方形のチャンネル
導波管の深さと幅は、スラブ導波管の深さの数倍である。スラブおよびチャンネ
ル導波管の両方に関して、この屈折率は、少なくとも1つのモードを閉じ込める
に充分な程大きくなくてはならない。
より最近になって開発された別の形態の導波管は、米国特許第5.028゜10
7号に記述されている如き、導波管表面の屈折率を周期的に変調させることを伴
うものである。
光学装置製品で用いるに適切な結晶を得ることにかなりの興味が持たれてきた。
チタニル燐酸カリウム(Potassium Titanyl Phospha
te) (即ちKTP)およびそれの特定類似物が特に注目される。例えば、米
国特許第3.949.323号には、式MT i O(XO4) [式中、Mは
、K、Rb、TIまたはNIP4の少なくとも1つであり、モしてXはPまたは
Asの1つであり、ここで、MがN)+4であるときXはPである]で表される
化合物の結晶が開示されていると共に、」−記結晶が用いられている非線形光学
装置および電気光学変調装置が開示されている。米国特許第4,231、838
号には、非線形光学装置で用いるに適した光学品質と充分な大きさを有する、M
T i OX O4[ここで、Mはに、RbまたはTIであり、そしてXはPま
たはΔSである1で表される単一結晶の製造方法が開示されており、この方法は
、特定の出発材料(所望結晶MTiOXO,Ti0PO41つの安定な固相であ
るところの、三元状態図(Ternary phase diagram)の領
域内であるように選択される)を加熱してMTIOXO4を生じさせた後、調節
可能様式で冷却してこの所望生成物の結晶化を生じさせる段階を含んでいる。こ
の方法によって、Mおよび/またはXのための元素の混合物を有する結晶が成長
し得る。米国特許第4.305、778号には、MTiOXO4[ここで、Mは
KまたはRbであり、モしてXはPまたはAsである]で表される単一結晶を成
長させる水熱方法が開示されており、この方法は、選択したM、0/X2O3/
(Tt02)2シスチン、のための二元図の指定部分が限定するガラスの水溶
液を鉱化用溶液として用いることを伴うものである。
KTPおよびそれの特定類似物を修飾して光学導波管を生じさせる方法もまた研
究されている。例えば、米国特許第4.740.265号および米国特許第4.
766、954号には、K+−、Rb、Ti 0MO4[ここで、Xは0から1
でありそしてN1はPまたはAsである]で表される単一結晶が有する少なくと
も1つの光学的に滑らかな表面と、Rb、CsおよびTIの少なくとも1つの指
定溶融塩とを、その表面の屈折率をその出発結晶が示す屈折率に関して少なくと
も約0.00025上がさせるに充分な時間、約200℃から約600℃の温度
で接触させた後、その得られる結晶を冷却することを含む、光学導波管の製造方
法が開示されている。米国特許第5.028.107号には、結晶を周期的に修
飾して波長変換で有効性を示す導波管を生じさせることが開示されている。
11、M、 Eddy他、Inorg、 Chell、 27.1856 (1
988)には、粉末形態の式N)(、Ti0PO4(NTP) 、NH4H(T
iOPO4)2 (NHTP)、11.0NH4(TiOP(L)2 (NOT
P)およびN2 (TiOPO4)2で表される化合物の製造およびそれらのい
くつか特性が記述されている。
RoH,Jarman、 5olid 5tate Ionics 32/33
.45 (1989)には、KTiOPO4と、ナトリウム、リチウムおよび水
素イオン類を含んでいる溶融塩とを用いたーrオン交換反応が記述されている。
過剰量の溶融NaNO3の中でK T i OP Oaの部分的イオン交換が達
成された。それとは対照的に、同じ条件下のL i塩類はイオン交換に影響を与
えず、その代わりにKTP格子の分解を引き起こすことで、無機もしくは有機媒
体中のプロトン交換は達成されなかった。
光学導波管に関連して他の結晶システムもまた研究されてきた。例えば、lon
g、 5PIE 993巻[積分光学回路工学V I J (Integrat
ed 0pticalCircuit Engineering VI) 、1
3−25頁(+988)には、プロトン交電されたLiNbO5およびLiTa
O3導波管を生じさせるためのプロトン交換方法が再考されている。
発明の要約
本発明IJ、K+−wRbtT 10MO4[ここで、xはOから1でありモし
てMはPまたはAsである]単一結晶基質を含んでいる光学導波管を提供するも
のであり、ここで、この光学導波管は、該単一結晶基質が示す屈折率に関して少
なくとも約0.00025の表面屈折率を生じさせるに充分なに4および/また
はRb4が、H゛およびNH4’の少なくとも1種から選択されるイオン類およ
び任意のRb4、Cs’およびTI’61ら選択される少なくとも1種のm個イ
オンおよび/またはBa42、Sr゛2、Ca”およびPb+2から選択される
少な(とも1種の二価イオンで置換されている、少な(とも1つの光学的に滑ら
かな表面を有している。
この導波管は、この単−結晶基質内に、K゛および/またはRb”が、H4およ
びNlI4’の少な(とも1種から選択されるイオン類および任意のRb”、C
s+およびTI”から選択される少な(とも1種のm個イオンおよび/またはB
a”、Sr”、Ca+1およびPb4!から選択される少なくとも1種の二価イ
オンで置換されている領域(類)を含んでいる。
これらの導波管は、波長変換および電気光学変調の如き種々の光学用途で用いら
れ得る。本発明はまた、本発明の光学導波管を光学要素として用いることを特徴
とする非線形光学装置も提供する。
本発明に従う光学導波管の製造方法は、K、tRbmTiOMO,[ここで、X
は0から1でありモしてMはPまたはAsである]で表される単一結晶が有する
少なくとも1つの光学的に滑らかな表面と、I(’またはNH,’の少なくとも
1種および任意のRb”、Cs”およびTI”から選択される少なくとも1種の
m個イオンおよび/またはRa + 2、sr+!、Ca”およびpb’tから
選択される少なくとも1種の二価イオンを含むイオン類を供給し得る、便利には
液状の、イオン交換用媒体とを、その表面屈折率を該単一結晶が示す屈折率に関
して少なくとも約o、oo。
25上昇させるに充分な時間、約100℃から約6oo℃の温度で接触させた後
、その得られる結晶を冷却する段階を含んでいる。
本発明に従う光学導波管を製造する別の方法は、Z切断したに、−IRb 、T
i 0MO4[ここで、Xは0から1でありそしてMはPまたはASである]
単一結晶の2表面を横切って、結晶厚1cm当たり約20Vから約2000Vの
DC電圧を、プロトン源の存在下、上記単一結晶のに4および/またはRb”を
■]+で置き換えることによってその陽極の下の屈折率を該単一結晶が示す屈折
率に関して少な(とも0.00025上昇させるに充分な時間、約−40℃から
400℃の温度でかける段階を含んでいる。
両方の方法におけるN I−14’とH4の相対的量は、指定したアンモニア分
圧の存在下でこれらの導波管を加熱することによって調整され得る。
図の簡単な説明
図1は、本発明に従う波長変換用装置の図式的図である。
発明の詳細な説明
本発明ハ、Kl−mRb wT I 0MO4[ココテ、Xは0から1でありそ
してMはPまたはASである]単一結晶基質を、この結晶の少なくとも1つの領
域内で、この未修飾単一結晶(即ち基質)に関してその表面屈折率を少なくとも
0.00025変化させるに充分なm個カチオン類(例えばにまたはRb’)を
置き換えることによって修飾したところの、光学導波管を提供するものである。
本発明に従い、これらの−価カチオン類を、少なくとも部分的にH’および/ま
たはN H4”で置き換える。任意に、これらの基質カチオン類の一部をまた、
Rb4、Cs4および/またはTI’イオイオで置き換えてもよい。また、これ
らの基質カチオン類の一部をBa”、Sr”、Ca+2および/またはpb’z
イオンイオ置き換えてもよい。本発明に従って提供する導波管は、チャンネル導
波管およびスラブ導波管を含む数多くの形態で存在していていてもよい。米国特
許第5.028.107号に記述されている導波管の如き周期的に変調させた導
波管(しかしながら、交換用イオン類として114および/またはNH4’が用
いられている)もまた、そこに教示されている明細に従い、その単一結晶基質を
イオン交換用媒体に提示するに先立って予め決めた適当なパターン内の単一結晶
基質をマスキングすることによって製造され得る。
式に、−、Rl)、T i OMO,で表される適切な単一結晶基質は、公知方
法(例えば米国特許第3.949.323号、4.231.838号および4.
305.778号を参照)で製造され得る。好適な単一結晶基質はKTiOPO
4(即ちKTP)である。
本発明の実施で有効なイオン交換用媒体は、好適には液状の形態である。本方法
で用いるべき液体の特徴は、(a)該結晶内で交換を生じさせるに充分な温度で
本質的に安定性を示すべきであること、(b)該単一結晶基質表面のひどい溶解
またはエツチングを生じさせるべきでないこと、(c) +1”またはNH,’
のどちらかに対しである程度の溶解性を示すこと、そして(d)該単一結晶基質
からのカリウムまたはルビジウムイオン類を溶かし得ること、即ちその表面から
それらを除去し得ることである。
該単一結晶基質の中にNH4”を導入するに好適なイオン交換用液体には、液状
NIr、CIおよび液状NH4NO3が含まれる。該中−結晶基質の中にH’を
導入するに好適なイオン交換用液体には、液状安息香酸およびフタル酸、液状塩
化物、例えばGaCl3、ZnCl、、BiCl3、NH−14Cl feト、
液状NH,NO3、並ヒニ液状RbcF3so3などが含まれる。塩類を用いる
多くの場合、プロトン源(例えば水)も存在している。例えば、溶融させる前の
塩類の中に存在している水、溶融した塩によって大気から吸収される水、或は溶
融物の中に注意深く導入される塩酸から、プロトン類が誘導され得る。安息香酸
およびフタル酸の場合、交換用プロトン類は、この有機化合物の酸性官能基から
直接か、或は溶融物の中に塩酸蒸気をバブリングすることによって誘導される。
H+が所望の交換用イオンである場合、その好適な液体は、HCIが溶解してい
るRbCI/ZnCI□である。NH4’が所望の交換用イオンである場合、そ
の好適な液体は、アンモニアをバブリングしたNH,CI/ZnCl、である。
このイオン交換用媒体の中に一価イオン類であるCs”、TI’およびRb”を
含有させることで、混合導波管を生じさせてもよい。このイオン交換用媒体に二
価イオン類であるBa”、Sr”、Ca”およびPb”2を添加することで、導
波管の生成速度を促進するか、分域逆転(doIlain 1nversion
)を与えるか、或は低温操作を可能にしてもよい。
従って、K、、Rb汀10Mo4[ここで、Xは0がら1でありそしてMはPま
たはAsである]で表される単一結晶が有する少なくとも1つの光学的に滑らか
な表面と、H’4たはN1(4’の少なくとも1種および任意のRb’、Cs’
およびTI’から選択される少なくとも1種のm個イオンおよび/またはBa’
!、5r42、Ca42およびPb”2がら選択される少なくとも1種の二価イ
オンを含むイオン類を供給し得るイオン交換用媒体とを、この交換用媒体が供給
する上記イオン類で上記単一結晶のに′および/またはRb’が置き換わること
によってその表面屈折率が該単一結晶の屈折率に関して少なくとも約0.000
25上昇するに充分な時間、約100℃から約600℃の温度で接触させた後、
その得られる結晶を冷却する段階を含んでいる、本発明に従う1つの光学導波管
製造方法を提供する。
溶融している金属塩化物は、通常、その中に溶解している水を予測不可能な量で
含んでいることが見いだされていることから、本発明の方法を実施している間に
存在させるプロトン源の量を正確に制御する目的で、その水の量をなくさせるの
が好適であり得る。更に、この水はその金属塩化物の加水分解を生じさせる可能
性があり、その結果として、塩酸および金属酸化物または金属水酸化物を生じさ
せ得る。この水を除去する1つの方法は、比較的乾燥している塩化水素をその溶
融物の中にバブリングすることであり、これによってその加水分解反応を逆転さ
せ、その結果として、水と金属塩化物を再生させる方法である。この水は、不可
避的に、いくらかの蒸気圧を有していることで、塩化水素の流れと一緒にその溶
液からゆっくりと出て行(。ここで、このように乾燥したHC1飽和溶融物に乾
燥窒素をバブリングすると、そこに含まれている水とプロトン量が比較的少ない
溶融物が生じる。このようにして処理した金属塩化物溶融物を、次に、調節され
た量のプロトン源を用いている本発明の方法で用いることができる。
Z切断したKl−IR+)、T i 0MO4[ここで、Xは0から1でありそ
してMはPまたはAsである]単一結晶の2表面を横切って、結晶厚1cm当た
り約20Vから約2000VのDC電圧を、プロトン源の存在下、−■二記弔−
結晶のに゛および/またはRb”がIf’で置き換わることによってその陽極の
下の屈折率が該単一結晶の屈折率に関して少なくとも0.000251打するに
充分な時間、約−40℃から1100℃の温度でかける段階を含む、本発明に従
う光学導波管を製造する別の方法を提供する。
本発明の導波管を製造するためのこの代替方法では、K1−ウRb * T 1
0M04、好適にはKTiOPO4の、Z切断した単一結晶が有する両方の2表
面に、導電性電極(好適にはスパッタリングした金またはスパッタリングした金
−パラジウム)を与えてもよい。この陽極の下の屈折率を少なくとも0.000
25だけ上昇させるに充分な時間、約−40℃から400℃の温度で、結晶厚(
Z軸に沿って測定)に対するそのかけた電圧の比が約20V/cmから約200
0 V / c mになるようなI)C電圧を、これらの電極を横切ってかける
。好適には、約200℃の温度で、結晶厚に対する電圧比が約300V/cmに
なるようにする。これらの電極は、光摩耗とこすりで機械的に除去され得るか、
或は化学手段で除去され得る。この陽極、即ち正極の下でこの導波管を生じさせ
る。
これらの電場誘発導波管のためのプロトン源は、好適には、その雰囲気内の周囲
水か、この電場処理を行っている間にその雰囲気に系統的に添加した水か、或は
その結晶が成長する時からその中に既に存在しているプロトン類である。これら
の結晶はまた、最初その陰極の所で始まる暗色化現象による損傷を受け得る。こ
のような電気着色(electrochromic)効果がその結晶に損傷を与
える場合、この処理時間と温度を低くすべきである。
本発明に従うNH4’交換されたに1−よRb 、T i 0MO4導波管を低
アンモニア分圧(例えば空気または真空)の存在下で加熱する場合、H”交換さ
れた導波管が生じるにつれてアンモニアが失われ得る。逆に、H゛交換れた導波
管を高アンモニア分圧(例えば1気圧)の存在下で加熱すると、これらのプロト
ンが再アンモニア化されて、NlN、’交換された導波管が生じ得る。再アンモ
ニア化の場合の導波管は、しばしば、より深い所にまで拡散することで、その得
られる屈折率上昇は低くなるが、このIl’がNIP、’に変換されることによ
り相対的複屈折値(Δn TMO−Δ01、。)/Δn TMOはより低くなる
。以下の実施例7.8.10および10Aを参照のこと。これらの有効なモード
・インデックス測定による上記変化の特徴付けに加えて、本方法はまた、赤外光
吸収によっても観察され得る。これらのアンモニウム交換を行った導波管は、ア
ンモニウムイオンによる吸収帯を3175cm−1と3019cm−’に示す。
低分圧下で加熱することによる脱アンモニア化により、これらのアンモニウム帯
の強度が低丁すると共に3587cnr’と3566 c m−’近くに存在し
ているOII吸収帯が大きくなる。アンモニアガスへの暴露による再アンモニア
化により、これらの011帯が小さくなると共にアンモニウムイオンによる吸収
帯が再び現れる。
プロトン類単独の拡散の深さをあまり深くし過ぎると、この結晶が亀裂を生じ得
る。1f週な交換の深さは05から約2.5amである。
アンモニウム交換および/またはプロトン交換を用いた屈折率変化は、匹敵する
量のルビジウム、セシウムおよび/またはタリウム交換を用いた屈折率変化とは
異なっている。プロトン類を用いるとき生じる屈折率の深さに関するプロファイ
ルは、アンモニウムまたはルビジウム交換を用いたとき生じる深さプロファイル
とは極めて異なっている。後者の2種のイオン類は、凹分布を与え、これは、誤
差または指数関数に適合し得る。プロトン類は、より段階的なインデックスステ
ップを形成し、そしてこの基質の深さまで到達し、ここで、このプロトン濃度は
、高くて比較的均一な値から非常に急速に降下する。加うるに、プロトン交換で
達成されるそのZ軸に沿った屈折率の上昇は、一般に、そのZ軸に垂直な(即ち
X軸およびy軸に沿った)屈折率の上昇よりも大きい。
プロトン交換もまた、このプロトン交換は該Rb交換で生じ得るよりもずっと容
易にyおよびX方向に沿って拡散し得る点で、そのRb交換とは異なっている。
その結果として、プロトン交換ではその遮蔽物の「アンダーカッティング(un
dercutting) Jが存在している可能性があり、これらの側壁はあま
り真っすぐである必要はない。更に、プロトン交換を用いた場合の導波管の加工
は、Xおよびy切断した結晶からの方が容易であり得る。
本発明の導波管は、幅広い種類の非線形光学装置内の光学要素として適当な形態
(例えばチャンネル、スラブまたは周期的)で用いられ得る。
本発明に従う導波管の特定使用例を図1に示す装fi!(10)を参照して説明
するが、ここでは、レーザー(12)が放出する1つの波長の光波を用いて別の
波長の波を生じさせることができる。レンズ(13)を用いて、レーザー(12
)が放出する光波の焦点を、本発明に従って作成した導波管(14)に当てる。
この導波管(14)内で波長変換が生じ、そして2番目のレンズ(17)を設け
ることで、その導波管から出て来る光波の照準を正す。この示す配置の中にフィ
ルター(18)を設置Jることで、その導波管(14)内で生じさせた所望波長
を有する光波を通過させながら、その放出させた波の波長を有する残存している
光波を除去する。従って、例えばレーザー(12)が、波長が1,06μmの偏
光を生じさせる目的で用いるNd YAGレーザーであり、そして上記入射光を
用いて第二高調波を発生させる目的で導波管(14)を本発明に従−)て作成す
る場合、フィルター(18)は、この導波管から出て来る照準を正したビームか
ら波長が1.06pmの光波を除去しながら波長が0.5:’hmの光波を通過
させるに適合しでいるものである。図1の装(W(即ちレーザー(12)、導波
管(14)、フィルター(18)およびレンズ(13)および(17))を組み
込む方策は、本発明の範囲内の品であるとと共に、導波管それら自身およびそれ
らの製造方法であると見なされる。
本発明の実施は、以Fに示す非制限的実施例から更に明らかになるであろう。
実施例
以下に示す実施例を用いて本発明を更に説明するが、ここで特に明記されていな
い限り、全てのパーセントおよび部はモルを基準にしており、そして温度は摂氏
度である。特に明記されていない限り、Tien他、^pplicd Phys
ics Letters 14.291−294 (1969)の方法を用い、
45°−45°−90°ルチルプリズムとIce−Neレーザーが用いられてい
る論評の中に記述されているm−ラインプリズム一層カップラー技術により、こ
れらのサンプルが導波を生じさせるのを試験することによって、スラブ導波管が
示す有効な屈折率を測定する。いくつかのモードが存在している場合、J、 M
、 White、 Appl、 0ptics、 15.151 (1976)
に記述されている技術を用いて、表面の屈折率(Δn 5urf、)および屈折
率上昇の深さプロファイルの見積もりを行う。いくつかの実施例に関しては、位
相差顕微鏡Zeiss Axiomat TMを用いて光学的に導波管の厚さを
測定した。光学的に測定した導波管の厚さと、該m−ラインプリズム一層カップ
ラー技術で測定した厚さとを関係付ける。ゼロ次モードに関するΔnを表1中の
谷実施例に関して挙げる(Δ11 0次モード)。いくつかのサンプルに関して
深さくd)を示す。
実施例1
350℃の白金製るつぼの中で50%ZnC1z150%Rb CIを約16時
間加熱することによって、溶融塩浴を調製した。この溶融物の中ニ、磨いたz
[iljを有1−6KTIOPO4(KTP)結晶を2時間浸漬することによっ
て、スラブ導波管を調製した。この得られる結晶を室温にまで冷却した後、水で
洗浄して過剰の塩化物塩を除去した。
次に、m−ラインプリズム=一層力ップラー技術を用いてその得られる導波管を
検査した結果、!’) T Eモードと6TMモードが観察された。この得られ
る0次ムnはプロトン交換に特徴的である。これらの結果を表1に要約する。
実施例2
Z切断したKTP結晶の2表面−」二に金/パラジウム電極をスパッタリングし
た。200■のり、 C,電場を30℃で1時間かけた。光摩耗およびこすりに
より、これらの電極を除去した。この陽極表面の上に、4モードのTEと5モー
ドのTMを有するスラブ導波管が作り出された。
この得られる0次Δnはプロトン交換に特徴的である。
実施例3
50%NH4CIz150%ZnCLの塩浴を325℃で調製した。
この溶融物の中に、圧力が1気圧のアンモニアガスのゆっくりした流れを16時
間バブリングした。次に、アンモニアを流し続けながら、この浴の中に、Z−切
断したKTP結晶を16時間浸漬することによって、ΔnTt=0.046およ
びΔn、、=o、o4oである平面導波管が得られた。この複屈折はアンモニウ
ム導波管に特徴的である。
実施例4
約40gのフタル酸をガラス管の中に入れ、これを降下させて、275℃に(V
持されている炉の中に入第1る。この溶融物の中に、50体積%のllClと5
0体積%のN2から成る混合物を約2.5secmで数時間バブリングする。こ
の溶融物の中に、2−切断したK T P結晶を270分間浸漬し、取り出し、
奇麗にした後、プリズムに連成させた。各3モートのTrζおよびTMが得られ
、その誘発された複屈折はプロトン導波管に特徴的である。
実施例5
9896B i CI 3/ 2%KCIを全体で約0.035モル含んでいる
塩浴を:30 (1’Cて調製した後、この溶融物の中に、50%I(C115
C3%N、から成る混合物をバブリングした。この浴の中に、Z−切断したKT
I)結晶を30分間&fiした。この結晶を取り出し、奇麗にした後、プリズム
連成させた結果、少なくとも1モードのTMを示した。この結晶表面をエソヂン
グすると、若1黄褐色になる。この複屈折はプロトン交換に特徴的であると考え
られる。
実施例6
50%■シb CI / 50%ZnCl2が入っている塩浴を300℃で調製
した。この浴の中に、Z−切断したKTP結晶を120分間浸漬し、取り出し、
奇麗にした後、プリズム連成させた。2モードのTEと2モードのTMが観察さ
れ、ΔnyF−Δn、=0.025およびΔntM=Δn、=0.017であっ
た。この複屈折は、この導波管の中にプロトンが存在しているに特徴的であり、
Δnz>Δn?、Δn、である。
実施例7
カバーを付けた200℃のるつぼの中で硝酸アンモニウムを加熱することによっ
て調製しj−塩浴の中に、2−切断したKTP結晶を300分間浸漬した。取り
出して奇餐にし、た後の結晶は、各1モードのTIεとTMを示し、Δn、、=
0.009および♂li、M=(1006であった。この複屈折はアンモニウム
交換に特徴的である。
実施例8
実施例7て得ら第1る(〕゛ンンブ空気中で60分間250℃で1ニールした。
この得られるものは、各1モードのTEと′1゛Mを有するスラブ導波管であっ
たが、Δnv+=0.012およびΔIITM二〇 〇32であった。
このアニールを行うことにより、アンモニウム・イオンからアンモニアが失われ
、その結果として、特徴的に複屈折が上昇したプロトン導波管がガラス管の中に
固体状に a CI sを入れて140℃に加熱することによって溶融物を調製
した。これを140℃に数時間保持した後、この液体に大気中の水分を接触させ
た。この浴の中に、2−切断したKTPサンプルを浸漬した。取り出して、冷却
し、奇麗にした後、プリズム連成すると、3モードのTMを有するスラブ導波管
が生じた。n、に沿った屈折率の上昇はn、もしくはn8のそれよりも大きく、
これはプロトン交換に特徴的である。
実施例10
50%N84C+2150%ZnCLが全体で約0.035モル含まれている溶
融物を、カバーを付けた石英るつぼ中300℃で調製した。
この溶融物の中に、Z−切断したKTP結晶を15分間浸漬する。奇麗にしてプ
リズム連成したものは、各4モードのTEとTMを示す。この屈折率が上昇する
大きさおよび複屈折はアンモニウムおよびプロトン両方を含んでいる導波管に特
徴的である。
実施例10A
実施例10で得られる導波管の結晶を、圧力が1気圧のNil、が入っているパ
イレックス管の中に300℃で60分間入れることにより、この導波管をアンモ
ニア化した。アンモニア化により、この表面の屈折率が八〇−M−1l=0.
072から0.045に低下する。複屈折の低下および屈折率の低下は、これら
のプロトンの実質的部分がアンモニウムイオンに転換したことに一致している。
実施例11
約18gのRb CF s S O8から325℃で溶融物を調製した。この溶
融物の中に、室温の水で予め平衡にした1部のN、と2部の乾燥HCIから成る
混合物を含んでいる気体流をバブリングした。この溶融物の中に、Z−切断した
KTP結晶を10分間浸漬した。取り出してプリズム達成した後、3モードのT
Eと4モードのTMが観察された。Δnru・−Δnvt。は0.023である
。この複屈折はプロトン交換に特徴的である。
実施例12
約37gの安息香酸を220℃のガラス管の中で溶融させた後、この温度で1日
保持した。この液体の中に、2−切断したKTP結晶を220℃で3日間浸漬し
た。取り出してプリズム連成した後、2モードのTEと2モードのTMを有する
スラブ導波管が得られた。この複屈折はプロトン交換に特徴的である。
実施例13
73/24/3のパーセントでRb CI / Z n C1z/ B a C
I tが入っている溶融物を300℃のガラスビーカーの中で調製した。この溶
融物の中に、2−切断したKTP結晶を120分間浸漬し、取り出し、冷却した
後、奇麗にした。プリズム達成すると、9モードのTEと13モルのTMを示し
た。屈折率−深さプロファイルは、この表面から約4mmの深さの所(これは高
い誘発複屈折(ΔnvM−Δnyt=0.027)を有している)に至る領域を
示す。この領域では、ルビジウムに比較してプロトンが比較的豊富である。この
屈折率−深さプロファイルにおける「テール」は、屈折率の上昇がより低いこと
と誘発された複屈折がより小さいこと(絶対値および相対値の両方を基準)によ
って特徴づけられる、約20++mの深さにまで広がっている、より低い屈折率
の領域である。
この領域は、Hに比較してより多いRbを有していると考えられる。この実施例
と実施例1との比較は、二価イオンであるBaが示す効果をよガラス管中325
℃でZnC1,の溶融物を調製した後、この溶融物の中に、)IC+のゆっくり
した流れを20時間バブリングした。この浴の中に、2−切断したKTP結晶を
325℃で20分間浸漬した。取り出してプリズム連成した後、4モードのTE
と5モードのTMが観察された。これは、その交換されたイオンの大部分がプロ
トンである導波管の実施例である。これの屈折率と、実施例4.5および8のそ
れとを比較すべきである。
2方向に沿った厚さが約1mmである、Z切断したKTP結晶の2表面に、金電
極をスパッタリングした。水熱方法を用い、600℃の成長温度でこの結晶を成
長させた。この結晶を200℃のチャンバの中に入れた。空気のゆっくりとした
流れを、95℃の水の中にバブリングした後、加熱した管を通して、この結晶が
入っているチャンバの中に通した。
これにより、このチャンバ内の雰囲気に、約0.8気圧の水蒸気(その残りは空
気である)を与えた。このチャンバの中にその結晶を160分間保持した後、上
記電極を横切って30VのDC電圧を20分間かけた。
このチャンバから直ちにその結晶を取り出し、そして光摩耗により、これらの金
電極を除去した。この陽極表面の上に、各1モードのTEとTMを有するスラブ
導波管が作り出された。この複屈折はプロトン交換に特徴的である。
実施例16
G、 Brauer (編集)[製造無機化学のハンドブックJ (Iland
book of Preparative Inorganic Chemis
try) 、第2巻(第2版)、^cademic Press(+965)
107]頁に記述されているのと同様にして結晶性Zn (01−1) C1を
調製した。空気に暴露させたるつぼ内でZnCl□/Zn (01()CI(9
515)を300℃に加熱することによって、溶融塩浴を調製した。この液体の
中に、Z−切断したKTP結晶を15分間浸漬した。
取り出してプリズム連成した後、各4モードのTEとTMが観察された。
(これは、出発溶融物の組成の中に明らかに少なくともいくつかのプロトンが存
在しているプロトン導波管の実施例である。)実施例17
Ni14NO,の溶融物を200℃で調製した1麦、この溶融物の中に、2−切
断したKTP結晶を420分間浸漬した。取り出してプリズム連成した後、如何
なるモードのTEもTMも観察されなかった。
実施例17A
実施例17で得られるサンプルを、空気中、250℃のホットプレートの上に2
0分間装いた。各1モードのTEとTMが生じた。(これは、アンモニウム拡散
があまりにも浅す過ぎて導波管を生じさせることができない実施例である。脱ア
ンモニア化すると、プロトン導波管が生じる。
このように、この脱アンモニア化は、1つの型のものをもう1つの型に変換する
ばかりでなく、導波しなかったものを導波するようにさせ得るものである。)
実施例18
N夏(4NO3/Pb (NOs)2 (70/30)の混合物をガラス管内で
200℃に加熱した。スラリーが生じ、そして恐らくはこの鉛の全ては溶解して
いない。この溶融物の中に、Z−切断したKTP結晶を1時間浸漬した。取り出
してプリズム連成した後、この導波管は、1モードのTEと1モードのTMを与
えた。この複屈折はアンモニウム交換に特徴KCI/ZnCl2 (50150
)から325℃で溶融物を調製した。
この溶融物の中に、N、/MCI (9515)の混合物をバブリングした。こ
の溶融物の中に、Z−切断したKTP結晶を15分間浸漬した。
取り出してプリズム連成した後、各1モードのTEとTMが観察された。
実施例14との比較において、これは、この導波管の深さをより浅く調節する目
的で低濃度のHCIと希釈したKCIを用いる実施例である。
この複屈折はプロトン交換に特徴的である。
7 NH4NO320030OATE O,00099GaCl3 ユ40 2
40 0 丁E −表 1(続き)
17 N)14NO32004200TE −19KCI/ZnCl2 325
is ITE O,0009これらの実施例の中に本発明の特別な具体例が包
含されている。ここに開示する本発明の明細または実施を考察することで、本分
野の技術者には池の具体例が明らかになるであろう。本発明の新規な概念の精神
および範囲から逸脱しない修飾形および変形も実施され得ると解釈される。
本発明はここに示した特別な組成および実施例に拘束されるものではなく、本発
明は、以下に示す請求の範囲内に入る本発明の上記修飾形態を包含していると更
に解釈される。
、、、、、A、、、、、 PCT/IIs 92106423国際調査報告
Claims (23)
- 1.K1−xRbxTiOMO4[ここで、xは0から1でありそしてMはPま たはAsである]単一結晶基質を含み、少なくとも1つの光学的に滑らかな表面 を有している光学導波管において、該単一結晶基質が示す屈折率に関して少なく とも約0.00025の表面屈折率を生じさせるに充分なK+および/またはR b+が、(i)H+およびNH4+の少なくとも1種から選択されるイオン類、 および任意に、(ii)Rb+、Cs+およびTl+から選択される少なくとも 1種の一価イオンおよび/またはBa+2、Sr+2、Ca+2およびPb+2 から選択される少なくとも1種の二価イオンで置換されていることを特徴とする 光学導波管。
- 2.該基質のK+および/またはRb+イオン類がH+および/またはNH4+ で置き換えられている請求の範囲1の光学導波管。
- 3.該基質がKTPである請求の範囲1の導波管。
- 4.該基質のK+イオン類が(i)H+および(ii)Rb+で置き換えられて いる請求の範囲3の光学導波管。
- 5.該基質のK+イオン類がNH4+および/またはH+で置き換えられている 請求の範囲3の光学導波管。
- 6.該基質のK+イオン類がH+で置き換えられている請求の範囲3の光学導波 管。
- 7.該基質のK+イオン類がNH4+で置き換えられている請求の範囲3の光学 導波管。
- 8.該基質のK+イオン類が(i)H+および(ii)Rb+およびBa2+で 置き換えられている請求の範囲3の光学導波管。
- 9.該基質のK+イオン類が(i)NH4+および/またはH+および(ii) Pb2+で置き換えられている請求の範囲3の光学導波管。
- 10.請求の範囲1の光学導波管を光学要素として用いることを特徴とする非線 形光学装置。
- 11.該光学導波管が波長変換に適切である請求の範囲10の非線形光学装置。
- 12.K1−xRbxTiOMO4[ここで、xは0から1でありそしてMはP またはAsである]で表される単一結晶が有する少なくとも1つの光学的に滑ら かな表面と、(i)H+またはNH4+の少なくとも1種および任意に、(ii )Rb+、Cs+およびTl+から選択される少なくとも1種の一価イオンおよ び/またはBa+2、Sr+2、Ca+2およびPb+2から選択される少なく とも1種の二価イオンを含むイオン類を供給し得るイオン交換用媒体とを、この 交換用媒体が供給する上記イオン類で上記単一結晶のK+および/またはRb+ が置き換わることによってその表面屈折率が該単一結晶の屈折率に関して少なく とも約0.00025上昇するに充分な時間、約100℃から約600℃の温度 で接触させた後、その得られる結晶を冷却する段階を含む、光学導波管の製造方 法。
- 13.該イオン交換用媒体が液体である請求の範囲12の方法。
- 14.該単一結晶基質の中にNH4+を導入しそして該イオン交換用液体が液状 のNH4Clまたは液状のNH4N03を含んでいる請求の範囲13の方法。
- 15.該イオン交換用液体が、その中にアンモニアをバブリングしたNH4Cl /ZnCl2である請求の範囲14の方法。
- 16.該単一結晶基質の中にH+を導入しそして該イオン交換用液体が液状の安 息香酸、液状のフタル酸、液状のGaCl3、液状のZnCl2、液状のBiC l3、液状のNH4Cl、液状のNH4NO3または液状のRbCF3SO3を 含んでいる請求の範囲13の方法。
- 17.該イオン交換用液体が、その中にHClを溶解させたRbCl/ZnCl 2である請求の範囲16の方法。
- 18.該イオン交換用媒体がCs+、Tl+およびRb+から成る群から選択さ れる一価イオンを含んでいる請求の範囲13の方法。
- 19.該イオン交換用媒体がBa+2、Sr+2、Ca+2およびPb+2から 成る群から選択される二価イオンを含んでいる請求の範囲18の方法。
- 20.z切断したK1−xRbxTiOMO4[ここで、xはOから1でありそ してMはPまたはAsである]単一結晶のz表面を横切って、結晶厚1cm当た り約20Vから約2000VのDC電圧を、プロトン源の存在下、上記単一結晶 のK+および/またはRb+がH+で置き換わることによってその陽極の下の屈 折率が該単一結晶の屈折率に関して少なくとも0.00025上昇するに充分な 時間、約−40℃から400℃の温度でかける段階を含む、光学導波管の製造方 法。
- 21.結晶厚に対する電圧の比率が約300V/cmでありそして該温度が約2 00℃である請求の範囲20の方法。
- 22.上記H+をアンモニア化することによって上記導波管の中にアンモニアを 組み込むに充分なアンモニア分圧の存在下で導波管を加熱する請求の範囲20の 方法。
- 23.該プロトン源が、その雰囲気の中の周囲水か、系統的にその雰囲気の中に 添加された水か、或は該結晶が成長する結果としてその結晶の中に既に存在して いるプロトン類である請求の範囲20の方法。
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