JPH0650933A - ガスセンサー - Google Patents

ガスセンサー

Info

Publication number
JPH0650933A
JPH0650933A JP4245443A JP24544392A JPH0650933A JP H0650933 A JPH0650933 A JP H0650933A JP 4245443 A JP4245443 A JP 4245443A JP 24544392 A JP24544392 A JP 24544392A JP H0650933 A JPH0650933 A JP H0650933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
gas
electrolytic cell
detecting electrode
detection electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4245443A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ishikawa
陽一 石川
Motoko Motosawa
素子 本澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Able Corp
Original Assignee
Able Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Able Corp filed Critical Able Corp
Priority to JP4245443A priority Critical patent/JPH0650933A/ja
Publication of JPH0650933A publication Critical patent/JPH0650933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱殺菌時に電極材料が電解液に触れない構造に
することによって、電極を痛めず殺菌ができ培養中でも
電解液が交換できるガスセンサーを提供する。 【構成】ステンレス円筒の内壁に同心円筒の対極を固着
させた対極筒の一端にガス透過膜を密封固定して成る電
解槽、該電解槽に容易に固定及び離脱が可能な検出極担
体及び電解液から構成され、検出極担体を電解槽に固定
した時、検出極と前記ガス透過膜が密着することを特徴
とするガスセンサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス及び溶存ガスの検
出センサーであり、特に培養液中の溶存ガスを無菌的に
検出するのに有効である。被検ガスとしては酸素、水
素、塩素、ホスゲン等電解液に溶解して電気化学反応し
うるガスに利用出来る。
【0002】
【従来の技術】ガス透過膜を先端に固定した筒状電解槽
を殺菌した後に、電解槽に電解液及びアノードとカソー
ドを一体にした電極担体を挿入する溶存ガスセンサーが
考えられている(特許出願公告 昭43−2833)。
しかしこのセンサーは電極担体がアノード、カソード、
その絶縁体、電極支持体等から構成されるため、構造が
複雑になり、一般には売られていない。熱殺菌特に蒸気
殺菌の可能なセンサーとしては、電解槽、アノード、カ
ソード及び電解液を一体にして組み上げた状態で培養槽
に取り付け殺菌する方式が一般的である。この場合アル
カリ等の電解液中で電極やその絶縁体、電極支持体等を
加熱することになるので各部が腐食や損傷を受け、電解
液もよごれ、時には殺菌後にセンサーが機能しなくなる
こともある。また培養中にセンサーが作動しなくなるこ
ともあるが、この時雑菌汚染の危険のためセンサーを交
換できず、従って培養のモニターができなくなることが
ある。又、熱殺菌により電極材料やその反応生成物が脱
落し、ガス透過膜と検出極の間に入って検出の再現性を
悪くしたり低濃度の検出性能を悪くする場合がある。ま
た熱殺菌特に蒸気殺菌時にガス透過膜に蒸気圧がかかる
為に電解槽の内外の圧力バランスをとる均圧孔を設けた
ものがある。この場合均圧孔から炭酸ガスが電解液中に
吸収されたり、時には培養液が均圧孔から電解液中に入
ってくることもあり、電解液の力価が下降したり、電解
槽の洗浄を頻繁に行う必要が生じる。均圧孔のないセン
サーもあるが、蒸気殺菌時のガス透過膜の保護のため、
ステンレスメッシュ等によりガス透過膜を支え、複雑な
構造とならざるを得ない。
【0003】
【本発明が解決するための手段】本発明はこれら諸問題
を解決するガスセンサーを提案する。すなわちステンレ
ン円筒の内壁に同心円筒の対極を固着させた対極筒の一
端にガス透過膜を密封固定して成る電解槽、該電解槽に
容易に固定及び離脱が可能な検出極担体及び電解液から
構成され、検出極担体を電解槽に固定した時、検出極と
前記ガス透過膜が密着することを特徴とするガスセンサ
ーである。本センサーをオートクレーブ殺菌して使用す
る場合は電解槽を培養槽や送液パイプ等の殺菌を要する
部位に固定して殺菌したのち該電解槽内に電解液及び検
出極担体を固定すればよい。培養槽内に蒸気を吹き込ん
で蒸気殺菌する場合はガス透過膜に培養槽内から蒸気圧
がかかるため電解槽内にガス透過膜に密着するガス透過
膜保護棒を入れて、蒸気殺菌したのち該保護棒を除去し
て電解液を注入し、さらに検出極担体を固定すればよ
い。本ガスセンサーはポーラログラフ式に構成すること
もできるが、ステンレスの円筒内壁に固着した対極が卑
金属であり検出極が貴金属で構成されるガルバニ電池式
ガスセンサーとすれば構造が単純になる。例えば卑金属
には、鉛、亜鉛、アルミニウム等が、貴金属には金、
銀、白金等がよい。
【0004】
【実施例1】図1に本発明に係る溶存酸素センサーの実
施例の断面図を示す。ステンレス円筒1の内壁には同心
円筒の対極2であるアノード例えば鉛が固着されていて
対極保持体3と一体の対極筒を形成する。その端末には
ガス透過膜4が0リング5及びワッシャー6を先端キャ
ップ7をねじ込むことによって密封固定され、電解槽を
形成している。検出極8であるカソード例えば白金を担
持するガラス管9、ガラス保護筒10、アノード導電体
11、アノード端子12、カソード端子13、絶縁体1
4及びカソードリード線18が一体となって検出極担体
を形成している。ここでガラス保護筒10とアノード導
電体11は一体で形成されている。検出極担体を電解槽
に挿入し、袋ナット15によって固定すると検出極8が
ガス透過膜4と密着する。この際検出極とガス透過膜の
間には薄い電解液層が形成されていなければならない。
本電極で培養液を計測する時は電解槽を培養槽天板16
にゴム栓17で固定し、オートクレーブ殺菌したのち、
電解槽中に電解液を注入し、検出極担体を挿入すればよ
い。また本電極をとりつけて培養槽内に蒸気を吹き込ん
で蒸気殺菌する時はガス透過膜に圧力がかかって損傷す
る危険性があるので、検出極担体と同様な形状をしたガ
ス透過膜保護棒(図示せず)を挿入して、蒸気殺菌した
のち該保護棒を除去して電解液19を注入し、さらに検
出極担体を固定すればよい。
【0005】
【発明の効果】本発明により、熱殺菌時には電解液の入
っていない電解槽のみを殺菌するので電極が電解液によ
り損傷をうけることがない。電極材料や酸化鉛等の反応
生成物が脱落することもないので、ガス透過膜と検出極
の密着の再現性がよく、安定性のある計測が出来るだけ
でなく、低濃度の計測が可能となった。溶存酸素の計測
では1ppbの計測も可能となった。電極が培養中に作
動しなくなっても検出極担体を引き抜くことができるの
で、再調整したり、電解液を交換して再生することがで
きる。また、他の電解槽と組合せて再校正することもで
きる。対極がステンレス円筒内壁に固着されているの
で、検出極担体の構造が大変単純化された。均圧孔がな
いので培養槽中の炭酸ガスが電解液に影響を与えること
がなくなったうえ培養液が電解槽内に入る危険性もな
い。これらにより、性能、信頼性ともすぐれたガスセン
サーが得られた。
【0006】
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施例の断面図を示す。図中1はステン
レス円筒、2は対極、4はガス透過膜、8は検出極で1
9は電解液である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス円筒の内壁に同心円筒の対極を
    固着させた対極筒の一端にガス透過膜を密封固定して成
    る電解槽、該電解槽に容易に固定及び離脱が可能な検出
    極担体及び電解液から構成され、検出極担体を電解槽に
    固定した時、検出極と前記ガス透過膜が密着することを
    特徴とするガスセンサー。
  2. 【請求項2】電解槽を培養槽や送液パイプ等の熱殺菌を
    要する部位に連結固定して、熱殺菌したのち該電解槽内
    に電解液及び検出極担体を固定することを特徴とする第
    1項記載のガスセンサー。
  3. 【請求項3】熱殺菌時に電解槽内にガス透過膜に密着す
    るガス透過膜保護棒を入れて、熱殺菌したのち該保護棒
    を除去して電解液を注入し、さらに検出極担体を固定す
    ることを特徴とする第2項記載のガスセンサー。
  4. 【請求項4】ステンレス円筒の内壁に固着した対極が卑
    金属であり検出極が貴金属で構成されるガルバニ電池で
    あることを特徴とする第1項、第2項、及び第3項記載
    のガスセンサー。
JP4245443A 1992-07-30 1992-07-30 ガスセンサー Pending JPH0650933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4245443A JPH0650933A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 ガスセンサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4245443A JPH0650933A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 ガスセンサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650933A true JPH0650933A (ja) 1994-02-25

Family

ID=17133743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4245443A Pending JPH0650933A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 ガスセンサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650933A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5527446A (en) Gas sensor
US3539455A (en) Membrane polarographic electrode system and method with electrochemical compensation
EP1959253B1 (en) Electrochemical sensor
EP3372998B1 (en) Sensor and method for measuring content of hydrogen in metal melt
US5728289A (en) Sensor cell holder for gas analyzer
EP0027005A1 (en) A method of electrochemical sensing and a sensor for oxygen, halothane and nitrous oxide
US4463593A (en) Apparatus for monitoring the partial pressure of gases
EP0562801A1 (en) Oxygen measuring probe
US4376681A (en) Method of measuring carbon dioxide in a liquid or gas
US4252627A (en) Electrical oxygen probe
US4518477A (en) Thermal protection for electroanalytical cell and amperometric probe
JPH0650933A (ja) ガスセンサー
JP6467146B2 (ja) 隔膜式センサ、液体分析計
JP4671565B2 (ja) 隔膜型電極
US4711703A (en) Thermal protection method for electroanalytical cell
US5030336A (en) Polarographic oxygen sensor
US4178223A (en) Electrical oxygen probe
US4585542A (en) Thermal protection method for electroanalytical cell and amperometric probe
NO833886L (no) Fremgangsmaate og innretning for bestemmelse av hydrogen-stroemning.
JP3925191B2 (ja) 定電位電解型ガスセンサ
US3748245A (en) Electrochemical device for chemical analysis
JP2003202315A (ja) 隔膜カートリッジ
JP2867323B2 (ja) 溶存酸素電極
JPH09297118A (ja) 金属材質の腐食測定装置
JPH0134115Y2 (ja)