JPH06509010A - 溝付き楔骨補綴構成要素 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 溝付き横骨補綴構成要素 補綴股関節の如く補綴骨関節は、しばしば、骨の髄質管に移植される構成要素を 含む。しかし、ピストン又は回転等による、移植された骨に関する補綴骨関節の 動作は、苦痛を生じさせ、効用を減少させる。さらに、補綴骨関節の使用寿命は 、そのような動作によって著しく縮小され、これにより、関節を再構成又は置換 する外科手術を必要とする。

構成要素の移動を制限する一つの方法は、骨に茎状部を接着することである。し かし、接着は、長い時間の間に劣化し、これにより、茎状部と骨の間の結合を壊 し、結果的に、補綴骨関節を緩める。さらに、補綴骨関節が移植された組織は、 接着に対して悪影響を発生させる。

別の方法において、多孔性表面部分が、骨補綴茎状部において形成され、組織を 多孔性表面部分へ成長させ、これにより、茎状部を骨に固定させる。しかし、骨 の内押中、骨に関する補綴の微小動作、すなわち、約２００〜約３００ミクロン の範囲の動作さえも、一般に、多孔性表面部分への骨の内伸量を制限する。これ により、茎状部は、移植された骨の髄質管内で緩くとどまり、補綴骨関節を取り 囲む組織において苦痛を生じさせ、補綴骨関節の使用を著しく縮小させる。

このため、上記０問題を克服又は最小にする補綴関節の新構成要素の必要性が存 在する。

発明の要約 本発明は、骨の髄質管内に配置される補綴関節の新骨補綴構成要素に関する。

骨の髄質管内に配置される補綴関節の骨補綴構成要素は、頚部と頚部から延びて いる茎状部とを含む。茎状部は、骨から茎状部内へ組織成長を行わせるための組 織内挿部分を含み、骨に関する茎状部の微小動作を実質的に防止する。溝付き楔 部は、茎状部から延びており、楔部分を具え、それらの間に少な（とも一つの縦 溝を規定し、これにより、締まりばめが、髄質管への茎状部の移植中、楔部分と 骨の間に形成され、骨に関する茎状部の移動を十分に制限し、組織内挿部分にお いて組織成長を行わせ、骨に関する軸部の微小動作を実質的に防止する。

骨の髄質管において補綴関節の骨補綴構成要素を移植する方法は、骨補綴構成要 素の茎状部を骨の髄質管内に圧入することを含み、これにより、締まりばめが、 骨と茎状部の溝付き楔部の楔部分の間に形成される。

このため、茎状部の移動は、骨に関して十分に制限され、骨から茎状部の組織内 挿部分へ組織成長を行わせ、骨に関する茎状部の微小動作を実質的に防止する。

この発明は、多数の利点を有する。一般に、締まりばめは、骨の髄質管への補綴 関節の骨補綴構成要素の移植により、溝付き楔の楔部分と骨の間に形成される。

締まりはめは、骨内の茎状部の軸方向及び回転移動の如く、茎状部と骨の間の相 対動作を十分に制限し、茎状部の組織内挿部分へ組織成長を行わせる。組織内挿 部分への組織成長は、茎状部を骨に固定させ、骨に関する茎状部の微小動作を実 質的に防止する。移植された骨に関する構成時の動作に付随した周囲組織におけ る苦痛は、これにより、著しく縮小され、骨補綴関節の効用は、著しく増大され る。

また、補綴の使用機能の寿命が改善される。

図面の簡単な説明 第１図は、大腿骨の髄質管に移植された発明にょる骨補綴構成要素を含む補綴関 節の側面図である。

第２図は、線ＩＩ］Ｉに沿って取った第１図に示された骨補綴構成要素の部分断 面図である。

第３図は、第１図に示された骨補綴構成要素の溝付き楔の部分切欠き断面図であ る。

発明の詳細な説明 発明の装置と方法の特徴及び他の詳細は、添付の図面を参照してさらに詳細に記 載され、請求の範囲において指摘されるであろう。種々の図において存在する同 一番号は、同一項目を表す。発明の特定の実施態様は、発明を限定するものでは なく、例示として示される。この発明の主な特徴は、発明の範囲に反することな く、いろいろな実施態様において使用される。

第１図に示された発明の一例において、骨補綴構成要素１０は、大腿骨頭１２に 取り付けである。大腿骨頭１２は、ライナー１４に配される。

大腿骨頭１２は、骨補綴構成要素１０の移動のために、ライナー１４内で回転可 能である。ライナー１４は、杯１６に配される。関節陥１８は、陥凹部分２０を 規定する。杯１６は、陥凹部分２０内に配される。杯１６の表面部分２２は、陥 凹部分２０において関節陥１８に当接する。表面部分２２は、そこでの骨組織成 長による関節陥への杯１６の固定のために適切である。ねじ２ゴｉ、杯１６を通 って陥凹部分２０において関節陥１８内に貫入し、表面部分２０での組織成長に よる関節陥１８における杯の固定中、陥凹部分において杯１６を安定させる。

骨補綴構成要素１０は、頚部２４を含む。ピン２６は、頚部２４がら突出し、大 腿骨頭１２内に配される。代替的に、大腿骨頭１２と頚部２４は、一体的でも良 い。茎状部２８は、頚部２４から延びている。茎状部２８は、大腿骨３ｏの髄質 管３２内の茎状部２８の移植により、大腿骨３０内に配される。

茎状部２８は、大腿骨３０の皮質組織３４と海面状組織３６に当接する。茎状部 ２８は、大腿骨頭１２の下位に位置する正中側３８と茎状部２８の正中側３８と は反対側に位置する側方側４ｏとを含む。組織内挿部分４２は、頚部２４の下位 の茎状部２８に配される。組織内挿部分４２は、組織内挿部分４２内への骨組織 成長の如く組織成長を行わせるために適切であり、これにより、大腿骨３ｏに関 する茎状部２８の微小動作を実質的に防止する。茎状部２８と大腿骨３ｏの間の 相対動作は、例えば、茎状部２８の主要軸に平行な線に沿ったピストン状移動と 、茎状部２８の主要軸の回りの茎状部２８の回転移動とを含む。ここで使用され た用語「微小動作」は、約２００〜約３００ミクロンの範囲における相対動作を 意味する。

適切な組織内挿部分４６の例は、技術において公知な如（、茎状部２８に固定し たコバルト／クロムビードを含む。一つの実施態様において、ビードは、約０． 　５ミリメートル〜約０．７５ミリメートルの範囲の直径を有する。軸部２８に おけるビードの深さは、約１ミリメートル〜約１、　５ミリメートルの範囲であ る。ビードは、約２８０〜約３００ミクロンの範囲の平均直径）有する孔を形成 する。

溝付き１１Ｍ４４は、！１廓２４に最も近接する側方側４０に沿った点において 茎状部２８の基部４６を有する直円錐の区分である。溝付き楔４４は、楔部分４ ８を含み、それらの間に配された縦溝５０を規定する。楔部分４８は、各々、傾 斜表面５２と、傾斜表面５２と基部４６の間に配された縁５４とを含む。傾斜表 面５２は、直円錐区分の外面の部分である。縁５４は、直円錐区分の基部におけ る準線の部分である。ルがし、溝付き楔４４は、円錐形状の区分として構成され 、この場合、例えば、円錐区分の母線は直線ではない。

ピン２６、頚部２４と茎状部２８を具える骨補綴構成要素１０は、骨における移 植のための適切な材料から形成しである。適切な材料の例は、チタン、コバルト とクロムの金属合金とともに、これらの金属と合金の合成物を含む。好ましい材 料は、例えば、Ｔ　ｌ−６Ａ　Ｉ　−４Ｖ合金とＣｏ−Ｃｒ合金である。

第２図に示された如く、楔部分４８は、茎状部２８から放射状に広がる。楔部分 ４８における縁５４は、基部４６を輪郭付ける。楔部分４８は、茎状部２８の主 要軸にほぼ平行である。溝付き楔４４の楔部分４８の数は、髄質管３２における 骨補綴茎状部１０の移植中、楔４８と大腿３０の間に締まりばめを生じさせるた めに十分なものである。締まりばめは、髄質管３２内の茎状部２８の動作を十分 に制限し、茎状部２８の組織内挿部分へ組織内挿させ、大腿骨３０に関する茎状 部２８の微小動作を防止する。好ましくは、縦溝５０の数は、約７〜約９の範囲 である。

溝付き楔４４の基部４６の直径は、楔４８と大腿骨３０と茎状部２８の間に締ま りばめを住じさせるために十分なものであり、茎状部２８の組織内挿部分へ十分 な一内伸を行わせ、大腿骨３０に関する茎状部２８の微小動作を防止する。一つ の実施態様において、溝付き楔４４の基部４６の直径は、リーマ−処理によって 髄質管３２に形成した腔のためには過大であるが、茎状部２８の直径は、形成し た腔と線対線で嵌合う。

好ましくは、基部４６の直径は、約１ミリメートルだけ過大である。

一般的に、基部４６の半径は、約０．２９６インチ〜約０．４８２インチの範囲 であり、楔４８の幅は、約０．０５０インチ〜約０．１５０インチの範囲であり 、モして縦溝５ｏの範囲は、約０．０４０インチ〜約０．０６０インチの範囲で ある。特に好ましい実施態様において、縦溝５０の幅は、約０．０９フインチで ある。

第３図に示された如く、大腿骨３０の髄質管３２における骨補綴構成要素１０の 移植では、傾斜表面５２は大腿骨３０に圧接される。髄質管３２への骨補綴構成 要素１０の続く圧入により、縁５４は大腿骨３０の骨組織へ侵入する。骨組織５ ６の部分（仮線で図示）が、楔部分４８の間の縦溝へ楔部分４８によって割り当 てられる。これにより、締まりばめが、溝付き楔４４と大腿骨３０の間に形成さ れる。

楔部分４８と大腿骨３０の間に形成した締まりばめは、大腿骨３０に関する茎状 部２８の移動を、大腿骨３０から組織内挿部分４２へ組織内挿させるために十分 に小さい移動範囲に制限するために十分であり、これにより、大腿骨３０に関す る茎状部２８の微小動作を実質的に防止する。

傾斜表面５２は、主要軸に対し角度Ｈ５８において、茎状部２８の主要軸から傾 斜しており、大腿３０にあまり損傷を与えることな（、龍質管３２において骨補 綴構ｆｆｌ：要号トＯを移植させる。一つの実施態様において、茎状部２８の主 要軸に対する傾斜表面５２の角度Ｈ５８は、約１７°〜約１３°の範囲である。

大腿骨３０の髄質管３２における骨補綴構成要素１０の移植に続いて、組織内挿 部分４２に隣接する大腿３０の組織が、組織内挿部分４２における孔内へ成長す る。組織内挿部分４２への組織成長量は、大腿３０に関する茎状部２８の微小動 作を防止するために十分なものである。また組織内挿部分４２への組織内挿は、 骨補綴構成要素１０を大腿３０に固定する。

補正書の写しく翻訳文）提出書　（特許法第１８４条の８）平成６年１月１０日 −

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．骨の髄質管内に配置される補綴関節の骨補綴構成要素において、ａ）頸部と 、 ｂ）頸部から延びている茎状部であり、骨から茎状部へ骨組織成長を行わせるた めの組織内伸部分を含み、骨に関する茎状部の微小動作を実質的に防止する茎状 部と、 ｃ）茎状部から延びている溝付き楔であり、楔部分を含み、楔部分の間に少なく とも一つの縦溝を規定し、これにより、締まりばめが、髄質管への茎状部の移植 中、楔部分と骨の間に形成され、骨に関する茎状部の移動を十分に制限し、組織 内伸部分において組織成長を行わせ、骨に関する茎状部の微小動作を実質的に防 止する溝付き楔とを具備する骨補綴構成要素。
2. ２．溝付き楔が、頸部の下位の茎状部の側方部分において配される請求の範囲１ に記載の骨補綴構成要素。
3. ３．溝付き楔が、直円錐の区分として構成される請求の範囲２に記載の骨補綴構 成要素。
4. ４．楔部分が、直円錐の主要軸から放射状に広がる請求の範囲３に記載の骨補綴 構成要素。
5. ５．直円錐の基部が、約０．２９６〜約０．４８２インチの範囲の半径を有する 請求の範囲４に記載の骨補綴構成要素。
6. ６．直円錐の高さが、約０．４６０〜約０．６２０インチの範囲である請求の範 囲５に記載の骨補綴構成要素。
7. ７．円錐の各楔部分が、約０．０５０〜約０．１５０インチの範囲における幅を 有する請求の範囲６に記載の骨補綴構成要素。
8. ８．楔部分の間の縦溝の数が、７〜９の範囲である請求の範囲７に記載の骨補綴 構成要素。
9. ９．骨において補綴関節の骨補綴構成要素を移植する方法において、骨補綴構成 要素の茎状部を骨の髄質管内に圧入する段階を含み、これにより、締まりばめが 、骨と骨補綴構成要素の溝付き楔の楔部分の間に形成され、骨に関する茎状部の 移動を十分に制限し、骨から茎状部の組織内伸部分へ組織成長させ、骨に関する 茎状部の微小動作を実質的に防止する方法。
10. １０．骨の髄質管内に配置される補綴関節の構成要素であり、頸部と、頸部から 延びている茎状部とを含み、この場合茎状部は、構成要素を骨に固定するために 、骨から茎状部へ骨組織成長を行わせるための組織内伸部分を有する構成要素に おいて、改良が、茎状部から延びている溝付き楔を具備し、溝付き楔は楔部分を 有し、楔部分の間に少なくとも一つの縦溝を規定し、これにより、締まりばめが 、髄質管への構成要素の移植中、楔部分と骨の間に形成され、骨に関する茎状部 の移動を十分に制限し、組織内伸部分において組織成長を行わせ、骨に関する茎 状部の微小動作を実質的に防止することを含む構成要素。