JPH0650886A - 原子吸光分析装置用原子化炉 - Google Patents
原子吸光分析装置用原子化炉Info
- Publication number
- JPH0650886A JPH0650886A JP4203697A JP20369792A JPH0650886A JP H0650886 A JPH0650886 A JP H0650886A JP 4203697 A JP4203697 A JP 4203697A JP 20369792 A JP20369792 A JP 20369792A JP H0650886 A JPH0650886 A JP H0650886A
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- Japan
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- atomization
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- Pending
Links
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Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料を蒸気化させて得られた原子蒸気が貫通
孔から排出されるまでに炉内に存在する時間を常に一定
とし、分析の感度を向上させる。 【構成】 全体が横断面円形の管状体2からなる原子吸
光分析装置用原子化炉である。管状体2の周壁の上部に
試料投入兼原子蒸気排出用貫通孔3を形成する。周壁下
部における貫通孔3と対応する部分に試料保持用凹所4
を形成する。
孔から排出されるまでに炉内に存在する時間を常に一定
とし、分析の感度を向上させる。 【構成】 全体が横断面円形の管状体2からなる原子吸
光分析装置用原子化炉である。管状体2の周壁の上部に
試料投入兼原子蒸気排出用貫通孔3を形成する。周壁下
部における貫通孔3と対応する部分に試料保持用凹所4
を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子吸光分析装置に
おいて、電気加熱により固体または液体の試料を原子化
させるのに用いられる原子化炉に関する。
おいて、電気加熱により固体または液体の試料を原子化
させるのに用いられる原子化炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種原子化炉として、全体が横
断面円形の黒鉛製管状体からなり、その周壁の上部に試
料投入兼原子蒸気排出用貫通孔が形成されたものが用い
られていた。この原子化炉において、固体または液体の
試料は貫通孔を通して炉内に落下させられることにより
炉内に導入されるようになっている。
断面円形の黒鉛製管状体からなり、その周壁の上部に試
料投入兼原子蒸気排出用貫通孔が形成されたものが用い
られていた。この原子化炉において、固体または液体の
試料は貫通孔を通して炉内に落下させられることにより
炉内に導入されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
原子化炉は、全体が横断面円形の管状体からなるので、
試料を貫通孔を通して炉内に落下させたさいに、常に一
定の位置に来るとは限らず、炉内に導入された試料の位
置が、貫通孔に対してばらつくことがある。そして、こ
のようなばらつきが生じると、試料から発生した蒸気
が、貫通孔から排出されるまでに原子化炉内に存在して
いる時間が、試料が存在した位置により異なることにな
り、分析の感度が低下するという問題があった。
原子化炉は、全体が横断面円形の管状体からなるので、
試料を貫通孔を通して炉内に落下させたさいに、常に一
定の位置に来るとは限らず、炉内に導入された試料の位
置が、貫通孔に対してばらつくことがある。そして、こ
のようなばらつきが生じると、試料から発生した蒸気
が、貫通孔から排出されるまでに原子化炉内に存在して
いる時間が、試料が存在した位置により異なることにな
り、分析の感度が低下するという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記問題を解決した原
子吸光分析装置用原子化炉を提供することにある。
子吸光分析装置用原子化炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による原子吸光
分析装置用原子化炉は、全体が横断面円形の管状体から
なり、その周壁の上部に試料投入兼原子蒸気排出用貫通
孔が形成され、周壁下部における貫通孔と対応する部分
に試料保持用凹所が形成されているものである。
分析装置用原子化炉は、全体が横断面円形の管状体から
なり、その周壁の上部に試料投入兼原子蒸気排出用貫通
孔が形成され、周壁下部における貫通孔と対応する部分
に試料保持用凹所が形成されているものである。
【0006】上記において、炉本体は、黒鉛で形成され
る。炉本体の内周面には、パイロ化処理や、金属炭化物
処理を施しておいてもよい。
る。炉本体の内周面には、パイロ化処理や、金属炭化物
処理を施しておいてもよい。
【0007】また、試料としては、固体試料および溶液
試料のいずれも使用可能である。
試料のいずれも使用可能である。
【0008】
【作用】上記構成の原子化炉によれば、試料投入兼原子
蒸気排出用貫通孔から炉内に落下させられた試料は、凹
所内に入り、ここで保持される。したがって、試料の貫
通孔に対する位置は常に一定となる。
蒸気排出用貫通孔から炉内に落下させられた試料は、凹
所内に入り、ここで保持される。したがって、試料の貫
通孔に対する位置は常に一定となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0010】この発明による原子吸光分析装置用原子化
炉(1) は、全体が横断面円形の黒鉛製管状体(2) からな
り、その周壁の上部に試料投入兼原子蒸気排出用貫通孔
(3)が形成され、周壁の下部における貫通孔(3) と対応
する位置に、試料保持用凹所(4) が形成されたものであ
る。
炉(1) は、全体が横断面円形の黒鉛製管状体(2) からな
り、その周壁の上部に試料投入兼原子蒸気排出用貫通孔
(3)が形成され、周壁の下部における貫通孔(3) と対応
する位置に、試料保持用凹所(4) が形成されたものであ
る。
【0011】このような構成において、原子吸光分析を
行なう場合、貫通孔(3) を通して炉(1) 内に試料(S) を
落下させる。すると、試料(S) は凹所(4) 内に入ってこ
こに保持される。その後、原子化炉(1) を原子吸光分析
装置の原子化部に配置し、原子化炉(1) に通電すること
によって炉(1) 内を加熱し、試料(S) を蒸気化させる。
そして、原子吸光分析を行なう。
行なう場合、貫通孔(3) を通して炉(1) 内に試料(S) を
落下させる。すると、試料(S) は凹所(4) 内に入ってこ
こに保持される。その後、原子化炉(1) を原子吸光分析
装置の原子化部に配置し、原子化炉(1) に通電すること
によって炉(1) 内を加熱し、試料(S) を蒸気化させる。
そして、原子吸光分析を行なう。
【0012】上記において、原子化炉(1) 内に導入され
た試料(S) の貫通孔(3) に対する位置は常に一定とな
る。したがって、これを蒸気化させた場合、原子蒸気が
貫通孔(3) から排出されるまでに炉(1) 内に存在してい
る時間は常に一定となり、分析の感度が向上する。
た試料(S) の貫通孔(3) に対する位置は常に一定とな
る。したがって、これを蒸気化させた場合、原子蒸気が
貫通孔(3) から排出されるまでに炉(1) 内に存在してい
る時間は常に一定となり、分析の感度が向上する。
【0013】
【発明の効果】この発明の原子吸光分析装置用原子化炉
によれば、上述のように、試料投入兼原子蒸気排出用貫
通孔から炉内に落下させられた試料は、凹所内に入り、
ここで保持されるので、試料の貫通孔に対する位置は常
に一定となる。したがって、試料を蒸気化させて得られ
た原子蒸気が貫通孔から排出されるまでに炉内に存在す
る時間は常に一定となり、分析の感度が向上する。
によれば、上述のように、試料投入兼原子蒸気排出用貫
通孔から炉内に落下させられた試料は、凹所内に入り、
ここで保持されるので、試料の貫通孔に対する位置は常
に一定となる。したがって、試料を蒸気化させて得られ
た原子蒸気が貫通孔から排出されるまでに炉内に存在す
る時間は常に一定となり、分析の感度が向上する。
【図1】この発明による原子吸光分析装置用原子化炉を
示す一部切欠き正面図である。
示す一部切欠き正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
1 原子吸光分析装置用原子化炉 2 管状体 3 試料投入兼原子蒸気排出用貫通孔 4 試料保持用凹所
Claims (1)
- 【請求項1】 全体が横断面円形の管状体からなり、そ
の周壁の上部に試料投入兼原子蒸気排出用貫通孔が形成
され、周壁下部における貫通孔と対応する部分に試料保
持用凹所が形成されている原子吸光分析装置用原子化
炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203697A JPH0650886A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 原子吸光分析装置用原子化炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203697A JPH0650886A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 原子吸光分析装置用原子化炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650886A true JPH0650886A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16478354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203697A Pending JPH0650886A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 原子吸光分析装置用原子化炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650886A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7406615B2 (en) | 2003-10-13 | 2008-07-29 | Robert Bosch Gmbh | Control unit for generating a clock pulse as a function of output signals outputted from at least two clock outputs |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5997040A (ja) * | 1982-11-25 | 1984-06-04 | Shimadzu Corp | フレ−ムレス原子化炉用グラフアイトチユ−ブ |
JPS6078333A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-05-04 | エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン | 管状セル |
JPH03146853A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-21 | Hitachi Ltd | 原子吸光分析用無炎アトマイザ |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4203697A patent/JPH0650886A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5997040A (ja) * | 1982-11-25 | 1984-06-04 | Shimadzu Corp | フレ−ムレス原子化炉用グラフアイトチユ−ブ |
JPS6078333A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-05-04 | エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン | 管状セル |
JPH03146853A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-21 | Hitachi Ltd | 原子吸光分析用無炎アトマイザ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7406615B2 (en) | 2003-10-13 | 2008-07-29 | Robert Bosch Gmbh | Control unit for generating a clock pulse as a function of output signals outputted from at least two clock outputs |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961029 |