JPH0650866U - アルバム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】背板と表板と裏板とから形成された外表紙の背
板の裏側両側縁に付設された取付片と前記補強山出片と
を接着することによって、外表紙に対して台紙部が強固
に支持する 【構成】複数の台紙の後端部を一体化してなる重合台紙
部の表面部及び裏面部の後端縁に沿って硬質補強山出片
をそれぞれ接着固定し、背板と表板と裏板とから形成さ
れた外表紙の背板の裏側両側縁に付設された取付片とと
前記補強山出片とを接着してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、アルバムの外観を荘重とすると共にアルバムの外表紙と台紙部との 安定した一体化を実現することによって、外表紙によって台紙を強固に支持する こするようにしたアルバムに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、アルバムの台紙部を外表紙部に強固に支持するために、外表紙の折り返し 片と綴代とした台紙部の端部を締め付け金具又は縛り紐等によって固定していた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、複数のアルバムの台紙の背端部に力紙にて無線綴貼して台紙の写真 の貼着面積を大きくして綴代がなくするようなアルバムでは、台紙に写真を多数 枚貼り付けるしたがって台紙部が重くなるため、アルバムの外表紙と台紙部との 安定した一体化が得られず、従ってアルバムの使用の途中で外表紙に対して台紙 部が脱落傾向を示すようになる欠点があった。 このような問題点を解消するため、背板と表板と裏板とから形成された外表紙の 背板の裏側両側縁に付設された取付片と前記補強山出片とを接着することによっ て、外表紙に対して台紙部が強固に支持されるアルバムを安価に提供することを 目的とする。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、複数の台紙の後端部を一体化してなる重合台紙部 の表面部及び裏面部の後端縁に沿って硬質補強山出片をそれぞれ接着固定し、背 板と表板と裏板とから形成された外表紙の背板の裏側両側縁に付設された取出片 と前記補強山出片とを接着してなる。 補強山出片は断面が略三角形状又はかまぼこ状としてある。 更に又、補強山出片の材質は硬質プラスチック製、軽量金属製、又は木製として ある。

【０００５】

【作用】

外表紙の背板の裏側両側縁に付設された取付片と補強山出片とを接着した場合、 台紙部と外表紙とが一体化が堅牢に行われる。従って、台紙の写真貼り付け面に 写真を貼りつけ台紙部が重くなった場合であっても硬質補強山出片は丁度建築物 の「筋交い」のような補強の作用をして、外表紙部に対して台紙部の脱落傾向を 有効に阻止し得る。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。実施例について図面を参照して説明す る。図１〜図６において、可撓性を有する台紙１をその中央部折目２より折り返 すことによって半折可撓性薄手台紙を複数部を形成せしめると共に、複数部から なるこの半折可撓性薄手台紙を順次に重合する。更に台紙の重合面７を順次にそ の外端部をのみを接着するか、又はその重合面の全面を接着してあるものである 。写真陽画紙（以下、写真紙という）の厚みにほぼ２倍に相当する厚みを備えた 無駄紙３を写真紙貼付け面８である台紙見開部に挟んだ状態で、重合台紙の背端 部４を寒冷紗等の力紙５にて無線綴りにて貼着し複数台紙を一体化した台紙部９ を形成してある。

【０００７】 台紙部９の表面部１０及び裏面部１１の後端縁に沿って断面形状が略三角形状又 はかまぼこ形状とした補強山出片１２、１２を接着等の手段で固定してある。補 強山出片１２、１２は比較的硬質、軽量のものがよく通常は木製、プラスチック 又はアルミのような軽量金属製等が望ましい。外表紙部１３は表板部１４と背板 部１５及び裏板部１６とから構成されている。外表紙部１３を構成する背板１５ の裏面両側片に設けてある取付片１７、１７を前記補強山出片１２、１２と接着 することによって台紙部９と外表紙部１１とを一体化する。

【０００８】 無駄紙３は前述のように写真紙の厚みのほぼ２倍に相当する厚みとしてあるが、 その裏面を接着面とした各種形状、例えばハート形、サービスサイズを収容し得 る長方形、動物のキャラクターの形等の窓孔６を形成し、写真を貼付ける場合の 装飾となるようにしてある。なお、写真紙は適宜に備付けの両面テープにて台紙 貼付け面に接着し得る。写真紙を台紙に貼着するのに適する写真紙貼付け用の接 着剤又は両面テープ１８を使用するようにしてある。

【０００９】

【発明の効果】

請求項１のアルバムでは、複数の台紙の後端部を一体化してなる重合台紙部の表 面部及び裏面部の後端縁に沿って硬質補強山出片をそれぞれ接着固定し、背板と 表板と裏板とから形成された外表紙の背板の裏側両側縁に付設された取付片と前 記補強山出片とを接着してなるので、重合台紙部は写真紙の貼付枚数が増加して も、硬質補強山出片が両側から強固に補強作用を行うため、外表紙に対して台紙 部が脱落傾向を示すことなく長期にわたって型崩れしない。 しかも、硬質補強山出片が山出しされているので、アルバムの背板が両側に張り 出すことになるのでアルバムに荘重な厚みを付与することができる。 請求項２のアルバムでは、補強山出片は断面が略三角形状又はかまぼこ状として あるのでアルバムの背板アルバムの装丁の好みに従って自由に選択することが出 来る。 更に、請求項３のアルバムでは、補強山出片は軽量金属製、木製又は硬質プラス チック製としてあるので安価に量産し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】背丸のアルバムの一部拡大断面図

【図２】背角のアルバムの一部拡大断面図

【図３】本考案を採用したアルバムの斜視図

【図４】台紙部を開放した状態を示す一部拡大断面図

【図５】台紙の一体化を示す一部拡大断面図

【図６】略三角状とした補強山出片の斜視図

【図７】かまぼこ状とした補強山出片の斜視図

【図８】無駄紙の平面図

【図９】台紙の表面に写真紙を貼付けた状態を示す一部
断面図

【符号の説明】

１．． 台紙１ ２．． 中央部折目 ３．． 無駄紙 ４．． 背端部 ５．． 力紙 ６．． 窓孔 ７．． 重合面 ８．． 写真貼付け面 ９．．．複数台紙を一体化した台紙部 １０．．表面部 １１．．裏面部 １２．．補強山出片 １３．．外表紙部 １４．．表板部 １５．．背板部 １６．．裏板部 １７．．取付片 １８．．両面テープ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の台紙の後端部を一体化してなる重合
   台紙部の表面部及び裏面部の後端縁に沿って硬質補強山
   出片をそれぞれ接着固定し、背板と表板と裏板とから形
   成された外表紙の背板の裏側両側縁に付設された取付片
   とと前記補強山出片とを接着してなることを特徴とする
   アルバム。
2. 【請求項２】補強山出片は断面が略三角形状又はかまぼ
   こ状としたことを特徴としてなる請求項１のアルバム
3. 【請求項３】補強山出片は硬質プラスチック製、軽量金
   属製、又は木製からなる請求項１のアルバム