JPH06508540A - 多機能装飾家具システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 第一、第二および第三のフラップを含む取外し可能なカバーであって、前記レー ル要素、前記側部支持部および前記底部レールにそれぞれ取付けられた締結細片 に該カバーを取付けるためのフックおよびループ型締結細片を各フラップが有し ている取外し可能なカバーと を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装飾家具システム。

明　細　書 多機能装飾家具システム 発明の背景 本発明は家具、および特に互いに交換可能な部品を有する家具に関する。

なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たる米国特許出願第０７／７２ ０．３６９号（１９９１年６月２５日出願）の明細書の記載に基づ（ものであっ て、当該米国特許出願の番号を参照することによって当該米国特許出願の明細書 の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。

従来の椅子、ロマンスシート、ソファおよびスリーバ（ｓｌｅｅｐｅｒ）のよう な装飾家具においては、その標準的構成方法は座面、前側レールおよび後側レー ルを有する完全に組立てられた木製ないしは木製品のフレームを利用している。

フレームは取外し不可能な織物のカバーで覆われ、繊維および発泡体のような材 料からなる装飾材料が織物カバーに取付けられている。スプリング、帯ひもない しは他の支持手段は座面の下側で前側および後側のレールに恒久的に取付けられ ている。座面のピッチは前側および後側のレール間の高さの違いによって決定さ れている。

スリーパ機構および木製フレームに恒久的に取付けられた折畳みマツトレスを有 する家具を供給することも通常行われている。しかしながら、スリーパ機構を受 入れるようデザインされた従来の家具は、同じ外観を有しスリーバを有さないソ ファに対しフレームの寸法およびデザインが全（異なることが必要である。通常 のソファに用いられているスプリングユニットとスリーパタイブのソファに用い られているスリーパ機構は、装飾過程の前あるいは後のいずれでも互いに交換す ることはできない。

スリーパおよび非スリーパの両型式の家具と共に用いられる背もたれクッション は、「タイト」　（全体フレームの部分として装飾されている）あるいは「ルー ズ」　（個々のクッションがフレームから分離している）のいずれでもよい。両 型式の家具では、一旦フレームが完成されると、装飾片の形状およびスタイルに おいては最小限の変形しかできない。織物のカバーが一旦取付けられると、変更 することができない。

従来の装飾家具のデザインは、製造者、販売者および消費者に多くの制限を負わ せている。製造者は、多くの異なるスタイル間で互いに交換可能な部品はほとん どな（、かつ２〜３年以上も人気のあるスタイルはほとんどないことから、変更 は困難であるけれども常にスタイル変更を要求する業界に頁面している。この結 果、製造者は各スタイルに対する新しい要素部品を定期的にデザインしかつ製作 することを強いられている。製品の頻繁な再デザインおよび製造設備の再編成は 、資材統制および生産効率の維持という点で製造者に大きな負担を負わせている 。

製造者に対する他の制限は、装飾家具は太き（、嵩ばりかつ重くなる傾向にある ということである。従って、装飾家具の製造者にとってその製品を長距離に亘り 出荷することはコスト効率が悪いという結果を伴い、出荷が高（つく。結果的に 、装飾家具の製造者の多くは、輸送コストを低減するために国内の異なる地域に 配置されたいくつかの工場を持たねばならないことに気付いている。輸送コスト が高いということは、国内において生産されている装飾家具製品のわずかしか海 外に輸出されていないという事実の説明となる。

さらに、家具の出荷に適するカートンは極めて高価であり、これが製造者をして 装飾製品を保護力の弱いプラスチック包装で出荷するようにしむけ、製品が損傷 を受ける危険性を生じさせている。

装飾家具の販売者もまた多くの問題に直面している。製品が嵩ばるので、高く付 （展示および倉庫設備が用意されねばならない。典型的な顧客は、スタイル、デ ザインおよび寸法の広範囲な択をめ、しばしば選択した後、直ちに配達すること を要求する。このようなサービスを巨大な在庫、倉庫およびジョールームのコス トなしに提供することは販売者にとって困難なことである。

販売者が直面している他の問題は、比較的短期間内に売れなかった商品は汚され たり破損されたりする傾向にあるということである。装飾家具のクリーニングは 難しく、また修理は通常の習熟した技術者のサービスを必要とし、両者とも高く つく。早く売れた製品も問題を生じさせる。というのも、再注文は６〜１２週を 要しこれは販売者がある期間売れ行き商品なしでいなければならないことを意味 するからである。

装飾家具の買物は顧客にとり不満な経験となり得る。一般の小売店購買者はしば しば装飾家具のブランド名に精通しておらず、彼等が製品の品質をチェックする ことができる実際的な方法はない。適切な製品を配置することは、ある店はソフ ァおよびわずかなロマンスシートを伴う椅子のみを販売しており、一方他の店は スリーバのみを販売していることから困難である。巨大な倉庫型ジョールームで さえもその時に最も人気のある様式のもののみをまかない得る０人気のない寸法 およびスタイルのものは多くの小売店では保管されていない。

顧客は家具を購入する前および後に広範囲な決定をしなければならない。ソファ の場合には、既存の室内装飾とソファとの適合に考慮が払わねばならず、購入し ようとしているソファが将来の装飾計画に調和するか否かについての予見がされ ねばならない。ソファが消耗した後には、あつらえのスリップカバーで覆っても よい。しかしながら、このようなカバーは通常、高価で、体裁が悪（、かつぴっ たりと合わずに、これにより元のソファのデザインの仕上りのよい外観を覆い隠 してしまう。再装飾費用はほとんど新しいものを買うのと同じであり、上で説明 したように装飾部品の簡単なりリーニングも困難で専門家にまかせるのがよい。

さらに、ソファあるいは椅子のフレームは通常織物あるいはクッションよりもは るかに長持ちするが、装飾家具技術の現状は家具フレームの費用に見合う再使用 を許さない。

消費者に置かれたさらに他の制限は、彼等は睡眠に適した型式のソファを買うか 否かを決定しなければならないことである。現在の装飾家具技術は非スリーパ型 のソファにスリーパ機構およびマツトレスの装着を許さない。

これらのデザインの制限のいくらかを修正しようという試みがなされている。例 えば、Ｆａｕｌｋｎｅｒ　ｅｔ　ａｌの米国特許第３．７７４．９６６号は置換 え自在の部品を有するノックダウン用ソファを開示している。しかしながら、こ の特許に開示されているソファは、スタイリングにおいて柔軟性がなく、多数の スタイルおよびデザインに容易に適合しない簡単なフレーム構造を採用し、かつ スリーバ機構を収容することができない。

また、従来の装飾家具のデザインを、取外し自在なスリップカバーにおいて改良 することにより改善しようとする試みもなされている。このようなカバーは、ク リーニングのために取外すことができ、損傷を受けたら取換え、かつ再装飾のと きには変えられるといういくつかの利点を有している。例えば、Ｔｅ５ｔａに対 する米国特許第３，２４８，１４７号は通常の装飾家具と同じような仕上りのよ い外観を模した取外し自在のスリップカバーを開示している。しかしながら、Ｔ ｅ５ｔａによって開示された装飾アッセンブリは比較的高価である。

というのも、それは半装飾品（ｓｕｂ−ｕｐｈｏｌｓｔｅｒ３＋）とこの半装飾 品を覆う取外し自在のカバーとの両者を用いているからである。Ｔｅ５ｔａの椅 子はスリーバ機構を収容できず、スタイリングにおいても柔軟性がない。

Ｔｅ５ｔａに記載されたフレーム構造はほぼ直立するひじ掛を有する椅子ないし はソファにのみ適している。

Ｔｅ５ｔａの方法を用いて再び覆われた曲がりひじ掛は真直に見えるであろう。

発明の要約 本発明は、取外し自在のスプリングプラットホームかスリーパ機構およびマツト レスのどちらかを収容し、互いに交換可能な部品を備えたノックダウン用フレー ムを利用し、かつ容易および迅速に交換され得る織物カバーの使用を許すことが できる装飾家具品を提供する。かくて、我々の発明の目的は、取外し自在で交換 可能なスプリングおよびスリーバユニットを有する装飾家具品を提供することに ある。

本発明の他の目的は、容易に組立および分解され得る互いに交換可能な部品を有 する装飾家具を提供することにある。

さらなる目的は、取外し自在なカバーの多数のスタイルおよびデザインの使用を 許容する装飾家具フレームを提供することである。

特に、本発明は、取外し可能で相互に交換可能なスプリングおよびスリーバユニ ットを有し、第一および第二の離間されたほぼ垂直なひじ掛部材の間に介設され た取外し可能な背もたれおよび前側の部材と組合わされたひじ掛部材を備える装 飾家具の品目を備えている。第一および第二の側部支持部が第一および第二のひ じ掛部材の内側面に付加され、かつ側部支持部の各々は、椅子が置かれる水平な 面に関して鋭角に側部部材の前側部分からその前および後端部の中間部分の段部 に向かい延在する頂部面を備えた側部支持部材を有している。第一および第二の 側部支持部にはさらにスプリングプラットホームあるいはスリーバ機構のいずれ かであってよい座面支持部材を取付ける手段が設けられている。スプリングプラ ットホームは取外し可能に側部支持部材の頂部面にて支持され、スプリングプラ ットホームの後方に向かう動きは側部支持部材の段部によって規制されている。

本発明はまた装飾されたノックダウン家具の品目をも含み、ここにおいて背もた れ部材は、第一および第二の離間された垂直ひじ掛部材に取外し可能に取付けら れる上側および下側部分を有する第一および第二の背もたれ挿入部と、この両背 もたれ挿入部間に取付けられた水平な底部、頂部および中間のレールとを備えて いる。

本発明の他の特徴は、フックおよびループ型締結細片の手段によって織物カバー をひじ掛、前側および背もたれの部材に取外し可能に取付ける手段を設けたこと である。

図面の簡単な説明 第１図は本発明を具現した椅子の斜視前面図である。

第２図は椅子の右側ひじ掛および前側パネルの内部を示す部分的に分解した椅子 の斜視図である。

第３図は椅子の右側ひじ掛けおよび背もたれ部材がどのように組立てられるかを 示すそれらの分解斜視図である。

第４図は左側ひじ掛の内部分を示す。

第５図は座面クッション、背もたれクッションおよびスプリングプラットホーム を取外した椅子の前面図である。

第６図は織物フラップが背もたれ部材の前側に亘りめくり上げられ、かつスプリ ングプラットホームが部分的に装着された椅子の後面図である。

第７図は織物フラップが背もたれ部材の前側に亘りめくり上げられ、かつスプリ ングプラットホームが椅子内に装着された椅子の後面図である。

第８図はスプリングプラットホームの底面図である。

第９図は座面クッションおよび背もたれクッションが取外され、スリーパ機構お よびマツトレスが装着された椅子の前面図である。

第１０図は展開されたスリーパ機構を備えた椅子の前面図である。

第１１図は背もたれおよび座面クッションが取外された椅子の前面図であって、 取外し自在のカバーを示す。

第１２図は取外し自在のカバーの取付は点を示す椅子の底面図である。

第１３図はひじ掛構造および湾曲形状を有するひじ掛を覆う取外し自在のカバー 取付は用の配列の詳細を示すために装飾の一部が破断された左側ひじ掛内部の斜 視破断図である。

第１４図は第１３図の線１４−１４に沿うおよび取外し自在に取付けるための締 付位置を示す。

好ましい実施態様の記述 第１図は本発明の組立てられた椅子の一実施例を椅子の前面から見た図として示 している。ここで用いられる「垂直」および「水平」の用語は、椅子が置かれる 床面に対しほぼ直立および平行な方向を意味する。

椅子は垂直な前側部材２０、第一のすなわち右側の垂直ひじ掛部材２２、および 右側部材２２から離間した第二のすなわち左側の垂直ひじ掛部材２４を備えてい る。背もたれ部材２６はひじ掛部材２２および２４の間に介在され、背もたれク ッション２８および座面クッション３０が設けられている。背もたれクッション ２８は、代わりに、多数の小さなばらのビロー、あるいは取外し可能に取付けら れ製品のスタイルに依存する背もたれクッションで置換えてもよい。後で説明す るように、座面クッション３０はスプリングプラットホーム３２（第８図）ある いはスリーバ機構およびマツトレス３４（第９図および第１０図）のいずれかに よって支持される。適当なスリーバ機構はＬｅｇｇｅｔｔ　ｋ　Ｐｌａｔｔ社に よって製造されている。

第２図を参照するに、前側部材２０は水平な底部および頂部前側レール３８およ び４０をそれぞれ有する木製フレーム、好ましくは装飾されたものから成ってい る。

フックおよびループ型締結細片４２が、後で説明する目的のために、頂部前側レ ール４０に沿って延在している。フックおよびループ型締結細片４２および後述 の他のかかる締結細片は、商標ｒ　Ａｐｌｉｘ　Ｊによって識別される型式のも のである。

ベッドフックとして知られている、通常、３歯に打抜かれた金属製締結具の一半 分３６が前側部材２０の一端に固設されており、他半分４４は、第４図に示され るように、左側のびじ掛部材２４の前側部分２３′　に埋め込まれている。同じ ベッドフックの両半分が前側部材２０の他端および右側のひじ掛部材２２の前側 部分２３′　に取付けられている。ベッドフックは前側部材２０がひじ掛部材２ ２および２４に容易に取付けられ、かつ取外されることを許容する。もし望むな ら、ラッチないしはロック装置（不図示）が前側部材２０の各端部およびひじ掛 部材２２．２４に、ベッドフックの下方に、普通はそのような装置は要求されな いけれども取付けられてもよい。

第２図に示すように、ひじ掛部材２２は、水平な底部ひじ掛レール４６、ひじ掛 部材２２の内側面２１にそれぞれ取付けられる後側および前側のほぼ垂直なアー ム部材４８および５０、およびひじ掛部材２２の内側面２１に取付けられた水平 な側部ベースプレート５２と側部ベースプレート５２に取付けられた側部支持部 材５６とを備える側部支持部を備えている。脚５８および６０は水平な底部ひじ 掛レール４６の底面に取付けられている。水平なフックおよびループ型締結細片 ６２が、水平な側部ベースプレート５２の頂面に沿って、プレートの前側からプ レート５２の頂面の棚部６３に延在している。ひじ掛２２の内側が側部ベースプ レート５２にほぼ平行であるい（らかのひじ掛スタイルに対しては、棚部６３が ひじ掛部材２２の内側面の形状付けられたへこみ部分６４の下端部を画成する。

側部ベースプレート５２から外側に向けて湾曲する他のひじ掛スタイル（第１３ 図参照）に対しては、棚部６３を露出するためにへこみは必要とされない。

側部支持部材５６の頂部面６６は、床面に平行な水平面に関して、部材５６の前 端部からこの部材の後端部７２の近傍の段部７０に向けて下向きに傾斜している 。側部支持部材５６には、後で説明するようにスリーパ機構を支持するために掛 はボルト７４が設けられている。

右側の垂直ひじ掛部材２２とダッシュ（゛）が付される以外同一の参照番号が付 された第４図に示す左側の垂直ひじ掛部材２４は、ひじ掛部材２２と鏡像関係に あり、それ故に別々には説明をしない。

第３図、第６図および第７図に最もよ（示されるように、背もたれ部材２６は、 右側と左側のそれぞれ背もたれ挿入部７６と７６′、水平な背もたれ底部レール ７８、水平な背もたれ頂部レール８０、水平な背もたれ中間レール８２、および 右側と左側の背もたれ支持部材８４と８４′　を備えている。水平なフックおよ びループ締結細片８５が背もたれ中間レール８２に取付けられている。帯ひも（ ｗｅｂｂｉｎｇ）　８６が水平な背もたれ頂部レール８０および背もたれ中間レ ール８２に取付けられている。この帯ひもの代わりにスプリングを用いてもよい 。第５図および第９図に示すように、この帯ひも（あるいはスプリング）８６の 前側面は、その両側に切開されたスリット９０および９０′　を有する装飾材８ ８によって覆われている。スリット９０は、右側の背もたれ挿入部７６と右側の 垂直な背もたれ支持部材８４との間の空間９２に整列され、スリット９０′　は 、左側の背もたれ挿入部７６′　と左側の垂直な背もたれ支持部材８４′　との 間の空間９２′　に整列されている。水平な背もたれ頂部レール８０に取付けら れた一端と、水平なフックおよびループ締結細片９６が取付けられた他端とを有 する織物フラップ９４が、後述するように、椅子の背もたれを覆うように設けら れている。フックおよびループ締結細片９７が挿入部７６の内側に、および同様 の細片（不図示）が挿入部７６′に固設されている。

背もたれ部材２６は、垂直な右側および左側のひじ掛部材２２および２４の後部 分２５．２５’に、右側および左側の背もたれ挿入部７６および７６′　を水平 な側部ベースプレート５２．５２’上でそれらが水平な側部ベースプレート部材 ５２．５２’の後端部９８．９８’に当接しさらに進めなくなるまで摺らせるこ とによって、取外し可能に取付けられる。蝶ねじ１００．１００’あるいは他の 適当な締結装置が、背もたれ部材２６の挿入部７６、７６’の開口１０２，１０ ２’を通して、ひじ掛部材２２．２４の穴１０４，１０４’内にそれぞれ挿入さ れる。穴１０４．１０４’にはねじ１００．１００’を受入れる適当な受具（不 図示）が設けられており、これにより背もたれ部材がひじ掛部材２２．２４に堅 固に取付けられること、およびこの椅子が容易に分解できることを確実にしてい る。

第１２図は椅子の底面図である。図示のように、フックおよびループ型締結細片 １０６．１０８．１１０および１１０′が、水平な背もたれ底部レール７８、水 平な前側底部レール３８、水平なひじ掛底部レール４６および４６′　にそれぞ れ取付けられている。

第８図に示されたスプリングプラットホーム３２は、取付けられた帯ひも１１４ を有する矩形状のフレーム１１２を備え、これは発泡材および織物で覆われてい る。代わりに、帯ひもに代えてスプリングが用いられてもよい。フレーム１１２ の底部にはフェルト状材質の細片１１８，１１８’が取付けられている。

背もたれ部材２６がひじ掛部材２２および２４に取付けられた後、スプリングプ ラットホーム３２あるいはスリーパ機構およびマツトレス３４のいずれかが椅子 に装着され得る。もしもスプリングプラットホーム３２が望まれるのであれば、 このプラットホームは第６図に示すように矢印１１７の方向に椅子に挿入される 。それから、第７図に示すように、このプラットホームは水平な背もたれ底部レ ール７８を越え、傾斜付けられた側部支持部材５６．５６’の頂部面６６、６６ ’を摺動する。この結果、スプリングプラットホーム３２の前端部１１９が前側 部材２０に対し一致し、スプリングプラットホーム３２の後端部１２０が側部支 持部材の段部７０．７０’に合致かつ静止し、かくて快的な着座位置をもたらす 。フレーム１１２の部分１１６．１１６’に取付けられたフェルト状材質の細片 １１８゜１１８′は、スプリングプラットホーム３２の挿入の際の滑らかな摺動 を許容し、かつプラットホームの安定性を増大させる。

代わりに、もしもスリーバ機構およびマツトレース３４が望まれるのであれば、 これは椅子の下側から挿入され、スリーバ機構のフック型式の付属物（不図示） によって、第２図および第４図に示された掛はボルト７４、７４’に取付けられ る。

次に、水平な背もたれ頂部レール８０に取付けられた織物フラップ９４が、背も たれ部材２６の後側を覆うために第３図および第７図に矢印１２２で示されるよ うに、椅子の後方に向けて振られる。フックおよびループ型締結細片９６が、水 平な背もたれ底部レール７８の底部に取付けられている相手方のフックおよびル ープ型締結細片１０６に取外し可能に取付けられる。座面クッション３０はスプ リングプラットホーム３２あるいはスリーブ機構３４のいずれかの上に、どちら のユニットが装着されたかに従って静止する。背もたれクッション２８は座面ク ッション３０および背もたれ部材２６にもまた対して静止する。

取外し可能なカバーが椅子を覆って置かれ、またカバー上のフックおよびループ 型締結細片および椅子上のフックおよびループ型締結細片の手段によって締結さ れてもよい。第１１図を参照するに、取外し可能なカバー１２４が、フックおよ びループ型の端部締結細片１２６を水平な底部ひじ掛レール４６の底部に取付け られた相手方のフックおよびループ型締結細片１１０に取外し可能に取付けるこ とによって右側のびじ掛２２に取付けられている。フックおよびループ型締結細 片（不図示）によって水平な側部ベースプレート５２の相手方フックおよびルー プ型締結細片６２に取外し可能に取付けられるタブ１２８が設けられている。同 様に、取外し可能なカバー１２４′が、フックおよびループ型締結細片（不図示 ）を水平な底部ひじ掛レール４６′の底部の相手方細片１１Ｏ′および水平な側 部ベースプレート５２′の相手方細片６２′　に取付けることによって左側ひじ 掛２４に取付けられている。

同じような方法で、椅子の全体を覆って置かれる取外し可能なカバーを設けるこ とができる。すなわち、椅子の底部のフックおよびループ型締結細片１０８．１ １０および１１０’、前側部材２０上の細片４２、ベースプレート５２．５２’ 上の細片６２．６２’、背もたれ中間レール８２上の細片８５、およびあるスタ イルでは背もたれ挿入部７６、７６’上の細片９７．９７’の第１の組に、カバ ー上の相手方のフックおよびループ型締結細片の第２の組が取付けられることに よって、カバーが取付けられるのである。

背もたれ部材２６の垂直なスリット９０および９０′　は、細片９７および９７ ′への出入口をもたらしている。

第１３図は、ひじ掛が湾曲している本発明の実施例の左側ひじ掛２４ａの斜視破 断図であり、第１４図は、第１３図に示したひじ掛の１４−１４面に沿う断面図 である。第１４図は、ひじ掛の湾曲した外観を保持するカバーを取付ける手段を 示している。第４図に示された部材に対応する要素は、添字ａを付した同一番号 が付与されている。この実施例では、ひじ掛２４ａは、前側および後側の端部片 １３０および５０ａ、両端部片１３０および５０ａの間に延在する水平な支持要 素１３２、水平なレール要素１３４、および水平な下側レール要素１３５を備え ている。フックおよびループ型締結細片１３６が下側レール要素１３５に取付け られている。フラップ１４０．１４２および１４４を有する取外し可能なカバー １３８が、フラップ１４０を締結細片１３６に、フラップ１４２を締結細片６２ ａに、およびフラップ１４４を水平な底部レール４６ａの下側の締結細片１１０ ａに固着することによて、ひじ掛２４ａに取付けられている。

本発明が好ましい実施例に関して詳細に説明されたが、多数の変形、変更、変化 および均等置換は本発明の精神および範囲から逸脱することな（当業者によって なされ得ることが理解されよう。従って、ここに本発明は請求の範囲によっての み制限されるべきことが意図されている。

好ましい実施態様の記述 平成３年１２月２４日

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．取外し可能で相互で変換可能なスプリングおよびスリーパユニットを有する ほぼ水平な面にマウントするための装飾家具システムであって、 各々が前側および後側部分を含む内側面を有する第一および第二の離間されたほ ぼ垂直なひじ掛部材と、 前記第一および第二の離間されたひじ掛部材の間に介設され、各ひじ掛部材の内 側面の後側部分に取付けられた背もたれ部材と、 前記第一および第二の離間されたひじ掛部材の間に介設され、第一および第二の ひじ掛部材の内側面に取付けられた前側部材と、 スプリングプラットホームおよびスリーパ機構のうちの一つであり、前記スプリ ングプラットホームは側端部、前端部および後端部を有する座面支持部材と、 前記第一および第二のひじ掛部材の内側面にそれぞれ付着され、前記スプリング プラットホームおよびスリーパ機構のいずれか一つを取外し可能かつ交換可能に 支持する第一および第二の側部支持部とを備えたことを特徴とする装飾家具シス テム。
2. ２．前記第一および第二の側部支持部の各々は、前記スプリングプラットホーム を前記家具システムがマウントされているほぼ水平面の上方の所定の距離に支持 する手段と、 前記スプリングプラットホームの移動を拘束する手段と、 前記スリーパ機構を支持する付属手段とを有する側部支持部材を備えたことを特 徴とする請求の範囲第１項に記載の装飾家具システム。
3. ３．前記側部支持部材の各々は、前記スプリングプラットホームの側部を支持す る頂部面を有し、該頂部面は前記水平面に関し所定の角度で前記第一および第二 のひじ掛部材の前側部分からそれらの後側部分に向かい下向きに傾斜し、 かつ、前記スプリングプラットホームの移動を拘束する手段は前記第一および第 二の側部支持部材の頂部面における段部を備え、前記スプリングプラットホーム の後端部が前記段部に対し休止していることを特徴とする請求の範囲第２項に記 載の装飾家具システム。
4. ４．前記第一および第二の側部支持部の各々は、前記第一および第二のひじ掛部 材の後側部分に隣接する棚部および後端部を有する側部ベースプレートを備え、 かつ前記背もたれ部材は、 上側および下側部分を有し前記第一および第二のひじ掛部材の内側面に取外し可 能に取付けられた第一および第二の背もたれ挿入部と、 前記背もたれ挿入部の下側部分の間に介設された水平な背もたれ底部レールと、 前記背もたれ挿入部の上側部分の間に介設された水平な背もたれ頂部レールと、 前記背もたれ挿入部の間で前記底部および頂部レールの中間に介設された水平な 背もたれ中間レールとを備え、 前記第一および第二の背もたれ挿入部は前記第一および第二のひじ掛部材の間で 前記側部ベースプレートの棚部上に摺動可能に適合し、かつ前記側部ベースプレ ートの後端部に当接していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装飾家 具システム。
5. ５．前記前側部材は前記第一および第二のひじ掛部材の内側面の前側部分に取外 し可能に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の装飾家具 システム。
6. ６．前記第一および第二のひじ掛部材、前記背もたれ部材および前記前側部材は 装飾されており、さらに前記第一および第二のひじ掛部材、前記背もたれ部材お よび前記前側部材を覆い固設される取外し可能なカバーを備えていることを特徴 とする請求の範囲第４項に記載の装飾家具システム。
7. ７．前記前側部材は頂部および底部の前側レールを含み、前記第一および第二の ひじ掛部材の各々は底部レールを含み、 前記家具システムはさらに、前記頂部および底部の前側レールと、前記第一およ び第二のひじ掛部材の側部ベースプレートおよび底部レールと、および前記背も たれ部材の水平な中間レールとに取付けられたフックおよびループ型締結細片の 第一の組を備え、前記取外し可能なカバーに前記フックおよびループ型締結細片 の第一の組にそれぞれ取付くフックおよびループ型締結細片の第二の組が設けら れていることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の装飾家具システム。
8. ８．フックおよびループ型締結細片が前記背もたれ部材の背もたれ挿入部に取付 けられ、かつ前記背もたれ部材を覆って置かれた前記取外し可能なカバーの一部 は前記背もたれ挿入部に取付けられたフックおよびループ型締結細片へのアクセ スをもたらすスリットを有していることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の 装飾家具システム。
9. ９．フックおよびループ型締結細片が前記背もたれ部材の水平な背もたれ底部レ ールに取付けられ、前記家具システムはさらに前記背もたれ部材の水平な頂部レ ールに取付けられた一端部を有するフラップを備え、 前記フラップは前記水平な背もたれ底部レールのフックおよびループ型締結細片 に取付けるために他端部に取付けられたフックおよびループ型締結細片を有して いることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の装飾家具システム。
10. １０．前記第一および第二のひじ掛部材の後側部分は前記第一および第二の背も たれ挿入部を受入れるための形状付けられたへこみ部を有していることを特徴と する請求の範囲第４項に記載の装飾家具システム。
11. １１．容易に組立ておよび分解可能でほぼ水平な面にマウントするための装飾家 具システムであって、各々が後側および前側部分を含む内側面を有する第一およ び第二の離間されたほぼ垂直なひじ掛部材と、 上側および下側部分を有し前記第一および第二のひじ掛部材の後側部分の内側面 に取外し可能に取付けられた第一および第二の背もたれ挿入部と、 前記背もたれ挿入部の下側部分の間に介設された水平な背もたれ底部レールと、 前記背もたれ挿入部の上側部分の間に介設された水平な背もたれ頂部レールと、 前記背もたれ挿入部の間で前記底部および頂部レールの中間に介設された水平な 背もたれ中間レールとを備え、 前記第一および第二の背もたれ挿入部は前記第一および第二のひじ掛部材の間で 前記側部ベースプレートの棚部上に摺動可能に適合し、かつ前記側部ベースプレ ートの後端部に当接している背もたれ部材と、 前記第一および第二の離間されたひじ掛部材の間に介設され第一および第二のひ じ掛部材の内側面に取付けられた前側部材と を備えたことを特徴とする装飾家具システム。
12. １２．ほぼ水平な面にマウントするための装飾家具システムであって、 各々が後側および前側部分を含む内側面を有する第一および第二の離間されたほ ぼ垂直なひじ掛部材であって、さらにひじ掛部材の各々が取付けられたフックお よびループ型締結細片を有する側部ベースプレートと底部レールとを含む装飾さ れたひじ掛部材と、上側および下側部分を有し前記第一および第二のひじ掛部材 の後側部分の内側面に取外し可能に取付けられた第一および第二の背もたれ挿入 部と、 前記背もたれ挿入部の下側部分の間に介設された水平な背もたれ底部レールと、 前記背もたれ挿入部の上側部分の間に介設された水平な背もたれ頂部レールと、 前記背もたれ挿入部の間で前記底部および頂部レールの中間に介設された水平な 背もたれ中間レールとを備え、 前記第一および第二の背もたれ挿入部は前記第一および第二のひじ掛部材の間で 前記側部ベースプレートの棚部上に摺動可能に適合し、かつ前記側部ベースプレ ートの後端部に当接し、前記水平な背もたれ中間レールはこれに取付けられたフ ックおよびループ型締結細片を有している装飾された 背もたれ部材と、 前記第一および第二の離間されたひじ掛部材の間に介設され、各々が取付けられ たフックおよびループ型締結細片を有する頂部および底部の前側レールを含み第 一および第二のひじ掛部材の内側面に取付けられた前側部材と、 前記装飾された第一および第二のひじ掛、背もたれおよび前側の部材を覆って置 かれ、前記ひじ掛、背もたれおよび前側の部材のフックおよびループ型締結細片 と相合致するフックおよびループ型締結細片の組を有する取外し可能なカバーと を備えたことを特徴とする装飾家具システム。
13. １３．前記前側部材は前記第一および第二のひじ掛部材の内側面の前側部分に取 外し可能に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の装飾 家具システム。
14. １４．前記前側部材は前記第一および第二のひじ掛部材の内側面の前側部分に取 外し可能に取付けられていることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の装飾 家具システム。
15. １５．前記第一および第二のひじ掛部材は湾曲され、さらに、 取付けられたフックおよびループ型締結細片を有する底部レールと、 前側および後側の端部片と 前記端部片の間に延在する、水平な支持要素および取付けられたフックおよびル ープ型締結細片を有するレール要素と、 前記側部支持部に取付けられたフックおよびループ型締結細片と、 第一、第二および第三のフラップを含む取外し可能なカバーであって、前記レー ル要素、前記側部支持部および前記底部レールにそれぞれ取付けられた締結細片 に該カバーを取付けるためのフックおよびループ型締結細片を各フラップが有し ている取外し可能なカバーと を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装飾家具システム。