JPH06507974A - 重積ブロック型のステップゲージ - Google Patents
重積ブロック型のステップゲージInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
重積ブロック型のステップゲージ
関連出願
本発明は、1991年5月29日に出願された重積ブロック型のステップゲージ
と題する米国特許出願第07/706.953号の一部継続出願である。
発明の分野
本発明は一般に、測定機器を較正するためのステップゲージに関する。より詳細
には、本発明は、測定面を中立軸に有し、各ブロックの間に高い圧縮力を有する
重積ブロック型のステップゲージに関する。
発明の背景
ステップゲージは、極めて正確な測定機器を較正するために使用される。ステッ
プゲージは一般に、極めて厳密な公差で精密に重ねられた対向する平行な表面を
有する既知の高さの1つの金属ブロック(あるいは複数のブロック)を備える。
ステップゲージの高さは極めて高い精度で既知であるので、測定機器は、当該ス
テップゲージの高さに関して測定された値に基づいて較正することができる。
従来周知のゲージは、特定の高さを有する単一のブロックを備える。該ブロック
の対向する面は所望の高さまで精密に重ねられる。単一のブロックゲージにおい
ては、測定プローブが、ゲージの中立軸、すなわち、その上にゲージの重心が存
在する測定されている寸法に対して平行な軸線上のブロックの対向面に接触する
ことができる。中立軸上での測定を可能とするゲージは効果的であり、その理由
は、重力又は他の要因に起因するゲージアセンブリのどのような曲がりも、その
中立軸にあるゲージの高さに殆ど影響を与えないからである。単一ブロック型の
ゲージは極めて正確である傾向を有する。しかしながら、そのようなゲージは、
単一の高さの測定にだけ有用であり、幾つかの異なる高さで測定機器を検査する
ことが一般に望まれる。
一連のブロックがゲージアセンブリによって非接触状態で保持されるステップゲ
ージは周知である。各ブロックの精密に重ねられた表面は、プローブが接触する
測定面を備えている。ポンキー外(Voneky e t a 1. )に発行
された米国特許第4,445.276号に開示される如き非接触型のブロックプ
ローブは、ゲージに沿う幾つかの高さに複数の測定面をもたらすだけではなく、
該測定面を中立軸上に位置させることを可能とする。しかしながら、そのような
ゲージは極めて一般的ではなく、その理由は、そのようなゲージの設計が複雑で
あり且つ効果であり、また、他のタイプのブロックゲージよりも正確ではない傾
向があるからである。
恐らく最も一般的なタイプのステップゲージは、接触ブロック型のあるいは重積
ブロック型のステップゲージであり、そのようなゲージにおいては、精密に重ね
られた一連のブロックが接触する状態で重積され、各ブロックの嵌合穴を貫通す
る貫通ボルト、あるいは、各ブロックを嵌合穴を介して先行するブロックに接続
する別個のネジによって、互いに保持される。
共にエグリ(Egli)に発行された米国特許第3,162.955号及び第3
.276.312号は、特定の重積ブロック型のステップゲージを開示している
。米国特許第3.162,955号(以下にエグリ゛ 955と称する)は、複
数のブロックを備え、各々のブロックが「雌雄同体」のボルトによって先行する
ブロックに接続されているブロックゲージ・アセンブリを開示している。各々の
ブロックは、該ブロックの中心を通って穿孔された穴、並びに座ぐり孔を備えて
いる。特定のブロックの高さよりも若干長いボルトが上記穴に挿入され、これに
より、該ボルトのネジ付きの先端が、上記特定のブロックの底面すなわち下面の
下方に伸長し、該ゲージが組み立てられた時に、上記ブロックの直ぐ下に伸長す
る。上記穴は、上記ボルトのヘッドがその中に挿入され、関連するブロックの頂
面すなわち上面と概ね一致するような深さまで座ぐりされる。各々の雌雄同体の
ボルトのヘッドは、その上に置かれたブロックの穴の中に挿入されるボルトの先
端を受け入れるネジ付きの円筒形の空所を備える。各々のブロックは、上記雌雄
同体のボルトの先端を、先行するブロックの中に挿入されている雌雄同体のボル
トのヘッドの空所の中にねじ込むことにより、その下のブロックに取り付けられ
る。
米国特許第3,276.132号(以下にエグリ° 132と称する)は、各ブ
ロックの穴の中に挿入されたボルトが先行するボルトのヘッドの空所に係合しな
い(すなわち、雌雄同体のボルトではない)点を除いて、エグリ′ 955に開
示されたものに類似するステップゲージ・アセンブリを開示している。その代わ
りに、各ブロックの穴の最上方の部分には、外ネジを有するインサートを受け入
れてこれと係合する内ネジが切られており、一方上記インサートには内ネジが切
られ、該アセンブリの次のブロックの中に挿入されるボルトのネジ付きの先端部
を受け入れる。各ボルトは互いに接触する必要がないので、各ボルトはエグリ′
955のボルトよりも比較的短く、総て同じ長さとすることができる。エグリ
′ 132によれば、この設計の利点は、各ボルトの圧縮力は2つの隣接するブ
ロックの当接面に集中され、従って、ブロック全体を貫通するボルトの圧縮力に
よって通常束ずるであろうブロックに作用する曲げモーメントを減少させること
である。
エグリ゛ 132は、ボルトによって約7.03kg/cm” (100ps
i)程度の圧縮力をブロックに与えることを開示している。エグリ′ 132特
許は、2つの理由により、より高い圧縮力が望ましくないことを述べている。第
1の理由は、高い圧縮力はゲージの曲がりを生じることである。第2の理由は、
極めて高い圧縮力を受ける材料の弾性により、ブロックの寸法が減少することで
ある。換言すれば、極めて高い圧縮力は、ブロックを圧縮し、組み立てられたゲ
ージを所望の高さよりも低くする。
エグリ゛ 955特許は、ゲージの個々のブロックをそれぞれの公称寸法よりも
若干大きな寸法まで重ね合わせ、これにより、上記ブロックがボルトの圧縮力を
受けた時に、各ブロックがそれぞれの公称寸法になるようにする可能性を議論し
ている。
ステップゲージの他の例が、フォンダ(Fonda)に発行された米国特許第2
.537,340号に示されており、この米国特許は、3つの別個のブロック部
分と、スチールの主部分と、2つの炭化タングステンのエンドキャップとを備え
るゲージブロックを開示しており、上記2つのエンドキャップは、該エンドキャ
ップの穴を貫通し、上記主ブロックのいずれかの端部のネジ付きの穴に係合する
ネジによって、上記主部分に接続されている。先端のピースの穴の下方部分は、
これらが受け入れるネジよりも若干大きく、これにより、ブロックの中の熱応力
によって先端ピースを歪ませることなく、タングステンの先端ピースが、スチー
ルの主部分とは異なる割合で膨張することを可能とする。
本発明の目的は、改善されたステップゲージを提供することである。
本発明の別の目的は、歪み及び損傷に対する耐久性が高く、これにより、ゲージ
の高さの不正確さが極力少ないステップゲージを提供することである。
本発明の更に別の目的は、測定面がゲージの中立軸にある重積ブロック型のステ
ップゲージを提供することである。
本発明の更に別の目的は、曲げモーメントに対する耐久性が高いステップゲージ
を提供することである。
本発明の更に別の目的は、極めて精度の高い重積ブロック型のステップゲージを
提供することである。
発明の摘要
本発明は、重積ブロック型のステップゲージに関する。好ましい実施例において
は、各ブロックは、該ゲージの総てのブロックを貫通する少なくとも3つの貫通
ロッドによって、互いに接続される。ネジが各貫通ロッドの各端部に螺合され、
且つ締め付けられて、約7.03kg/cm” (100ps i)よりも高く
約70.3kg/cm2(1,000ps i)よりも高いのが好ましい圧縮力
をブロックに与える。各々の貫通ロッドは異なる張力すなわちテンションまで別
個に締め付けられ、これにより、高い圧力の下でのゲージのどのような曲げをも
補償しこれを減少させる。各々の個々のブロックは、ブロックの中立軸を二等分
して該ゲージの中立軸に測定面をもたらすプローブ間隙溝を備える。好ましい実
施例においては、組み立てられたゲージに振動処理を施し、これにより、上記ネ
ジ及び貫通ロッドのネジ部に沿って応力を均一に分布させ、従って、ゲージの通
常の取り扱いにおいて受けるであろう降伏点よりも高い値までネジ部の降伏点を
増大させる。
代替実施例においては、上記貫通ロンドは、1つのブロックを先行する隣接する
ブロックにそれぞれ接続し、上述の最小の張力まで締め付けられるネジによって
置き換えることができる。
他の実施例においては、ゲージは、1つの軸線における曲げを補償するために個
々に締め付けることのできる2つの貫通ロッドを備える。上記軸線に対して平行
ではないゲージのどのような曲げをも排除するために、個々のブロックの貫通穴
は、上記第1の軸線に対して直交する第2の軸線に沿う貫通ロッドよりも大きく
なるように楕円形になされ、これにより、上記第2の軸線に沿う曲げは、それぞ
れ別個の穴の中の上記貫通ロッドの位置を調節することにより補正することがで
きる。
更に別の実施例においては、中央に設けられる単一の貫通ロッドが、該貫通ロッ
ドよりも大きな穴の中に設けられ、これにより、該貫通ロッドは、いずれの方向
においても側方へ動いてゲージの曲げを補正することができる。
また別の実施例においては、各ブロックは、各端部に固定された端部プラグを有
するテンションチューブによって、互いに接続される。テンションチューブ/端
部プラグのアセンブリは、ゲージの総てのブロックの長手方向の穴を貫通する。
各端部プラグは、4つのネジによって該端部プラグに固定されたエンドキャップ
を有するようになされている。上記エンドキャップは、ゲージの最外方のブロッ
クの外側面に係合し、端部プラグ/テンションチューブのアセンブリの中へねじ
込まれた時に、各ブロックに圧縮力を与える。上記ネジは、約7.03kg/c
m” (100ps i)よりも大きく、約70.3kg/Cm” (1,00
0ps i)よりも大きいのが好ましい圧縮力を軸ブロックに与えるように締め
付けられる。
各々のネジは、異なる張力まで別個に締め付けられ、高い圧力の下でゲージのど
のような曲がりをも補正して減少させる。
上記実施例においては、ゲージのブロックは、第1の直径を有する円筒形のスペ
ーサブロックを備え、該スペーサブロックは、これらスペーサプロ・ツクよりも
大きな横方向の寸法を有する測定ブロックと交互に設けられる。測定プロ・ツク
は、それぞれの横方向の面に、精密に重ねられた測定面を備える。これら測定面
は、該測定面に対する接近すなわちアクセスを可能とするように、スペーサブロ
ックの外径を越えた位置に設けられる。
図面の簡単な説明
図1は、本発明のステップゲージを全体的に断面で示す側面図である。
図2は、本発明のステップゲージを全体的に断面で示す平面図である。
図3は、本発明のステップゲージの第1の実施例の側面図である。
図4A乃至図4Fは、本発明のステップゲージの第1及び第2の実施例が構成さ
れる個々のブロックを示す斜視図である。
図5は、本発明のステップゲージの第2の実施例の側面図である。
図6は、通常の状態でスタック状に組み立てられたステップゲージのブロックの
表面に作用する力を示す図解的な図である。
図7は、スタック状に組み立てられて曲げモーメントを受けているステップゲー
ジのブロックの表面に作用する力を示す図解的な図である。
図8は、スタック状に組み立てられてゲージの曲げ強さよりも大きな曲げモーメ
ントを受けているステップゲージのブロックの表面に作用するカを示す図解的な
図である。
図9は、本発明のステップゲージの第3の実施例の側方断面図である。
図10は、本発明のステップゲージの第3の実施例を断面で示す平面図である。
図11は、本発明のステップゲージの第4の実施例の側面図である。
図12は、本発明のステップゲージの第4の実施例を図11の線B−Bに沿って
示す側方断面図である。
図13A乃至図13Eは、本発明の第4の実施例のステップゲージの種々の要素
の斜視図である。
図14は、本発明の第4の実施例のステップゲージの取付はブラケットの斜視図
である。
図15は、図14の取付はブラケットに取り付けられた本発明の第4の実施例の
ステップゲージを図11の線A−Aに沿って断面で示す平面図である。
図16は、本発明のステップゲージの第5の実施例の側面図である。
図17は、本発明の第5の実施例のステップゲージの1つのブロックの斜視図で
ある。
図18は、本発明のステップゲージの第6の実施例の側面図である。
図19は、本発明の第6の実施例のステップゲージの1つのブロックの斜視図で
ある。
図20は、本発明のステップゲージの第7の実施例の側方断面図である。
図21は、本発明のステップゲージの第8の実施例を断面で示す平面図である。
図22は、本発明のステップゲージの第9の実施例の側面図である。
図23は、本発明のステップゲージの第9の実施例を長手方向の断面で示す側面
図である。
図24A乃至図24Dは、ゲージを構成する種々のブロックを図22に示す各線
に沿って断面で示す平面図である。
図25は、本発明の第9の実施例のゲージを図22の線1−1に沿って示す平面
図である。
図26は、本発明の好ましい実施例における支持足の位置決めを示す本発明のゲ
ージの側面図である。
発明の詳細な説明
本発明は、図1及び図2に示すように、重積ブロック型のステップゲージ10を
備え、該ステップゲージにおいては、ゲージの個々のブロック12が、例えば約
70.3kg/cm2(1,000ps i)程度あるいはそれ以上の極めて高
い圧縮力で互いに保持されている。最も好ましい実施例においては、個々のブロ
ック12は、ブロック12の嵌合穴16を貫通する4つの貫通ロッド14によっ
て互いに接続されている。円筒形のネジ付きの空所19が、ネジ18のネジ部を
受け入れてこれと嵌合するように、各々の貫通ロッド14の各端部に設けられて
いる。代替例においては、各貫通ロッド14の端部には、ボルトと嵌合する外ネ
ジを形成することができる。
ゲージ10は、最初にネジ18を最下方のブロックの穴16の中に挿入すること
により組み立てられる。上記ロッドは、ネジ18に螺合され、残りのブロックは
、各ロッドが各ブロックの穴16を貫通するように、上記ロッドの周囲で積み重
ねられる。ブロックの数及び寸法は、ゲージの所望の高さ、並びに、適用される
試験条件に従って選定される。最後のブロックが組み立てられると、各ロッド1
4の上記最下方のブロックとは反対側の端部の円筒形の空所、すなわち、最上方
のブロックに隣接する円筒形の空所の中にネジ18を螺合させる。
各ロッド又はネジの圧縮力の下で、ゲージの特定の圧縮圧、並びに、個々のブロ
ック及びブロック全体の収縮を得るために必要なネジのトルクの如き、ゲージの
パラメータを決定するために、以下の式を用いることができる。
トルク = C−D−F
上式において、
C=トルク係数(乾燥したスチールに対しては約0.2)D=木ネジネジ部の外
径
F−ネジ(又はロッド)の張力
ロットの応カーカ/ロッドの断面積
各ブロックの圧縮応力=(ロッドの数・ネジの張力)/ブロックの断面積以下の
パラメータ、すなわち、
一ネジのトルク:T=1.843kg−m (160インチ・ポンド)−ネジの
外径=5.99mm (0,236インチ)−ゲージの長さ”1,000mm
−ロッドの直径=10mm(すなわち0.394インチ)−ブロックの水平断面
積=2.297mm”(3,560平方インチ)を仮定すれば、
一以下の計算が例示的なゲージのパラメータを与える。
ネジの張力=F=160in、I bs、/ (0,236in、)(0,2)
=1.538kg (3,390ポンド)長さが1.ooommで直径が約10
mm (0,394インチ)のスチールのロッドを用いた1、000mmのゲー
ジにおいては、各ロッドは以下に示すように約0.929mm伸びる。
ロッドが10mm(すなわち0.394インチ)の直径を有する場合には、各ロ
ッドの応力=3.3901bs、/ [(yr/4) ・(1394インチ)2
]=1,955kg/cm2(27,800psi)歪=(σ/ヤング係数)=
27.800ps i/3.0XIO’=0.000926666in/in
(すなわちmm/mm)1.000mmのロッドの伸び= (0,000926
666)(1,000mm)−0,929mm
ブロックの断面積が約2,297mm2(3,560in、りであれば、各ブロ
ックの間の圧縮圧は、以下に計算するように約265kg/cm2(3,775
ポンド/インチ(psi))である。
各フロンクツ圧縮応力=4X3,6601bs、/3.560in、 2=26
8kg/ 0m2(3,8091bs、/i n、”すなわちpsi)歪=(σ
/ヤング係数)= (3,809/3.0XIO’)=0.0O0126966
in/in (すなわちmm/mm)上述の歪の下で、各ブロックの高さは、以
下に計算するように0.00317mm減少する。
ブロックの圧縮= (25mm)(0,000126966mm/mm)=0.
00317mm
ブロックの圧縮は極めて正確に知られているので、各ブロックを公称寸法よりも
大きな所定の寸法まで積み重ね、高い圧縮力の下で上記公称寸法まで圧縮させる
ことができる。
測定機器を正確に評価するための標準化された条件すなわちプロトコルが存在す
る。本発明のゲージは、2つの特定のプロトコル、すなわち、直角座標測定装置
の性能を評価するための米国規格協会(ANSI:American Nat1
onal 5tandard In5titute)の方法であるANS I/
ASME B89.1.12M−1985(以下においては、ANSI/ASM
Eプロトコルと呼称する)、及び、ドイツ規格の直角座標測定装置の精度である
VDI/VDE2617 (以下1:おいてハ、VDI/VDEプロトコルト呼
称する)の要件に合致するように特に設計される。
ANSI/ASMEプロトコルは、同一の方向を向いた測定面の間で測定を行う
ことを要求している。250mmあるいはそれ以下の全測定線を有する直角測定
機械に関しては、各ステップの間の距離を25mmよりも小さくすることができ
る。250mmよりも大きな長さに関しては、各ステップの間の長さを、機械の
全スケールの測定線の10分の1よりも小さくすることができる。
上記VDI/VDEプロトコルは、反対側を向いた測定面の間で測定を行い、い
ずれの測定線に関しても、10の別個の長さの測定を行うことを要求する。最も
短い長さは、25mmを越えてはならない。
上述のプロトコルに従えば、図3に示す実施例は、500mmまでの長さのゲー
ジに対して好ましく、また、図5に示す実施例は、500mm及びそれ以上の長
さのゲージに対して好ましい。それぞれの実施例の目的は以下の説明から明らか
となろう。
図3は、本発明の第1の実施例に従って構成されたステップゲージを示しており
、このステップゲージは、500mm又はそれ以下の高さのゲージに対して好ま
しい。ANS I/ASMEプロトコルは、500mm未満の長さのゲージは、
同じ方向を向いた測定面に接触するプローブを用いて、25mmの測定間隔で検
査すべきことを明記している。このプロトコルに従って、図3のゲージは、ブロ
ックA、B、C及びDの符号を付した4つの異なったタイプのブロックから構成
されている。図3に示すように、このゲージは、該ゲージの両端のブロックがB
ブロックであることを除いて、大部分はAブロックによって形成されている。C
ブロックは、両端部のBブロックの一方に隣接して設けられている。最後に、D
ブロックは、ブロックの順序においてAブロックと必要に応じて置き換えられる
。
各ブロックの構造及び目的を以下に説明する。
種々のブロックの構造が図4に示されている。Aブロックは図4Aに示されてい
る。Aブロックは、平行で厳密に重ねられた2つの対向する表面20,22を備
えている。好ましい実施例においては、各ブロックの表面20,22は25mm
隔置される。各々のAブロックは、該ブロックの隅部付近に設けられる4つの穿
孔された貫通穴24を有している。このブロックは半楕円形の切欠部26を有し
ている。半楕円形の切欠部の中には、プローブ間隙溝28である第2の切欠部が
設けられ、該第2の切欠部は、上面20に連通ずると共に、下面22の途中まで
伸長している。プローブ間隙溝28は、ブロックの中立軸の周囲に設けられる隣
接するブロックの表面22の領域に対してプローブがアクセスすることを可能と
する。上記領域は測定面30である。端部ブロックBが図4に示されており、該
ブロックは、貫通して穿孔され且つ符号34で示すようにその一端部が座ぐりさ
れている穴32によって穴24が置き換えられている点を除いて、Aブロックと
同一である。上記穴は、上記貫通ロッドに係合してゲージを圧力により互いに締
め付けるネジの頭部を受け入れるように座ぐりされている。Cブロックが図4C
に示されており、このブロックは、プローブ間隙溝28及び測定面30が後に説
明する理由により取り除かれている点を除いて、Aブロックと同一である。最後
に、Dブロックが図4Dに示されており、該ブロックは、追加の突出面36を有
する点を除いて、Aブロックと同一である。上記突出面36は、面20.22及
び測定面30に対して直交するように厳密に重ねられており、組み立てられたゲ
ージを検査すべき直角測定機械の測定線に整合させるために使用される。AlC
及びDブロックの穴24は、ロッド14が貫通するのを許容する。エンドキャッ
プであるBブロックの穴32は、ネジ18を受け入れるように設計されている。
Bブロックの穴32の座ぐり部分34は、肩部35に着座するネジ18の頭部を
受け入れる。ブロックの構造の複雑性を減少させるために、各端部のBブロック
は同一である。従って、一方のBブロックは、他方のBブロック並びにゲージの
他のブロックとは上下を反対にしてゲージに組み込む必要がある。プローブ間隙
溝を除いて実施的にAブロックであるCブロックは、「上下が反対」のBブロッ
クに隣接して組み立てられる。「上下が反対」のBブロックのプローブ間隙溝2
8は、隣接するCブロックの測定面へのアクセスを可能とするので、中立軸にア
クセスするためのプローブ間隙溝28をCブロックに設ける必要はない。Cブロ
ックの上面20の中立軸はアクセス可能であり、測定面として使用することがで
きる。Cブロックの目的は、VDI/VDEプロトコルによって要求されるよう
な、対向する表面の測定を行う可能性をもたらすことである。
Dブロックは、上述のようにゲージ全体を通じである間隔でBブロックと置き換
えられるものであり、組み立てられている時のゲージを整合させるのに有用であ
る。
測定プローブは、切欠部26並びにプローブ間隙溝28を介して、Aブロックの
中央に位置する測定面にアクセスし且つ接触することができる。Aブロックの測
定面は、中立軸上にあるいは該中立軸付近に位置し、また、周囲のブロックによ
って十分に保護されているので、他の物体と接触することにより損傷しないよう
に保護されている。
高さが500mmを越えるゲージに関しては、図5に示す代替実施例が好ましい
。図5の実施例は、Bブロック及びCブロックを用いているが、Aブロックある
いはDブロックを使用していない。図5の実施例は、図4E及び図4Fにそれぞ
れ示す、Eブロック及びFブロックの2つの新しいブロックを使用している。
Eブロックは、図4Eに示すように、プローブ間隙溝28が該ブロックを完全に
貫通するプローブ間隙溝29によって置き換えられている点を除いて、Aブロッ
クに類似している。Fブロックは、図4Fに示すように、プローブ間隙溝が排除
されている点を除いて、Dブロックに類似している。ゲージは図5に示すように
形成され、実質的には交互に設けられるCブロック及びEブロックから成り、B
ブロックから形成されるエンドキャップを有している。ゲージの種々の位置にお
いてCブロックがFブロックと置き換えられ、これにより、ゲージを検査される
機械の測定線に整合させるのを助ける。この実施例においては、測定面は、Cブ
ロック(場合によってはFブロック)の上面及び下面を含む。プローブ間隙溝が
、上面から下面までEブロックを完全に貫通しているので、Cブロック(又はF
ブロック)の上面20及び下面22の中立軸部分にアクセス可能であり、これに
より、プローブは上述の各表面に接触することができ、従って、該各装置は測定
面として使用することができる。従って、この実施例においては、測定面はゲー
ジの中立軸に留まっている。更に、測定は、対向する測定面に接触するプローブ
、あるいは、同一の方向を向いた測定面に接触するプローブによって行うことが
できる。
図3及び図5の実施例は、ANSI/ASMEプロトコル及びVDI/VDEプ
ロトコルの両方に用いられるようになされている。例えば、図3のゲージは、5
00mmまでの測定線に有用である。ANSI/ASMEプロトコルに関しては
、誤った方向を向いたステップ22を除く総てのステップを用いることができる
。総てのステップの間の距離が25mmであるので、総てのステップが25mm
を越えないというANSI/ASMEの要件に合致する。図5のゲージは、50
0mm又はそれ以上の長さに適合する。総ての測定は、交互に設けられる測定面
の間で行われるが、その理由は、これら総ての面は同じ方向を向いているからで
ある。ブロックの長さは25mmであるので、交互に設けられる面は、50mm
すなわち500mmの10分の1離れている。従って、ANSI/ASMEの要
件は、図5のゲージによって満足される。
VDI/VDEプロトコルに関しては、図3のゲージも500mmまでの測定線
に使用される。総ての測定は、ステップ22から幾つかの他のステップまで行わ
れる。これはVDI/VDEプロトコルに合致するが、その理由は、25mmの
最小のステップを有する対向する面から測定が行われるからである。500mm
を越える測定線に関しては、図5のゲージが使用される。いずれかのCブロック
の1つの面から同一のCブロックの反対側の面まで行われる最も短い測定は25
mmである。その後、対向する測定面は50mm毎に使用可能である。この場合
にも、VDI/VDEプロトコルに合致する。
本発明の極めて高い圧縮力は、従来技術に比較して明確な利点をもたらす。上述
のように、ネジ18が、約1.843kg”m(約1.843kg−m (16
0インチ・ポンド))のトルクまで締め付けられた場合には、各ロッドの張力は
約1,538kg (約3,390ポンド)となる。高さが1.000mmのゲ
ージにおいては、各ロッドは約0.929mm伸びる。この例においては、各ブ
ロックの間の圧縮圧は約268kg/cm”(約3.809psi)となろう。
高い圧縮力の明らかな利点は、ブロック間のスリップ、並びに、取り扱っている
間のゲージの曲がりをより効果的に防止することである。
図6、図7及び図8は、各ブロックの間に高い圧縮力を使用する本発明の効果を
示している。
2つのブロックが極めて高い張力で互いに固定されると、ブロックの歪が生じる
。締付具から最も遠い領域、すなわち、貫通ロッドから最も遠い領域において、
ブロックは、互いに離れる方向に若干−がり、各ブロックの間の圧力を解放する
。
各ブロックは、その歪エネルギが最小になるような形状に曲がる。
2つのブロックよりも高さの大きなブロックゲージにおいては、状況は全(異な
る。図6は、ゲージの中央にあるブロック40の1つの面の上の応力及び力の分
布を示している。ブロック40の右側には図示されていないブロックがあること
を理解する必要がある。図6に示すように、端部ブロックを除いて、ゲージの各
々のブロックはその両面に圧縮力を受けており、従って、その隣接するいずれの
ブロックからも離れるように曲がることができない。その理由は、そのようにな
るためには、両側の方向へ同時に曲がらなければならないからである。従って、
各ブロックは平坦な状態を維持し、圧縮圧はブロックの面全体にわたって均一で
ある。面の最も外方の縁部においては圧力が幾分減少するが、その効果は無視し
得る。図6に示すように、貫通ロッド及びネジは互いに力42を与え、これら力
は穴に集中される。貫通ロッドの引張力に釣り合わせるために、ブロックは、圧
力の矢印44で示すように、締付具の力42とは反対の方向に互いに圧力を与え
る。
図7に示すように、曲げモーメントMがゲージに作用すると、ブロックの面の平
均圧縮圧は一定のままである。しかしながら、圧縮圧の分布は、図7に示すよう
に、上記モーメントに釣り合うように変化する。圧力して示すように、圧力はブ
ロックの最外方の一端部において最大であり、他端部の最小圧力Pまで直線的に
減少する。モーメンl−Mが増大するに連れ、面の一方の縁部の最小圧力Pは減
少し、一方、反対側の縁部の最大圧力りは増大する。図8に示すように、モーメ
ントMが十分に高い場合には、最外方の縁部の圧縮圧Pはゼロまで減少すること
ができ、図8にWで示すように、ブロックの間にギャップが生じる。圧力Pをゼ
ロにさせるモーメントMは、ゲージの曲げ強さと呼ばれる。ゲージの曲げ強さよ
りも大きな曲げモーメントによってゲージにギャップが形成されると、汚れ及び
オイルがギャップの中へ入ることができ、これにより、曲げモーメントが解放さ
れた後でも、ゲージが不正確になる。締付具のカ42が増大するに連れ、ブロッ
クの面の釣り合い圧力44も増大することは明らかである。従って、締付具に張
力が大きくなればなる程、ゲージの曲げ強さは太き(なる。
しかしながら、上述のエグリの特許は、ゲージの曲げ強さを増大させることは望
ましいにも拘わらず、ブロックの張力を約7.03kg/am”(100psi
)を越えて大幅に増大させることは望ましくないことを教示しており、その理由
は、ロッドの極めて高い圧縮圧はそれ自身がゲージを曲げるからである。
本発明は、その総ての実施例において上記問題を解決し、また、約7. 03k
g/cm2(] 00ps i)よりも大きな圧縮圧をブロックの間に与えるこ
とを可能とする。単一の貫通ロッドではなく、複数のロッドを用いることにより
、各ロッドを異なった圧縮圧まで別個に緊張させる、これにより、ゲージのいか
なる曲げをも排除することができる。
ゲージを組み立てると、該ゲージを特定の許容限度内の曲げについて検査する。
曲げを検査するために、ゲージの高さをその4つの各々の隅部において測定する
ことができる。1又はそれ以上の隅部が仕様から逸脱している場合には、1又は
それ以上の貫通ロッドの張力を、対応するネジを締め付けたりあるいは緩めたり
することにより、別個に調節し、これにより、その1つのあるいは複数の隅部に
おけるゲージの高さをそれぞれ釣り合うように減少又は増大させることができる
。
また、各ブロックを先行するブロックにそれぞれ接続するために、ネジではなく
貫通ロッドを用いることは、ネジに比較して、貫通ロッドのより大きな長さがよ
り高い弾性をもたらすので効果的である。従って、取り扱いに起因するロッドの
張力の変化は大幅に低減される。
嵌合するネジのネジ部は、合理的な経費で正確に製造することはできない。従っ
て、ネジ18の如きネジを、貫通ロッドの穴の如きネジ付きの穴の中へ入れる時
には、嵌合するネジのネジ部の間の接触は幾つかの点に現れる。ネジを締め付け
るに連れて、ネジのネジ面の降伏が生じ、接触領域の数及び範囲が増大する。ネ
ジを完全に締め付けると、ネジのネジ面の一部が接触して降伏点まで圧力を受け
、また、一部はより低い応力で接触し、更に一部は全く接触しない。より大きな
圧縮力によって生ずる本発明のネジのネジ部の増大した降伏量は、取り扱いの間
にネジがネジの張力の減少をより受け易(し、取り扱いの間のゲージの高さを増
大させる。これは望ましくないことである。この問題は、本発明においては、ネ
ジを完全に締め付けた後(すなわち、組み立てた後にあらゆる曲げを補正するた
めにネジを別個に締め付けた後)に且つ較正を行う前に、組み立てたゲージに副
共鳴振動処理(subresonant vibration treatme
nt)を施すことにより解消される。ヘーベル(A、G、Hebel Jr、)
の副共鳴振動解放残留応力(Subresonant Vibrations
Re1ieve Re5idual 5tress+Metal Progre
ss、Novemer 1985. I)I) 5l−55)に開示されるよう
に、副共鳴振動(物品の共鳴周波数のピークの約3分の1)は原子の活動度を増
大させ、従って、応力を解放する。物品(ゲージ)が大部分の振動エネルギを緩
衝し、従って、共鳴エネルギではなく振動エネルギを用いて原子の活動度を増大
する場合には、副共鳴振動周波数を選定することが重要である。振動処理は、ネ
ジのネジ面を、通常の取り扱いによって生ずるであろう値を更に越えて降伏させ
る(また、ゲージの高さを更に高(する)。次にゲージの高さを較正する。振動
処理により生じたネジのネジ部の降伏は、通常の取り扱いによって生ずるであろ
うどのような降伏よりも大きく、従って、ゲージは通常の取り扱いによってその
高さが増大することはない。
上述のようにその最も効果的な形態においては、ゲージは3又はそれ以上のロッ
ドを備え、これらロッドの両端部は、端部ブロックの表面上の直線に位置してい
ない。ロッドがある直線に配置された場合には、ロッドの別々の締め付けにより
、上記線に平行ではない曲げモーメントの成分を補正することができない。
しかしながら、本発明の代替実施例は、3よりも少ないロッドを用いるにも拘わ
らず、総ての曲げモーメントの補正を可能とすることを意図している。例えば、
図9及び図10は、線64の上に配列された2つだけの貫通ロッド60.62を
用いたゲージを示している。線64は、Bブロック61の面上で貫通ロッド60
.62と交差している。貫通ロッド60.62が貫通するブロックの穴66は、
楕円形であり、線64に対して直交する長袖を有している。この構成は、ネジを
穴の中で別個に位置決めする(すなわち、図10において左右に調節する)こと
を可能とし、これにより、上記線64に対して直交するどのような曲げモーメン
トの成分をも補正することができる。上記2つのロッドはまた、異なった張力に
調節して、これにより、線64に対して平行な曲げモーメントのどのような成分
をも補正することを可能にする。図9において、個々のブロックは、A’ 、B
’又はCoのブロックとして示されている。これらのブロックは、図4に示した
対応する符号を有するブロックと実質的に同様であるが、4つではなく2だけの
穴24(B及びB′ブロックの場合には32)を有する点が異なっている。
図11乃至図15は、単一の貫通ロッド並びに取付はブラケットを用いた本発明
の別の実施例を示している。この実施例においては、穴70は中立軸に位置して
おり、該穴の形状は円形であるが、貫通ロッド72よりも若干大きい。
図13は、本実施例のステップゲージの個々の要素を示している。この実施例の
ステップゲージは基本的に、交互に重積されたステップブロック74と、ブロッ
クスペーサ75とを備え、上記ステップブロック及びブロックスペーサは共に、
貫通ロッド72を受け入れるための中央の穴70を有している。ステップブロッ
ク74は、対向する測定面74b、74Cを有する突出部74aを備えている。
好ましい実施例においては、ブロックスペーサ75の高さり、は40mmであり
、ステップブロック74の高さh2はlQmmである。ゲージの長さに沿う2つ
の点において、ステップブロック74は取付はステップブロック76によって置
き換えられている。取付はステップブロック76は、後述するように、取付はブ
ラケットに取り付けるための3つのネジ付きのネジ穴76bを具備する突出部7
6aが設けられる点を除いて、ステップブロック74と同様である。ステップブ
ロック74、ブロックスペーサ75及び取付はステップブロック76の貫通ロッ
ド用の穴70は、貫通ロッド72よりも大きな直径を有している。エンドキャッ
プ77がゲージの両端部に設けられており、上記エンドキャップは、ネジ73の
先端を受け入れるための中央の穴78を備えている。穴78は、図12に符号7
8aで示すように、ネジ73のヘッドを受け入れるための座ぐりが形成されてい
る。
エンドキャップ77は、ゲージの両端部のステップブロック74に被せられてお
り、また、ネジ73が穴78に挿入され、貫通ロッド72の両端部のネジ付きの
空所の中に螺合されている。次にゲージの曲がりを検査する。ゲージが許容交差
を越えて曲がっていれば、ネジ73を緩め、ネジ及びロッドを、その曲がりを補
正する方向において穴70の中で横方向に動かす。次に、ネジ73を再度締め付
ける。1又はそれ以上の試行の後に、曲がりは公差内まで減少するはずである。
この実施例においては貫通ロッドが中立軸にあるので、測定面も中立軸に位置す
ることはできない。しかしながら、測定面がゲージの中立面に留まるようにする
取付はブラケット79が設けられている。単一の貫通ロッドを有するこの実施例
は、測定面が中立軸に位置するのを阻止するが、重量を大幅に節約する。ゲージ
のブロックは、十分な質量、並びに、その貫通ロッドを支持するための表面積を
脩える必要がある。従って、貫通ロッドを1つだけ使用した場合には、ロッドに
直交するゲージの断面積を大幅に減少させることができる。従って、多くの場合
において、単一のロッドを有する実施例が好ましいということができる。
図14に示す取付はブラケット79は、測定面を中立面に位置させた状態でゲー
ジが取り付けられることを確実にするように設計されている。ブラケット79は
スタンド(図示せず)の中に取り付けられ、その取り付けは、該スタンドの水平
な穴の中に嵌合するスタッド81によって行われる。従って、取付はステップブ
ロック76は、穴76bがブラケット79のネジ83に嵌合するように、ステッ
プゲージの中で位置決めされる。ステップゲージの長さに関するブラケット79
の長さ、並びに、取付はステップブロックの位置は、ゲージ自身の重量に起因す
るゲージの曲げモーメントが、可能な限り互いに打ち消すように選定される。
ネジ83の先端は、取付はブラケット79の穴71を貫通し、取付はステップブ
ロック76のネジ付きの穴76bの中に入る。円錐形のバネ85がネジに設けら
れており、該バネは、ネジの過剰な締め付は並びにゲージの損傷を防止する役割
を果たす。ボール87が取付はブラケット70のスロット89の上に設けられて
おり、従って、ステップゲージは、ボール87に接触することを除いて、取付は
ブラケットに接触しない。ボールを設ける目的は、ゲージと取付はブラケットと
の間の接触領域を3つの小さな点に限定し、これにより、ゲージが取付はブラケ
ット79の平坦な面に向けて圧縮された場合には生ずるであろうゲージの湾曲を
防止することである。取付はステップブロック76は、ゲージがブラケット79
に装着され且つブラケットの水平方向の穴の中にスタッド81が取り付けられた
時に、ステップブロック74の測定面が、以下には重力による曲げモーメントと
定義するゲージの重量によって生ずるゲージの曲げモーメント(図15参照)の
中立面に位置するように、ステップブロック74の測定面に関して配列される。
このようにすると、測定面が中立軸にない場合でも、ゲージが適正に取り付けら
れていれば、測定面は中立面に位置する。
図16及び図17は、本発明の他の実施例を示しており、この実施例は、4つの
貫通ロッドを用いているが、測定面を中立軸から外している。この実施例は、2
つの異なったブロック、すなわちNブロック及び■ブロックを用いている。図1
7に示すように、各々のNブロックには、ブロックの縁部に測定面82をもたら
す突出部80が設けられている。Nブロックは、上述のように貫通ロッドを受け
入れるための4つの貫通穴84を備えている。■ブロックは端部ブロックとして
用いられ、突出部80が設けられず、また、その穴が貫通して穿孔され且つネジ
のヘッドを受け入れるために座ぐりされている点を除いて、Nブロックに類似し
ている。この実施例は、より接近可能な測定面を提供する利点を有する。しかし
ながら、その欠点は、測定面が中立軸にないことである。
図18及び図19は、Jブロック、Nブロック及びNブロックを具体化した本発
明の他の実施例を示している。図19はJブロックを示している。各々のJブロ
ックは、側面92から側面94までブロックを完全に貫通する半円形の通路90
を備えている。同様の通路96がブロックの反対側の面に設けられているが、こ
の通路は、表面92から表面94までブロックを完全には貫通していない。そう
ではなく、上記通路の中央部がブロックの中に残されており、測定面98を提供
している。Jブロックには、ロッドを受け入れるための4つの貫通した穿孔穴9
9が設けられている。Nブロックは、通路96が存在せず、また、穴が貫通して
穿孔され且つネジのヘッドを受け入れるために座ぐりされている点を除いて、J
ブロックに類似している。Nブロックは、通路90がトンネル状の通路96によ
って置き換えられている点を除いて、Jブロックに類似している。換言すれば、
Nブロックの両方の通路は通路96である。ゲージが図15に示すように組み立
てられると、測定面98はゲージの両側から接近可能である。
図20及び図21は、本発明の更に別の実施例を示している。この実施例におい
ては、貫通ロッドは、1つのブロックを先行するブロックに接続するそれぞれの
ネジ100によって置き換えれられている。図20及び図21は、各ブロックが
4つのネジ100によって先行するブロックに接続されているゲージを示してい
る。しかしながら、このタイプのゲージも、4つよりも少ない貫通ロッドを用い
た実施例に関して上に説明した態様で、より少ないネジを用いて構成することが
できる。この4つのネジの実施例においては、各エンドキャップのブロックMは
、後に明らかにされる理由によって、4つの穴を図20に示すようにブロックの
異なった箇所に設けることができる点を除いて、図4Bに示すBブロックと実質
的に同一である。中間のブロックは、交互に重積されるNブロック及びOブロッ
クを備えている。Nブロック及びOブロックは、2つの異なる穴のパターンを有
する点を除いて、実質的に互いに類似している。Nブロックの例が図21に示さ
れている。4つのネジを有する実施例においては、Nブロック及びOブロックは
各々8つの穴を備えている。穴の中の4つの穴102は、貫通して穿孔され、且
つ、ネジのヘッドを受け入れるために座ぐりされている。他の4つの穴104は
、ブロックを部分的に貫通する大きな寸法になされており、ブロックの残りの部
分にはタップが切られ且つネジ100の先端のネジ部をこれと係合する状態で受
け入れるための内ネジが切られている。Nブロック及びOブロックは、穴102
.104の相対的な位置が変わっている点において異なっている。Nブロック及
びゲージの構造にすることが可能となる。図20に示すように、Pブロックが、
Mブロックの1つに隣接して設けられている。Pブロックは、8つのネジ付きの
穴104を備えており、これら穴の中の4つの穴は一方の方向を向いており、他
の4つの穴は反対の方向を向いている。Pブロックは、Mブロックの1つを他の
ブロックに関して「上下が反対」の関係で取り付けることを可能とする。
各ブロックをネジによって先行するブロックに別々に接続する利点は、組み立て
る間に、重積体すなわちスタックの高さを周期的に検査し、蓄積された誤差を補
正することができることである。例えば、曲がりが許容できな限度に近づいてい
る場合には、次の幾つかのブロックのネジを違う状態で締め付け、これにより、
増大するアセンブリを曲げの許容値の範囲内に保持することができる。しかしな
がら、その欠点は、このタイプのゲージの安定性は、貫通ロッドを用いるゲージ
捏には良好ではないことである。
図22、図23、図24、図25及び図26は、本発明の更に別の実施例を示し
ている。この実施例は、基本的には図24A乃至図24Dに示す4つの異なった
タイプのブロックから成る重積ブロック型のステップゲージを備える。総てのブ
ロックは、テンションチューブ105及び端部プラグ106を受け入れるために
該ブロックを貫通して穿孔された長手方向の円筒形の穴101を備えている。
各ブロックは、テンションチューブ105、端部プラグ1o6、エンドキャップ
108及びネジ120から成るアセンブリによって、互いに保持されている。
テンションチューブ105は、端部12L122に内ネジを有する実質的に中空
の金属チューブである。テンションチューブ105の外径は、各ブロックの穴に
ぴったりと嵌合するように、各ブロックの穴の内径に概ね等しい。端部プラグ1
06は実質的に中実である。上方部分125は、各ブロックの穴の中にぴったり
と嵌合するような直径を有している。下方部分126は、テンションチューブ1
05の内径に概ね等しい直径を有し、テンションチューブ105の端部121.
122の内ネジに嵌合するための内ネジを有している。端部プラグ106の上方
部分125は、ネジ120のネジ付きの先端を受け入れるための内ネジを有する
4つのめ(ら穴103を備えている。
ゲージは更に、ネジ120を受け入れるための4つの貫通穴135を有するエン
ドキャップ108を備えている。貫通穴135は符号135aにおいて座ぐりさ
れており、ネジ120のヘッド120aがエンドキャップ1o8の中で着座する
ことのできる肩部を形成している。エンドキャップは、円筒形であると共に、各
ブロックの穴の直径よりも大きな直径を有しており、これにより、エンドキャッ
プ108の表面108aは、ゲージの各端部の最外方のブロックの横方向の外側
面、すなわち、図23の表面137.139に接触する。エンドキャップ108
は、対向する端部プラグ106に被せられ、4つのネジ120によって各々の対
応する端部プラグに螺合される。従って、表面108aは各ブロックに圧縮力を
与える。
端部プラグ106は、それぞれの長手方向の中央を貫通して穿孔されため(ら穴
107を有するのが好ましく、これにより、上記チューブ及び端部プラグのアセ
ンブリは、穴107の中に挿入される中実軸線に取り付けることができる。次に
、上記チューブ及び端部プラグのアセンブリを中心で回転させて最終的な直径に
することができる。
本発明のこの実施例のゲージは、図24A乃至図24Cに示す3つの異なったタ
イプの測定ブロック109.110,111と、図24Dに示すスペーサブロッ
ク112とから構成される。ゲージは、エンドキャップ108の間に、測定ブロ
ック109.110又は111と交互に設けられるスペーサブロック112を備
えている。
ブロック109は図24Aに示されており、該ブロックは、ゲージの3つの測定
部分を除いて、総てスペーサブロック112と交互に設けられている。ブロック
109は円筒形である。
ブロック110は図24Bに示されており、該ブロックは、ゲージの両端部付近
の2つの測定部分に使用される。ブロック110は、互いに直交する側面140
.141を有する不規則な六角形である。足部114が各々の側面140,14
1に取り付けられている。図24Cに示すブロック111は、ブロック110と
は異なった形状の不規則な六角形である。このブロックは、ゲージの長さの中央
の測定部分に使用される。ブロック111は側面143.144を備える。側面
143.144は各々、ブロック110とは相対的に異なった位置において該ブ
ロックから伸長する足部114を有している。
図24Dに示すスペーサブロック112は円筒形であるが、測定ブロックよりも
小さな直径を有している。
ブロック109.110.111及び112は総て、特定の高さになるように精
密に重ねられる。少なくとも1つの好ましい実施例においては、測定ブロック1
09.110.111は、10mmの高さまで精密に重ねられ、一方、スペーサ
ブロック112は、15mmの高さまで精密に重ねられる。
ブロック109.110.111の横方向の表面の領域115は測定面である。
ブロック109.110.111の領域115には塗装が施されない。ブロック
の残りの部分には、ブロックの他の箇所での測定が行われないようにするために
、塗装が施される。
ブロック110.111の側面113は、ブロックの測定面115に直交して精
密に重ねられ、ゲージが機械の較正に使用される時に、該ゲージを機械の軸線に
整合させるために使用される。側面113(ゲージを整合させるために使用され
る)及び足部114にも塗装が施されない。
ブロック110.111の足部は、ゲージを水平の測定のために使用される時に
、ゲージを水平な表面の上に支持するために使用される。必要に応じて、ゲージ
は、その両端部に設けられるブロック110のタイプの2つのブロックと、その
長さの中央に設けられるブロック111のタイプの1つのブロックとを備える。
従って、ブロックは、2つの異なった水平方向の向きで水平な表面の上に着座す
ることができる。例えば、ゲージは、ブロック110.111の側部140.1
44からそれぞれ伸長する足部の上で第1の水平方向の向きで着座することがで
き、あるいは、ブロック110.111の側部141.143からそれぞれ伸長
する足部の上で第2の水平方向の向きで着座することができる。いずれの水平方
向の向きにおいても、ゲージは、−直線上にな(従っである平面を形成する3つ
の足部に着座することになる。上記足部は、ゲージが、足部114を除いて支持
面に接触することなく、水平方向の表面の上に着座することを可能にする。
ゲージがブロック110.111の側部141.143の足部にそれぞれ着座し
た場合には、測定面115はゲージの中立面に位置する。しかしながら、ゲージ
がブロック110.111の側部140.144の足部にそれぞれ着座した場合
には、測定面はゲージの中立面に位置しない。ゲージの曲がり並びに測定誤差は
、足部を互いに関して、且つ、ゲージの長さ及び幅に対して適正に配置すること
により、極力少な(することができる。ある好ましい実施例においては、ゲージ
の長手方向の中間からのブロック110の足部、すなわち、ブロック111の上
の足部の距離aは各々0.361Lに等しく、この場合にLはゲージの全長であ
る。また、ゲージの長手方向の中間からのブロック111の上の足部の距離すは
1.704cであり、この場合にCは、各々のブロック110の上の足部のゲー
ジの長手方向の中間からの横方向の距離である。図26は関連する距離を示して
いる。
ゲージは以下のように組み立てられる。端部プラグがテンションチューブ5にね
じ込まれる。一方のエンドキャップ108が、4つのネジ120によって、一方
の端部プラグに螺合される。測定ブロック109.110,111、並びに、ス
ペーサブロック112が、上述の順序でチューブ105上で摺動され、第2のエ
ンドキャップ108が、別の4つのネジ120によって、端部プラグ106に螺
合される。上記ネジは、テンションチューブ105及び端部プラグ106に張力
を与え、これにより、表面108aが、各ブロックに圧縮力を与える。ネジ12
0を別個に締め付け、上述の如く曲がりを補償することができる。
本発明の上記実施例は、図11乃至図15の実施例の嵩及び重量の節約の利点、
ないし、図1乃至図5の実施例の4つの締め付はネジを有する曲げ補償の利点を
含む。実際に、本発明のこの実施例は、図11乃至図15の実施例に比較して更
に大きな嵩の節約をもたらす。その理由は、緊張ロッドを用いる代わりに、中空
の直径が広いテンションチューブを使用するがらである。従って、中空であるこ
とによりテンションチューブの嵩が小さくなるだけではなく、より大きな貫通穴
を有することにより各ブロックの嵩が小さくなる。
本発明の幾つかの特定の実施例を以上に説明したが、当業者は、種々の代替例、
変更例、及び改善例を容易に考えることができょう。本開示から自明であるその
ような代替例、変更例及び改善例は、本明細書においては明示しないが、本明細
書の一部であり、また、本発明の精神及び範囲内であることを意図されている。
従って、上述の説明は単なる例示であり限定的なものではない。本発明は、以下
の請求の範囲並びにその均等物によってのみ限定されるものである。
FIG、15
FIG、13D
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条(7)8) 1へ
平成 5年11月29日
Claims (10)
- 1.ステップゲージにおいて、 概ね平行な接触面に沿って接触する関係で重積された複数のブロックであって、 これらブロックの少なくとも幾つかが該ブロックの中立面上の測定面を含み、ま た、上記ブロックの少なくとも幾つかが前記測定面に接近できる手段を含んでい る複数のブロックと、 前記ブロックを前記接触面に沿って約70.3kg/cm2(1,000psi )よりも大きな圧縮力で圧縮する手段とを備えるステップゲージ。
- 2.請求項1のステップゲージにおいて、前記圧縮する手段は、圧縮力の下での 当該ステップゲージの曲がりを補償する手段を備えることを特徴とするステップ ゲージ。
- 3.請求項1のステップゲージにおいて、前記圧縮する手段は、前記ブロックを 貫通する少なくとも1つのロッドを備え、前記ブロックは前記ロッドを受け入れ るための嵌合穴を更に備えることを特徴とするステップゲージ。
- 4.ステップゲージにおいて、 当該ゲージを概ね横断する接触面に沿って接触する関係で長手方向に重積される 複数のブロックと、 前記複数のブロック上の測定面と、 前記ブロックを約70.3kg/cm2(1,000psi)よりも大きな圧縮 力で互いに圧縮するテンション手段とを備え、該テンション手段は、単一の線に よって横断されないように互いに位置決めされた少なくとも3つの調節手段を含 み、これら調節手段は、前記ブロックの異なる点において異なる圧縮力をもたら すように別個に調節可能であることを特徴とするステップゲージ。
- 5.請求項4のステップゲージにおいて、前記ブロックは、これらブロックの中 心を長手方向に貫通する穴を備え、また、前記テンション手段は、前記ブロック を貫通する前記穴の中に挿入されるようになされた中空のチューブを備えており 、 更に、前記チューブの両端部に対して前記調節手段によって固定されるようにな されたエンドキャップを備え、これらエンドキャップは、前記ブロックの表面に 係合するようになされた表面を有し、これにより、前記圧縮力を前記ブロックに 付与できるようになされたことを特徴とするステップゲージ。
- 6.ステップゲージにおいて、 接触する関係で重積された複数のブロックであって、これらブロックの少なくと も幾つかは、前記ブロックの中立軸上の測定面を含み、前記ブロックの少なくと も幾つかは、前記測定面の1つに接近することを可能とするプローブ用の間隙溝 を含んでいる複数のブロックと、 前記ブロックを約70.3kg/cm2(1,000psi)よりも大きな圧縮 力で互いに圧縮する手段とを備えるステップゲージ。
- 7.請求項6のステップゲージにおいて、前記圧縮力が約211kg/cm2( 3000psi)よりも大きいことを特徴とするステップゲージ。
- 8.ステップゲージにおいて、 接触する関係で重積された複数のブロックであって、これらブロックの少なくと も幾つかは、前記ブロックの中立軸上の測定面を含み、前記ブロックの少なくと も幾つかは、前記測定面の1つに接近することを可能とするプローブ用の間隙溝 を含んでいる複数のブロックを備え、前記各々のブロックは4つの貫通するドリ ル穴を備えており、更に、各端部にネジ付きの空所を有する4つの貫通ロッドと 、前記貫通ロッドの前記ネジ付きの空所、並びに、当該ゲージの最初のブロック 及び最後のブロックの表面に係合して、前記圧縮力を各ブロックの間に与えるよ うになされたネジ付きのネジとを備えるステップゲージ。
- 9.ステップゲージにおいて、 接触する関係で重積された複数のブロックであって、これらブロックの少なくと も幾つかは、前記ブロックの中立軸上の測定面を含み、前記ブロックの少なくと も幾つかは、前記測定面の1つに接近することを可能とするプローブ用の間隙溝 を含んでいる複数のブロックを備え、前記各々のブロックは更に一対の穴を備え 、更に、前記ブロックの前記穴の中に設けられる2つの平行な貫通ロッドであっ て、前記両方の穴を横断し且つ該貫通ロッドの長さに直交する線に対して直交す る方向の寸法において少なくとも前記穴よりも小さい2つの平行な貫通ロッドと 、前記ブロックに約70.3kg/cm2(1,000psi)よりも大きな圧 縮力を生じさせる圧縮力を前記ロッドに生じさせ、これにより、前記各々の貫通 ロッドの前記圧縮力を、前記線に対して平行な当該ゲージのどのような曲げ成分 をも補正するように、別個に選定することができ、また、前記貫通ロッドを、前 記線に直交する方向における当該ゲージのどのような曲げ成分をも補正するよう に、対応する楕円形の穴の中に別個に位置決めすることができるにする手段とを 備えるステップゲージ。
- 10.ステップゲージにおいて、 接触する関係で重積された複数のブロックであって、これらブロックの中立軸の 周囲に配列された穴を各々備える複数のブロックと、前記ブロックの前記穴より も小さい半径方向の寸法を有する貫通ロッドであって、前記ブロックの前記穴を 貫通し、これにより、前記穴の中における該貫通ロッドの位置を調節することに より、当該ゲージのどのような曲がりをも補正することができる貫通ロッドと、 約70.3kg/cm2(1,000psi)よりも大きな圧縮力を前記ブロッ クに生じさせる圧縮力を前記貫通ロッドに生じさせる手段とを備えるステップゲ ージ。
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