JPH06507467A - 油圧型の設定モータ用の位置指示計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 油圧型の設定モータ用の位置指示計 本発明は、両方向において同一の行程容積を有すると共に、圧力流体を供給及び 排出して運動可能な要素を作動させ、これにより、上記運動可能な要素を開放方 向又は閉止方向に運動させるための２つの制御導管に接続された、流体加圧式で 往復作動式の油圧型の設定モータの上記運動可能な要素の位置を遠隔指示する油 圧作動型の位置指示計であり、上記位置の指示が、上記設定モータから離れて位 置すると共に上記行程容積に対応する測定容積を有する容積計によって行われる 位置指示計に関する。

容積計が一方の制御導管に直接接続されている上述の如き遠隔指示装置を提供す ることは周知である。しかしながら、従来の設計においては、そのような装置は 弱点を有しており、容積計は、設定モータへ伸長する導管の中の圧縮及び減圧を 同時に測定し、設定モータの行程容積が小さく且つパイプによる接続が長い場合 に、極めて重大な表示誤差を生ずることがある。また、設定モータ及び配管系の 加熱による圧力流体の熱膨張により、圧力流体が容積計を通過し、これによって も表示誤差が生ずる。

ドイツ特許６０１　７５５号（ＤＥ−Ｂ−１６０１７５５）　に開示されるよう に、異なったピストン面積を有する２つの設定モータを用いて、例えば、タンカ ー上での弁調整を行うための油圧型の遠隔制御装置においては、表示誤差を防止 するために、一方の制御導管につながるバイパス導管に上記位置指示計を接続す ることにより、上記装置の両方の制御導管が加圧されるニュートラル状態におい て、上記制御導管から上記位置指示計を断絶させることが示唆されている。

一方の制御導管における容積計として設計された位置指示計を直接接続すること に関連する利点を維持し、これにより、追加の電気的、空圧的又は油圧的な測定 導管を排除しながら、上述の表示誤差の問題を解消あるいは大幅に減少する遠隔 指示装置を提供することが本発明の目的である。

上記目的を達成するために、上述のタイプの本発明の油圧作動型の位置指示計は 、開放及び閉止にそれぞれ対応する２つの作動位置の一方及び他方においては、 上記２つの制御導管は、多方向弁を介して、圧力導管及びタンク導管に接続する ことができ、ニュートラル状態においては、上記２つの制御導管は共に、上記タ ンク導管に接続されて該タンク導管と自由に流れるように連通ずることができ、 上記容積計は上記多方向弁に接続され、これにより、上記容積計は、上記２つの 作動位置において、上記タンク導管に接続された上記制御導管に接続されており 、また、上記容積計を上記ニュートラル状態において最後に占めた位置に確実に 保持するための手段が設けられ、また、上記２つの制御導管は、パイロット制御 される非復帰型の弁構造を介して、上記運動可能な要素の両側にある上記設定モ ータの作動室に接続され、上記非復帰型の弁構造は、上記ニュートラル状態にお いては、上記設定モータからこの状態においては加圧されていない上記制御導管 へ圧力流体が流れるのを阻止し、一方、上記各々の非復帰型の弁構造は、他方の 非復帰型の弁構造に関連する制御導管が流体加圧されている作動位置においては 開放され、上記実際の制御導管の中に十分な作動圧力が確立された後にだけ、上 記設定モータから圧力流体を戻すように構成された特徴を有する。

２つの作動位置においては、タンクまで伸長する返送ラインに容積計を常に接続 することにより、ピストンの背後側にありタンクへ戻される上記設定モータの中 の容積が十分正確に測定される。これにより、必要とされる作動圧を得るために 流体加圧される制御導管の中で発生するオイルの圧縮に起因して従来技術の装置 で生じた表示誤差が解消される。従って、本装置は圧力補償型と言うことができ る。

設定モータの運動可能な部材すなわち要素の開放方向及び閉止方向への運動が完 了し、運動可能な要素が所望の位置を占めた時に、本装置はニュートラル状態に 移行し、両方の制御導管はタンクに接続され、容積計は最後に占めた位置に保持 される。上述の非復帰型の弁構造により、設定モータも同様に、運動可能な要素 が占めた位置に確実に保持される。容積計がその占めた位置に確実に保持される ので、設定モータの熱膨張に起因して制御導管を通って流れるオイルは、容積計 に影響を及ぼすことができず、ニュートラル状態において制御導管が自由に連通 するタンクに直接流れる。従って、本装置は温度補償型でもある。

容積計を指示計の位置に保持することは、上記多方向弁に接続し、これにより、 ニュートラル状態においては、上記容積計を両方の制御導管から断絶することに より、効果的に達成される。

そのような断絶の前に、容積計が、設定モータの運動可能な部材の位置に対応す る位置を占めることを確実にするために、上記断絶を幾分時間遅延させるスロッ トル弁構造を、上記容積計が接続される上記多方向弁に関連して設けることがで きる。

上述の表示誤差を解消するので、本発明は、設定モータの付近に、パイロット作 動される非復帰型の弁構造を設ける効果的な可能性を提供し、これにより、設定 モータ並びに該設定モータによって作動される弁の保持が、正に設定モータ及び 弁において行うことができ、従って、船級協会によってますます強められている 要求を満たすことができる。

次に、概略的な図面を参照して本発明の詳細な説明する。

図１乃至図３は、本発明の位置指示計の実施例による遠隔指示を有する油圧型の 設定モータが、閉止方向に作動する際の、ニュートラル状態の、並びに開放方向 に作動する際のそれぞれの状態を示すチャートである。

図４乃至図６は、第２の実施例の対応するチャートである。

図１乃至図３に示す実施例においては、作動ピストン７を有する設定モータ６が 、６方向弁２に接続された制御導管Ａ２及びＢ２に接続されており、上記６方向 弁の上方では導管ラインＡ２及びＢ２は、制御ストリングＡ、及びＢ、に接続す ることができ、これら制御ストリングは、ソレノイド制御される３方向作動弁１ を介して、圧力導管Ｐ及びタンク導管Ｔに接続することができる。図２に示す休 止位置においては、３方向弁１は消勢されており、図示しないバネによって中央 位置に置かれている。制御ストリングＡＩ及びＢ＋はタンク導管Ｔに接続され、 これにより、６方向弁２は、バネ１１．１２からの偏椅応カにょって、同様に中 央位置を占め、従って、制御導管Ａ２及びＢ２も加圧されていない。図示の実施 例においては、オイル入口を塞ぐことによって、容積計３がこの状態におけるそ の位置にロックされているが、そのような拘束すなわちロックは他の方法で得る こともでき、例えば、弁１をニュートラル状態に切り替えることによって、制御 ストリングが加圧されなくなるか、あるいは極めて低い圧力になった時に、作動 する機械的なロック装置とすることができる。従って、弁２は、図示の６方向弁 ではなく、４方向弁とすることができる。

設定モータ６の作動ピストン７は、ピストン７の両側部でオイルを閉じ込めるパ イロット制御される非復帰型の弁４により、上記位置にロックされる。安全弁す なわち解放弁５が、加熱により生ずる過剰の圧力を確実に逃がす役割を果たす。

図１に示す閉止位置に向かう設定モータ６のピストン７の所望の運動の際に、３ 方向弁の一方の磁石１３が電気的に励起され、その後に、弁１は図示の位置に切 り替わる。導管Ｐからの圧力が、６方向弁２の２つの作動ピストン１５．１６の 一方を作動させ、これにより、上記弁も移動する。この時点において、導管Ｂ２ の中の圧力流体が、ピストン７を閉止位置に向けて動かすことができる圧力にな るまで圧縮される。この圧力の発生の間には、ピストン７が移動しないので、Ａ ２の中には流れが何等生じない。ピストン７が移動すると、オイルＡ２は６方向 弁２へ流れ、オイルは上記６方向弁から容積計３へ導かれ、該容積計はピストン ７の実際の位置を示す。設定モータによって作動される弁の所望の設定値に対応 するピストン７の所望の位置が得られると、装置は図２に示すニュートラル状態 になり、これにより、両方の制御導管Ａ２及びＢ２をタンクに接続する。制御ス トリングＡ５、Ａ２と６方向弁２の作動ピストン１５．１６との間のスロットル 弁構造８．９は、容積計３の分離の時間遅延を生じ、これにより、係合を解く前 にピストン７が占める位置に対応する位置を上記容積計が確実に占めるようにす る。

図３に示す開放位置へ向かうピストンの望ましい運動においては、弁１の他方の 磁石１４が励起され、弁１は、６方向弁２の移動と同時にその位置を変え、これ により、導管Ａ２を圧力導管Ｐに接続する。

ピストン７が移動し、返送されるオイルは、上記閉止運動とは反対の方向におい て上記導管Ｂ２を通って容積計３に流れる。ピストン７がその所望の位置にある 時に、本装置は図２に示す休止位置に再び戻る。

図４乃至図６に示す実施例においては、６方向弁２が４方向弁１７．１８によっ て置き換えられているが、本装置及び位置指示計は実際には、上述と同様の態様 で作動する。

図１及び図３、並びに、図４及び図６に示す作動状態においては、加圧されてい ない制御導管Ａ２及びＢ２のそれぞれタンク導管Ｔに対する接続を作動弁１によ って行う必要はなく、その理由は、そのような接続は、多方向弁２、並びに、１ ７及び１８によってそれぞれ直接確立することができるからである。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．両方向において同一の行程容積を有すると共に、圧力流体を供給及び排出し て運動可能な要素（７）を作動させ、これにより、前記運動可能な要素を開放方 向又は閉止方向に運動させるための２つの制御導管（Ａ、Ｂ）に接続された、流 体加圧式で往復作動式の油圧型の設定モータの前記運動可能な要素（７）の位置 を遠隔指示する油圧作動型の位置指示計であり、前記位置の指示が、前記設定モ ータから離れて位置すると共に前記行程容積に対応する測定容積を有する容積計 （３）によって行われる位置指示計において、開放及び閉止にそれそれ対応する ２つの作動位置の一方及び他方においては、前記２つの制御導管（Ａ２、Ｂ２） は、多方向弁（２；１７、１８）を介して、圧力導管（Ｐ）及びタンク導管（Ｔ ）に接続することができ、ニユートラル状態においては、前記２つの制御導管は 共に、前記タンク導管（Ｔ）に接続されて該タンク導管と自由に流れるように連 通することができ、前記容積計（３）は前記多方向弁（２）に接続され、これに より、前記容積計は、前記２つの作動位置において、前記タンク導管（Ｔ）に接 続された前記制御導管に接続されており、また、前記容積計（３）を前記ニュー トラル状態において最後に占めた位置に確実に保持するための手段が設けられ、 また、前記２つの制御導管（Ａ２、Ｂ２）は、パイロット制御される非復帰型の 弁構造（４）を介して、前記運動可能な要素（７）の両側にある前記設定モータ （６）の作動室に接続され、前記非復帰型の弁構造は、前記ニュートラル状態に おいては、前記設定モータ（６）からこの状態においては加圧されていない前記 制御導管（Ａ２、Ｂ２）へ圧力流体が流れるのを阻止し、一方、前記各々の非復 帰型の弁構造（４）は、他方の非復帰型の弁構造に関連する制御導管が流体加圧 されている作動位置においては開放され、前記実際の制御導管の中に十分な作動 圧力が確立された後にだけ、前記設定モータ（６）から圧力流体を戻すように構 成されたことを特徴とする位置指示計。 ２．請求項１の位置指示計において、前記各々の非復帰型の弁構造（４）に関連 して安全弁（５）が設けられ、前記安全弁（５）は、前記ニュートラル状態にお いては、前記設定モータの中で前記運動可能な要素の一方又は他方の側部におい て熱に基づく過剰な圧力が発生した時に、前記設定モータ（６）から前記関連す る制御導管へ圧力流体が逃げるのを許容することを特徴とする位置指示計。 ３．請求項１の位置指示計において、前記多方向弁（２；１７、１８）は、前記 設定モータ（６）から離れた制御パネルの中に収容されると共に、３方向弁（１ ）に対して直列に接続され、前記圧力導管（Ｐ）及び前記タンク導管（Ｔ）は、 前記３方向弁を介して、前記２つの制御導管の一方又は他方に接続することがで き、あるいは、前記２つの制御導管（Ａ２、Ｂ２）は、互いに且つ前記タンク導 管（Ｔ）に接続することができることを特徴とする位置指示計。 ４．請求項１、２又は３の位置指示計において、前記容積計（３）は、前記多方 向弁（２）に接続され、これにより、前記ニュートラル状態においては、前記両 方の制御導管（Ａ２、Ｂ２）から断絶されることを特徴とする位置指示計。 ５．請求項４の位置指示計において、前記多方向弁に関連してスロットル弁構造 （８、９）が設けられ、該スロットル弁構造が、前記容積計（３）の前記制御導 管（Ａ２、Ｂ２）からの断絶の時間遅延を行うことを特徴とする位置指示計。 ６．請求項１乃至５のいずれかの位置指示計において、前記パイロット制御され る非復帰型の弁構造（４）は、前記設定モータ（６）の近傍に位置することを特 徴とする位置指示計。