JPH06505522A - 改良された芳香族成分/非芳香族成分透過蒸発用の供給原料における酸素の制御 - Google Patents

改良された芳香族成分/非芳香族成分透過蒸発用の供給原料における酸素の制御

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JPH06505522A
JPH06505522A JP4508937A JP50893792A JPH06505522A JP H06505522 A JPH06505522 A JP H06505522A JP 4508937 A JP4508937 A JP 4508937A JP 50893792 A JP50893792 A JP 50893792A JP H06505522 A JPH06505522 A JP H06505522A
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フェイマー,ジョゼフ ルイス
チェン,タン−ジェン
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エクソン リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された芳香族成分/非芳香族成分透過蒸発用の供給原料における酸素の制御 発明の詳細な説明 選択膜を通しての透過蒸発(pervaporat 1on)による芳香族成分 及び非芳香族成分の供給原料からの芳香族炭化水素の分離が、供給原料中に存在 する酸素の量によって制御される。供給原料中の酸素濃度を5owppm未満、 好ましくは約30wppm未満、より好ましくはlOwppm、最も好ましくは 約1 wppm以下に維持すると、透過蒸発の過程を通じてフラックス(flu x)を維持せしめることができる。供給原料中の酸素量はヒンダードフェノール 又はヒンダードアミンのような酸素捕捉剤又は酸素抑制剤の使用によって上述の 低濃度範囲に維持し又は減らすことができる。
供給原料中の酸素含量を低い水準に維持することは、芳香族成分及び非芳香族成 分の供給原料混合物から芳香族炭化水素の透過蒸発分離の過程でフラックスの損 失(loss of flux)を防ぐのに効果的であることが見いだされた。
これらの供給原料混合物は一般にクラッキングした炭化水素原料、例えば、軽キ ャット(cat)ナフサ、中キャット(cat)ナフサ、重キャット(cat) ナフサ、ジェット燃料、ジーゼル及びコーカー(coker)ガス油、沸点が6 5〜1O50°Fの供給原料である。
発明の背景 膜を用いて芳香族炭化水素及び非芳香族炭化水素原料の混合物を含む供給原料か ら芳香族炭化水素を除くことは望ましいプロセスであり、特許文献に記載されて きた。米国特許No、2. 947. 687、米国特許No、3,140,2 56、米国特許No、3. 370゜102、米国特許No、2,958,65 6、米国特許No、2.930.754、米国特許No、4,115,465参 照のこと。
ポリ尿素/ウレタン膜及び非芳香族成分からの芳香族成分の分離にそれらを利用 することは、米国特許No、4.914.064の対象である。この場合、ポリ 尿素/ウレタン膜は、少なくとも約20%で且つ100%未満の尿素指数(ur 6B 1ndex)、少なくとも約15モル%の芳香族含量、ポリマー1000 g当たり少なくとも約10の官能基密度、及び8.0未満のC=O/NH比を有 することを特徴とするポリ尿素/ポリウレタンポリマーから作られる。
非芳香族成分からの芳香族成分の分離用にポリウレタンイミド膜を用いることは 米国特許No、4.929,358に開示されているポリエステルイミド膜及び それを非芳香族成分から芳香族成分を分離するのに用いることは米国特許No、 4,946,594の主題である。
米国特許No、4,929,357は非孔質のイソシアヌレート架橋されたポリ ウレタン膜に関する。この膜は、対称的な密なフィルム膜であり得る。これに代 えて、イソシアヌレートで架橋されたポリウレタンの密な層を多孔性の裏材料上 に堆積させ薄い複合膜を作ることができる。このイソシアヌレートで架橋された ポリウレタン膜は、芳香族炭化水素及び非芳香族炭化水素の混合物を含む原料流 から芳香族炭化水素を分離するのに用いつる。この分離過程は逆浸透、透析、透 過抽出(perstraction)又は透過蒸発(pervaporat 1 on)の条件下に行われる。
米国特許No、4,962,271は透過抽出により留出物から多環式芳香族炭 化水素の選択的分離を開示している。この多環式芳香族成分は75モル%未満の 芳香族炭化水素含量を有することにより特徴付けられる。透過抽出分離(per stractive 5eparation)は、いずれかの選択的膜、好まし くは上述のポリ尿素/ウレタン、ポリウレタンイミド又はポリウレタンイソシア ヌレートを通して行われる図面の説明 図1は、低酸素含量の及び高酸素含量の両方のHCN (重キャットナフサ)サ ンプルの膜透過蒸発のフラックス性能を示す。
図2及び3は、低酸素濃度の及び酸素でHCNを飽和した後の膜透過蒸発につい ての種々の膜のフラックス性能を比較する。
図4は、ヒンダードフェノール酸素抑制剤を添加した、及び添加していない高酸 素濃度含量のHCNの膜透過蒸発のフラックス性能を比較する。
図5は、ヒンダードフェノール酸素抑制剤を添加した、及び添加していない高酸 素濃度含量のHCHの膜透過蒸発のデルタRONに対する効果を比較する。
本発明 透過蒸発(pervaporation)条件下に膜を通して原料混合物中の芳 香族炭化水素か選択的に透過される、芳香族炭化水素及び非芳香族炭化水素の混 合物から構成される原料から芳香族炭化水素の分離において、炭化水素原料中の 酸素含量を調節し、酸素含量を約50wppm未満、好ましくは約30wppm 未満、より好ましくは約10wppm、最も好ましくは約1 wppm以下に保 つか又は減少させることにより、芳香族分離過程のフラックス(flux)を維 持することを含む改良。既に低酸素含量を有する原料を空気又は酸素含有雰囲気 から隔離し、こうして全く酸素を吸収しない様に確保することにより、酸素含量 は調節しうる。これは、そのような原料を膜分離に先立って窒素のような不活性 ガスの下に貯蔵することにより達しつる。これに代えて、そのような低酸素含量 の原料が空気又は酸素含有雰囲気に曝されるのであれば、フラックスに対する負 の影響を無くする為にこの原料に酸素捕捉剤又は酸素抑制剤を加えてもよい。
これに代えて、分離過程のフラックスに対する酸素の存在が有する致命的な影響 を抑制するために、既に高濃度の(約sowppm超の)酸素を有する原料を、 蒸留しもしくは窒素もしくは燃料ガスによるパージングに付すか、又は膜分離過 程に先立ってもしくはその間に酸素捕捉剤もしくは酸素抑制剤を加えることがで きる。原料の酸素含量を決定し、そして有効量の捕捉剤又は抑制剤を添加する。
そのような捕捉剤又は抑制剤の膜に対する、特に膜それ自体が反応性酸素部位、 例えば水酸基、カルボキシル部位又は反応性のエーテル基もしくはエステル部位 を存するときのような例における長期的影響は知られていないから、過剰の捕捉 剤又は抑制剤の添加は避けるへきである。酸素捕捉剤又は酸素抑制剤は、ヒンダ ードフェノール、ヒンダードアミン、及びこれらの混合物からなる群から選ばれ る酸素含量の調節に付される炭化水素原料は、例えば、軽キャットナフサ(li ght cat naphtha、 L CN) 、中キー1’ ットナフサ( ICN)、重キャットナフサ(HCN) 、ジェット燃料、ジーゼル燃料、コー カー(coker)ガス油等、一般に約65〜1050°Fの範囲で沸騰するク ラッキングされた原料を含む全てのクラッキングされた原料である。
HCN流から芳香族成分及び脂肪族成分を分離することに大きな誘因が確認され た。HCNは、通常、接触クラッカーの製品流からの150〜220°Cの蒸留 留分である。一般にHCNは50〜7@0容積%の芳香族成分、5〜30容積% のオレフィン及び残り脂肪族成分を含む。HCNは芳香族炭化水素及び脂肪族炭 化水素の両方を含んでいるので、そのオクタン価はプールスベシフィケイション (pool 5pecification)より低く、またそのセタン価は非常 に低い(約20)。
高い選択性と高いフラックスとを持ちHCNを高オクタン芳香族成分リッチ流と 高セタン脂肪族成分流とに分離する膜過程が高度に望ましい。芳香族成分リッチ 流は、特に低鉛又は無鉛環境において、優れたモガスブレンディングストック( mogas blending 5tock)を作るであろう。
しかしながら、混合物から芳香族成分を分離することは、石油化学産業のみにお いても、広範な種類の流れに適用することができる。全ての場合において、芳香 族成分の選択的分離はより高い品質の製品を生み出すであろう。例えば、ジェッ ト燃料流からの芳香族成分の分離は煙点を下げるであろうし、ジーゼル流の脱芳 香族成分はそのセタン価を増すであろう。
75〜300°Cの範囲であり得る高い温度で運転される透過蒸発においては、 透過物は真空によって除かれ、一方、透過蒸発より低い温度で運転される透過抽 出においては、掃材料(sweep material)が用いられる。透過蒸 発を透過抽出よりも高い膜温度で運転するのは、真空への要請が実際的な限度内 に減らすためである。両プロセスへの鍵は混合物から芳香族成分を選択的に透過 しうる膜にある。
透過蒸発及び透過抽出のような濃度で駆動されるプロセスにおいては、原料中の 芳香族分子が膜フィルムに選択的に溶解し、このフィルム中に拡散して濃度勾配 の影響の下に透過物側に出る。律速段階は、通常芳香族分子の、フィルムを横切 る拡散である。拡散速度はフィックの法則に従い、フィルムの厚さに反比例する 。即ち、フィルムが薄いほど、拡散速度又は透過物フラックスは高い。
とんなプロセスも商業化する為には、望みの品質の透過物を充分に高い透過速度 で生産することが絶対的に必要である。次に、殆ど全ての膜分離プロセスは、で きるだけ薄いフィルム(活性分離障壁)を持った膜を用いることに努める。薄い 膜の高い初期フラックスが重要である。しかし、膜の寿命を通してのこれらの高 い初期フラックスを維持することは同様に重要である。
文献から酸素はオレフィン及びジオレフィンの重合を開始しうることが知られて いる。精製過程において、これらのポリマーは熱交換機及び固定床ベッド反応器 をしばしば詰め、これらの寿命を縮める。しかしながら、クラッキングした原料 からの芳香族成分の分離の様な膜プロセスに対する酸素の影響はこの文献に教え られていない。
酸素がオレフィン及びジオレフィンの重合を開始しうることは公知であるが、1 40°Cの重キャットナフサを構成するクラッキングした原料中に酸素が存在し ても目に見える粒状物又はガム、フラックスに悪影響を与えると考えられる物質 、は全く生じないことが観察された。
観察できる粒状物又は測定しつるガムが無ければフラックスの損失(loss) は無いと人が考えることは、特に驚くべき結果である。しかしながら、そうでは ないのである。
クラッキングされた原料HCN中に50Wppmという少量の酸素が存在すると 、透過蒸発条件下において重大で劇的なフラックスの低下を生ずることが見いだ された。
クラッキングされた原料中の酸素含量を約sowppm未満、好ましくは約30 wppm未満、より好ましくは10wppm未満、最も好ましくは約1 wpp m以下に調節することは、クラブキングされた原料から芳香族炭化水素の透過蒸 発除去の間のフラックス損失の排除をもたらすと期待される。
既に酸素含量の低いクラッキングされた原料にとって、芳香族成分の透過蒸発除 去の間、そのような原料が低い酸素量を有することを確保するには、クラッキン グされた原料の酸素含有雰囲気への暴露を妨げるという形を取る。従って、空気 に一面に覆われたタンク設備中に貯蔵することにより空気に暴露することは避け るべきである。これに代えて、酸素捕捉剤又は酸素抑制剤を原料に加えることが できる。もし供給流について最初に熟慮するならば、膜分離に先立1て酸素含量 を低くするために酸素注入ステップを採るべきである。マロツクス法は酸素を炭 化水素中に故意に注入するプロセスの例である。マロツクス法は、メルカプタン を二流化炭素に転化するための苛性アルカリの存在下に流れの中に02を注入す ることにより、炭化水素のメルカプタン含量を減らす方法である。高い溶存酸素 含量(約50wppm超)を有するクラッキングした原料については、膜分離に 先立つ蒸留により、又は窒素もしくは燃料ガスによるパージにより酸素含量を低 くすることができる。透過蒸発による芳香族成分の分離過程に先立って又はその 間に酸素捕捉剤又は酸素抑制剤を用いることも、透過蒸発プロセスの間の高いフ ラックスの保持を確保するであろう。酸素捕捉物質又は酸素抑制物質はヒンダー ドフェノール及びヒンダードアミンである。ヒンダードフェノールは当技術分野 で公知であり、2.6−ジターシャリブチルフェノール、2,4.6−)ジター シャリブチルフェノール、オルソターシャリブチルフェノール、2.6−ジター シャリブチル−α−ジメチルアミノ−p−クレゾール、4.4′−メチレンビス (2,6−ジターシャリブチルフェノール)を含む。同様にヒンダードアミンも 公知であり、N、 N−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N、 N′−ジ イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N、N“ −ジセカンダジーブチルー 〇−フェニレンジアミン、及びN、N’ −ビス(1,4−ジメチルフェニル) −p−フェニレンジアミンを含む。
酸素捕捉剤抑制剤は、5 wppm〜2wt%の範囲の量で用いうる。
透過蒸発は、供給原料を液体又は蒸気とし高い温度で運転され、膜の表面から透 過物を蒸発させるか又は除くために、透過物側での真空又は掃ガス(sweep  gas)に依存し、分離過程を駆動する濃度勾配駆動力を維持する。原料中に 存在する芳香族分子は、濃度勾配の影響の下に、膜フィルム中に溶解し、このフ ィルムを移行し、透過物側に再度現れる。揚液(sweep 1iquid)は 、それに含まれる芳香族成分と共に、分離手段、典型的には蒸留手段に通される が、もし、液体プロパン又はブタンの様な充分に低い分子量の揚液が用いられる ならば、この揚液を単に蒸発させるだけで液体芳香族成分が回収され、ガス状プ ロパン又はブタン(例えば)が回収され、圧力を掛けるか又は温度を低くするこ とにより再液化される。飽和成分からの芳香族成分の透過蒸発分離は、ヘキサン からのベンゼンの分離の為には約25°Cの温度で行ない得るが、重キャットナ フサのような比較的重質の芳香族成分/飽和成分混合物の分離の為には、少なく とも80°C以上、好ましくは少なくとも100°C以上、より好ましくは+2 0°C以上(約170°C乃至200°C以上)の比較的高い温度を用いうる。
最高上限温度は膜が物理的に損傷を受ける温度である。1〜50 mmHgのオ ーダーの真空が透過物側に掛けられる。透過物を含む真空流を冷却して高度に芳 香族性の透過物を凝縮させる。
凝縮温度は与えられた真空レベルでの透過物の露点未満であるべきである。
膜それ自体は、いずれかの便利なモジュールデザインを利用したいずれかの便利 な形状をしている。即ち、膜材料のシートは最も便利には螺旋状に巻かれた形状 又はプレートとフレームとの透過セルモジュールの形状で用いられる。平たい膜 シート要素の形は米国特許出願No、528311、今や米国特許No、 に開 示され特許請求されている。膜のチューブ及び中空繊維は束ねた形状をしており 、原料又は揚液(もしくは真空)をチューブ又は繊維の中に置き、他の環境は明 らかに膜壁の他の側にある。
本発明を、以下の非制限的例によって証明する。
例1 米国特許No、4,879.044に開示された異方性のポリ尿素−ウレタン( PUU)膜をプラント透過蒸発試験中で評価した。このPUU膜を螺旋状に巻い た要素に収容し、140℃で操作した。
lOミリバールの真空を用いて透過物を除いた。事前マロツクスHCN原料又は 事後マロツクスHCNを 試験スキッドに供給できる。図1は、38日間のPU Uの螺旋状に巻いた要素の性能を示す。
明らかに証明されているように、PUUフラックスは、事後マロツクス原料を用 いるとき大幅に低下する。これは全く予期されなかったことてあり、このフラッ クスの低下の原因を見いだすべく努力を払うこととなった。事前マロツクス原料 は低酸素含量(l wppm)であったが、事後マロツクス原料は高酸素含量で あった( 50 wppm)透過蒸発において原料中にどんな識別しうる変化を 酸素が生ずるか見るために、加えられた酸素の存在及び非存在下にHCNサンプ ルを140°Cに加熱した。140℃の重キャットナフサのサンプル中に酸素の 存在することは、酸素で飽和されなかった140°Cに加熱されたサンプルに較 べて重キャットナフサ中に存在するガムの量を明らかには上げないことが分かる 。
サンプル HCN NCN HCN−そのまま、未洗浄 12.29.7HCN−へブタタン不溶分 12, 29.4HCNは、ガム試験の前5分間140°Cで熱浸漬した。
この結果は試験の誤差範囲内で同等と見做される。この例から、透過蒸発下に経 験される温度を代表する140″CてのHCNのガム含量に、酸素の存在はさほ との影響を与えないことが分かる。従って、ガム形成の増大が無ければ、非常に 低い酸素含量のHCHに較へて酸素を含むHCNから芳香族成分の取り出しにつ いて透過蒸発条件下にフラックスのさ程の差異は無い、即ち酸素の存在は膜の性 能に対してさ程の影響は与えないと結論されよう。
極めて珍しいことに、ガム形成の増大が無くても、重キャットナフサ中の酸素の 存在は、HCNで代表される原料から芳香族成分の取り出しのための透過蒸発下 に、フラックスに悪影響を与えることが見いだされた。
例3 テフロン支持体上の薄いフィルム複合PUU膜を以下のようにして作った ポリ尿素−ウレタンポリマーを含む溶液を以下のようにして調製した。4.56 g(0,00228モル)のポリエチレンアジペート(MW=2000)、2. 66g (0,00532モル)の500 MWポリエチレンアジペート及び3 .81g(0,0152モル)の4.4′ −ジフェニルメタンジイソシアネー トを攪拌機及び乾燥チューブを備えた250mLフラスコに加えた。この温度を 90°Cに上げ、攪拌しながら2時間保ってイソシアネートで末端キャップした プレポリマーを調製した。20gのジメチルフォルムアルデヒドをこのプレポリ マーに加え、この混合物を透明になるまで攪拌した。1.5g (0,0076 モル)の4.4′ −ジアミノジフェニルメタンを10gのジメチルフォルムア ミドに溶解し、鎖延長剤としてこのプレポリマー溶液に加えた。次いでこの混合 物を室温(約22℃)で反応させた。この溶液の粘度は約100cpsてあった 。
次いで、このポリマー溶液を5wt%に溶解し、この溶液がジメチルフォルムア ルデヒド/アセトンの60/40wt%配合物を含むようにした。この溶液を室 温で7日放置した。この熟成した溶液の粘度は35cps (センチポイズ)で あった。この期間の後、1wt%のZony I FSN (デュポン社)フッ 素系界面活性剤をこの熟成した溶液に加えた。(注:このフッ素系界面活性剤は 熟成前にも加えられよう)。名目0.1μm孔を有する微孔性テフロン膜(De salination Systems Inc、から入手したに−150)を このポリマー溶液で洗浄被覆した。この皮膜を、洗浄被覆の完了直後に熱空気ガ ンで乾燥した。この方法は、厚さ3〜4μmで変化するポリ尿素/ウレタンの密 な層を持つ複合膜を生した。ポリマー濃度を低くすることにより比較的薄い皮膜 が得られるであろう。一方、比較的高いポリマー濃度では比較的厚い皮膜が得ら れる。
この膜を実験室で試験した。このPUU膜を平たい環状セル中に収納し、140 °Cで操作した。10ミリバールの真空を用いて透過物を取り出した。このHC Nは酸素の無い原料を確保するために運転前に窒素でパージした。
図2に示されているように、200時間の無酸素操作の間フラックス性能は着実 である。200時間後に原料中に約6時間酸素を注入した(飽和した。 > 5 0 wppm)。酸素化−HCN原料と共にフラックスは急激に低下した。次い で、このHCNを窒素パージし再び無酸素原料を確保した。しかしながら、フラ ックスは当初の値に戻らなかった。この例は、全く予想外にも、原料中に酸素が 存在することはフラックス低下の原因となること、及び膜の性能に対する酸素の 影響は、例2に示されたように粒状物の形成もガムの形成も無(でも、不可逆的 であることを証明している。
例1及び3は、酸素の効果は膜の形態から独立していることを証明している。例 1では異方性のPUUを用いたが、例3では薄いフィルム複合物を用いた。両ケ ースにおいて、酸素化−HCN原料を用いると膜フラックスの急激な低下が生じ た。
例4 米国特許No、4,946,594、米国特許No、4. 990. 275及 び米国特許No、4,944,880に記載されたものと同様な薄いフィルム複 合ポリエステル−イミド(PEI)膜を実験室で試験した。
この試験したPEI膜は以下のようにして調製した:1.09g(0,005モ ル)の微粉砕したピロメリット酸二無水物(PMDA)を反応器に入れた。5. 0g (0,oo2sモル)の予備乾燥した2000MWポリエチレンアジペー ト(PEA)を反応器に加えた。このPEAを、60°C及び約20インチHg の真空下に乾燥した。このプレポリマー混合物を140°Cに加熱し、約1時間 激しく攪拌してPMDAによるPEAの末端キャッピングを完了した。このプレ ポリマーの粘度は、末端キャッピング反応の間増大し、結局糖蜜のコンシスチン シーに達した。
プレポリマーの温度を70°Cに下げ、次いで40gのジメチルフォ/L ム7 ミド(DMF)で希釈した。0.67g(0,0025モル)の4,4゛−メチ レンビス(0−クロロアニリン’>(MOCA)を5.2gのDMFに加えた。
この溶液粘度は鎖延長が進行するに従って増大した。この溶液を攪拌し、攪拌機 によって形成される渦巻きがその当初の高さの約50%に減る迄粘度が上昇する に任せた。DMRを少しずつ加えて、渦の高さを維持し、結局73.2gのDM Fを加えることになった。溶媒の添加を完了するのに30分かかった。この溶液 を70°Cで2時間攪拌し、次いで室温に冷却した。
上述のようにして調製したポリマー溶液を0.2μmの孔を有するテフロン上に キャストし、N、中室温で一夜乾燥させた。この膜を120°Cで更に約18時 間乾燥させた。炉を260°Cに(約40分)加熱し、次いで260°Cで5分 間維持し、最後に室温近(まで冷却させた(約4時間)。
PEI膜を平たい環状セル中に収容し、140℃で操作した。lOミリバールの 真空を用いて透過物を取り出した。運転前にHCNを窒素パージして無酸素原料 を確保した。19時間の運転の後7時間原料中に酸素を注入した(飽和させた) 。酸素化−HCN原料と共にフラックスは大幅に低下した。図3゜例3及び4は 、酸素の効果は膜の種類によらないことを証明する。PUU及びPEI膜の両方 を用いて酸素化−HCNによって、急時間、Hrs (1)操作の間2〜4時間の間原料への空気の吹込みFIG、4 時間、Hrs (1)操作の間2〜4時間間原料中へ空気を吹込みFIG、5 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成5年10月2日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.芳香族成分と非芳香族成分との混合物を含む炭化水素流から選択膜を通して の芳香族成分の透過蒸発分離においてフラックスを維持する方法であって、前記 方法が選択膜を通しての透過蒸発分離に付される原料中の酸素濃度を約50wp pm未満の水準に維持することを含む方法。
  2. 2.芳香族成分と非芳香族成分との混合物を含む炭化水素流からの選択膜を通し ての芳香族成分の透過蒸発分離において、前記原料が約50wppmより過剰の 酸素濃度を有する場合に、透過蒸発に付される原料中の酸素濃度を約50wpp m未満の水準に減らすステップにより、フラックスを維持する方法。
JP4508937A 1991-04-08 1992-04-02 改良された芳香族成分/非芳香族成分透過蒸発用の供給原料における酸素の制御 Pending JPH06505522A (ja)

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