JPH0650492A - 高圧流体供給管路における脈動防止方法 - Google Patents

高圧流体供給管路における脈動防止方法

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JPH0650492A
JPH0650492A JP4204794A JP20479492A JPH0650492A JP H0650492 A JPH0650492 A JP H0650492A JP 4204794 A JP4204794 A JP 4204794A JP 20479492 A JP20479492 A JP 20479492A JP H0650492 A JPH0650492 A JP H0650492A
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JP
Japan
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pressure fluid
container body
high pressure
pulsation
pressure
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Withdrawn
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JP4204794A
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English (en)
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Yoshio Yonei
祥男 米井
Hajime Ohinata
肇 大日向
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
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Publication of JPH0650492A publication Critical patent/JPH0650492A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/28Control of physical parameters of the fluid carrier
    • G01N30/32Control of physical parameters of the fluid carrier of pressure or speed
    • G01N2030/322Control of physical parameters of the fluid carrier of pressure or speed pulse dampers

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  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】超臨界流体クロマトグラフ分離装置等において
液体二酸化炭素等の高圧流体中に不純物が混入すること
なく、かつ、耐久性の高い器具を用いて高圧流体の脈動
を防止する。 【構成】金属製の容器本体11に金属製の蓋板12を固
定して圧力容器としてのアキュムレータ1を構成する。
蓋板12の中央から容器本体11内に温度センサ14を
枢着する。容器本体11の筒部11aの周囲にヒータ1
5を配設する。高圧流体を通す管路に連結管13を連通
し、高圧流体を連結管13から容器本体11内に流入さ
せる。温度センサ14で容器本体11内の温度を監視し
ながらヒータ15で容器本体11を加温し、容器本体1
1内の高圧流体をガス化(気化)し、この気体の弾性で
管路内の高圧流体の脈動を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧液体抽出装置、超
臨界流体抽出装置、高圧液体クロマトグラフ分離装置あ
るいは超臨界流体クロマトグラフ分離装置等において、
高圧液体や超臨界流体などの高圧流体を供給する方法に
係わり、詳しくはポンプ等で管路に吐出された高圧流体
の脈動を防止するための高圧流体供給管路における脈動
防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような抽出装置やクロマト
グラフ分離装置など、今日幅広い産業分野で高圧流体が
利用されている。特に二酸化炭素は安全で低価格であ
り、取扱が容易なことから一般的に利用されている。
【0003】また、通常これらの装置において、高圧流
体を昇圧ポンプによって管路に導いて装置の各部に供給
するようにしている。しかし、昇圧ポンプで吐出された
高圧流体を単に管路を通すだけで供給するようにする
と、供給される高圧流体に脈動が生じることになる。
【0004】この脈動は、装置全体に負荷をかけること
になるので装置の耐久性の面で好ましくなく、特に使用
圧力が高く設備規模が大きくなればなるほどこの問題は
重大になる。また、クロマトグラフ分離装置のような分
離精製を行う場合には、この脈動は分離精度の低下の原
因となる。
【0005】このため、従来、図3に示したようなアキ
ュムレータを用いて高圧流体の脈動を防止するようにし
ている。このアキュムレータは、耐圧容器10と、この
耐圧容器10内に収容された例えばゴム製の弾性隔膜か
らなるブラダ20を備えており、このブラダ20内には
窒素ガス30が封入されている。
【0006】そして、このアキュムレータは、連結部4
0をポンプの下流の管路に取り付け、ポンプから吐出さ
れた高圧流体の一部を管路から耐圧容器10内に導き、
高圧ガスの脈動をブラダ20の収縮・膨張によって吸収
するような構造になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアキュムレータにあっては、ブラダ20のゴ
ムに含有されている微量の油分など、不純物が耐圧容器
10内の高圧流体中に溶出し、さらに連結部40を通し
て管路に混入するため、高圧流体抽出による香料の分離
などや、高圧流体クロマトグラフィーによる分析分取等
において問題となる。また、ブラダ20はゴム等の弾性
隔膜になっているので高圧流体のゴム中への浸透によっ
て劣化が起こり易くアキュムレータ自体の耐久性の面で
問題があった。
【0008】本発明は、抽出装置やクロマトグラフ分離
装置などに高圧流体を供給する際に、高圧流体中に不純
物が混入することなく、かつ、耐久性の高い器具を用い
て高圧流体の脈動を防止できるようにすることを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の高圧流体供給管路における脈動防止
方法は、高圧流体を流す管路に圧力容器を連通し、該圧
力容器内で上記高圧流体を気化させ、該圧力容器内の気
体の弾性により前記管路内の高圧流体の脈動を吸収する
ようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の高圧流体供給管路における脈動防止方
法によれば、前記圧力容器に高圧流体が流入され、この
圧力容器内で高圧流体が気化される。圧力容器内の気体
は弾性が高いので、管路内の高圧流体に脈動の原因とな
る圧力変動が生じても、この圧力変動は圧力容器内の気
体の弾性によって瞬時に吸収され、管路内の高圧流体に
脈動が生じない。
【0011】また、高圧流体の圧力変動を吸収する圧力
容器内の気体は高圧流体自体を気化したものであるの
で、この気体と高圧流体との間に弾性隔膜等を必要とせ
ず、不純物の混入や耐久性の点で問題が生じない。
【0012】
【実施例】図2は本発明による脈動防止方法を適用した
超臨界クロマトグラフ分析装置のフローを示す図であ
り、先ず同図に基づいて液体界二酸化炭素を高圧流体と
して用いた装置の一例を説明する。
【0013】ボンベaから供給された二酸化炭素ガス
は、熱交換器bにより冷却液化され、貯槽cに一時保管
される。液体二酸化炭素は、熱交換器dにより所定温度
に過冷却され、高圧ポンプeにより昇圧されて管路fに
供給される。
【0014】管路fの高圧ポンプeの出口側近傍には、
実施例の脈動防止方法に用いられる温度調節機能を備え
たアキュムレータ(圧力容器)1が配設されており、後
述説明するようにこのアキュムレータ1によって管路f
内の液体二酸化炭素の脈動が防止される。そして、管路
fを流れる液体二酸化炭素は、熱交換器gにより所定温
度に加温され、超臨界二酸化炭素となる。
【0015】この超臨界二酸化炭素はサンプル注入部h
に供給され、サンプル注入部hにおいて液体試料が超臨
界二酸化炭素中へと注入され、さらに分離カラムiへ供
給される。分離カラムiにはシリカゲル等のカラム充填
剤が充填されており、液体試料を含んだ超臨界二酸化炭
素がこの分離カラムiの中を通過するときに、液体試料
の各成分が分離される。
【0016】分離カラムiの下流にはUV検出器jが配
設され、UV検出器jは分離された成分の検出および分
析を行うとともにその検出信号をシステムコントローラ
kへ送信する。また、UV検出器jの下流には、複数の
分離器m1〜m4が配設されている。そして、試料中の
目的成分をUV検出器jが検出するとその検出信号がシ
ステムコントローラkへ送信され、システムコントロー
ラkからバルブn1〜n3に開閉信号が送信され、目的
成分のみを含む超臨界二酸化炭素を分離器m1内に導入
する。
【0017】分離器m1内は圧力調節弁pを介して減圧
されており、この分離器m1内で超臨界二酸化炭素はガ
ス化し、目的成分のみが分離精製される。なお、目的成
分が複数ある場合には次の分離器m2において同様の操
作が行われ、目的成分以外の成分を含む超臨界二酸化炭
素は最も後位置に配設された分離器m4に導入され、二
酸化炭素ガスと不要成分とに分離される。そして、各成
分の分離で生成された二酸化炭素ガスはガス精製塔qに
おいて精製され、熱交換器rで再び液化されて前記貯槽
cに回収される。
【0018】図1は本発明実施例における前記アキュム
レータ1の断面図である。このアキュムレータ1は、金
属製の筒状の容器本体11、この容器本体11の一端開
口部を封止するための金属製の蓋板12、容器本体11
の蓋板12と反対側に連通された連結管13、容器本体
11内の温度を検出するための温度センサ14および容
器本体11の筒部11aの周囲に配設されたヒータ15
を備えている。
【0019】蓋板12は容器本体11のフランジ部11
bに接合されてボルト16で固定されており、フランジ
部11bと蓋板12との互いに接合される面には凹凸の
接合部11c,12aが形成され、この接合部11c,
12aの間に配設されたガスケットによって容器本体1
1内の気密が保たれる。また、連結管13が前記管路f
に接続され、この連結管13から管路f内の液体二酸化
炭素が容器本体11内に流入される。
【0020】そして、管路f内の液体二酸化炭素の脈動
を防止するように設定するときは、温度センサ14によ
って容器本体11内の温度を監視しながらヒータ15で
容器本体11を加温し、この容器本体11内に流入され
ている液体二酸化炭素をガス化(気化)させるとともに
容器本体11の温度を所定温度に保持する。
【0021】なお、この脈動を防止するための容器本体
11の温度は、容器本体11の内容積、容器本体11内
部の圧力(管路f内の圧力)、管路fを流れる液体二酸
化炭素の流量等に応じて、脈動が実質的に無くなるとき
の温度を予め求めておくことができる。
【0022】次表1は、前記図2のフローにおいて容器
本体11内の容量が500mlのアキュムレータ1を用
いた場合についての容器本体の温度と脈動防止の効果の
検証例を示す表である。なお、連結管13に接続された
管路fの内径は6mmである。
【0023】
【表1】
【0024】この検証例では、圧力100〜250kg
/cm2 の液体二酸化炭素(高圧流体)に対して、アキ
ュムレータ1を用いなかった場合には1〜4kg/cm
2 の脈動が生じているが、実施例の脈動防止方法を適用
したアキュムレータ1を取付けた場合には脈動が1kg
/cm2 以下に抑えられている。
【0025】なお、表1には容器本体11内の二酸化炭
素密度の計算を示してあるが、ガスの密度が0.5g/
cm3 以下で脈動防止の効果が高いことが分かった。
【0026】このように、脈動を防止しながら、しかも
アキュムレータ1にはゴム製のブラダのような弾性隔膜
等を用いていないので、不純物が混入したり、アキュム
レータ1自体の耐久性が悪くなるなどの問題が生じな
い。
【0027】なお、上記の実施例では、高圧流体として
液体二酸化炭素を用いた超臨界クロマトグラフ分析装置
を例に説明したが、本発明は、他の高圧流体、他の装置
でも適用できることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高圧流体供
給管路における脈動防止方法によれば、高圧流体を流す
管路に圧力容器を連通し、該圧力容器内で上記高圧流体
を気化させ、該圧力容器内の気体の弾性により前記管路
を流れる高圧流体の脈動を吸収するようにしたので、圧
力容器内に高圧流体と接触するような弾性隔膜等が不要
になり、高圧流体中に不純物が混入することなく、か
つ、耐久性の高い器具を用いて高圧流体の脈動を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の脈動防止方法に用いるアキュム
レータの断面図である。
【図2】本発明実施例の脈動防止方法を適用した超臨界
クロマトグラフ分析装置のフローを示す図である。
【図3】従来のアキュムレータの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 アキュムレータ 11 容器本体 12 蓋板 13 連結管 e 高圧ポンプ f 管路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧流体を流す管路に圧力容器を連通
    し、該圧力容器内で上記高圧流体を気化させ、該圧力容
    器内の気体の弾性により前記管路内の高圧流体の脈動を
    吸収するようにしたことを特徴とする高圧流体供給管路
    における脈動防止方法。
  2. 【請求項2】 前記圧力容器内の温度を調節することに
    より該圧力容器内の気体の密度を調節するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の高圧流体供給管路におけ
    る脈動防止方法。
JP4204794A 1992-07-31 1992-07-31 高圧流体供給管路における脈動防止方法 Withdrawn JPH0650492A (ja)

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JP4204794A JPH0650492A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 高圧流体供給管路における脈動防止方法

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JP (1) JPH0650492A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038068A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Air Liquide Japan Ltd 圧力緩衝方法
US11569101B2 (en) 2017-08-10 2023-01-31 Fujikin Incorporated Fluid supply device and fluid supply method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19991005