JPH06504655A - ビデオ信号のコピー防止機構を無効にする方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 と　ビデオ信号のコピー防止機構を無効にする方法及び装置連　び　連　の　豆 本出願は１９８９年１１月２１日に出願された「ビデオ信号を処理してビデオ・ テープのコピーを防止する方法及び装ｆ［（ＮＥＴＨＯＤ　ＡＮＤ　ＡＰＰＡＲ ＡＴｔｌＳ　ＦＯＲＰＲＯＣＥＳＳＩＮＧ　Ａ　ＶＩＤＥＯ５ＩＧＮＡＬＳＯＡ Ｓ　ＴＯＰＲＯＨＩＢＩＴ　ＴＨＥ　ＭＡＫＩＮＧ　ＯＦ　ＡＣＣＥＰＴＡＢＬ Ｅ　ＶＩＤＥＯＴＡＰＥＲＥＣＯＲＤＩＮＧＳ）　Ｊという名称の同時係属出願 第０６／９３５゜０５５号の一部継続出願であり、この同時係属出願第０６／９ ３５．０５５号は１９８３年１１月２３日に出願され現在では放棄されている特 許出願第０６１５５４，８９５号の継続出願である。

本発明１１１９８８年１２月１２日に特許が発行さ札　本出願の所有者が所有し ている「ビデオ信号を処理してビデオ信号のビデオ・テープへのコピーを防止す る方法及び装置（ＭＥＴＨＯＤ　ＡＮＤ　ＡＰＰＡＲＡＴＩＪＳ　ＦＯＲＰＲＯ ＣＥＳＳＩＮＧ　ＶＩＤＥＯ５ＩＧＮＡＬＳ　ＳＯＡＳ　ＴＯＰＲＯＨＩＢＩＴ 　ＴＨＥ　ＭＡＫＩＮＧ　ＯＦ　ＡＣＣＥＰＴＡＢＬＥ　ＶＩＤＥＯＴＡＰＥ　 ＲＥＣＯＲＤＩＮＧＳ　ＴＨＥＲＥＯＦ）　Ｊという名称の米国特許第４．　６ ３１．　６０３号、　１９８７年９月２２日に発行された「ビデオ信号から疑似 同期及びＡＣＧの両パルス又はいずれか一方を除去する方法及び装置」という名 称の米国特許第４．　６９５．　９０１号、　「ビデオ・プログラムのコピーを 防止する方法及び装置ｔ　（ＭＥＴＨＯＤ　ＡＮＤ　ＡＰＰＡＲＡＴＵＳ　ＦＯ ＲＰＲＥＶＥＮＴＩＮＧ　ＴＨＥ　Ｃ０ＰＹＩＮＧ　ＯＦＡ　ＶＩＤＥＯＰＲＯ ＧＡＲＡＭ）　Ｊ　トイウ名称ノ米国特許第４，９０７゜０９３号、　「ビデオ 信号に一部の修正を施してビデオ・テープへのコピーを防止する方法及び装置Ｃ ＭＥＴＨＯＤ　ＡＮＤ　ＡＰＰＡＲＡＴＵＳ　ＦＯＲＣＬＵＳ丁ＥＲＩＮＧ　Ｍ ＯＤＩＦＩＣＡＴＩＯＮＳ　ＭＡＤＨＴｏ　Ａ　ＶＩＤＥＯ５ＩＧＮＡＬＴＯＩ ＮＨｒＢｒ丁　Ｔｌ（Ｅ　ＭＡＫＩＮＧ　ＯＦ　ＡＣＣＥＰＴＡＢＬＥ　ＴＡＰ Ｅ　ＲＥＣＯＲＤＩＮＧＳ）Ｊという名称の米国特許第４，８１９，０９８号、 及び１９９０年１１月１３日に出願されたｒパルスを狭めてビデオ信号のコピー 防止機構を無効にする方法及び装置（ＭＥＴｆ（００ＡＮＤ　ＡＰＰＡＲＡＴＵ Ｓ　ＦＯＲＤＩＳＡＢＬＩＮＧ　ＡＮＴＩ−ＣＯＰＹ　ＰＲＯＴＥＣＴＩＯＮ　 ＳＹＳＴＥＭ　ＩＮＶＩＤＥＯ５ＩＧＮＡＬＳ　ＵＳＩＮＧ　ＰＵＬＳＥ　ＮＡ ＲＲＯＷＩＮＧ）　Ｊ　、！：　イウ名称の同時係属出願第０７／６１４．　１ ８５号に関連している。

ｆｆ１ １１Ω１遣 本発明はビデオ信号の符号化及び復号化機縁　特に、コピー防止信号により符号 化されているビデオ信号を適切なビデオ・フォーマットに復元する方法及び装置 に関する１本発明は、例えば、ビデオ・カセットのビデオ・テープに記録されて いる信号のように、ビデオ記録媒体に予め記録されているビデオ信号の復元に有 益である。

上に引用した米国特許第４．６３１，６０３号及び同時係属出願第９３５，０５ ５号には、ビデオ信号用のコピー防止機構が開示されている。米国特許第４，６ ３１，６０３号に開示されている機構は、記録済みのビデオ・カセット・テープ のビデオ信号に主に使用される。記録済みのビデオ・カセット・テープにコピー 防止信号を付加することにより、オリジナル・テープからプログラムを視聴する ことはできても、別のテープへの無断コピーは防止することができる。このコピ ー防止機構に幕　独特の疑似同期パルス及び積極的な１１１御信号又はそのいず れかがビデオ信号の特定の位置に配置されていて、ビデオ・テープ・レコーダ（ ＶＣＲ）が記録中に適切にＡＧＣ（自動利得制御）調節をできないようにしてい る。

そのＭＬ　無断でコピーした画像は画質がかなり劣化する。

しかしながら、オリジナル・テープを通常の通りに見る場合にはコピー防止信号 による影響はない。

以下にコピー防止処理の概略を説明する。典型的なビデオ信号は通常の視聴フィ ールド（テレビに表示される部分）と、視聴フィールド間の垂直帰線消去期間と を規定している。視聴フィールド及び垂直帰線消去期間の両者には一連の水平走 査線が含まれていて、水平走査線には画像データ及び制御情報が含まれている０ Ｍ御情報には水平走査線毎に水平同期パルスが含まれている。水平同期信号を用 いて一連の走査線を水平に整列させる。垂直帰線消去期間には通常別の水平パル ス、即ち、幅の広いブロードパルスや等化（イコライジング）パルスが生じる。

これらのパルスは垂直帰線消去期間にしか生じないので、一般に垂直同期（又は 同期）パルスと呼ばれている。テレビ・モニタやテレビ・セット、或いはＶＣＲ 記録に関連した処理回路機構などは、垂直同期パルスを用いて垂直ロール同期や ＡＧＣ利得調節を開始している。これらの信号が改変、修正　破壊されると画質 が劣化する。

ビデオ信号により規定される通常の視聴フィールドのある部分は実際の画像の規 定には用いられていない、即ち、典型的なテレビ・モニタやテレビ・セットでは 垂直帰線消去期間を規定している部分のビデオ信号に隣接している水平走査線は １画像の規定に使用されていない、従って、垂直帰線消去期間に隣接している信 号部をコピー防止信号の付加部として利用することができる。従って１本発明に 関する限り、このような信号部を垂直帰線消去期間の一部とみなすことができる ので、用語［垂直帰線消去期間」にはこのような信号部も含まれるものとする。

但し、用語の用途から実際の垂直帰線消去期間のみを意図していることが明らか な場合には、この限りではない。

以上に述べたコピー防止機構で１１　正常な同期信号の少なくとも一部の後に積 極的な（ＡＧＣ）パルス及び疑似同期信号又はそのいずれかを付は加えることに より、正常なビデオ信号を変更している。付は加えられたパルスは、ビデオ信号 に組み込まれてコピーを防止するパルス、即ち、典型的な画像データ及び制御情 報を有する正常なビデオ信号を補う信号である。言い替えれば、用語「付は加え られた」は、ビデオ信号に組み込まれる時間ではなく、信号の種類を意味する。

米国特許第４．　６３１．　６０３号に開示されている装置では、付は加えられ たパルスは垂直帰線消去期間に現れて、ＶＣＲの垂直同期回路機構及びＡＧＣ回 路機構又はそのいずれかを妨害する。

コピーの許可を受けていたり、スタジオで編集したりする場合のように、コピー 防止機構を無効にしてコピーする必要がある場合も生じる。譲受人の米国特許第 ４．　６９５．　９０１号にＩＬ　コピー防止機構を無効にする方法及び装置の 実施例が幾つか開示されている０本発明の目的棗　コピー防止機構を無効にする 方法及び装置を改善することである。

ｌ１二１１ 第１の実施例では、本発明はビデオ信号の構成要素の内で少なくともコピー防止 信号を含む部分、例えＣＬ　ビデオ信号の垂直帰線消去期間中に生じる疑似同期 パルス又はＡＧＣパルスをレベル・シフトして、そのような部分を含めてビデオ 信号をコピーできるようにする方法及び装置からなる。レベル・シフトは少なく ともコピー防止信号を検出し、この検出に基づいてタイミング・パルスを発生し てレベル・シフトする期間を規定し、規定された期間だけビデオ信号をレベル・ シフトしてビデオ信号を変更することにより達成することが好ましい、コピー防 止信号の検出も間接的に本発明に含まれる０例えば、コピー防止信号が垂直帰線 消去期間内にある場合には、コピー防止信号そのものを検出するのではなく、垂 直帰線消去期間を検出する。

第２の実施例で１良　本発明は少な（とも幾つかのパルス。

例えば、付は加えられた疑似同期パルス及びＡＧＣパルス又はそのいずれかにつ いて幅を狭めるか、減衰させるか、或いは両者を共に実施して、ＶＣＲ回路機構 （例えば、ＡＧＣ用のＶＣＲ同期分離器及びＶＣＲサンプリング回路）が反応し なくなるようにする方法及び装置からなる。狭めることは、各パルスの一部分を 切り取るか、パルス相互を接近させて高周波効果を得ることにより達成すること が好ましい、この方法及び装置では、ＶＣＲ回路は帯域幅が制限されているので 低域フィルタと同じように機能するが１通常のテレビ回路は帯域幅が広いので相 変わらず応答し続けることを利用している。

以上に記載した事柄以外の本発明の態様　特電　長所は。

添付図面を参照して以下の説明を読めば自ずと明らかになる。

本発明は特許請求の範囲に特に指摘されている。

の　な 図１及び図２はビデオ信号内のコピー防止信号のレベル・シフトを達成して、コ ピー防止信号がＶＣＲ回路機構内で無効になるようにする回路の例を詳細に示す 図である。

図３　（ａ）〜図３（ｅ）は、様々なパルスと通常のコピー防止ビデオ信号とを 結合してレベル・シフトをする方法を示す波形図である。

図４は疑似同期信号の幅を狭めて通常のコピー防止信号の周波数特性を変更する 回路の例を詳細に示す図である。

図５は図４の回路と共にＡＧＯパルスを狭めるか、ＡＧＣ及び疑似同期の両パル スを共に狭める回路の例を詳細に示す図である。

図６　（ａ）〜図６（ｊ）は図４及び図５の回路の動作を説明するための波形図 である。

図７　（ａ）〜図７（ｉ）は変更後のビデオ信号のＶＣＲ回路機構内での効果を 説明するための波形図である。

の　な ビデオ信号のコピー防止は記録済みテープの保護に広く使用されている。従って 、ビデオ・カセットの記録済みテープの保護に関する米国特許第４，６３１，６ ０３号の機構との関連でコピーの防止を説明する１図１〜図３に第１の実施例を 示す、この例では予め記録しである符号化信号の変位　即ち、レベル・シフトを 実施してＶＣＨによるコピーが妨害されないようにしている０図示しであるコピ ー防止信号除去回路は垂直帰線消去期間に配置されているコピー防止信号に基づ いて機能する。

図３　（ａ）に示されているように、垂直帰線消去期間には負の正常な同期パル ス１２、正の正常なＡＧＣパルス１４゜一連の付加された疑似同期パルス１６、 一連の付加されたＡＧＣパルス１８が含まれている。　（パルス１４は正常なビ デオ帰線消去レベル又は黒電圧レベルとみなすことができる。）パルスの正負の 向きは基準電圧との関係で決まるので相対的である。基準電圧はビデオ信号の正 常な帰線消去又は黒レベルが典型例である。付加された疑似同期ＡＧＣパルスは 検出されるとＶＣＲ信号処理回路機構の利得制御部を混乱させてビデオ画像を撹 乱する。疑似同期信号を上方にレベル・シフトすると、疑似同期パルスは検出さ れない、テレビのモニタやレシーバはＡＧＣを処理する回路機構とは異なるので 、正常なパルスに様々なパルスが付加されていても問題なく作動する。

複写の許可を得ている場合に既に記録されているビデオ信号を複写できるように 、垂直帰線消去期間に生じる信号の総て又は一部をレベル・シフトする無効手段 が設けられている。

無効手段は図３（ｂ）に示したパルスＴ　Ｉ、又は図３（Ｃ）に示したパルスＴ ２、又は図３（ｄ）に示したパルスＴ３と図３（ａ）に示した垂直帰線消去期間 を規定する信号の部分とを合計する。

図３　（ｅ）に図３（ｂ）のパルスＴ１と図３　（ａ）の垂直帰線消去期間信号 とを合計して得られる修正又は変更垂直帰線消去期間信号の例を示す、信号がこ のように修正されると、処１１ＶＣＲ回路機構は正常な垂直同期パルス１２’（ 図３（ｅ））のみに応答する、なぜならば２　垂直帰線消去期間に位置がシフト しないのは垂直同期パルス１２′のみなので、垂直同期パルス１２’のみが基準 レベル２０に対して負のパルスと感知されるからである。残りのパルスはいずれ も基準電圧２０より高いので、ＶＣＨにより（例えば、ＡＧＣパルスとしては） 感知されない。

以上に述べた図３（ａ）のコピー防止信号を無効にする回路の例を図１及び図２ に示す６　ビデオ入力ジャック（コネクタ）３０にはコピー防止信号を含めて既 に記録されているビデオ入力信号が媒体から供給される。供給された信号はキャ パシタ３２及び抵抗３６を介して反転増幅器３４の負の入力端子に入力される。

増幅器３４の正の入力端子は接地基準４２に接続されている。抵抗３６及び３８ は利得レベルを設定し、キャパシタ４０は増幅器３４の帰還路内の高周波ノイズ を吸収する。増幅器３４は反転したビデオ・パルスをエミッタが接地されている トランジスタ４４のベースに転送する。

トランジスタ４４は既に記録されているビデオ信号の再生時に垂直同期パルスを 感知する同期分離回路の一部である。

ＡＧＣパルスはトランジスタ４４を通過することができない。

トランジスタ４４のエミッタは図示のように接地されているので、　トランジス タ４４が導通するとコレクタ電圧が接地電位にまで降下する。抵抗４８は同期分 離トランジスタ４４を導通させるベース入力バイアスを設定し、抵抗４９はトラ ンジスタ４４のコレクタ出力でのバイアスを設定する。増幅器３４からの反転し たビデオはキャパシタ４６を介してトランジスタ４４のペースに供給され、　ト ランジスタ４４のコレクタに合成同期出力が生成される６合成量期出力には正常 の同期パルスと疑似同期パルスの両者が含まれていて、両者がバッファ増幅器５ ０の非反転入力端子に供給される。

バッファ増幅器５０は合成同期出力を低域フィルタ及び位相同期ループ回路７０ の両者に転送する。低域フィルタは抵抗５２、インダクタ５４、キャパシタ５６ で構成されている。

位相同期ループ回路７０については以下に述べる０合成量期出力は低域フィルタ を通過すると、既に記録されているビデオ信号の垂直帰線消去帰還を示す第１の 垂直レート・パルスになる。この第１の垂直レート・パルスは比較増幅器５８に より更に調整される。比較増幅器５８は反転入力端子に基準電圧ｖｔ＋１が入力 され、非反転入力端子に垂直レート・パルスが入力される。比較増幅器５８は所 定の電圧レベル■５□の第２の垂直レート・パルスをワン・ショット回路６０に 出力する。第２の垂直レート・パルスはワン・ショット回路６０により遅延され る。第２のワン・ショット回路６２はワン・シ亜ット回路６０からのパルスの立 ち下がり区間に応答して更に別のパルスＶ、を生成する０両ワン・ショット回路 ６０．６２により生成される時定数と遅延により垂直帰線消去期間にほぼ１０行 ないし２０行にわたって継続するパルスＶ、が生成される。

先に記載したようにバッファ増幅器５０は合成ビデオ同期信号を通常の水平レー ト位相同期ループ（ＰＬＬ）回路７０にも供給している０回路７０はバッファ増 幅器５０から供給される合成ビデオ信号の水平レート・パルスに同期して１５゜ ７３４ｋＨｚのレートで水平同期パルスＶＨを生成する。　ＰＬＬ回路７０の位 相又は周波数の検出器は、入力信号と出力信号との位相差に応答して同期を維持 する。ＰＬＬ回路は位相の同期を維持する際に等化パルス及び疑似同期パルスを 無視する。

図３　（ｂ）及び図３（Ｃ）に示したように、水平期間中にタイミングの合った Ｔ１及びＴ２のようなパルスを生成するために、ワン・ショット回路７２はＰＬ Ｌ回路７０の位相同期出力ＶＮを受信してから、前に受信したＰＬＬ回路７０の 位相同期出力ｖＨを別のワン・ショット回路７４に供給する。その後、ワン・シ ョット回路７４が個々のワン・ショット回路の抵抗又はキャパシタの時定数成分 ７５〜７８の値により継続時間が決まるタイミングの合ったパルスＴ１又はＴ２ を生成する。

ワン・ショット回路７４の出力がスイッチ８２によりＡＮＤゲート８０に接続さ れると、ＡＮＤゲート８０はワン・ショット回路６２からの出力ｖｖとワン・シ ョット回路７４からのタイミングの合ったパルスを論理的に混合して、水平走査 線の数が１０〜２０行の間にパルスＴｌ又はＴ２（図３（ｂ）〜図３（ｃ））を 生成する。これに対して、スイッチ８２が電圧源＋ＶとＡＮＤゲート８０とを接 続した場合に１ｉＡＮＤゲート８０はワン・ショット回路６２からの出力Ｖｖを インバータ８４に転送する。この場合、　１０行ないし２０行の期間にＴ３（図 ３　（ｄ）　”）に類似したパルスが生成される。インバータ８４はＡＮＤゲー ト８０の出力を反転する。従って、ＡＮＤゲート８０の出力が「高Ｊであると、 　トランジスタ９０　（図２）が導通して、電流が電流制限抵抗８８を介して抵 抗９２に送られるので、増幅器８６の非反転入力に印加されるビデオ信号のレベ ル・シフトが行われる。　トランジスタ９０が導通すると、電流は抵抗９２を介 して増幅器８６の反転入力と出力とに流入する。増幅器８６、９６はボルテージ フォロアー（単位利得）増幅器である。可変抵抗９２及びツェナー・ダイオード ９４は、抵抗９２を通過する電流の量に従ってビデオ信号のレベル・シフトの範 囲を設定する。電流の通過量ｇＬ１．を通過電濫ｖｓをツェナー・ダイオード９ ４の電子なだれ電圧、■、５をトランジスタ９０のエミッタ・べ−スミＥＥ、Ｒ １！を抵抗９２の値とするとき、関係式Ｉ、−（Ｖ、Ｖ　、　ｂ　）　／　Ｒｅ ｘ　（：従ッテ変化する。■、は４．７ボルトであり、Ｖ、ｌｌは０．７ボルト であることが好ましい。

従って、増幅器８６が入力ビデオ信号を緩衝し、抵抗９２が前述のようにビデオ をレベル・シフトし、バッファ増幅器９６が、典型的に図３（ｅ）に示した波形 において、レベル・シフトされたビデオを緩衝するとともにＴＩの時定数を介し てビデオ出力ジャック９８に供給し、Ｊｌコネクタを３２に供給する。ジャック ９８に現れる出力信号は符号化されたコピー防止機構の掛けられている既に記録 されているビデオ信号をＶＣＨにより記録することを可能にする。

コピー防止信号の効果を除去又は減少させる無効手段の一例を以上に説明したが 、無効手段は別の回路によっても構成することができることに注意されたい。

図４及び図５の回路は図６ないし図７に示した波形と共にコピー防止信号を制止 又は無効にする本発明の別の実施例である。以下の実施例では、コピー防止信号 の存在している期間に減衰手段を挿入すること、又は疑似同期パルス及びＡＧＣ パルス又はそのいずれかの幅を狭めること、又は疑似同期パルス及びＡＧＣパル スを時間圧縮したり５両パルス間に狭いパルスを付加したりして疑似同期パルス 及びＡＧＣパルスの有効周波数を増大させて疑似同期パルス及びＡＧＣパルスの 高周波成分を増大させることによりコピー防止信号の効果を無効にするか減少さ せている。このような手段はコピー防止信号の全期間を通じて又は一部の期間の み使用される。以下の実施例ｉ１　応答時間が比較的遅い（帯域幅が低い）等の ＶＣＲの特性に目を付けて、ビデオ信号を改変、修Ｌ　変更し、コピー防止信号 による無断コピーの防止機能が余り効力を発揮しないか、無効になるようにする 手段の例である。

図６　（ａ）に図３（ａ）を参照して説明した帰線消去期間の典型的な記録済み 信号を示す０図６（ｂ）に第１の変形例により得られる効果を例示する。この例 で＋ＬＶＣＲが応答できない程度にまで疑似同期パルス１６’　を狭めている６ 図６　（ｉ）に第２の変形例による効果を例示する。この例ではＡｑＣパルス１ ８’が狭められている０図６（ｊ）に第３の変形例により得られる効果を例示す る。この例では疑似同期パルス１６’　及びＡＧＣパルス１８’　が共に狭めら れている。

この他に、減衰、　レベル・シフト、パルスの狭め、パルスの延長、信号の置き 換え、信号の除去、或いはこれらの組み合わせなどを利用した修正や変形により 、コピー防止信号を有するビデオ信号のコピーを可能にすることもできる。

図６に示した他の波形を参照しながら、コピー防止信号を無効にする回路の例と して、図４及び図５のパルス狭め回路を説明する０図４には疑似同期パルスを狭 める回路が例示されており、図５にはＡＧＣパルス又はＡＧＣ及び疑似同期パル スの両方を狭める回路が例示されている。コピー防止無効手段は図４及び図５の 両回路のいずれか一方又は両者を備えＶＨ（図６（ｃ））が図１に示した回路か らワン・ショット回路１００に供給される。ワン・ショット回路１００は水平同 期パルスの期間を延長して、出力パルスとして期間の延長された水平同期パルス を出力する。抵抗１０２及びキャパシタ１０４がワン・ショット回路１００の出 力パルスの期間を設定する。以前に図１を参照して説明したように１図４の回路 は垂直レート同期パルスＶ、をも受信している。ワン・シミツト回路１００から の延長された水平同期パルスと垂直レート同期パルスＶ、は共にＡＮＤゲート（ Ｕ５）１０６の入力に供給される。ＡＮＤゲート（Ｕ５）１０６の出力（図６　 Ｃｅ”））はアナログ・スイッチ１０８を制御する。ＡＮＤゲート１０６からの 出力があると、スイッチ１０８はバッファ１１２を介しである期間だけビデオ出 力端子１１０を帰線消去基準電圧ｖ、、４に接続して、第１の疑似同期パルスを 図６（ｂ）に示すように狭める。ＡＮＤゲート１０６が信号を出力しないときに は、スイッチｌＯ８はビデオ出力をバッファ１１４からの信号に接続する。バッ ファ１１４の出力はこれによりバッファ増幅器１１２に切り替わり、バッファ増 幅器１１２は狭められたＡＧＣパルスを有するビデオ出力を１１０に出力する。

ワン・ショット回路１００は別のワン・ショット回路１１６にも出力を供給し、 ワン・ショット回路１１６は水平ライン期間、即ち、水平アクティブ・ライン・ ゲートを示す信号を出力する。ＡＮＤゲート（Ｕ３）１１８はワン・シミツト回 路１１６の出力と垂直レート信号Ｖ、とを論理的に結合して１０本ないし２０本 の走査線用のアクティブ水平ビデオ・ゲート信号を生成する。

ＡＮＤゲート（Ｕ４）１２０はスイッチ１２２を制御する信号を生成する。スイ ッチ１２２はスイッチ１０８と協働して出力端子１１０のビデオ出力信号を修正 又は改変する。ＡＮＤゲート１２０は一方の入力端子がＡＮＤゲート１１８の出 力端子に接続されていて、他方の入力端子が更に別のワン・ショット回路１２４ の出力端子に接続されている。ワン・ショット回路１２４はＡＧＣパルスが供給 される度にトリガされて一連のパルスを出力する。このワン・ショット回路１２ ４は供給されるＡＧＣパルスの立ち上がり区間によってもトリガされて、期間が 延長されているＡＧＣパルスを出力する６期間の延長されているＡＧＣパルス１ 戴　入力ビデオ信号を所定の電圧レベルで「切り取って」、基準電圧Ｖｂ２によ り設定される閾値を越えるパルスのみを通過させることにより生成される。基準 電圧Ｖ５□は差動増幅器１２６の反転入力に供給される。抵抗１２８とワン・シ ョット回路１２４のキャパシタ１３０とを含む時定数成分によりワン・ショット 回路１２４は元のＡＧＣパルスよりも期間の長い延長されたＡＧＣパルスを生成 することができる。この結策　垂直帰線消去期間の１０本ないし２０本のライン の間に、ＡＮＤゲート１２０の出力には切り取られたビデオ・パルスが総て含ま れていることになる。

ＡＮＤゲート１２０から出力があると、図７（ｂ）に示すように、出力端子１１ ０でレベルＶ＞３のＡＧＣ基準パルスがビデオ信号に挿入される。ＡＮＤゲート １２０からの出力がないと、ビデオ信号は変化せずに出力端子１１０に供給され る。ＶＣＲで慰　垂直期間の部分の間のビデオ信号が図７（Ｃ）に示すように「 ろ過」される。

図５にＡＧＣパルス及び疑似同期パルス又はそのいずれかを狭める回路を示す、 ＡＧＣパルスを狭めるために、図示の回路はＡＮＤゲート１２０（図４）から制 御信号（図６（ｄ））を受信して、ＡＧＣパルスの幅の一部を有するパルスを生 成する。先に説明したように、制御信号は元のＡＧＣパルスの立ち上がり区間で トリガされる。抵抗１４２及びキャパシタ１４４を含む時定数成分１１　ワン・ ショット回路１４０の出力パルスのパルス幅を図６（ｆ）に示したように設定す る。

これらのパルスは更に別のワン・ショット回路１４６及び１５２をトリガする。

以下に詳しく説明するように、ワン・ショット回路１４６はＡＧＣパルスを狭め る制御パルスを生成し、ワン・ショット回路１５２はＡＧＣ及び疑似同期の両パ ルスを狭める制御パルスを生成する。

ＡＧＣパルスを狭めるために、ワン・ショット回路１４６の出力はスイッチ１５ ８を制御して、入力ビデオ信号又は消去基準レベルＶｂｓのいずれかをバッファ 増幅器１６０に選択的に接続する。ワン・ショット回路１４６から放射されるパ ルス幅（継続期間）は、抵抗１４８及びキャパシタ１５０により設定される。典 型的なパルスを図６　（ｇ）に示す、バッファ増幅器１６０は図６（ｉ）に示し た出力ビデオ信号をスイッチ１５８から出力端子１６２に供給する。この出力ビ デオ信号はコピー防止信号が埋め込まれている入力ビデオのコピーを可能にする 。

ＡＧＣ及び疑似同期の両信号を狭めるために、ワン・ショット回路１５２はスイ ッチ１６４を制御する制御信号を生成する。抵抗キャパシタ時間遅延回路１５４ ．１５６に基づくワン・ショット回路１５２の出力を図６（ｈ）に示す、スイッ チ１６４１１　ワン・ショット回路１５２により制御されて、入力ビデオ又は帰 線消去基準レベルｖ１．のいずれかをバッファ増幅器１６６に供給する。バッフ ァ増幅器１６６はスイッチ１６４からの出力を更に変更するために保持する。Ａ ＮＤゲー）１０６　（図４）からの別の制御信号（図６　（ｅ）　）はスイッチ １６８を制御して、スイッチ１６４からのビデオ信号の縦続制御を行う、ＡＮＤ ゲート１０６からの制御信号は水平ラインの第１の疑似同期パルスを狭める。そ の結果　バッファ増幅器１７２によりビデオ信号には混合した影響が作用して、 図６　（ｊ）に示したようにＡＧＣパルス及び疑似同期パルスの両者が狭められ ているビデオ信号が出力端子１７０に現れる。

以上の説明から明らかなように、予め記録されている媒体に現れるコピー防止信 号を無効にする手段は、ＡＧＣパルス及び疑似同期パルスのいずれか一方を変更 するのか、それとも両方を変更するのかに基づいて、以上に述べた回路のいずれ か一つ又は組み合わせを備えていることが好ましい。

図７に元のコピー防止信号（図７　（ａ）　）と、様々な選択された無効手段と 、典型的なＶＣＲ回路機構との関連を示す。

例えば、図７（ｂ）に示したように疑似同期パルスを狭めると、ＶＣＨの低域フ ィルタ効果により図７（Ｃ）に示した波形に変わり、元の同期パルスだけが現れ 、付加されたＡＧＣパルスや疑似同期パルスは消えてしまう、また、図７（ｄ） に示したようにＡＧＣパルスを狭めると、ＶＣＲの低域フィルタ効果により図７ （ｅ）に示した波形に変わり、正のＡＧＣパルスはＡＧＣ利得制御に影響しなく なる０図７（ｆ）に示したようにＡＧＣ及び疑似同期の両パルスを狭めると、Ｖ ＣＨの低域フィルタ効果により図７（ｇ）に示した波形に変わる。

以上指摘したように１本発明が設定した課題は低域フィルタ効果　感度の劣イヒ 　その他のＶＣＨの典型的な特性のいずれに基づいてコピー防止信号を解除又は 無効にする手段によっても速成することができる０例え５ｆ、垂ａＩ帰麗消去期 間に現れるパルスの有効周波数を増大させる手段を図７（ｈ）及び図７（ｉ）に 示す、この例で（ＩＡＧＣ及び疑似同期の両パルスを狭め、掛は合わせ１時間圧 縮して１図７（ｈ）に示したように周波数を増大させている。ＶＣＲ回路機構は 反応が遅いので、正味の低域フィルタ効果により図７（ｉ）に示した波形になる 。この他に、垂直帰１１ＦＷ去期間の検出された部分の間だけコピー防止信号が 無効になるレベルにまでコピー防止信号を減衰させる手段によっても、本願発明 の課題を達成することができる。

以上の説明を基にすれば、本発明の方法及び装置を様々に変更することができる 。ＶＣＲ回路機構の特性を考慮してコピー防止信号を変更したり、置き換えたり 、修正したりするどのような方法や装置でも概念上様々に変更、修Ｌ　適応する ことができる。従って、本発明の主題は以上に説明した特定の実施例により規定 されるのではなく、添付の請求の範囲により規定されるものであることを断って おく。

特表平６−５０４６５５　（８） Ｒ／ＰＶＣＲＬＰＦ 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成５年４月３０日

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．正常な同期パルスを有するビデオ信号の帰線消去期間に付加されたコピー防 止信号の作用を無効にする方法であって、このコピー防止信号にはＡＧＣパルス が少なくとも一つ付加されているものにおいて、 前記ビデオ信号の帰線消去期間を検出する工程と、付加されている少なくとも一 つのＡＧＣパルスの位置を特定する工程と、 前記検出及び特定の両工程に応じてビデオ信号を変更することによりコピー防止 信号を変更してコピー防止機能の有効性を減少させる工程とを具備する方法。
2. ２．前記ビデオ信号を変更する工程は帰線消去期間中に所定幅のパルスを生成す る工程と、生成したパルスと当該帰線消去期間のコピー防止信号とを結合してコ ピー防止信号のレベルをシフトさせることによりコピーの防止を無効にする工程 とを有する請求項１に記載の方法。
3. ３．前記コピー防止信号はビデオ・カセット・レコーダによるコピーを防止し、 前記ビデオ信号を変更する工程はビデオ・カセット・レコーダの内部特性がコピ ー防止信号の効果を自然に無効にするようにコピー防止信号を変更又は再生又は 再生成する工程を有する請求項１に記載の方法。
4. ４．前記ビデオ信号を変更する工程はビデオ・カセット・レコーダの有効帯域幅 を越えてコピー防止信号の周波数を増大させる工程を有する請求項３に記載の方 法。
5. ５．前記ビデオ信号を変更する工程はコピー防止信号のパルスの幅を狭めること によりコピー防止信号の有効周波数を増大させる工程を有する請求項４に記載の 方法。
6. ６．前記ビデオ信号を変更する工程はコピー防止信号を効果的に時間圧縮するこ とにより有効周波数を増大させる工程を有する請求項４に記載の方法。
7. ７．前記ビデオ信号を変更する工程はビデオ・カセット・レコーダの信号感度の 有効範囲を越えてコピー防止信号を減衰させる工程を有する請求項３に記載の方 法。
8. ８．前記帰線消去期間は正常な視聴フィールドに続く垂直帰線消去期間である先 行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
9. ９．前記ビデオ信号はビデオ・カセットのビデオ・テープに予め記録されている ビデオ信号である請求項１乃至請求７のいずれか一項に記載の方法。
10. １０．ビデオ信号の帰線消去期間のコピー防止信号の作用を減少させる方法であ って、コピー防止信号はＡＧＣパルスを少なくとも一つ含み、帰線消去期間は正 常な同期パルスを少なくとも一つ含むものにおいて、 記録媒体から入力ビデオ信号を受信する工程と、正常な同期信号を検出し、検出 した正常な同期信号に基づいてコピー防止信号の位置を特定する工程と、前記検 出工程に応じてコピー防止無効信号を発生する工程と、 前記入力ビデオ信号とコピー防止無効信号とを結合した出力ビデオ信号を伝送す る工程とを具備する方法。
11. １１．ビデオ信号の帰線消去期間のコピー防止信号の作用を減少させる方法であ って、コピー防止信号は疑似同期パルスを少なくとも一つと付加されたＡＧＣパ ルスとを含み、帰線消去期間は正常な同期パルスを少なくとも一つ含むものにお いて、 記録媒体から入力ビデオ信号を受信する工程と、垂直同期信号を検出し、検出し た垂直同期信号に基づいてコピー防止信号の位置を特定する工程と、前記検出工 程に応じてコピー防止無効信号を発生する工程と、 前記入力ビデオ信号とコピー防止無効信号の表示に従って出力ビデオ信号を伝送 する工程とを具備する方法。
12. １２．ビデオ信号のコピー防止信号の作用を無効にする装置であって、コピー防 止信号にはＡＧＣパルスが少なくとも一つ付加されているものにおいて、 ビデオ信号を表す入力信号を受信する受信手段と、前記受信手段に接続されコピ ー防止信号を検出する検出手段と、 前記検出手段に応じて無効信号を生成する信号無効手段と、前記入力ビデオ信号 及び無効信号の表示に従って出力ビデオ信号を伝送する出力手段とを具備する装 置。
13. １３．前記信号無効手段はレベル・シフトされている出力ビデオ信号を伝送する レベル・シフト手段を有する請求項１２に記載の装置。
14. １４．前記信号無効手段は前記コピー防止信号の有効周波数を増大させる手段を 有する請求項１２に記載の装置。
15. １５．前記信号無効手段は前記コピー防止信号を減衰する手段を有する請求項１ ２に記載の装置。
16. １６．前記ビデオ信号はビデオ・テープに予め記録されているビデオ信号である 請求項１２乃至請求項１５のいずれか一項に記載の装置。
17. １７．ビデオ信号の垂直帰線消去期間に含まれているコピー防止信号の作用を無 効にする装置であって、コピー防止信号には付加された疑似同期信号が少なくと も一つと付加されたＡＧＣパルスが一つ含まれていて、ビデオ信号を表す入力信 号を記録媒体から受信する受信手段と、 前記受信手段に接続されコピー防止信号が含まれている垂直帰線消去期間を検出 する検出手段と、コピー防止信号の少なくとも一部が生じている間に前記検出手 段に応じて無効信号を生成する信号無効手段と、前記入力ビデオ信号及び無効信 号の表示に従って出力ビデオ信号を伝送する出力手段とを具備する装置。
18. １８．前記検出手段はビデオ信号の垂直帰線消去期間を検出する同期分離器を有 し、前記無効手段は垂直帰線消去期間の一部の間にレベル・シフト・パルスを生 成する手段を有し、前記出力手段はレベル・シフト・パルスと入力ビデオ信号の 表示とを結合してコピー防止信号が無効にされている出力ビデオ信号を伝送する 手段を有する請求項１７に記載の装置。
19. １９．前記検出手段は垂直帰線消去期間を残りのビデオ信号から分離する同期分 離器を有し、前記無効手段はコピー防止信号の有効周波数を増大させて変更信号 を発生する手段を有し、前記出力手段は入力ビデオ信号の表示と変更信号とを伝 送する手段を有する請求項１７に記載の装置。
20. ２０．前記検出手段は垂直帰線消去期間を残りのビデオ信号から分離する同期分 離器を有し、前記無効手段はコピー防止信号の少なくとも一部を減衰させ減衰コ ピー防止信号を生成する手段を有し、前記出力手段は入力ビデオ信号の表示及び 減衰コピー防止信号を伝送しコピー防止信号が無効にされている出力ビデオ信号 を伝送する手段を有する請求項１７に記載の装置。