JPH06504629A - 構造用セル状構成部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 構造用セル状構成部材 本発明は、構造用セル状構成部材（ｓｔｒｕｃｔｕｒａｌ　ｃｅｌｌｕｌａｒ　 ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ　）に関し、排他的ではないが、特に、航空機エンジンにお けるノイズの減衰に使用されるノイズ減衰パネルのための構造用セル状構成部材 に関する。

特許出願公開第ＧＢ−Ａ−２２２３４４８号において、裏面シートと、表面シー トと、多数の端部が開放された並置セルを有するセル状コアとを備えるノイズ減 衰パネルが開示されている。裏面シートは、コアの裏側においてセルの開放端を 横切って延在しており、表面シートは、コアの表側においてセルの開放端を横切 って延在している。開示されたパネルにおいて、表面シートは、好ましくは粉末 焼結方法により製造された多孔性で透過性の熱可塑性材料からなり、裏面シート は無孔性で、非透過性である。

ＧＢ−Ａ−２２２３４４８号に開示されたノイズ減衰パネルは、タービンエンジ ンのノイズを減少するのために使用することが提案されており、航空機エンジン 構造の不可欠な部品として形成されている。例えば、パネルがタービンエンジン 入ロダクトを囲むカウリング（ｃｏｗｌｉｎｇ　）の一部を形成すること、また は、ターボファンエンジンのファンの高乱流領域に近接して配置されることが提 案されている。

ＧＢ２２２３４４８Ａ号に特に開示されているパネル中のセル状コアは、さらに 、互いに平行に、そして、裏面及び表面シートに垂直に延在する壁部を有するセ ルによって形成されている。

ＧＢ−Ａ−２２２３４４８号に特に開示されたパネルは、航空機エンジン環境に おいて使用することに成功したと見られてきたが、セルがそこに記述されたよう に形成された、すなわち、壁部が互いに平行にそして裏面及び表面シートに垂直 に延在しているセル状コアの使用において欠点が見られる。

本発明の第１の局面によれば、ノイズ減衰パネルのための構造用セル状構成部材 であって、構成部材が、セルの配列のための境界面を提供し構成部材の両面にお いて終端する壁部を有するノイズ減衰パネルのだめの構造用セル状構成部材にお いて、セルを形成する壁部または壁部のうちの所定のものが、構ｆｉ、Ｓ材の面 のうち少なくとも一つの面にまで、その面の法線に対して傾斜したある一つの角 度または複数の角度において延在することを特徴とするノイズ減衰パネルのため の構造用セル状構成部材が提供される。

現在、超高バイパス（Ｕ）ＩＢ）比ターボファンエンジンの開発が流行っており 、このエンジンはそれに関連したファンの低ブレード通過周波数（ｌｏｗ　ｂｌ ａｄｅ　ｐａｓｓａｇｅ　ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ　）を生じさせる。これらの低周 波数においてノイズ減衰を提供するために、ＧＢ２２２３４４８Ａにおいて従来 提案されたパネルのセル状コアのセルの深さは増加される必要があり、パネルの 深さの増加をもたらす。しかしながら、パネル深さのこの増加は、パネルが使用 される環境にとって望ましくないことが見い出されている。

従って、パネル深さに不所望な増加を要求することなく、大直径ＵＨＢ比ターボ ファンエンジンにおいて生じる低周波数におけるノイズを減衰するために有効な ノイズ減衰パネルのための構造用セル状構成部材を提供することが要求されてい る。

本発明の第１の局面の第１の実施例は、セル状構成部材の壁部が、構成部材の面 の一つにおいて端部が開放されて終端する並置されたセルの配列のための境界面 を提供し、壁部はその面の法線に対して傾斜する複数の角度においてその面にま で延在していることを特徴とする。

以下に記述する本発明の第１の実施例においては、セルはまた、構成部材の反対 側の面において端部が開放されて終端しており、壁部は、その面の法線に対して 傾斜した複数の角度においてその反対側の面にまで延在している。

好適には、壁部は、互いに並行な線に沿って構成部材の一つの面または複数の面 にまで延在している。

以下に記述する本発明の好適な実施例においては、壁部が構成部材の面または各 面の法線に対して傾斜する角度は、２０°よりも大きい。

以下に記述する本発明の実施例においては、セルは一定の断面を有し、各セルの 側端部は互いに並行な線に沿って存在する。記述される実施例においては、セル は六角形の断面を有するが、本発明の代替的実施例においては、セルはイソグリ ッド（ｉｓｏｇｒｉｄ　）またはオルソグリッド（ｏｒｔｈｏｇｒｉｄ　）パタ ーンに合致することができる。

図面によって図示されていない本発明の代替的実施例においては、壁部または壁 部のうちの所定のものは、互いに並行ではない線に沿って構成部材の面または各 面にまで延在している。これらの実施例においては、セルが角錐の形状または角 錐台の形状であってよい。

本発明の第２の局面によれば、本発明の第１の局面による構成部材の形状のセル 状構成部材と、その裏側においてセル状構成部材の一方の面を横切って延在する 裏面構成部材と、その表側においてセル状構成部材の他方の面を横切って延在す る表面構成部材と、を有するノイズ減衰パネルが提供される。

その第２の局面による本発明の好ましい実施例においては、表面構成部材は、多 孔性で透過性の熱可塑性材料からなる外部表面シートを備えており、または、含 んでいる。好ましくは、外部表面シートのだめの多孔性で透過性の熱可塑性材料 は、熱可塑性物質を粉末焼結することによって製造される。

以下に記述する本発明の一実施例においては、表面構成部材は、織物の隣接する 縦糸及び横糸の間の開口により構成される開口部を有する開放四角形織り方織物 から作られる内部表面シートをさらに含んでいる。

以下に記述する本発明のさらなる他の実施例においては、セル状構成部材は、本 発明の第１の局面による構成刷才の形状の上部セル状要素と、本発明の第１の局 面による構成部材の形状であって上部セル状要素の下に位置する下部セル状要素 と、下部セル状要素をその上面において横切り上部セル状要素をその下面におい て横切って延在する隔壁シートとを備えている。

以下に記述する本発明の一実施例においては、上部及び下部セル状要素は、パネ ルの法線に対して傾斜したセルの同一の配列を備えている。そのような一実施例 においては、上部及び下部セル状要素は、一方が他方の上になるように配置され 、一方のセルが他方のセルと同じ方向においてパネルの法線に対して傾斜してい る。

以下に記述する本発明の一実施例においては、２つのセル状要素は、上部セル状 要素のセルの上部開放端が、下部セル状要素のセルの上部開放端と見当合わせ（ ｒｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎ）さ右、それにより、上部要素のセルの下部開放端が 、下部要素のセルの下部開放端と見当合わせされないように位置決めさね、配置 される。

図示されていない本発明の代替的実施例においては、２つのセル状要素は、上部 セル状要素のセルの下部開放端が、下部セル状要素のセルの上部開放端と見当合 わせされ、それにより、下部セル状要素のセルが上部セル状要素のセルと連続状 態を形成するように、配置されている。

以下に記述する本発明のさらなる他の実施例においては、上部及び下部セル状要 素は、一方の要素のセルが、他方の要素のセルのそれと反対の方向においてパネ ルの法線に対して傾斜されるように一方が他方の上に位置決めされ、配置されて いる。

隔壁シートは、多孔性で透過性の熱可塑性部質から構成されることができ、また は代替的にステンレス＃１織物から作られることができる。上部セル状要素また は下部セル状要素またはその両者は、非透過性材料または多孔性で透過性の熱可 塑性材料から作られることができる。

本発明の第３の局面によれば、それを横切る気体流の通過を受ける表面と、その 前面がそれを横切る気体流の通過を受ける前記表面または前記表面の　部を形成 するように位置決めされている本発明の第２の局面によるノイズ減衰パネルとを 有する航空機エンジンが提供される。

本発明の実施例を、添付の図面を参照して一例として説明する。図面において図 １は、本発明の第１の実施例による構造用セル状構成部材を具体化するノイズ減 衰パネルを上から見た模式的等角図であり、図２は、支持溝部材に固着された、 図１に示されたパネルの端部領域における模式的断面図であり、 図３．４及び５は、本発明の３つのさらなる実施例によるノイズ減衰パネルの模 式的断面断片図であり、 図６は、本発明によるノイズ減衰パネルを具体化する航空機エンジンの模式的断 面図である。

最初に図１及び２を参照すれば、ノイズ減衰パネル１０は、裏面シー）１１と、 セル状コア１２と、内部及び外部表面シー）１３及び１４とを備えている。セル 状コア１２は、六角形の断面を有する多数の端部が開放された並置されたセル１ ５を備えており、側端部（ｌａｔｅｒａｌ　ｅｄｇｅ）　１６が、（ｉ）互いに 並行で、（ｉｉ）裏面シート１１に垂直でシー）１１の端部１１１に並行な平面 内に存在し、（ｉ　ｉ　ｉ）裏面シートの法線に対して傾斜した線上に存在し、 それにより、裏面シート１１と内部表面シート１３との間のセル１５の長さが２ つのシート１１及び１３の間隔よりも大きくなっているハチの巣形状の構成を与 える。

裏面シート１１は、図２に示すように、無孔で、非透過性のシート材料からでき ており、エポキシ樹脂接着剤Ｅ１により、セル状コア１２の下面に固定されてい る。

内部表面シート１３は、炭素繊維／樹脂マトリックスの複合材料から形成された 開放四角形織り方織物（ｏｐｅｎ　５ｑｕａｒｅ　ｗｅａｖｅ　ｆａｂｒｉｃ） から製造され、その織物は、織物の隣接する縦糸と横糸の間の開口（ｏｐｅｎｉ ｎｇ　）により構成される開口部（ａｐｅｒｔｕｒｅ）を提供するようになって いる。この織物は好ましくは、シートの全表面積に対する開放開口部の面積の比 率を約３０％とするように織られている。

同時に、この織物は、（のように織られているので、比較的多数のその開口部が 、セル状コア１２の各セル１５の境界（ｂｏｕｎｄｓ）内に含まれる。

外部表面シー［４は、熱可塑性物質を粉末焼結することによって製造される多孔 性で透過性の熱可塑性材料のシートを備えている。適切な熱可塑性物質の例は、 ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ芳香族ケトン、ポリフ ェニレンスルフィド（ｓｕｌｐｈｉｄｅン、ポリアミド−イミド、熱可塑性ポリ イミド、ポリエーテル−イミド、ポリウレタン及びポリエチレンを包含する。

外部表面シート１４は、内部表面シート１３に結合され、内部表面シート１３は 、図２に示されるように、エポキシ樹脂接着剤Ｅ２により、セル状コア１２の上 面に固着されている。

パネル１０の製造中に、樹脂が２つのシートを接着するように働くように、部分 硬化条件にふいて内部織物表面シート１３を形成し、最終硬化段階中に外部表面 シート１４をそれ止接触させることが有利であることが見い出され得る。その後 、組み合わされたシート１３及び１４は、エポキシ樹脂接着剤Ｅ２を使用してセ ル状コア１２の上面に固着されることができる。

エポキシ接着剤Ｅ１及びＥ２は、例えば、英国ケンブリッジのチバガイギープラ スチックスアンドアディティブズカンパニーリミテッド（Ｃｉｂａ−Ｇｅｉｇｙ 　Ｐｌａｓｔｉｃｓ　＆　Ａｄｄ山ｖｅｓ　Ｃｏｓ＋ｐａｎｙ　Ｌｉｍ１ｔｅｄ 　）から得ることができる。しかしながら、接着剤及び樹脂は、エポキシ樹脂接 着剤である必要はなく、例えば、フェノール、ポリイミドまたは熱可塑性樹脂で あることができる。

裏面シート１１は、無孔性であり、非多孔性で非透過性の材料からできており、 下記材料のいずれかから製造されることができる。

（ｉ）例えば、熱可塑性物質がポリエーテルエーテルケトンである場合には、炭 素／熱可塑性物質の複合物。この材料は、自動的にテープ巻きされる（ｔａｐｅ 　ｗｏｕｎｄ）かまたは平成形される（ｈａｎｄ　１ａｉｄ　）。

（ｉｉ）炭素／エポキシ樹脂。

（ｉ目）アルミニウム合金。

図示される本発明の実施例にふけるセル状コア１２は、下記物質のいずれかから なる非多孔性で非透過性のシートから製造される。

（ｉ）ポリエーテルエーテルケトンのような熱可塑性物質。

（１１）ポリエステル織物／フェノール性樹脂。

（ｉ　ｉ　ｉ）ガラス繊維／フェノール樹脂。

（ｉ　ｖ）ＮＯＭＥＸ／フェノール樹脂（ＮＯＭＥＸは、構造用材料を製造する ために、種々の樹脂を含浸させたアラミド繊維紙の登録商標である）。「アラミ ド」は、芳香族ポリアミドポリマーを意味する。

（ｖ）アルミニウム合金。

しかしながら、セル状コア１２は、所望により、多孔性で透過性の熱可塑性材料 から製造されることができ、外部表面シート１４と同じ形状であってもよい。

パネルｌＯは、弓形の形態であり、おそらく二重の曲率を有し、ターボファン航 空機エンジンの先端通風帽（ｎｏｓｅ　ｃｏｗｌ　）のダクトの構造用部品とし て具体化され、そのパネル１０は、エンジンのファンのすぐ上流に配設されたい くつかの弓形パネルの一つである。もちろん、パネルが使用中に劣化せず、特に 、そのどの部分もその支持構造物から離脱するようにならないことは極めて重要 である。

この構造物は、通常、支持溝器材を含み、そのうちの一つの部材１７のみが図２ に示されている。炭素結合１９を利用して内部表面シート１３を溝部材１７のフ ランジＩ８の外側表面に結合させ、炭素炭素結合２１を利用して裏面シート１１ を溝部材」７のフランジ２０の外側表面に結合させることによって、パネル１０ は、部材」７に固着される。パネル１０と溝部材１７のベース２２の間の間隙は 、マスチック２３を使用してシールまたは密閉されることができる。

図１及び２を参照して記述した多孔性の熱可塑性材料からなっている外部表面シ ート１４を有するパネルは、従来提案のパネルに対して、下記を含むいくつかの 利点を生じさせることが見い出されている。

（１）粉末焼結技術により製造される場合の表面シートのセル状構造は、広い範 囲にわたる透過性の要求を満たすように製造されることができる。このセル状構 造は、広範囲の厳密に制御された流れ及びエンジン依存である抵抗要求にわたる 気体流に対して透過性であり、広範囲の液体及び固体汚染物に対して非透過性で あるように製造されることができる、 （２）粉末焼結技術により製造される場合の表面ノートのセル状構造は、非常に 複雑な干渉流路を提供し、その結果、ノイズ減衰特性は、有孔性（ｐｅｒｆｏｒ ａｔｅ）で多孔性の材料の他の形態よりも大いに高められる、（３）粉末焼結技 術により製造された場合の表面シートの非常になめらかな表面は、他の有孔性及 び多孔性の形態よりも実質的な音／空気流（ａｃｏｕｓｔｉｃ／ａｉｒ　ｆｌ。

Ｗ）の利点を有している。高速気流に対するより低い流抵抗があり、従って、全 体的な航空機エンジンパワープラン）　（ｐｏｗｅｒ　ｐｌａｎｔ　）効率は、 従来提案されたパネルを使用して得られるものよりも改良されている、（４）従 来提案されたパネルよりも、音減衰は大きく、広い周波数範囲をカバーしている 、 （５）熱可塑性構成部材は、金属腐食の問題がない、（６）パネルは、従来提案 されたパネルよりも軽い、（７）従来提案された構造物と比較すると、改良され た「ブレードオフ（ｂｌａｄｅ−ｏｆｆ　）　Ｊエネルギー吸収がある、そして （８）外観が改良されている。

上記の利点に加えて、パネルの音吸収特性は、裏面及び表面シートに対してコア のセルを適切に傾斜させることによって改良され、それによりパネルの厚さを増 加させることなくセルの長さを延長させ、そしてそれによりパネルの音減衰を大 直径のＵＨＢ比ターボファンエンジン中に生成される低周波数まで延長している 。

図３を参照すれば、本発明のｈＪＣ２の実施例によるパネルが図示されており、 そこにおいては、図１及び２を参照して記述された本発明の実施例のセル状コア １２は、多数の端部が開放された並置された傾斜セル１５１を有する上部セル状 要素１２１と、さらに多数の端部が開放された並置された傾斜セル１５２を有す る下部セル状要素１２２と、下部セル状要素１２２の上面において下部セル状要 素１２２のセル１５２の端部を横切りそして上部セル状要素１２１の下面におい て上部セル状要素１２１のセル１５１の端部を横切って延在する隔壁シート２４ と、を備える分割型セル状コアによって置き換えられている。２つのセル状要素 １２１及び１２２のセルは、図１を参照して記述した傾斜セルと同じ配列を形成 し、一方が他方の上になるように配置されている。図３において、セル１５１及 び１５２の上部開放端は、一方が他方の上になるように配置され、その結果、上 部要素１２１のセル１５１の下部開放端は、下部要素１２２のセル１５２の上部 開放端と同一線上にない。しかしながら、いくつかの目的のためには、セル１５ ２がセル１５１と連続状態を形成するように、要素１２１及び１２２を設けるこ とは有利であることが見い出されるであろう。

図３中に示されるパネルの裏面シート１１、内部及び外部表面シート１３及び１ ４並びに上部及び下部セル状要素１２１及び１２２は、図１及び２を参照して記 述した実施例のシート１１、コア１２並びに表面シート１３及び１４と同様の方 法で構成され、接合され、裏面シート１１は、下部セル状要素１２２の下面に固 着され、内部及び外部表面シート１３及び１４は上部要素１２１の上面に固着さ れる。

隔壁シート２４は、セル状要素１２１及び１２２の隣接する面に同様に接合され る。それは、多孔性で透過性の熱可塑性物質から構成され、図１及び２を参照し て記述されたパネルの外部表面シート１４のそれと同じ形であることができる図 ４中に示される本発明の第３の実施例においては、図１及び２を参照して記述さ れたパネルの内部表面シート１３は省略され、多孔性の熱可塑性物質からなる外 部表面シート１４は、接着剤Ｅ２を使用してセル状コア１２の上面に直接接着さ れている。

図５においては、上部セル状要素１２１のセル１５１が一方向に傾斜さ法王部要 素１２２のセル１５２が反対方向に傾斜され、そして内部表面シート１３が省略 さ桓外部表面シート１４が図４に示されるパネルについて記述された方法で上部 セル状要素１２１の面に直接付着されていること以外は、図３を参照して記述さ れた本発明の実施例に相当する本発明の第４の実施例が示されている。

本発明のさらに他の実施例（図示せず）においては、図３を参照して記述したパ ネルは、上部セル状要素１２１または下部セル状要素１２２または両者を、多孔 性の熱可塑性物質から製造することによって修正することができ、図１及び２を 参照して記述されたパネルの外部表面シート１４のために提案された材料のいず れかからでも製造されることができる。

図３及び５中に図示されているパネル中の隔壁シート２４は、多孔性の熱可塑性 物質からなると記述されている。しかしながら、それは、所望により、ステンレ ス鋼織物または内部表面シート１３に適した上述した物質のいずれによっても作 られることができ、当然の要件は、シートが、多孔性かつ透過性であるか、有孔 性であるか、または開口部を有しているかのいずれかである。

図面を参照して上述された本発明の実施例においては、六角形の断面を有するセ ル１５が提供されている。しかしながら、他の断面、例えば、イソグリッド（ｉ ｓｏｇｒｉｄ　）またはオルソグリッド（ｏｒｔｈｏｇｒｉｄ　）パターンに合 致するような断面を有するセルを代替的に使用することができると理解されるで あろう。

図面を参照して上述された本発明の実施例においては、セル１５は、角柱状（ｐ ｒｉｓｍａｔｉｃ　）の形状、すなわち、各セル１５の側端部１６が互いに平行 な線に沿って存在する一定の断面を有する。しかしながら、有効長さがセル内で 変化するセルを提供するために、例えば、セルが角錐の形状または角錐台の形状 である、各セル１５の側端部または側端部のいくつかが等しく傾斜していない、 一定でない断面のセルが提供されることができることが理解されるであろう。

図６を参照すれば、航空機エンジン２５が模式的に図示さね、パイロン３２から 吊り下げられたナセル（ｎａｃｅｌｌｅ　）　２７内に搭載されたターボファン パワーユニット２６を備えている。ナセル２７は、外壁２９及び内壁３０を有す る先端通風帽２８を備えている。内壁３０は、図１から５を参照して記述及び図 示されたパネルの形状を採ることができるノイズ減衰パネルＰによって一部が形 成される。パネルＰは、先端通風帽２８の内壁の一部を形成も、ユニット２６の ファンブレードにより生成されるノイズを減少するだけでなく、ダクト３１を介 してパワーユニット２６内に通過する空気の高速流により生成されるノイズを減 少するように働くように配置される。

図６におけるパネルは、パネルを通る空気の通過による空気速度の減少により空 気ノイズを減少するために採用されるのではなく、しかし、対照的に音波の減衰 は、ノイズを生み出す空気の速度に影響を与えずに達成されること、すなわち、 空気はノイズ減衰パネルＰを通過しないこと、は強調されるべきである。

図６に図示された航空機エンジン搭載配置において、パワーユニットは、翼搭載 バイロン３２によって担持されている。しかしながら、本発明によるノイズ減衰 パネルは、他の航空機エンジン設備においてノイズを減少するために同様に採用 され得ることは理解されるであろう。

平成　５年　７月２２日

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. １．ノイズ減衰パネルのための構造用セル状構成部材であって、前記構成部材が 、セルの配列のための境界面を提供し前記構成部材の両面において終端する壁部 を有するノイズ減衰パネルのための構造用セル状構成部材において、前記セルを 形成する前記壁部または前記壁部のうちの所定のものが、前記構成部材の前記面 のうち少なくとも一つの面にまで、前記面の法線に対して傾斜したある一つの角 度または複数の角度において延在していることを特徴とするノイズ減衰パネルの ための構造用セル状構成部材。
2. ２．前記セル状構成部材の前記壁部が、前記構成部材の前記面のうちの一つの面 において端部が開放されて終端する並置されたセルの配列のための境界面を提供 し、前記壁部が前記面の法線に対して傾斜した複数の角度において前記面にまで 延在していることを特徴とする請求項１記載の構成部材。
3. ３．前記セルはまた、前記構成部材の反対側の面において端部が開放されて終端 しており、前記壁部が、その面の法線に対して傾斜した複数の角度において前記 反対側の面にまで延在していることを特徴とする請求項２記載の構成部材。
4. ４．前記壁部が、互いに平行な線に沿って前記構成部材の前記一つの面または複 数の面にまで延在していることを特徴とする請求項３記載の前記部材。
5. ５．前記壁部が前記構成部材の前記面または各面に対して傾斜する前記角度が２ ０°よりも大きいことを特徴とする請求項４記載の構成部材。
6. ６．前記セルが、一定の断面を有し、各セルの側端部が互いに平行な線に沿って 存在することを特徴とする請求項４または５記載の構成部材。
7. ７．前記セルが、六角形の断面を有することを特徴とする請求項６記載の構成部 材。
8. ８．前記セルがイソグリッドまたはオルソグリッドパターンに合致することを特 徴とする請求項６記載の構成部材。
9. ９．前記壁部または前記壁部のうちの所定のものが、互いに平行でない線に沿っ て前記構成部材の前記面または各面にまで延在していることを特徴とする請求項 １、２または３記載の構成部材。
10. １０．前記セルが、角錐の形状または角錐台の形状であることを特徴とする請項 ９記載の構成部材。
11. １１．請求項１乃至８のいずれかに記載の構成部材の形状のセル状構成部材と、 前記セル状構成部材の一方の面をその裏側において横切って延在する裏面構成部 材と、前記セル状構成部材の他方の面をその表側において横切って延在する表面 構成部材、とを有することを特徴とするノイズ減衰パネル。
12. １２．前記表面構成部材が、多孔性で透過性の熱可塑性材料からなる外部表面シ ートを備えている、または含んでいることを特徴とする請求項１１記載のパネル 。
13. １３．前記外部表面シートのための前記多孔性で透過性の熱可塑性材料が、熱可 塑性物質を粉末焼結することによって製造されることを特徴とする請求項１２記 載のパネル。
14. １４．前記表面構成部材が、織物の隣接する縦糸と横糸の間の開口によって構成 される開口部を有する開放四角形織り方織物から作られる内部表面シートをさら に含んでいることを特徴とする請求項１２または１３記載のパネル。
15. １５．前記セル状構成部材が、請求項１乃至８のいずれかに記載の構成部材の形 状の上部セル状要素と、請求項１乃至８のいずれかに記載の構成部材の形状であ って前記上部セル状要素の下に位置する下部セル状要素と、前記下部セル状要素 をその上面において横切り前記上部セル状要素をその下面において横切って延在 する隔壁シートと、を備えることを特徴とする請求項１１乃至１４のいずれかに 記載のパネル。
16. １６．前記上部及び下部のセル状要素が、前記パネルの法線に対して傾斜するセ ルの同一の配列を備えていることを特徴とする請求項１５記載のパネル。
17. １７．前記上部及び下部のセル状要素が、一方が他方の上になるように配置され 、その一方の前記セルが、他方の前記セルと同じ方向において、前記パネルの法 線に対して傾斜していることを特徴とする請求項１５または１６記載のパネル。
18. １８．前記２つのセル状要素が、前記上部セル状要素の前記セルの上部開放端が 前記下部セル状要素の前記セルの上部開放端と見当合わせされ、それにより、前 記上方要素の前記セルの下部開放端が、前記下部要素の前記セルの前記上部開放 端と見当合わせされないように、位置決めされ配置されていることを特徴とする 請求項１７記載のパネル。
19. １９．前記２つのセル状要素が、前記上部セル状要素の前記セルの下部開放端が 前記下部セル状要素の前記セルの上部開放端と見当合わせされ、それにより、前 記下部セル状要素の前記セルが、前記上部セル状要素の前記セルと連続状態を形 成するように、位置決めされ配置されていることを特徴とする請求項１７記載の パネル。
20. ２０．前記上部及び下部セル状要素が、一方の要素の前記セルが他方の要素の前 記セルのそれと反対の方向において前記パネルの法線に対して傾斜するように一 方が他方の上に位置決めされ配置されていることを特徴とする請求１５または１ ６記載のパネル。
21. ２１．前記隔壁シートが、多孔性で透過性の熱可塑性物質から構成されているこ とを特徴とする請求項１５乃至２０のいずれかに記載のパネル。
22. ２２．前記隔壁シートが、ステンレス鋼織物からなることを特徴とする請求項１ ５乃至２１のいずれかに記載のパネル。
23. ２３．前記上部セル状要素または前記下部セル状要素またはその両者が、多孔性 で透過性の熱可塑性物質からなることを特徴とする請求項１５乃至２２のいすれ かに記載のパネル。
24. ２４．それを横切る気体流の通過を受ける表面と、その前面がそれを横切る気体 流の通過を受ける前記表面または前記表面の一部を形成するように位置決定され ている請求項１１乃至２３のいずれかに記載のノイズ減衰パネルと、を有するこ とを特徴とする航空機エンジン。
25. ２５．付随する図面のうち図１および２または図３、４または５を参照して上述 したのと実質的に同様のものであることを特徴とするノイズ減衰パネルのための 構造用セル状構成部材。
26. ２６．付随する図面のうち図１および２または図３、４または５を参照して上述 したのと実質的に同様のものであることを特徴とするノイズ減衰パネル。
27. ２７．図６を参照して上述したように搭載された請求項２６記載のノイズ減衰パ ネルを有する航空機エンジン。