JPH06504475A - フィルター構造と手法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
フィルター構造と手法
発明の分野
本発明はフィルター構造に関するものである。具体的には、ガス流、例えば空気
流から微粒子を濾過する構成に関するものである。また、本発明は、ガス流から
微粒子をきわめて効果的に除去する手法に関するものでもある。
発明の背景
ガス流には微粒子が含まれることが多い、多くの場合、これらの微粒子の一部あ
るいはすべてをガス流から除去することが望ましい。例えば、自動車や電力生成
装置のエンジンへの吸気流、ガスタービンへのガス流、さまざなな燃焼炉への空
気流などには、微粒子が含まれることが多い、微粒子がさまざまな機械の内部機
関にまで達すると、本質的な損傷を引き起こす可能性がある。そのため、このよ
うなシステムにおいては、エンジン、タービン、炉、他の装置などへのガス吸気
流から微粒子を除去することが好ましい。
他に、工業処理からの生成ガスや廃棄ガスにも、処理によって生成される微粒子
などが含まれている。このようなガスをさまざまな廃棄装置を通して排出するま
えに、これらのガス流中の微粒子を効率良く除去することが望ましい。
微粒子除去に向けて、さまざまな空気フィルターやガスフィルターが用いられて
いる。しかし、以下の説明から明らかな理由により、この目的にフィルター構造
の改良がされている。
フィルター設計の基本原理や問題のいくつかについては1紙フィルター、ひだ付
き紙フイルタ−、均一密度デプスフィルターなどの種類のシステムを考えること
で一般に理解できよう。
これらの種類の各システムは既知であり、いずれもが利用に供されている。
まず、紙要素について考えてみよう。紙要素は、微粒子が含まれているガス流に
垂直に配置される多孔性紙フィルターから成る。紙フィルターとしては、ガス流
に対しては透過性で、選択サイズ以上の微粒子を阻止するのに十分細かい多孔性
を有するフィルターが選択される。動作状態時、このような材質からなる単純な
平面フィルター構成をガス流に垂直に、例えば空気源とエンジンへの吸気多岐管
との間に配置される。ガス流が紙フィルターを通過するとき、紙フィルターの吸
気側にはガス流中の選択サイズの微粒子がたまり、フィルターはガス流から微粒
子を除去するように動作する。微粒子はフィルターケーキとして紙フィルターの
上流側に集められる。
以上のような単純なフィルター構成では、少なくとも2つの主要な問題が存在す
る。1つは、比較的小さなひび、すなわち紙の亀裂によって、システムが完全に
動作不能になり、排出装置の保護が行われていない点である。2つは、フィルタ
ーの上流側に微粒子が急速に蓄積されて薄いフィルターケーキあるいは層を形成
して、最終的にガスの通過路を塞いでしまうことである。したがって、このよう
なフィルターな「選択サイズ」以上の微粒子を多量に有するガス流の中で用いる
場合には、フィルターの耐用年数はきわめて短くなると考えられる。ここで、本
明細書中での「選択サイズ」とは、それ以上のサイズの微粒子はフィルターで阻
止または集められるサイズのことを意味する。もちろん、フィルターの耐用年数
は、紙フィルターの表面積、通過するガス流量、ガス流中の微粒子の濃度などに
も関連する。どのシステムにおいても、一般にフィルターの「耐用年数」はフィ
ルターの両側間での限界圧力差に基づいて定義される。すなわち、どの応用にお
いても、フィルター両側間の圧力が応用所定のレベルに達した時点で、フィルタ
ーは使用耐用年数に達する。
ひだ付き紙フィルターは、上述のフィルターにとって代わる別構成のフィルター
である。このひだ付き形態の紙フィルター構成を用いることで、与えられた断面
積あるいは体積内でのフィルター媒質の表面積を一般に増加させることができる
。また、システム強度も増加する。゛したがって、微粒子の通過する表面積が増
加し、フィルター耐用年数が長くなる。しかし、微粒子の薄い層がフィルターの
上流側表面に形成されるために、フィルター通路の閉塞は避けられない、そのた
め、このようなフィルター耐用年数は、多くの応用において比較的短くなりがち
である。その他、紙要素に生じる小さなひびあるいは亀裂といった重要な問題も
、依然として存在する。
実際には、濾過すべきガス流にはさまざまなサイズの微粒子が含まれていること
が多く、装置はさまざまな微粒子種別を含むガス流に対応しなければならないこ
とが多い0例えば、自動車向けに設計されるフィルター構成を考えてみよう、自
動車向けのフィルター構成では、サブミクロンから100ミクロンにまで渡るサ
イズの微粒子を除去できることが望ましい。例えば、建設現場や多量の不純物が
空気中に含まれる場所(田舎道など)などのオフロード環境で利用される自動車
は、10ミクロンから100ミクロン程度の微粒子を多量に含むガス流を対象に
することになる。また、高速道路上のトラックや自動車の空気フィルターに吸入
される空気であって、自動車が砂ぼこりや建設現場などを通過しない場合には、
一般に5ミクロン以上のサイズの微粒子はほとんど含まれず、はとんどがサブミ
クロンから5ミクロン程度のサイズの微粒子である。これに対して、市バスのフ
ィルターを通過するガス流には、基本的にサブミクロンサイズの炭素粒子のみが
含まれる。しかし、市バスでもたまには大きな微粒子を含む空気を吸気すること
がある。
一般に、自動車向けのフィルターは、該自動車の主たる使用状況に関わらず、サ
ブミクロンから100ミクロンに渡るサイズの微粒子をエンジンから除去できる
ことが望ましい。すなわち、自動車の耐用年数の間に遭遇するさまざまな可能性
の状況のもとで、フィルターが急速に塞がらないように構成しなければならない
。これは、もちろん、いかなるフィルターシステムでもめられる条件である。し
かし、自動車はある環境から他の環境へ移動し、さまざまな状況に遭遇する可能
性があることから、問題はさらに困難になる。そこで、1つのフィルター構成で
比較的広い応用に用いることができるように、少な(とも部分的には「柔軟」に
対応できるフィルター構成が望まれる。
上述の紙フィルターとひだ付きフィルター構成を再び考えてみよう。紙フイルタ
−(ひだ付きあるいはその他)は非常に小さな気孔率を有するため、比較的小さ
な微粒子サイズを多(含むガス流に対して優れたフィルターとなる。しかし、フ
ィルターを通過するガス流にもともとサブミクロンサイズ以上の微粒子が多く含
まれる(または、含まれるように変化する)場合、あるいはサブミクロンサイズ
の微粒子が比較的高密度である場合には、紙フィルターは急速に塞がれて、フィ
ルターケーキが形成され限界差が生じすぐに耐用年数に達ってしまう。したがっ
て、さまざまな応用下での空気の濾過を、特に比較的長い期間行うときには、紙
フィルター構成は適したシステムであるとは言えない。また、上述のように、紙
フィルター構成は破損に対して適切な保護がなされていない。すなわち、キズや
亀裂が小さくてもシステムはほとんど機能しなくなる。
「デプス」フィルターと呼ばれる他の種類のフィルターが、多くの応用で用いら
れる。典型的なデプスフィルターは、「デプス媒質」と呼ばれるファイバー材質
の厚い層である。デプス媒質は、一般に気孔率、密度、固体率により定義される
。一般には、単位体積当たりの固体含量で定義される。例えば、2−3%固体率
媒質とは全体積の2−3%程度がファイバー材質(固体)で、残りが空気あるい
はガスであるようなファイバーデプス媒質の意味である。デプス媒質の他の有用
なパラメータがファイバー径である。固体率パーセントが一定でファイバー径を
小さくすると、穴サイズが小さくなり、ファイバーはより小さな微粒子を効率良
く阻止できるようになる。
典型的なデプス媒質フィルターは、はぼ一定の密度を有するデプス媒質であり、
デプス媒質の固体率が厚さ方向でほぼ一定であるシステムである。ここで「はぼ
一定」は、デプス媒質中の密度の変動があったとしても、それはきわめて小さい
ことを意味する。このような密度変動は、例えば、フィルターを含むケースに起
因して外側接面が若干圧縮されることによっても生じる。このような一定固体率
のデプス媒質システムの問題点は、さまざまな微粒子サイズを含む空気流やガス
流に対処しなければならないような条件下では濾過処理を効率的に行うことがで
きない点である。デプス媒質の固体率パーセントが十分高いと、比較的大きな微
粒子が媒質の外側すなわち上流側のみで阻止されてしまい、全体のデプス媒質の
利用効率が悪くなる。
すなわち、このような状況では、多くの固体微粒子(特に大きな微粒子)は前面
すなわち上流面で「装荷」され奥まで達しない。したがって、急速にフィルター
が塞がれてしまい、耐用年数が短くなる。ここで「急速に」は、デプス媒質の体
積はより多くの固体「装荷」に対処することができるが、装荷が前面に非常に偏
るため、全体積を有効に利用する前にフィルターが閉塞(また、圧力差が増加)
しまうことを意味する。
これに対して、比較的低密度のデプス媒質を用いるときには、大半の体積がより
大きな微粒子によって装荷あるいは満たされることになる。これは、まずはじめ
に微粒子の塊が上流側領域で形成され、次いで破壊されて内側に分散するという
ような再分散などによるものである。したがって、「耐用年数jあるいは「限界
圧力差」時には、装荷がデプス媒質内に均一に(完全な均一分布ではない)分布
する。しかし、比較的小さな微粒子はこのようなシステムを通過しやすくなる。
これらの記述から、空気流中の微粒子サイズが比較的幅広く分布している場合、
あるいはさまざまな微粒子サイズ分布を有するさまざまな空気流(条件)のもと
て空気フィルターを用いる場合に(す、一定密度デプス媒質は不適当な構成とな
る。
固体率が1−3%程度、より一般的には1−2%程度の、非常に低密度のデプス
媒質は、しばしば「高ロフトj媒質と呼ばれる。このような媒質はHVAC(暖
房・換気・空調)フィルターにおけるフィルター媒質として用いられている。
なお、上述の「装荷」ならびにそれを変形した単語は、デプス媒質フィルターに
よって微粒子が阻止あるいは捕獲される位置の意味で用いている。
上述のように、一定装荷条件のもとでデプス密度(固体率パーセント)を増加さ
せると、フィルターの上流側により多(が装荷されるようになる。装荷環境がさ
まざまな微粒子サイズを有する空気である場合や、さまざまな環境でフィルター
を利用しなければならない場合には、従来の単一密度デプス媒質はフィルターと
して効果的ではない。すなわち、ある与えられた固体率パーセントのデプス媒質
でも、濾過すべき空気流、ガス流中の微粒子サイズ分布に応じて装荷パターンが
異なるからである。したがって、デプスフィルターをある特定の微粒子サイズに
対して最適化すると、さまざまな環境あるいはさまざまな微粒子サイズを有する
ガスなどに対しては適当でなくなってしまう。そこで、さまざまな環境のもとで
も効率良い装荷や長い耐用年数が得られるようなフィルターシステムがめられる
。特に、濾過すべき微粒子サイズ分布やガス流の分散を許容することができ、さ
まざまな動作システムに容易に適用できるようなフィルターがめられている。
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勾配デプス媒質フィルターシステム、すなわち紙フィルターの代わりに固体阻止
能力が不均一であるデプス媒質を用いたシステムの開発により、一定密度デブス
媒質を用いるシステムと比べて高性能なシステムを得ることができる。このよう
な好適なシステムの1つとして、上流側から下流側に向けて微粒子(特に小さい
微粒子)阻止能力が増加するようなデプス媒質を用いるものがある。一般的な応
用においては、密度(固体率パーセント)勾配を増加させることで微粒子阻止能
力を増加することができる。また、デプス媒質のファイバーサイズを減少させる
ことでも、これら2つの手法を組み合わせることでも可能である。なお、ここで
の「微粒子阻止能力」の「増加」は、必ずしも構造中の内側層がより多くの微粒
子を阻止するという意味ではない。ダストテスト流を流して2つの層を別々にテ
ストした際に、2つのうちの外側層の方が内側層に比べて単位体積当たり阻止あ
るいは装荷しに(いということを単に意味するものである。すなわち、比較する
2つの層のうちの内側層は、より小さな微粒子がより効果的に阻止されるように
構造、設計される。
本発明によれば、フィルターとして利用するための好適な勾配密度デプス媒質構
成が提供される。最も好適な構成は、ひだ付き紙フィルターの上流側に勾配密度
デプス媒質を用いるものである。ここで、この勾配密度媒質は、最も外側すなわ
ち上流側領域の1−2%の固体率から少なくとも3−10%程度の最高固体率ま
で変化するような異なる固体率の少なくとも4つの領域から構成されることが好
ましい。なお、最も好ましい構成は、少なくとも5−1層個程度の層から構成さ
れる。また、いかなる層も動作時にフィルター構造に「装荷」される固体の60
%以上を装荷することのないような構成が好ましい。
好適な構成では、2つの隣接する領域あるいは層の間で、30−50%以上の密
度変化が生じないよう構成される。また、最も外側の領域すなわち最低固体率の
領域を除いて、いかなる領域もデプス媒質全体の体積の25%を越えることのな
いように構成されることが好ましい、なお、これは、最も外側の領域が必ずデプ
ス媒質体積の25%以上でなければいけないということではなく、25%以上で
も良いということを意味する。
自動車用フィルターとして利用可能な、さらに好適な構成では、中央のひだ付き
紙フイルタ−コアの周りに5層あるいは6層(デプス媒質層)のシステムを用い
る円筒状構成がある。デプス媒質層は、固体率1−2%程度の最も上流側の層か
ら、固体率5−10%、より好ましくは5−7%程度の最高密度を有する内側層
までの密度勾配を有する。以下、このような好適な構成について詳述する。
上述のような勾配密度構成は、特に特定目的への応用においては、きわめて有効
なシステムとなる0例えば、高速道路上のトラックやバスなど、主に道路上使用
環境に用いられよう。
しかし、勾配密度構成の応用はある程度限定されたものとなる。一般に勾配は特
定(想定)の微粒子サイズ分布あるいは微粒子サイズ分布範囲を有するような空
気流に対して構成されるものであるため、勾配密度構成は柔軟性に欠ける面があ
る。そのため、自動車の利用環境が著しく変化するような場合には。
適切な装荷が可能な勾配システムを構成することは不可能であり、システムは早
い時点で使用不能となってしまう。したがって、自動車をオフロード環境、ある
いはダート道で多(利用するような場合には、高速道路環境を鑑みて構成した勾
配密度システムは不適切なものとなる0本発明におけるフィルター構成のある好
適な構成は、以下に述べるように、この点に関してより柔軟性を有する構成にな
っている。
したがって、ここで示す基本原理では、フィルター構造は上流側と下流側とを有
し、空気流が上流側から下流側に流れることで空気流中の微粒子が除去されるよ
うに構成される。フィルター構造は、フィルター構造の下流側に隣接する紙フィ
ルターと、紙フィルターの上流側に位置するデプス媒質フィルターとからなる。
デプス媒質構成は、各層がデプス媒質フィルター構成中、すなわちデプス媒質の
最も上流側の層をも含む少なくとも4つのデプス媒質層中の他の少なくとも3つ
の層とは固体率が異なるような少な(とも4つのデプス媒質層から構成されるこ
とが好ましい。ここで、構成中のデプス媒質層は、下流側に向けて固体率が増加
するように構成される。
また、デプス媒質の最も上流側の層重外のいかなる層も、デプス媒質フィルター
構成中のデプス媒質体積の25%以下であることが好ましい。さらに、デプス媒
質の最も上流側の眉は、デプス媒質フィルター構成中のデプス媒質体積の50%
以下であることが好ましい。また、最も上流側のデプス媒質層は、3%以下の、
好ましくは1−2%程度の固体率パーセントを有する高ロフトデプス媒質である
ことが好ましい、そして、最も上流側のデプス媒質層から下流側に向けての少な
(とも3つのデプス媒質層は1つ隣の上流側層の固体率以上の固体率を有し、各
層の固体率は隣の上流側層の50%程度以下、好ましくは30%程度以下である
ことをか好ましい。
ヱエ止ヱニ1皿厘上
本発明の基本原理は、少なくとも部分的には、比較的長い耐用年数のフィルター
構成を効率良く構成することを鑑みたものである。一般に、フィルター媒質両側
で限界圧力差に達した時点で、フィルター構成は耐用年数を迎える。利用中に微
粒子材質がフィルターに装荷されると、フィルターはガス流の流れを妨げるよう
に働く。すなわち、フィルター両側の圧力差が増加する。ある特定の応用では「
限界」圧力差に達した時点で、フィルターを取り替えなければならない。例えば
、トラックの上流多岐管のための空気フィルターとしてフィルターを用いる場合
には水20−30インチ程度の圧力差が限界圧力差となる。
また、一般的に、自動車では水20−25インチ程度が、産業用換気システムで
は水3インチ程度が、ガスタービンでは水5インチ程度がそれぞれ限界圧力差と
なる。いくつかの産業あるいは応用では、この限界圧力差は、システムの仕様と
しであるいは調節制御を介して設定される。なお、ここで示した数値は例として
挙げたものである。
な のン−・・ る の の の
並土」
今まで、勾配デプス媒質を好適に用いた本発明の好適なシステムについて述べた
。この節では、さらなる柔軟性を有し、より長い耐用年数を持つ好適なフィルタ
ー構成について述べる。
これらの構成でも勾配構成手法の一部が用いられるが、以下に示すような理由に
よってこれらの構成は本質的に異なるものとなる。このような差異により、これ
らの構成はより「柔軟性」を有する。すなわち、より幅広い環境において適切に
動作し、特殊な環境でもより容易に利用することができる。また、多くの場合、
これらの構成はより簡潔な構成となり、より安価に構成することができる。
本発明のこの実施例によれば、固体率パー上283%程度以下、好ましくは1−
2%程度のほぼ均一(一定)密度であるデプス媒質の上流側領域と、勾配密度デ
プス媒質の下流側領域とからフィルターが構成される。この構成では、フィルタ
ー構造内の保持固体の少な(とも65%(好ましくは少なくとも85%)の重量
が、均一密度デプス媒質領域において動作上装荷されるように構成されることが
好ましい。ここで、「保持固体」は使用中にフィルターに装荷された固体のこと
である。また、「動作上装荷」は固体の装荷(すなわち、空気のようなガスを濾
過した結果としてのフィルター構造内での固体の保持)のことであり、フィルタ
ー構造を完全に通過する微粒子材質のことは意味しない。
勾配密度デプス媒質領域は、上流側領域では保持されず、使用中にフィルター構
造内で保持されるような保持固体の少な(とも50%の重量が動作上装荷される
ように構成されることが好ましい。
好適な構造では、はぼ均一密度のデプス媒質の上流側領域で動作上保持される固
体と、勾配密度デプス媒質の下流側領域で動作上保持される固体との比が、少な
くとも2/1、より好ましくは少なくとも5/1、最も好ましくは少なくとも8
/1となるように構成される。
い(つかの好適な応用では、外側ライナーが均一密度デプス媒質領域の上流側に
隣接して位置し、均一密度デプス媒質領域の上流側を外側ライナーで保護する手
段が設けられる。このため、使用中に低固体率の均一密度デプス媒質の崩壊を避
けることができる。これにより、以下で説明する利点が得られる。
フィルターの幾何学的構成は、円断面の円筒状構成、楕円断面の円筒状構成、空
気が片側からもう一方の片側へと通過するような平らな構成など、さまざまな構
成がある。いくつかの応用において特に有利な構成は楕円断面を有する構成であ
り、勾配密度デプス媒質領域は円断面であるが、均一密度デプス媒質領域は楕円
断面である構成である。このような優れた構成について以下に説明する。
好適な構造では、「磨き」フィルターが勾配苫度デプス媒質領域の下流側に設け
られる。この「磨き」フィルターはセルロースファイバーあるいは紙フィルター
であることが好ましく、好適な構造では円筒状みぞ付き紙フィルターが用いられ
る。
また、本発明の本実施例による好適な構造を、均一密度デプス媒質領域と勾配密
度デプス媒質との相対的体積比や、均一密度デプス媒質領域と勾配密度デプス媒
質領域の絶対的体積(すなわち厚さ)などの点で定義することもできる。このよ
うな点に基づいた仕様についても以下に詳述する。
したがって、本発明によれば、固体率パー上283%程度以下(好ましくは1−
2%)のほぼ均一密度のデプス媒質の上流側領域と、勾配密度デプス媒質の下流
側領域とからなるフィルターが構成される。このような構成では、フィルター構
造内の保持固体の少なくとも65%の重量が、均一密度デプス媒質領域において
動作上装荷されることが好ましい。また、勾配密度デプス媒質領域は、上流側領
域では保持されず、使用中にフィルター構造内で保持されるような保持固体の少
な(とも50%の重量が動作上装荷されるように構成されることが好ましい。
上述の好適な構造では、均一密度デプス媒質領域で動作上保持される固体と、勾
配密度デプス媒質領域のそれとの重量比が、少なくとも2/1、より好ましくは
少なくとも5/1、最も好ましくは少な(とも8/1となるように構成される。
本発明の最も好適な構造では、勾配密度デプス媒質領域の下流側に隣接して紙フ
ィルターが設けられる。また、フィルター構造は上流側ライナーと下流側ライナ
ーとを備え、それらの間にフィルター媒質領域が位置する。いくつかの構造では
、以下で述べるような利点によって、上流側ライナーの外側、すなわち上流側ラ
イナーの上流側にも均一密度デプス媒質を設けると好ましい。
毛」
本発明によれば、また、空気流などのガス流から微粒子材質を濾過する好適な手
法が得られる。本手法は、以下に示すように、固体を好適に装荷できるフィルタ
ー構成法(あるいは、基本原理の利用法)に関するものであり、均一密度デプス
媒質領域を用いる実施例では、均一密度デプス媒質領域と勾配密度デプス媒質に
おいて好適な固体装荷比が得られるものである。好適な応用においては、以下に
示すように、本手法により、均一密度デプス媒質の上流側領域と勾配密度デプス
媒質の下流側領域との固体装荷比が、少なくとも2/1程度、好ましくは少な(
とも5/1程度、最も好ましくは少な(とも8/1程度となる。
したがって、本発明によれば、ガス流から微粒子材質を濾過するための好適な手
法が得られる。本手法は、一般に、(1)3%程度以下、好ましくは1−2%程
度以下の固体率パーセントを有する均一密度デプス媒質内で、処理中のガス流か
ら取り除かれる全微粒子のうちの少な(とも65%の重量の微粒子を取り除く処
理と、(2)勾配密度デプス媒質において、ガス流から取り除かれる全微粒子で
あって、均一密度デプス媒質における除去処理で除去されなかった全微粒子のう
ちの少なくとも50%の重量の微粒子を取り除く下流側の処理と、(3)ガス流
から取り除かれる全微粒子の残りを紙フィルターで取り除く処理であって、勾配
密度デプス媒質での除去処理の後に実行される紙フィルターによる除去処理とか
らなる。以下で示す手法の好適な応用は、ダストを除去するために利用する好適
な構造の説明から明らかになろう。
11Δ囚皇皇且朋
図1は、本発明による空気フィルター構成についての透視図である。
図2は、図1の構成の側面図であり、自動車用のフィルター構造を示しており、
図2では、内部構造を示すために一部の面が除去されている。
図3は、図2の線3−3に対応する断面図を示した部分断面図である。
図4は、本発明の空気フィルター構成の他の実施例の透視図であり、図1に示さ
れる構成部位とほぼ類似のものが示されている。
図5は、図4の構成のフィルター構成部位について示した透視図である。
図6は、図5の線6−6に対応する断面を拡大して示した拡大断面図である。
図7は、本発明の空気フィルター構成であって、説明する例の1つとして用いる
空気フィルター構成の模式図である。
図8は、勾配密度空気フィルター構成の模式図である。
図9は、図2の構成の一部位の断面模式図の一部であり、基本原理を明確にする
ために簡潔に示した図である。
図10は、他の実施例の図3に類似の図である。
図11は、勾配密度構成の図4ならびに図11に類似の図である。
■朋m駐1託朋
本発明の原理と本発明の応用を容易に理解できるように、以下詳細な説明を行う
、ここでは、ある特定例の実施例を用いて、参照図面を参照しながら発明の説明
を行う、なお、本発明の基本原理は、さまざまな環境やさまざまな特定実施例に
おいても適用できることは理解されよう。また、理解を容易にするために、材質
の厚さや要素サイズの相対的な大きさを誇張して図面を描いである。
以下、車載空気フィルターへの特定応用例を通して本発明を一般的に説明する。
本発明のフィルター構成は、自動車用エンジンフィルターのみならず他の目的の
エンジンフィルターとして、さらには空気あるいはガスフィルターなど、さまざ
まなシステムに適用することができる。なお、ここでの「ガス」は空気流や他の
ガス状流などを一般に指すために用いている。
図1の参照番号1は、自動車などのガス(空気)フィルター構成を一般的に示し
たものであり、本発明によるフィルター構造2を有する。フィルター構造2が、
空気フィルター構成1を通過する空気流の微粒子を除去するためのものである。
図1では、点線で示された一般的な円筒状ケース5内に位置するように、フィル
ター構造2が示されている。ケース5には上流口6や中央下流ロアが含まれる。
フィルター構造2によって濾過される空気は、(1)上流口6を通してケース5
内に入り、(2)フィルター構造2を通過して、(3)下流ロアを介してフィル
ター構成から下流される。フィルター構成1は円筒状構成であり、円筒状フィル
ター構造2が用いられる。ここでは特定のフィルター構造2として示しているが
、このようなシステムは良く知られており、広く使われている。また、1に示す
ような構成でもって適切なフィルター処理を可能とするような空気流の制御手法
も、さまざまな手法が知られている。さらに、利用時にこのようなシステムを装
置に取り付けるためのシールシステムも、さまざまな手法が開発されている。
図2は、特定の構造体10を示す図である0本発明のフィルター構成に関する特
徴を除いて、図2の構造体10は米国特許第4720292号に一般に示されて
いる。なお、米国特許第4720292号は本発明の譲り受け人の保有になるも
のである。
図2の構造体10は、一般に空気上流口13と下流口14とを何するケース12
から構成される。ケース12はカバー16で囲まれる端面15を備える。この際
、内部のフィルター構造20にアクセスできるように、ボルト17で取り付けら
れたカバー16は容易に取り外すことができる。そのため、例えば、限界圧力差
すなわち耐用年数に達するまで構造体lOを用いたときには、カバー16を取り
外して配設構造20にアクセスし、同一のものへの交換あるいは清掃など(適当
などちらかの処理)を行うことができる。
構造体10はケース下流口部14内に下流口環部25を備える。26の放射状シ
ールは、ケース12への空気が矢印27の通路に沿ってケース10から下流され
る前に、必ずフィルター構造を通過するようにさせる効果的なシール手段である
。シール26のような放射状シールは、上述の米国特許第4720292号の主
たる構成要件になっている0図2においてこのような構成を示したのは、本発明
による配設構造20のようなフィルター構造において、好適な放射状シール構成
を所望すれば利用できることを単に示すためである。また、同軸シール構成をも
利用することもできる。
図2から明らかなように、ケース12と上流口13とは、ケース外壁31とフィ
ルター構造20の外壁35との間に環状の空間30が形成されるようなサイズで
構成される。ここで、構造20の円筒状外壁35に沿って空気流が均一に分布す
るように、環状空間30をフィルター構造20の周りに設けることが望ましい(
図3)、これにより、微粒子の負荷を配設構造20の周囲でほぼ等しくでき、長
い耐用年数を得ることができる。
図2で示す構造体10.特にフィルター構造20は、円筒状のものである。すな
わち、構造体20では、濾過すべき空気が、例えば矢印41で示されるような通
路に沿って流れ込む円筒状のボアあるいは領域40が必要となる。空気流が領域
30からボア40に達する際に、空気流はフィルター構造20を必ず通過する。
ここで、微粒子はフィルター構造20で一般に阻止されるので、矢印27の通路
に沿ってボア40から下流される空気は濾過されることになる。
図2の実施例に示される好適なフィルター構造20は、外側ライナー50、デプ
ス媒質の第1領域(51Lデプス媒質の第2領域(52)、ひだ付き円筒紙フィ
ルターからなる第3領域(53)、内側ライナー54などを備える。このような
構成により、以下に説明するように、装荷や耐用年数という点で大いに有利にな
る。
最も外側の、最も上流側のゾーン51は、ダスト蓄積あるいは装荷ゾーンである
。通常の使用状態では、フィルターエレメントの耐用年数に達するまでに、ある
いは耐用年数時点で、フィルター構造2oに「装荷」されるすべての固体の少な
くとも65%、できれば少な(とも85%の重量が、第1領域51に「装荷」さ
れる、すなわち第1領域51に保持されることが好ましい。さまざまな使用状況
でこれが達成されるためには、第1領域は比較的高ロフトで低固体率のデプス媒
質55からなることが好ましい。すなわち、第1領域51は1−3%の固体率、
できれば2%以下の固体率であることが好ましい。また、第1領域51のダスト
負荷すなわち外側ゾーンで用いられるデプス媒質55は、奥行方向に本質的に固
体率一定であることが好ましく、使用中にも固体率が一定、すなわち使用中に固
体率が変化しないことが好ましい。ここで「本質的に一定」は、構造20内の奥
行方向でのデプス媒質55の密度変動が第1領域において20%以下であること
を意味している。なお、10%の変動以下であることがより望ましく、変動が生
じる場所としては、他の材質(例えば外側ライナー50など)と接し、いくらか
圧縮されるような外側端や内側端であることが好ましい。
デプス媒質55として利用上好ましい材質は、ファイバーサイズが20−45ミ
クロン程度の材質網である。このような材質は市販されており、容易に入手する
ことができる。このような材質の1つは、直径27−30ミクロンのファイバー
と直径39−43ミクロンのファイバーの2種類のファイバーからなる1、5%
固体率高ロフト媒質であるポリエステルファイバーであり、シャルロット、ノー
スカロライナ州、28208にあるキュミュラスファイバー社から、商品番号1
00WO67として発売されているものである。
図2において、上述したように、フィルター構造20はデプス媒質51からなる
第1領域51の隣の上流側に、外側上流側支持ライナー50を備える。ライナー
50は、構造体10の通常の動作圧力や条件において、内部側すなわち下流側に
崩壊しないような多孔性の比較的堅い材質からなることが好ましい。
また、ライナー5oは、空気流を通過させるような多数の穴やアパーチャ61(
図1)を有する円筒状の薄板からなることが好ましい。あるいは、比較的堅いポ
リプロピレンやポリエチレンなどのプラスチック材質を用いることもできる。
外側あるいは上流側のライナー50は、さまざまな目的のために用いられる。2
つの大きな目的は、運用ならびに組み立て時のフィルター構造20の完全性の保
守、ならびに所望した際の第1領域51における動作(利用)時のデプス媒質5
5の崩壊の阻止との2つである。前者は、フィルター構造20の運用時にデプス
媒質55のファイバー材質が含まれるようにライナー50がデプス媒質55を囲
うことから理解されよう。後者は、ある型のフィルター構造20に独特の特徴で
あり、これに関しては以下の説明から理解されよう。
上述のように、第1領域51のデプス媒質55は高ロフト材質、すなわち比較的
低い固体重密度の材質であることが好ましい。しかし、いくつかの応用では、比
較的大きな微粒子が多く蓄積されると、このような材質が崩壊してしまうことが
有り得る。崩壊してしまうと、材質の高ロフト性、低密度性といった特徴の一部
が失われてしまい、構造20における固体蓄積効率が劣化する。そこで、崩壊が
問題となることが予期されるような応用では、このような可能性を少なくするた
めに、第1領域51のデプス媒質55を外側ライナー50に接着させる。このた
めには、例えば62に示されるような高粘性接着剤の薄層を用いることができる
。ここで、接着剤層62としては、デプス媒質55をライナー50に接して接着
させるの適したさまざまな種類のものを用いることができる。このようにして、
外側ライナー50は圧力時のデプス媒質55崩壊の可能性を減らすことができる
。すなわち、ライナー50は、第1領域51中のデプス媒質55のための上流側
支持体として作用する。
図2において、第2領域52をここでは一般に中間ゾーンと呼ぶ。本発明による
フィルター構造体20中の中間ゾーン52のフィルター材質は、第1ゾーン51
で阻止される材質以外の残りの微粒子のうち、フィルター構造20で阻止すべき
サイズの微粒子のほとんどを捕獲できるような材質から構成される。
好適な典型的応用では、第2領域はフィルター構造20に取り込んだ全固体の6
あるいは7%以上の固体を通過させないように構成される。多くの好適な応用で
は、固体のほとんどを通過させないように領域を構成することができる。一般に
、第1領域媒質でフィルター構造2oの固体装荷の少な(とも85%を阻止する
ような好適な応用では、第2領域は残りの固体のうちの少なくとも50%、好ま
しくは少なくとも70%を阻止するように構成される。
第2領域52は、外側すなわち上流側面65から内側すなわち下流側面66に向
けて密度勾配があるような勾配デプス媒質から構成されることが好ましい。また
、領域は、外側面65で約1−2%の最低固体率で、内側面すなわち下流側面6
6近傍で少なくとも約2−5%の高密度になるような密度のデプス媒質からなる
ことが好ましい。このような勾配は、例えば、異なる密度の媒質の複数の贋を領
域52内で巻き付けることで得られる。他には、これに加えて、単一密度のデプ
ス媒質を異なる張力で層に巻き付けて同様の効果を得ることができる。
第2領域52のデプス媒質としては、さまざまな材質を利用することができる。
例えば、内側(下流側)の2つの層がシャルロット、ノースカロライナ州、28
241のケンウーブ社の製品8643などのような平均14,5ミクロン厚さで
、固体率が約1.5−1.8%の遊離状態であるポリエステルファイバーで、外
側(上流側)の層が固体率が約0.8−1.4%(遊離状態)である4、2オン
スのポリエステル(ケンウーブ社から入手可能)材質であるような3層構造を利
用することができる。この材質は、最も下流側のr8643J層が約1.5−2
.0%の固体率で、その外側のr8643J層が約2−3%の固体率で、最も外
側の4.2オンスのポリエステルが約1゜2−1.5%の固体率を持つように構
成される。このような構成は、上述のように、各層を適切に圧縮することで得ら
れる。
以上詳述した構成、すなわち外側ライナー50、上述の第1領域51、上述の第
2領域でもって、動作時フィルター構造20内で阻止すべきあるいは動作装荷と
なるべきすべての微粒子のうち、重量で少な(とも90%−95%を阻止するこ
とができる。他の応用では、第2領域の中や第2領域の下流側に、「磨きをかけ
る」フィルターすなわち安全フィルターを設けることが望ましい、このような構
成によれば、デプス媒質70からの破損したファイバーや同様の材質が図2の下
流0流27に含まれることを防ぐことができ、また第1領域51と第2領域52
とを通過した空気流27中の許容設計限界以上の微粒子をも阻止することができ
る。一般に、図2の第3領域53の「磨きをかける」フィルターとして利用する
ための最適な材質は、紙フイルタ−75である。このような応用では、第1領域
51と第2領域52とでガス流中の微粒子の大半が阻止されており、紙フイルタ
−75は比較的少量の微粒子を阻止すれば良いため、フィルター構造20におい
て紙フイルタ−75が急速に塞がれて、耐用年数が短くなるということはない。
このような構成を用いる1つの利点は、はとんどの固体がデプス媒質で保留され
るため、従来システムに比べて紙フィルターの破損が重大な問題を引き起こさな
いことである。
図3は、図2の紙フイルタ−75の好適な構成の一部の断面図を示す図である。
ここで、紙フイルタ−75はひだ付き紙フイルタ−80を設けることが好ましい
。すなわち、図示の実施例は、図3の連続ひだ81を有する紙からなる円筒状構
成を示している。本発明を図2や図3に示すような円筒構成で形成して自動車フ
ィルターに応用する際には、奥行きが1/4から5/8インチ程度のひだを持つ
紙フイルタ−75が用いられる。
また、このような応用においては、紙フイルタ−75に50−60フィート/分
(/ASTM 0737−75テスト標準)程度の透過性を有する紙フィルター
材質が良い、この材質としては、イーストワルポール、マサチェーセッツ州のホ
リングワース社やポーズ社、シャツタヌーガ、テネシー州のアールストロム・フ
ィルトレージョン社から市販の樹脂含浸セルロースフィルター媒質など、多くの
種類のものがある。
図2と図3において、図示の構成では、ひだ付き紙フイルタ−75を第2領域5
2のデプス媒質70に接着させる必要はなく、代表的な応用では境界部で接着の
必要もないであろう。
図2と図3に示す構成では、下流側すなわち内側ライナー54は、紙フイルタ−
75の内側すなわち下流側に隣接して位置する0図2の一般的な円筒構成で示さ
れる内側ライナー54はフィルター構造20の内側への支持体となり、特に運用
や利用時における望ましくない崩壊に対しての紙フィルターの支持体となる。こ
のような内側ライナー54ば、薄板やプラスチックなどのような比較的堅い材質
で、利用時にガスを自由に通過させることのできるような多孔性の材質から構成
されることが好ましい0図2において、説明ならびに図示している好適な実施例
では、内側ライナー54は多数の穴85を有する薄板円筒力)らなる。
図2の実施例で示される円筒構成のフィルター構造20であって1図示のように
放射状シールを用いる構成では、所望の空気流を得るために好適な端キヤツプ構
成が用いられる。以下の端キヤツプ構成の説明からも理解されようが、本発明の
構成における多層(すなわち、第1領域、第2領域、第3領域)構造のおかげで
、フィルター構成(ケース)の内部体積をより有効に、より有利に利用すること
ができる。以下、この点に関して詳述する。
図2において、構造体20は互いに向きあっている第1端90と第2端91とを
有する。端90はケース12の下流口14に隣接する端である。一方、端91は
反対側の端であり、カッ(−16に隣接する。
端キャップ95は端91に存在する。端キャップ95は端91を覆い、空気が通
過するのを防ぐ働きをする。すなわち、一般に端キャップ95は、空気がフィル
ター構造体20のフィルター領域51.52.53を通過せずに内側ボア40に
達するのを防ぐためのものである。代表的な応用では、端キャップ95は硬化重
合樹脂材質などのカバーであり、フィルター構造体20の領域51,52.53
の円筒端96、ライナー50と54の隣接部、そしてボア40の端97などを囲
む。この際、端キャップ95はカバー16の取り付は方向への突起100を有す
る外側面99を備えることが好ましい。端キャップ95とカバー16との間の突
起を軽く押すことで、適切な位置にフィルター構造体20を確実に取り付けて保
持することができる。このような端キヤツプシステムは、一般に、上で参照した
米国特許第4720292号に示されている端キヤツプシステムに類似のもので
ある。
フィルター構造体20の端90はキャップ105で囲まれている(図3と図9)
、好適な実施例では、端キャップ105は、端キャップ95とは異なり、ボア4
0の結合部位を囲まない。むしろ、端キャップは中心ボアに対して環状で、フィ
ルター構造体20の外側円筒端90を囲む構造であり、フィルター構造体20の
第1領域、第2領域、第3領域のフィルター部を経ずに空気がボア40に達する
ことを避けるためのものである。
端キャップ105は、以下に説明するように、外側環25とともに放射状シール
を構成するために用いられる内部放射面106を規定する。
ここで示す特定の実施例では、端キャップ105は、第1領域51のデプス媒質
と第2領域52のデプス媒質を延長した位置にある重合材質から構成される。し
かし、図示の好適な実施例では、ひだ付き紙フイルタ−75は110までであり
、それ以上には延長されない(図2と図9)、したがって、紙フイルタ−75は
媒質75と70と比べて、端キャップ105の表面105a方向に深く延長され
てはいない。
図2において、端キャップ105は外側ライナー50の部位107と内側ライナ
ー54の部位108とを中に含む。部位107は、ライナー54中の内部屈曲1
11のために、紙フィルターフ5を延長した点に位置する。2つのライナー50
と54とは2つの端キャップ95と105とに埋め込まれるため、システムを確
実にかつ容易に密封することができる。
内側ライナー54から下流3125に内側に延びる端キャップ105の部位12
0は、環25とライナー54との間を簡単に圧縮して放射状シールを構成できる
ように、ポリウレタンなどの比較的柔らかく圧縮性のある材質からなる環である
。このようなシールに関しては一般に米国特許第4720292号に示されてい
る。なお、合成材質を用いることもできる。
端キャップ105、特に紙フィルター部75の部位110の末端に関する構成は
、米国特許第4720292号の構成と本質的に異なる。このように異なるため
、利点が生じる。これに関しては図9に着目されたい。図9は、発明の特徴に関
する図2の部位を図式的に示したものであり、説明を明確にするためのものであ
る。
米国特許第4720292号に示される構成では、紙フィルター部はデプス媒質
と接していす、図2と図9に示される構成において端キヤツプ105近くのケー
ス12付近の点までフィルター部が延長される。これに対して、ここで述べる図
9の構成では、このような延長は必要ない。むしろ、端キャップ105が紙フィ
ルター部75に向けて屈曲部付近まで下に延長される。このような構成により、
以下のような利点が生じる。米国特許第4720292号などの従来構成では、
体積125(図9)すなわち端キャップ105の「直下」部120内での紙フィ
ルター部の延長は難しい。これは、(1)内側ライナーに隣接する圧縮性環部1
20を堅い放射状シールのために圧縮するのに十分な空間が必要なこと、(2)
紙フィルターを領域105aまで延長しなければならないことによる。一方、こ
こでの多層システムによれば、領域105aに延長することなく紙フィルターを
利用でき、紙フィルターを体積125を取り巻くように配置することができる。
そのため、本構成によれば、濾過処理のために与えられたケース内の空間をより
効率良く使用することができる。なお、図2と図9に示した特定の構成では、内
側ライナー54の屈曲部111によって紙フイルタ−75の体積125への延長
が容易になっている。
以上、本発明のフィルター構造における図2の実施例中の第1領域51、第2領
域52を、フィルター構成の耐用年数時での全「装荷」固体あるいは微粒子のパ
ーセントでもって各領域の特徴を規定してきた。すなわち、高ロフト領域(第1
領域)は、十分な厚さを有する高ロフト材質で、システム耐用年数時ですべての
保留固体中の少なくとも65%、より好ましくは少なくとも85%を保留するこ
とのできる材質からなるものとして定義された。また、勾配領域、第2領域は、
好ましくは約1−5%の固体率の勾配を有するデプス媒質からなり、耐用年数時
で残りの固体(一般には全保持固体中の少な(とも8−17%程度)の固体の大
半(少なくとも50%)を保持するのに十分なデプスであるものとして定義され
た。また、第3領域。
「磨き」フィルターは、全体の保持されたあるいは負荷となる固体の重量のパー
セントで、きわめて少量の固体(好ましくは重量で7%以下、より好ましくは1
%以下)を対象としている。好適なシステムでは、第1領域と第2領域とでほじ
される固体の比率として、少なくとも2/1、より好ましくは少なくとも5/1
、さらに好ましくは少なくとも8/1であることが望ましい。
本発明のフィルター構造中の複数の領域を特徴づける他の手法は、全体のフィル
ター構造デプス媒質の体積中で、複数の領域が占める全体積を用いるものである
。一般に、固体の保持が可能な全体のフィルター構造デプス媒質の体積は、第1
領域の高ロフト材質と第2領域の勾配材質とを加えた体積となる。ここで定義さ
れる高ロフト材質と、第2領域の勾配密度デプス媒質を用いると、本発明の好適
な応用では、高ロフト材質(第1領域材質)は第1領域材質と第2領域材質の全
体の体積の少なくとも60%程度、好ましくは70%程度以上、さらに好ましく
は80%程度以上を占めることになる。したがって、第2領域材質は第1領域材
質と第2領域材質の全体の体積の40程度以下であることが好ましい。一般に、
自動車フィルターのようにさまざまなサイズの微粒子に対して用いるための、こ
こで示したようなフィルター構造の構成によれば、限界差において好適な負荷を
効率良く得ることができる。これにより、負荷がシステム内で均等に分散され、
圧力の急速な増加が生じないために、限界圧力差に達するまでの期間が長くなる
という利点が生じる。また、市販のデプス媒質材質を用いると、上述の相対的体
積は効率良い濾過を行う経済的な手段となる。
ここで、本発明のフィルター構成は、構成中のいくつかの領域において好適な負
荷を達成する構造手法によって、また、さまざまな領域中の材質からなるフィル
ター全体のおおよその体積と相対的体積に関して、少なくとも特徴づけられる。
以下の説明から明らかなように、これらの点をさまざまな形でさまざまなフィル
ター構造や構成に適用して、多大な利益を得ることができる。
−に 多 を するフ ルター ゛
図1.2.3.9に示す構成は、図3のような一般円形断面を有するものである
。このような構成では、第1領域、第2領域における媒質の平均奥行きに基づい
て、領域の構造を定義することもできる。このようなフィルター構造では、フィ
ルター構造のさまざまな層が円筒状で一定の奥行きを有するような円形断面を有
するという、上述のまた図2のような特質があるためである。
このような構成は、特に、本発明のフィルター構造を自動車フィルターなどのよ
うな従来の円筒ケースに用いる場合に有用である。このような構成では、本発明
の好適な構造は、さまざまな領域におけるデプス媒質の厚さによって定義される
。図1.2.3に示すような円筒自動車フィルターでは、好適な構造は、第2領
域全体の厚さの少なくとも50%、好ましくは60%、さらに好ましくは7o%
、最も好ましくは80%程度の厚さを有する高ロフト媒質の第1領域と、残りの
デプス媒質体積からなる第2領域デプス媒質とを有する。図1.2.3に示した
ような代表的円筒システムであって、上述の固体率パーセントを有する材質から
なるシステムでは、特に自動車フィルターにおいて効率的な濾過処理を行うため
には、第1領域媒質とし、て2.5−3.5cm程度、第2領域媒質として0.
5−1゜5cm程度の厚さがあれば一般に十分であり望ましい。
1巴!形膚1
本発明の基本原理は、図1.2.3のような円筒形構造のみならず、さまざまな
構造を有するフィルター構造に適用することができる。例えば、吸気側の第1領
域デプス媒質や、それの下流側の第2領域デプス媒質として、はとんど平坦な構
造を用いることもできる。このような構成は、例えば、空調システムなどの工業
用空気フィルターで用いられる。また、このような構成を用いるようなシステム
における自動車用空気フィルターとして、用いることもできる。
一般に、非円筒形構造でも、上述の基本原理が適用される。
すなわち、上述のような、また上述のような動作を行うための第1領域と第2領
域のデプス媒質でもって、フィルター構造を構成することが好ましい。具体的に
は、負荷の固体率パーセント、2領域のデプス媒質の性質、2領域のデプス媒質
の好適な体積、一定奥行きのシステムでは上述の2領域全体の奥行き、などの点
で同様に定義された構造が一般に好ましく、また実現可能である。
本発明の基本原理の応用における優れた(今まで述べてきたような)利点は、図
4.5.6の非円筒形の実施例から明らかになろう。図4では、空気フィルター
システム145の側面図が、上述の利点の理解を促すように詳細に示されている
。システム145は、濾過処理の動作時に空気が通過する空気フィルター構造1
50を中に有する自動車用空気フィルターシステム146を備える。ここで、空
気フィルター構造150の断面は楕円構造であり、点線で示したような楕円形の
ケースに入れることができることに注意されたい、ケース151への空気吸気口
が152である。下流口153からは濾過された空気が排気される。図4の構成
における下流口153は円形であるため、下流口構造とともに領域155に沿っ
て不図示の放射状シールが設けられる。このようなシステムは、例えば図2の構
成における環25と類似のものである。ケース151の中央部は若干外側に膨ら
んでおり、空気を分散して全体のケース体積の有効利用を図ることができる。
図4の構造と、図1.2.3の構造との大きな差は、図4.5.6の構成のよう
な楕円形の断面構造であり、動作時のガス流の通路と同一平面方向に楕円形の断
面を有することである。
したがって、第1視点からは長(1幅狭い側面図が、第1視点の右方向の視点か
らは、長く、幅広い正面図が得られる。このような構造を有する空気フィルター
は、ある種の自動車のエンジンロームなどのような限られた体積で直方体形状の
体積内にフィルターを設置する際などに有利である。
図5.6において、空気フィルター構造150は、外側ライナー160、その内
側の第1フイルター領域161、その内側の第2フイルター領域162、その内
側の第3フイルター領域163、内側ライナー164、端キャップ166、端キ
ャップ167とを備える。
図5において、上述のように、図4.5.6の構成の下流口153は一般に円形
である。このような構成では、(断面が)円形の多孔内側ライナー164を用い
ることが好ましい。図6において、円形内側ライナー164の外側すなわち吸気
側は、断面が円形であることが好ましい第3領域フイルターすなわち円形ひた付
き紙フイルタ−170である。紙フイルタ−170の外側すなわち吸気側は、一
般に173のような円筒形状すなわち円形断面の勾配密度デプス材質からなるこ
とが好ましい第2領域フイルター材質162である。円筒形勾配密度デプス材質
173の外側すなわち吸気側は、175のような一定密度高ロフトデプス媒質か
らなることが好ましい第1領域材質161である。図6から明らかなように、媒
質161は(円筒構造ではなく)楕円構造になるように構成されている。媒質1
75の外側すなわち吸気側は、外側ライナー160であり、媒質エフ5の楕円形
状を収容するように構成される。なお、高ロフト媒質175はライナー160に
固定あるいは接着される。
図6において、第1領域161のフィルター材質の構造ならびに外側ライナー1
60の収容形状とを除いて、空気フィルター構造150の各部は一般的に図1.
2.3の実施例20に示されるように円形であることが明らかである。
好適な実施例において、第1.2.3領域の材質は上述の通りである。すなわち
、第1領域媒質は、耐用年数に達した時に空気フィルター構造構成150の負荷
となる固体の少なくとも65%、好ましくは少な(とも85%程度が、第1領域
の負荷となるように構造あるいは構成されることが好ましい。また、耐用年数に
達した時に、残りの負荷固体の大半部(少なくとも50%)が第2領域162の
負荷となるように構造あるいは構成されることが好ましい。さらに、第3領域材
質163は、磨きをかけ、保護するような最終フィルターであることが好ましい
、また、一般には、第1領域161の材質は図1.2.3の実施例において上述
したように高ロフトデプス媒質であることが好ましく、第2領域デプス媒質16
2は図1.2.3の実施例の第2領域で説明したような勾配密度デプス媒質であ
ることが好ましい。
また、好適な実施例では1図6の実施例で第1領域と第2領域とが占める相対的
体積は、図1.2.3の実施例のそれと一般に同一である。すなわち、第1領域
と第2領域全体の体積のうち、第1領域は50%以上、好ましくは少な(とも6
0%、さらに好ましくは少な(とも70%、最も好ましくは80%程度の体積を
占め、第2領域が残りの体積を占めることが好ましい、これにより、図6から理
解されるように、第1領域161はお互い向かい合った比較的「浅い」側領域1
80と181と、向かい合った比較的「深い」はし領域182と183とを有す
る。
図6に示す構成を実際に構築して評価を行った。すると驚いたことに、このよう
なシステムの耐用年数は、同じように構成した図1.2.3のような円形システ
ムとほとんど同じであることが明らかとなった。言い換えると、第1領域中の比
較的薄いデプス媒質部180と181における圧力差の急速な増加、すなわち微
粒子装荷のための比較的厚い領域182と183を有効利用する前に耐用年数に
達してしまうことが見られなかった。この現象の理論的背景はないが、図6の構
成では薄い部位180と181が塞がれるようになると、厚い部位182と18
3を通して空気の再分配がなされ、比較的長い耐用年数や効率良い装荷が得られ
るということができよう。このように装荷が行われることは、円形外側構造でな
(でも、効率良い、比較的長い耐用年数のシステムが得られるということであり
、非常に有利である。楕円形構造は円形構造の設置には狭すぎるようなエンジン
ルームや空間にも設置できるため、構造空間の有効利用を図ることができる。図
6の構成は図1.2.3の実施例の第1領域材質体積と同一の第1領域材質16
1体積を有し、図6の差異は領域161のデプス媒質体積の位置(幾何的構成)
であることは、容易に理解されよう。
他の多くの点において、特に楕円形状ということを除いた端キャップ166.1
67の性質に関して、また内側紙フイルタ−170を表面185に向けて下流端
キャップ167の奥にまで入れないようにして、内部体積の有効利用を図る点に
関して、図4.5.6の構成は図1.2.3の構成と同一である。
1つの点において、図4.5.6の構成は図1.2.3の構成と若干具なる。高
ロフト材質の側領域180.181は厚い領域182,183と比べて薄いため
、領域180,181中の高ロフト材質を伸張させることなく、すなわち中のデ
プス媒質の崩壊で固体率パーセントが大きくなることなく、図6の構成を形成す
るのは難しい。好適な実施例では、このような崩壊を最小にすることが望ましい
が、現状の製造装置では伸張や崩壊を起こすことな(容易に形成することは難し
い。したがって、はとんどの第1領域媒質と比べて、領域180.181では一
定の固体率とはならない。
図10は、ここで述べている基本的者えの他の応用を示す図である0図10は模
式図であり、図3において説明した部位と同様の部位から構成される。しかし、
最も吸気側の、最も外側の領域に、一定密度デブス媒質すなわち高ロフトデプス
媒質を配置した構造になっている。
より具体的には、上述のように、大半の固体装荷は高ロフト領域で生じる。した
がって、いくつかの好適な実施例では、図10のようにフィルターを構成し、高
ロフトデプス媒質の一部が急速に塞がれた場合には、残りのフィルター構成はそ
のままで高ロフトデプス媒質のみを取り替えることができるようにする。
図10において、フィルター構成190は、内側ライナー191、みぞ付き紙フ
イルタ−192、勾配密度領域193、高ロフト一定密度領域194、外側ライ
ナー195、そしてさらに高ロフト一定密度材質の外側層196からなる。ここ
で、領域194と196は、2つ合わせて図2の構成における第1領域のように
動作するように構成される。動作時は、高ロフト密度材質の外側層196を5ラ
イナー195内の材質構造に影響を与えることなく、除去あるいは取り替えるこ
とができる。言い換えると、外側層196は、ライナー195に囲まれる構造の
外側の「外被」である、なお、さまざまな層内で用いられる材質に関しては上述
の通りである。端キャップも上述の通りであるが、「外被」196には埋め込ま
れない。
の50%ν の デプス 6 る 伜
「発明の要旨」の項において、勾配領域をより多く用いる実施例をもたらす本発
明の基本原理の応用について述べた。ここまで、発明の詳細な説明として、均一
密度デプス媒質領域(体積の少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%程
度)を勾配密度デプス媒質領域の外側の層とする構成について示してきた。一般
に、このような構成は、最も外側の均一密度デプス媒質領域として、デプス媒質
全体の体積の50%以上であり、動作時には全体構造中の保持固体のうち少なく
とも65%程度が保持されるような領域を用いることを特徴としている。このよ
うな構成を上述のように用意して構成すれば、優れた汎用フィルターシステムが
得られる。例えば、上述のように構成された自動車用空気フィルターは高速道路
のみならず、ダート道、建設現場、砂塵層のような環境でも使用することができ
る。
これに対して、いくつかの目的に対しては、最も外側のすなわち最も吸気側の均
一密度媒質領域の体積を全体のデプス媒質体積に対してより小さくしたような優
れたフィルター構成を用いることもできる。しかし、このためには、勾配領域中
の層の相対的な性質を変化させなければならない。具体的には、全体のデプス媒
質を上流側から下流側に向けて少な(とも4段階、好ましくは少な(とも5ある
いは6段階の密度の領域で構成しなければならない。このような構成の構成は一
般に全体勾配構成と呼ばれ、前項で示した構成すなわちデプス媒質体積の大半を
均一密度材質とする構成と区別される。
ここで示した好適な構成のような勾配構成は、上流側に太きな体積の高ロフト均
一密度材質を有する構成と比較して、幅広い環境に対して適しているとは言えな
い。この理由については既に説明したが、一般に、勾配構成はある特定の微粒子
サイズ分布を有する気流に対しては適しているのに対し、しばしば比較的大きな
多量の微粒子サイズが含まれるような汎用には適さないという事実に基づいてい
る。しかし、建設現場、ダート道などのような極端な状況に置かれる時間が少な
ければ、勾配密度システムを自動車用フィルターとして適切に用いることができ
る。さらに、このようなシステムは、比較的一定の微粒子サイズ分布が予期され
るような状況で、極端な状況になることが少ないような、ガスタービンフィルタ
ーなどにも適用することができる。
図11は、図3や10に類似の断面を用いて構成した好適な勾配構成を示してい
る。図11では、円筒状フィルター構成200の一部の断面図が示されている。
構成200は、多孔性外側ライナー201、デプス媒質領域202、体積202
の内側すなわち下流側のひだ付き紙磨きフィルター203、内側ライナー204
を備える。
図11に示した構成は、上流側から下流側に向けてそれぞれ210.211.2
12.213.214.215で示される6段の媒質を体積202中に備える。
領域202中の各段の領域は以下のように特徴づけられる。
領域202の体積の50%以上を占める密度の領域は存在せず、最も外側の領域
210は最も低い固体率パーセントの領域であり、最も外側の領域210を除い
ていかなる領域もデプス媒質からなる202全体の体積の25%以下である。領
域210−215中の少なくとも4Si域、好ましくは全領域は、吸気側から下
流側に向けて密度や材質の阻止能力が増加するように構成することが好ましい、
また、2つの隣接する領域すなわち眉間の密度変化は30−50%程度以下であ
ることが好ましい。
好適な実施例では、1−2%程度の密度の領域210から、最高密度として5−
10%程度、好ましくは5−7%程度まで密度が増加するように構成される。
自動車用フィルターとして利用する際の好適な構成は、以下の通りである。最も
外側の領域210は上述の材質100WO67からなり、厚さが1−28cm、
固体率パーセントが1゜10%である。領域211は材質100WO67からな
り、厚さが0.952cm、固体率パーセントが1.40%である。
領域212は材質100WO67からなり、厚さが0.826cm、固体率パー
セントが1.65%である。領域213は材質100WO67からなり、厚さが
0.58cm、固体率パーセントが2.40%である。領域214はイーストワ
ルボール、マサチューセッツ州のホリングワース社の平均24ミクロン径のポリ
エステルファイバーから構成される媒質7333からなり、厚さが0.147c
m、固体率パーセントが6.59%である。領域215は材質8643からなり
、厚さが0.19cm、固体率パーセントが5.44%である。このように、最
も内側の領域215の固体率パーセントは、隣の外側の領域214の固体率パー
セントよりも若干小さい、これにも関わらず勾配はそのまま維持される。という
のは、材質8643のファイバー径が材質7333のファイバー径よりもかなり
小さいためである(平均ファイバーサイズが14.5ミクロンと24ミクロン)
、はとんど等しい固体率パーセントでも径が小さいため、領域215の穴のサイ
ズが領域214と比べて小さくなり、多(の材質が領域215で阻止されること
になる。ここで述べた構成を自動車用フィルターとして用いる際には、約15゜
6cmの内側径で構成される。
日の の
裏翌ユ
評価する目的で、本発明に基づいて、均一密度デプス媒質領域と勾配密度デプス
媒質の内側領域とを用いた空気フィルター構造を用意し、評価を行った。評価に
おいては、円形の断面構造を有する円筒状構造を用いた。一般的に図2、図3に
示した構成を用いたが、同様のケースでは評価を行わなかった。図7は、テスト
用の構成を示す模式図である。
構成したフィルターは外径が約10インチ、内径が約6インチで、全体の長さが
約16インチである0図7の模式図には、テストサンプルとして用いた第1領域
、第2領域、第3領域材質が示されている。最も外側のゾーンすなわち第1領域
材質としては、1つは厚さ27−30ミクロン程度、1つが厚さ39−43ミク
ロン程度の2種類のファイバーからなるポリエステルファイバーで約1.5%の
固体率の高ロフト媒質を用いた。
ここで用いた材質は、シャルロット、ノースカロライナ州28208のキエムラ
スファイバー社の製品番号100WO67である。領域190は、厚さが約1.
1インチで均一の固体率を有するように構成される。
191で示される第2領域は、全体の厚さが約0.56インチ(構造中)で、外
側面192から内側面に向けて固体率パーセント勾配が約1.2%から約2.5
%まで増加するような3層のデプス媒質からなる。また、3層の材質は同軸状に
取り巻かれて、第2領域が形成されている。
第2領域の最も外側の層、すなわち用意したテストサンプルの第2領域中で最も
吸気側の材質は、4.2オンスのポリエステルデプス媒質のケンウーブ社の製品
である。遊離状態では約0.8−1.4%の固体率を有する材質である。この材
質は遊離状態の厚さの約半分で崩壊する。なお、構造中の材質の厚さは約0.3
インチである。
また、第2領域の3層の中で2番目に内側の層は、平均径が約14.5ミクロン
で、遊離状態での固体率パーセントが約1.5−2.5%であるポリエステルデ
プス媒質である。3層の中で最も内側の層も同一の材質からなる。これら2つの
贋を合せた全体の厚さは、取り巻き時に約0.26インチである。
これは遊離状態時(2−3%程度の固体率)の材質の厚さの約3分の2程度であ
る。第2領域の内側2層に用いた材質は、シャルロット、ノースカロライナ州2
8241のケンウーブ社の製品番号8463として市販されているものである。
以上の第2領域の記述から、約1.2%から2.5%までの勾配密度を有するよ
うに第2領域が構成されることが明らかであろう。
紙フィルターとして用いた材質は、EN7.1.27というドナルドソン社の製
品媒質である。フィルターは、基本重量が約70ポンド、透過性が毎分的50−
60フイートである樹脂含浸セルロース媒質からなる。この材質をひだの深さが
約3/8インチとなるようにひだ付き構成を形成する。
ここで用いたテスト法は、SAE J726のベージ24.46に示されている
。評価目的のために、フィルターを開放空気テスト室に設置した。そして、テス
トのダストを含む空気流を構造の外から内へと構成の中に流す、構成中の空気流
は毎分約700立方フイートである。システム内に流される空気には、SAE微
細テストダストが含まれている。この材質は、シリコン二酸化物の標準テストダ
ストであり、サイズ分布は重さパーセントで、0−5ミクロンが39%±2%、
5−10ミクロンが18%±3%、to−20ミクロンが16%±3%、2〇−
40ミクロンが18%±3%、40−80ミクロンが9%±3%、80−200
ミクロンが僅か、となっている、SAEテストダストはバーンズビル、ミネソタ
州55337のパウダーテクノロジー社から市販されている。25インチ限界す
なわち水25インチの圧力差になるまで、構成を動作させる。
動作させた後に、構成を分解して検査を行った。すると、3504グラムの微粒
子材質がフィルター内に蓄積されており、99.914%の除去効率が得られた
。この際、装荷の約85−95%が最も外側の領域すなわち領域190で行われ
ており、主に1−10ミクロンの微粒子がここで除去されていた。また、中間領
域191では、装荷の約4%が行われており、ここでは最も外側の領域を通過で
きるような小さなサイズの微粒子がお子に除去されていた。これに対し、紙フイ
ルタ−193の表面における装荷は、1%以下程度の非常に小さなものであった
。
夫翌1
一般的に比較を行うために、図7の構造の他に、勾配密度を有する構成に対して
もテストを行った。この構成の模式図(比較のため)を図8に示す1図8では、
さまざまな領域の構成が示されている。第2領域は、材質8643の1層のみを
用いた点を除いて1図7で示したものと同一である。すなわち、上述のテストで
用いた2層wと同じ厚さの層である。第3領域は図7で示したものと同一である
。これに対し、第1領域は、固体率約1.3%から固体率約3.9%までの勾配
密度を有する領域である。
一般に、第1領域の勾配密度は、上述の1oOWO67材質の4層から構成され
る。内側の層の材質をより強く崩壊させることで密度差が得られる。このような
処理は、材質の各層を網地上に置き、第3領域と第2領域からなる円筒状コアの
周りに網地を巻きながら網地の張力を調整することで行われる。強い張力では層
がより崩壊するため、高固体率パーセントの眉が得られる。第1領域の各層の固
体率は、外側から内側にかけて、1.1%、1.4%、1.6%、2.4%とす
る。
このような差を除いても、勾配密度テストサンプルを図7で示したテストサンプ
ルと全く同一にすることはしなかった。しかし、外径、第1.2.3領域の厚さ
、内径はほとんど同一である。図8に示すテストサンプルシステムの全体長は、
上述の図7のテストの全体長と比べて上下プラスマイナス10%程度の変動がみ
られた。しかし、以下示す装荷の比較数値は、同様の全体長を持つ構造における
理論値で実験データを正規化したものである。
以上説明したような図8の構成でも、耐用年数時において、かなりの固体の装荷
がみられた。平均すると、耐用年数時において、図7の構成よりも20%程度少
ない材質が除去されていた(ここで20%という数字は長さで正規化されたもの
である)、シかし、除去効率はほとんど同一であった。
テストダストによるテスト に づく 日の hのテストダストを用いた実験室
でのテストは再現可能ではあるが、必ずしも実環境における性能を反映したもの
とは言えない。テスト条件時では一定微粒子分布であるのに対し、実環境では空
気中の微粒子構成が変動するなどの、多数の理由のためである。一般に、本発明
の構成は、テストダストに対する性能において特徴づけることができる。上述の
SAE精細テストダストは、自動車用フィルター構成やガスエンジン生成フィル
ター構成、すなわち水20−30インチ程度の圧力差まで動作させる構成、を特
徴づけるのに利用可能なテストダストの1つである。これに対し、ASHERA
Eテストダストは、ガスタービン構成や空調構成、すなわち水5インチ程度の圧
力差まで動作させる構成、のテストフィルター構成のテストダストとして有用な
材質である。このASHRAE合成ダストは、標準空気清浄器テストダスト精製
鉱が73%、モロッコブラックが23%、4mmのふるいを有する打綿機中の番
号7の綿(ずが5%という構成になっている。このような材質はASHRAE5
2−76と呼ばれている(A、5HRAEとは、345E、 45th 5tr
eet。
New York、 New York 10017のAmerican 5o
ciety of HeatingRefrigerating、 and A
ir Conditioning、 Engineers、 Inc、の略であ
る) 、 Pittsburgh、 PA 15219のフィッシャー サイエ
ンティフィク社などから、このような材質を入手可能である。
図3.6の構成に類似の好適な自動車用空気フィルターであって、本発明の基本
原理に基づいて構成されたフィルターに対して、SAE精細テストダストを流入
し、水20−30インチ程度の圧力差まで動作させた場合には、一般に、65%
好ましくは75−95%の固体が第1領域で保持され%7%程度以下の固体が紙
フィルターで保持され、残りの固体が第2領域で保持される。といった特性が得
られる。
図11の構成、すなわち自動車用空気フィルターとして利用可能な勾配密度構成
をSAE精細テストダストでテストし、水20−30インチ程度の圧力差まで動
作させた場合には、勾配密度構成の最も外側の領域中では50−55%程度以下
の固体が保持され、90−95%程度の固体全部がデプス媒質内に保持され、残
りが紙フィルターに保持されることが好ましい。
本発明に基づく構成であって、図1−7において説明した均一密度デプス媒質の
比較的大きな第1領域を用いる構成を、ガスタービンフィルターとして用いるた
めに用意し、上述のASHRAEテストダスト構成を用いて水5インチ程度の圧
力差までテストする場合には、少なくとも65%、一般的には80−95%程度
の固体が第1領域で保持され、10%程度以下の保持固体が紙フィルターで保持
され、残りの固体が勾配密度領域である第2領域で保持される。好適なガスター
ビン構成としては、しばしば、均一密度デプス媒質の外側部が除去可能で取り替
え可能なものを用いる図10の構造に類似のものが用いられる。なお、均一密度
デプス媒質のこの部位には、均−密度部中の大半の固体が保持されることになる
。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成5年 4月19日
Claims (18)
- 1.フィルター構造において、 (a)固体率3%程度以下のほぼ均一密度の均一密度デプス媒質からなる上流側 領域と、 (b)勾配密度デプス媒質の下流側領域とを具備してなり、(i)前記均一密度 デプス媒質領域は、フィルター構造中での保持される保持固体の少なくとも65 %の重量を動作上装荷するように配設され、 (ii)前記勾配密度デプス媒質領域は、前記上流側領域において保持されなか った保持固体であって、フィルター構造中において保持される保持固体の少なく とも50%の重量を動作上装荷するように構成されることを特徴とするフィルタ ー構造。
- 2.前記均一密度デプス媒質領域と前記勾配密度デプス媒質領域において動作上 保持される保持固体の比率が、少なくとも5対1程度であるように配設されるこ とを特徴とする請求項第1項に記載のフィルター構造。
- 3.(a)前記均一密度デプス媒質領域の上流側に隣接する外側ライナーと、 (b)該外側ライナーにより前記均一密度デプス媒質領域の上流側を保護する保 護手段とを備えることを特徴とする請求項第2項に記載のフィルター構造。
- 4.(a)前記均一密度デプス媒質領域の上流側に隣接する外側ライナーと、 (b)該外側ライナーにより前記均一密度デプス媒質領域の該上流側を保護する 保護手段とを備えることを特徴とする請求項第1項に記載のフィルター構造。
- 5.(a)前記均一密度デプス媒質領域は、動作中の前記構造内のガス流路にほ ぼ平行な方向に楕円形の断面を備えることを特徴とする請求項第1項に記載の構 造。
- 6.(a)前記勾配密度デプス媒質領域は、動作中の前記構造内のガス流路にほ ぼ平行な方向に円形の断面を備えることを特徴とする請求項第5項に記載の構造 。
- 7.(a)前記勾配密度デプス媒質の下流側に隣接する円筒状紙フィルターを備 えることを特徴とする請求項第6項に記載の構造。
- 8.前記紙フィルターはみぞ付き紙フィルターを備えることを特徴とする請求項 第7項に記載の構造。
- 9.(a)前記勾配密度デプス媒質の下流側に隣接する円筒状紙フィルターを備 えることを特徴とする請求項第1項記載の構造。
- 10.前記紙フィルターはみぞ付き紙フィルターを備えることを特徴とする請求 項第9項に記載の構造。
- 11.前記勾配密度デプス媒質領域の反対側の紙フィルター側に隣接して内側ラ イナーを備えることを特徴とする請求項第9項に記載の構成。
- 12.(a)前記均一密度デプス媒質の上流側領域の固体率パーセントは2%程 度以下であり、 (b)前記均一密度のデプス媒質の上流側領域は、多孔性ライナーによって2つ の材質層から構成されるることを特徴とする請求項第1項に記載のフィルター構 造。
- 13.(a)前記均一密度のデプス媒質の上流側領域の固体率パーセントは2% 程度以下であり、 (b)前記勾配密度デプス媒質の下流側領域は、最も上流側の部位から最も下流 側の部位に向けて固体率パーセントが1−2%程度から少なくとも2−5%程度 にまで増加するような領域であることを特徴とする請求項第1項に記載のフィル ター構造。
- 14.前記上流側領域は、前記フィルター構造中のデプス媒質の少なくとも60 %の体積を占めることを特徴とする請求項第13項に記載のフィルター構造。
- 15.前記上流側領域は、前記フィルター構造中のデプス媒質の少なくとも60 %の体積を占めることを特徴とする請求項第1項に記載のフィルター構造。
- 16.前記上流側領域は、前記フィルター構造中のデプス媒質の少なくとも70 %の体積を占めることを特徴とする請求項第1項に記載のフィルター構造。
- 17.上流側領域と下流側領域とを有するフィルター構造であって、 (a)前記フィルター構造の下流側に隣接する紙フィルター構成と、 (b)該紙フィルター構成の上流側に位置するデプス媒質フィルター構成とから 構成され、前記デプス媒質構成は、(i)各層が、デプス媒質構成における少な くとも4つのデプス媒質層のうちの少なくとも他の3層とは異なる固体率パーセ ントを有するような、少なくとも4つのデプス媒質層であって、最も上流側のデ プス媒質層を備え、下流側に向けて固体率パーセントが増加するように層が構成 される少なくとも4つのデプス媒質層を有し、 (ii)前記最も外側のデプス媒質層を除く前記デプス媒質層の体積は、前記デ プス媒質フィルター構成中のデプス媒質体積の25%以下であり、 (iii)前記最も上流側のデプス媒質層の体積は、前記デプス媒質フィルター 構成中のデプス媒質体積の50%以下であり、 (iv)前記最も上流側のデプス媒質層の固体率パーセントは1−2%程度であ り、 (v)前記最も上流側の層から下流側の3つのデプス媒質層の固体率パーセント は、隣の上流側の層の固体率パーセント以上であって、隣の上流側の層の50% 以上ではないことを特徴とするフィルター構造。
- 18.ガス流から微粒子材質を濾過する手法であって、(a)固体率パーセント が2%以下の均一密度デプス媒質において、ガス流から除去される全微粒子の少 なくとも65%の重量の微粒子を除去する処理と、 (b)勾配密度デプス媒質において、ガス流から除去される全微粒子であって、 均一密度デプス媒質において除去されなかった全微粒子の少なくとも50%の重 量を除去する処理であって、前記均一密度デプス媒質における除去処理のあとに 実行される勾配密度デプス媒質における除去処理と、(c)ガス流から除去され る全微粒子の残りを紙フィルターで除去する処理であって、前記勾配密度デプス 媒質における除去処理の下流側で実行される紙フィルターによる除去処理とを有 することを特徴とする手法。
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