JPH06502539A - Hiv−1 gp120のv3ループおよびcd−4結合部位に特異的な中和ヒトモノクローナル抗体 - Google Patents

Hiv−1 gp120のv3ループおよびcd−4結合部位に特異的な中和ヒトモノクローナル抗体

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JPH06502539A JP4501832A JP50183292A JPH06502539A JP H06502539 A JPH06502539 A JP H06502539A JP 4501832 A JP4501832 A JP 4501832A JP 50183292 A JP50183292 A JP 50183292A JP H06502539 A JPH06502539 A JP H06502539A
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ザ・パブリック・ヘルス・リサーチ・インスティチュート・オブ・ザ・シティ・オブ・ニューヨーク・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
31、不滅化されたヒト細胞系であって、その細胞系はHIV−エンベロ・ツブ 糖タンパク質gp120に特異的であるヒトモノクローナル抗体を生産し、その 抗体は(a) HIV−1株である、I I I B、 31N、 5F−2お よびRFを中和し:(b) gp120に対して高い親和性を有し:(c) g p120の超可変v3ループとは反応せず:(d) CD−4の存在でgp12 0への結合から阻害される、不滅化されたヒト細胞系。 32、不滅化されたヒト細胞系であって、その細胞系はHIV−エンベロ・ノブ 糖タンパク質gp120に特異的であるヒトモノクローナル抗体を生産し、その 抗体は、(a) HIV−1のI I IB、 MN、 5F−2およびRF株 を中和し;(+)) LAY−2とは反応せず; (C)アセトンおよびメタノールの両方で固定したHIV−1感染細胞と反応し ;(d)ホルムアルデヒド−固定HIV−1感染細胞と反応し:(e)生きてい るHIV−1感染細胞と反応し;(f) gp120に対して高い親和性を有し :(g) ap120の超可変額域v3ループとは反応せず:(h) CD−4 の存在においてgp120への結合から阻害され:(i)約lμg/mlの濃度 でMN HIV−1株のlXl0’感染単位の50%中和を達成し;そして(D ウィルスタンパク質のジスルフィド結合を減少する処理がなされたIIIIVと は反応しない、 形質転換ヒト細胞系。 33、EBV形質転換により不滅化された請求項31または32に記載の細胞系 。 34、抗体はカッパー型の軽鎖イソタイプおよびIgG1型の重鎮イソタイプを 有する請求項31または32に記載の細胞系。 35、 ATCC#CRL10582テ寄託された細胞系1125Hと同一の特 性を有する請求項32中のEBV−形質転換細胞系。 36.^TCCCRL10582で寄託された細胞系1125Hからクローンさ れた請求項32に記載のEBV−形質転換細胞系。 37、 [11V−1株であル+7)IIIB、MN、5F−2およびRF中に 保持されティるgp120!ピトーブに特異的なヒトモノクローナル抗体。 38、約1μg/mlの濃度で、MN [IIV−1株のlXl0’感染単位の 約90%の中和を達成する請求項37に記載のヒトモノクローナル抗体。 39、HIV−エンペロツブ糖タンパク質pgL20に特異的なヒトモノクロー ナル抗体であって、その抗体は、 (a) IIIV−1のl I IB、 MN、 5F−2およびRF株を中和 し:(b) gp120に対して高い親和性を有し;(C) g+)120の超 可変領域v3ループとは反応せず。 (d) CD−4の存在においてgp120への結合から阻害される、ヒトモノ クローナル抗体。 40、^TC0CRL10581で寄託された細胞系2154B、 1により生 産された、エピトープ特異性を有する請求項39に記載のヒトモノクローナル抗 体。 41、^TCC# CRL10581で寄託された細胞系2154B、 1から クローンされた細胞から得た請求項40に記載のヒトモノクローナル抗体。 42、 ATCC# CRL10580で寄託された細胞系2173Cにより生 産された、エピトープ特異性を有する請求項39に記載のヒトモノクローナル抗 体。 43、 ATCc#CRL10580で寄託された細胞系2173Cからクロー ンされた細胞から得た請求項42に記載のヒトモノクローナル抗体。 44、 ATCC# CRL1051112で寄託された細胞系1125Hによ り生産された、エピトープ特異性を有する請求項39に記載のヒトモノクローナ ル抗体。 45、^TCC# CRL10582で寄託された細胞系1125Hからクロー ンされた細胞により生産された請求項44に記載のヒトモノクローナル抗体。 46、HIV−エンペロツブ糖タンパク質gp120に特異的であるヒトモノク ローナル抗体であって、その抗体は、 (a) HIV−1のI I IB、 MN、 5F−2およびRF株を中和し :(b) LAY−2とは反応せず: (C)アセトンおよびメタノールの両方で固定したFIIV−1感染細胞と反応 し:(d)ホルムアルデヒド−固定+11V−1感染細胞と反応し。 (e)生きているHIV−1感染細胞と反応し;(f) gp120に対して高 い親和性を冑し。 (g) EIIV−1の超可変領域v3ループとは反応せず。 (h) CD−4の存在においてgp120への結合から阻害され。 (i)約1μg/mlの濃度で訃■IV−1株のlXl0’感染単位の50%中 和を達成し:そして(Dウィルスタンパク質のジスルフィド結合を減少する処理 がされたHIMとは反応しない、 ヒトモノクローナル抗体。 47、カッパー型の軽鎖イソタイプおよびIgG1型の重鎮イソタイプを有する 請求項46記載のヒトモノクローナル抗体。 48、さらに毒素が付でいるヒトモノクローナル抗体を含む請求項37ないし4 7のいずれかに記載の治療薬。 49、 flIV−1に対するワクチンとして使用するためのポリペプチド配列 を決定するために、請求項37ないし47のいずれかに記載のモノクローナル抗 体を使用することを特徴とする、モノクローナル抗体を使用するスクリーニング 法。 50、請求項40ないし45のいずれかに記載の抗体が特異的であるエピトープ から成る抗原(この抗原は、本質的にエピトープ特異性を有するこれら抗体の生 産から成る免疫反応を誘導することができる)を医薬的に受容できるキャリアー と混合して含むワクチン。 51、モノクローナル抗体、モノクローナル抗体が特異的である抗原が上に被覆 されている固相およびモノクローナル抗体と抗原との複合体を検出する手段を含 む請求項37ないし47のいずれかに記載のモノクローナル抗体により認識され るエピトープに対する抗体の存在を測定するキット。 52、請求項37ないし47のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗体の有効 量を投与することから成る、■IV−1感染の予防および治療法。 浄書(内容に変更なし) 明細書 [発明の名称] HIV−I GP120のV3ループおよびCD−4結合部位に特異的な中和ヒ トモノクローナル抗体 [技術分野] 本発明はHIV−1に対して中和能力を持つ抗体(“Abs”)に関する。 [背景技術] HIVを制御するための免疫学的方法における主たる問題点はウィルスゲノムの 極端な可変性(対応する抗原の可変性に反映される)である。この問題により効 果的なワクチン設計の試みならびに免疫療法の開発の試みが妨げられてきた。 従って、中和されしかも変更しないエピトープの同定によりこの領域での大きな 進歩が見こまれることが認められている。 HIVエンベロープは2つの糖蛋白質、gp120およびgp41から構成され ている。これらの糖蛋白質はウィルスに感染した細胞中でgp160と称される 前駆体としてまず合成される:この分子はピリオンの組立てに先立ってgp12 0およびgp41に切断される。あとの2つの糖蛋白質は非共有結合的に互いに 会合トランスメンブラン蛋白質gp41を経てウィルスゲノム膜に付着している (Olshevsky et al、19901=総説としてまとめられティる )中和抗体を引き出すことが示されている一つの領域はgp120のv3領域超 可変ループ(hvl−V3)(アミノ酸307−330)である;それはヒトお よび実験動物において強力な中和Absを引き出す免疫優性エピトープクラスタ ーである(Javaherian et al、1990に要約されティる)。 最初V3ループの超可変性はこのエピトープに基づ(理論的ワクチンの設計を妨 げるのではないかという懸念があった。しかしながら最近LaRosa eta l、(LaRosa et al、1990)はV3ループは本来考えられてい たより可変性が少ないことを示しており、加えて、より広範囲のHIV株特異性 を持つ抗−V3 Absが得られている(Javaherian et al、 1990):これらのAbsはループの先端に存在する保存性ヘキサマー配列( GPGRAF)を認識する。別々の研究者により3つの抗−V3ヒトモノクロー ナル抗体(HuMAbs)が単離されており、各々は比較的に株特異的でありウ ィルスのMN株および非常に近い株のみを認識する(Scott et al、 1990.Zolla−Pazner et al、1990)。 中和抗体を引き出すことが示されているHIVエンベロープの別のエピトープク ラスターはgp120のCD−4結合部位である。最近、CD−4結合部位はg p120の複数の領域からの非隣接蛋白質ループにより形成されていることが示 されている(Olshevsky et al、1990)o しかしながら、 CD−4結合部位の正確な構造およびその接触残基はまだ同定されていない。こ の部位に対する中和抗体は組換えgp120または明らかにCD−4結合部位を 形成しているループの1つに隣接する直線状ペプチドを用いていくつかのげつ歯 類で高められている(Sun et al、1989.La5ky et al 。 1987、Berman et al、1989)。ヒト血清Absが上に議論 した線状ペプチドと結合することを示すことができないなどの理由もあってヒト はCD−4結合部位に対するAbsを産生しないと信じられていた(Sun e t al、1989.La5ky et al、1987)o我々およびm+1 のグループ(Robinson et al、1990.Po5ner et  al。 1990)はCD−4結合領域にマツピングされた配座(線状というよりも)エ ピトープに対するHuMAbsを単離した。これらのHuMAbsはいろいろな 分岐したHIV−1株に対して中和活性を持っており、それ故、比較的保存性を 示すエピトープを認識している。その結合がCD−4により阻害されるRobi nsOn et al、のヒトモノクローナル抗体はHIV−1のMNおよびI IIB株を中和するがRF株は中和しないことが示されている。RFはノ1イチ 人起源の株である。可能なかぎり広範囲に中和するヒトmAbsに対する要求が 存在する。また可能なかぎり強<MNのような共通株を中和するヒトmAbsに 対する要求も存在する。 AIDS流行の初期において、HIVに対する中和Absの防護機能につG)て は懐疑的であり、なぜならそのような抗体はAIDSを発症した血清陽性の個体 で観察できたからである。現在、ヒトにおいてHIV感染の過程の間に現われる 中和抗体の力価は一般的には非常に高(はなく (Robe r t−Gu r o f fet al、1985.Weiss et al、1985)、ある 種の抗HIVのより高い力価はよりよい予後と本当に関連していること、および HIVに対して有害なAbs(ウィルス感染を実際に促進する)は血清陽性の個 体に存在するであろうこと(Robinson et al、1990.Hom 5y etal、1988.Takeda et al、1988.Jouau lt etal、1989)がわかっている。さらに、最近の研究は4>egに おけるある種の抗HIVAbsの防御的効果を示している。そのような研究の1 つにおいては、健康なHIV感染者からARCおよびAIDS患者への高度免疫 血漿の受動投与により、p24抗原の持続性清掃および受血者における抗ウイル ス抗体力価の維持または増加を生じ、9人の受血者中5人に臨床的改善がみられ た(Karpas et al、1988)o別の研究においてはチンパンジー にHIV−血清陽性チンパンジーからの中和血清Abと前もってインキュベート されたHIVのIIIB株の保存物を投与した。投与された動物は、ウィルスに 応答する血清Anの欠除による評価、およびウィルス単離の試みではウィルス感 染から保護されていた(Emini et al、1990)oご(最近、組換 えgp160続いてのV3ループペプチドで免疫することによりI(IV感染に 対して2匹のチンパンジーの長期間の防護に成功したことが示された(Gira rd et al、1991)。別の研究では、組換えgp120で免疫された チンパンジーはHIVを投与しても感染から防護された(Berman et  al、1990)。両方のこれらのワクチンの試みにおいて、ウィルス投与に先 立って株特異的中和Abの著しい力価が誘導された。サブユニットワクチンは細 胞毒性T細胞をほとんど誘導しないと考えられているので、得られた保護能力は 主としてこの中和抗体によるものしと信じられる(Berman et al、 1990参照)。 げっ歯動物mAbsの組合せによるウィルス中和は風疹(Gerna etal 、1987)、小水庖性口内炎(Volk et al、1982)、西ナイル (Peirjs et al、1982)、シンドビスCC]egg etal 、1983)、日本脳炎(Kimura−KurodaおよびYasui198 3Lラクロス(Kingsford 1984)、−ニューカッスル病(Rus sell 1986)、呼吸全包体(Andersou et al、1988 )、ウシ ヘルペスウィルス タイプ4 (Dubuisson et al。 1990)ウィルスを含むある種の非AIDSウィルスについて記載されている 。 これらの研究において、比較的高いレベルのウィルス中和が1つのmAbs単独 で達成されるよりも比較的低い濃度の2つまたはそれ以上のmAbSの組合せで 達成された。 しかしながら、我々の知識によるとAbsの組合せによるHIVの中和の改善は 報告されていないのみならず、ヒトmAbsによるウィルスの相乗的中和は以前 には示されていない。 [発明の開示コ 乗的組合せに関する。 組合せ中のAbsの1つはHrv−iエンベロープ糖蛋白質gp120のV3ル ープに特異的である。他のものはHIV−1工ンベロープ糖蛋白質gp120の CD−4結合部位に特異的である。本発明はこれらのエピトープクラスター内の エピトープに特異的であり、組合せた場合相乗的にHIV−1感染を中和できる すべてのAbsを含んでいる。好適には抗体はヒト モノクローナル抗体である が、本発明は同様な他の型の抗体にも関する。 ヒトmAbsの相乗的組合せは好適には約0. 5マイクログラム/mlの濃度 でHIV−1のMN株の約lXl0’感染単位の95%の中和を達成できる。 本発明の好適な実施態様はインビトロで細胞株1125Hにより産生される抗体 のgo120への結合を競合的に阻害するヒトmAbs、インビトロで細胞株4 117Cにより産生される抗体のgp120への結合を競合的に阻害するヒトm Abs(これらはHIVを相乗的にHIV感染を中和できる)から成る相乗的組 合せを含んでいる。好適には本組合せは約0.5マイクログラム/mlの濃度で HIV−1のMN株の約1×104感染単位の約95%を中和できる。 本抗体組合せはHIV感染の処置または防止に使用できる。好適には抗体は一緒 に使用されるが、それらを連続して投与してもよい。 本発明はまたHIV−1工ンベロープ糖蛋白質gp120の■3ループに特異的 なヒト モノクローナル抗体を産生ずる細胞株も含んでおり、その抗体は細胞株 411.7 Cにより産生される抗体のエピトープ特異性をgp120に対して 示す。 本発明1;kl I I B、 MN、5F−2およびRF HIV−1株間で 保存されているHIV−1工ンベロープ糖蛋白質gp120のCD−4結合部位 エピトープに対して特異的なヒト モノクローナル抗体にも関する。本抗体はこ れらの株のすべてを中和でき、抗原に対し高い親和性を持っている。これらのモ ノクローナル抗体を産生ずる細胞株、ならびに関連する治療的および防護的使用 、薬剤、抗体を用いるスクリーニング法、ワクチンおよびアッセイキットも同様 に本発明に含まれている。 0と反応するmAbs 1125H,2173Cおよび2154B、1の電気泳 動パターンを表わしている。 図2A−2Cはgp160被覆プレートおよびCD−4阻害剤を用いた競合EL ISAを表わすグラフである。 図3はMN HIV−1株に対するmAb 1125Hの中和活性を表わすグラ フである。 図4はヒトmAbs 1125H,2173C,2154B、1および4117 Cの見掛は上の親和性を示している。 図5は1125Hおよび4117C抗体の仮定される結合シナリオを示している 。 図6はヒトmAbs 1125Hおよび4117CによるMN株の相乗的中和を 示している。 図7はヒトmAbs 1125Hおよび4117Cによる5F−2株の相乗的中 和を示している。 図8aおよび8bは図6および図7に示した実験曲線から計算される組合せ指標 値を表わしている。 図9は4117Cのgp160 MNに対する結合における1125Hの影響( およびその逆も)を測定する実験の結果を示している。 図10はヒトmAbs 5145Aおよび4117C1:よるMN株の相乗的中 和を表わしている。 図11はヒトmAbs 5145Aおよび4117Cによる5F−2株の相乗的 中和を表わしている。 図12はチノパンツー抗V3 Absおよび1125HによるllIb株の相乗 的中和を表わしている。 [発明を実施するための最良の形態〕 抗CD−4結合部位領域に対するある種の抗体および抗V3領域に対するある種 の抗体を組合わせるとそれらが相乗的に作用すること、即ちそれらは個々の抗体 に対して必要とされる濃度よりもより低い濃度でHIVを中和することが発見れ る単一のAbsの量は多量で容易に得られないであろうことを示している。本組 合せで高められた活性がこの問題点を克服することが見い出された。 我々の知識によると、Absの組合せによりHIVの相乗的中和が観察されたの は初めてであり、ヒトmAbsによりウィルスの相乗的中和が示されたのも初め てである。さらに、我々はこれらの結果を米国で最も流行しているHIV株の2 つ、MNおよび5F−2に対して得た。 我々の中和ヒトmAbs : 4117C(抗V3ヒトmAb)および1125 H(抗CD−4結合部位ヒトmAb)の2つによるこれらの実験で得られた相乗 作用の程度が数学的に分析された。これらの分析の結果はHIVMsに対し11 25Hおよび4117C間で観察された相乗作用は2つの薬剤または試薬間でこ れまで見られたものよりも大きかった、即ち0.01−0.2の組合せ指標(C I)値(Chau、 1991)。 これらの2つのヒトmAbsが1:1の比で組合わされた場合、30−150の 範囲の用量減少指標でHIVMNピリオンの95−99%を中和する。このこと は各々が単独で使用された場合に比べて組合せて使用された場合は30−150 分の1の総ヒトmAbで同じレベルの中和が達成されることを示している。 本発明のこれらの特別のmAbsがヒト起源であるという事実は、ヒトにおいて 抗ウィルス剤として使用するためには明白な利点となる。これらの試薬はこの目 的のためにげっ歯動物のMAbsより多くの利点を持っており、ヒトにおいての 安定性の増加および非常に低い免疫原性などが挙げられる。即ち、ヒトMAbS はげっ歯動物のような他の種からのmAbsにより起こされる有害な抗イムノグ ロブリン応答を起こしに<(、ヒトにおいてヒトmAbsの治療用量の安定なレ ベルを得ることが可能であろう。 これらの観察は重要なことであるため、我々の発見の基となる理論的機構の決定 を試みた。そのような知識は当業者が我々の発明の最適化を行う場合にその労力 を減少させてくれるであろう。 相乗作用を起こすことができる1つの機構は、他のAb存在下でgp120に対 する1つまたは両方のAbsの結合が促進されることである。組換えgp160 (適切なgp120エピトープを含んでいる)がEl、ISAプレート上に固定 されている結合アッセイを用いて4117C存在下で1125HヒトmAbのそ のエピトープへの結合が2−3倍促進されることが示された。対照的に、411 7Cのそのエピトープへの結合は同じ濃度範囲の1125Hの存在下では影響を 受けなかった。そのような結合の一方向的な促進はラフロス(Kingsfor d 1984)および風疹(Gerna et al、1987)ウィルスの相 乗的中和に関与するmAbsの組で観察されている。4117Cにより誘導され る1125Hの結合促進が単一ビリオン上の複数のgp120分子で起こってい ると仮定すると、HIV中和において4117Cおよび1125H間で観察され た強い相乗作用を容易に説明することができる(Lussenhop1988) 。 現時点で、本発明の基となる理論についての我々の仮説は、4117CAbがV 3ループに結合した場合にはCD−4結合部位は1125HAbに対しより近づ くことができるようになるが、一方、1125HがCD−4結合部位に結合して もしていなくても、V3ループは4117Cに対して等しく近づくことができる ということである(図5)。このモデルは、■3が接近可能な免疫優性エピトー プクラスターであり、CD−4結合部位はより低い免疫原性エピトープクラスタ ー(多分環もれた)であるとされている現在の概念に一致する。さらに、このモ デルはこれらの中和エピトープに対するヒト体液免疫応答で観察されていること を説明できるであろう。特に、HIVに感染された個体は感染後数週間以内に■ 3ループに対するAbsを産生ずるのに対し、CD−4結合部位に対する抗体は 典型的には感染後1月では現れないことが観察されている。我々のモデルはイン ビボでの抗V3Absの産生に続いてCD−4結合部位がより免疫原性になるで あろうことを示唆している(なぜなら抗V3Absのv3への結合がCD−4結 合部位をより免疫系に開放するからである)。 本発明はCD−4結合部位および■3領域に対するポリクローナル抗体の使用な らびにこれらの領域に対するヒトmAbsの使用も包含している。v3領域に対 するチンパンジーポリクローナル抗体もまたこの様式で相乗的であることが示さ れている。 しかしながら、免疫療法に全血清抗体のかわりにヒトmAbsを使用する重要な 利点はモノクローナル抗体技術により均質な試薬を無制限に産生できることであ る。試薬はさらに特性付けされ、詳細に研究され、受動免疫療法またはHIVの 処置のための薬剤として使用されるであろう(下記参照)。不均一なヒト血清A bsはこの目的には使用できない;これらは入手可能な量が制限され、各々の個 体により異なっており、阻止およびウィルス促進抗体を含む複雑な抗体の混合物 から成っている。本発明の不死細胞株はまたヒトmAbをコードしている発現さ れた遺伝子のすべてまたは一部の単離を可能にしている。これら遺伝子は抗原に 対する親和性がさらに高いヒトmAbを産生ずるようにおよび/またはヒトmA bのイソタイプ、イディオタイプまたはエフェクター機能を変更するために変形 してもよい。発現系は遺伝子工学によるヒトmAbsをマウス細胞中で発現およ び分泌可能なように開発されている。 一般的には、HIV感染個体でヒトmAbsの治療的使用が最も効果的であるた めにはヒトmAb (s)のミリグラム量の投与に続いての47 M=t5での 中和濃度が達成できるように中和ヒトmAb (s)はきわめて効力があるべき である。 を持つ0,03から3mg/mlの中和Abが必要とされるであろうことが推定 されている(Layne et al、1989)、このことは患者当り約0゜ 15から15gのAbの投与を必要とするであろうし、そのような高い蛋白用量 の投与に付随する副作用およびそのような多量の純粋な抗体を製造する困難さお よび費用のためそのようなより高い用量範囲は実行できそうもない。しかしなが ら、我々のgp120のためのヒトmAbl125Hの親和性はCD−4よりも 高い。我々が観察した相乗作用もヒトmAbの濃度を非常に減少させることを可 能にしている。理論にしばられることを望むわけではないが、本発明を使用する 少くとも1−2桁の大きさく10−100倍)の用量減少指標が達成されると信 じられる。即ち、本発明の相乗的中和ヒトmAbsの組合せは受動免疫療法また はHIV感染個体の処置のより実際的応用を可能にしている。 HIVに対してのヒトmAb療法の使用において起こりそうな問題は中和からの がれるウィルス変異体の選択が起こりうることである。CD−4結合部位および v−3ループ領域を変えて変異体が両方の中和ヒトmAbにより認識されないよ うにするには2つまたはそれ以上の独立した突然変異が必要とされるので、単一 のヒトmAbの使用ではな(本発明に従ったヒトmAbの組合せ使用によりこの 問題点は著しく減じられると信じられる。 本発明は相乗的にHIV−1を中和するCD−4結合領域およびv−3ループ領 域に対するヒトmAbsの組合せを含んでいる。これらの領域からのどの抗体が 相乗的に働くかを決定するため、例えば以下に記載される方法により製造された 各々のエピトープクラスターに対するヒト モノクローナル抗体がスクリーニン グされた。 CD−4結合部位に対するヒト モノクローナル抗体およびV−3領域に対する ヒト モノクローナル抗体の与えられた組合せは、各々の抗体の個々の中和活性 と抗体組合せでのアッセイにおける中和活性を比較することによる相乗中和活性 のための標準中和アッセイでスクリーニングできる。そのような中和アッセイの 例は以下に記載されている。相乗作用を起こす抗体組合せの能力は個々の抗体が 等しい濃度で存在する場合に得られた活性よりも著しく増加した中和活性により 明らかであろう。相乗作用の程度は既知の統計法を用いた組合せ指標を計算する ことにより定量できる。 例えば、与えられた抗CD−4結合部位ヒト モノクローナル抗体は4117C 抗体と組合せて著しく増加した中和活性がスクリーニングできる。同様に、与え られた抗V−3ヒト モノクローナル抗体はそれを1125H抗体と組合せ同じ 方法で中和活性を試験することにより相乗活性がスクリーニングできる。 本発明の相乗的抗体を得るための別の方法は、工乞互上三でgp120に対する 1125Hの結合を競合的に阻害するCD−4結合部位領域に対するヒトモノク ローナル抗体を4117Cまたは工乞互上三でgp!20に対する4117Cの 結合を競合的に阻害する抗体と組合せてスクリーニングすることである。 本発明の組合せに用いられた抗体は1125Hおよび4117Cのように同一の エピトープクラスターに対して向かうものである。しかしながら、これらの特異 的エピトープクラスター内の他のエピトープに対する(即ちCD−4結合部位エ ピトープクラスターおよびV−3ループクラスター)ヒト モノクローナル抗体 もまた相乗的に作用することが決定された。例えば4117Cと相乗的に作用す るが1125Hのものとは異なったCD−4結合部位クラスター内のエピトープ に向かう少くとも1つの別の抗体が観察された。5145Aと名付けられたこの 抗体について以下に記載する。 本発明の範囲内の著しい相乗値は例えば図6および7に示された結果に対して実 証されているものである。同様にこれらの結果に対して得られた組合せ指標値は 本発明の範囲内の著しい相乗作用を実証している。相乗作用の尺度としての組合 せ指標値はさらに以下に議論されている。 好適にはヒトmAbsの相乗的組合せにより約0. 5マイクログラム/mlの 濃度でHIV−1のMN株の約lXl0’感染単位の95%の中和が達成される 。 組合せの好適な実施態様においては細胞株1125Hにより産生される抗体のg p120に対する歪と旦上三での結合を競合的に阻害するヒトmAbsの1つが 、細胞株4117Cにより産生される抗体のgp120に対する(7 etでい る。 本発明の別の実施態様ではヒトmAbsの組合せが含まれており、ここでヒトm Absの1つは本質的に細胞株1125Hにより産生される抗体のエピトープ特 異性を持っており、他のヒトmAbsは細胞4117Cにより産生される抗体の エピトープ特異性を本質的に持っている。エピトープ特異性を決定する手段もま た本分野ではよく知られている。 別の好適な実施態様においては、ヒトmAbsの1つは細胞株1125Hから得 られるものと同一の特性を持っており、他のmAbsは細胞株4117Cから得 られるものと同一の特性を持っている。 本発明にはまた細胞株4117Cにより産生される抗体のエピトープ特異性を持 つヒト モノクローナル抗体を産生ずる形質転換細胞株も含まれている。 これらの特異性を持つヒト モノクローナル抗体もまた本発明に含まれている。 前に示したごと(、記載してきたヒト抗体に加えて異なった起源からのポリクロ ーナル抗体を用いてもよい。げっ歯動物およびチンパンジーにおいてHIVgp 120の異なったエピトープに対する中和抗体を誘導するための方法は文献に記 載されている。V3ループに対する抗体は合成V3ペプチドを遊離形でまたはK LHと共役させて動物に免疫することによりげっ歯動物(Javaherian  et at 1990)およびチンパンジー(Girard et at。 1991)の両方で誘導されている。抗V−3抗体はまた精製gp120および gp160でチンパンジーを免疫することにより誘導されている(Berman et al、、1990)。V3領域が免疫優性であり、抗V3抗体は抗CD− 4結合部位抗体に対して優勢であろうが、両方の領域に対する抗体がHiVで感 染させられたチンパンジーで産生可能である。これらのgp120エピトープに 対するモノクローナル抗体は常法によりマウスを免疫化することにより製造でき 、ヒト細胞のためにここで説明されているEBV−形質転換法に従ってチンパン ジーからもモノクローナル抗体が製造できる。 V3領域およびCD−4結合部位の両方に対する特異的抗体はイムノアフィニテ ィ クロマトグラフィーにより精製できる。1つの実施例においては、AH−セ ファロースビーズがグルタルアルデヒド処理により活性化され、精製v3ペプチ ドまたは精製gp120を複合させる。V3に対する抗体は10倍希釈の高度免 疫血清をカラムに通して抗体を結合させ、非結合抗体を生理食塩水および0゜5 M NaC1溶液で洗い立すことにより得られる。■3〜特異的抗体は■3カラ ムからはトリス−グリシン緩衝液、pH2,7で洗うことにより溶出でき、一方 gp120カラムからは過剰のv3ペプチドを通すことにより■3特異的抗体が 溶出できる。CD−4結合部位に対する抗体はgp120カラムからトリス−グ リシン緩衝液で溶出でき、次に過剰の可溶性CD−4でCD−4結合部位が遮断 さていれる第2のgp120−アフィニティヵラムを通すことにより精製される 。これらの条件下、抗CD−4結合部位抗体はカラムに吸着されず、流出液中に 観察されるであろうし一方すべての他の抗体は保持されるであろう。 以下はCD−4結合部位およびv−3ループに対するヒト モノクローナル抗体 がいかにして得られるかを記載したものである。 HIV−1−血清陽性個体からの末梢血がHIV−1エンベロープ蛋白質に対し て高親和性のヒトmAbsを合成する形質転換クローナルヒトB細胞株の確立に 使用された。f(iV−1−血清陽性供与者は正常白血球細胞含量を持ち、日和 見感染の経歴はない。CD−4結合部位に対して得られたヒトmAbsはIII B、MN、5F−2およびRF株を含むHIV−iの分岐株に対し特異的である ことが観察された。この能力を持つmAbsを産生ずる得られた3つの細胞株は 本明細書では2173C,2154B、1および1125Hと称された。これら 1;!ATCCに各’4人番号CRL10580.CRL10581およびcR L10582として寄託されている。 V−3領域に対するヒトmAbs、4117C,もまた得られており、それは前 のv−3に対するヒト抗体よりも低い株特異性で反応する。このmAbはMN。 5F−2および以下に記載する他の株を含む種々の株に特異的である。これはA TCCに受入番号CRL 10770番として寄託されている。 これらの培養物は本発明を例示するものとして寄託されているがそのような物質 を得るのを当業者に可能にする方法が以下に詳細に記載されている。寄託細胞株 からのmAbは同一または近くのエピトープに特異的なmAbsを産生ずる細胞 株の同定のスクリーニングの助けとして使用できる。以下の詳細に説明された方 法を用いるとこれらのmAbsを発現する細胞株が得られる。 術語″中和“とは特に指示しないかぎり、本明細書では約100μg/mlを越 えない濃度で、以下に記載する一夜中和アッセイにより評価されるように10’ −105総感染単位の範囲内のHIV−1によるH9細胞のイン ビトロ感染が 少くとも90%(抗体が加えられていない対照培養物と比較して)減少する抗体 の能力を意味するために使用される。 HI V感染個体からの末梢血単核細胞が以下に記載するGorny et a l、(Gorny et al、1989)の方法の変形を用いてエプスタイン −パール ウィルスで形質転換することにより不死化された。抗CD−4結合部 位humAbs培養物は不死化培養物を組換えgp160被覆ELISAプレー トを用いて抗−envの産生をスクリーニングすることにより得られた。スクリ ーニングにおいて組換え的に製造されたgp160の使用は、培養物のスクリー ニングに例えばHIV−1溶菌物(Gorny et al、1989)、固定 されたHIV−1感染細胞(Robinson et al、1990 AID S4:1l−19); (Posner et al、1990)またはHIV −1感染細胞の界面活性剤破壊上清液からのConA−固定化糖蛋白質(Rob inson et al、1990 AIDS 4:1l−19)を使用した他 の研究者と異なっている。より高等な真核生物形質転換宿主がら得られた組換え gp160が好適である。例えば、Kieny et al、(Kieny e tal、1988)による形質転換子ハムスター腎臓細胞により発現されたgp 160を使用した。Pa5teur Merieuxにより供給されるgp16 0のこのバージョンは通常切断されてgp120およびgp41を生成する部位 が欠除している。しかしながらこの切断部位の欠除はスクリーニング過程には何 の影響も与えないと考えられており、本発明の抗体が特異的であるエピトープか らは離れている。別の好適な供給源は他の形質転換された高等真核生物宿主から 得られたgp160またはgp120が挙げられる。例えば、AIDs研究およ び基準試薬プログラム(N I )()を通して入手可能なLeonard e t al、(Leonard et al、1990)による組換えgp120 もまた本発明のmAbsのための培養物のスクリーニングに有効であると信じら れる。 CD−4による競合阻害を試験する競合ELISAは抗CD−4結合部位huM  a b sを産生じている培養物の更なるスクリーニングのために実施できる 。特にI I IB、MN、5F−2およびRFの4つの株にわたって広い中和 活性を与えるエピトープに特異的である抗CD−4結合部位培養物を陽性として 同定するために免疫蛍光および中和アッセイが実施されるであろう。さらに、h vl−V3ループに存在するペプチドおよびgp41エピトープに存在するペプ チドは本発明の抗CD−4結合部位mAbsにより定義されたエピトープに対し てのmAbsの特異性を確立するための陰性対照物として使用できる。これらの ペプチドはより詳細に以下に記載されている。 培養物が本発明の抗体の1つとしての同一のエピトープクラスターに対するmA bsを産生じているかどうかを決定するための別のスクリーニングは寄託した3 つの抗CD−4結合部位抗体または抗V3mAbsを用いる競合ELISAアッ セイにより行うことができる。そのようなアッセイは例えば組換えgp160被 覆ELISAプレート上に存在するエピトープに対する結合で記載されたものと スクリーニングされている培養物からのmAbsが競合するかどうかを決定する ものであろう。競合するmAbsは同一のまたは隣接するエピトープに対して特 異的であろう。適切な競合アッセイが以下に記載されている。 本発明の寄託された抗CD−4結合部位mAbsはLAV−2とは反応しない。 寄託された細胞株からのmAbsの各々はこれらの型はアセトンおよびメタノー ル固定HIV−1感染細胞の両方と反応した。さらに、各々はまたホルムアルデ ヒド固定HIV−1感染細胞とも反応し、認識されるエピトープが感染細胞の表 面上に発現された場合にのみ結果が得られた。また寄託された細胞株からの3つ のすべての抗体が生きているHIV−1感染細胞し反応することも示された。 V−3領域に対する抗体を得るためスクリーニングにおいてMN株のアミノ酸3 05−328から成るペプチドを組換えgp160と置換した。その配列はNY NKRKRIHIGPGRAFYTTKNI IGCでありGurgo eta l 1988に記載されている。4117Cはその下記の株の■3ペプチドとの 反応性:MN、5F−2,NY−5,CD−451,WMJ−1,WMJ−3゜ Z−3,2−321およびSC1および下記の株との反応性の欠除、WMJ−2 ゜LAV−MA、BR,LAV−I I IB、PV−22,ELI、Z−6, NX3=3.JY−1,、HXB−2およびMALにより特徴付けられるであろ う。 前記の方法と同じように、寄託された抗体4117 Cの競合アッセイが関連す る抗体を更に選抜するために実施されるであろう。特定のペプチドに対する抗体 の反応性の試験が選抜される抗体の株特異性の決定に使用できる。 寄託された抗体の中和能力が下記のように決定された。対照培養物(即ち抗体が 加えられていない)のウィルス感染を検出するために典型的には一週間の期間を 必要とする他の研究者の中和アッセイ(Ho et al、1987)にかえて 多量のウィルスが一夜中和アッセイで使用されたことを評価すべきであろう。 それ故、数分の1のウィルスが加えられるアッセイよりも我々のア・ソセイにお ける与えられた中和のレベルに影響を及ぼすには多量のmAbが必要とされる。 我々のmAbsによる中和の効率と数日のアッセイによりその中和活性が決定さ れる他のmAbsの効率を比較するには、異なった研究で利用されたウィルスの 組織培養感染単位の導入数を比較する必要がある。組織培養感染単位はH9細胞 でのHIV−4増殖に対して2つの50%組織組織培養感染単位CI D)では ほとんど等しかった(Harada et al、1985)、この型の比較、 および1125HmAbがMN(図3参照)およびIIIB株をほとんど等しい 効率で中和するという我々の観察に基づ(と、我々のMabsはHIV−1のい くつかの株を(はとんどではないにしても)Robinson et al、の N70−1.5e mAb(Robinson et al、1990ヒト レ トロウィルス6:567−579:Ho et al、1990)またはPo5 ner et al、のF105mAb (Posner et al、199 0)が行うよりよい効率で中和すると推定された。4117CmAbは1125 Hとほとんど等しいMN株の中和能力を持っており5F−2をより容易に中和す るようである。これらの発見はMNおよび5F−2が米国で最も普通に代表され る株の2つであるので特に重要である。 我々の抗体のどちらがgp120のCD−4結合部位にまたは近辺に結合するの かを決定する実験が実施された。La5ky et al、(Lasky et  al、1987)および他の研究者により示され、gp120アミノ酸の39 7−439を含む(HIVのHTLV−I I IB株(Gallo et a l、1.984)に対してのアミノ酸番号を用いて)この推定部位はHIV−1 株間にわたって比較的保存されている。競合ELISAアッセイにおいて組換え gp160に対し可溶性CD−4が寄託された細胞株のmAbsの結合を阻害で きるかどうかを決定する実験が実施された。その結果はCD−4は濃度依存性様 式でgp160に対する抗CD−4結合部位ヒトmAbsの結合を本当に阻害し たことを示していた。 図4は記載した4つの寄託細胞株からのヒト抗−gp120の明らかな親和定数 を示している。10”L1モルの付近にに値を持つ抗体(Berzofskye t al、1989)が高い親和性を持つと考えられる。この規準によると、4 つすべてのヒトmAbsはgp120に対し高い親和性を持っている。 HIV−1溶菌物で調製された細長い板を用いるウェスタンプロ・ノド分析によ る抗CD−4結合部位ヒトmAbsのさらなる特性付けの結果mAbsのこれら の型の3つすべてのエピトープがジスルフィド結合の還元により破壊されたこと が示された。このことはそれらのエピトープはgp120の3次元コンホメーシ ョンに依存しており、他の人により作られた線状が合成抗原(Lasky et al、1987;Sun et al、1989)が我々のmAbsにより認識 されるエピトープを含んでいることはなさそうである。むしろ、これらのmAb Sのエピトープは多分ジスルフィド結合により適当なループ(類)を形成した場 合にのみ認識される。抗体4117Cは非還元gp120に比較して還元gp1 20では反応性の減少を示すが、活性が完全に消失するわけではない。 我々の寄託細胞株の4つのmAbsのイソタイプ特性付けが重鎮分析に対しては 免疫蛍光アッセイの変法および軽鎖分析にはELISAの変法を用いて決定され た。免疫蛍光アッセイにより決定された重鎮イソタイプはIgG1であることが 観察された。CD−4結合部位抗体の軽鎖のイソタイプはカツノくであると決定 され、4117Cのそれはラムダであると決定された。方法はいかに記載されて いる。 本発明のmAbsはHIV−1感染個体を処置するための療法に使用できる。 HIV−1誘発疾患の進行を遅くするため、これらはそれ自身でまたはAZTま たはDDIのような他の抗ウイルス治療と連結させて投与されるであろう。 我々が発見した相乗的組合せはHI Vを中和するために必要とされる抗体量が 少くてすむのでこの点で最も興味をそそるものである。記載されている単一ヒト 抗体よりも明白な利点をこれらは提供する。 本発明の相乗的抗体を投与するためには適当な比で混合された精製HuMAbS の組合せが50mg/mlの濃度となる無菌生理食塩水の5%溶液に調製される 。相乗的抗体の最良の比は以下に記載される24時間蛍光フォーカスアッセイを 用いて実験的に決定される。例えば、2つの抗体1125Hおよび4117Cの 等しい効力を示す濃度が使用できる:即ち各々の濃度は互いに匹敵する中和レベ ルを与えるように決定されている。防護のために必要とされるこの溶液の量は動 物実験で決定でき、最初にHu−8CID7ウスで(Mosier et al 、1988.McCuneet et al、1988)続いてチンパンジーで 実施された。治療用試薬は最小では2つの相乗する抗体から成るけれども、最も 有効な組成物は2つの主たる抗原部位に対する多数の異なった抗体を含んでいる であろうと考えられている。これは患者に存在するであろう異なったHIV変異 体に対する抗体の交差反応性を増加させるためでありのがれる変異体の発生を防 ぐためであり、および有害な抗イデイオタイプ応答の見込みを減少させるためで ある。 抗体の親和性およびエフェクター活性を増加させるためにIgGs、IgMsお よびIgAsを含む異なったイソタイプの遺伝子工学による抗体を混合するのも 有益であろうと考えられている。また、感染細胞を殺すことを増加させるため以 下に説明するような毒素に複合させた抗体、および免疫細胞媒介細胞毒性機構へ の感染細胞の標的化を増加させるための遺伝子工学による二特異性抗体を含ませ ることも有益であろうと考えられる。 入手可能なデータおよび理論的考察に基づくと、工乞叩でのウィルス拡散を防止 するためには1から30μg/mIの相乗的中和抗体組合せの血漿濃度を達成す ることが必要であろうというのが合理的仮定である。1−5m1の5%溶液(5 0−250mg総Ig)が患者に静脈内注射で投与される。総血液容量を5Lと 仮定し、すべての投与されたIgが血漿内に2週間の半減期で残ると仮定すると 、HuMAbSの初期血漿濃度は10−50μg/mlの範囲になる。このレベ ルを維持するには2週間から2ケ月毎に注射が必要とされるであろう。処置はウ ィルス拡散を阻害するように管理されるが、適当な期間処置した後は免疫細胞毒 性機構によりウィルス感染の減少または根絶につながるかもしれない。 本発明のヒトmAbsの受動投与もまた、HIVへの急性暴露の場合におけるH IV−1感染の防止に使用してもよい。前に述べたごと(、HIV−1血清陽性 の母から生まれたヒト新生児中のMN株のhvl −V3領域に対する高親和性 血清Absの存在と新生児におけるHIV−1感染がないことの間に著しい相関 があることが示されている(Devash et al、1990)o従って、 HIV−1血清陽性の母が彼女の胎児へ高親和性抗−hvl−V3抗体を移送し 、そのため誕生時に母から受けるであろうHIV−1から胎児が保護されている と結論付けることができる。Derashの結果はHIV−1に対する高親和性 中和がAbがウィルス感染時に存在した場合HIV−1感染から胎児を保護でき るという証拠である。従って、本発明のHIV−1中和mAbsは妊娠している 血清陽性の女性に受動的に投与でき、彼女らの胎児がHIV−1感染になること を防止する。 さらに、mAbsの組合せはHIV−1へ暴露される時近くに個体に投与するこ とによりHIV−1感染の防止に使用されるであろう。これらの応用に対してそ れ自身のみでも優れたものである本発明の好適なmAbsの性質は: 1)−( >ビトロで低いmAb濃度で示されたHIV−1中和活性、2)その広いHIV −1株特異性、3)その抗原(HIV−1gp120)に対する高い親和性、4 )それらはヒト起源であり、それ故ヒトに投与された場合、あったとしても有害 な免疫反応が少ないであろうこと、および5)mAbsの重鎖イソタイプがIg G1である、これは重要なことでありなぜならヒトIgGAbsは胎盤を通過で きるAbの唯一の群であり、IgG1亜群のAbsは位叩におLXてAb−およ び補体−依存性細胞毒性(ACC)および/またはAb−依存性細胞細胞毒性( ADCC)(下記参照)を通してHIV−1感染細胞を潜在的に殺すことができ る。 本発明のmAbsはそれ自体でHIV−1感染の防止に使用できるが、mAbS へりシンAまたはアメリカやまごぼう抗ウイルス蛋白質のような毒素を共有結合 で結合することによりd>l1=f:でのその抗ウィルス活性を増強するために 変形してもよい。そのような抗−HIV−1mAbs−毒素(免疫毒素)は<> ビトロでHIV−1感染細胞を特異的に殺すことができることが実証されている 。 HIV−1感染防止のためのこれらのmAbsの使用を考えると、ACC,AD CCを経るまたはmAbと毒素との複合によりHIV−1感染細胞を殺すことは mAbsによりもしHIV−1の中和が100%得られないことで生じる非常に 少しのパーセントのHIV−1感染細胞を除去することにより我々のmAbsの 中和活性を補完できるものである。 本発明の抗CD−4結合部位mAbsはHIV−1に対する免疫性を与えるワク チンの製造にも使用できる。それらが特異的であるエピトープを同定するように 使用されるであろう(下記参照)。そのエピトープを含むペプチドは標準メリー フィールド合成技術を用いて化学的に合成しても、または本分野では既知の組換 えDNA技術により合成してもよい。もし組換えDNA技術により調製するなら 、より近い天然の蛋白質の二重のグリコジル化パターンのために高等な真核生物 宿主を使用するのが好適であろう。例えば、CH○細胞における組換えDNAに 基づいたgp120ペプチド合成の技術がLa5ky et al、により記載 されている(Lasky et al、1986)。もしくは、非グリコジル化 分子はグリコジル化分子と同等かより効果的であろうし;それらは細菌において 、組換えDNA構築物からのgp120ペプチドの発現により産生されるであろ う(例えばPutney et al、1986参照)。 これらのペプチドが化学的に合成されたらおよび/または細胞により発現された ら、我々の抗CD−4結合部位mAbsにより認識されるであろうエピトープ( または類似の構造)を再構成するためにペプチド間にジスルフィド結合を形成さ せなければならないようである。もし、ペプチドが化学的に合成されたら、ペプ チド合成に続いて制御された酸化によりペプチド間にジスルフィド結合が形成で きるが、一方細胞で発現されたペプチドはd>eiでンステイン残基間でそのよ うな結合が形成されているようである。両方の場合において、全分子種のほんの 一部が我々のmAbsにより認識される構造を形成していると予期される。 mAbsにより認識される分子種を同定するために共有結合で結合されたmAb Sから成るアフィニテイ力ラムにペプチド誘導構造物の合成または発現混合物を 通すことができる。さらに、mAbsにより全混合物の何/(−セントが認識さ れるかを決定するために、ペプチド誘導構造物が前もって放射標識されている。 結合ペプチド誘導構造物は配列決定およびアミノ酸組成分析に連結されたHPL Cを用いたトリプシン マツピングにより(Leonard et al、19 90)さらに特性付けできる。この方法により我々のmAbsによる断片の認識 に必要とされる合成および/または組換えgp120断片の最小構造要求性の限 定が可能である。これは我々ののmAbsに対しよく認識それるエピトープ(ま たはエピトープ模倣物)としてより大きな合成構造が1度限定されたら種々のよ り小さなおよびわずかに異なった合成および/または組換えgp120ペプチド 誘導物が作り出せるからである。 ワクチンを製造する別の方法は結合された本発明のmAbsを持つカラム上で化 学的に(Lasky et al、1987)または蛋白分解的に断片化したg pieoを精製することであろう。本発明のmAbsが特異的に結合するエピト ープが濃縮された断片の混合物が得られる。前記のように有効性を試験した後こ れらの混合物は免疫化に使用できる。混合物から個々の断片を単離し使用しても よい。 エピトープが合成または断片化により得られたら、げつ歯動物およびチンパンジ ーで効力が試験されるであろう。そのような試験においてはエピトープは単独で 存在してもよいし、その免疫原性を増強するためキーホール リンペット ヘモ シアニン(KLH)のような担体に共有結合で結合されててもよい。免疫応答を 促進させるためエピトープと共に水酸化アルミニウムのようなアジュノ(ントが 含まれる。動物の血清が広範囲中和抗体(即ちHIV−1の分岐種を中和できる 抗体)の出現のために試験できる。チンパンジーの場合、そのような抗体を発現 している動物には次にHIV−1の異なった株を投与し抗ウイルス防護のレベル を評価した。チンパンジーにおいて組換えgp120およびgpieoを用(吹 そのようなワクチンの試みは最近報告されている(Berman et al。 1990;Girard et al、1989)、Berrnan et a l。 は2匹のgp120−免疫化チンパンジーは少くとも6ケ月続いて低用量のウィ ルスを投与しても防護されたが、型特異性防護のみの評価であった(gp120 が誘導されたウィルスの同族体が投与された)。チンパンジーの免疫化に組換え gp:t6oを用いると、Girard et al、はgp160開始動物に 型特異性防護抗体を引き出すhvl−V3で動物が追加免疫されるまでは中和抗 体の発現は観察されなかった。上に議論された両方の研究においてのgp120 −CD−4結合を遮断できる中和抗体が引き出せなかったことはワクチンとして 使用された全gp120またはgpieoは広範囲の中和抗体の引き出しには有 効でないであろうことを示している。このことは1つの主な理由はbvl−V3 領域が免疫優性であり、として有効に働くのでCD−4結合部位のようなより保 存的な分子の領域へ対する免疫系の応答を妨げている。 ワクチン注射の目的には、それ数本発明の抗CD−4mAbsにより認識される エピトープに対する広範囲の中和Ab応答を得るためにgp120またはgpi eoからhvl−V3領域および可能なら他の領域を除去するのが好適であろう 。従って、上記のごとくして合成されたペプチドから既知の技術を用いる工学に よりhvl−V3領域が除去された。同様に断片を含む混合物は既知の技術を用 いてh v ] −V3領域を含む断片が除去された。 本発明の抗体が特異的であるエピトープを効果的に提示し、I I I B、S F2゜MNおよびRFを含むHIV−1株に対する広範囲の中和能力を引き出す ワクチンは本分野では知られていない。そのようなワクチンは例えば全組換えg p120またはgpisoが免疫化に使用された場合通常起こると考えられてい るようなhvl−V3に対する抗体を主として産生じないであろう。“効果的に 提示する”とは、未感染個体の免疫化に使用された場合、個体への株の投与によ りまたはイン ビトロ試験で決定されるようにI I IB、5F−2、MNお よびRF株を中和する抗体の産生を抗原が引き出すことを意味している。 本発明は本発明の抗CD−4結合部位抗体が特異的に結合するエピトープから成 る抗原をとり入れたワクチンを含んでいる。本抗原は本発明の抗体のエピトープ 特異性を持つ抗体の産生を本質的に含む免疫応答を引き出すことができる。 我々のmAbsにより認識されるエピトープを模倣するgp120の断片または 構築物が1度得られたらHIV−2に対するワクチンを作るためにHIV−2か らの相同エピトープが合成できる。HIV−2gp120配列は既知であり、シ スティン残基(ジスルフィド結合を形成する)はHIV−1およびHIV−2配 列間、特にCD−4結合部位の周辺領域で比較釣車(保存されている(Myer s et al、1989)o従って、HIV−2に対するワクチンは我々のm Absで同定できるHIV−1のエピトープと類似のHIV−2構造に基づLX て得ることであろう。 本発明の抗CD−4mAbsの別の応用は、mAbsにより認識されるHIV− 1エピトープに応答する天然ヒト抗体を研究するための競合イムノア・ツセイに おけるその使用である(下記参照)。この型のアッセイは;1)どのくらいの比 率でHIV−1感染個体がこのエピトープに対するAbを発現するか? 2)H IV−1感染後どのくらいでおよび/またはHIV−1由来疾患のどの段階で特 定のエピトープに対するAbが現れるか? 3)本エピトープに対し高いAbの 力価を持つ個体はそのようなAbを持たない個体より予後が良いか? 4)本エ ピトープに対するAbを持つ母親の彼女らの胎児へのHIV−1の伝達は本エピ トープに対するAbを持たない母親よりも少ないか?などの研究を可能にする。 これらの研究が行われたら、そのようなAbsの存在または不在と、HIV−1 感染の段階、HIV−1感染個体の予後または介入のための適用との間の相関が 明らかになるであろう。これらの場合、上記の競合的イムノア・ソセイはHIV −1感染の特定のパラメーターを決定するための診断ア・ソセイとして使用でき る。 従って、本発明はまた本出願で請求されている抗CD−4mAbsのエピトープ に対するヒトAbsの存在を測定する試験キ・ソトも含んでいる。本キ・ソトは 上記の特異性を持つヒト モノクローナル抗体、本モノクローナル抗体が特異的 である抗原で被覆された固体相、およびモノクローナル抗体および抗原間の複合 体の形成を検出するための手段を含んでいる。ビオチン標識ヒトmAbsを用L )る競合ELISAが以下に記載する競合阻害アツセイと同様に実施できる。そ のようなアッセイは試料が本発明の抗体と競合する抗体を持っているかどうかを 決定する。本発明のmAbsが結合する抗原の存在を決定するためのア・メセイ は例えばサンドイッチフォーマットを用いて実施でき、固体相がHIVエンベロ ープ番二対する抗体で被覆され、試料が添加され、本発明のビオチン標識mAb が添加される。洗浄後、酵素標識アビジンならびに酵素基質が添加される。この ような一般的な型のアッセイは本分野ではよ(知られている。 本発明はまた本発明の抗CD−4mAbsが特異的である抗原を決定するための キットも含んでいる。例えば、そのようなキットは本発明の抗CD−4mAbs 、HIV−1envに特異的な抗体で被覆された固体相および本発明のmAbs 、HIV−1envに特異的な抗体およびmAbsが特異的であるHIV抗原の 間の複合体の形成を検出するための手段を含んでいるであろう。そのようなサン ドインチ型のイムノアッセイの実施は当業者にはよく知られている。 イン ビボでヒトにこれらの試薬の効力のある量を投与するためにはダラム量の 本発明のmAbsが得られるのが好適であろう。これらの量はミニバイオリアク ター中で我々のヒト細胞株を増殖させることにより得ることができる。加えて、 ヒトmAb産生を増加させる費用節約法は:1)我々のEBV−形質転換株とヒ ト/マウス異種骨髄腫(Teng et al、1983;Kazbor et a!、1982)との融合および 2)報告されているヒトプライマー配列を用 いるヒト細胞株から発現されたイムノグロブリンVHおよびVL遺伝子のPCR 増幅(Larrick et al、1989)%続いてのヒト定常部遺伝子を 含む入手可能な真核生物発現ベクター内へのこれらの遺伝子のクローニング(O rlandi et al、1989)である。もしくは本遺伝子は抗体産生ヒ トまたは非ヒト細胞のcDNAまたはゲノムDNAから直接的にクローン化でき る。 後者の構成物は次にマウス骨髄腫細胞株中で高いレベルでmAbsとして発現さ れる。組換えモノクローナル抗体を産生じている形質転換細胞株は本発明の範囲 内に含まれ、それにより産生される抗体も同様である。 Fab断片、F (ab)’ z、Fdまたは他の断片、キメラのごとく変形さ れたFc領域または変異誘発によるイディオタイプ領域を持つ改変蛋白質なとも 本発明のヒト モノクローナル抗体として同一のエピトープへ結合する限り、モ ノクローナル抗体として同一の機能を持つ一部分も本発明に含まれる。そのよう な断片または変形抗体の製造技術は当業者にはよ(知られている(Parham 1986)。 h uMa b sのその抗原への親和性および感染物を中和するこれらの抗体 の能力はそのイソタイプを変えることにより著しく促進できることが従来の研究 で示されている。例えば、群B連鎖球菌に対するヒトIgGmAbは標準組換え DNA法によりIgMに変換された(Shufoed et al、1991) 。抗体の1gM形はIgGよりELISAアッセイにおいて約100倍高い結合 レベルを示し、16分の1以下の薄い濃度で細菌の致死効果からマウスを防護す ることができた。 ■3または抗CD−4エピトープクラスターに対する本明細書に記載の抗体の中 和活性の著しい促進がそのイソタイプを変えることより達成されることが期待で きる。本発明の好適な治療用試薬は抗体の親和性およびエフェクター活性を増す ためのIgGs、IgMsおよびIgAsを含む異なったイソタイプの遺伝子工 学により得られた抗体の混合物から成ると考えられる。 本発明は以下にさらに説明される。 これらの実施例は例示のためにだけであり、本発明を制限すると考えてはならな い。 実施例 HIV−1の血清陽性型をもつ血友病患者から抹消血液を採取した。これらの患 者はWaiter Reedの段階2Aに分類される。すなわちこれらの患者の 白血球数は正常値であり、日和見感染の経験がない。 本発明によるヒトモノクローナル抗体を産生ずる細胞系の調製とスクリーニング 新鮮なヘパリン処理した血液をRPM11640培地(Flow)で1:3に希 釈し、Histopaque (Sigma)とともに400Xgで30分間遠 心することにより、抹消血液単核細胞を分離した。培地とHi s topaq ueとの界面にある細胞を回収し、RPM11640培地により7〜8倍に希釈 した。 細胞を遠心回収(400xg、30分間)し、5QmlのRPM11640培地 に懸濁し、細胞数をカウントした後、同様にして再度遠心回収した。その後細胞 を2X10’細胞/mlとなるように、RPM11640培地に15%(vol /vol)ウシ胎児血清(HyClone)、2mM L−グルタミン、ペニシ リン(50ユニット/ml)およびストレプトマイシン(50μg)を加えたも の(完全培地)に懸濁した。エプスタイン−バールウィルス(EBV)の100 倍ストック液(Raubitschek等1985)を細胞の等温985最終的 に1/10の体積比となるように加え、細胞を37℃、5%CO□の条件下で2 5cm”フラスコで一晩培養した。翌日、細胞を穏やかに再懸濁し、RPMII 640培地でおよそ10倍に希釈して遠心回収した。沈殿を終濃度10’細胞/ m1となるように完全培地に懸濁した。放射線処理(3500rads)を施し たラット胚繊維芽細胞を完全培地に生やしたちの100μmをU字型の底の96 ウエルのプレートに分注し、これに先の細胞をウェルあたり100μ+ (10 00細胞)ずつ加えた。この培養細胞を一週間に一度培地を交換し、4週間にわ たって培養した。その結果ウェルの45%で細胞の増殖が見られた。これの上清 について抗−env抗体の産生についてアッセイを行った(以下を参照)。アッ セイの結果が陽性のものについては、再び放射線処理を施したラット胚繊維芽細 胞をいれた96ウエルのプレートで翌週にアッセイを行った。再度陽性の結果が 得られた細胞を1〜100細胞/ウエルの範囲で、放射線処理を施したラット胚 繊維芽細胞に加えて、細胞系の樹立を行った。プレートの中で増殖が見られたウ ェルの割合が、ポアソン分布により95%以上の確率でモノクローナル性を示し たもの(Coller等1985)については、抗−enve Iope抗体の 産生について再度検定し、陽性のものを大量培養した。この方法により1125 H,2154B、1.2173Cおよび4117Cの各細胞系を得た。これらの 培養細胞系のモノクローナル性については免疫グロブリンJH遺伝子プローブを 用いたサザンプロット解析により確認した。 細胞系のクローン性を決定するためのサザンプロット解析同定された4種の細胞 系からDNAを調製し、制限酵素処理、アガロースゲル電気泳動の後ニトロセル ロースフィルターにブロッティングし、二ソクトランスレーンヨンにより32p で標識したプローブでハイブリダイゼーションを行った(Eckharclt等 1982)。DNAをH4ndllN:より切断することで、ハイブリダイゼー ションに際し、V−D−Jの免疫グロブリンゴ1.I領域をプローブとの連結に よる再配列を観察することができる(Ravetch等1981)。J8プロー ブとして用いたのは、生殖腺J、遺伝子座由来の約3.3kbのEcoRI−H indl I I断片であった。Hindl l 1部位は生殖腺DNAの3′ 末端に存在する部位であり(Ravetch、J、V、、U、5ieben I  is t、s、Korsmeye r、T、Wa ldmann、およびP、 Leder、(1981)Cell 27:583−591)、5°側のEco R1部位はクローニングに際して生じたものであった。4種の細胞系についてモ ノクローナル性が確認された。 ヒト培養細胞系により生産されたヒト抗−gp120モノクローナル抗体の検出 法 HIVenv特異的な抗体の検出にはELISAアッセイを行った。EBV形質 転換したヒト培養細胞について抗−env抗体の産生の一次スクリーニングを行 う際には、組換えgp160 (Kieny等)またはV3.、ペプチドでpv cELI SAプレート(F l ow/ICN)をコートした。後に一次スク リーニングで陽性として同定された培養細胞の上清についてさらにアッセイを行 う場合には、他の様々なHIVタンパク質およびペプチドを、ヒトモノクローナ ル抗体の特異性の決定に利用することが可能である。このようなペプチドとして はIIIB株のgp120が考えられる。コノタンパク質は、Ce1ltech 、Incで生産され、ArDs研究関連試薬計画(米国立衛生研究所)により入 手可能であり、Leonard等1990に記載がある。また様々な株に由来す る合成V3ペプチド(株の特異性については上記書に記載)または、p121お よびgp41ペプチド(アミノ酸565−646)の利用も考えられる。gp4 1ペプチドはDupontにより発売され、Chang等の記載がある。またヨ ーロッパでの特許出願0199438が1986年10月29日に公開された。 4117CはIIIB株のgp120およびp121に対して陰性であった。1 125HはV3ペプチド、同じ<gp41ペプチドに対して陰性であった。他に 記載のない限り、まずNa、CO,/NaHCO,緩衝液pH9,8で希釈した 5 0 n g/ウェルのタンパク質を、プレートで一晩4℃に置いた。翌日プ レートをPBS/1ween/azide (SigmaのPBSと0.05% Tween20.1mM NaN5)で3回洗った。次に(非特異的な結合を防 ぐため)、BSAをPBS中で2%としたもの50μmで1.5時間、37℃で インキュベーションして、プレートのウェルをブロックした。前回と同様に洗い 、ヒト細胞系の上清50μmをウェルに加え、145時間、37℃でインキュベ ーションした。結合しない抗体をウェルから洗い除き、ヤギの抗ヒトIgGにア ルカリホスファターゼ(Zymed)を結合したものを2%BSAで11500 に希釈し、50μlを各ウェルに加えた。上に述べた条件と同一の洗いとインキ ュベーションを行った後、アルカリホスファターゼの基質(p−ニトロフェニル リン酸二ナトリウム)を1mg/mlとなるようジェタノールアミン緩衝液(1 Mジェタノールアミン、0.5mM MgCh、3mM NaN3、pH9,8 )に溶かしたもの50μmを加えた。405nmの吸光度をTitetek M ultjskan PIus ELISAreader (Flow)により、 基質を加えてから5分から2時間の範囲で測定した。ヒト細胞系の上清ではなく 培地の吸光により得られたバックグラウンドの値は、ELISAreaderで 得られる結果から自動的に減算されている。 ラジオ免疫沈降アッセイとウェスタンプロットアッセイラジオ免疫沈降アッセイ に際しては、HIV感染した細胞5〜7X10’細胞/mlの糖タンパク質を3 H−グルコサミン(100μm)で、既に記載されている(Pinter等19 88等色988ラベルした。この細胞を次に、すでに記載されたように(Pin terら、1988)溶解および免疫降下した。簡単に説明すれば、細胞沈殿を 5X10’細胞/mlの濃度となるように細胞質抽出緩衝液に¥濁した。細胞質 抽出液を、固定溶菌したブドウ球菌(staphylococcus aure us)細胞(StaphA)で前処理し、前処理の終わった細胞質抽出液を、7 0μmのヒト抗体産生細胞系の上清または1/400に希釈したヒト血清70μ mに加えた。インキュベーションと5taphAによる沈降の後、既に記載のあ るとおり(Laemml 1197OL沈殿を1%DTTを含むLaemmli 試料緩衝液に溶かし、11%のポリアクリルアミドゲルで電気泳動した。フルオ ログラフィー(Bonner等1974)により、ラジオラベルされ免疫沈降し た糖タンパク質をゲル内から検出した。 ウェスタンプロット解析を、HI V−1に感染した細胞抽出液で調製したスト リップを用いて、基本的にはPinter等1989等配989づいて行った。 細胞抽出液を0.01Mトリスハイドロクロライド(pH7,4) 、10%グ リセロール、0.01%ブロモフェノールブルー、0または1%DTT、1%S DSからなる緩衝液に溶解した。ウェスタンプロットのストリップを、1/2に 希釈したヒト抗体産生細胞系の上清、または1/100に希釈したヒト血清とと もにインキュベートし、結合した抗体を記載された方法(Pinter等198 9等配989出した。 HIVの株 HIV−1の1778株(Popovic等1984+Ratner等1985 )とSF2株(Levy等1984:5anchez−Pescador等19 85)は、コーネル医科大学のJeffrey Laurence博士から得た 。MN株(Gallo等1984; Shaw等1984)とRF株(Pop。 vtc等1984;5tarcich等1986)は米国国立衛生研究所AID S研究試薬管理部から得た。I IIB、MN、RFの各株の特性は、各株の超 可変■3ループ(hvl−v3)に対する特異的な抗血清を用いたイムノフルオ ロセンスアッセイにより確認した。IIIB特異的なチンパンジー抗血清は、パ スツール研究所のMarc Gfrard博士と共同研究により得られた。これ に対しMNおよびRF特異的なウサギ抗血清は、ニューヨーク血液センターのR 。 bert Neurath博士のご厚意により提供された。HIV−2株である LAV−2(C1ave 1等1986)はパスツール研究所のLuc Mon tagierの許しを得てニューヨーク医科大学のAlvin Friedma n−Kien博士から得た。 −E−)クローナル抗体のHIV株特異性に関するイムノフルオロセンスアッセ イイムノフルオロセンスアッセイに際しては、細胞を多スポット顕微鏡スライド グラス(S h a n d o n)に付着するのに先だってスライドをポリ ーL−リシン(100μg/m1PBs、50m1/ウエル)で室温で30分間 処理した。その後スライドグラスを蒸留水で洗浄し乾燥させた。100%HIH −1感染させた、または非感染の細胞を滅菌したPBSで洗い、1〜2X10’ 細胞/mlの濃度となるようにPBSに再懸濁し、ポリーL−リジンでコートし たスライドグラス(50μl細胞懸濁液/ウエル)で37℃、30分間インキュ ベートした。 その後スライドホルダーとトレイを用いて、100〜200m1のPBSで2回 スライドグラスを洗った。ホルムアルデヒド固定のため、10mM NaN3を 含有するPBS中0.5%ホルムアルデヒドをスライドグラスの各ウェルに加え 、固定された細胞とともに30分間室温でインキュベートした。スライドグラス を蒸留水で1回、上に述べたように洗浄し5、乾燥させた。アセトンおよびメタ ノール固定の場合には、上に述べたPBSでの2回の洗浄の後、スライドを蒸留 水で1回洗い、100〜200m1のアセトンおよびメタノールで8分間インキ ュベートシた。この後固定液からスライドを取り出し、風乾した。 スライドグラス上に固定した細胞にヒト抗体を加える前に、ウシγグロブリンを PBSで1mg/m+としたものとスライドグラスを30℃で30分間インキュ ベーションすることにより、非特異的な結合をブロックした。スライドグラスを PBSで2回、蒸留水で1回洗った後、風乾した。希釈していないヒト抗体産生 細胞の上清、またはPBS中の1mg/m+のウシγグロブリンで1/100〜 1/200に希釈した血清を、スライドグラスのウェル中の固定された細胞に2 0〜50μm加え、37℃で1時間インキュベートした。上に述べたように洗浄 と乾燥を行った後FITC(Zymed)に結合したヤギ抗ヒトIgGを、ウシ γグロブリンでPBSで1mg/mlとしたものの1150に希釈物と、スライ ドグラスとを、前のステップと同様にインキュベートした。先に述べたとおりス ライドグラスを洗浄、風乾し、0.05%エバンスブルーで10分間、室温で細 胞を対比染色した。その後スライドグラスを蒸留水で徹底的に洗浄し、風乾した 。 最後にPBS中0.033M DTT、50%グリセロールとしたものをウェル あたり2BI加え保存剤とし、ウェルの上にカバーグラスをかぶせ、ニコンD1 aphot蛍光顕微鏡下でスライドを観察した。 モノクローナル抗体のアイソタイプの決定重鎮のサブグラス分けは、イムノフル オロセンスアッセイを改変した方法により決定した。ヒトモノクローナル抗体を 産生ずる細胞をスライドグラス上にのせ、アセトンで固定した。スライドグラス をウシγグロブリンを用いて上で述べたのと同様にしてブロックおよび洗浄した 。次にヒトIgGのサブクラスに特異的なマウスモノクローナル抗体(Zyme d)(本実験では特に抗IgG1と抗IgG2を用いた)を加え、1時間、37 ℃でインキュベートした。スライドグラスを洗浄および乾燥した後、ビオチン化 ヤギ抗マウスIgG (Zymed) 、1/200希釈物、を加えて37℃で 1時間インキュベートした。スライドグラスを洗浄、乾燥した後、1150希釈 したFITC/ストレプトアビジン(Zymed)を加え、1時間、37℃でイ ンキュベートした。スライドグラスを洗浄、乾燥した後細胞を対比染色し、先に 述べたのと同様に観察した。 軽鎖のアイソタイプは、先に述べたELISAアッセイの改変により決定した。 モノクローナル抗体産生ヒト細胞の上清をgp160とともに二連のELISA ウェル中でインキュベーションした後、一方のウェルはヤギ抗ヒトに抗体にアル カリホスファターゼを結合したもので、もう一方のウェルはヤギ抗とトλ抗体に アルカリホスファターゼを結合したもので発色させることにより、モノクローナ ル抗体のアイソタイプを決定した。発色に用いた抗体(Tago)はいずれも1 /3250に希釈して使用した。 競合阻害アッセイ このアッセイは先に述べたELISA法を改変して行った。ELISAプレート をgp160でコートし、BSAでブロックした後、洗浄した。CD−4阻害実 験では、ヒト抗体産生細胞の一定量の上清を、エッペンドルフチューブの様々な 量の可溶化したCD−4(PBSに溶かしたもの)に加え、総量が一定となるよ うにRPMIを加えた。混合の後、上清/CD−4混合液を50μl/ウエルと なるようにELI SAプレートに分注した。ELISA法の残りの操作は上に 述べたのと同様に行った。 中和アッセイ 中和アッセイの実施前に、ヒトモノクローナル抗体の精製を行った。精製の方法 はHa r l ow等1988に記載された方法に基本的に則って、組換えプ ロティンAセファロースカラムを通すことにより行った。モノクローナル抗体を 含むカラム画分は(画分の一部をELISAアッセイに用いることで決定した) 、AMICON centriprep30カラムで濃縮し、PBSに対して透 析をから同様の方法で精製した。精製したLA2モノクローナル抗体は、中和ア ッセイおよび競合阻害アッセイの陰性コントロールとして用いた。 中和アッセイは以下のように行った。精製した抗体または複数の抗体混合物を1 0%FC8を含む完全培地で希釈し、総量の100μmで濃度が0. 1〜20 μg/mlの範囲になるようにした。この溶液には約104〜10’の組織培養 細胞感染ユニットのHIV−1が含まれる。ウィルスとモノクローナル抗体を室 温で30分間ブレインキュベーションした後、各混合液にlXl0’のH9細胞 を加え、体積を最終的に200μ■とした。37℃で一晩インキユベーシコンし てから、各ウェルの細胞をポリーL−リシンでコートしたスライドグラスの別々 のウェルに移し、ラットの抗−nef抗体(1/200) 、FITCに結合し たウサギの抗うットIgG抗体(1150)(Zymed)で順次染色した。こ れら後者の二つの抗体はウシγグロブリンをPBSで1mg/mlとしたもので 希釈して用いた。細胞をエバンスブルーで対比染色し、蛍光顕微鏡下で免疫抗体 反応で蛍光を発する細胞数を対比染色された全細胞数に対して計数することによ り、各培養細胞系で感染した細胞が対照(モノクローナル抗体を加えていない) に対して占めるバーセンナーンを評価した。 モノクローナル抗体の特異性 1125H,2173Cおよび2154B、1のgp120に対する特異性は、 組換えgp120に対する上清のELISA反応性、およびHIV−1に感染し た細胞の抽出液を用いたラジオ免疫沈降/SDSゲル解析により決定した。図1 は結果を示したものである。左のパネル(レーン1〜5)ではIIIB株に感染 したH9細胞の抽出液を用い、これに対し右のパネル(レーン6〜10)ではR F株に感染したH9細胞の抽出液を用いた。これらの抽出液を以下のものと免疫 沈降させた。1/400に希釈した、HIV−1血清陽性の感染者のヒト血清( レーン1.6L0.7μgの精製した1125Hモノクローナル抗体(レーン2 .7)、1125H(レーン3.8) 、2154B、1 (レーン4.9)、 21.73C(レーン5.10)細胞の希釈していない上清。最後に挙げた3種 の上清は、約1〜3μg/mlのモノクロ・−ナル抗体を含んでいた。 ヒト血清についての結果(レーン1、陽性コントロール)は予想どおりIIIB タンパク質、gp160 (RP、、、、エンベロープ前駆体タンパク質)、g p120 (SU、、、、表面エンベロープタンパク質)、gp41 (TM、 、、、膜貫通エンベロープタンパク質)が免疫沈降したことを示している。RF 株の対応する糖タンパク質(レーン6)は、それぞれ見かけ上の分子量がIII B株のもの(レーン1)より低分子側に移動している。これらの分子については RF株とIIIB株とでアミノ酸残基数に大きな違いがない(Starcfch 等1986)ことから、この泳動度の違いはRF株とI[B株の糖タンパク質と の糖鎖付加の違いにちがいない。gp160、gp120.gp41の名称は、 HIV−1のIIIB株に関連する単離物に与えられたものであるが、見かけ上 の分子量が160.120.41キロダルトンの位置に移動する糖タンパク質の みに当てはまるので、我々はより適当な名称として、PR,、、、SU、、、、 TM、、ヤという名称を用いた。この名称はこれらの分子の見かけの分子量より も、特異的なタンパク質構造と機能を示唆している。我々のモノクローナル抗体 の結果(レーン2〜5および7〜10)は、これらがSU、、、配列を含むPR ,、ヶおよびSU、、、自身とのみ反応し、TM、、、 (I I I B株の gp41)とは反応しないことから、SU、、、 (? I I B株のgp1 20)に特異的であることを示している。しかもこのモノクローナル抗体は、R F株およびIIIB株のSU、、、分子の両者を認識する。以上からこれらのヒ トモノクローナル抗体はg p 120に対してきわめて特異的であり、III BおよびRF株の糖タンパク質に対する反応性が示された。 4117Cヒト抗体は、ELISAおよびウェスタンプロット解析からgp12 0に対して特異的であることが示された。 ウィルスの株特異性 1125H,2173C,2154B、1および4117Cモノクローナル抗体 特異性について、数種のHIV株のうちの一つで感染させた細胞を固定したもの を用いて、イムノフルオロセンスアッセイを行い試験した。 抗−CD−4モノクローナル抗体は、I I IB、MN、5F−2およびRF のHIV−1各株に対して反応性を示し、試験した二種の初期HIV単離単離一 種(JRC3F)に対しても反応性を示した。これらの抗体のいずれもHIV− 2単離株の一種であるLAV−2に対しては反応しなかった。3種のモノクロー ナル抗体は全て、アセトンおよびメタノールで固定したHIV感染細胞に対して 反応した。さらに各モノクローナル抗体は、ホルムアルデヒドで固定したHIV −1感染細胞に対しても反応した。発明者により得られたこの結果は、モノクロ ーナル抗体が認識するエピトープが細胞表面に発現される場合にのみ得られるも のである。それぞれのモノクローナル抗体は、HIVに感染した生きた細胞とも 反応した。 4117モノクローナル抗体は、MN、5F−2、JRC3F初期単離株に対し て反応し、FVおよび11699の二種の株にも反応したが、1. I I B とRF株に対しては反応しなかった。 CD−4競合 1125H,2173Cおよび2154B、1モノクローナル抗体が認識するエ ピトープが、gp120のCD−4結合部位中もしくはその近傍にあるか否かを 検討するため、発明者のモノクローナル抗体の組換えgp160への結合に関す る可溶性CD−4の阻害能を、競合ELISAアッセイにより調べた。 結果を図2に示した。図2Aでは白丸は50−69の上清すなわち抗gp41ヒ トモノクローナル抗体(Gorny等1989)を表す。図2Aの黒い四角は1 125Hの上清を示す。図2Bは2173Cの上清の結果を示し、図20は21 54B、1の結果を表す。この結果から、50−69 Cコントロールモノクロ ーナル抗体)のgp160に対する結合は可溶性CD−4により阻害されないの に対し、他の3種ノモ/ ’y o−f−ル抗体(1125H12173C12 154B。 1)の場合には、濃度に依存した様式でCD−4による阻害を受けていることが わかる。これら可溶性CD−4の非存在下で4つのヒトモノクローナル抗体で吸 光度に違いが見られたのは、絶対濃度の違い、かつまたはアッセイに用いた上清 中の抗体の親和性の違いによるものである。各実験に用いたモノクローナル抗体 の濃度を考慮すれば、CD−4はそれぞれのモノクローナル抗体のgp160に 対するほぼ同程度に阻害しているといえる。 これらの結果は以下のことを示している。a)これらのモノクローナル抗体の認 識するエピトープは、CD−4の結合部位中もしくはその近傍にある。あるいは b)CD−4のgp160に対する結合はgp160のコンフオメーンヨンの変 化を起こし、その結果モノクローナル抗体とエピトープが接近できなくなる。 我々はgp120の部位特異的な変異体に対するこの抗体の結合に関する研究か ら、実際にはエピトープがCD−4結合部位中に存在すると考えている。 モノクローナル抗体の親和性 gp160またはV3M、に対するモノクローナル抗体の親和性は、これらの抗 体を既知の濃度に希釈し、プレートを様々な濃度に希釈したgp160、V3. 。 でコートしてELI SAアッセイを上記のように行うことで決定した。抗体の 結合量の半最大値を与える濃度は、およそ1/にで表されることが既に示されて いる(van Heyningen等1987)。 これらの測定結果は表1に示した。109L1モルの近傍のに値で、抗体は高い 親和性を持つと考えられる(Berzofsky等1989)が、この値で我々 のモノクローナル抗体4種はいずれもgp120に対して高い親和性を持ってい る。 鎖のアイソタイプ 1125H,2173C,2154B、1および4117Cモノクローナル抗体 のそれぞれの重鎮のアイソタイプはIgG1であると決定された。抗−CD−4 結合部位型のモノクローナル抗体3種は軽鎖のアイソタイプがにであるのに対し 、4117Cはλであることがわかった。これらの結果は上に記載した方法によ り得られた。 中和能 in vitroの中和アッセイの結果から、ヒトモノクローナル抗体1125 H,2173Cおよび2154B、11tI r IB、MNSSF−2、RF のHIV−1株に対して有力な中和能を持つことがわかった。 1125HがMN株に対してもつ有効な中和活性を図3に示した。 ヒトモノクローナル抗体4117CはMNおよび5F−2株に対して有力な中和 能をもち、この結果はそれぞれ図6、図7に示したとおりである。 モノクローナル抗体1125H12173C12154B、lのgp120のエ ピトープの還元条件下での破壊 還元条件下または非還元条件下でのHIV−1抽出液に対して、1125Hモツ クローナル抗体を用いてウェスタンプロ・ソト解析を上に記載した方法で行った 。 非還元条件下での抽出液のストリップでは、120kDの位置にバンドが観察さ れた(データは示していない)が、還元条件下のストリップではモノクローナル 抗体とHIV−1抽出液との反応は見られない。これらの結果は、ジスルフィド 結合が還元されることによりモノクローナル抗体のエピトープ(一つまたは複数 )が破壊されることを示している。 ヒトモノクローナル抗体の定量 この決定に際しては、ヤギ抗ヒトIgG (Zymed)(10μg/m1.1 %B S A/P B S中の)でプレートをコートし、上清中の抗体または精 製した抗体標品を捕獲させることにより、ELISAを行った(Gorny等1 989)。 結合したヒト抗体はアルカリホスファターゼ(Zymed)を結合させたヤギ抗 ヒトIgGにより検出した。各アッセイに対して標準曲線を作製し、作製の際に は親和性により精製した既知の濃度のヒトIgG (Cappe l)を用いた 。 カルチャー上清またはヒト血清のスクリーニングに関する競合アッセイヒト血清 のカルチャー上清またはヒト血清から、エピトープ、またはエピトープ集合体( 本発明のモノクローナル抗体が特異的である)に特異的な抗体をスクリーニング するために競合アッセイを行うことも可能である。この競合アッセイは基本的に は上に記載したCD−4に対する競合アッセイと同様にして行う。ただしこの際 には1125H,2173C12145B、1または4117C細胞系のビオチ ン標識したモノクローナル抗体を使用し、gp160または’V3m−でコート したELISAウェルに対する結合を、スクリーニングを行うカルチャー上清と 競合させる。その後、アルカリホスファターゼと結合したストレプトアビジンイ ンキュベーションすることにより、ビオチン標識したモノクローナル抗体の結合 を検出する。正常なヒトの血清またはエピトープに特異性をもたないヒトIgG を含んだ上清を陰性対照に用いる。 抗■3抗体4117Cの特異性 4117Cは様々な違いをもつ多種のHIV−1株を認識することがわかった。 この中にはMN、5F−2、FVにューヨークL 11699 (中央アフリカ )、JR−C3F初期単離株(ロスアンジエルス)が含まれる(Koyanag i等1.987)。4117 Cヒトモノクローナル抗体はこれまでに記載され てきた他の抗−V3ヒトモノクローナル抗体(Scott等1990.Zoll a−Pazner等1990)よりも株特異性が低い。4117Cが認識する単 離株のV3配列を比較したところ、ループの先端にあるGPGR配列がこれら全 ての単離株で共通であることがわかった。さらにGPGRのすぐ左に存在するI XI配列も高く保存されている。これらの結果は、4117Cがループの先端付 近にある比較的保存された配列を認識している可能性を示している。ループの先 端にあるGPGRAF配列については、実験動物において全般的な反応性を示す 抗−V3抗体を誘導することが、近年来されている(Javaherjan等1 990)。図6と図7はヒトモノクローナル抗体4117CがHIVのMNおよ び5F−2株のそれぞれに対して著しい中和能をもつことを示している。 ヒトmAbl125Hおよび4117Cによる相乗中和人を興奮させる新しい発 見は、CD−4結合部位に対するある抗体およびV−3ループに対するある抗体 が相乗的にtlIマを中和することである。 CD−4結合部位に対する1125HヒトmAbは、我々のv3ループに対する 4117CヒトmAbと相乗的に働いてHIVを中和する。図6は、2つのヒト mAbの等モル混合物が2つのヒ+mAbいづれかの単独の場合よりもざらにH IVのMN株を中和することを表す。このヒトmAbの混合物は、それぞれの2 つのヒトmAb単独の場合と比較して約5分の1の濃度で50%ウィルス中和を もたらし、これは個々のヒトmAbの各々が単独で使用した場合に比べて他方の ヒトmAbと混合した場合には10倍効果的であることを意味する。これは本ヒ トmAbの各々に対して50%中和レベルで10の収量減少指数(dose r eduction 1ndex)である。より高い、生理学的により重要な中和 レベルを検定した場合、この相乗効果はさらに劇的である。図6に示された結果 の数学的分析は、99%中和では1125Hおよび4117Cに対して156お よび54の収量減少指数が得られるが、一方95%中和ではこれらヒトmAbに 対してそれぞれ57と29の服量減少指数カ得うレル。我々ハヒトmAbl12 5Hと4117cにょるHIvの5F−2株の相乗中和も示した(図7)。その 結果は、MN株に関して見られたものほど奥深いものではないものの、印象深い ものである。これは多分、本ヒトmAbがいづれもm々ではMN株の場合と同程 度の中和活性を5F−2株に対して持たない事実によるものであろう。5F−2 の50%中和に対する収量減少指数は、1125Hおよび、4117 Cに対し てそれぞれ9と4であるが、95%中和ではこれらヒトmAbに対して57と9 であった。 我々は1125Hと4117Cの間の相乗作用の度合いを分析した。その結果は 、MN株に対して我々が観察した相乗作用が、いかなる2つの薬物または抗体の 間で見られたものでは最も大きく(即ち+1から+4スケール上で+4相乗作用 (ンユ−(Chou)1991))、一方5F−2株に対しては+3相乗作用で あった。これらの値は、図6および7で示されたような実験曲線がら計算された 複合指数(combination 1ndex(CI) )値に基づいて付け られる。1より低いCI値は相乗作用を示す(シューとタラレー(Talala y)1984)。図8は我々の実験結果(図6と7)から計算したCIプロット を示す。CIはFaに対してプロットされている(ここでFaXIQQ=観察さ れた%中和、即ち、Fa=%中和/100)。複合指数値の計算は本分野ではよ く知られている。 この相乗中和の機構を述べるために、gp120エピトープへの1125Hの結 合に対する4117Cの影響およびその逆を評価した。これらの実験を実施する ために、このヒトmAbの一方をビオチンで印をっけ、異なる量の標識していな い2次抗体と混合した。結合したビオチン化した抗体を次にELISAアッセイ においてストレプトアビジンの結合により検出した。用いた抗原は、本ヒトmA bの両方が結合した関連のgp120エピトープを含むMN株の組み換えgp1 60であった。我々は等モル濃度の4117C存在下でgp160MNへの11 25H−ビオチンの結合が2−3倍上昇することを一貫して観察することができ たが、gp160MNへの4117C−ビオチンの結合は1125Hによって影 響されないようである(図9)。これらの結果に基づく我々の作業仮説を図5に 提示した。 CD−4結合部位に対する新しいHuMAb、5145Aの誘導および性格付け 1125Hと同じプロトコールにより5145A細胞系列を誘導した。5145 A HuMAbは以下の性質を持っている。そのgp160への結合は1125 Hの場合と同様に可溶性CD−4により阻害され、そのエピトープは還元反応に より破壊され、これも1125Hと同様である。その見掛けの親和定数は1×1 09L1モルである。それはrgG HuMAbであるが、そのfgGサブクラ スは決定されないでいる。軽鎖はカッパアイソタイプである。’ 125+1の ように、5145AはMN−1IIIB−およびRF−感染細胞と免疫蛍光によ り反応する。しかし、5145Aは、上述の4つのHIV株の中和作用に基づき 1125Hとは異なるCD−4結合部位のエピトープを認識する。詳細には、1 125HはRFと5F−2株よりもずっと良< r I IB、5F−2および MN株を中和するが、5145A HuM、Abは問題の4株について実質的に 同じ、かつ1125HHuMAbのMN株の中和作用に匹敵する水準で中和作用 を示す(図6参照)。株中和のパターンにおけるこうした差異は、gp120に 対して匹敵するほどの親和性を有していることから、5145Aと1125Hの エピトープ特異性における差異によるものに違いないだろう。 5145A、!=4117C1:よるHrV−1(7)MNおよび5F−2株( M[[!中和1 : 1(7)モル比で用いた場合、HuMAb 5145A( 抗CD結合部位)と4117C(抗V3)は、図10と11にそれぞれ見られる ように、MN株と5F−2株を相乗的に中和する。これは、異なるエピトープ特 異性の抗CD−4結合部位HuMAb (1125Hと5145A)がv3ルー プに対する抗体との相乗中和に参加し得ることを示している。 v3ペプチドで超免疫処理した動物の血清からのチノパンツー抗V3Abの分離 と性格付は チンパンジー#499をギラード(Girard)ら、1991 (PNAS論 文)に記載されたV3ペプチドと中和Ab力価のピークで採取した血清(引用文 献にも示されている)で免疫処理した。下記のようにして取り付けたIIIB株 の■3ペプチドを用いたアフィニティーカラムで精製した。このチンパンジーA ba度は、IgM、IgAおよびIgGJI度を各エピトープの精製ヒトAb標 準物を用いた独立したアッセイで決定した以外は、HuMAbに対して記載され たようにして決定した。チノパンツー抗V3Abの全体の濃度はこれら3つの抗 体クラスの濃度の合計として考えられた。我々は、このチノパンツー抗V3Ab のv3ループへの結合がV3の自然発生によるタンパク質分解による切断により 崩壊することを示した(チレー(Tilley)ら、1991. R6s、Vi rol、印刷中)。これはそのエピトープが先端近くのループの右(C端)側に あることを示している。反対に、我々の抗V3HuMAbである4117Cはル ープの先端に重なるエピトープに対するものであると我々は考えている。これら のエピトープの位置付けは、チノパンツー抗V3Abが株特異的であり、他方我 々の抗■3HuMAbの4117Cが様々な誘導HIV−1株を認識する、即ち ループに先端を含む保存されたエピトープに対するものであるという観察と対応 している。 抗V3チンパンジーAbと1125H(抗CD−4結合部位HuMAb)による HIV−1のIIIB株の相乗中和 図12は、1:1のモル比で混合したチノパンツー抗V3Abと1125Hが相 乗的にllIb株を中和することを表す。このことは、異なるエピトープに対す る抗V3Ab (チノパンツー抗■3および4117C)が相乗中和に参加し得 ることを表すからだけでなく、それが我々の相乗中和の観察において別のHIV −1株、即ちIIIBを含むことからも重要である。
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Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.HIV−1の感染性を協同的に中和できる抗体の混合物である、(a)HI V−1エンべロップ糖タンパク質gp120のγ3ループに特異的な抗体:およ び(b)HIV−Iエンベロップ糖タンパク質gp120のCD−4結合部位に 特異的な抗体、から本質的に成る抗体の混合物。
  2. 2.HIV−1の感染性を協同的に中和できる抗体の混合物である、(a)HI V−1エンベロップ糖タンパク質gp120のV3ループに特異的なヒトモノク ローナル抗体;および (b)HIV−1エンベロップ糖タンパク質gp120のCD−4結合部位に特 異的なヒトモノクローナル抗体、から本質的に成るヒトモノクローナル抗体の混 合物。
  3. 3.(a)1125H細胞系により生産された抗体のgp120への結合を競合 的に阻害するヒトモノクローナル抗体;および (b)4117C細胞系により生産された抗体のgp120への結合を競合的に 阻害するヒトモノクローナル抗体、 から本質的に成る抗体の混合物。
  4. 4.CD−4結合部位に特異的である上記ヒトモノクローナル抗体は、(a)H IV−1のIIIB,MN,SF−2およびRF株を中和し:(b)LAV−2 とは反応せず; (c)アセトンおよびメタノールの双方で固定したHIV−1感染細胞と反応し ;(d)ホルムアルデヒトー固定HIV−1感染細胞と反応し;(e)生きてい るHIV−1感染細胞と反応し;(f)gp120に対して高い親和性を有し; (g)gp120の超可変領域V3ループとは反応せず:(h)CD−4の存在 においてgp120への結合を阻害され;(i)他の抗体の存在下において、約 Iμg/mlの濃度でMN HIY−I株の50%中和を達成し;そして (j)ウイルスタンパク質のジスルフィド結合を減少する処理がなされたHIV とは反応しない、請求項3に記載のヒトモノクローナル抗体の混合物。
  5. 5.1125H細胞系から得たヒトモノクローナル抗体および4117C細胞系 から得たヒトモノクローナル抗体である請求項3に記載のヒトモノクローナル抗 体の混合物。
  6. 6.(a)1125H細胞系から得たものと同一特性を有するヒトモノクローナ ル抗体:および (b)4117C細胞系から得たものと同一特性を有するヒトモノクローナル抗 体、から成る請求項3に記載のヒトモノクローナル抗体の混合物。
  7. 7.(a)1125H細胞系から生産された抗体のエピトープ特異性を実質的に 有するヒトモノクローナル抗体:および (b)4117C細胞系からから生産された抗体のエピトープ特異性を実質的に 有するヒトモノクローナル抗体、 から成るヒトモノクローナル抗体の混合物。
  8. 8.約0.5マイクログラム/mlの濃度で、HIV−1のMN株の約1×10 4感染単位の少なくとも約95%の中和を達成する、請求項1ないし7のいずれ かに記載のヒトモノクローナル抗体の混合物。
  9. 9.約0.5マイクログラム/mlの濃度で、HIV−1のMN株の約1×10 4感染単位の約95%を中和する、請求項1ないし7のいずれかに記載の混合物 。
  10. 10.m1あたり約100マイクログラム以下の混合物濃度で、HIVの104 −10憾染単位の50%中和において、1未満の混合物指数値を有する請求項1 ないし7のいずれかに記載の混合物。
  11. 11.m1あたり約100マイクログラム以下の混合物濃度で、HIVの104 −105感染単位の50%中和において、.5未満の混合物指数値を有する請求 項1ないし7のいずれかに記載の混合物。
  12. 12.上記の抗体は1:1のモル比である請求項1ないし7のいずれかに記載の 混合物。
  13. 13.約0.15マイクログラム/mlの濃度で、HIV−1のMN株の約1× 104感染単位の50%中和を達成する、請求項1ないし7のいずれかに記載の ヒトモノクローナル抗体の混合物。
  14. 14.約0.15マイクログラム/mlの濃度で、HIV−1のMN株の1×1 04感染単位の約50%を中和する、請求項1ないし7のいずれかに記載の混合 物。
  15. 15.協同的にSF−2株も中和する請求項1ないし7のいずれかに記載の混合 物。
  16. 16.約7マイクログラム/mlの濃度で、HIV−1のSF−2株の1×10 4感染単位を少なくとも約95%中和する、請求項1ないし7のいずれかに記載 の混合物。
  17. 17.約1.2マイクログラム/mlの濃度で、HIV−1のMN株の約1×1 04感染単位の50%中和を達成する、請求項1ないし7のいずれかに記載の混 合物。
  18. 18.HIV−エンベロップ糖タンパク質gp120のγ3ループに特異的なヒ トモノクローナル抗体を生産する細胞系であって、その抗体は4117C細胞系 によって生産されたgp120に対するエピトープ特異性を有する、細胞系。
  19. 19.EBVに形質転換されたヒト細胞系である請求項18に記載の細胞系。
  20. 20.不滅化された細胞系である請求項19に記載の細胞系。
  21. 21.請求項18に記載の細胞系で生産されたヒトモノクローナル抗体。
  22. 22.細胞系4117Cにより生産された特異性を実質的に有する請求項21に 記載のヒトモノクローナル抗体。
  23. 23.細胞系4117Cにより生産されたものと同一の特性を有する請求項21 に記載のヒトモノクローナル抗体。
  24. 24.請求項1ないし7のいずれかに記載の有効量の混合物を個体に投与するこ とからなるHIV−1感染の治療法。
  25. 25.CD−4結合部位に対するモノクローナル抗体、そしてV−3領域に対す るモノクローナル抗体が連続して投与される請求項24に記載の方法。
  26. 26.請求項1ないし7のいずれかに記載の有効量の混合物を個体に投与するこ とからなるHIV−1感染の予防法。
  27. 27.生理学的に適合性のある溶液中の請求項1ないし7のいずれかに記載の混 合物を含む治療薬。
  28. 28.HIV−エンベロップ糖タンパク質のpg120に特異的なヒトモノクロ ーナル抗体を生産する細胞系であって、その抗体はIIIB.MN,SF−2お よびRFHIV株の中に保持されているgp120エピトープに特異的である、 形質転換細胞系。
  29. 29.不滅化されたヒト細胞系であって、その細胞系はHIV−エンベロップ糖 タンパク質gp120に特異的であるヒトモノクローナル抗体を生産し、その抗 体は約1μg/mlの濃度で、MN HIV−1株の約1×104感染単位の少 なくとも約50%の中和を達成する、不滅化されたヒト細胞系。
  30. 30.不滅化されたヒト細胞系であって、その細胞系はHIV−エンベロップ糖 タンパク質gp120に特異的であるヒトモノクローナル抗体を生産し、その抗 体は約1μg/mlの濃度で、MN HIV−1株の約1×104感染単位の約 90%の中和を達成する、不滅化されたヒト細胞系。
  31. 31.不滅化されたヒト細胞系であって、その細胞系はHIV−エンベロップ糖 タンパク質gp120に特異的であるヒトモノクローナル抗体を生産し、その抗 体は(a)HIV−1株である、IIIB,MN,SF−2およびRFを中和し ;(b)gp120に対して高い親和性を有し:(c)gp120の超可変V3 ループとは反応せず;(d)CD−4の存在でgp120への結合から阻害され る、不滅化されたヒト細胞系。
  32. 32.不滅化されたヒト細胞系であって、その細胞系はHIV−エンベロップ糖 タンパク質gp120に特異的であるヒトモノクローナル抗体を生産し、その抗 体は、(a)HIV−1のIIIB,MN,SF−2およびRF株を中和し;( b)LAV−2とは反応せず; (c)アセトンおよびメタノールの両方で固定したHIV−1感染細胞と反応し ;(d)ホルムアルデヒドー固定HIV−1感染細胞と反応し:(e)生きてい るHIV−1感染細胞と反応し;(f)gp120に対して高い親和性を有し; (g)gp120の超可変領域V3ループとは反応せず:(h)CD−4の存在 においてgp120への結合から阻害され;(i)約1μg/mlの濃度でMN  HIV−1株の1×104感染単位の50%中和を達成し;そして(j)ウイ ルスタンパク質のジスルフィド結合を減少する処理がなされたHIVとは反応し ない、 形質転換ヒト細胞系。
  33. 33.EBV形質転換により不滅化された請求項31または32に記載の細胞系 。
  34. 34.抗体はカッバー型の軽鎖インタイプおよびIgG1型の重鎖インタイプを 有する請求項31または32に記載の細胞系。
  35. 35.ATCC#CRL10582で寄託された細胞系1125Hと同一の特性 を有する請求項32中のEBV−形質転換細胞系。
  36. 36.ATCCCRL10582で寄託された細胞系1125Hからクローンさ れた請求項32に記載のEBV−形質転換細胞系。
  37. 37.HIV−1株であるのIIIB,MN,SF−2およびRF中に保持され ているgp120エピトープに特異的なヒトモノクローナル抗体。
  38. 38.約1μg/mlの濃度で、MN HIV−1株の1×104感染単位の約 90%の中和を達成する請求項37に記載のヒトモノクローナル抗体。
  39. 39.HIV−エンベロップ糖タンパク質pg120に特異的なヒトモノクロー ナル抗体であって、その抗体は、 (a)HIV−1のIIIB,MN,SF−2およびRF株を中和し;(b)g p120に対して高い親和性を有し:(c)gp120の超可変領域V3ループ とは反応せず;(d)CD−4の存在においてgp120ヘの結合から阻害され る、ヒトモノクローナル抗体。
  40. 40.ATCC#CRL10581で寄託された細胞系2154B.1により生 産された、エピトープ特異性を有する請求項39に記載のヒトモノクローナル抗 体。
  41. 41.ATCC#CRL10581で寄託された細胞系2154B.1からクロ ーンされた細胞から得た請求項40に記載のヒトモノクローナル抗体。
  42. 42.ATCC#CRL10580で寄託された細胞系2173Cにより生産さ れた、エピトープ特異性を有する請求項39に記載のヒトモノクローナル抗体。
  43. 43.ATCC#CRL10580で寄託された細胞系2173Cからクローン された細胞から得た請求項42に記載のヒトモノクローナル抗体。
  44. 44.ATCC#CRL10582で寄託された細胞系1125Hにより生産さ れた、エピトープ特異性を有する請求項39に記載のヒトモノクローナル抗体。
  45. 45.ATCC#CRL10582で寄託された細胞系1125Hからクローン された細胞により生産された請求項44に記載のヒトモノクローナル抗体。
  46. 46.HIV−エンベロップ糖タンパク質gp120に特異的であるヒトモノク ローナル抗体であって、その抗体は、 (a)HIV−1のIIIB,MN,SF−2およびRF株を中和し;(b)L AV−2とは反応せず; (c)アセトンおよびメタノールの両方で固定したHIV−1感染細胞と反応し ;(d)ホルムアルデヒドー固定HIV−1感染細胞と反応し;(e)生きてい るHIV−1感染細胞と反応し;(f)gp120に対して高い親和性を有し; (g)HIV−1の超可変領域V3ループとは反応せず;(h)CD−4の存在 においてgp120への結合から阻害され;(i)約1μg/mlの濃度でMN  HIV−1株の1×104感染単位の50%中和を達成し:そして(j)ウイ ルスタンパク質のジスルフィド結合を減少する処理がされたHIVとは反応しな い、 ヒトモノクローナル抗体。
  47. 47.カッパー型の軽鎖インタイブおよびIgG1型の重鎖インタイプを有する 請求項46記載のヒトモノクローナル抗体。
  48. 48.さらに毒素が付ているヒトモノクローナル抗体を含む請求項37ないし4 7のいずれかに記載の治療薬。
  49. 49.HIV−1に対するワクチンとして使用するためのポリペプチド配列を決 定するために、請求項37ないし47のいずれかに記載のモノクローナル抗体を 使用することを特徴とする、モノクローナル抗体を使用するスクリーニング法。
  50. 50.請求項40ないし45のいずれかに記載の抗体が特異的であるエピトープ から成る抗原(この抗原は、本質的にエピトープ特異性を有するこれら抗体の生 産から成る免疫反応を誘導することができる)を医薬的に受容できるキャリアー と混合して含むワクチン。
  51. 51.モノクローナル抗体、モノクローナル抗体が特異的である抗原が上に被覆 されている固相およびモノクローナル抗体と抗原との複合体を検出する手段を含 む請求項37ないし47のいずれかに記載のモノクローナル抗体により認識され るエピトープに対する抗体の存在を測定するキット。
  52. 52.請求項37ないし47のいずれかに記載のヒトモノクローナル抗体の有効 量を投与することから成る、HIV−1感染の予防および治療法。
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