JPH06500708A - 薬物の改良されたイオン導入法による投与 - Google Patents

薬物の改良されたイオン導入法による投与

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JPH06500708A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 薬物の改良されたイオン導入法による投与関連出願に対する交差参照 本願は「薬物の改良されたイオン導入法による投与」に関する米国出願第509 .322号の一部継続出願であり、該米国出願の開示は本明細書の一部を構成す る。
技術分野 本発明は経皮的に投与された薬物の皮膚クリアランスの増大を目的とする。1つ の側面では、本発明は総体的に、イオン導入法(イオントホレシス月こよって投 与される薬物のための、改良された方法、製剤および改良されたシステムIこ関 連する。これらの改良は貯留槽、または薬物のイオン導人的投与に用いられた電 極の下の皮膚表面下方の領域に集まると考えられる薬物が浄化(クリアランス) されるに必要な時間の減少に有効である。本発明に有用な製剤は皮膚クリアラン ス促進(増強)剤と呼ばれる。
背景技術 イオントホレシスは電流の適用によるイオン化された、または荷電した物質の移 送である。経皮イオントホレシスは皮膚に対して配置された薬物を含有する電極 から電流を通すことによる、哺乳類、通常ヒトの皮膚を通してのイオン性薬物の 移送である。第2の電極は復帰(rerturn)または中性(indiffe rence)電極と称するが、通常第1電極から数インチ離れて皮膚に配置され る。電極間に電位をかけることにより、定常DC(直流)、パルスDC,または AC(交流)モードで電流を起こす。電流は角質層を「通って」薬物を真皮に運 び、そこで薬物は真皮−表皮結合部位付近に位置する毛細管内に拡散した後、全 身の循環系に入る。
心拍数を増加し、したがって運動シミュレーション物質として有効な薬物の臨床 試行および動物実験の間に、薬物の経皮イオン導人的投与後に上昇した心拍数が 正常値またはほぼ正常値、または基礎心拍数に回復するに必要な時間が、所望の 速度はど早くないことが観察された。
本発明は、実際上、薬物のイオン導人的な投与のあらゆる状況下で適用可能であ るが、第1義的に意図された用途は、幾つかの出願中の関連出願に記載されてい るように、ヒト患者に対するある種の運動シミュレーション薬物(ESA”)の 投与に際する併用である。この理由から、電極を含めて、これら運動シミュレー ション物質およびデリバリ−(供給)システムが好適に用いられる背景技術も提 供される。
運動シミュレーション物質は有酸素性運動で引き起こされる応答と同様の型の急 性の適応性心血管応答を惹起する薬物である。従って、これらは心拍数、心筋収 縮、動脈血圧、および冠状および骨格筋血流を増大させる能力により、特に心血 管疾患の診断のための運動ストレス試験の代替として有用である。イオン導入の 強さおよび移動性が十分である運動シミュレーション物質はイオントホレシスを 用いて好都合に供給、即ち、角質を通って移送することができる。
単位時間あたり、単位面積あたり、皮膚内部に移送される薬物量はフラックスと して知られている。フラックスは適用された電位および皮膚外の薬物濃度に比例 する。皮膚を損傷しない電流であることが確かな電流密度の上限は直流について 一般にQ、 5+aAmp/c■2であるとされている。フラックスに関する他 の制限は薬物の溶解度、角質への薬物の分配係数、および薬物のイオントホレシ ス的な移動性である。臨床的に有効な経皮イオントホレシスはこれらのフラック スに関する制限内で達成されねばならない。
上記の因子に加えて、フラックスは一般に幾つかの他の因子の影響を受ける。
例えば、薬物が自由に通過する能力、即ち、その移動性はしばしばそれが到達す る溶液のpHに依存しており、イオン導入性移動が最適であるためには薬物があ る特定のpHでイオン化されているか、荷電していることを必要とする。また、 イオントホレシス効率の減少、即ち、特定の薬物のフラックスがより低いことは 、製剤中の他のイオン性の種(スペシーズ)の存在に起因し得る。これらの他の イオンは電流の担体としての薬物イオンとra合」し、イオントホレシスによる フラックスの側的な減少をもたらす。
薬物のイオントホレシスによる到達に関する既知の問題には、電気的および化学 的な火傷、皮膚刺激、薬物と薬物含有媒体に含まれる他の賦形剤との不適合、薬 理作用の開始の遅延、電流の適用および除去に対する薬物到達応答の欠如、およ び陽極電流、pH変化、および薬物保存能力の不十分さによる薬物の分解等があ る。本発明はより安全でより信頼性があり、より便利な医薬の経皮イオントホレ シスの達成に役立つために、これらの問題の幾つかに向けられたものである。
本発明に関連して有用な特定の電極に関しては、経皮イオントホレシスのために 特別の3つの電極が提供されており、それらは以下の通り、分類される。(1) 一体構造のパッド(monolithic pad)、(2)蓄積パッド(re servoir pad)および(3)多層パッド(polylayer pa d)。これらの3個すべてを本発明で用いる。
一体構造のパッドのデザインによれば電極に取り付けられたポリマーまたはマト リクス内に薬物を含有して提供される。ポリマーは患者の皮膚との接触を維持す るために接着剤を含有していてもよい。薬物は製造工程でポリマーに拡散された 後、ポリマー自身がパッドの形に成型される。そのようなパッドに用いるのに適 したポリマー類の例としてポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート’)(HEM A)のようなヒドロゲルを挙げることができる。
蓄積電極パッドのデザインによれば、ディスクを含む、患者の皮膚に適用された 電極に薬物を追加することができる。そのようなデザインでは、薬物は電極の製 造工程で形成された蓄積槽または空洞に含有される。パッドの製造過程で、製造 後に、または使用直前に、ゲルの状態で薬物を加え薬物−含有マトリクスを形成 することができる。
多層電極パッドは緩衝液、イオン交換膜、および薬物蓄積槽の各々を別個の層と して有する。
薬物伝達電極パッドのデザインにかかわらず、パッドそれ自身の形は任意である が、それが適用される身体の部分と適合する必要がある。パッドの大きさは最高 的20cがであるが、好ましくは電流密度を0 、511Amp/cm2以下に 維持するのに必要な大きささえあればよい。完全に理解されている訳ではないが 、電流密度の低下がpH変化、患者の皮膚損傷の回避、および貯留槽および真皮 領域の薬物の増強を避ける上で重要な因子であり得る。
薬物含有マトリクスそれ自身が緩衝能力を持たない場合、電極物質は銀/塩化銀 、亜鉛/塩化亜鉛、または炭素充填電極等の酸化還元反応を受ける物質を含む必 要がある。電匝内を所望のpHに維持するために少量の緩衝液、例えばクエン酸 またはりん酸緩衝液を加えることが好ましい。
ゲルはベンズリサーチ(Benz Re5earch)から入手可能なヒドロキ シエチルメタクリレート、ダウケミカル(Dot Chemicals)からの Methocel”、 EloMとして提供されているヒドロキシプロピルメチ ルセルロース、またはBFグツドリッチ(Goodrich)から934Pとし て入手可能なカルボポール(Carbopol)等の可溶性ポリHEMAを含み 、そして微生物の増殖を避けるために防腐剤をも含有していてよい。
メチル、エチルおよびプロピルのようなパラベン類は好ましい防腐剤である。少 量のEDTAをキレート化剤として含有させてもよい。好ましいゲルはまた薬物 −電極相互作用による酸化を避けるために抗酸化剤をも含有する。好ましい抗酸 化剤は硫酸水素ナトリウムおよびビタミンCである。ゲルのための溶媒は脱イオ ン化された発熱物質を含有しない水またはPEG400 (10−20%)等の ポリエチレングリコールを含む。所望により、エタノール(100%)を共溶媒 として加えても良い。ゲル内の薬物濃度は約5−25mg/a+1である。
薬物デリバリ−電極パッドを患者の皮膚に適用する前に臨床的に許容されるテー プ材料または池の手段を用いて技術者または医師が皮膚をすりむくことが望まし い。これによって薬物の真皮への移送の主要な障害である角質の一部が除去され る。透過促進物質は角質を通しての薬物の流れを増大するために薬物デリバリ− 電極パッドの適用前に局所投与される。好ましい透過促進物質はラウリル硫酸ナ トリウムのような界面活性剤を含む。
先の出願(出願番号第308.683号、1989年2月9日出願)に詳しく記 載したように、ESAT1′薬物のデリバリ−に用いる好ましいシステムは対象 、通常ヒト、に操作可能に連結され、薬物の投与速度を調節または制置すること ができる通常の電力源を含む。このシステムはまた、患者に連結された通常の心 電図監視装置、並びに心拍数、心拍数および薬物デリバリ−の変化を監視し、表 示し、調節または制御するための、電力源と心電図監視装置との間に操作可能に 連結された通常のマイクロプロセッサ−とを含む。
上記の背景技術と一致し、第1I&的に予測される本発明の用途の完全な理解の ために、共通して特異的なESA”薬物およびシステムに向けた出願を参考文献 として引用する。それらの出願は以下の通りである。
米国特許出願第308.683号(1989年2月9日出願)はイオントホレシ スによる運動シミュレーション物質ベータアゴニストの閉鎮ループ薬物デリバリ −を用いた、運動シミュレーションによる冠状動脈疾患の診断、評価および治療 を目的とする。
米国特許出願第471.296号(1990年1月26日出願)は薬物のイオン 導人的な移送のための装置および方法を目的とする。
米国特許出願第471.178号(1990年1月26日出願)はイオン導人的 移送電極および経皮薬物デリバリ−法を目的とする。
これらの出願全てが運動シミュレーション物質ベータアゴニスト(以下、「運動 刺激物質、ESAJまたは[ベータアゴニストまたはESAJと称する)として 知られているある種の薬物のイオン導人的デリバリ−に向けられている。
本明細書では他の刊行物をも引用する。そのような刊行物の全てが本明細書に参 考文献として引用され、請求項の直前の参考書目録に記載されている。
発明の要約 「皮膚クリアランス促進剤」という語句は治療物質または薬物の皮膚クリアラン ス、即ち薬物が通過する速度または皮膚組織から「浄化される」速度、を増大ま たは促進する物質を指す。皮膚クリアランスの速度を示すパラメーターは薬物の フラックスまたは薬物が測定可能な身体応答を有する場合には薬物投与が中断さ れた後の応答のオフセット(offset)である。薬物が経皮的に投与された 場合、特に経皮的イオントホレシスで投与された場合には薬物投与が中断された 場合に薬物濃度の減少が遅れ、そして薬物効果の「オフセット」が遅れるように 、皮膚に薬物の「貯留槽」が形成される。例えば、心拍数を増大する薬物のイオ ン導人的な投与ではイオン導人的投与の中断後の基礎心拍数への復帰が遅れるか もしれない。これらの皮膚クリアランス促進剤(DCE)は皮膚からの薬物の浄 化を促進し、それによりオフセット時間および心拍数が基礎レベルに復帰する時 間を減少する。
本発明は経皮的に投与された薬物の皮膚クリアランスの増大のための方法および 製剤を目的とする。これらの皮膚クリアランス促進剤は経皮イオントホレシスで 投与された薬物の浄化の増大に特に有用である。本発明の1個面では、これらD CE製剤を前処置として、その皮膚クリアランスが促進されるべき薬物の経皮イ オン導人的な投与に先立って投与する。好ましくは、DCE製剤は血管拡張を起 こす物質を含有する。そのような血管拡張は特異的な血管拡張剤、抗刺激薬、ま たはルビファシエント(rubifacients)によって引き起こされる。
1つの好ましい実施態様では、適当なりCE製剤は局所的に投与される製剤であ るか、あるいはイオン導人的に投与されるDCE製剤を用いても良い。好ましい DCE製剤は投与されたとき局所的に血管拡張を生じる物質を含む。
薬物、特に運動シミュレーションベータアゴニスト、の経皮的なイオン導人的投 与の間に、真皮内および/または真皮付近に薬物の貯留槽が蓄積され、この蓄積 が電流を切った後の迅速な心拍数の低下を妨げていると信じられている。本発明 によれば、薬物が投与される箇所の近くの血管の拡張を起こすために、ある製剤 を前処置として用いる。好ましい製剤は局所的に投与され、血管拡張的に機能す る1またはそれ以上の活性物質を含有する。これらの好ましい製剤は、薬物投与 に先立って、血管を十分に拡張し得るよう、イオントホレシスによる薬物デリバ リ−の開始の約10分前の好ましい前処厘時間で投与される。
別の製剤は薬物自身のイオン導人的な投与の前にイオントホレシスによって投与 される。ある製剤はイオントホレシスと同様、局所的に投与してもよい。
1つの側面では、本発明の製剤および方法は薬物、前処置製剤、到達された薬物 量および患者の心拍数の監視のための装置、および心拍数に応じて薬物投与をコ ントロールするための装置を包含するシステムで用いることが好ましい。
図面の簡単な説明 図1は、対照と比較して、本発明の様々な血管拡張製剤の投与に伴う増大した心 拍数の減少率を図示した棒グラフである。
図2は、対照と比較して、本発明の様々な血管拡張製剤の投与に伴う心拍数の衰 微の半減期および遅延時間を示す棒グラフである。
図3は、対照と比較した、および被検薬物のIV投与と比較した、本発明の2つ の血管拡張製剤の、第1の被検対象イヌについてのオフセット時間に対する前処 置効果のプロントである。
図4は、対照、および被検薬物のIV投与と比較した、本発明の2つの血管拡張 製剤の、第2の被検対象イヌについてのオフセット時間に対する前処置効果のプ ロットである。
図5は皮膚クリアランス促進l12荊のインビボ薬物動力学遅延および半減期を 示す棒グラフである。
図6および7は試験用の犬への試験製剤の1つ(オメガオイル(軸ega Oi l’))による前処置の再現性を示すプロットである。(BO−図6、P〇−図 7)図8はある皮膚クリアランス促進製剤の心拍数のインビボでの薬物動力学的 な減少率を示す棒グラフである。
図9Aおよび9Bは2つの異なる皮膚フラップについてのアルブタミンフランク スの時間に対するプロットである。
図10AおよびIOBは、それぞれ、t*T*cに対する最高(ピーク)フラッ プスおよびI*T*Cに対するシミコレートされた最高血漿濃度のプロットであ る。
図11A、IIBおよびIICは、対照と比較した、潅流された単離ブタ皮膚フ ラップ(IPPSF)に対する異なるDCE前処置製剤についての最高フラック ス(IIA)、蓄積量(IIB)およびシミュレートされた最高血漿アルブタミ ン濃度のプロットである。
図12A、12Bおよび1.2Cは、対照と比較した、異なるDCE前処置製剤 についての最高7ラツクス(12A)、蓄積量(12B)およびシミュレートさ れた最高血漿アルブタミン濃度(12C)のプロットである。
図13A、1313および13Cは、対照と比較した、本発明の局所製剤の1つ による前処置についての最高フラツクス(13A)、蓄積量(13B)およびシ ミュレートされた最高血漿アルブタミン濃度のプロットである。
図14A、14Bおよび14Cは、対照と比較した、異なるDCE製剤による前 処置についての最高フラックス(14A)、蓄積量(14B)およびシミュレー トされた最高血漿アルブタミン濃度(14C)のプロットである。
本発明の目的 本発明の目的の1つは安全かつ効果的に経皮イオントホレシスに伴うオフセット を最小にすることである。
また、本発明の目的はイオン導人的に投与された薬物の皮膚からのクリアランス を促進する方法を提供することである。
さらに、本発明の目的は皮膚に適用されたとき、真皮内および/真皮付近に見い だされる、イオン導人的に投与された薬物のクリアランスを促進するであろう製 剤を!!供することである。
さらに、本発明の目的は薬物のイオン導人的投与を可能にし、真皮内および/ま たは真皮付近の薬物のクリアランスを促進し得るシステムを提供することである 。
さらに、本発明の目的は、哺乳類のための運動シミュレーション薬物のイオン導 人的投与に用い得、薬物の皮膚を通しての移送が停止された時と、哺乳類の上昇 した心拍数の減少の開始との間の時間の遅れを最小にし得る方法、製剤およびシ ステムを提供することである。
さらに、本発明の目的は、皮膚内の貯留槽からの薬物のクリアランスを促進する ことにより、運動シミュレーションベータアゴニストのヒトへのイオン導人的投 与に伴う時間の遅れを最小にするためのアルコールを基礎とする製剤および局所 前処置の方法を提供することである。
さらに、本発明の目的は患者による鎮痛薬のコントロール状況下での、を者の薬 剤投与に対する要求に対するより迅速な応答を与えることにある。
発明の詳細な説明 本発明の背景技術および目的に従い、さらに表および図を参照して、貯留槽作用 の好ましい減少法を以下に説明する。
好ましい皮膚クリアランス促進製剤 好ましくは、本発明の皮膚クリアランス促進製剤は血管拡張を生じる物質を含み 、血管拡張は特異的な血管拡張剤、反対刺激薬、またはルビファシエント(ru bifacients)によって引き起こされる。
本発明の好ましい皮膚クリアランス製剤は局所投与に適した製剤を含む。1つの 好ましい実施態様では、これらの製剤はイオン導人的な薬物の投与に先立って前 処置として局所投与される。前処置時間は約10分程度が好ましいことが分かっ た。
好ましいDCE製剤は局所投与されたとき局所的に血管拡張を生じる物質を含む 。適当な血管拡張剤はニコチン酸エステル、特に低級アルキルまたはベンジルエ ステル二カブシカム(トウガラシ)、カブシカム・オレオレシン(capsic um ole。
resin)、カブサイシン、ノニバミド(noniva+aide)等の5o lanaceae科のペラパー類から誘導される物質;サリチル酸メチル、ヒス タミン、カンファー等である。投与の便宜上、市販されている発赤薬(rube facient)、局所血管拡張剤、および反対刺激薬を用いても良い。そのよ うなtIJ荊の幾つかを後に本明細書で述べる。
以下の1またはそれ以上を含有する局所投与のためのDCE製剤が好ましい。
(a)好ましくはメチル、ブチルおよびベンジルエステルを含む、約0.1〜約 5%のニコチン酸エステル: (b)約0.1〜約5%、好ましくは約0.02〜約0.3%のカブサイシン= (C)約0.1〜約5%、好ましくは約0,02〜約0,3%のノニバミド:( d)約0.1〜約5%、好ましくは約0.2〜約3%のカブシウムまたはカブシ ウムオレオレシン: (e)約5〜約30%、好ましくは約15〜約20%のサリチル酸メチル:(f )約0.01〜約5%のヒスタミン;および(g)約2〜約20%、好ましくは 約3〜約10%のカンファー。
イオン導入法による投与のための好ましいDCE製剤は血管拡張を生じる物質、 好ましくは約0,2〜約5%トラザリン、約0.2〜約5%フェントラミン、約 0゜05〜約2%フェノキシベンズアミン、および約0.01〜約1%ピロカル ビンから選択される血管拡張剤を含有する。
本発明のDCE製剤の好ましい担体はエタノール、プロパツール等の低級脂肪族 アルコール、軽鉱油またはプロピレングリコールのいずれか、およびサリチル酸 メチルの混合物である。好ましい比率はサリチル酸メチル1部あたりアルコール 約2〜約6部、鉱油またはプロピレングリコール約1〜約4部である。
本発明の好ましい態様の説明 臨床試行および動物実験の結果によると、ESA”薬物の経皮投与の後の上昇し た心拍数の低下、即ちそのオフセット(□ff5et)は、ある投与において所 望の速度はど早くないことが観察された。適切な時間の後に診断試験を行うため に、また浮腫、なんらかの浮腫が検出された場合、の兆候が消失するためには、 ESATMg物の投与の終了後できるだけ早期でかなり迅速なオフセットが望ま しい。
本発明により現在では、薬物の経皮投与の間に、角質のi!I過後である力填皮 内および/また真皮付近の毛細血管に吸収される前に、真皮内および/または真 皮付近に薬物の貯留槽が蓄積されると考えられている。したがって、この薬物の 貯留槽が、電流停止後までもの循環系への薬物デリバリ−の推持の原因であり、 したがってそれが電流を切った後の心拍数の迅速な低下を妨げていると考えられ ている。
現在、貯留槽は真皮内および/または真皮付近の局所的な領域または器(vol ulle)と考えられている。我々はこの状況を貯留槽効果(depot ef fect)と称し、薬物濃度が存在する局所的な器を貯留槽と称する。
角質を通しての薬物移送の停止は薬物の血流への移送の停止であることが理想的 である。しかしながら、貯留槽効果のために電極からの薬物の移送が停止される ときと、真皮の貯留槽からもはや薬物が血流に入らなくなるときとの間には遅延 がある。即ち、診断試験の終了、または他の理由で薬物移送を停止した後、真皮 内おj;び/または真皮付近に残存する薬物が続けて血流に移送さね、心拍数が 高レベルに維持される。本発明の1つの目的に従い、好ましい実施態様ではこの 時間の遅延を最小にし、特に、貯留槽からの薬物のクリアランスを促進すること でESA”ベータアゴニストのイオン導入法による投与に伴う時間の遅れを最小 にする。高められた心拍数が正常に復帰するに必要な時間を[オフセット時間( Offset time)Jまたは単に「オフセット」と称する。あるいは、本 発明の範囲内で、オフセットという語句は薬物のイオン導入法による投与の後、 薬物が皮膚から浄化されるに必要な時間、または皮膚内の濃度がある特定の低濃 度に減少するのに必要な時間を指す。
貯留槽効果はトレゲル(TregearX1966)、バリー(BarryX1 983)およびリビエール(Riviere)ら(1988)が述べたように、 局所血管運動性または潅流速度の状態によって制限される皮膚クリアランスの一 例と考えられている。皮膚への薬物のイオン導人的フラックスが下方の脈管構造 による除去速度を越えると化合物が隣接する組織に蓄積され薬物貯留槽を形成す ると考えられている。そのような状況の存在はノーマン(Nor+aan、 1 975)等による理論で支持されている。
ESA”ベータアゴニストのような水溶性イオン性薬物についての貯留槽形成を 満たす条件は以下の通りである。(a)組織−毛細血管移送のための毛細血管領 域が移送速度制限的である: (b)血流速度、即ち潅流速度が移送速度制限的 になる: (C)バリー(BarryX19g3)が記載したように血管収縮、 薬物自身による、が移送速度制限的になる:そして/または(d)移送速度の制 限が毛細血管透過性に関連する。
移送速度−制限的貯留槽の物理化学的な性質は角質への薬物の分配による貯蔵効 果に関するそれと異なる。後者の貯留槽の型はトージコ−(Tojo、 198 8)が述べたように、受動経皮薬物デリバリ−の幾つかの場合に示唆されたが、 特に角質へのイオン性部分の分配は有利でないので、この型の貯留槽は好適なE SAT&′薬物の投与の間には存在しないと思われる。文脈から、「分配」とい う語句は、当業者に通常理解されているように、電極内の薬物−含有マトリクス 内におけるごとく、他の領域と比較してこの領域でより高い薬物濃度が達成され ている状今日を示すために用いられる。
また、皮膚クリアランスは当業者に理解されているように、皮膚内での薬物と組 織の結合によっても遅れることが理解される。しかしながらこの場合、組織結合 定数の大きさはその領域の血管拡張状態と無関係なので、全身の循環系への移送 は必ずしも吸収脈管系への血管拡張効果によって増大されない。また、さらに詳 しく説明されるであろうが、ESA””薬物に関連する貯留槽効果の変化は様々 な方法で投与される特異的なアドレナリン遮断薬または非特異的な反対刺激薬ま たは発赤薬により刺激される血管拡張によって誘発され得る。これは例え組織結 合が起こりつつあっても、それが必ずしも本明細書に記載の皮膚クリアランスの 促進を極めて危うくするものではないことを示している。
本発明の目的に従い、貯留槽効果は局所的に適用された血管拡張剤の使用により 減少される。これらの物質は基本的には皮膚の脈管系に関連して存在する移送速 度−制限条件を改変することにより薬物の皮膚クリアランスを増大する機能を有 すると考えられる。この有利な機能は、一般に用いられ、局所血管拡張剤、反対 刺激薬、発赤薬と分類される薬物の局所適用によって起きる毛細血管の拡張に起 因する。そのように分類される物質は脈管系に対する作用範囲(スペクトラム) の原因と説明されてきた。これらはグツドマン(Goodman)およびギルマ ン(GiL1mar+X1980)が認めているように毛細血管の透過性の増大 に加えて血管拡張を含む。
本発明の他の有用な態様として、ある種の血管拡張剤および/またはアルファ遮 断薬がイオン導入法で前処置として投与されると皮膚クリアランスの速度を増大 する機能を有することが分かった。しかしながら、この方法は以下の理由で好ま しい方法ではない。
本発明はまた患者にコントロールされたオピオイドのような鎮痛薬の投与に用い 得る。患者が鎮痛薬の到達をコントロールするような薬物投与環境下ではフェン タニル7M等の様々な薬物がイオントホレシスで到達される。真皮内で薬物貯留 槽を形成するそのようなff:tの鎮痛薬では最初の経皮デリバリ−の後、薬物 は放出され続けるであろう。、!!者による鎮痛薬コントロール(PCA)では 患者が投与ボタンを押し、多数回の多量の鎮痛薬を受ける、この行為によって相 当長時間持続する大きい貯留槽が形成されるが、ことにより問題が悪化する。極 端な場合には患者は過剰投与状態となり、呼吸困難のような重職な副作用に至り 得る。1゜たがって、本発明の他の目的はPCA環境下で、患者の投薬への要求 に対するより迅速な応答を与えると共に、これに付随して過料投薬の危険性を減 少することにある。
本発明の方法はESA’″薬物のイオン導入法による投与に先立って血管拡張製 剤を投与する、即ち前処置を含む。その製剤は新規、または従来からのものであ れ、皮膚クリアランス促進剤として作用し、オフセット時間の減少を助けるので 有益である。本発明の目的のために、血管拡張剤という語句は全身または局所投 与のいずれかによって血管の拡張を生じる医薬または環境的物質を指すか包含す る。本発明によれば血管拡張製剤は予め到達されるイオン導人的な方法または特 に電極部位の皮膚への局所的な血管拡張剤の前投与等の非侵入的な方法で適用す ることができる。アルコールを基礎とする局所血管拡張溶液の前投与が最も好ま しい方法である。
オフセットの減少に加えて、本発明の皮膚クリアランス促進剤の他の有利な特徴 は、真皮における薬物貯留槽の存在に関連する皮膚刺激の危険性の減少能である 。また、本発明の方法および製剤によれば薬物の反復投与が可能となり、それに より、PCA投与における利点も得られる。
局所投与された製剤はそれらが皮膚への簡単な直接投与で投与され、したがって イオン導入法により投与される皮膚クリアランス促進剤よりも使用が容易である という利点を有する。
本発明の目的により、血管拡張および血管拡張剤という語句は真皮内での血流の 増大、および真皮内の血流を増大する機能を持つ化合物を、それぞれ指すか包含 する。
この真皮内での血流の増大は特異的に、即ち、薬理的または非特異的活性により 達成され得る。第1のクラスの物質の例はヒスタミンである。後者のクラスの物 質の例はカブンカムまたはその成分またはニコチン酸のエステルのような反対刺 激藁/発赤薬である。ドリル(Dorill、 1971)が記載したように、 これらの物質は局所刺激薬としても知られているが、主に適用された濃度の関数 として発赤薬を介する血管拡張に由来する応答範囲を生成し得る。さらに、グツ ドマンおよびギルマン(1980)が認めたように、血管拡張の増大は毛細血管 の透過性の増大を伴う。
最も好ましい血管拡張製剤は発赤剤または反対刺激薬として一般に知られている 局所血管拡張剤を含有する。発赤状況は通常、血管拡張によって起きると考えら れている。発赤薬は一義的にメチル、エチル、ブトキシエチル、フェネチル、サ ーフイル(thurfyl)等のニコチン酸誘導体、ならびにカラシ油、テレピ ン油、カヤブト油およびカブシカム等、バリー(1983)が記載した基本的な 油である。
最も好ましい本発明の局所血管拡張製剤はアルコールまたはヒドロアルコール性 担体内の活性な血管拡張剤(類)を含む。化粧品としての許容性を得るため、ま たは閉塞するために、担体は溶媒として機能する鉱油またはプロピレングリコー ル等の薬学的に許容される成分を含有しても良い。
活性な血管拡張剤/反対刺激N/発赤薬最も好ましい本発明の活性な血管拡張剤 /反対刺激薬/発赤薬は、カブシカムの成分および/またはニコチン酸メチルエ ステルおよび/またはノニバミドを含む。
カプシカムはCapsicum fruteseens Linne、またはC apsicu+a annuua+ Linne War。
eonoides Ir1sh1またはCapsicum Annuum Va r、 longum 5endt、またはJapaneseCapsicuII lのHonka変種と、Louisiana 5port Pepper (F am、 5olanaceae)として■ られているOld Louisiana 5port Capsiumとのハイ ブリッドの熟した果実の乾燥品である。The United 5tates  Pharmacopeia、 Twenty First Revision、  0ff奄モ奄■ 1 from January 1.1985−− The National  Formulary、 5fxteenth Editi盾氏A 0f fieial froa+ January 1.1985. pages 8 2−73参照。ラング(Leung)をも参照。
現在では上記の血管拡張剤の定義内に含まれ、ヒトの皮膚に用いることができる 化合物は、薬物のイオン導入法による投与に伴うオフセットの減少を与えると考 えられるが、最も好ましい活性成分はカブシカムの幾つかの既知の成分の1つで あるカブサイシンである。この好ましい発赤活性物質はカブサシン(capsa cin)としても知られており、英国ではcapsaicinと綴られる。カブ サイシンの構造式は以下の通りである。
好ましい発赤製剤は、カブサイシンを約0601から約1重量%含有し、薬0゜ 025重量%存在することが最適であると考えられる。オレオレシン型の場合、 約0.1から約0.5重量%が好ましく、約0.25%が最適と考えられて(λ る。
表および図を参照し、ニコチン酸のメチルエステルがE S A ”IIE物貯 留槽の皮膚フレアランス速度を有意に改善し、従ってこれもまた本発明の範囲で 好適な物11Tt6゜ニコチン酸メチルハ例えばツール(Tur)(1983) 、ガイ(GuyX1982)、コリンズ(Co11ins)(1984)が記載 しているように周知の局所血管拡張剤である力(、イオン導入法によって投与さ れたESATl″!物と併用してそれに伴うオフセ、ットの減少をもたらすこと については、従来知られておらず、また示唆もされてLlない。
また、好ましい活性成分は、例えばノニlクミドのようにカブサイシンと同様の 化学構造および性質を有する化合物を含むであろう。ノニlくミドは時にはCa pSaCine Non1vaa+ideとも呼ばれるN−バニリルノナミド( C+tH2tNOs)であり以下の構造式で示される。
ノニバミドは本発明では発赤薬として約0.4重量%の濃度で好適に用いられ、 0.1〜0.5重量%で有効と考えられている。ノニl<ミドを含有する市販の 製剤はFinalgon”、RheumaplastTM、およびRubriI lent”という商品名で市販されティる。
本発明で有効な好ましい化合物は一般に局所血管拡張剤および抗刺激薬、その他 として知られており、これら化合物の説明に矛盾した命名や定義が用いられるこ とが知られている。例えばFederal Register、 Vol、 4 8. No、27. (1988年2月8日火曜日)のRu1e 348.12  (5868頁)に関する反対刺激活性物質に記載された化合物の幾つかは、血 管拡張作用を有すると明確に記載されていないが、単独または併用して本発明範 囲で有効な物貰と考えられる。これらの化合物および濃度は以下の通りである。
1、アリルイソチオシアナート、0.5〜5.0%2、サリチル酸メチル、10 〜60% 3、テルペン油、6〜50% 4、ヒスタミン・二塩酸塩、0025〜0.10%5、ニコチン酸メチル、0. 25〜1.00%6、カブサイシン、0.025〜025%7、カブシカム(活 性物質的10%)、カブサイレン0.025〜0.25%を含有 8、カブシウムオレオレシン(活性物質的10%)、カブサイシン約0.025 〜0.25%を含有 Federal Register、 Vol、44. No、234.698 04−05頁をも参照。
最も好ましい発赤製剤は、活性物質(類)に加えて、アルコール担体、水、鉱油 、および/またはプロピレングリコールおよび/または水のような池の薬学的に 許容される溶媒または成分をも含む。例えばセチルアルコールは周知の化粧品効 果を与えるために用いることができる。
A、アルコール媒体 好ましい発赤製剤においては、アルコールが約25〜約75重量%の量で存在す る。最も好ましい発赤製剤はアルコールを約50重量%含有している。
アルコールの機能は完全にはわかっていないが、現在のところでは、活性成分の 真皮への浸透を最大にするように、即ち、製剤中の活性成分の真皮への浸透の深 さと速度を最大にするようにアルコールが機能するものと考えられている。
通常、好ましいアルコールは、ヒト皮膚への適用が認められたU、 S、 P、 /N。
F、グレードのアルコールである。例えば、イソプロピルアルコールが最も好ま しいアルコールであるが、エチルアルコールやブチルアルコールなどの他のアル コールも好ましい。これらアルコールのすべては、ヒト皮膚への適用が認められ たU、 S、 P、/N、 F、グレードのアルコールとして入手することがで きる。また、プロピレングリコールなどのヒト皮膚への適用が認められた他のア ルコールも、本明細書に具体的に挙げてはいないが、本発明の範囲内にある等価 なアルコールであるとみなされる。さらに、ヒト皮膚への適用が必ずしも認めら れていない他のアルコールも、動物試験での使用およびヒト皮膚への適用を必要 としないその他の使用のためには本発明の目的にとって等価であるとみなされる 。
B−酔 本発明の好ましい製剤では、約10重量%から約50重量%までの鉱油を使用し 、約30重量%の鉱油が最適であると考えられる。好ましい製剤における鉱油の 機能は完全には理解されていないが、゛現在のところ、鉱油が部分的に皮膚から のアルコール蒸発を減少させるか防止するべく機能し得、したがってアルコール に関して閉塞剤として作用し得ると考えられている。
本発明の好ましい鉱油は、ヒトの皮膚への適用が認可された市販のU、 S、  P。
/N、 F、鉱油である。このような鉱油はすべて、ヒトへの適用のために使用 される場合、本発明の目的によって等価である。他の適用については、他の鉱油 が本発明の目的にとうて等価であると見なされる。
現在、本発明で使用し得るアルコールベースの製剤がいくつか市販されている。
そのような製剤はオメガCOMEGA”)オイルおよびヒート(Heet”)と して販売されている。
ルブリメント(Rubrimentf+″)はノルドマーク(Nordmark )が製造しており、ドイツで入手可能であり、これは乳液賦形剤中にニコチン酸 ベンジル2.0%、サリチルアミド領2%、サリチル酸ヒドロキシエチル1.8 %、樟脳3.0%、ノニブアミド(nonivallide) 0 、1%、お よびテレピン油3,0%を含有する。Heet”スプレィとして販売されている 製剤も米国で入手可能であり、これはイソプロピルアルコール賦形剤中に25% サリチル酸メチル、3.0%メントール、3.0%樟脳および1.0%ニコチン 酸メチルを含有する。
本発明の新規局所血管拡張製剤 本発明に従って、1以上の活性血管拡張剤を含有する数種の新規製剤を調製した 。これらのうちのいくつかを、表I−VIIに報告する上述のインビボ試験で使 用した。これらの製剤は皮膚クリアランス促進剤(Dermal C1eara nce Enhancer)1(DCEI)〜6として知られており、以下に記 載する成分を含有する。これらの新規製剤を調製した。これらの新規製剤は、血 管拡張/刺激の存在と程度を決定するためのヒト・ボランティア(志願者)での −組の実験に基づいて、本発明の範囲に包含される好ましい血管拡張製剤である と見なされる。これら追加の新規製剤およびその成分を以下に列挙する。
識別名 成分 DCEI 50150(V/V)イソプロピルアルコール/水中ニコチン酸メチ ル0.27%及びカブサイシン0624%DCE2 50150(v/v)イソ プロピルアルコール/水賦形剤中ヒスタミン・二塩酸塩0.02% DCE3 70%エチルアルコール中カブサイシン0.24%DCE4 70% エチルアルコール中 カブシシン(capsicine)(ノニブイミド(nonivi+m1de) )024% DCE5 70%エチルアルコール中ニコチン酸メチル0.24%DCE6 5 0150(V/V)イソプロピルアルコール/水中カブサイシン0.075%及 びニコチン酸メチル0.25%他の好ましい新規DCE組成物には以下に挙げる 製剤が含まれる。これらの製剤のいくつかも、表VIIならびに図8および13 に報告する上述のインビボ試験で使用した。これらの製剤およびその成分を次に 列挙する。
識別名 成分 アルファオイル イソプロピルアルコール:軽鉱油、サリチル酸メチル2.9  + 2.0 : 1.0の賦形剤中0.27%(W/W)ニコチン酸メチル、0 .24%トウガラシ含油樹脂、0.02%ヒスタミンベータオイル イソプロピ ルアルコール:軽鉱油:サリチル酸メチル2.9 : 2.0 : 1.0の賦 形剤中0.27%(冒/W)ニコチン酸メチル、0028%カブサイシン、0. 02%ヒスタミンガンマオイル イソプロピルアルコール、軽鉱油:サリチル酸 メチル29二2.0:1.0の賦形剤中 027%(w/W)ニコチン酸メチル、0028%カブサイシン デルタオイル エチルアルコール・プロピレングリコール。
サリチル酸メチル 29・2・1の賦形剤中0.27%(W/W)ニコチン酸メ チル、0.028%カブサイシン クリームベースの局所血管拡張剤 上述のようにクリームベースの発赤薬がオフセットの減少にいくらかの改善を提 供するであろうことをも発見した。しかし、クリームベースの発赤薬はアルコー ルベースの製剤と同じぐらい迅速には、あるいはアルコールベースの製剤と同程 度にはオフセット時間を減少させないことがわかったので、クリームベースの発 赤薬は、一般的には、アルコールベースの発赤薬はどには好ましくない。
アクスサイン(AxsainTM)の名称で販売されている市販のクリームベー スまたは軟膏ベースの製剤は洗浄可能な軟膏基剤中にカブサイシン0.075% を含有するが、オフセットにかなり良好な減少をもたらす。
本発明で有用なもう1つの市販のクリームベース発赤薬は、英国および西ドイツ においてフィナルゴン(Finalgon”)の名称で販売されている。フィナ ルゴンクリームに関するマーチンゾール・ジ・エクストラ・ファーマコピア(M artindaleThe Extra Phar+nacopeia)の記載 事項は次の通りである。「フィナルゴン(ベーリンガー・インゲルハイム、、U 、に、)。ニコチン酸ブトキンエチル2.5%およびノニブアミド0.4%を含 有する軟膏・・・句。ニコチネート、ヒスタミン、トウガラシ成分および/また はノニブアミドならびにマーチンゾールの1626頁に挙げられているものを含 有する他のクリームベース調製物は、アルコールベースの製剤はどには好ましく ないものの、本発明で有用な局所血管拡張製剤であると期待される。
特異的アドレナリン作用遮断剤 トラゾリン、フェントラミンおよびフェノキシベンズアミンなどいくつかのアド レナリン作用遮断剤、即ち、血管拡張をもたらすアルファ遮断剤、はオフセット を減少させるよう機能するであろうことを発見した。アルファ遮断剤が本発明の 状況下で作動する機構は完全には理解されていないが、いくつかのアルファ遮断 剤が、本発明の目的のためにオフセットを減少させるために有効であるに足る血 管拡張機能を果すと考えられる。これらのアルファ遮断剤はイオントホレンスに よって予備送達した場合に有効であることがわかった。トラゾリンによる局所予 備処置が測定し得る皮膚クリアランス促進をもたらさないことがわかった。
局所血管拡張製剤の局所的適用 本発明のい(つかの血管拡張製剤は、これを薬物のイオントホレ/スによる投与 に先立って皮膚に局所的に適用すれば、ヒトまたは動物に対する薬物のイオント ホレシスによる投与において有用である。この製剤の皮膚への適用と薬物のイオ ントホレシスによる投与開始との間の時間は個々の対象、製剤型および強度によ って変化し得るが、約10分間の間隔が、はとんどの製剤とほとんどの人々にと って活性薬剤の浸透とその効果の持続時間を確保し最適化するのに十分であるこ とを発見した。ESATM薬物の投与前5分ないし2時間捏度の局所的適用が、 優れた皮膚クリアランス促進を可能にするであろうことを発見した。
また、イオントホレシス開始前の予備処置時間の最適化には皮膚クリアランス促 進剤の製剤強度の5I節が含まれ得ると考えられる。また、意図する治療法また は診断法のために皮膚クリアランス促進の持続時間を最適化する助けになるよう 製剤の濃度を調節することもできる。
一般的に、薬剤をイオントホレシス的に適用するために使用する電極の活性表面 領域を覆うに足る製剤を皮膚に適用すべきである。また、はとんどの発赤製剤に ついて、その製剤適用後の視覚的に観察し得る皮膚の赤色化が、本発明の範囲内 の薬剤のイオントホレシスによる適用を開始し得る期間の始まりを表すであろう ことをも発見した。典型的な場合、この発赤現象が発赤製剤投与後約7〜10分 で起こる。しかし、すべての血管拡張剤、特に反対刺激剤として分類されている もの、が皮膚の赤色化を引き起こすわけではなく、したがってこのような現象が すべての場合において信頼てきる指標ではないことを強調しておく。
多くの発赤薬は(必ずというわけではないが)反応刺激剤でもあると考えられ、 また多くの発赤製剤は(必ずというわけではないが)反対刺激剤を含有し得ると 考えられる。反対刺激剤は、適用(通常は局所的)時に、下にある部位における 痛みの知覚を“締め出す”感覚をもたらす薬剤である。暖かさまたは刺激の知覚 、即ち掻痒はしばしば反対刺激剤の適用を伴うが、血管拡張に関連するとは限ら ない。
イオントホレシスによる血管拡張剤の予備送達イオン性薬物のイオントホレシス による送達に先立っである種の血管拡張剤をイオントホレシスで予備送達するこ とにより、オフセット時間をかなり減少させ得ることを発見した。例えば、血管 拡張剤のこの型の適用では、本明細書の種々の表および図に示すように、トラゾ リンの予備投与が、ESA”薬物を投与する10分前に適用した場合にオフセッ ト時間の有意な減少を達成することがわかった。さらに、血管拡張剤ピロカルビ ンおよびニコチン酸メチルのこのような予備送達も、よく知られているアルファ 遮断剤フェノキシベンズアミンのこのような予備送達と同様に、オフセット時間 を減少させることを発見した。
しかしながら、2組の電極バッチの使用がもたらす利便性の欠如ゆえに、ならび に2薬剤のイオントホレシスによる送達に伴う考え得る調節関係ゆえに、この方 法は局所的予備処置法はどには好ましくない。
本発明の理解を助けるために、以下の実施例に一連の実験の結果について記述す る。本発明に関連するこれらの実施例は例示であって、当然のことながら、本発 明を明確に限定するものと見なされるべきではない。さらに、現在知られている か、もしくは今後開発される当業者の範囲に含まれ得る本発明の変法は、後述の 本発明の範囲に包含されると見なされるべきである。
本発明をさらに詳しく説明するために、一連にインビボの実験を行なって、本発 明の方法と製剤によるイヌにおける時間遅延(即ち、相殺)に及ぼす作用を比較 した。同じ対象に皮膚浄化増強薬を投与することなく同じ薬物を投与することに よる相殺と比較した。
これらの実験は2群のラブラドル・ドッグrBOJおよびrPOJを用いて行な った。これらイヌの年齢は約2歳であり、体重はそれぞれ32および20kgで あった。
以下の実施例においては、これらイヌの皮膚を試験製剤で前処理した。それぞれ のデータ試験においては、この前処理に次いで10分間、ESATM薬物のイオ ン導入法(イオントホレシス)による供給を行なった。
それぞれの場合に心拍数を増加させるために用いた薬物は、以下の構造式を有す るESA”薬物であった: MOMCI また、この化合物は出願番号No、 471.296においてはGP 2−12 1−3で識別され、1−(3,4−ジヒドロキンフェニル)−2−[4−(4〜 ヒドロキシフエニル)ブチルアミノコエタノール・塩#塩の化学名を有している 。
10の前処理を2群の意識あるイヌに異なる日に投与した。同じ電流プロフィー ルと薬物濃度をそれぞれのデータ試験において使用した[即ち、2mAII+) を7分間および48mM(mモル)のGP 2−121−3]。
対照試験においては、ESAT″薬物の投与後の最初の1時間に心拍数の減少を 伴わずに心拍数の有!の増加が得られ、有意の薬物貯留槽と関連の相殺の存在が 示された。
表1に、イヌと前処理の種類に従って区別した25の実施例、即ち、実施した試 験の結果をまとめた。対照試験は実施例1および2として示した。ゲルを使用し た場合、このゲルはMethocel″調製物として市販されているヒドロキシ プロピルメチルセルロースであった。処理の種類を以下にまとめる。
よび投与後に皮膚に適用した。
2、トラゾリン二0.1%のトラゾリンを含有するゲルを、薬物投与前の10分 間、0.6mAでイオン導入法により供給した。
3、ピロカルビン:0.05%のピロカルピンを含有するゲルを、薬物投与前の 10分間、Q、5mAでイオン導入法により供給した。
4、ニコチン酸メチル+0.05%のニコチン酸メチルを含有するゲルを、薬物 投与前の10分間、0.6aAでイオン導入法により供給した。
5、フエノキシベンザミン=061%のフエノキシベンザミンを含有するゲルを 、薬物投与前の10分間、0.6mAでイオン導入法により供給した。
5、 Omega”襖:伽ega(オメガ)R油として市販されている製剤を通 常は薬物投与の10分前に適用した。その活性成分は次の通りである+ 50  / 50 (v/v)のイソプロピルアルコール/水の媒体中にサリチル酸メチ ル17.5%;ヒスタミン・二塩酸塩0.02%:ニコチン酸のメチルエステル 0.27%:およびカプシヵム・オレオレジン0.24%。
7、 Finalgon” x Fina1go口1Mとして市販されているク リームベースの製剤を通常は薬物投与の10分前に適用した。その活性成分は次 の通りである:ニコチン酸ブトキシエチル2.5%:およびノニバミド0,4% 。
8、 DCE 1 :本発明の新規な製剤を通常は薬物投与の10分前に適用し た。
その活性成分は次の通りである: 50 / 50 (V/V)のイソプロピル アルコール/水の媒体中にカブサイシン0.24%:ニコチン酸メチル0.27 %。
9、^xsain” : AxsainTMとして市販されている製剤を通常は 薬物投与の10分前に適用した。その成分は洗浄可能な軟膏基剤中にカブサイシ ンを0.075%含有する。
10、 Heet”液: Beet”として市販されている製剤を通常は薬物投 与の10分前に適用した。その活性成分には次のものが含まれる:アセトンとの 70%アルコール中にサリチル酸メチル15%:カブサイシン0.025%:お よびショウノウ3.6%。
表1 実施例 イヌ 前処理 I BOGP−2−121−3のみ一血管拡張剤なし2 POGP−2−121 −3のみ一血管拡張剤なし3B060°加熱を10分間−血管拡張剤なし4PO 60’加熱を10分間−血管拡張剤なし5BO0,1%トラゾリン、イオン導入 法による=10分間6PO0,1%トラゾリン;イオン導入法による;10分間 7BO0,05%ピロカルビン:イオン導入法による:10分間8PO0,05 %ピロカルピン、イオン導入法による:10分間9BO0,05%ニコチン酸メ チル:イオン導入法による:10分間10 POO,05%ニコチン酸メチル: イオン導入法による210分間11 BOFinalgon”の局所処買;全体 12 P OFinslgon”の局所処置:全体13 P OFina]go n’の局所処置、全体14 BOOmegaR油の局所処置:全体15 P O Omega”油の局所処置、全体16 P OOmega”油の局所処置:全体 17 P OOmega′l油の局所処置:全体18 BOO,1%フエノキシ ベンザミン:イオン導入法による:10分間19PO0,1%フエノキシベンザ ミン:イオン導入法による510分間20 8O^xsainT″′の局所処置 ;全体21 P OAxsain1″の局所処置:全体22BODCE1の局所 処置;全体 23PODCE1の局所処置:全体 24 B OHeet”液の局所処置:全体25 P OHeetTM液の局所 処置:全体以下の表2について説明すると、第2111は、最初の、即ちベース ラインの心拍数を挙げるものであり、1゜分間あたりの心拍数を示す(bpa+ )。第3mlには最高の、即ちピークの心拍数(bpm)が示されている。ピー クからベースラインまでの心拍数の変化が第4欄に示されている。この変化は第 31111と第21111の心拍数の間の相違であり、これもbpmで示されて いる。第5欄には、ESA7A′@物の供給の開始から心拍数の増加が始まるま での時間が示されている。この時間は「開始時間」と題されており、分の単位で 示されている。最後に、第6tllには開始時間のベースラインからピークの心 拍数までのラインの傾きが挙げられている。この傾きは、心拍数の増加が始まっ たときからピークの心拍数に到達したときまでの心拍数の増加速度の尺度である 。この傾きは、拍数/分/分の単位で示されている。
表2ならびに他の表および図面におけるすべての心拍数のデータは分析前に滑ら かにしてノイズとアラトライア−を除いた。
表 2 実施例 (拍/分) 心拍数 の変化 (分) 傾き1 67 123 56  9.00 6.802 73 160 87 5.00 1?。603 76  121 45 6.00 6.604 80 133 53 7.80 6.7 05 66 119 53 10.00 4.706 8g 121 33 7 .00 3.507 60 133 73 6.70 11.608 77 1 91 114 13.00 11.209 62 117 55 15.00  4.2010 71 152 81 7.00 12.3011 51 118  67 16.00. 3.4012 81 123 42 11.00 2. 0313 75 134 59 6.00 8.3014 57 114 57  6.90 7.3015 85 165 80 g、 00 8.3016  75 152 77 6.40 12.2017 74 143 69 10. 00 3.2018 60 11? 57 18.00 3.7019 70  !49 79 7.40 13.9020 67 153 86 6.50 1 4.1021 73 119 50 6.80 6.6022 43 95 5 2 7.80 5.5023 60 94 34 7.50 3.9024 5 8 135 77 15.00 3.6025 91 138 46 5.70  7.30以下に挙げる表3について説明すると、ESA”薬物の供給を停止し てから上昇した心拍数がベースラインの20bpm以内に戻るまでの経過時間が それぞれの実施例について第211に挙げられている。この欄は「オフセット時 間」と題されており、上に定義したオフセット時間の実験値である。ベースライ ンを越える2Q bpmの値を根拠なく選択したが、試験した種々の製剤と方法 の間の正確な比較を行なうための正確な標準を与えるものと考えられる。また、 ベースラインを越える20bpa+の値はピークの心拍数に比べると比較的小さ いものである。
第311は、ESA”薬物の供給を停止した時間に対応する時点からベースライ ン心拍数の20bp■上部に到達したときに対応する時間までのラインの傾きを 挙げるものである。第4欄〜第6欄はオフセット時間の傾きを3つの成分で、即 ち、心拍数が減少し始めてから0〜5分:減少開始後の5〜10分:および減少 開始後の10〜30分のものを挙げるものである。第3欄〜第6欄のそれぞれの 傾きは拍数/分/分の単位で挙げられており、それぞれの間隔の間に心拍数が低 下する速度の尺度を与える。第2111の傾きは全期間の測定値であるが、第4 欄〜第6欄の傾きは注目した増加の測定値である。
第7!l〜第941には、ESA”薬物が停止された時間、上昇した心拍数が減 少し始めた時間、および薬物の停止と心拍数の減少開始の間の遅延の経過時間が 挙げられている。
表3 1 29.00 −0.30−0.40−0.80−0.0212.50 14 .00 1.502 39.00 −0.25−3.701.70−0.50  5.50 12.507.003 27.00 −0.60−2.800.27 −0゜43 8,00 8.000.004 22.00 〜1.20−2.7 0−0.21−0.24 7.40 !1.404.005 34.00 −1 .00−0.90−3.30−0.7018.00 20.002.006 8 .00 −3.20−1.40−3.90−0.5817.00 21.004 .007 3&、(10−110−1,70−2,50−1,1022,502 3,801,30836,00−1,70−7,60−1,40−1,00,1 9,0024,305,30929,00−0,40−2,40−0,40−0 ,2818,5025,006,501031,00−1,70−1,40−2 ,40−1,9018,0020,502,501140,00−1,00−1 ,30−2,60−1,008,0019,5011,501212,00−3 ,20−6,30−1,40−0,3021,0026,505,501319 ,40−0,04−1,90−1,500,637,5010,503,001 436,00−1,10−1,20−2,40−0,747,5014,507 ,001527,00−1,90−5,40−4,40−0,877,0010 ,003,001625,00−2,30−3,90−4,30−1,607, 0010,003,001? 15.00 −3.30−4.90−0.90− 1.6010.50 13.503.0018 30.00 −0.80−4. 200.02−0.5318.00 28.0010.0019 25.80  −2.30−4.90−2.00−1.8018.50 22.003.502 0 20.20 −1.30 −1.70 −2.40 −0.10 10.4 0 11.50 1.1021 33.80 −0.80−0.50−1.30 −0.30 7.00 10.003.002222.60 −1.20−1. 20−1.90−0.4817.00 27.IQ 10.0023 11.6 0 −1.80−4.00−0.08−0.02 8.60 14.205.6 024 13.00 −1.70−2.301.10−0.50 7.50 3 7.0029.5025 16.90 −2.40−5.40−2.80−0. 40 7.00 8.60 1.60以下の表4について説明すると、半減期と 注目点が、上昇した心拍数の減衰または減少の半減期に関連して挙げられている 。半減期は第2欄にrt 1/2dJとして挙げられており、これは上昇した心 拍数の減衰の半減期を意味する。
表4 実施例 t 1/2d 全時間(開始からオフセット・プラトーまで)1 ベー スラインのv/ in 20bpg+に到達しない2 ベースラインのw/in  20bpmに到達しない3 12.00 ベースラインのw/in 20bp mに到達しない4 11.76 22分でw/in 20 ; 43分でベース ラインニ到達5 14.06 34分でw/in 20 ; 60分でベースラ インに到達6 6.77 30分でベースラインに到達7 28.85 ベース ラインのv/in 20bpHに到達しない8 21.36 60分でベースラ インのw/ in 20bp”9 ベースラインのv/in 2Obp■に到達 しない10 21.36 55分でベースラインのv/ in 20bpII  :低下しない11 20.60 55分でベースラインのv/ in 20bl )I :そして低下する12 2.86 30分でベースラインに到達13 ベ ースラインのw/in 20bpmに到達しない14 17.47 36分でベ ースラインのv/in 20bpHlに到達15 7.10 30分でベースラ インに到達16 10.29 35分でベースラインのv/in 10bpm1 7 8.47 29分でベースラインのv/in 20bpl ;そして低下す る18 16.96 60分でベースラインのw/in 10bpm19 11 .52 48分でベースラインのw/in 10bp1120 ベースラインの w/in 20bpmに到達しない21 7.67 42分でベースラインのw /in 10bpm22 16.47 50分でベースラインのv/in 20 bp@;そして低下する23 7.02 26分でベースラインのv/in 5 bpm24 ベースラインのv/in 20bpmに到達しない25 5.53  26分でベースラインに到達表1〜表4を参照して、この分析の重要な変数は 次の通りである。
1、表3の第9I!に「遅延」として表示されている、薬物投与の停止と心拍数 の減少開始の間の遅延。
2、表3の第4W4〜第61!lIに「オフセット傾きの成分」として表示され ている、3つの連続区分:即ち、減少開始後の0−5.5−10、および10− 30分の心拍数減少の傾き。
3、表4の第211にrt 1/2dJとして表示されている、データに対する 指数の適合から得られた心拍数減少の半減期(分)。
図1の棒グラフには、表3の間隔(0−5)、(5−10)および(10−30 )のそれぞれの上昇心拍数の減少率が、対照および異なる前処理のそれぞれにつ いてグラフで示されている。また、標準偏差誤差の棒も間隔のそれぞれを示す棒 から伸びるように示されている。この値は、表3の第411〜第6欄に挙げた傾 きと表3の第9111に挙げた減少開始の遅延から計算した。
図1に示されているように、心拍数の最大減少率は、イオン導入法によって予め 供給したトラゾリンを用いた10−20分の間隔において得られた。次の最大の 減少率は、局所適用したl)mega”油製剤を用いた10−20分の間隔にお いて得られた。局所適用したHeet”製剤が3番目に大きい減少率を与えた。
5−10分の間隔においては、局所適用したHeetTM製剤が最大の減少率を 与え、局所適用したOmega”油およびイオン導入法により予め供給されたピ ロカルビンは次に大きな心拍数の減少率を与えた。
0−5分の間隔においては、Beet”製剤、単純な加熱、およびOmega” 油製剤が心拍数の3つの最大減少率を与えた。
これらのデータおよび計算に基づくと、Omega”油およびMeet”製剤が 目的の間隔において貯留槽を減少させるのに最も効率的な製剤であるようである 。
図2の棒グラフには、心拍数減衰の半減期および心拍数減少の開始の遅延が分で 示されている。図2に示されているように、Heet”製剤による局所前処理に よって最も短い半減期が得られ、Axsain”および軸ega”油製剤による 局所前処理ならびにトラゾリンによるイオン導入性前処理によって、イオン導入 法により予め投与したピロカルビンおよびニコチン酸メチルと比較して比較的短 い半減期が得られた。
図2に示されている「遅延」を参照すると、^xsainTI′製剤、トラゾリ ン、ピロカルビンおよびOIIlegalI油製剤が、電極か油製剤物移送の停 止と心拍数減少の開始の間の最も短い遅延を与えた。
上昇した心拍数に及ぼす作用の宵宮性をさらに明確にするために、図3および図 4は、対照試験、Omega”油の局所前処理およびトラゾリンのイオン導入性 前処理のそれぞれのイヌについて、上昇した心拍数のデータを時間に対して表示 するものである。
また、図3および図4には、ESATM薬物のIV投与によって得た時間毎の心 拍数がプロットされている。図3において、イヌ「PO」は1分間あたりにイヌ 体重1kgあたり0.08μgのGP 2−121−3を7分間にわたって投与 された。図4において、イヌ「BO」は1分間あたりに1kgあたり0.10μ gのGP 2−121−3を10分間にわたって投与された。ESA”薬物の静 脈内(IV)注入を用いた他の前臨床および臨床の研究に基づくと、この薬物の 薬物力学および薬力学の半減期は約7分であると計算された。また、類似した心 拍数の減衰が、I■経路の投与を用いて観察された。従って、最も早い心拍数の 減少、即ち、最も早いオフセットの減少は、図3および図4のrlVJプロット に示したESA”薬物のIV経路投与に関連したものであろう。しかし、IV投 与は浸入性であるので、そして簡便性に関するその他の理由により、ESA”薬 物のIV投与は多くの状況下でイオン導入性投与はどには好ましくなく、従って 極端な参考の点を得ることを除いて本発明とは無関係である。
図3および図4の他の極端な点は対照試験、即ち血管拡張剤またはα遮断剤を適 用することなく得たデータのプロットである。この対照試験のプロットはデータ を集めた全時間にわたって心拍数の減少が実質的にないことを示す。
Omega”油製剤とトラゾリン前処理の両極端の間には心拍数オフセットの劇 的な減少が示され、本発明に起因する皮膚浄化の増強の程度が示される。図3お よび図4に示すように、電流はE S A ”薬物の投与を始めて10分後に止 めた。
実施例B ヒト・ボランティアでの実験ヒト・ボランティアで実験を行なって種 々の製剤の血管拡張/刺激の程度、従って本発明の好ましい製剤としての予想さ れる有用性を測定した。
これらの実験において、局所皮膚浄化増強剤の作用について7人のヒト・ボラン ティアからデータを集めた。試験した皮膚浄化増強剤はOa+egall油(市 販の関節炎緩和製剤)の全成分であった。以下の表5の実施例26〜36に示し た11の製剤で全対象の右腕を処置した。それぞれの製剤(約15m1)を、腕 の裏側表面の2cyr”面積の皮膚に綿棒を用いて局所適用した。観察は10. 20および30分間隔で記録した。次の赤み/刺激インデックスを用いて血管拡 張/刺激を類別した: 0 =赤み(即ち、紅斑)なし: 1 =若干の赤み: 2 =明白な赤み W =膨疹刺激(即ち、紅斑環によって囲まれた浮腫核):およびWH=白化。
表 5 ヒト対象に適用した血管拡張製剤実施例 識別 成 分 26 伽ega”油 サリチル酸メチル17.5%:ヒスタミン・二塩酸塩0゜ 02%:ニコチン酸のメチルエステル0.27%;およびカプンカム・オレオレ シン0.24%[50150(v/v)のイソプロピルアルコール/水の媒体中 127 Heet”液 サリチル酸メチル15.0%:カプサイシン0.025 %:およびカンファー3.6%[アセトンとの70%アルコール中〕 28 DCEI カブサイシン024%およびニコチン酸メチル0.27%[5 0/ 50 (v/v)のイソプロピルアルコール/水の媒体中] 29 DCE3 カブサイノン0.24%[70%エチルアルコール中]30  [K:E4 カブサイシン0.24%[70%エチルアルコール中]31 DC E5 ニコチン酸メチル0.24%[70%エチルアルコール中]32 DCE 2 ヒスタミン・二塩酸塩002%[50150(v/v)のイソプロピルアル コール/水の媒体中] 33 媒体 70%エチルアルコール 34 媒体 50/ 50(v/v)のイソプロピルアルコール/Millip oreQ水 35 Heet” サリチル酸メチル25%:カンファ−3%:メタノールスプ レー 3%:およびニコチン酸メチル1%[イソプロピルアルコール媒体中] 36 サリチル サリチル酸メチル99+%酸メチル 血管拡張の存在は皮膚の赤みの程度によって測定した。膨疹刺激は、盛上がった 白っぽい中心を囲む紅斑環の存在によって!識した。白化は盛上がりまたは赤み のない白っぽい領域を示す。得られたインデックスの採点を記録し、表6にこれ らの平均点を示す。表6において、例えば2−Wのインデックス点は明白な赤み と膨疹刺激を示す。
表6に示した結果に基づくと、製剤実施例26.28.31および35がこの対 象群において最大の血管拡張を示した。3種のこれら製剤のすべては共通の成分 としてニコチン酸メチルを含有していた。4種の製剤のすべてはアルコール媒体 中であった。実施例33のエチルアルコールおよび実施例34のイソプロピルア ルコールの処置における赤み反応の欠如に基づくと、アルコール媒体は血管拡張 機能を発揮しないようである。大部分の対象において、10分の時間が皮膚浄化 増強剤に対する最大の紅斑反応に適している。
表 6 ヒト対象に適用した血管拡張製剤の結果上記の好ましい態様および実施 例は説明のために挙げたものであり、限定のためのものではない。上記の製剤、 方法およびシステムを変化させることが可能であり、本発明は開示した好ましい 態様および実施例に限定されるものではな(、本明細書に添付した請求の範囲に 記載された通りであることは理解されよう。
実施例C別のインビボでのイヌの実験 イヌにおけるオフセット時間および皮膚浄化に及ぼすある種の組成物の作用を調 べるために別の実験を行なった〇 これらの実験においては、試験しようとする製剤を以下に記載するように局所的 に、または経皮イオン導入法(TDI)によって適用した。前処理期間の後、ア ルブタミンを以下のようにTDIを用いて10分間適用した。試験した製剤は次 の通りである。
イオン導入法によって適用した製剤 ニコチン酸メチルC8igma Chemical Co、 ) ニゲル化剤と してMethocel” EIOM(ヒドロキシプロピルメチルセルロース;  Day Chemical Company)からなる水溶性ゲル中に0.05 %のニコチン酸メチルを配合した。
フエノキシベンザミン・塩酸塩(Spectrum Chemical Co、  ) ニゲル化剤としてMethocelTMEIOM(ヒドロキシプロピルメ チルセルロース; Dow Chemical Company)からなる水溶 性ゲル中に0.10%のフエノキシベンザミンを配合した。
フェントールアミン・塩酸塩(Sigma Che+5ical Co、 )  ニゲル化剤として1lethocel” EIOM(ヒドロキシプロピルメチル セルロース; Dow Chemical Company)からなる水溶性ゲ ル中に1.00%のフェントールアミンを配合した。
ピロカルビン・塩酸塩(Spectrum Chemical Co、 ) ニ ゲル化剤としてMethocel”EION(ヒドロキシプロピルメチルセルロ ース; Dow Chemical Company)からなる水溶性ゲル中に 0.05%のピロカルビンを配合した。
トラゾリン−塩酸塩(Sigaa Chemical Co、 ) ニゲル化剤 として1lethocelT&IEIOM(ヒドロキシプロピルメチルセルロー ス; Dot Chemical Company)からなる水溶性ゲル中に1 .00%のトラゾリンを配合した。
局所的に適用した製剤 アルファ油(Gensia Phar+5aceutieals、 Inc、” ): 2.9 : 2.0 : 1.0のイソプロピルアルコール:軽鉱油(S igns Chemical Co、 ) :サリチル酸メチル(Aldric h Chemical Co、 )からなる媒体中に、0.27%(響/W)ニ コチン酸メチル(Sigma ChestcaL Co、 )、0.24%力ブ シカム・オレオレシン(トウガラシ含油樹111iXWhiteha11/Me Falan Sa+ith Ltd、、 Edinborough、 5cot land)および0,02%ヒスタミン。
:Axsain”(Galen Pharrna、Inc、 ) :ベンジルア ルフール、セチルアルコールノステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロ ピル、ステアリン酸ポリオキシエチレン配合物、精製水、ソルビトールおよび白 色ワセリンからなる媒体中に0、075%のカブサイシン。
ベータ油(Gensia Pharmaceuticals. Inc. )  : 2. 9 : 2. O : 1. 0のイソプロピルアルコール:軽鉱油 (Sigma Chemical Co. ) :サリチル酸メチル(Aldr ich Chemical Co. )からなる媒体中に、0.27%(w/w )ニコチン酸メチル(Siga+a CheIItcalco.)、0. 0  2 8%カブサイシン(Sigma Chemical Co. )および0. 02%ヒスタミン・二塩酸塩(Sigma Chea+fcal Co. )。
D C E 1 (Gensia Phara+aceuticals, In c. ) : 5 0/ 5 0 (V/ v)のイソプロsル 7/I/:I−ル/水中に、0 27%ニコチン酸メチル(Sigma Che mical Co. )および0、24%カブサイシン(Sigma Chem ical Co、)。
D C E 2 (Gensia Phar+*aceuticals. In c. ) : 5 0/ 5 0 (v/v)のイソプロピ■ 7/1,1−ル/水中i.:0. 0 2%[j:タミン・二塩酸塩(Sigm a Che+sieal Co. )。
D C E 3 (Gensia Pharmaeeuticats, roe . ) : 7 0%エチルアルコール中に0。
24%カブサイシン(Sigma Chemical Co. )。
D C E 4 (Gensia Pharmaceuticals. Inc . ) : 7 0%エチルアルコール中に0。
24%カブサイシン(Sigma Chemical Co. )。
D C E 5 (Gensia Pharmaceuticals. Inc . ) + 7 0%エチルアルコール中に024%ニコチン酸メチル(Sig ma Chemical Co. )。
D C E 6 (Gensia Phara+aceuticals. In c. ) : 5 0/ 5 0 (v/v)のイソプロピ■ アルコール/水中+=0.075%カブサイシン(Sigma Chemica l Co. )および0.27%ニコチン酸メチル(Sig@aChemica l Co. )。
デルタ油(Gensia Pharmaceuticals. Inc. )  : 2. 9 : 2. 0 : 1. 0のエチルア/I/ニアー/L/:プ ロピレングリコール:サリチル酸メチル(Aldrich Chemical  Co. )からなる媒体中に、0.27%(w/w)ニコチン酸メチル(Sig ma Chemical Co. )および0.028%カブサイシン(Sig ma CheIIIical Co. )。
Finalgon”(Dr. Kart Thomae Ga+bH) :軟膏 基剤中に0.40%ノニバミドおよび2.5%ニコチン酸ブトキシエチル。
ガンマ油(Gensia Pharmaceuticals. Inc. )  : 2. 9 : 2. O : 1. Oのイソプロピルアルコール:軽鉱油 (Sigma Che+sicaL Co. ) :サリチル酸メチル(Ald rich Chemical Co. )からなる媒体中に、0.27%(W/ W)ニコチン酸メチル(Sigma Chemtcalco.)および0.28 0%カブサイシン(Sigma Chesfcal Co. )。
BeetTMリニメント(WhftehalL Laboratorfes)  :アセトンと70%アルコール中に15.0%サリチル酸メチル、3.6%カン ファーおよび0.025%カブサイシン。
Oa+ega’油(Block Drug Co. Jersey Cfty.  N, J. ) :鉱油とイソプロピルアルコール(IPA)からなる媒体中 に、0.02%ヒスタミン・二塩酸塩、17.5%サリチル酸メチル、0.27 %ニコチン酸メチルおよび0.24%カブシカム・オレオレシン。
Rubriment”(Nordiark) : 2. 0%ニコチン酸ベンジ ル、0,2%サリチルアミド、1、8%(2−ヒドロキシエチル)−サリチレー ト、3.0%テレピン油、3.0%カンファーおよび0.1%ノニバミド。
加熱:ホット・パック(Heat Comfort”、 3M Consule r Specialties Division)を60℃まで暖めた。
動物の調製と取扱い 6匹のラブラドル・ドッグ(20〜39kg)をテーブル上に静かに横たわるよ うに訓練した。それぞれの実験の前に、3つのECG電極(1リード)を背中( 前足の近く)の毛を剃った部分にあてて心拍数を得た。それぞれの実験の前に、 皮膚を切断または目に見える損傷を与えないように注意しながら後足(右または 左のどちらか)の外側部分を剃った。この部分を石鹸と水で清浄にし、次いで、 アルコール消毒綿と続いて3 M One−Step−Prep”テープによる 皮膚調製を用いて皮膚をデフレート(deflate)シた。
前処理 実験方法の項に挙げた濃度でゲル中に血管拡張剤を含有する1.8(Ill”電 極(Graphic Controls, Buffalo. N.Y,)を用 いたTDIによってそれぞれの血管拡張剤を供給した。すべての実験において、 リン酸緩衝化した食塩水ゲルを含む中性(indifferent)@極を血管 拡張剤を含む電極と結合させて適用した。試験したそれぞれの血管拡張剤は0.  6mA/c+m”の電流を用いて10分間適用した。この時間中は、ESAリ サーチ・システムを用いて心拍数を連続的に記録した(5秒間隔で)。次いで、 供給電流を取り、皮膚に付着した過剰のゲルのすべてをティッシュを用いて穏や かに除去した。
局所適用される血管拡張剤のそれぞれは、約0. 2 5mlの容量で皮膚に適 用した。この薬物を皮膚に吸収させ、この間にESAリサーチ・システムを用い て10分間、心拍数を連続的に記録した。
加熱のみによって十分な血管拡張が得られるか否かを調べるために、薬物供給の 前に10分間、皮膚に60℃のホット・バックを適用し、この時間中にESAシ ステムによって心拍数を連続的に記録した。薬物供給電極を適用したときに、こ の加熱バックを再加熱し、研究の開は電極の上に置いた。
−ルブタミンの投与 10分間の前処理期間の後、48111Mのアルブタミン電極と中性電極を適用 し、薬物の供給を開始した。1 、 0 mA/cIIljの電流密度を10分 間供給して30.6の投与量(ITCA)’を得た。この処理の目的は、少なく とも30分間は継続するベースラインを越えた少なくとも40拍/分の上昇した 心拍数反応を生じさせることであった。
投与量(ITCA)lは、適用した電流密度(mA/cmりを、供給時間(分) および薬物濃度(%)および電極面積(cmつと掛けることによって算出した。
これは、電極からの薬物放出の速度(μg/Cが7時間)と関係していることが わかっている(23)。ITCAの単位はtxA.分である。
結果 図3および図4は、2つの異なる血管拡張製剤による前処理が2群の別のイヌの オフセット時間に及ぼす作用を示すものである。「対照」と表示した曲線は、前 処理なしにアルブタミンをTDI供給した後の心拍数の長期上昇を示している。
その他の曲線は、イオン導入法によって適用したトラゾリンまたは局所適用した Omega ”油のどちらかで前処理した後の反応を示している。それぞれ0. 06および0.08μg/kg/分の注入速度で静脈内投与した後の反応が含ま れており、これらは該動物における最も早い可能性のあるアルブタミン反応を示 している。
皮膚浄化増強剤のための血管拡張剤の強さを認識した後、分析のための変数を選 択してこれら前処理を比較した。上昇速度(開始)はかなり首尾一貫しており、 血管拡張剤の存在によって影響されなかった。この分析の重要な変数は次の通り である: 1)薬物投与を停止した時間と心拍数の減少開始の時間の間の遅延:2)心拍数 の最大変化の時点から一連の%レベル(即ち、10、20、30、40および5 0%減少)に達するまでの時間(分)2;3)オフセット傾きの指数の適合から 得た心拍数減少の半減期(分)。
市販(OTC)および本出願友の製剤の組合せを比較のために選択した。図5は 、対照と比較して、種々のOTCおよび本出願人の製剤の適用に関連した半減期 と遅延時間を示す棒グラフである。図5に示されているように、TDIおよび局 所の血管拡張(NIち、皮膚浄化増強)製剤がこの研究に含まれていた。皮膚浄 化増強剤(DCE)の名称に続いて、製剤が皮膚に塗布されたか(R)(即ち、 局所適用)、または経皮イオン導入法によって適用されたかを示す接尾語、およ び前処理時間(例えば、1または10分間)が示されている。少なくとも1回に 2匹のイヌにそれぞれの処置を行なった。これらの動物において最も顕著な反応 を示した薬剤(即ち、Osega”油、RubriIIent”、トラゾリン) を、さらに2匹の動物で試験しり(処理あたりn=4)。
反応の再現性を調べるために、Omega”油をそれぞれの動物において複数回 試験した。図6および図7は、異なる日に同一の処方(例えば、Omega”油 による前処理とそれに続いてTDIアルブタミン)を受けた1匹の動物(POま たはBO)の、心拍数の変化と時間の関係を示すグラフである。
このDCEスクリーニング研究が終わった後、最も短い遅延および半減期ならび に最も早い心拍数減少(オフセット)を示した製剤を、合計12の処置(6匹の イヌ、それぞれが2つの処置を受ける)について試験した。表7は、この分析の ために算出した変数をまとめるものである。6匹のイヌはこの表にBA、BB。
BO1M!、POおよびSAとして挙げられており、実験識別番号がそれに続い ている。これらのイヌに、対照(前処理なし)および5種類のDCE前処理処方 を実施した。
ガンマ油は、心拍数の10および20%減少の両方を達成するのに必要な時間に 統計学的に有意な皮膚浄化の増強(対照に対して)を与えた(図8)。両方の場 合に、ガンマ油の前処理は、それぞれ対照に比べてほぼ2@早い心拍数の減少を 与えた。0■ega”油の実験の半減期は対照の約50%であった(18分と3 1分)。他の前処理は対照と統計学的に有意に異なるものではなかったが、すべ ての前処理について対照以上の観察しうるオフセットの改善が存在した。
表 7 皮膚浄化増強の実験 対照(BA325−01) 52,17 1.57 12.53 3,20 4 ,83 6.46 19.0? 22.93対照(BA326−01) 123 .25 1.00 19.89 6.24 9.16 12.67 17.19  21.70対照(M■309−01) 60.00 60.00 60.00  60.00 60.00 60.00 60.00 60.00対照(BA2 06−01) 88,00 5.50 60.00 7.07 98.65 1 0.21 16.92 24.25対照(BO200−01) 56.00 1 .50 60.00 11.00 60.00 60.00 60.00 60 .00対照(PO200−OX) 87.00’ ?、00 60゜00 9. 35 11.70 60.00 60.00 60.00対照(MI308−0 1) 63.00 5.10 19.23 8゜80 11.70 14.16  18.40 24.54対照(BA233−01) 78,80 3゜66  20.60 5,53 7.41 9.91 13.84 25.97対ff1 (80343−0154,052,2813,724,536,799,231 1,7316,68対照(BO344−01) 88.07 0.00 25. 09 12g 4.55 10.5g 22.82 30.00対照(PO34 9−01) 94.17 1.67 52.48 9.66 19.65 29 .56 60.00 60.00対照(BA328−01) 54,44 3. 10 52.48 7.04 16.54 23.02 29.50 33.1 0対照(BO300−01) 58,44 9.20 13.72 10.79  23.3g 13.98 16.23 18.58対照(BO301−01)  77.47 8.54 2,42 9.50 10.47 11.43 12 .39 13.35対照(M^300−01) 82.88’ 1.99 12 .81 4,00 5.04 8.54 11.49 15.32対照(MA3 01−Of) 77.0g 1,44 9.60 4,04 6.82 11. 63 13.58 15.52平均 74.68 7.20 30.91 10 .19 15.98 21.96 27.72 31.37SEM 4,85  3.59 &49 3,39 4,42 4.93 4.94 4.47表 7 (続き) ガン71(PO350−01)即時 77.48 0.00 15.17 2. 41 4,83 6,32 7,75 9.18力川(麗l312−01)即時  58.46 2.8g 3.57 3.39 3.91 4.42 4.94  5.45カンフ1(BA330−01)即時 55,58 2.66 23. 08 5.45 10.18 15.98 20.16 24.34R川(PO 351−01)即時 125.30 1.33 22.19 3.20 5.0 7 13.68 23.87 31.331ンマ1(BA331−01)即時  104.09 3.10 18.02 5.40 7.70 11.52 16 .30 21.48ガンマl(R^332−01)即時 125,30 1.4 4 21.36 3.44 5.45 11.44 26.62 60.00ガ ンvl(BO345−01)即時 71.06 1.34 33.95 7.8 6 10.46 16.7? 24.93 31.34ガンマ1(80346− Of)即時 95.64 0.00 27.47 2.48 4.95 21. 01 31.00 60.00ガノマl(MI313−01)即時 93,34  0.78 19.23 2.15 3.53 4.90 14.31 22J 5ガフ71(8830g−01)即時 60,17 1.44 10.67 4 .15 5.42 8.53 10.33 13.00ガンマ1(BO308− 01)即時 90.81 16.08 15.5g 1!11.33 20.5 g 27.97 35.01 42D05 ガンマ1(BO309−01)即時 95.33 11.64 14.41 1 4.50 19.78 24.97 2g、90 32.8Q ガン71(MA309−01)即時 76.48 2.22 7,57 3,4 3 4.64 5.85 7.06 11.27平均 86.64 3.45  17゜87 5.86 8.19 13.34 19.32 28.05SEM  6.41 1,33 2.26 1,39 1.59 2.14 2.76  4.90表 7(続き) ガパ10(BO341−01) 74,11 2.40 1L76 4.22  6,03 8.10 10.95 16.09がンマ10(BO342−01)  41,13 2.59 10.47 4,55 6,50 9.92 15. 62 21.85ガンマ10(PO346−01) 53.20 0.19 4 .95 1.26 2.33 3.40 4.47 5.76ガンマ10(PO 347−01) 101,66 1.44 14.41 2.37 3.29  4.22 5.14 6.07ガンマ10(MI305−01) 51.94  12.8g 1.91 13.48 14.08 14.69 15.29 1 5.89ガンマ10(BA324−01) 105.17 0.77 22.1 9 3,95 8.03 12.90 17.31 21.70ガフ710(M I310−01) 78,14 1.37 19.89 7.99 9.73  13.28 33.00 60.00ガン710(BA329−01) 96. 23 0.11 27.4g 4.54 9.51 14.8 19.95 2 5.68ガン710(MA306−01) 66.96 5.10 17.47  7.83 11.251?0.04 21.53 26.03ガン710(M A307−01) 78.45 1.56 23.08 5.80 9.14  16.64 24.19 31.60ガンマ10(BO306−01) 45, 33 1.20 11.76 3.86 6.53 g、65 10.83 1 2.34ガンマ10(BO307−01) 89,59 3.99 14.06  9.52 12.92 16.17 19.28 22.39平均 73,4 9 2.80 14.95 5.7g 8.28 11.66 16.46 2 2.17SEM 6.38 1.01 2.16 0.98 1.037 1. 37 2.33 4.13デルタ10(PO413−01) 64.32 2. 50 g、34 0.50 1.08 3.75 4.42 9.33デルタ1 0(BO408−01) 71.61 2.88 13.72 2.00 3. 5 7.58 12.25 16.17表 7(続き) 50%ガンマ油(III306−01) 4106 6.20 2,83 6. 99 7.78 8.56 9.35 10.1450%ガンマ油(B^333 −01) 62.21 5.99 27.57 7.39 16.85 23. 61 30.37 36.0050%ガンマ油(BO347−01) ?6.0 5 1.89 32.06 5.03 9.30 18.67 30.73 6 0.0050%jン7油(MI314−01) 61.35 7.65 23. 0g 10.90 14.79 19.07 22.80 26.5P 5@ガンマ油(PO354−01) 89.OL 0.2g 44.40 10 .49 16.76 23.03 29.29 60.0050%カンマ油(B O350−01) 63.16 3.32 14.41 5.63 7.93  11.45 16.25 22.1050%カンマ油(B^336−01) 7 1.18 7.20 24.04 14.74 19.44 23.44 27 .44 31.4S 50%ガンマ油(PO310−01) 99.70 0.00 13.10 4 .49 7.19 9.66 12.55 15.5250%ガンマ油(!l[ ^310−01) 85,36 0.45 16.47 3.61 7.36  12.(1416,9421,8550馴ン7油(BB341−01) 86. 53 111.87 16.47 11.70 15.15 20.22 24 .38 28.T4 50%カノマ油(BB311−OX) 55.22 12.3g 6.85 1 4.42 16.47 19.05 22.05 22.7Q 50%ガンマ油(iiA3tt−Ox) 45.27 3.78 t3.40  6.26 8.73 16.55 19.09 21.63平均 69.76  4.83 19.56 8.47 12.31 1?、11 21.77 29 .70SEM 5.21 1.12 3,30 1.11 1,33 1.57  2.04 4.53表 7(続き) オメガ(BO30801) 55.00 2.40 9.93 4.07 5. 73 7.40 9.79 12.18tメガ(BO30801) 57,00  7.00 17.47 11.75 14.25 16.63 23.49  31.19オメfl(PO30901) 80.00 3.00 7.10 4 .48 5.96 7.44 9.14 10.96tlRcPO31101)  77.00 3.00 10.29 4,97 6.95 8.84 10. 63 12.42オメガ(PO31102) 69,00 3.00 g、47  4.41 5.82 7.22 11.44 16.44オメfl(BO31 901) 78.00 2.00 19.89 131 10.00 15.6 0 20.80 26.00オメfl(MI31101) 82,94 0.0 0 36.0? 3.13 7.74 22.86 60.00 60.00オ メfl(BB304〜OX) 63.56 11.37 9.29 13.20  15.03 1111.94 26.09 32゜39tメf(88305〜 01) 63.65 133 16.02 5.83 15.51 18.95  22−39 2543オメガ(M^304−01) 56,86 6.87  7.28 8.37 9.88 11.3g 20.09 21.22tメff (MA305−01) 56.48 7,20 9.14 8.33 9.46  10.59 11.73 15.70オメガ(MI327−01) 48.7 9 5.10 12.43 6.53 7,96 9.39 11.15 13 .23tメff(BA352−01) 73.07 3.44 8.72 5. 12 6.80 158 1414 17.62平均 66.26 4.36  13.25 6.35 9.31 12.60 19.302171SEM 3 .22 0,87 2.30 0.90 0,98 1.48 3.77 3. 70表 7(続き) 1訃ラゾリ7(+30300−01) 53,00 2.00 14.06 7 .24 8.85 10.45 12.29 19.861%トラゾリン(PO 356−01) 101,93 5.2g 5.75 9.14 12.89  16.35 19.40 22.451%トラゾリン(PO357−01) 8 0,67 0.67 10.87 2.56 4.46 6.18 7.61  9.041%トラゾリン(B^337−01) 84,26 1.33 32. 06 9.27 15.49 20.96 26.43 31.331%トチゾ リン(13A338−01) 93.54 1.77 20.60 4.71  7.55 10.17 14.58 21.821%トラゾリン(BB302− 01) 69゜23 5.27 17.47 8.58 12.60 19.7 8 30.11 35.271%トラゾリン(BB303−01)92,751 .8112.814.5610.2819.702g、2960.001%トラ ゾリン(MI317−01) 67.50 0.39 19.23 4J1 1 2.20 14.89 17.58 20.271%トラゾリン(BO352− 01)97.310.0018.602.174.127.4712.2019 .92196トラゾl+7(803051−01) 84,22 0.22 2 1.36 4.63 7.66 11.55 26.06 60.O0 1訃うIリン(MA302−01) 64,17 4.43 10.47 6. 46 8.49 10.55 12.63 14.681%トラゾリン(MI3 28−01) 87.58 8.02 18.02 9.64 11.25 1 2.8? 16.89 20.441%トラゾリン(MI303−01)?2. 154.6511.3010.4911.9013.3014゜8318.05 平均 80,64 2.76 16.35 6.44 9.83 13.40  18.38 27.16SEM 4.03 0.69 t、g40.7& 0. 93 L3x 1.99 4.43実施例D 単離された潅流ブタの皮膚・フラ ップモデルにおける薬物の経皮的イオン導入による供給 静脈量を直接検定できるような手段を提供することにより、皮膚に適用した活性 物質の吸収を測定するためのインビトロモデルとして、単離した潅流ブタの皮膚 ・フラップ(皮膚組織弁)[lPP5F]装置を開発設計した。これは、上腹部 動脈からの循環を受け、上腹部静脈に戻るブタの島−挿管皮膚・フラップ(is land−tubed 5kin flap)を単離することにより行った。2 回の手術工程により、この微小循環がアンカトニカリー(uncatonica lly)に正しくなるように維持させた。ブタの皮膚はその機能および構造がヒ トの皮膚と類似しているので、使用した。RiViereらの「単離された潅流 ブタ皮膚フラップ(IPPSF月、 Fundaa+ental and Ap plied Toxicology 7:444−453(1976)を参照の こと(これは引用によって本明細書に包含される)。
温度および湿度を制御したチャンバーにより、単離し挿管したブタの皮膚・フラ ップをおよそ12時間まで生存させた。このフラップは、ウシ血清アルブミンお よびグルコースを含有するクレブス−リンゲル重炭酸緩衝液(pH7,4)に委 ねられた尾部表面上腹部動脈およびその対である静脈を介して潅流させた。フラ ップの生存は、グルコースの利用性およびラクテートの産生をモニターすること により実験の間中確認した。
Riviererらに記載されている2回の手術操作を使用し、2日後に皮膚・ フラップ(2つ、ブタの両脇の1つ)を採取した。それらを入手したなら、尾部 の表面上腹部動脈のカニユーレ挿入により、別のlPP5Fブレクシグラス・チ ャンバーにおける非再循環潅水システムに各皮膚・フラップを接続した。
lPP5F装置(Rivfererにより記載されているもの)は、温度が37 ℃に維持されている密閉した湿潤チャンバーからなる。この密閉したチャンバー 内には、非再循環潅水システムかあり、それにより貯蔵器および管内にフラップ のための栄養媒質が含有されることになる。この媒質は、グルコースおよびウシ 血清アルブミンを含有するクレブス−リンゲル重炭酸緩衝液(pH7,4)であ る。これを、95%酸素および5%二酸化炭素に暴露させることによりシラステ ィック管を通して酸素処理し、温度フロー、pHおよび圧力を実験の間、連続し てモニターした。フラップの生存を規定するグルコース利用性、浸透度、動脈p H、ラクテートおよびラクテートデヒドロゲナーゼ産生などのパラメーターを定 期的にモニターした。
保存剤としてメチルおよびプロピルパラベン、キレート化剤としてEDTA二ナ トリウム、および酸化防止剤としてナトリウム・メタビフルファイトを含有する 水性ヒドロキシプロピル・メチルセルロース(HPMC)ゲル中に、アルブタミ ン(^rbutamine)を5.3a+g/g■(約15謹M)、7.1mg /Gi(約20mM)、1,24mg/g+s(約35mM)および24. T ag/gl(約70mM)にて、(イオン導入による供給のために)製剤化した (pH約4)。不関電極ゲル製剤は、保存剤としてパラベン類を含有し、また伝 導率を調節するための塩化ナトリウムを含有している水性リン酸ll断化(pH 7)HPMCゲルであった。
多くの実験に使用したジエンシア電極[グラフィック・コントロールInc、  (Graphic Control Inc、 )、 ブファ口、ニューヨーク によって製造]は、アルブタミンまたは下関ゲル約1gを含有するに充分な直径 14II11×深さ5■Iの貯蔵タイプのものであった。この貯蔵体は、銀/塩 化銀の裏材を有する5 8+nX 45mII長円形の接着剤−被覆発泡性ポリ エチレンに含有されている。このゲル貯蔵体の断面積は、1.54ccであった 。
このlPP5Fモデルでは、薬物投与の面積を増大させるため、トランスQ1電 極[[)MED、Inc、、ユタ、サルト・レイク・シティ−によって製造]を 使用した。水和ゲルマトリックスにより、トランスQ’電極の面積をおよそ7c m”に近付けた。これは、暢約1.6malx長さ4,5顛であるゲルマトリッ クスから構成されている。このゲルは、使用する直前に薬物溶液1.5mlによ って水和化し、接着性の裏材に接触させた。
アルブタミンをイオン導入法により供給するための電流は、ライフーチック・イ オントフォア[Lofe−Tech、 Inc、 、 T X、 ホウストン] 6110A型によって供給した。これは、駆動電圧がAg/AgC1裏材への電 流を一定に維持するよう調節するバッテリー電力装置である。次いで、この電流 により正に帯電したアルブタミン分子が皮膚内に移動される。
電流は、ライフ−チック・イオントフォアから得たリード線を介して電極に適用 する。電流を供給した後、その電極を取り外し、その表面に残ったゲルを優しく 除去する。
アルブタミンを含有する電極および不関電極を電極接着剤によってlPP5Fに 接着させた。供給するアルブタミンの潜在的な「投与量」または■★T*c★A は、薬物濃度の百分率(%)×電流(mA/cm2)x電流時間(分)×電極の 面積(c+*りという積で示される。
皮膚のクリアランス増強物質(DCE)を投与するための標準的なプロトコール は、アルブタミンのイオン導入法による供給前の10分の前処置時間であった。
トラゾリン、ガンマ・オイル、ルブリメント・オイノI/R(Rubrimen t oil”)、およびオメガ・オイル6はこの皮膚・フラップにて試験するD CEの例示である。トラプリンを除くすべての前処置では、オイルまたは軟膏を 数秒間注意して皮膚にすり付けた。トラゾリンはイオン導入法により供給した。
lPP5Fの静脈排出液から試料1.5mlから2.5mlを採取し、IN塩酸 を使用してpH5−6に調節した。各試料から0.4ml量を取り、それを、2 000×G、30分間でベックマンT−J5型卓上遠心装置を使用するアミコン ・ウルトラフリー微小分配装置[Am1con ULtrafree Micr opartition devictJにより、濾過した。
得られた濾液50μlを逆相高速液体クロマトグラフィー系に注入し、アルブタ ミンを分析した。このHPLC系は、4.6X110龍、5マクロンのワットマ ン・バーチスフエラC18逆相カラム(Thatman Partispher e C18reversed phase column)から構成されている 。分析は、40%v/vメタノール、2 %v/v氷酢酸、5+aMヘプタンス ルホン酸、58%v/v水を含有する移動相を用い、室温にてアイソクラチック な条件下で行った。この移動相のpHは調節しなかった。紫外線検出は280止 にて行った。
このHPLC法により、媒質中の遊離のアルブタミンが測定され、このHPLC 法ではlPP5F潅水媒質中のウシアルブミンと結合するその薬物は抽出されな かった。従って、このHPLC法を使用して■PP5F試料を分析して得られた 薬物濃度は、アルブタミンのアルブミンへの64%タンパク質結合を勘案して補 正し、補正された遊離薬物の値を得た。
DCEが前処理の際に微小循環に入っているか否かを決定するため、トラゾリン および、カブサイシンおよびニコチン酸メチルなどのガンマ・オイルの成分を検 定した。
最初に、検定した薬物濃度、流出蓄積量、流速、圧力、血管抵抗およびインピー ダンスを経時的に検定するため、各皮膚・フラップをグラフ化した。アルブタミ ン濃度の値を使用し、濃It(μg/■1)と流速(17分)との積として流出 量(μg/分)を各サンプリング時間に計算した。流出量は面積と正比例するが 、電極の面積は一定のままであるので、この皮膚・フラップにおける流出量の計 算では面積を使用しなかった。電流密度1.0mA/ea+2にて10分間、3 5mMアルブタミン電極を使用して行った皮膚・フラップ71,2および713 について、時間に対する典型的な流出量のプロットを図9Aに示す。
蓄積量(μg)または曲線下面積(AUG)の値を、時間に対する流出曲線の積 分によりめた。フラップ712および713に関する蓄積量対時間を図9Bに示 す。
フラップを種々の■★T*C値と比較する場合に基本的に重要なパラメーターは 、ピーク流出量、蓄積量、および模擬ピーク血漿濃度である。
■★T*Cは、すべての実験グループにわたるアルブタミンの用量を比較するた めに使用できる流出量の予測値である。すべてのフラップ(皮膚クリアランス増 大物質なし)に関するピーク流出量対1*T*Cのプロットを図10Aに示す。
355Mフラップは、非常に良好な直線相関(R=0.87)であった。これは 、70mMフラップが35mMアルブタミン濃度を使用するフラップよりも低い ピーク流出量を示す傾向を指しているようである。約25mAm分−%濃度/c 112のI*T*Cに関し、35mMフラップの平均ピーク流出量は約4μg/ 分であり、70+nMフラップの平均ピーク流出量は約2.5μg/分であった 。アルブタミンはα−アドレナリン作動性レセプターに作用すると言われており 、従って7QmMアルブタミン濃度が血管の収縮を顕著に増大させる場合がある ために、その後35mM濃度よりも低いアルブタミンピーク流出量を示したので あった。
図10Bでは、模擬ピーク血漿濃度をI*T*Cに対してプロットしている。
ここでも、701Mフラップが、低い流出量であるために35+sMフラップよ りも低い(例えば、ヒトにおいて予期されるように)予想値のアルブタミン血漿 レベルを示した。さらに、約25のI*T*Cを使用して行った351M皮膚・ フラップでは、約4ng/+wlのピークアルブタミン血漿濃度が予想された。
このI PP5E算定値である4ng/mlは、運動ストレス試験にて心臓を評 価するために心拍数を適切に増加するのに必要とされる、ヒト臨床試験にて示さ れたアルブタミンの血漿レベルの範囲内であった。
lPP5Fを使用すれば、種々のDCEがアルブタミンビーク流出量および蓄積 量並びに模擬ピーク血漿濃度に対してどのような作用を有しているかを決定する ことに関してそれらDCE相互を比較することができる。図11A−Cは、電流 密度1.0腸A/e+s”を10分間供給する35■Mアルブタミン電極を使用 して行うた、一連のlPP5F実験を示すものである。対照フラップには前処理 を施さなかった。4つのDCHの1つを用いて4組のフラップを10分間前処理 した。
使用したDCEはオメガ・オイル”、0.1%トラゾリン、1.0%トラゾリン またはルブリメント・オイル1のいずれかであった。
図11A、IIBおよびIICは、対照およびその対照をそれぞれピーク流出量 、蓄積量および模擬ピーク血漿濃度に関して4つのDCE物質と比較してどうな るかのプロットを示すものである。ルブリメント・オイル1で前処理した皮膚・ フラップは、対照のアルブタミンビーク流出量および模擬ピーク血漿濃度よりも じであった。オメガ・オイル“および1.0%トラゾリンもピーク流出量、蓄積 量および模擬ピーク血漿濃度は対照のそわらの値よりも高い数値を示した。
図12A−Cは、アルブタミンピーク流出量、蓄積量、および模擬ピーク血漿濃 度に関する対照および5つの異なるDCE前処理のプロットを示している。28 分間の0.7mA/cm”によって35−Mアルブタミンを供給する前に、この 一連のフラップにおいてガンマ・オイルおよびトラゾリンを2回の10分DCE として試験した。トラゾリンのイオン導入法による供給のためのパラメーターを 変動させ、アルブタミンピーク血漿および量を増大させるためにトラゾリン供給 を最適化できるか否かを決定した。トラゾリンはα−ブロッカ−であり、アルブ タミンをイオン導入法により供給した際に血管収縮される微小循環における血管 収縮を阻害することができる。この一連の実験では、図12A−Cに示されるよ うに、トラゾリンはアルブタミンに関連する目的のパラメーターを促進させない ようであった。ガンマ・オイルは、ピーク流出量、蓄積量および模擬ピーク血漿 濃度について対照に匹敵し、同等であった。
図12A−Cではさらに、ライフ−チック(Life−Teeh、Inc、、  /Nウストン、TX)メゾイトロード・ガーゼ電極と図式対照電極(アルブタミ ンの供給に使用するものと同じ)とを使用した場合の、イオン導入法によるトラ ゾリンの供給を比較している。メゾイトロード電極(Meditrode el ectrode)はトラゾリン溶液を使用し、他方、図式対照電極(Graph ic Control electrode)にはトラゾリンゲルを導入した。
図式対照電極はアルブタミンのピーク流出量、蓄積量および模擬ピーク血漿濃度 をメゾイトロード電極よりも2倍に増大するように促進した。
lPP5F実験のグループは、14分間の電流密度0.7mA/e+m!でのイ オン導入法により供給する705Mアルブタミン電極を使用して行った。半分の フラップをガンマ・オイルで10分間前処理し、その半分には前処理を行わなか った(対照)。ガンマ・オイルはアルブタミンのピーク流出量、蓄積量、および 模擬ピーク血漿濃度を対照と比較して増大させた(図13A−Cを参照)。
3つの異なるDCE前処理と対照との比較を、14分間の電流密度0.6mA/ CIl″でのイオン導入法により供給する20t+Mアルブタミン電極を使用し て行った(図14A−C)。0.3mA/cm’にて供給する1、0%トラゾI J ン(7) 10 分M’In処理により、ピークアルブタミン流出量および 模擬ピーク血漿濃度が2倍に増大し、またアルブタミン蓄積量が5oに増大した 。ルブリメント・オイル0は、アルブタミンのピーク流出量を対照よりも66% 増大させたが、アルブタミン蓄積量または模擬ピーク血漿濃度は改善せず、対照 と匹敵するものであった。オメガ・オイル3はこの状況下では、アルブタミン流 出、量または模擬血漿濃度を対照よりも増大させなかった。
図13A−Cに認められるように、■★T*C24,24では、ガンマ・オイル はピーク流出量および蓄積量のパラメーターを明らかに増大させ、7o■M電極 を使用した場合。図12A−Cでは、皮膚クリアランス増大物質は、同一の■★ T*Cでの35mM電極に関するこれらパラメーターを、対照よりも増大させな いようであった。しかし、35mM電極を使用して■★T*cを減少(12,3 7)させた場合、皮膚クリアランス増大物質は再び、これらパラメーターの値を 増大させた(図11AからC)。
次いで、皮膚・フラップ実験のグループを比較的低い■★T*C(12−14) での35mMm!極と比較したが、ここでは、所望の血漿レベルを達成するに十 分であろう総用量(1*T*C*A)となるようにジエンシア電極(1,54c m′)の代わりにトランスQl電極(7cmりを使用し、それにより面積は4. 5@に増加させた。トランスQI電極(フラップ1o8o/1o81および11 08/1109)は、対照と比較して、ピーク流出量、蓄積量および模擬ピーク 血漿レベルに悪影響を与えなかった。
1%トラゾリンは、20mMおよび35mMアルブタミン電極濃電極間し、それ ぞれ594および12.24%Conc−mA−分/cm”の比較的低いI*T fC値において有益なりCEであると思われる。ルブリメント・オイル鴇、35 ++Mアルブタミン電極を使用するI *T*CI2.24において、アルブタ ミンビーク流出量、蓄積量および模擬ピーク血漿濃度を促進させた。
ガンマ・オイルは、24.24%Cone−mA−分/C1112の比較的高い I*T*C!1において7011Mアルブタミン電極濃度に関連して使用した場 合に、良好なりCEであると思われた。
アルブタミン電極の面積を増大させることは、薬物の供給にとって有益であり、 またより詳細な追及が現在行われている。
lPP5Fは、紅時的なアルブタミン濃度およびDCE物質のヒトにおける作用 を予測するためのモデルとして使用される。IPsFによって予想されるアルブ タミン放出速度のプロフィルと、特定のI*T*C*Aに関するヒト臨床試験に てヒトにおいて観察されるプロフィルとには良好な相関関係がある。
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(72)発明者 ポーエルチャク、ジョン・エムアメリカ合衆国92121カリ フオルニア州サン・ディエゴ、チャーマント・ドライブ7045番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.哺乳動物の皮膚の部位にイオン導入法により薬物を投与するための改良方法 であって、その改良が以下の工程: (a)実質的にイオン導入法により投与することができるアルファ・アゴニスト および血管拡張剤からなる群から得られる製剤であって、該部位の近くの皮膚に おいて血流の増加を引き起こすことができる製剤を選択し;そして(b)この製 剤を薬物のイオン導入法投与の前に該部位に投与する;からなる方法。 2.製剤が局所血管拡張剤を含有している請求項1記載の方法。 3.製剤がニコチン酸メチルを含有している請求項1記載の方法。 4.製剤がカプサイシンを含有している請求項1記載の方法。 5.製剤がノニパミドを含有している請求項1記載の方法。 6.製剤が薬物投与の少なくとも約5分前に投与される請求項1記載の方法。 7.対象にイオン導入法により薬物を投与するための改良方法であって、以下の 工程: (a)イオン導入法により薬物を投与するための対象の皮膚の部位を選択し;( b)イオン導入法により薬物を投与する前に、該部位の近くの対束の皮膚に血流 を増加させることができる製剤を投与し;(c)この製剤を十分な時間通過させ て対象皮膚の該部位の近くの皮膚の血流を増加させ;そして (d)対象の該部位にイオン導入法により薬物を投与する;からなる方法。 8.薬物が運動刺激剤である請求項7記載の方法。 9.薬物が1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−[4−(4−ヒドロキ シフェニル)ブチルアミノ]エタノール・塩酸塩である請求項7記載の方法。 10.製剤が有効量のトラゾリンを含有している請求項7記載の方法。 11.製剤が有効量のニコチン酸メチルを含有している請求項7記載の方法。 12.製剤が有効量のカプサイシンを含有している請求項7記載の方法。 13.製剤が有効量のノニバミドを含有している請求項7記載の方法。 14.製剤がイソプロピルアルコールと水の媒体中に17.5%のサリチル酸メ チル、0.02%のヒスタミン・二塩酸塩、0.27%のニコチン酸のメチルエ ステル、および0.24%のカプシカム・オレオレシンを含有している請求項7 記載の方法。 15.製剤が洗浄可能な軟膏基剤中に0.075%のカブサイシンを含有してい る請求項7記載の方法。 16.製剤がアセトンとの70%アルコール中に15%のサリチル酸メチル、0 .025%のカプサイシン、および3.6%のカンファーを含有している請求項 7記載の方法。 17.製剤が重量比で0.24%のカプサイシンおよび0.27%のニコチン酸 メチルを含有している請求項7記載の方法。 18.製剤を投与する工程が該部位への製剤の局所適用によるものである請求項 7記載の方法。 19.製剤を投与する工程が該部位におけるイオン導入法によるものである請求 項7記載の方法。 20.十分な時間が少なくとも5分である請求項7記載の方法。 21.十分な時間が約10分である請求項7記載の方法。 22.製剤が血管拡張剤を含有している請求項7記載の方法。 23.製剤がアルファ遮断剤を含有している請求項7記載の方法。 24.ヒト患者の皮膚の部位にイオン導入法により運動刺激薬物を投与するため の改良方法であって、その改良が以下の工程:(a)該部位の近くの皮膚におい て血流の増加を引き起こすことができる製剤を選択し:そして (b)この製剤を薬物投与の少なくとも約5分前に該部位に投与する;からなる 方法。 25.(a)哺乳動物の皮膚の部位における経皮イオン導入法によって哺乳動物 の血流中に注入することができる薬物; (b)薬物を含有させることができる第1の電極、第2の電極、ならびにこの第 1および第2の電極に電気的に接続され、この第1および第2の電極を通して哺 乳動物に電流を供給することができる電源を含有する、経皮イオン導入法によっ て薬物を投与するための手段; (c)哺乳動物の心拍数をモニターするための手段;(d)この心拍数をモニタ ーするための手段によって測定した心拍数の変化に応答して電流の供給速度を調 節するための手段;および(e)イオン導入法による薬物の投与の前に哺乳動物 の皮膚の部位に投与することができ、該部位の近くの皮膚における血流を増加さ せることができる製剤;からなる薬物投与システム。 26.薬物が運動刺激剤であり;心拍数をモニターするための手段が心電モニタ ー装置であり;調節するための手段がマイクロプロセッサーであり;そして、製 剤が該部位への局所適用に有効なものである請求項25記載のシステム。 27.製剤が、カプシカムの成分、ニコチン酸のエステルおよびノニバミドから なる群から選ばれる少なくとも1種の活性成分を含有している請求項26記載の システム。 28.電源に電気的に接続された製剤を含有させることができる第1の電極と第 2の電極を含有する、経皮イオン導入法によって製剤を投与するための手段をさ らに含有する請求項25記載のシステム。 29.実質的に、(a)アルコール単体、および(b)ヒト対象の皮膚の部位に 投与したときに該部位の近くの血流の増加を引き起こすための手段である活性な 血管拡張剤からなる、イオン導入法による薬物の投与に付随するオフセットを減 少させるのに有用な組成物。 30.活性な血管拡張剤がカプシカムの成分、ニコチン酸のエステルおよびノニ バミドからなる群から選はれる請求項29記載の組成物。 31.活性な血管拡張剤が50/50(v/v)のイソプロピルアルコール/水 の媒体中の0.24%カプサイシンおよび0.27%ニコチン酸メチルである請 求項29記載の組成物。 32.動物の皮膚を皮膚浄化増強製剤で前処理することからなる動物において経 皮投与された薬物の皮膚浄化を増強する方法。 33.皮膚浄化増強製剤が血管拡張を生じる薬剤からなる請求項32記載の方法 。 34.血管拡張を生じる薬剤がニコチン酸のエステル、カプサイシン、ノニバミ ド、カプシカム、カプシカム・オレオレシン、サリチル酸メチル、ヒスタミン、 カンファー、トラゾリン、フェントールアミン、フェノキシベンザミンおよびピ ロカルピンから選ばれる請求項33記載の方法。 35.経皮投与される薬物がイオン導入法によって投与される請求項34記載の 方法。 36.皮膚浄化増強製剤が局所投与される請求項35記載の方法。 37.皮膚浄化増強製剤がイオン導入法により投与される請求項35記載の方法 。 38.短鎖の脂肪族アルコール、軽鉱油またはプロピレングリコールおよびサリ チル酸メチルを含有する媒体中に、 (a)約0.1〜約5%のニコチン酸のエステル;(b)約0.01〜約5%の カプサイシン;(c)約0.01〜約5%のノニバミド;(d)約0.1〜約5 %のカプシカムまたはカプシカム・オレオレシン;(e)約5〜約30%のサリ チル酸メチル;(f)約0.01〜約5%のヒスタミン;および(g)約2〜約 20%のカンファー; から選ばれる血管拡張を生じる少なくとも1種の薬剤を含有する皮膚浄化増強製 剤。 39.媒体が、1部のサリチル酸メチルに対して約2〜約6部のアルコールおよ び約1〜約4部の鉱油またはプロピレングリコールを含有している請求項38記 載の製剤。 40.媒体が、1部のサリチル酸メチルに対して2.9部のエチルアルコールと 2.0部のプロピレングリコールを含有している請求項37記載の製剤。 41.約0.27%(w/w)のニコチン酸メチルと約0.028%のカプサイ シンを含有している請求項40記載の製剤。 42.媒体が、1部のサリチル酸メチルに対して2.9部のイソプロピルアルコ ールと2.0部の鉱油を含有している請求項39記載の製剤。 43.0.27%(w/w)のニコチン酸メチルと0.028%のカプサイシン を含有している請求項41記載の製剤。 44.製剤が約0.2〜約5%のトラゾリンを含有している請求項7記載の方法 。 45.製剤が約0.1〜約5%のニコチン酸メチルを含有している請求項7記載 の方法。 46.製剤が約0.01〜約5%のカプサイシンを含有している請求項7記載の 方法。 47.製剤が約0.02〜約0.03%のカプサイシンを含有している請求項4 6記載の方法。 48.製剤が約0.01〜約5%のノニバミドを含有している請求項7記載の方 法。 49.製剤が約0.02〜約0.03%のノニバミドを含有している請求項48 記載の方法。 50.製剤が約0.2〜約5%のトラゾリンを含有している請求項32記載の方 法。 51.製剤が約0.1〜約5%のニコチン酸メチルを含有している請求項32記 載の方法。 52.製剤が約0.01〜約5%のカプサイシンを含有している請求項32記載 の方法。 53.製剤が約0.02〜約0.03%のカプサイシンを含有している請求項5 2記載の方法。 54.製剤が約0.01〜約5%のノニバミドを含有している請求項32記載の 方法。 55.製剤が約0.02〜約0.03%のノニバミドを含有している請求項54 記載の方法。
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