JPH06500026A - モジュラー試験用臀部代替システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の一つの目的は、一群の補綴用大腿部構成要素から大腿部内に埋め込むた めの正確な補綴用大腿部構成要素を決定するのに使用される、２つの部分から成 る試験的大腿部構成要素を提供することである。

本発明の別の目的は、大腿部の頂部を切除し、適当な寸法の補綴用大腿部構成要 素をその内部に埋め込むときの一基準として使用することの出来る２つの部分か ら成る、試験的大腿部構成要素を提供することである。

本発明の更に別の目的は、本体及び軸部分を備える２つの部分から成る試験的大 腿部構成要素であって、利用可能な補綴用大腿部構成要素に対応する試験的構成 要素が得られる試験的本体及び軸部のみを組み合わせることが出来るようにする 試験的大腿部構成要素を提供することである。

本発明の上記及びその他の目的は、本発明の好適な実施例において提供され、こ の実施例は、補綴用大腿部構成要素を埋め込む前に、大腿部腔を調整しかつ寸法 決めするのに使用される多数の部分から成る試験的大腿部構成要素キットを含む ものである。該試験的構成要素キットは、寸法の異なる少なくとも２つの試験的 軸部分と、寸法の異なる少なくとも２つの試験的本体基端部分とを備えている。

これら試験的細部及び本体部分は結合させ、試験的大腿部構成要素を製作するこ とが出来、この試験的大腿部構成要素は、補綴用大腿部構成要素を埋め込むため 、大腿部内の腔を正確に寸法決めするための一基準として使用することが出来る 。

本体部分の各々は、手術中に大腿部の頂部を切除するために使用される２つの略 垂直なガイド面を備えている。これら２つの略垂直なガイド面の一方は、大腿部 腔を通じて前方−後方面に対して平行な面内で整合する。

試験的本体部分及び試験的軸部分の各々は、これら２つの部分同士を結合させる ために利用されるかみ合い雄型−雌型構成要素を備えている。これら雄型−雌型 構成要素の一方は、ばね回り止めを備えており、その結果、２つの部分から成る 試験的大腿部構成要素は相互に保持し合い、一部分から成る構成要素を形成する が、これと選択的に分離させ、１つの本体部分以上を各軸部分に接合させ又はそ の逆に各軸部分と本体部分に接合させることも可能である。雄型又は雌型構成要 素の各々は、選択された本体部分を選択された軸部分に結合させるのを許容する 寸法のキー又はキー溝を備えている。これは、医者が、手術現場にて利用可能な 補綴用整形埋め込み体に適合する２つの部分から成る試験的大腿部構成要素のみ を形成し得るようにするために行われる。本体又は試験的軸部分の一方は又、試 験的本体部分を試験的細部分に選択的に解放可能に固着するために使用されるば ね回り止めを備えている。

本発明の上記及びその他の目的並びに利点は、本発明の一実施例を開示する添付 図面に関する以下の詳細な説明から明らかになるであろう。図面は、説明の目的 にのみ使用されるものであり、本発明を限定するものではないことを理解すべ図 面全体を通じて同様の構成要素は同様の参照符号で示す図面において、第１図は 、本発明の試験的大腿部構成要素の等角図、第２図は、第１図の線２−２に沿っ た大腿部構成要素の断面図、第４図は、第１図の線４−４に沿った試験的大腿部 構成要素の断面図、第５図は、本体及び軸部分が分離された小さい寸法の試験的 大腿部構成要素の立面図、 第５図Ａは、第５図の線５Ａ−５Ａに沿った本体部分の断面図、第６図は、第５ 図に示したものより大きい寸法の本発明の試験的大腿部構成要素の立面図、 第６図Ａは、第６図の線６Ａ−６Ａに沿った本体部分の断面図、第７図は、第６ 図に示したものより大きい寸法の本発明の２つの部分から成る大腿部構成要素の 立面図、 第７図Ａは、第７図の線７Ａ−７Ａに沿った本体構成要素の断面図、第８図は、 第５図の試験的大腿部構成要素の寸法に対応する補綴用大腿部埋め込み体の立面 図、 第９図は、第７図に示した２つの部分から成る試験的大腿部構成要素の寸法に対 応する補綴用大腿部構成要素の立面図である。

好適な実施例の説明 第１図乃至第４図を参照すると、本発明の２つの部分から成る試験的大腿部構成 要素が全体として符号１０で示しである。試験的大腿部補綴具１０は、試験的軸 末端部分１２と、試験的本体基端部分１４とから成っている。本体部分１４は、 大腿部の頂部／ネック領域の切除中に医者が使用する鋸ブレードを案内する働き をするか、又はフリーハンドの切断をチェックするために使用される２つの略平 行なガイド面１６．１８を備えている。試験的本体部分１４は又、球状へ・ソド （図示せず）を取り付けるために使用されるトラニオン２０と、本体部分１４に かみ合い得るようにし、試験的構成要素の挿入及び除去を容易にする工具（図示 せず）を受け入れ得るようにした穴２２とを備えている。

第３図に最も良く示すように、試験的軸部１２は、大腿部の髄管内に受け入れ得 るようにした末端部分２４を備えている。試験的軸部１２は、その基端２６にて 、本体１４の表面１６の対応する穴３０内に挿入し得るようにした雄型構成要素 ２８を備えている。雄型構成要素２８は、本体１４の対応するキー溝３４に係合 し得るようにした少なくとも１つのキー要素３２を備えている。

第２図を参照すると、軸部１２を本体１４に解放可能に結合し得るようにしたば ね及びボール回り止め３６が示しである。雄型構成要素２８を対応する雌型構成 要素３０内で摺動させるとき、ボール３８は押し付けられ、工具穴２２の内壁４ ０に達したならば、撥ね出る。本体１４を軸部１２から分離させる傾向の所定の 程度の押し付は力がボール３８を押し付け、２つの部分から成る試験的補綴具を 結合状態解除させるのを許容するように、ばね３７の寸法を設定する。

第５図乃至第７図Ａを参照すると、３つの試験的本体構成要素がそれぞれ１４’ 　、１４’　、１４″で示してあり、３つの軸部構成要素がそれぞれ１２′、１ ２′、１２″で示しである。本体部分１４’　、１４’　、１４”の各々は、寸 法が異なり、同様に、３つの試験的軸部分１２’　、１２’　、１２”も又３つ の異なる寸法を有している。軸部１２’、１２″、１２″の各々は、それぞれ本 体１４’　、１４’　、１４″の何れかに嵌まり得るようにした雄型構成要素２ ８′、２８’　、２８”を備えている。しかし、整形外科用埋め込み体の製造業 者は、僅かな数の寸法の異なる本体及び軸部から成る異なる数の大腿部構成要素 埋め込み体を供給するに過ぎないため、各種の軸部１２’　、１２’　、１２″ 及び本体１４’　、１４’　、１４”を相互に交換することにより、実際の埋め 込み可能な補綴具に対応する本体及び軸寸法を有する試験的補綴具が確実に製作 されるようにすることが必要である。符号５０．５２で示すようなかかる２つの 補綴具は、第８図及び第９図に示しである。

この目的を実現するため、好適な実施例において、本体１４′は、雌型構成要素 ３０の左側部にキー溝を備えており、本体１４″は穴３０″の右側部のみにキー 溝３４″を備えている。本体１４′は、穴３０′の両側部にキー溝３４′を備え ている。

対応する軸部１２′は、その右側部にキー３２′を有する一方、軸部１２′はキ ーを有せず、軸部１２″はその右側部にのみキーを有している。このように、細 部１２′は本体１４″に結合させることが出来”ず、同様に、軸部１２″は本体 １４′に結合することが出来ない。軸部１２′及び本体１４′は、相互に結合す るか、又は本体１４′の場合、軸部１２′、１２″に結合し、及び及び細部１２ ′の場合、本体１４’　、１４”に結合することが出来る。

上記から明らかであるように、本発明の試験的構成要素キットの好適な実施例に おいて、実際の大腿部補綴用埋め込み体は、上述の組み合わせ状態でのみ利用可 能である。換言すれば、好適な実施例において、寸法の点で軸部１２″に結合さ れた本体１４′に対応する補綴用大腿部構成要素は埋め込みに利用可能なものは 無い。同様に、大腿部補綴用の埋め込み可能な構成要素（−例として、第８図、 第９図に符号５０．５２それぞれで示すようなもの）は、細部１２′を有する本 体１４″に利用することが出来ないが、１４’、１２’（第８図）及び１４”　 、１２″　（第９図）に利用可能である補綴用構成要素は得られであろう。

勿論、このキットには、第５図、第６図及び第７図に示したものより大きいか、 小さく、又はその中間の寸法の試験的本体及び軸部分を追加することが出来る。

しかし、埋め込みに利用可能な実際の大腿部構成要素に対応しない寸法の試験的 補綴具が製作されないようにするため、位置又は寸法の異なるキー及びキー溝を 備えることを要する。

好適な実施例において、本体１４′乃至１４″及び軸部１２′乃至１２″の各々 は、利用可能な補綴用大腿部構成要素の埋め込み体の寸法に対応する寸法を備え ている。このため、医者は、２つの部分から成る試験的補綴具を選択し、幾つの 埋め込み体を使用すべきか（通常、１ダース又はそれ以上）を決定することが出 来る。勿論、医者は、適正な嵌まり状態が得られるまで種々の組み合わせを試み ることが出来、利用可能な実際の埋め込み体に対応しない試験的構成要素が製作 されないように宮に注意することが出来る。キー及びキー溝を利用する以外の方 法を利用し、適合しない試験的本体及び軸部の組み合わせとならないようにする ことが出来る。

次に、本発明の試験的構成要素キットを利用する方法について説明する。最初に 、医者には、大腿部内に埋め込むための限られた数の大腿部補綴用構成要素が供 給される。次に、医者には、各々、埋め込み可能な補綴具上の本体部分に対応す る寸法の一連の試験的本体部分が供給される。同様に、医者には、埋め込み可能 な補綴用大腿部構成要素に設けられる細部の寸法に対応する一群の軸部分が供給 される。好適な外科的方法において、医者は、最初に、鋸ガイドとして、又は９ ０°のフリーハンドの切断をチェックする手段として、試験的本体１４の面１６ 又は１８を利用して９０°の切断を行い、通常、基端寄りの大腿部を調整する。

この時点で、軸部１２は試験的本体部分１４に取り付けられていないため、医者 は自己の切断が正確か否かを容易にチェックすることが出来る。

これにより、医者は、試験的軸部分１２を使用して大腿部のを髄内管を調整する ことが出来る。これを行うためには、医者は、最初に１２’　、１２’　、１２ ’′のような各種の寸法の試験的軸部を挿入し、何れが患者に最も良く嵌まるか を確認する。大腿部管内の骨をえぐり取ることなく、ある寸法の細部が良好に嵌 まるならば、医者は、次の手術段階に迅速に進むことが出来る。その寸法の試験 的細部が何れも十分に嵌まらない場合、次に、医者は周知であるようにやすり及 び／リーマを使用して大腿部管を調整する。医者は、次に軸部１２の嵌まり具合 を迅速に評価し、この時点で、本体部分１４は大腿部管に取り付けられていない ため、大腿部管の内部の軸部は明瞭に見ることが出来、その結果、必要であれば 、骨を迅速に調整することが出来る。

次に、医者は、選択した試験的軸部１２を選択された本体基端部分１４に取り付 け、組み立てたユニットを骨内部の適所に配置する。補綴用大腿部構成要素（符 号５０．５２で示すような）の利用可能な寸法は、極めて多数の患者に適用可能 であるように選択されているため、選択された軸部１２に対して利用可能な正確 な寸法の試験的本体１４が得られないという可能性は極めて少ない。即ち、−人 の患者が大きい軸部（１２”で示すような）及び小さい寸法の本体（１４′で示 すような）を必要とする可能性は極めて少ない。上記ユニｙ）は、雄型構成要素 ２８を雌型開口３０内に摺動させ、ポール３８が下方に押し付けられるようにし 、次に、表面４０を上方に動かしかつその表面４０を係合させることにより、本 体部分１４を軸部１２にロックして、組み立てることが出来る。次に、医者は、 その組み立てた試験的ユニットを骨内の適所に配置し、球状ボール（図示せず） をトラニオン２０上に乗せ、脚高内で整合しているか否かをチェックする。その チェック後、医者は試験的補綴具を除去するだけで、符号５０．５２で示すよう な対応する寸法の埋め込み体を大腿部管内に着座させる。

上述のように、キーシステム３２．３４を利用し、符号５０．５２で示すような 限られた数の埋め込み可能な大腿部補綴用構成要素に対応する試験的構成要素の みが製作されるようにする。

手術中に、医者が試験的本体部分又は試験的細部分が正確でないと判断した場合 、軸部１２を適所に保持しつつ、表面１６に対して圧力を付与させるだけで２つ の部分から成る試験的大腿部構成要素１０の結合を解除することが出来る。ば第 ８図及び第９図を参照すると、実際の大腿部埋め込み体５０．５２は、単一体の 設計であり、その各々は、垂直な着座面５４．５６を備えている。星形の貫通穴 ５８及び凹所６０が設けられており、その結果、補綴具は大腿部にワイヤーで接 続することが出来る。

本発明の幾つかの実施例についてのみ説明したが、本発明の精神及び範囲から逸 脱せずに多くの変形例及び応用例が可能であるのは勿論である。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成　５年　３月　４日。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．補綴用大腿部構成要素を選択し、該補綴用大腿部構成要素を埋め込む前に、 大腿部腔を調整しかつ寸法決めするのに使用される、多数部分から成る試験的大 腿部構成要素キットにして、 寸法の異なる少なくとも２つの試験的軸末端部分と、寸法の異なる少なくとも２ つの試験的本体基端部分であって、その各々がその上に２つの略垂直な切除ガイ ド面を有し、前記２つの略垂直なガイド面の第１の面が大腿部のネック部の領域 内にて大腿部腔に対して直交状態に伸長する面内で整合され、前記ガイド面の第 ２の面が前記第１のガイド面から基端方向に伸長する本体基端部分と、 前記試験的本体部分を前記試験的軸部分に結合する手段であって、前記少なくと も２つの軸部分の選択された試験的軸部分が前記少なくとも２つの本体部分の選 択された試験的本体部分に結合されるのを阻止する手段を有する結合手段とを備 えることを特徴とする大腿部構成要素キット。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素キットに して、前記試験的本体部分を前記試験的軸部分に結合する前記手段が、前記試験 的本体部分を前記試験的軸部分に結合させた後、前記２つの略垂直なガイド面の 各々の主要部分を露出させることを特徴とする大腿部構成要素キット。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素キットに して、前記結合手段が、前記本体部分を前記軸部分の長手方向軸線に直交する方 向に動かすことにより、前記試験的本体部分を前記試験的軸部分に結合するのを 許容することを特徴とする大腿部構成要素キット。
4. ４．請求の範囲第１項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素キットに して、前記本体部分及び軸部分を結合させる前記手段が、それぞれの本体及び軸 部分上に一体に形成されたかみ合う雄型及び雌型構成要素を備えることを特徴と する大腿部構成要素キット。
5. ５．請求の範囲第１項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素キットに して、前記選択された試験的本体部分が前記選択された試験的軸部分に結合する のを阻止する前記手段が、前記選択された試験的本体及び軸部分のそれぞれの雄 型−雌型構成要素上に配置された係合不能なキー及びキー溝を有するキー機構で あることを特徴とする大腿部構成要素キット。
6. ６．補綴用大腿部構成要素を選択し、該選択された補綴用大腿部構成要素を埋め 込む前に、大腿部腔を寸法決めしかつ調整するのに使用される、２つの部分から 成る試験的大腿部構成要素にして、 試験的軸部分と、 前記軸部分に着脱可能に接続された試験的本体部分であって、２つの略垂直な切 除ガイド面を有し、前記２つの略垂直なガイド面の一方が大腿部ネック部の領域 内で大腿部腔に直交する面内で整合され、前記ガイド面の第２の面が前記第１の ガイド面から基端方向に伸長する試験的本体部分と、前記着脱可能な試験的本体 部分を前記試験的軸部分に固着する選択的に解放可能な手段とを備えることを特 徴とする試験的大腿部構成要素。
7. ７．請求の範囲第６項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素キットに して、前記試験的本体部分を前記試験的軸部分に結合する前記手段が、前記試験 的本体部分を前記試験的軸部分に結合させた後、前記２つの略垂直なガイド面の 各々の主要部分を露出させることを特徴とする大腿部構成要素キット。
8. ８．請求の範囲第６項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素キットに して、前記結合手段が、前記本体部分を前記軸部分の長手方向軸線に直交する方 向に動かすことにより、前記試験的本体部分を前記試験的軸部分に結合するのを 許容することを特徴とする大腿部構成要素キット。
9. ９．請求の範囲第６項に記載の多数部分から成る試験的大腿部構成要素にして、 前記着脱可能な本体部分を前記軸部に保持する前記選択的に解放可能な手段が、 それぞれの本体及び軸部分の上に一体に形成されたかみ合い雄型及び雌型構成要 素を備えることを特徴とする大腿部構成要素。
10. １０．請求の範囲第９項に記載の２つの部分から成る試験的大腿部構成要素にし て、前記かみ合い雄型及び雌型構成要素の一方がキーを備え、前記雄型及び雌型 構成要素の他方がかみ合いキー溝を備えることを特徴とする試験的大腿部構成要 素。