JPH0649782A - スチールコード撚線装置及びｓｚ撚スチールコード - Google Patents
スチールコード撚線装置及びｓｚ撚スチールコードInfo
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- JPH0649782A JPH0649782A JP21476992A JP21476992A JPH0649782A JP H0649782 A JPH0649782 A JP H0649782A JP 21476992 A JP21476992 A JP 21476992A JP 21476992 A JP21476992 A JP 21476992A JP H0649782 A JPH0649782 A JP H0649782A
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
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- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/062—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
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- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2015—Strands
- D07B2201/2024—Strands twisted
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 高品質のＳＺ撚コードに高能率で製造されそ
の生産性とともに撚り精度、信頼性を向上し大幅なコス
ト節減を可能にしたスチールコード撚線装置及びＳＺ撚
スチールコードを提供する。 【構成】 複数本の素線ａを引き揃えて移送するガイド
ロール１と、移送中の素線を引き揃えてガイドし素線移
動経路Ｘ−Ｘを軸に回転して周期的にＳ方向とＺ方向に
交互に撚り合わせる前、後段のオーバーツィスター２，
３と、両オーバーツィスターで撚り合わされたスチール
コードを引き取り移送するキャプスタン４と、両オーバ
ーツィスターを周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え
て回転制御する駆動制御装置５を具備したことに特徴を
有するスチールコード撚線装置、及び、周期的な高速と
低速の切り換え回転により撚り合わせて形成されたＳ撚
コード部１０ａとＺ撚コード部１０ｂを有し、そのＳ撚
コード部とＺ撚コード部を交互に連続して形成する。
の生産性とともに撚り精度、信頼性を向上し大幅なコス
ト節減を可能にしたスチールコード撚線装置及びＳＺ撚
スチールコードを提供する。 【構成】 複数本の素線ａを引き揃えて移送するガイド
ロール１と、移送中の素線を引き揃えてガイドし素線移
動経路Ｘ−Ｘを軸に回転して周期的にＳ方向とＺ方向に
交互に撚り合わせる前、後段のオーバーツィスター２，
３と、両オーバーツィスターで撚り合わされたスチール
コードを引き取り移送するキャプスタン４と、両オーバ
ーツィスターを周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え
て回転制御する駆動制御装置５を具備したことに特徴を
有するスチールコード撚線装置、及び、周期的な高速と
低速の切り換え回転により撚り合わせて形成されたＳ撚
コード部１０ａとＺ撚コード部１０ｂを有し、そのＳ撚
コード部とＺ撚コード部を交互に連続して形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スチールラジアルタイ
ヤやコンベアベルトの補強等に使用されるスチールコー
ドの撚線装置及びＳＺ撚スチールコードに関するもので
ある。
ヤやコンベアベルトの補強等に使用されるスチールコー
ドの撚線装置及びＳＺ撚スチールコードに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来の前記スチールコードは、複数本の
素線を撚り合わせて形成した１×ｎ構造が一般的になつ
ており、その撚線方式はチューブラータイプの撚線機に
よつて製造するレイイングと、バンチャータイプの撚線
機によつて製造するツィスティングに大別され、また、
そのバンチャータイプの撚線機には、素線の供給機構を
回転体（ローター）内に設置するＩＮ−ＯＵＴバンチャ
ーと、コードの巻取機構を回転体（ローター）内に設置
するＯＵＴ−ＩＮバンチャーがあり、いずれも巻取側素
線を軸とする供給側素線の回転、又は、供給側素線を軸
とする巻取側素線の回転によつて撚り合わせる撚線機
構、即ち１方の素線を軸とする他方の素線の回転により
撚り合わせる撚線方式になつている。
素線を撚り合わせて形成した１×ｎ構造が一般的になつ
ており、その撚線方式はチューブラータイプの撚線機に
よつて製造するレイイングと、バンチャータイプの撚線
機によつて製造するツィスティングに大別され、また、
そのバンチャータイプの撚線機には、素線の供給機構を
回転体（ローター）内に設置するＩＮ−ＯＵＴバンチャ
ーと、コードの巻取機構を回転体（ローター）内に設置
するＯＵＴ−ＩＮバンチャーがあり、いずれも巻取側素
線を軸とする供給側素線の回転、又は、供給側素線を軸
とする巻取側素線の回転によつて撚り合わせる撚線機
構、即ち１方の素線を軸とする他方の素線の回転により
撚り合わせる撚線方式になつている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のスチールコード
撚線機は、前記のように１方の素線を軸とする他方の素
線の回転により撚り合わせる撚線方式になつているた
め、回転体（ローター）内に素線の供給機構又は巻取機
構が配設され装置が著しく大型となつて、素線の供給容
量や駆動速度等に自から限界があり生産性の低下、コス
ト高の原因になつているとともに、その撚り精度や信頼
性に限界があるなどの課題がある。
撚線機は、前記のように１方の素線を軸とする他方の素
線の回転により撚り合わせる撚線方式になつているた
め、回転体（ローター）内に素線の供給機構又は巻取機
構が配設され装置が著しく大型となつて、素線の供給容
量や駆動速度等に自から限界があり生産性の低下、コス
ト高の原因になつているとともに、その撚り精度や信頼
性に限界があるなどの課題がある。
【０００４】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、引
き揃えて移送中の複数本の素線をその素線移動経路を軸
に回転して撚り合わせることにより、高品質のＳＺ撚コ
ードとして高能率で製造し生産性とともに撚り精度、信
頼性を向上し大幅なコスト節減を可能にしたスチールコ
ード撚線装置及びＳＺ撚スチールコードを提供するにあ
る。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、引
き揃えて移送中の複数本の素線をその素線移動経路を軸
に回転して撚り合わせることにより、高品質のＳＺ撚コ
ードとして高能率で製造し生産性とともに撚り精度、信
頼性を向上し大幅なコスト節減を可能にしたスチールコ
ード撚線装置及びＳＺ撚スチールコードを提供するにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数本の素線
を引き揃えて送り込むガイドロールと、移送中の前記素
線を引き揃えてガイドし素線移動経路を軸に回転して周
期的にＳ方向とＺ方向に交互に撚り合わせる前、後段の
オーバーツィスターと、両オーバーツィスターで撚り合
わされたスチールコードを引き取り移送するキャプスタ
ンと、両オーバーツィスターを周期的に高速と低速に切
り換え回転制御する駆動制御装置を具備したことによ
り、高精度のＳＺ撚スチールコードを高能率で製造し装
置の大幅な簡素化、小形化を可能にしている。
を引き揃えて送り込むガイドロールと、移送中の前記素
線を引き揃えてガイドし素線移動経路を軸に回転して周
期的にＳ方向とＺ方向に交互に撚り合わせる前、後段の
オーバーツィスターと、両オーバーツィスターで撚り合
わされたスチールコードを引き取り移送するキャプスタ
ンと、両オーバーツィスターを周期的に高速と低速に切
り換え回転制御する駆動制御装置を具備したことによ
り、高精度のＳＺ撚スチールコードを高能率で製造し装
置の大幅な簡素化、小形化を可能にしている。
【０００６】また、前記のＳＺ撚スチールコードは、引
き揃えられた複数本の素線を素線移動経路を軸とする周
期的な高速と低速の切り換え回転により撚り合わせて形
成されたＳ撚コード部とＺ撚コード部を有し、Ｓ撚コー
ド部とＺ撚コード部を交互に連続して形成され、高能率
で高精度に構成され大幅なコスト低減が可能になつてい
る。
き揃えられた複数本の素線を素線移動経路を軸とする周
期的な高速と低速の切り換え回転により撚り合わせて形
成されたＳ撚コード部とＺ撚コード部を有し、Ｓ撚コー
ド部とＺ撚コード部を交互に連続して形成され、高能率
で高精度に構成され大幅なコスト低減が可能になつてい
る。
【０００７】
【作用】駆動制御装置により前、後段の両オーバーツィ
スターが同期して周期的に高速と低速に切り換え回転制
御されるとともに、複数本の素線がガイドロール及びキ
ャプスタンにより引き揃えられて定速で移送され、両オ
ーバーツィスターの素線移動経路を軸とする回転制御に
より、移送中の複数本の素線が引き揃えられ周期的にＳ
方向とＺ方向に交互に高速度でかつ高精度に撚り合わさ
れてＳＺ撚スチールコードに能率良く製造され、その両
オーバーツィスターは著しく簡素化、小形化されて高速
駆動が可能となり優れた生産性を有し、また、そのＳＺ
撚スチールコードは、複数本の素線を引き揃えてその素
線移動経路を軸とする周期的な高速と低速の切り換え回
転により、Ｓ撚コード部とＺ撚コード部を交互に連続し
て形成した構成に能率良く高精度に撚り合わされる。
スターが同期して周期的に高速と低速に切り換え回転制
御されるとともに、複数本の素線がガイドロール及びキ
ャプスタンにより引き揃えられて定速で移送され、両オ
ーバーツィスターの素線移動経路を軸とする回転制御に
より、移送中の複数本の素線が引き揃えられ周期的にＳ
方向とＺ方向に交互に高速度でかつ高精度に撚り合わさ
れてＳＺ撚スチールコードに能率良く製造され、その両
オーバーツィスターは著しく簡素化、小形化されて高速
駆動が可能となり優れた生産性を有し、また、そのＳＺ
撚スチールコードは、複数本の素線を引き揃えてその素
線移動経路を軸とする周期的な高速と低速の切り換え回
転により、Ｓ撚コード部とＺ撚コード部を交互に連続し
て形成した構成に能率良く高精度に撚り合わされる。
【０００８】
【実施例】図１に本発明のスチールコード撚線装置の一
実施例、図２にＳＺ撚スチールコードの一実施例、図３
にＳＺ撚スチールコードの製造工程を示す。図中１はガ
イドロール、２は前段のオーバーツィスター、３は後段
のオーバーツィスター、４はキャプスタン、５は駆動制
御装置、ａは素線、Ｒ1 ，Ｒ2 は両オーバーツィスター
２，３の回転速度即ち周期的な高速及び低速 rpm、１０
ａはＳ撚コード部、１０ｂはＺ撚コード部、１０はＳＺ
撚スチールコードであり、図１に示す実施例は、複数本
の素線ａを引き揃えて移送するガイドロール１と、移送
中の素線ａを引き揃えてガイドし素線移動経路Ｘ−Ｘを
軸に回転して周期的にＳ方向とＺ方向に交互に撚り合わ
せる前、後段のオーバーツィスター２，３と、両オーバ
ーツィスター２，３で撚り合わされたスチールコードを
引き取り移送するキャプスタン４と、両オーバーツィス
ター２，３を周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え回
転制御する駆動制御装置５を具備したスチールコード撚
線装置になつている。
実施例、図２にＳＺ撚スチールコードの一実施例、図３
にＳＺ撚スチールコードの製造工程を示す。図中１はガ
イドロール、２は前段のオーバーツィスター、３は後段
のオーバーツィスター、４はキャプスタン、５は駆動制
御装置、ａは素線、Ｒ1 ，Ｒ2 は両オーバーツィスター
２，３の回転速度即ち周期的な高速及び低速 rpm、１０
ａはＳ撚コード部、１０ｂはＺ撚コード部、１０はＳＺ
撚スチールコードであり、図１に示す実施例は、複数本
の素線ａを引き揃えて移送するガイドロール１と、移送
中の素線ａを引き揃えてガイドし素線移動経路Ｘ−Ｘを
軸に回転して周期的にＳ方向とＺ方向に交互に撚り合わ
せる前、後段のオーバーツィスター２，３と、両オーバ
ーツィスター２，３で撚り合わされたスチールコードを
引き取り移送するキャプスタン４と、両オーバーツィス
ター２，３を周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え回
転制御する駆動制御装置５を具備したスチールコード撚
線装置になつている。
【０００９】また、図２に示す実施例は、引き揃えられ
た複数本の素線ａを素線移動経路Ｘ−Ｘを軸とする周期
的な高速Ｒ2 と低速Ｒ1 の切り換え回転により撚り合わ
せて形成されたＳ撚コード部１０ａとＺ撚コード部１０
ｂを有し、Ｓ撚コード部１０ａとＺ撚コード部１０ｂを
交互に連続して形成したＳＺ撚スチールコード１０にな
つている。
た複数本の素線ａを素線移動経路Ｘ−Ｘを軸とする周期
的な高速Ｒ2 と低速Ｒ1 の切り換え回転により撚り合わ
せて形成されたＳ撚コード部１０ａとＺ撚コード部１０
ｂを有し、Ｓ撚コード部１０ａとＺ撚コード部１０ｂを
交互に連続して形成したＳＺ撚スチールコード１０にな
つている。
【００１０】前記のスチールコード撚線装置において、
駆動制御装置５は、矢示のようにキャプスタン４を駆動
制御し、複数本の素線ａを素線移動経路Ｘ−Ｘ上で定速
（Ｖm/分）にて移送するとともに、駆動制御信号５ａを
出力して両オーバーツィスター２，３を周期的に高速Ｒ
2 と低速Ｒ1 に切り換えて回転制御する。また、 前段
のオーバーツィスター２は、素線移動経路Ｘ−Ｘ上に配
設され、移送される複数本の素線ａを自転する１対のロ
ールの周面でガイドし引き揃えて移送するとともに、駆
動制御信号５ａにより素線移動経路Ｘ−Ｘを軸にかつ周
期的に高速Ｒ2と低速Ｒ1 に切り換え回転制御（矢示Ｗ
方向）されて、複数本の素線ａを撚り（捩り）合わせ
る。さらに、後段のオーバーツィスター３は、素線移動
経路Ｘ−Ｘ上にかつ前段オーバーツィスター２との距離
Ｌを適宜手段で調整可能に配設されて、オーバーツィス
ター２と同様に構成され駆動制御信号５ｂにより同期し
て回転制御され、周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換
え回転制御（矢示Ｗ方向）されて複数本の素線ａを撚り
（捩り）合わせ、前、後段のオーバーツィスター２，３
の同期駆動により複数本の素線ａを撚り合わせてＳＺ撚
スチールコード（図２参照）に製造する。
駆動制御装置５は、矢示のようにキャプスタン４を駆動
制御し、複数本の素線ａを素線移動経路Ｘ−Ｘ上で定速
（Ｖm/分）にて移送するとともに、駆動制御信号５ａを
出力して両オーバーツィスター２，３を周期的に高速Ｒ
2 と低速Ｒ1 に切り換えて回転制御する。また、 前段
のオーバーツィスター２は、素線移動経路Ｘ−Ｘ上に配
設され、移送される複数本の素線ａを自転する１対のロ
ールの周面でガイドし引き揃えて移送するとともに、駆
動制御信号５ａにより素線移動経路Ｘ−Ｘを軸にかつ周
期的に高速Ｒ2と低速Ｒ1 に切り換え回転制御（矢示Ｗ
方向）されて、複数本の素線ａを撚り（捩り）合わせ
る。さらに、後段のオーバーツィスター３は、素線移動
経路Ｘ−Ｘ上にかつ前段オーバーツィスター２との距離
Ｌを適宜手段で調整可能に配設されて、オーバーツィス
ター２と同様に構成され駆動制御信号５ｂにより同期し
て回転制御され、周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換
え回転制御（矢示Ｗ方向）されて複数本の素線ａを撚り
（捩り）合わせ、前、後段のオーバーツィスター２，３
の同期駆動により複数本の素線ａを撚り合わせてＳＺ撚
スチールコード（図２参照）に製造する。
【００１１】図３に示す製造工程によつて説明すると、
複数本の素線ａを引き揃えてガイドロール１、前、後段
のオーバーツィスター２，３、キャプスタン４さらに適
宜のコード巻取機構（図示省略）間に配置し、駆動制御
装置５によりキャプスタン４は定速Ｖm/分に駆動制御さ
れ、両オーバーツィスター２，３は同期されて所定周期
で高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え回転制御される。
複数本の素線ａを引き揃えてガイドロール１、前、後段
のオーバーツィスター２，３、キャプスタン４さらに適
宜のコード巻取機構（図示省略）間に配置し、駆動制御
装置５によりキャプスタン４は定速Ｖm/分に駆動制御さ
れ、両オーバーツィスター２，３は同期されて所定周期
で高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え回転制御される。
【００１２】図３（Ａ）のように両オーバーツィスター
２，３が高速Ｒ2 で一定時間回転すると、引き揃えられ
て移送中の複数本の素線ａは、ガイドロール１とオーバ
ーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 の撚り（捩り）状
態になり、次に、図３（Ｂ）のように両オーバーツィス
ター２，３が低速Ｒ1 に切り換え回転されると、ガイド
ロール１と変異点ｂ間で撚ピツチＶ／Ｒ1 、変異点ｂと
オーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、オーバー
ツィスター３とキャプスタン４間で撚ピツチＶ／（Ｒ2
−Ｒ1 ）になり、さらに経過して、図３（Ｃ）のように
変異点ｂがオーバーツィスター３に到達すると、ガイド
ロール１とオーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ1
、オーバーツィスター３とキャプスタン４間で撚ピツ
チＶ／（Ｒ2 −Ｒ1 ）になり、その間はＺ撚コード部１
０ｂに撚り（捩り）合わされる。
２，３が高速Ｒ2 で一定時間回転すると、引き揃えられ
て移送中の複数本の素線ａは、ガイドロール１とオーバ
ーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 の撚り（捩り）状
態になり、次に、図３（Ｂ）のように両オーバーツィス
ター２，３が低速Ｒ1 に切り換え回転されると、ガイド
ロール１と変異点ｂ間で撚ピツチＶ／Ｒ1 、変異点ｂと
オーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、オーバー
ツィスター３とキャプスタン４間で撚ピツチＶ／（Ｒ2
−Ｒ1 ）になり、さらに経過して、図３（Ｃ）のように
変異点ｂがオーバーツィスター３に到達すると、ガイド
ロール１とオーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ1
、オーバーツィスター３とキャプスタン４間で撚ピツ
チＶ／（Ｒ2 −Ｒ1 ）になり、その間はＺ撚コード部１
０ｂに撚り（捩り）合わされる。
【００１３】また、図３（Ｄ）のように両オーバーツィ
スター２，３が高速Ｒ2 に切り換え回転されると、ガイ
ドロール１と変異点ｂ間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、変異点ｂ
とオーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ1 、オーバ
ーツィスター３とキャプスタン４間で逆撚ピツチＶ／
（Ｒ1 −Ｒ2 ）（マイナス符号）となり、さらに経過し
て、図３（Ｅ）のように変異点ｂがオーバーツィスター
３に到達すると、ガイドロール１とオーバーツィスター
３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、オーバーツィスター３とキャ
プスタン４間で逆撚ピツチＶ／（Ｒ1 −Ｒ2 ）になつ
て、その間はＳ撚コード部１０ａに撚り（捩り）合わさ
れる。
スター２，３が高速Ｒ2 に切り換え回転されると、ガイ
ドロール１と変異点ｂ間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、変異点ｂ
とオーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ1 、オーバ
ーツィスター３とキャプスタン４間で逆撚ピツチＶ／
（Ｒ1 −Ｒ2 ）（マイナス符号）となり、さらに経過し
て、図３（Ｅ）のように変異点ｂがオーバーツィスター
３に到達すると、ガイドロール１とオーバーツィスター
３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、オーバーツィスター３とキャ
プスタン４間で逆撚ピツチＶ／（Ｒ1 −Ｒ2 ）になつ
て、その間はＳ撚コード部１０ａに撚り（捩り）合わさ
れる。
【００１４】さらに、図３（Ｆ）のように両オーバーツ
ィスター２，３が低速Ｒ1 に切り換え回転されると、ガ
イドロール１と変異点ｂ間で撚ピツチＶ／Ｒ1 、変異点
ｂとオーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、オー
バーツィスター３とキャプスタン４間で撚ピツチＶ／
（Ｒ2 −Ｒ1 ）になり、図３（Ｂ）と同様になつてＺ撚
コード部１０ｂに撚り（捩り）合わされる。
ィスター２，３が低速Ｒ1 に切り換え回転されると、ガ
イドロール１と変異点ｂ間で撚ピツチＶ／Ｒ1 、変異点
ｂとオーバーツィスター３間で撚ピツチＶ／Ｒ2 、オー
バーツィスター３とキャプスタン４間で撚ピツチＶ／
（Ｒ2 −Ｒ1 ）になり、図３（Ｂ）と同様になつてＺ撚
コード部１０ｂに撚り（捩り）合わされる。
【００１５】前記のように前、後段のオーバーツィスタ
ー２，３は、素線移動経路Ｘ−Ｘを軸にして同期しかつ
周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え回転制御され、
移送中の複数本の素線ａを引き揃えて効果的に能率良く
かつ高精度でＺ撚コード部１０ｂ（撚ピツチＶ／Ｒ2 −
Ｒ1 ）とＳ撚コード部１０ａ（撚ピツチＶ／Ｒ1 −Ｒ2
）に交互に連続して撚り（捩り）合わせ、そのＺ撚り
とＳ撚りの各撚ピツチは、素線ａの移送速度Ｖと両オー
バーツィスター２，３の高速Ｒ2 と低速Ｒ1 の調整によ
り容易に変更され、また、各Ｓ撚り、Ｚ撚りの長さは、
オーバーツィスター２とオーバーツィスター３との距離
Ｌ調整により容易に変更されて、高精度でかつ多様なＳ
Ｚ撚スチールコードに能率良く連続製造される。前記の
ＳＺ撚スチールコードは、高精度に撚り合わされて適度
の耐伸強度を有し、例えば、ゴム内に埋設して加硫する
際の負荷程度では格別の撚り戻しは殆んどなく、そのコ
ード形状は確保されて優れたゴム浸透性が得られる。本
発明は、１×２構造、１×３構造、１×４構造、・・・
１×ｎ構造のスチールコードとして適用される。
ー２，３は、素線移動経路Ｘ−Ｘを軸にして同期しかつ
周期的に高速Ｒ2 と低速Ｒ1 に切り換え回転制御され、
移送中の複数本の素線ａを引き揃えて効果的に能率良く
かつ高精度でＺ撚コード部１０ｂ（撚ピツチＶ／Ｒ2 −
Ｒ1 ）とＳ撚コード部１０ａ（撚ピツチＶ／Ｒ1 −Ｒ2
）に交互に連続して撚り（捩り）合わせ、そのＺ撚り
とＳ撚りの各撚ピツチは、素線ａの移送速度Ｖと両オー
バーツィスター２，３の高速Ｒ2 と低速Ｒ1 の調整によ
り容易に変更され、また、各Ｓ撚り、Ｚ撚りの長さは、
オーバーツィスター２とオーバーツィスター３との距離
Ｌ調整により容易に変更されて、高精度でかつ多様なＳ
Ｚ撚スチールコードに能率良く連続製造される。前記の
ＳＺ撚スチールコードは、高精度に撚り合わされて適度
の耐伸強度を有し、例えば、ゴム内に埋設して加硫する
際の負荷程度では格別の撚り戻しは殆んどなく、そのコ
ード形状は確保されて優れたゴム浸透性が得られる。本
発明は、１×２構造、１×３構造、１×４構造、・・・
１×ｎ構造のスチールコードとして適用される。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、前述のように駆動制御装置に
より前、後段のオーバーツィスターが周期的に高速と低
速に切り換え回転制御され、複数本の素線がガイドロー
ル及びキャプスタンにより引き揃えられて移送され、両
オーバーツィスターの素線移動経路を軸とする回転制御
により、前記の素線が引き揃えられて撚り合わされてＳ
Ｚ撚スチールコードに能率良く製造され、その両オーバ
ーツィスターは著しく簡素化、小形化されて高速駆動が
可能となり優れた生産性を有し、また、そのＳＺ撚スチ
ールコードは、前記のようにＳ撚コード部とＺ撚コード
部を交互に連続して形成した構成に能率良く高精度に撚
り合わされ、大幅なコスト節減が可能になつている。さ
らに、その撚りピツチや長さ等を容易に変更調節でき多
様な設計が可能である。
より前、後段のオーバーツィスターが周期的に高速と低
速に切り換え回転制御され、複数本の素線がガイドロー
ル及びキャプスタンにより引き揃えられて移送され、両
オーバーツィスターの素線移動経路を軸とする回転制御
により、前記の素線が引き揃えられて撚り合わされてＳ
Ｚ撚スチールコードに能率良く製造され、その両オーバ
ーツィスターは著しく簡素化、小形化されて高速駆動が
可能となり優れた生産性を有し、また、そのＳＺ撚スチ
ールコードは、前記のようにＳ撚コード部とＺ撚コード
部を交互に連続して形成した構成に能率良く高精度に撚
り合わされ、大幅なコスト節減が可能になつている。さ
らに、その撚りピツチや長さ等を容易に変更調節でき多
様な設計が可能である。
【図１】本発明のスチールコード撚線装置の一実施例を
示す側視機構図
示す側視機構図
【図２】本発明のＳＺ撚スチールコードの一実施例を示
す側視機構図
す側視機構図
【図３】ＳＺ撚スチールコードの各製造工程図（Ａ）〜
（Ｆ）である。
（Ｆ）である。
１ ガイドロール ２，３ オーバツィスター ４ キャプスタン ５ 駆動制御装置 ａ 素線 １０ａ Ｓ撚コード部 １０ｂ Ｚ撚コード部 １０ ＳＺ撚スチールコード
Claims (2)
- 【請求項１】 複数本の素線を引き揃えて移送するガイ
ドロールと、移送中の前記素線を引き揃えてガイドし素
線移動経路を軸に回転して周期的にＳ方向とＺ方向に交
互に撚り合わせる前、後段のオーバーツィスターと、前
記の両オーバーツィスターで撚り合わされたスチールコ
ードを引き取り移送するキャプスタンと、前記の両オー
バーツィスターを周期的に高速と低速に切り換え回転制
御する駆動制御装置を具備したことを特徴とするスチー
ルコード撚線装置。 - 【請求項２】 引き揃えられた複数本の素線を素線移動
経路を軸とする周期的な高速と低速の切り換え回転によ
り撚り合わせて形成されたＳ撚コード部とＺ撚コード部
を有し、前記のＳ撚コード部とＺ撚コード部を交互に連
続して形成したことを特徴とするＳＺ撚スチールコー
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21476992A JPH0649782A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | スチールコード撚線装置及びｓｚ撚スチールコード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21476992A JPH0649782A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | スチールコード撚線装置及びｓｚ撚スチールコード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649782A true JPH0649782A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16661236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21476992A Pending JPH0649782A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | スチールコード撚線装置及びｓｚ撚スチールコード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649782A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100347318B1 (ko) * | 1999-09-21 | 2002-08-07 | 주식회사 효성 | 스틸코드 제조용 연선기 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP21476992A patent/JPH0649782A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100347318B1 (ko) * | 1999-09-21 | 2002-08-07 | 주식회사 효성 | 스틸코드 제조용 연선기 |
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