JPH0649419U - コンベアローラー - Google Patents

コンベアローラー

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JPH0649419U
JPH0649419U JP9089992U JP9089992U JPH0649419U JP H0649419 U JPH0649419 U JP H0649419U JP 9089992 U JP9089992 U JP 9089992U JP 9089992 U JP9089992 U JP 9089992U JP H0649419 U JPH0649419 U JP H0649419U
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JP
Japan
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roller
roller body
conveyor roller
collar
ball
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Application number
JP9089992U
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English (en)
Inventor
祐二 鹿島
弘之 東
Original Assignee
鹿島化学金属株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐蝕性に優れた長寿命なコンベアローラーを
提供するにある。 【構成】 ローラー本体の両端部に設けられた、環状溝
を備えた軸受孔と、ローラー軸に固着されて該軸受孔に
嵌挿される、外周壁に外環状溝を備えたカラーと、前記
軸受孔と該カラーの間に配置した複数のボールを、同壁
に設けられたボールと同数の嵌合孔を介して等間隔に保
持するリテーナとからなるボール軸受を、該ローラー本
体の両端部に設けられたコンベアローラーである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種コンベアのベルトなどを保持可動させるために用いられる、合 成樹脂などで造られたコンベアローラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンベアローラーは、図4に示す如く、金属、ゴム、金属をゴムコーテ ングしたものなどの何れかで造られた中空円柱形状のローラー本体31の両端に 、金属製のボールベヤリング32を嵌着して、ローラー軸33を両ボールベヤリ ング32,32に圧嵌入させると共にローラー本体31に貫挿させたものである 。ローラー軸33を固定しローラー本体31を回転させたとき、ボールベヤリン グ32の回転に伴って発生する摩擦抵抗を減少させるため、ボールベヤリング3 2には必ず潤滑油やグリースなどの潤滑剤が使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のコンベアローラー30では、使用中の周囲温度の変化や発生する熱など により膨張収縮を繰返すため、ローラー軸33に圧嵌合しているボールベヤリン グ32がローラー本体31から抜けて移動する事故を発生することがある。
【0004】 又コンベアローラー30を水や海水などの掛かるような環境で使用される装置 例えば缶詰、豆腐などを製造する工場の各種コンベアに使用すると、水や海水な どがボールベヤリング32の潤滑剤を次第に流出させたり、或は腐蝕を促進させ たりして、ボールベヤリング32の機能を低下させて、コンベアの運転ができな くなるような事故を発生させる。そのためボールベヤリング32を一定期間毎に 早目に取替えて事故の発生の防止を計っているが、取替え作業に多くの工数と時 間を要し、そのうえボールベヤリング32が高いため、保繕費が相当嵩む欠点が ある。又ボールベヤリング32が高いため、コンベアローラー30がどうしても 高価格になる欠点もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような従来の課題に着目してなされたものであって、ローラー 本体の両端に、主に合成樹脂でローラー本体と一体になったボール軸受を形成し て、無潤滑状態で使用可能なコンベアローラーを提供することにより、上記課題 を解決することを目的としている。
【0006】 本考案は、ローラー本体の両端部に設けられた環状溝を備えた軸受孔と、ロー ラー軸に固着されて該軸受孔に嵌挿される、外周壁に外環状溝を備えたカラーと 、前記軸受孔と該カラーの間に配置した複数のボールを、周壁に設けられたボー ルと同数の嵌合孔を介して等間隔に保持するリテーナとからなるボール軸受を、 該ローラー本体の両端部に設けられたコンベアローラーである。
【0007】
【作用】
本考案に係るコンベアローラーは、ローラー本体の両端に設けられたボール軸 受がローラー本体と一体で形成されているため、温度変化による膨張収縮が繰返 されても、使用中にローラー本体から遊離するようなことが起らず、従来発生し ていた事故を確実に防止する。
【0008】 又コンベアローラーは、ローラー本体の両端に設けられたボール軸受が無潤滑 状態で使用可能なのであり、さらに耐蝕性に優れた材料で形成されているので、 水や海水の掛かるような環境における各種コンベアに使用しても、従来のコンベ アローラーのような潤滑剤の流出や腐蝕などの現象が発生しないため、長寿命で あり取替え作業が不用となり保守管理が極めて容易である。
【0009】 又コンベアローラーは、ローラー本体の両端に設けられたボール軸受が、製作 容易なうえに、材料を特殊なものを使用していないので、安価で製作することが できる。
【0010】
【実施例】
本考案を図1〜図3に示す一実施例に基づいて以下詳述する。1は、コンベア ローラー、2は、軸芯にローラー軸3を貫挿させる中空部4を設けた、ナイロン で造られた中空円柱形状のローラー本体、5は、ローラー本体2の両端部に設け られた、ローラー本体2と一体のボール軸受である。
【0011】 6は、ローラー本体2の両端部軸芯上に穿設された、所要の径と深さ及び環状 の底部7を有する軸受孔で、底部7から外側寄りの周壁8に、セラミックで造ら れたボール9の一部が嵌入できる、断面で円底の環状溝10が設けられている。
【0012】 11は、ローラー軸3に外嵌できる内径を有して、ローラー本体2と同一材料 で造られた、所要厚の円筒形状のカラーで、環状溝1に対応する一方端部(図面 では右側端部)の外周壁12に、環状溝10に対応した位置でボール9の一部が 嵌入できる、環状溝10に対称な外環状溝13と、他方端部(図面では左側端部 )付近にローラー軸3へ固着するためのハ止め孔14とを設けている。
【0013】 15は、軸受孔6の深さと同一の高さで軸受孔6とカラー11の間に嵌挿でき る厚さを有する円筒形状の周壁16に、一方底部17(図面では左端側)に等間 隔でボール9の直径より僅小な幅の開口部18を有する8個の嵌挿路19と、各 嵌挿路19の内端20で連接してボール9より僅かに大きな直径の嵌合孔21と を穿設して隔壁22を設け、軸受孔6とカラー11の間に回転自在に嵌挿される と共に、嵌合孔21を介してボール9を等間隔に配備する、適宜な強化材の二硫 化モリブデンを所要配合したフェノール樹脂からなるリテーナである。
【0014】 ボール軸受5は、ローラー本体2に設けられた環状溝10を備えた軸受孔6と 、ボール9と、ボール9を等間隔で配備する複数の嵌合孔21を備えたリテーナ 15と、環状溝10に対称な外環状溝13を備えたカラー11とで形成されてい る。
【0015】 コンベアローラー1は、ローラー本体2の一方端部の軸受孔6に、所要径の8 個のボール9を嵌入させてから、リテーナ15を嵌合させてボール9を等間隔に 保持し、予め一方端部にハ止め孔14を介してカラー11をハ止め固着したロー ラー軸3を、リテーナ15及びローラー本体2の中空部4に貫挿して、リテーナ 15にカラー11を嵌合させて一方の軸受部6を形成する。
【0016】 次に、他方端部の軸受孔6に、8個のボール9を嵌入させた後、リテーナ15 を嵌合させ、続けてカラー11をローラー軸3に外嵌させてからリテーナ15に 嵌合させて、ハ止め孔14を介してカラー11をローラー軸3にハ止め固着して コンベアローラー1を組立てる。このコンベアローラー1は、従来のコンベアロ ーラーと同様にして使用する。
【0017】 この場合、コンベアローラー1は、ローラー本体2の両端部に設けられたボー ル軸受5がローラー本体2と一体に形成されているので、温度変化による膨張収 縮が繰返されても、使用中にローラー本体2から遊離するようなことが起らず、 従来発生していたような事故を確実に防止する。
【0018】 又コンベアローラー1は、ローラー本体2の両端に設けられたボール軸受5が 無潤滑状態で使用可能であり、さらに耐蝕性に優れた材料で形成されているので 、水や海水などの掛かるような環境における各種コンベアに使用しても、従来の コンベアローラーのような潤滑剤の流出や腐蝕などの現象が発生しないため、長 寿命であり取替え作用が不用となり保守管理が極めて容易である。
【0019】 又コンベアローラー1は、ローラー本体2の両端に設けられたボール軸受5が 、製作容易なうえ、材料も特殊なものを使用していないので、安価で製作するこ とができる。
【0020】 上記の一実施例において、ローラー本体2は、ナイロンで造ったが、ナイロン の代りに使用上ナイロンと同等の特性を有する熱硬化性或は熱可塑性の合成樹脂 例えばフェノール樹脂、飽和ポリエステルなどでも良い。又ボール9は、耐蝕性 を向上させるためセラミックで造ったが、コンベアローラー1の使用途によって は、金属製のボールでも良い。
【0021】 又リテーナ15は、二硫化モリブデンで強化したフェノール樹脂を用いたが、 二硫化モリブデンと同等の強化特性を発揮するなら他の強化材を用いても良く、 さらにコンベアローラー1の使用目的によっては強化材を配合しないフェノール 樹脂、またはフェノール樹脂と同等の特性を有する熱硬化性或は熱可塑性の合成 樹脂を用いても良い。
【0022】 又ボール軸受5は、ボール9を8個使用したが、コンベアローラー1の使用目 的、軸受孔6とカラー11の間隔、ローラー軸及びローラー本体2の外径などに よりボール9の数を適宜変更しても良く、従ってリテナー15のボール9を保持 する嵌合孔21の数も当然変ってくる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、上記の構成を有するので次の効果を奏する。即ち、コンベアローラ ーは、ローラー本体の両端部に設けられたボール軸受が、ローラー本体と一体に 形成されているので、使用中にローラー本体から遊離することがなく、極めて安 全性の高いものである。
【0024】 又コンベアローラーは、ローラー本体の両端部に設けられたボール軸受が、無 潤滑状態で使用可能であり、さらに耐蝕性に優れた材料で形成されているので、 水や海水などの掛かるような環境における各種コンベアに使用しても、従来のよ うな事故が発生せず、そのうえ長寿命なので、保守管理が極めて容易で、経済性 も高いため、需要家の要望を充足して販売増大に貢献する。
【0025】 又コンベアローラーは、ローラー本体の両端に設けられたボール軸受が、製作 容易なうえに、材料も特殊なものを使用していないので、需要家に安価で提供で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコンベアローラーで、
(A)が一部切欠した正面図、(B)が側面図である。
【図2】本考案の一実施例に係わるカラーで、(A)が
一部切欠した正面図、(B)は側面図である。
【図3】本考案の一実施例に係わるリテーナで、(A)
が拡大平面図、(B)が拡大a−a断面図、(C)が拡
大斜視図である。
【図4】従来のコンベアローラーで、(A)が正面図、
(B)が側面図である。
【符号の説明】
1 コンベアローラー 2 ローラー本体 3 ローラー軸 4 中空部 5 ボール軸受 6 軸受孔 7 底部 8 周壁 9 ボール 10 環状溝 11 カラー 12 外周壁 13 外環状溝 15 リテーナ 16 周壁 18 開口部 19 嵌挿路 21 嵌合孔 22 隔壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラー本体の両端部に設けられた、環
    状溝を備えた軸受孔と、ローラー軸に固着されて該軸受
    孔に嵌挿される、外周壁に外環状溝を備えたカラーと、
    前記軸受孔と該カラーの間に配置した複数のボールを、
    同壁に設けられたボールと同数の嵌合孔を介して等間隔
    に保持するリテーナとからなるボール軸受を、該ローラ
    ー本体の両端部に設けられたコンベアローラー。
  2. 【請求項2】 周壁に等間隔で、ボールの直径より僅小
    幅の嵌挿路と、該嵌挿路の内端にボールより僅大な直径
    の嵌合孔とを複数設けたリテーナを用いたことを特徴と
    する請求項1に記載のコンベアローラー。
JP9089992U 1992-12-11 1992-12-11 コンベアローラー Pending JPH0649419U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS447449Y1 (ja) * 1965-05-25 1969-03-20
JPS618255U (ja) * 1984-06-20 1986-01-18 小川テント株式会社 テント用小物入れ
JPH0445143U (ja) * 1990-08-21 1992-04-16

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS447449Y1 (ja) * 1965-05-25 1969-03-20
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JPH0445143U (ja) * 1990-08-21 1992-04-16

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