JPH064913Y2 - 加湿酸素スプレー - Google Patents

加湿酸素スプレー

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JPH064913Y2
JPH064913Y2 JP554188U JP554188U JPH064913Y2 JP H064913 Y2 JPH064913 Y2 JP H064913Y2 JP 554188 U JP554188 U JP 554188U JP 554188 U JP554188 U JP 554188U JP H064913 Y2 JPH064913 Y2 JP H064913Y2
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spray
oxygen
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humidified
skin
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仁 ▲高▼橋
誠司 沖野
雅博 坂本
常夫 鈴木
真司 大嶋
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日本酸素株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、美容、健康、医療、スポーツ後の疲労回
復、植物の水まき用などとして好適に使用される酸素ス
プレーに関し、特にサイフォン管の先端部に無菌水を含
んだ加湿器を設けたことにより、加湿酸素が噴射できる
ようにし、経皮効果、特に美容効果や冷却効果、または
呼吸感の向上などが得られるようにしたものである。
[従来の技術] 従来よりこの種の酸素スプレーとして、スプレー缶容器
の内部に酸素ガスを加圧充填してなるものがある。そし
てこのような酸素スプレーにあっては、スプレー缶容器
頂部に設けられた押釦を押すことにより、押釦に連結さ
れてスプレー缶容器内部へ延びるサイフォン管を通っ
て、内部の酸素ガスが噴射ノズルから噴射できるように
なっている。
[考案が解決しようとする課題] とことが、このような従来の酸素スプレーにあっては、
酸素ガスの露点が非常に低く超乾燥状態であったため
に、噴射された酸素ガスを吸入した場合には口内が乾き
呼吸感が失われてしまう不都合があった。また皮膚に噴
射した場合にも皮膚が乾燥して壮快感が得られないばか
りか、十分な経皮効果、特に美容効果や医療効果が得ら
れない不都合があった。
そこで、この考案の酸素スプレーは、上述の問題を解消
し、口内や皮膚の乾燥を防ぎ、十分な経皮効果を与える
ことのできる酸素スプレーを提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] この考案の加湿酸素スプレーは、有底筒状の密封容器に
押釦を押圧することにより開口する噴霧ノズルを配設
し、かつ一端が該噴霧ノズルと連結し他端が前記容器内
に延びてその先端が開口するサイフォン管を配設してな
るスプレー管に、酸素富化ガスを充填してなるととも
に、前記容器内に配設したサイフォン管の先端開口に無
菌水を含浸した多孔性ポーラス体よりなる加湿器を設け
てなることをその解決手段とした。
以下、この考案を図面に基いて詳細に説明する。
第1図は、この考案の加湿酸素スプレーの一例を示すも
のである。
第1図中符号1がスプレー缶容器である。このスプレー
缶容器1は、内容物の酸化および変質などを防止するた
めにテフロン(商品名)、シリコーン樹脂等で内面コー
ティングを施してなるアルミニウム、ステンレス等の金
属あるいは合成樹脂等からなる有底円筒状の容器であ
り、その底部はスプレー缶容器1の内部に向って半球状
の凸面になっている。そして、このスプレー缶容器1の
内部には、酸素富化ガスを圧縮してなる加圧酸素ガス2
が充填されて、スプレー缶容器1内部は外圧より常に高
い圧力に保たれている。
また、このスプレー缶容器1の頂部には、押釦3が設け
られている。この押釦3には、スプレー缶容器1外部へ
延びる噴霧ノズル4と、かつ上記スプレー缶容器1内部
に向って延びるサイフォン管5が取り付けられ、それぞ
れ連結されている。
ここで、上記噴霧ノズル4は、その先端部に径0.1mm
以下程度の微細孔が多数設けられて、スプレー缶容器1
内の酸素ガス2を1〜5μm程度のミストとして噴霧で
きるようになっている。
また、上記サイフォン管5の先端部には加湿器6が装着
されている。この加湿器6は、無菌水を2cc程度含むス
ポンジ状の多孔性ポーラス体6aとこのポーラス体6a
を包含する外周体6bとからなるもので、その外周体6
bの下面部分には、スプレー缶容器1内の酸素ガス2を
ポーラス体6a内へ導くための孔が設けられている。こ
こで、上記ポーラス体6aおよび外周体6bには、好気
性細菌等の繁殖を防止するために、予め薬剤処理や熱処
理などの殺菌処理を施してなるものが使用されるのが好
ましい。またポーラス体6aに含まれる無菌水として
は、高純度の純水が好適に用いられるが、好気性細菌等
の繁殖を防止するために、予め銀コーティング吸着剤等
の薬剤処理や熱処理などの殺菌処理を施してなるものが
使用される。
このような加湿酸素スプレーにあっては、上記押釦3を
押すことにより、内部の酸素富化ガス2が上記加湿器6
内に導入され、この加湿器6内のポーラス体6aに含ま
れている無菌水を十分に含む加湿酸素としてサイフォン
管5内部に導かれて上昇し、スプレー缶容器1上部の噴
霧ノズル4より外部へ噴射することができる。この際噴
射された加湿酸素の形状は、噴霧ノズルの先端部に設け
られた微細孔の大きさによって適宜変えることができる
ので、容易に約1〜5μm程度の超微細のミスト状とし
て噴霧することができる。
また、こうして噴霧ノズル4から噴射された加湿酸素を
口内に投与して吸入すれば、酸素とともに適度の水分が
補給されて口内が乾かずに、健康用あるいは美容用など
として使用できる。また経皮用として顔、腕、足などの
皮膚に噴射すれば、新陳代謝を促進し、皮膚より吸収さ
れた加湿酸素の作用により、抹消血管の酸素濃度を上昇
させて皮膚呼吸の増進を図ることができるので、皮膚を
活性化して美容に効果がある他、直接水が皮膚に噴射さ
れる壮快感があり、眠気覚まし、スポーツ後の疲労回
復、皮膚障害への治療などの経皮効果を発揮することも
できる。また、野菜、草木などの食物に噴射すれば、水
まきと同時に植物の育成の促進にも効果が得られる。
以上ここでは、スプレー管容器1内の酸素富化ガス2を
サイフォン管5内へ導入するための孔が加湿器6の下部
に形成されてなる例について述べたが、この孔の他にさ
らに、サイフォン管5の上部にも微細孔が設けられても
よい。これにより、加湿器6を通過してサイフォン管5
を上昇してきた加湿酸素ガスと直接サイフォン管5内に
導入された酸素富化ガス2とが混合されるので、加湿度
の調整が可能となる利点も得られる。
[実施例] 容積200ccのアルミニウム製スプレー缶容器内にテフ
ロン(商品名)コーティングを施し、これにサイフォン
管、加湿器、押釦、噴霧ノズルをそれぞれ設置した。こ
の際、加湿器には予め銀コーティング吸着剤によって殺
菌処理を施した無菌水を2cc含有せしめてなるスポンジ
状の多孔性ポーラス体とこのポーラス体を包含してかつ
底部に孔の設けられている外周体とからなる加湿器を用
いた。また噴霧ノズルには、市販品で、その先端部には
径0.5mmの微細孔が多数設けられてなるものを用い
た。
こうしてなるスプレー缶容器の内部に、酸素を温度25
℃、圧力6.5kg/cm2の加圧条件で封入したのち、ス
プレー缶を巻締シールし、実施例の加湿スプレーを製造
した。
このようにして得られた実施例の加湿酸素スプレーを用
いて噴射を行ったところ、径が約5μm程度の超微細な
ミスト状の加湿酸素が噴霧された。また、この加湿酸素
スプレーを1ケ月使用した後、温度20℃での水分テス
トを行ったところ、噴霧された加湿酸素中の酸素濃度は
約50ppmと十分な値を示し、また水質も通常の水道基
準を合格した。
またこの加湿酸素スプレーを用いて顔に噴射したとこ
ろ、水分による冷却感とともに壮快感が得られ、このよ
うな噴射を繰り返すことによって顕著な美容効果が認め
られた。これは、皮膚に加湿酸素を噴射したことによっ
て、抹消血管内の酸素濃度が上昇して皮膚呼吸が盛んと
なり新陳代謝が活発化したことによるものと考えられ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の加湿酸素スプレーは、
有底筒状の密封容器に押釦を押圧することにより開口す
る噴霧ノズルを配設し、かつ一端が該噴霧ノズルと連結
し他端が前記容器内に延びてその先端が開口するサイフ
ォン管を配設してなるスプレー管に、酸素富化ガスを充
填してなるとともに、前記容器内に配設したサイフォン
管の先端開口に無菌水を含浸した多孔性ポーラス体より
なる加湿器を設けてなるものであるので、加湿器内で十
分加湿された酸素が、押釦を押すことによって容易に噴
霧ノズルより噴射されるようになっている。そしてこの
噴射された加湿酸素の形状は、噴霧ノズルの先端部に設
けられた微細孔の大きさにより適宜変えることができ、
容易に超微細のミスト状とすることもできる。
また噴霧ノズルから噴射された加湿酸素を口内に投与し
て吸入すれば、酸素とともに適度の水分が補給されて口
内が乾かずに、健康用あるいは美容用などとして使用で
きる。また経皮用として顔、腕、足などの皮膚に噴射す
れば、新陳代謝を促進し、皮膚より吸収された加湿酸素
の作用により、抹消血管の酸素濃度を上昇させて皮膚呼
吸の増進を図ることができるので、皮膚を活性化して美
容に効果がある他、直接水が皮膚に噴射される壮快感が
あり、眠気覚まし、スポーツ後の疲労回復、皮膚障害へ
の治療などの経皮効果を発揮することもできる。また、
野菜、草木などの植物に噴射すれば、水まきと同時に植
物の育成の促進にも効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の加湿酸素スプレーの一例を示す概
略断面図である。 1……スプレー缶容器、2……酸素富化ガス、5……サ
イフォン管、6……加湿器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 常夫 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内 (72)考案者 大嶋 真司 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状の密封容器に押釦を押圧すること
    により開口する噴霧ノズルを配設し、かつ一端が該噴霧
    ノズルと連結し他端が前記容器内に延びてその先端が開
    口するサイフォン管を配設してなるスプレー管に、酸素
    富化ガスを充填してなるとともに、前記容器内に配設し
    たサイフォン管の先端開口に、無菌水を含浸した多孔性
    ポーラス体よりなる加湿器を設けてなることを特徴とす
    る加湿酸素スプレー。
JP554188U 1988-01-20 1988-01-20 加湿酸素スプレー Expired - Lifetime JPH064913Y2 (ja)

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JP554188U JPH064913Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 加湿酸素スプレー

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JPH01110861U JPH01110861U (ja) 1989-07-26
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