JPH0648970Y2 - 海洋センサにおける導波管アンテナ収納構造 - Google Patents

海洋センサにおける導波管アンテナ収納構造

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JPH0648970Y2
JPH0648970Y2 JP7237789U JP7237789U JPH0648970Y2 JP H0648970 Y2 JPH0648970 Y2 JP H0648970Y2 JP 7237789 U JP7237789 U JP 7237789U JP 7237789 U JP7237789 U JP 7237789U JP H0648970 Y2 JPH0648970 Y2 JP H0648970Y2
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JP
Japan
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waveguide antenna
body case
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antenna
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JP7237789U
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信生 武井
慎一 剣持
均 関野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は海面上に浮上させた浮上体の上方に突出させて
支持され、航空機等との間で電波信号の授受を行うため
に導波管アンテナを備えた海洋センサにおけるアンテナ
収納構造に関する。
〔従来の技術〕
第5図は従来の導波管アンテナを用いた海洋センサを示
す図である。
図において、1は海洋センサの本体ケースであり、水密
材により有底筒状に形成され、後述するフロート並び導
波管アンテナを垂直状態に支持するための錘等の役割を
果たしている。
2はこの本体ケース1上に取りつけられたフロートであ
り、軽量でかつ可撓性を持たないプラスチック製にて、
下部を広く膨らませ、上端を窄めた略角錐のような形状
に形成され、内部を中空状としている。
3はこのフロート2の中央部に直立させて設けた導波管
アンテナであり、その上端はフロート2の上端の各辺に
より囲まれるように支持され、下端が本体ケース1の上
面中央に固定されている。
第6図は前記フロート内部に設けられた導波管アンテナ
の略図である。
導波管アンテナ3は、導電率の高い中空の導管から成
り、管の断面形状には方(矩)形、円形など種々あり、
マイクロ波の伝送路として広く利用されている。
第7図は上述した海洋センサの作動状態を示す側面図で
あり、船舶等から水中に投下された海洋センサは、図に
見られるように本体ケース1は水中に没してフロート2
部分が海面上に浮いた状態となる。
この状態で海洋センサは作動可能状態となり、導波管ア
ンテナ3によって上空を飛行している航空機等と伝送波
の授受を行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来の技術によれば、フロートが
可撓性のないプラスチック製であるため、これを折り畳
むことは不可能であり、そのままの大きさの状態で収
容、保管しなければならず、従って大きな保管場所を必
要とするという問題がある。
また、このフロートが傷ついたりしないように保護する
ために、本体とは別個に収容ケースを必要とし、さらに
保管場所を大きく確保しなければならない。
そして、使用時においても扱いづらく、この海洋センサ
を所望の位置に設置する時は、船舶を利用することにな
るが、船舶は大型の物が必要であり、このためこの船舶
を航行するための多くの乗組員を必要とし、また到達時
間には長時間要する等多くの欠点があった。
従って、少人数、短時間で目的地に到達可能な航空機を
利用した航空機投下タイプとして使用した場合にも、フ
ロートが折り畳み不可能であるために航空機投下用の外
装円筒には収納できず、航空機投下用に用いることは出
来ないという問題があった。
そこで、本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであり、フロートを折り畳み可能として海洋センサ
の容積を小さくして、保管場所をとらずに使用勝手を良
くし、かつ航空機投下用の外装円筒にも対応できる導波
管アンテナの収納構造を提供することを目的とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した目的を達成するため本考案は、海面上に浮上す
るフロートと、このフロートを支持する本体ケースと、
導電率の高い中空導管から成り航空機等からの電波を送
受信する導波管アンテナとを備えた海洋センサにおける
導波管アンテナ収納構造において、前記フロートを樹脂
製のシート材により折り畳み可能に形成して前記本体ケ
ースの上端に取り付け、このフロートを折り畳んで収納
するフロート収納部を本体ケースの上端に取り外し可能
に取り付ける。
そしてこのフロートの上端部内側に前記導波管アンテナ
の上端を固定して取り付け、この導波管アンテナを収納
するためのアンテナ収納管と、着水後の浸水の検出によ
り前記フロートを膨張させるためのガスを発生するガス
ボンベを前記本体ケース内に設けることとした。
〔作用〕
上述した構成により、海洋センサを船舶等から水中に投
下すると、海洋センサは着水後の浸水の検出により、本
体ケース内のガスボンベが作動してガスを発生する。こ
のガスによりフロートが膨らみ始め、フロート収納部を
本体ケースから離脱させる。
フロートはさらに膨張し、これに伴いフロートの上端が
上方に伸びていき、従ってこの上端に固定された導波管
アンテナも一緒に移動していき、徐々にアンテナ収納管
から引き出されて行く。
こうしてフロートが膨張されると、海洋センサはこのフ
ロートの浮力により海面上に浮上し、導波管アンテナは
フロートの中央に直立して、作動開始可能状態となる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図であり、同図
(a)は収納状態を、また(b)は作動状態を示してい
る。
図において、4は海洋センサの本体ケースであり、プラ
スチック材等により有底円筒状に形成され、上端中央か
ら内部下方に向けて、後述する導波管アンテナを収納す
るためのアンテナ収納管5が垂下するように取りつけら
れている。そしてこの本体ケース4内の底には、後述す
るフロートを膨張させるためのガスボンベ6を収納して
いる。
7は前記本体ケース4の上面の開口面を閉じるように取
り付けられたフロート収納部であり、このフロート収納
部7は着脱可能となっており、内部にフロート8が折り
畳まれて収納されている。
フロート8は折り畳み可能な樹脂製のシート材にて構成
された膨張式フロートが用いられ、このフロート8の上
端内側に導波管アンテナ9の上端を固定して取りつけて
おり、この導波管アンテナ9は上端のみがフロート8に
固定されているのみで下端は自由端となっており、そし
て前記本体ケース4のアンテナ収納管5内に全体が収納
されている。
以下、本考案の作用を第2図に基づいて説明する。
第2図は本考案の作用を示す概略説明図であり、この図
に見られるように海洋センサを船舶等から水中に投下す
ると、海洋センサは海面に着水し、一旦水中に沈む。
そして、この着水後に海水が本体ケース4内に浸水し、
この浸水を図示しない海水浸水感知センサにより検出さ
れて、その出力信号により本体ケース4底面に収納され
たガスボンベ5が作動してガスを発生させる。
これによりフロート8が膨らみ始めると、フロート8を
収納しているフロート収納部7が本体ケース4から外れ
て離脱する。
フロート8は徐々に膨張していき、これに伴ってフロー
ト8の上端が上方に伸びていくと、この上端に固定され
た導波管アンテナ9も一緒に移動していくため、導波管
アンテナ9は徐々にアンテナ収納管5から引き出され
る。
こうしてフロート8が膨張すると、海洋センサはこのフ
ロート8の浮力により海面上に浮上し、導波管アンテナ
9はフロート8の中央に直立して、作動開始可能状態と
なる。
上述したようにフロート8をシート材で形成することで
折り畳み可能としたので、従来不可能であった航空機投
下用の外装円筒に収納することが可能となった。
次に、航空機投下用の外装円筒に収納した場合の構造、
並びに伝送開始までの作用を図面を用いて説明する。
第3図は航空機投下用の外装円筒に収納した場合の航空
機投下型海洋センサの構造図である。
図において、10は航空機投下に用いられる有底の外装円
筒であり、底から順にスペサ11,海洋センサ12,解除板1
3、そして最上部にパラシュート14を収納したパラシュ
ートケース15が積層されて収納され、これにより航空機
投下型海洋センサが構成されている。
パラシュート14はパラシュートケース15内に折り畳まれ
て収納されており、解除板13を介して外装円筒10に取り
つけられており、この解除板13により解除されて展張す
るようになっている。
また、海洋センサ12は第1図並びに第2図に示したもの
と同様の構造のものが収納されており、下部に導波管ア
ンテナ9を収納したアンテナ収納管5、並びにフロート
8を膨張させるためのガスボンベ6を収納した本体ケー
ス4と、上部にシート材から成るフロート8を折り畳ん
だ状態で収納したフロート収納部7とにより構成されて
いる。
なお、スペーサ11は投下された後、海洋センサ12を外装
円筒10から離脱させるための錘となる。
第4図は上述した構造による航空機投下型海洋センサの
作用を示す概略説明図である。
上空を飛行している航空機の投下器から航空機投下型海
洋センサが投下されると、その直後にパラシュートケー
ス15に収納されているパラシュート14が展張され、落下
速度を減速させる。
パラシュート14の作用により緩やかに落下し着水する。
着水後、航空機投下型海洋センサは自重により一旦水中
に沈み始めるが、この沈下中において本体ケース4内に
海水が浸入し、本体ケース4内に配された海水浸水検知
センサにより浸水が検出されると、該海水浸水検知セン
サからの出力信号により、ケース底部のガスボンベ6が
作動してガスを発生させる。
これによりフロート8は膨張を始め、この膨張力により
フロート8は導波管アンテナ5を引き出しながら解除板
13を押し上げるようにして解除し、パラシュート14並び
にこのパラシュート14を収納していたパラシュートケー
ス15を外装円筒10から離脱させる。
一方、これらパラシュートケース15や海洋センサ12等を
収納していた外装円筒10は底部に収納されたスペース11
の重さにより徐々に水中に沈下していく。
海洋センサ12はフロート8が膨張されることで浮力が与
えられ、この浮力により海面上へと浮上していく。
このため海洋センサ12は外装円筒10から離脱し、フロー
ト8は膨張することで導波管アンテナ9をアンテナ収納
管5から引き出し、そしてその浮力により海面上に浮上
する。これにより海洋センサ12は伝送開始状態となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、樹脂製のシート材
によりフロートを折り畳み可能として本体ケースの上端
に取り付け、かつこれを折り畳んで収納するフロート収
納部を本体ケースの上端に取り外し可能に取り付けると
共に、このフロートの上端部内側に導波管アンテナの上
端を固定して取り付け、この導波管アンテナを収納する
ためのアンテナ収納管と、着水後の浸水の検出により前
記フロートを膨張させるためのガスを発生するガスボン
ベを前記本体ケース内に設け、前記フロートを膨張させ
ることで導波管アンテナをアンテナ収納管内から取り出
すようにしたので、従来のようにフロートが膨らんだ大
きさのままの状態で収納保管することなく、フロートを
折り畳んで小さく収容することができるので、収納保管
場所をとらず、狭い面積に多くのセンサを収納保管する
ことが可能となる。
また、膨らんだままの状態で保管していた場合は、フロ
ート並びにフロート内に収納されていた導波管アンテナ
を保護するために、本体ケースとは別に収納保管ケース
を必要としていたが、本考案によれば本体ケースを保管
するケースのみを用意すれば良い。
さらに、取り扱いもほぼ本体ケースの大きさと同程度の
大きさとなるので容易となる。
しかも、従来は不可能であった航空機投下用の外装円筒
内に装填することが可能となったので、短時間、小人数
でしかも容易に目的地に海洋センサを投下して設置する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は本考
案の作用を示す概略説明図、第3図は航空機投下型海洋
センサの構造図、第4図は航空機投下型海洋センサの作
用を示す概略説明図、第5図は従来の海洋センサを示す
図、第6図は導波管アンテナの略図、第7図は従来の海
洋センサの作動状態を示す側面図である。 4…本体ケース、5…アンテナ収納管 6…ガスボンベ、7…フロート収納部 8…フロート、9…導波管アンテナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】海面上に浮上するフロートと、このフロー
    トを支持する本体ケースと、導電率の高い中空導管から
    成り、航空機等からの電波を送受信する導波管アンテナ
    とを備えた海洋センサにおける導波管アンテナ収納構造
    において、 樹脂製のシート材により前記フロートを折り畳み可能と
    して前記本体ケースの上端に取り付け、かつこれを折り
    畳んで収納するフロート収納部を本体ケースの上端に取
    り外し可能に取り付けると共に、このフロートの上端部
    内側に前記導波管アンテナの上端を固定して取り付け、 この導波管アンテナを収納するためのアンテナ収納管
    と、着水後の浸水の検出により前記フロートを膨張させ
    るためのガスを発生するガスボンベを前記本体ケース内
    に設け、 前記フロートを膨張させることで導波管アンテナをアン
    テナ収納管内から取り出すようにしたことを特徴とする
    海洋センサにおける導波管アンテナ収納構造。
JP7237789U 1989-06-22 1989-06-22 海洋センサにおける導波管アンテナ収納構造 Expired - Lifetime JPH0648970Y2 (ja)

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CN110239668A (zh) * 2019-05-09 2019-09-17 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 一种带有支脚可自毁的声纳浮标漂浮气囊装置

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