JPH0648754U - トランプマップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランプとして通常のゲームに使用できるだ
けではなく、道路地図や観光地図などとしても利用する
ことができるものである。 【構成】 長方形状をなすカード１に狭い地域の地図２
を印刷すると共に、コーナー側にダイヤやハートなどの
記号と数字を印刷し、これら各カード１…を縦横に並べ
た状態で、連続した大きな全体の地図３が形成されるよ
うにしたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はトランプのカードを並べて地図を形成するトランプマップに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に県別の道路地図や観光地別の観光地図などは、１枚の紙に印刷したもの がある。しかしながら、この地図は単に道路の案内や観光地の案内を示すだけで あり何らゲーム性のないものである。また新しい道路ができたり、新たな観光施 設などができた場合には、地図全体を印刷し直さなければならなかった。また従 来のトランプは、ダイヤやハートなどの記号と数字を印刷したカードとキングや クイーンの絵札カードを組み合わせたものが一般的であり、また特殊なトランプ としては夫々異なった自動車や花の写真を印刷したトランプもある。しかしなが ら従来のトランプは各カードの絵や写真についてはデザイン上の連続性はなく通 常のゲームとしてしか使用できなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記欠点を除去し、トランプとして通常のゲームに使用できるだけで はなく、道路地図や観光地図などとしても利用することができるトランプマップ を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、トランプの各カードを縦横に並べた状態で、連続した地図が形成さ れるようにしたことを特徴とするもので、以下図面を参照して説明する。図１に は、５６枚のカード 1…を縦に７列、横に８列並べた状態を示すものである。こ のカード 1…は、長方形状をなす紙やプラスチックで形成され、カード１の表面 に狭い地域の地図２が印刷されている。またこのカード１のコーナー側にダイヤ やハート、スペード、クローバなどの記号と、２から１０までの数字とＡ、Ｊ、 Ｑ、Ｋのアルファベットとが組み合わせて印刷された５２枚のカード１…と、ジ ョーカー２枚と、白い札２枚の合計５６枚で構成されている。

【０００５】 このカード 1…を図１に示すように配列すると、例えば全体が福島県全体の地 図３を形成し、都市名や国道、高速道路、山や湖などの観光地などの位置関係が 分かるようになっている。図１の場合、ハートとクローバのカード 1…は規則的 に連続して配列されているが、ダイヤとクローバのカード１は分離されて配列さ れている。またこのトランプと一緒に、図１の全体の配列を印刷した図示しない 参考地図も同封されている。またカード 1…の裏面には、観光地の写真や名称、 ホテルや旅館の名前などが印刷されている。

【０００６】

【作用】

本考案のトランプマップは、例えば観光地の土産店や、駅の売店などで販売す る場合や、ホテルや旅館の名前を入れて、宿泊客へのサービスとして無料で配布 する場合などがある。例えば、福島県に観光でドライブに来たような場合、トラ ンプマップを買って、ジグソーゲームのように、道路や地形のつながりを見なが ら１枚ずつ並べていき、図１に示す県全体の地図３を完成させることにより、観 光で来た、福島県を良く理解できると共に、観光地の地理に詳しくなり、旅行を 一層楽しむことができるようになる。

【０００７】 またドライブ中に大きな地図を広げながら運転することは、見にくいばかりで なく危険でもある。例えば磐梯山の周辺をドライブする場合、図２に示すように ダイヤのＡとダイヤの４、スペードのＫとダイヤの５を４枚並べることにより、 磐梯山の周辺の全体地図を形成することができるので、運転席のダシュボードの 上に並べておけば、これを見ながら運転することができる。このように、運転す る地域の４枚のカード 1…を並べる程度で、道順や距離などを容易に理解するこ とができる。

【０００８】 なお上記実施例では福島県全県の地図を印刷したトランプマップについて説明 したが、磐梯山周縁や、京都市内などの狭い地域の観光地だけ印刷したトランプ マップでも良く、また日本地図や世界地図を印刷したトランプマップは地理の勉 強にも効果的である。なおカード 1…の配列順序は規則的に配列しても良く、ま たカード 1…の縦横の配列枚数は任意に選定することができる。

【０００９】 また新しい道路ができたり、新たな観光施設などができた場合には、その部分 のカード１だけを印刷し直せば良いので、残りのカード 1…はそのまま利用でき 、従来の１枚の紙に印刷した大きな地図のように全体を印刷し直す必要がなく、 製造コストを安くすることができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明した如く本考案に係るトランプマップによれば、カードを縦横に並べ た状態で、連続した大きな地図が形成されるので、通常のゲームに使用できるだ けではなく、道路地図や観光地図などとしても利用することができ、その土地を 興味を持って理解できるので観光を一層楽しくすることができ、記念品やお土産 としても喜ばれ、しかも修正する場合にはその部分のカードだけを印刷し直せば 良いなど種々の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によりトランプマップを示す
平面図である。

【図２】４枚のカードを並べて磐梯山周縁の地図を形成
した状態を示す平面図である。

【符合の説明】

１ カード ２ 狭い地域の地図 ３ 全体の地図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長方形状をなす複数枚のカードに夫々異
   なる地域の地図を印刷すると共に、コーナー側にダイヤ
   やハートなどの記号と数字を印刷し、これら各カードを
   縦横に並べた状態で、連続した大きな全体地図が形成さ
   れるようにしたことを特徴とするトランプマップ。