JP3046066U

JP3046066U - 宅配用順路票

Info

Publication number: JP3046066U
Application number: JP1997008154U
Authority: JP
Inventors: 英隆脇阪
Original assignee: 有限会社オーミクス
Priority date: 1997-08-07
Filing date: 1997-08-07
Publication date: 1998-02-20
Anticipated expiration: 2003-08-07

Abstract

(57)【要約】【目的】特殊な専門符号が使われたり判りにくかった新
聞配達等宅配の順路票を、初心者でも一目で判り周辺の
状況も把握できるようなものにする。【構成】配達先毎に住所欄、氏名欄、商品銘柄欄、順路
記入相当欄等が設けられた順路票の該順路記入相当欄に
おいて、前配達先と当配達先、及び両者を結ぶ通路が明
示された住宅地図を予め掲載する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は新聞配達や食品の出前等のような宅配業務の際に用いる広義の宅配用順路票として利用される。

【０００２】

【従来の技術】

例えば新聞配達員は販売店から交付された順路票（順路帳）を所持し、これを見つつその順路に従って新聞を配達しているのが通例である。この順路帳には各配達先毎に順路Ｎｏ、氏名、住所、新聞銘柄、契約期間及び順路、摘要等の欄が設けられていて、およそ１５０〜３００戸分が一冊にまとめられ、１枚に１戸ずつ記載した単票カード式と、数戸が１枚に並記されている連票式とがある。

【０００３】通常、下方欄に順路を記入するスペースが設けられていて、そこには配達の順路を独特の専門符号（カタカナ文字、数字、矢印、左・右等）と書き方で各販売店が記入することになっている。すなわち先ず店主が住宅地図を見ながら配達員毎に概ねの地域割りをして、その中における配達順路を経験に基づき決め、これを上記専門符号で書き込んでいくのである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このように今までの順路帳には順路を独特の符号で書き込んでいくという手間を要するのみでなく、その符号や記載方法は特殊でプロ以外には判読できず、覚えるのにも時間がかかり、最近増えているパートやアルバイトには負担が大きすぎるという問題点があった。また上記の新聞配達に限らず寿司等の出前その他においても判りやすい順路票が望まれていた。本考案はかかる問題点を解決することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

配達先毎に住所欄（１）、氏名欄（２）、商品銘柄欄（３）、順路記入相当欄（４）、等が設けられた順路票（順路帳の意味を含む）の該順路記入相当欄（４）において、前配達先（ａ）と当配達先（ｂ）、及び両者を結ぶ通路が明示された住宅地図（５）を予め掲載（印刷）した宅配用順路票（帳）とする。

【０００６】ここにおける「順路記入相当欄」とは、必ずしも順路欄とは記載されておらず契約期間欄などの隣であっても、順路を記載すべき所定のスペースが設けられている所をいう。

【０００７】そこに掲載する住宅地図は、原則として当配達先（ｂ）が中央部、前配達先（ａ）が隅部にくるようにし、両者間の最適連絡通路を点線等で表すものとする。従って各配達先毎に記載される住宅地図は異なることになり、またその縮尺も必要に応じその都度変動することになる。

【０００８】このような小回りのきく住宅地図は、それのデジタル化されたものをプリントアウトすることにより現状でも容易に獲得できる。

【０００９】

【作用】

このような住宅地図が順路欄に予め記載されていると、店主が新規の配達員に対し専門符号を教えてこれを記入する必要がなく、初心者でも直ちに一目で道順が判り、更に付近の状況まで把握できることになる。

【００１０】

【実施例】

縦１１５ｍｍ、横３２５ｍｍの横長の用紙に５戸分の単票を右側より順に並設して各票毎に順路及び登録Ｎｏ、氏名、住所、銘柄等の欄を上から設け、その下に契約期間欄とその隣に縦３０ｍｍ、横５０ｍｍ程度の住宅地図掲載欄を設ける。これの編集は、デジタル化された住宅地図情報をもとに各配達先毎にパソコンディスプレイ上にその配達先が中央、前配達先が隅にくるようにレイアウトして、他の文字や枠もろとも望ましくはカラーでプリントする。かかる５戸分記載の順路票を配達員１人分の配達区域毎に例えば５０枚綴じて一冊の順路帳とする。なお本考案は本例に限るものでないことは言うまでもない。

【００１１】

【考案の効果】

このように本考案によれば、宅配事業者が配達順路を独特の符号で記入してこれを初心者の配達員に教える必要がなくなり、また新規の配達員がそれを覚える時間や労力が節減できるので、パートやアルバイトでもやり易くなり、一目で配達先及びその周辺の状況が把握できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一例の見取図

【符号の説明】

１………住所欄２………氏名欄３………新聞銘柄欄４………順路記入相当欄５………住宅地図ａ………前配達先ｂ………当配達先

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】配達先毎に住所欄、氏名欄、商品銘柄欄、
順路記入相当欄等が設けられた順路票の該順路記入相当
欄において、前配達先と当配達先、及び両者を結ぶ通路
が明示された住宅地図を予め掲載したことを特徴とする
宅配用順路票。