JPH0648723B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0648723B2
JPH0648723B2 JP59085618A JP8561884A JPH0648723B2 JP H0648723 B2 JPH0648723 B2 JP H0648723B2 JP 59085618 A JP59085618 A JP 59085618A JP 8561884 A JP8561884 A JP 8561884A JP H0648723 B2 JPH0648723 B2 JP H0648723B2
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transistor
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富士雄 舛岡
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    • H01L23/522Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body
    • H01L23/532Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body characterised by the materials
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    • H01L23/53271Conductive materials containing semiconductor material, e.g. polysilicon
    • HELECTRICITY
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    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、半導体記憶装置に関し、特に一対のCMOS
インバータを有する6トランジスタ型の半導体記憶装置
に係わる。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一対のCMOSインバータを有する6トランジスタ型の
半導体記憶装置(スタティックメモリ)は、第1図に示
す回路構成になっている。即ち、図中のQp、Qn
は一方のCMOSインバータを形成するpチャンネルM
OSトランジスタ、nチャンネルMOSトランジスタで
ある。図中のQp、Qnは、他方のCMOSインバ
ータを形成するpチャンネルMOSトランジスタ、nチ
ャンネルMOSトランジスタである。一方のCMOSイ
ンバータのゲートは他方のCMOSインバータの各トラ
ンジスタの共通のドレイン部分Dに、他方のCMOS
インバータのゲートは一方のCMOSインバータの共通
のドレイン部分Dに互いに交差接続してフリップフロ
ップ回路を構成している。前記各pチャンネルMOSト
ランジスタQp、QpのソースはVDDに接続され
ており、かつ前記各nチャンネルMOSトランジスタQ
、Qnは夫々VSSに接続されている。前記フリ
ップフロップ回路のトランジスタQp、Qnの共通
のドレイン部分D及びトランジスタQp、Qn
共通のドレイン部分Dは夫々VDD電位、VSS電位
に設定され、情報を保持している。例えば、共通のドレ
イン部分DがVDD電位の時、トランジスタQp
オフ、トランジスタQnがオンとなって共通のドレイ
ン部分DはVSS電位となり、そのためトランジスタ
Qpがオン、トランシドスタQnがオフとなる。ま
た、Qn、Qnは夫々トランスファゲートとして働
くnチャンネルMOSトランジスタであり、一方のMO
SトランジスタQnは前記フリップフロップ回路のノ
ードに、他方のMOSトランジスタQnは同フリップ
フロップのノードに接続されている。前記トラジスタQ
、Qnのドレイン側には、夫々ビットラインBL
、BLが接続され、かつ各トランジスタQn、Q
のゲートはワードラインWLに接続されている。前
記トランジスタQn、Qnはメモリセルが選択さ
れ、書込み、読み出しが行われる際にはオン状態となっ
て、それらトランジスタQn、Qnのドレイン側に
接続された前記ビットラインBL、BLとフリップ
フロップ回路との間の情報伝達が行われる。
上述したメモリセルに情報を書込む場合、例えば共通ド
レイン部分DをVSS電位、共通のドレイン部分D
をVDD電位に設定する場合には、ビットラインBL
をVSSレベル、ビットラインBLをVDDレベルに
設定しておき、ワードラインWLによりトランスファゲ
ートとしてのトランジスタQn、Qnをオンさせ
る。一方、読み出しの場合には、ビットラインBL
BLを図示しないセンスアップ回路に接続してトラン
スファゲートとしてのトランジスタQn、Qnをオ
ンさせる。
前述した6トランジスタ型のスタティックメモリのメモ
リセルは、従来、第2図〜第4図に示す構造のものが知
られている。図中のQp、Qnは、一方のCMOS
インバータを形成するpチャンネルMOSトランジス
タ、nチャンネルMOSトランジスタ、図中のQp
Qnは、他方のCMOSインバータを形成するpチャ
ンネルMOSトランジスタ、nチャンネルMOSトラン
ジスタであり、これらCMOSインバータは一方のゲー
トを他方の共通のドレイン部分に互いに交差接続するこ
とによりフリップフロップ回路を構成している。また、
図中のQn、Qnは前記各nチャンネルMOSトラ
ンジスタQn、Qnのドレイン側に接続されたトラ
ンスファゲートとしてのnチャンネルMOSトランジス
タである。
前記pチャンネルMOSトランジスタQp、Qp
第3図及び第4図に示すようにp−ウェル1が選択的に
形成されたn型シリコン基板2のフィールド酸化膜3で
分離された島状の該n型シリコン基板2領域に夫々形成
されている。一方のトランジスタQpは、前記島状の
基板2領域に互いに電気的に分離して形成されたp
のソース4、ドレイン領域5と、これらソース、ド
レイン領域4、5間のチャンネル領域を含む基板2
上にゲート酸化膜6を介して配置され、前記nチャンネ
ルMOSトランジスタQnのゲートと共通化される例
えばリンがドープされた第1層n型多結晶シリコンから
なるゲート電極7とから構成されている。他方のトラ
ンジスタQpは、前記島状の基板2領域に互いに電気
的に分離して形成された前記p型のソース4及びド
レイン領域5と、これらソース、ドレイン領域4
間のチャンネル領域を含む基板2上にゲート酸化膜
6を介して配置され、前記nチャンネルMOSトランジ
スタQnのゲートと共通化される例えばリンがドープ
された第1層n型多結晶シリコンからなるゲート電極7
とから構成されている。なお、前記p型ソース領域
は前記トランジスタQpとQpの両者に共通化
され、VDDラインとして機能する。また、前記トラン
ジスタQn、Qnは、フィールド酸化膜3で分離さ
れた島状のp−ウェル1領域に夫々形成されている。一
方のトランジスタQnは、前記島状のp−ウェル1領
域に互いに電気的に分離して形成されたn型のソース
、ドレイン領域5と、これらソース、ドレイン領
域4、5間のチャンネル領域を含むウェル1上にゲ
ート酸化膜(図示せず)を介して配置され、前記第1層
n型多結晶シリコンからなるゲート電極7とから構成
されている。他方のトランジスタQnは、前記島状の
p−ウェル1領域に互いに電気的に分離して形成された
型のソース4、ドレイン領域5と、これらソー
ス、ドレイン領域4、5間のチャンネル領域を含む
ウエル1上にゲート酸化膜(図示せず)を介して配置さ
れ、前記第1層n型多結晶シリコンからなるゲート電極
とから構成されている。更に、前記トランスファゲ
ートとしての一方のトランジスタQnは、第4図に示
すように島状のウェル1領域に互いに電気的に分離され
た前記ドレイン領域5と共通のn型のソース領域及
びドレイン領域5と、これらソース、ドレイン領域
(5)、5間のチャンネル領域を含むウエル1領域
にゲート酸化膜6を介して配置され、他方のトランジス
タQnと共通化される例えばリンがドープされた第1
層n型多結晶シリコンからなるゲート電極7とから構
成されている。前記他方のトランジスタQnは、島状
のウェル1領域に互いに電気的に分離された前記ドレイ
ン領域5と共通のn型のソース領域及びドレイン領
域5と、これらソース、ドレイン領域(5)、5
間のチャンネル領域を含むウエル1領域にゲート酸化膜
(図示せず)を介して配置され、前記第1層n型多結晶
シリコンからなるゲート電極7とから構成されてい
る。なお、前記ゲート電極7はワードラインWLとし
て機能する。
また、前記ゲート電極7〜7を含む基板2上には、
第1層の層間絶縁膜としての第1のCVD−SiO
が被覆されており、かつ該CVD−SiO膜8
上には前記第1層n型多結晶シリコンと同導電型の不純
物(リン)がドープされた第2層n型多結晶シリコンか
らなるVSS電源用配線9、9が配設されている。
これらVSS電源用配線9、9は前記第1のCVD
−SiO膜8に開口されたコンタクトホール1
、10を介して前記トランジスタQn、Qn
のソース領域4、4に接続されている。なお、V
SS電源用配線9、9は夫々隣接するメモリセルの
配線を兼ねているため、各メモリセルに一つ配置される
ことになる。そして、前記VSS電源用配線9、9
を含む第1のCVD−SiO膜8上には、第2層の
層間絶縁膜としての第2のCVD−SiO膜8が被
覆されており、かつ該第2のCVD−SiO膜8
には一対の交差用Al配線11、11が夫々前記島
状の基板2領域及び島状のウェル1領域を横切るように
配設されている。一方の交差用Al配線11は、第3
図及び第4図に示すように第1、第2のCVD−SiO
膜8、8に亙って開口されたコンタクトホール1
、10、10を介して前記トランジスタQp
のドレイン領域5、前記ゲート電極7のフィールド
酸化膜3上に延出した延出部7a及び前記トランジスタ
Qnのドレイン領域5に夫々接続されている。他方
の交差用Al配線11は第1、第2のCVD−SiO
膜8、8に亙って開口されたコンタクトホール1
、10、10を介して前記トランジスタQp
のドレイン領域5、前記ゲート電極7のフィールド
酸化膜3上に延出した延出部7b及び前記トランジスタ
Qnのドレイン領域5に夫々接続されている。こう
した交差用Al配線11、11を設けることによっ
て、前記他方のCMOSインバータを構成するトランジ
スタQp、Qnのゲート電極7は、一方のCMO
Sインバータを構成するトランジスタQp、Qn
ドレイン領域5、5に該交差用Al配線11及び
コンタクトホール10〜10を通して交差接続さ
れ、かつ一方のCMOSインバータを構成するトランジ
スタQp、Qnのゲート電極7は、他方のCMO
Sインバータを構成するトランジスタQp、Qn
ドレイン領域5、5に該交差用Al配線11及び
コンタクトホール10〜10を通して交差接続さ
れ、これにより前記各CMOSインバータが互いに交差
接続されたフリップフロップ回路が実現される。また、
前記第2のCVD−SiO膜8上には、ビットライ
ンとしてのAl配線12、12(BL、BL
が配設されており、これらAl配線12、12は前
記第1、第2のCVD−SiO膜8、8に亙って
開口されたコンタクトホール10、1010を介して前
記トランスファゲートとしてのトランジスタQn、Q
のドレイン領域5、5に夫々接続されている。
なお、図中の13は前記交差用A配線11、11
及びA 配線12、12を含む第2のCVD−Si
膜8上に被覆された保護膜である。
ところで、CMOSは周知のようにラッチアップ現象を
伴う。これを第5図に示すCMOS構造のラッチアップ
現象、つまりサイリスタ効果を示す模式図及び第6図に
示すその等価回路図を参照して説明する。
第5図中の21は、n型シリコン基板であり、この基板
21表面にはp−ウェル22が選択的に設けられてい
る。この基板21のウェル22を含む表面には素子領域
を分離するためのフィールド酸化膜23が形成されてい
る。前記フィールド酸化膜23で分離された前記基板2
1領域には、互いに電気的に分離されたp型のソー
ス、ドレイン領域24、25が設けられている。こ
のソース領域24に隣接した基板21領域には該基板
21をバイアスするためのn型拡散領域26が形成
されている。前記ソース、ドレイン領域24、25
間のチャンネル領域を含む基板21上にはゲート酸化膜
27を介して多結晶シリコンからなるゲート電極28
が設けられている。また、前記フィールド酸化膜23で
分離された島状のp−ウェル22領域には互いに電気的
に分離されたp型のソース、ドレイン領域24、2
が設けられている。このソース領域24に隣接し
たウェル22の領域には該ウェル22をバイアスするた
めのp型拡散領域26が設けられている。前記ソー
ス、ドレイン領域24、25間のチャンネル領域を
含むウェル22上にはゲート酸化膜27を介して多結晶
シリコンからなるゲート電極28が設けられている。
また、前記ゲート電極28、28を含む基板21全
面には層間絶縁膜29が被覆されている。この層間絶縁
膜29上には、前記p型ソース領域24とn型拡
散領域26の両者にコンタクトホールを介して接続さ
れたソースAl配線30、前記ドレイン領域25とコ
ンタクトホールを介して接続されたドレインAl配線3
1及び前記ゲート電極28とコンタクトホールを介し
て接続されたゲートAl配線32が夫々設けられてい
る。また、前記層間絶縁膜29上には、前記n型のソ
ース領域24とp型拡散領域26との両者にコン
タクトホールを介して接続されたソースAl配線33、
前記ドレイン領域25にコンタクトホールを介して接
続されたドレインAl配線34及び前記ゲート電極28
にコンタクトホールを介して接続されたゲートAl配
線35が夫々設けられている。なお、前記ゲートAl配
線32、35はVin側となり、前記ドレインAl配線3
1、34はVout となり、前記pチャンネルMOSトラ
ンジスタのソースAl配線30はVDDに、前記nチャ
ンネルMOSトランジスタのソースAl配線33はV
SSに夫々接続されている。こうしたCMOS構造にお
いてはnチャンネルMOSトランジスタのn型ソース
領域24とp−ウェル22とn型シリコン基板21を
夫々エミッタ、ベース、コレクタとする寄生npnトラ
ンジスタQn、並びにpチャンネルMOSトランジスタ
のp型ソース領域24とn型シリコン基板21とp
−ウェル22を夫々エミッタ、ベース、コレクタとする
寄生pnpトランジスタQpが形成され、CMOSの動
作時に以下に示すようにラッチアップ現象を生じる。
CMOSインバータの高集積化により各MOSトランジ
スタのソース、ドレイン領域 24、24、2
、25が微細化されると、例えばnチャンネルM
OSトランジスタをオンさせた場合、該ドレイン領域2
近傍にインパクトアイオニゼーションによってホー
ルが発生してp−ウェル22の電位を上昇させる。p−
ウェル22の電位が上昇すると、ウェル22をベースと
する前記寄生npnトランジスタQnがバイポーラアク
ションを起こし、該トランジスタQnのコレクタ電流I
RSがn型の基板21中を流れる。このコレクタ電流I
RSはVDD側にあるn型シリコン基板21の抵抗Rs
を流れることになるため、前述した寄生pnpトランジ
スタQpのベース電位を下げることになって該トランジ
スタQpをバイポーラアクションさせる。その結果、同
トランジスタQpのコレクタ電流IRWが流れるように
なる。そして、このコレクタ電流IRWはp−ウェル2
2の中を流れ、その抵抗Rwにより前述した寄生npb
トランジスタQnのベース電位を上昇させることにな
り、前記インパクトアイオニゼーションが起きなくなっ
た後でも、前記ベース電位の上昇により該トランジスタ
Qnをバイポーラアクションさせる。このトランジスタ
Qnのバイポーラアクションにより、そのコレクタ電流
RSは更に前記寄生npnトランジスタQpのベース
電位を下げ、該トランジスタQpのコレクタ電流IRW
を流れ易くし、これによって寄生npnトランジスタQ
nのベース電位を更に上昇させ、該トランジスタQnの
コレクタ電流を更に大きくするという正帰還によりV
DDからVSSへ大きな電流が流れることになる。かか
るラッチアップ電流により、CMOSは動作しなくなる
ばかりか、CMOSを有する集積回路(スタティックメ
モリ)は大電流により熱的に破壊されてしまう。このよ
うな、ラッチアップ耐量を向上させる有効な手段として
は、第5図及び第6図に示すRs(n型シリコン基板2
1の抵抗)やRw(p−ウェル22の抵抗)を小さくす
ることである。具体的には、p−ウェルに形成される該
ウェルをバイアスするためのp型拡散領域を各CMO
Sインバータ毎に設け、かつ各拡散領域をバイアスする
ための配線を接続することによって、該ウェルの抵抗を
下げるようにすればよい。
しかして、前述した第2図〜第4図図示のスタティック
メモリのメモリセルは、一対のCMOSインバータを互
いに交差接続してフリップフロップ回路を構成する目的
で、第2のCVD−SiO膜8上に一対の交差用A
l配線11、11を設けているので、該第2のCV
D−SiO膜8上のメモリセルのピッチ幅を決定す
るAl配線密度が低下する。このため、第1のCVD−
SiO膜8上にVSS電源用配線9、9を第2
層n型多結晶シリコンにより形成して、第2のCVD−
SiO膜8上でのAl配線の密度低下を補ってい
る。かかる、n型多結晶シリコンからなるVSS電源用
配線11、11は該多結晶シリコン中のn型不純物
と同導電型の拡散領域、つまり第2図〜第4図に示す如
くnチャンネルMOSトランジスタQnや同チャンネ
ルのトランジスタQnのn型ソース領域4、4
に対してはオーミックコンタクトすることができる。し
かしながら、該VSS電源用配線11、11を例え
ばp−ウェル1に形成した該ウェル1をバイアスするた
めのp型拡散領域に前記ソース領域と共に共通に接続
して、そのウェル1の抵抗を下げ、ラッチアップ耐量を
向上しようとすると、該n型多結晶シリコンからなるV
SS電源用配線と該p型拡散領域とのコンタクト部に
pn接合が形成されて良好なオーミックコンタクトを取
ることが困難となる。その結果、第2図〜第4図図示の
スタティックメモリでは、前記ウェルバイアス用のAl
配線を形成するためのエリアをメモリセル領域とは別の
領域に例えば8セル毎に設けている。従って、従来のス
タテイックメモリでは各メモリセル毎に4本(交差接続
用が2本、ビットラインが2本)のAl配線が第2のC
VD−SiO膜上に横切っているので、メモリセルの
ピッチ幅が増大し、かつ前記ウェルバイアス用のAl配
線を形成するためのエリアをメモリセル領域とは別の領
域に設けるので、メモリ自体の面積が増大してトータル
的なメモリの集積度が低下する。更に、8メモリセル毎
にしかウェルバイアス用のAl配線を形成できないの
で、ラッチアップ耐量を充分に向上できない。
このようなことから、第7図〜第9図に示すように第2
層多結晶シリコンで一対のCMOSインバータを互いに
交差接続するスタティックメモリのメモリセルが試みら
れている。即ち、このメモリセルは第1のCVD−Si
膜8上に第2層多結晶シリコンからなる一対の交
差用配線14、14が夫々前記島状の基板2領域及
び島状のウェル1領域を横切るように配設されている。
一方の交差用配線14は、第8図及び第9図に示すよ
うに第1のCVD−SiO膜8に開口されたコンタ
クトホール15を介して前記トランジスタQpのp
型ドレイン領域5に接続されたp型多結晶シリコン
の配線部16aと、同CVD−SiO膜8に開口さ
れたコンタクトホール15、15を介して前記第1
層n型多結晶シリコンからなるゲート電極7のフィー
ルド酸化膜3上に延出した延出部7a及び前記トランジ
スタQnのn型ドレイン領域5に夫々接続された
n型多結晶シリコンの配線部17aとから構成されてい
る。他方の交差用配線14は第1のCVD−SiO
膜8に開口されたコンタクトホール15を介して前
記トランジスタQpのp型ドレイン領域5に接続
されたp型多結晶シリコンの配線部16bと、同CVD
−SiO膜8に開口されたコンタクトホール1
、15を介して前記第1層n型多結晶シリコンか
らなるゲート電極7のフィールド酸化膜3上に延出し
た延出部7b及び前記トランジスタQnのn型ドレ
イン領域5に夫々接続されたn型多結晶シリコンの配
線部17bとから構成されている。更に、前記交差用配
線14、14を含む第1のCVD−SiO膜8
上には、第2のCVD−SiO膜8が被覆されてい
る。この第2のCVD−SiO膜8上には前記交差
用配線14を構成するp型、n型の多結晶シリコンの
配線部16a、17a間並びに前記交差用配線14
構成するp型、n型の多結晶シリコンの配線部16b、
17b間に夫々形成されるpn接合が電気的に与える悪
影響を除去するための一対のAl層18、18が設
けられている。つまり、一方のAl層18は前記p
型、n型の多結晶シリコンの配線部16a、17a間の
pn接合部分を含む前記第2のCVD−SiO膜8
に開口された細長状のコンタクトホール19を介して
前記交差用配線14に接続されている。他方のAl層
18は前記p型、n型の多結晶シリコンの配線部16
b、17b間のpn接合部分を含む前記第2のCVD−
SiO膜8に開口された細長状のコンタクトホール
19を介して前記交差用配線14に接続されてい
る。
しかしながら、第7図〜第9図に示す構造のスタティッ
クメモリでは、セル内のAl配線等の密度が前述した第
2図〜第4図のスタティックメモリに比べて下がってい
るが、ビットラインとしてのAl配線12、12
2本、第2層多結晶シリコンからなる交差用配線1
、14のオーミック接続用のAl層18、18
の2本の計4本が必要であることは変わりなく、これ
によりAlで決定されるメモリセルのピッチ幅を縮小す
ることはできない。従って、かかる構造のスタテイック
メモリにあっても従来のスタティックメモリのセルサイ
ズより縮小することができず、しかもVSS電源用配線
として第2層n型多結晶シリコンを用いているため、ウ
ェルバイアス用のAl配線を形成するためのセル領域と
は別のエリアを設けることによるメモリ自体の集積度の
低下やラッチアップ耐量の充分な向上も改善されない。
〔発明の目的〕
本発明は、メモリセルのピッチ幅及びメモリ自体を微細
化できると共に、ラッチアップ耐量を著しく向上した半
導体記憶装置を提供しようとするものである。
〔発明の概要〕
本発明は、一対のCMOSインバータを有し、一方のC
MOSインバータのゲート電極を他方のCMOSインバ
ータの各トランジスタのドレイン領域に配線を介して互
いに交差接続して形成されたフリップフロップ回路と、
このフリップフロップ回路の各ノードに接続された一対
の転送用MOSトランジスタと、から構成されるメモリ
セルを半導体基板上にマトリックス状に集積してなる半
導体記憶装置において、前記ゲート電極を導電性を与え
る不純物を含む第1層多結晶シリコンにより形成し、か
つ前記配線を該ゲート電極を覆う第1層の層間絶縁膜上
に設けられた導電性を与える不純物を含む第2層多結晶
シリコンで形成すると共に、この配線と該配線中の不純
物と反対導電型のドレイン領域とを接続する前記層間絶
縁膜に開口されたコンタクトホールに、少なくとも金属
を介在させたことを特徴とするものである。かかる構造
の半導体記憶装置では、第2層多結晶シリコンからなる
配線を覆う第2層の層間絶縁膜上に一方の電源となる金
属配線を設け、かつ該金属配線を、一方のCMOSイン
バータのソース領域と、このソース領域が形成される基
板領域をバイアスするための該ソース領域と反対導電型
の拡散領域との両者にコンタクトホールを介して接続す
ることが可能となり、既述の如くメモリセルのピッチ幅
の縮小化、メモリ自体の高集積化を達成できると共に、
ラッチアップ耐量を著しく向上することができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明をCMOSスタティックメモリに適用した
例について第10図〜第12図を参照して詳細に説明す
る。
図中のQp、Qnは、一方のCMOSインバータを
形成するpチャンネルMOSトランジスタ、nチャンネ
ルMOSトランジスタ、図中のQp、Qnは、他方
のCMOSインバータを形成するpチャンネルMOSト
ランジスタ、nチャンネルMOSトランジスタであり、
これらCMOSインバータは一方のゲートを他方の共通
のドレイン部分に互いに交差接続することによりフリッ
プフロップ回路を構成している。また、図中のQn
Qnは前記各nチャンネルMOSトランジスタQ
、Qnのドレイン側に接続されたトランスファゲ
ートとしてのnチャンネルMOSトランジスタである。
前記pチャンネルMOSトランジスタQp、Qp
第11図及び第12図に示すようにp−ウェル51が選
択的に形成されたn型シリコン基板52のフィールド酸
化膜53で分離された島状の該n型シリコン基板52領
域に夫々形成されている。一方のトランジスタQp
は、前記島状の基板52領域に互いに電気的に分離し
て形成されたp型のソース54、ドレイン領域55
と、これらソース、ドレイン領域54、55間の
チャンネル領域を含む基板52上にゲート酸化膜56を
介して配置され、前記nチャンネルMOSトランジスタ
Qnのゲートと共通化される例えばリンがドープされ
た第1層n型多結晶シリコンからなるゲート電極57
とから構成されている。他方のトランジスタQpは、
前記島状の基板52領域に互いに電気的に分離して形成
された前記p型のソース54及びドレイン領域55
と、これらソース、ドレイン領域54、55間の
チャンネル領域を含む基板52上にゲート酸化膜56を
介して配置され、前記nチャンネルMOSトランジスタ
Qnのゲートと共通化される例えばリンがドープされ
た第1層n型多結晶シリコンからなるゲート電極57
とから構成されている。なお、前記p型ソース領域5
は前記トランジスタQpとQpの両者に共通化
され、VDDラインとして機能する。また、前記トラン
ジスタQn、Qnは、フィールド酸化膜53で分離
された島状のp−ウェル51領域に夫々形成されてい
る。一方のトランジスタQnは、前記島状のp−ウェ
ル51領域に互いに電気的に分離して形成されたn
のソース領域54、ドレイン領域55と、これらソ
ース、ドレイン領域54、55間のチャンネル領域
を含むウェル51上にゲート酸化膜(図示せず)を介し
て配置され、前記第1層n型多結晶シリコンからなるゲ
ート電極57とから構成されている。他方のトランジ
スタQnは、前記島状のp−ウェル51領域に互いに
電気的に分離して形成されたn型のソース領域5
、ドレイン領域55と、これらソース、ドレイン
領域54、55間のチャンネル領域を含むウェル5
1上にゲート酸化膜(図示せず)を介して配置され、前
記第1層n型多結晶シリコンからなるゲート電極57
とから構成されている。前記トランスファゲートとして
の一方のトランジスタQnは、第12図に示すように
島状のウェル51領域に互いに電気的に分離された前記
ドレイン領域55と共通のn型のソース領域及びド
レイン領域55と、これらソース、ドレイン領域(5
)、55間のチャンネル領域を含むウェル51領
域にゲート酸化膜56を介して配置され、他方のトラン
ジスタQnと共通化されるリンがドープされた第1層
n型多結晶シリコンからなるゲート電極57とから構
成されている。前記他方のトランジスタQnは、島状
のウェル51領域に互いに電気的に分離された前記ドレ
イン領域55と共通のn型のソース領域及びドレイ
ン領域55と、これらソース、ドレイン領域(5
)、55間のチャンネル領域を含むウエル51領
域にゲート酸化膜を介して配置され、前記第1層n型多
結晶シリコンからなるゲート電極57とから構成され
ている。なお、前記ゲート電極57はワードラインW
Lとして機能する。前記n型のソース領域54、5
に隣接するp−ウェル51には、ウェルバイアス用
のp型拡散領域58、58が設けられている。
また、前記ゲート電極57〜57を含む基板52上
には、第1層の層間絶縁膜としての第1のCVD−Si
膜59が被覆されている。そして、このCVD−
SiO膜59上には一対の導電性を与える不純物、
例えばリンがドープされた第2層n型多結晶シリコンか
らなる交差用配線60、60が夫々前記島状の基板
52領域及び島状のウェル51領域を横切るように配設
されている。一方の交差用配線60は、第11図及び
第12図に示すように第1のCVD−SiO膜59
に開口され、金属(例えばタングステン)61が埋設
されたコンタクトホール62を介して前記トランジス
タQpのp型ドレイン領域55と接続され、かつ
同CVD−SiO膜59に開口されたコンタクトホ
ール62、62を介して前記第1層n型多結晶シリ
コンからなるゲート電極57のフィールド酸化膜53
上に延出した延出部57a及び前記トランジスタQn
のn型ドレイン領域55に夫々接続されている。他
方の交差用配線60は第1のCVD−SiO膜59
に開口され、タングステン61が埋設されたコンタ
クトホール62を介して前記トランジスタQpのp
型ドレイン領域55に接続され、かつ同CVD−S
iO膜59に開口されたコンタクトホール62
62を介して前記第1層n型多結晶シリコンからなる
ゲート電極57のフィールド酸化膜53上に延出した
延出部57b及び前記トランジスタQnのn型ドレ
イン領域55に夫々接続されている。こうした第2層
n型多結晶シリコンからなる交差用配線60、60
を設けることによって、前記他方のCMOSインバータ
を構成するトランジスタQp、Qnのゲート電極5
は、一方のCMOSインバータを構成するトランジ
スタQp、Qnのドレイン領域55、55に該
交差用配線60及びタングステン61が埋設された
コンタクトホール62、コンタクトホール62、6
を通して交差接続され、かつ一方のCMOSインバ
ータを構成するトランジスタQp、Qnのゲート電
極57は、他方のCMOSインバータを構成するトラ
ンジスタQp、Qnのドレイン領域55、55
に該交差用配線60及びタングステン61が埋設さ
れたコンタクトホール62、コンタクトホール6
、62を通して交差接続され、これにより前記各
CMOSインバータが互いに交差接続されたフリップフ
ロップ回路が実現される。
また、前記交差用配線60、60を含む前記第1の
CVD−SiO膜59上には第2の層間絶縁膜とし
ての第2のCVD−SiO膜59が被覆されてい
る。この第2のCVD−SiO膜59上にはVSS
電源用Al配線63、63が配設されている。各A
l配線63、63は前記第1、第2のCVD−Si
膜59、59に亙って開口されたコンタクトホ
ール62、62を介して前記トランジスタQn
Qnのn型ソース領域54、54及びp型拡
散領域58、58の両者に夫々接続されている。な
お、前記Al配線64、64は夫々隣接するメモリ
セルの配線を兼ねているため、各メモリセルに一つ配置
されることになる。また、前記第2のCVD−SiO
膜58上には、ビットラインとしてのAl配線6
、64(BL、BL)が配設されており、こ
れらAl配線64、64は前記第1、第2のCVD
−SiO膜59、59に亙って開口されたコンタ
クトホール62、6210を介して前記トランスファゲ
ートとしてのトランジスタQn、Qnのドレイン領
域55、55に夫々接続されている。なお、図中の
65は全面に被覆された保護膜である。
しかして、本発明によれば、第10図〜第12図に示す
ように一方のCMOSインバータのゲート電極57
他方のCMOSインバータの各トランジスタQp、Q
のp型、n型のドレイン領域55、55
に、他方のCMOSインバータのゲート電極57
一方のCMOSインバータの各トランジスタQp、Q
のP型、n型のドレイン領域55、55
互いに交差接続する交差用配線60、60として、
第1のCVD−SiO膜59上に設けられた導電性
を与える不純物、例えばリンがドープされた第2層n型
多結晶シリコンで形成し、かつこれら配線60、60
と、該配線60、60中の不純物(n型のリン)
と反対導電型であるp型ドレイン領域55、55
とを接続する前記第1のCVD−SiO膜59に開
口されたコンタクトホール62、62に、タングス
テン61、61を介在させることによって、第2層
n型多結晶シリコンからなる交差用配線60、60
とp型のドレイン領域55、55との間にpn接
合が形成されることなく良好なコンタクを取ることがで
きる。なお、第2層n型多結晶シリコンからなる交差用
配線60、60と第1層n型多結晶シリコンのゲー
ト電極57、57の延出部57a、57bとの接
続、並びにnチャンネルMOSトランジスタQn、Q
のn型ドレイン領域55、55との接続は、
互いに同導電型の不純物(n型)を含むもの同志である
ため、良好なオーミックコンタクを取ることができる。
このため、第2層n型多結晶シリコンの配線60、6
のみでCMOSインバータを互いに交差接続できる
ので、第2図〜第4図に示す従来のメモリセルのように
第2の層間絶縁膜(第2のCVD−SiO膜)上に一
対のCMOSインバータを交差接続するためのAl配線
を設ける必要がなくなり、メモリセルのピッチ幅を決定
するメモリセル上のAl配線の余裕度が増大する。その
結果、ビットラインとしてのAl配線64、64
共に第2のCVD−SiO膜59上にVSS電源用
Al配線63、63を配置できる。このようにVSS
電源用配線63、63をAで形成できることによっ
て、第10図に示すようにnチャンネルMOSトランジ
スタQn、Qnのソース領域54、54と、こ
れに隣接するp−ウェル51のウェルバイアス用のp
型拡散領域58、58の両者に亙ってコンタクトホ
ール62、62を介して良好に接続できる。つま
り、VSS電源用Al配線63、63をウェルバイ
アス用配線として兼用できるため、各メモリセル毎にウ
ェルバイアスを加えることができる。従って、p−ウェ
ル51へのバイアス点を増加でき、該ウェル51の抵抗
を実効的に減少できるため、ラッチアップ耐量を著しく
向上できる。
また、第2図〜第4図に示す従来構造のようにウェルバ
イアス用のAl配線を、例えば8セル毎にメモリセルと
は別のエリアに配置する必要がないため、メモリ自体の
面積を縮小できる。
更に、第2のCVD−SiO膜59上には、VSS
電源用Al配線63(又は63)の1本と、ビット
ラインとしてのAl配線64、64の2本と計3本
であり、従来のメモリセルに比べてAl配線を1本減少
できるため、メモリセルのピッチ幅を縮小できる。事
実、設計ルールを1.5μmプロセスとした場合、第2
図図示のメモリセルのピッチ幅は、17.0μmである
のに対し、本発明の第10図図示のメモリセルでは1
5.5μmと著しく縮小できる。
なお、上記実施例ではコンタクトホールに埋設する金属
として、タングステンを用いたが、タングステンの代わ
りにモリブデン、タンタル、白金等から選ばれる高融点
金属を用いてもよい。
上記実施例では、金属を第2層n型多結晶シリコンから
なる交差用配線とp型ドレイン領域とが接続されるコ
ンタクトホールのみに埋設したが、該第2層n型多結晶
シリコンとn型ドレイン領域及び第1層n型多結晶シ
リコンからなるゲート電極の延出部とが接続されるコン
タクトホールに金属を埋設してもよい。
上記実施例では、第2層多結晶シリコンからなる交差用
配線としてn型不純物がドープされたものを用いたが、
p型不純物、例えばボロンがドープされたp型多結晶シ
リコンから交差用配線を形成してもよい。この際、ゲー
ト電極を第1層n型多結晶シリコンで形成した場合は、
前記第2層p型多結晶シリコンからなる交差用配線とn
型ドレイン領域及び第1層n型多結晶シリコンからな
るゲート電極の延出部とを接続するコンタクトホール内
に少なくとも金属を介在させる。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明によればメモリセルのピッチ
幅及びメモリ自体も微細化できると共に、ラッチアップ
耐量を著しく向上した高集積度、高信頼性のスタテック
メモリ等の半導体記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一対のCMOSインバータを有する6トランジ
スタ型のスタティックメモリの等価回路図、第2図は従
来のスタティックメモリのメモリセルを示す平面図、第
3図は第2図のX−X線に沿う断面図、第4図は第2図
のY−Y線に沿う断面図、第5図はラッチアップ現象を
説明するためのCMOS構造の模式図、第6図は第5図
のサイリスタ効果の等価回路図、第7図は従来の他のス
タティックメモリのメモリセルを示す平面図、第8図は
第7図のX−X線に沿う断面図、第9図は第7図のY−
Y線に沿う断面図、第10図は本発明の一実施例を示す
スタティックメモリのメモリセルの平面図、第11図は
第10図のX−X線に沿う断面図、第12図は第10図
のY−Y線に沿う断面図である。 Qp、Qp……pチャンネルMOSトランジスタ、
Qn、Qn、Qn、Qn……nチャンネルMO
Sトランジスタ、51……p−ウェル、52……n型シ
リコン基板、53……フィールド酸化膜、54、54
、54……ソース領域、55、55、55
55、55、55……ドレイン領域、57、5
、57……第1層n型多結晶シリコンからなるゲ
ート電極、58、58……ウェルバイアス用のp
型拡散領域、59……第1のCVD−SiO膜(第
1の層間絶縁膜)、59……第2のCVD−SiO
膜(第2の層間絶縁膜)、60、60……第2層n
型多結晶シリコンからなる交差用配線、61、61
……タングステン、62〜6210……コンタクトホー
ル、6363……VSS電源用Al配線、64
64……ビットラインとしてのAl配線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のCMOSインバータを有し、一方の
    CMOSインバータのゲート電極を他方のCMOSイン
    バータの各トランジスタのドレイン領域に配線を介して
    互いに交差接続して形成されたフリップフロップ回路
    と、このフリップフロップ回路の各ノードに接続された
    一対の転送用MOSトランジスタと、から構成されるメ
    モリセルを半導体基板上にマトリックス状に集積してな
    る半導体記憶装置において、前記ゲート電極を導電性を
    与える不純物を含む第1層多結晶シリコンにより形成
    し、かつ前記配線を該ゲート電極を覆う第1層の層間絶
    縁膜上に設けられた導電性を与える不純物を含む第2層
    多結晶シリコンで形成すると共に、この配線と該配線中
    の不純物と反対導電型のドレイン領域とを接続する前記
    層間絶縁膜に開口されたコンタクトホールに、少なくと
    も金属を介在させたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】第1層多結晶シリコン中の不純物が、第2
    層多結晶シリコン中の不純物と同一導電型であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】第1層及び第2層多結晶シリコン中の不純
    物が夫々n型であることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】金属がタングステン、モリブデン、タンタ
    ル、白金から選ばれる高融点金属であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】第2層多結晶シリコンからなる配線を覆う
    第2層の層間絶縁膜上に一方の電源となる金属配線を設
    け、かつ該金属配線を、一方のCMOSインバータのソ
    ース領域と、このソース領域が形成される基板領域をバ
    イアスするための該ソース領域と反対導電型の拡散領域
    との両者にコンタクトホールを介して接続したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体記憶装置。
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EP85105039A EP0163132B1 (en) 1984-04-27 1985-04-25 A semiconductor memory device comprising a matrix of six-transistor memory cells with a pair of cmos inverters
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