JPH064857U - データキャリア - Google Patents
データキャリアInfo
- Publication number
- JPH064857U JPH064857U JP048762U JP4876292U JPH064857U JP H064857 U JPH064857 U JP H064857U JP 048762 U JP048762 U JP 048762U JP 4876292 U JP4876292 U JP 4876292U JP H064857 U JPH064857 U JP H064857U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- voltage
- erasing
- writing
- constant voltage
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、昇圧回路を必要としないで、EE
P−ROMの消去あるいは書き込みを行なうことのでき
るデ−タ・キャリアを実現するものである。 【構成】 電力用コイルを介して電磁誘導結合によって
受けた交流電力を整流する整流回路の出力側、すなわち
定電圧回路の入力側を、不揮発性半導体メモリの消去
用、書き込み用の電源として用いる。 【効果】 電力用コイルに誘導された高電圧を整流回路
で整流して得られる直流高電圧電源を、不揮発性半導体
メモリの消去、書き込みのための電源として利用できる
ために、比較的複雑な構成となりやすく、かつエネルギ
−効率も悪い昇圧回路が不要となる。
P−ROMの消去あるいは書き込みを行なうことのでき
るデ−タ・キャリアを実現するものである。 【構成】 電力用コイルを介して電磁誘導結合によって
受けた交流電力を整流する整流回路の出力側、すなわち
定電圧回路の入力側を、不揮発性半導体メモリの消去
用、書き込み用の電源として用いる。 【効果】 電力用コイルに誘導された高電圧を整流回路
で整流して得られる直流高電圧電源を、不揮発性半導体
メモリの消去、書き込みのための電源として利用できる
ために、比較的複雑な構成となりやすく、かつエネルギ
−効率も悪い昇圧回路が不要となる。
Description
【0001】
本考案は、電磁誘導結合を利用して、電力の授受やデ−タの交換を行うように 構成された電磁誘導結合型デ−タキャリアの改良に関する。
【0002】
近年においては、S−RAMやEEP−ROM等の半導体メモリを内蔵したI Cカ−ドやICタッグの利用が急速に進みつつある。これらの一分野として、電 磁誘導結合を利用して、ホスト機器と電力やデ−タあるいはメッセ−ジ等の交換 を行うように構成された無接点型のICカ−ドやICタッグの利用も開始されて いる。第2図は、従来技術による無接点型ICカ−ドの構成を説明するための回 路図である。電力用コイル1内に誘導された交流電流は、整流回路2によって直 流に変換され、さらに定電圧回路3によって、例えば−3Vに降圧されて定電圧 化される。一方、送・受信用コイル5および送・受信回路6を介して、外部と送 ・受信信号TRをやりとりするための機能、および内蔵EEP−ROM9に対し てアクセスするための機能を含む制御回路4は、定電圧回路3の出力側VSOを電 源として動作するように構成されている。また定電圧回路3の出力側VSOを電源 とする昇圧回路7は、EEP−ROM9の消去時および書き込み時に必要となる 電圧、例えば−9V程度の高電圧VPPを発生するための回路であり、レベルシフ タ8は、EEP−ROM9の消去時および書き込み時に、制御回路4からのアク セス用の制御信号ACを高電圧レベルに変換する機能を果たしている。なお電力 供給用コイル11および送・受信用コイル12は、デ−タキャリアに対してアク セスするためのアクセス用ユニット10側に設けられたものである。
【0003】
しかるに前述の従来技術による構成においては昇圧回路7が必要となっている が、昇圧回路はICに内蔵する上では構成が複雑でチップ面積の増大を招きやす く、かつ昇圧効率も低いために、せっかく電力用コイルを介して受けた電力が無 駄となる、と言う欠点がある。
【0004】 本考案の目的は、上記従来技術の欠点を改良し、昇圧回路を必要としないで、 EEP−ROMの消去あるいは書き込みを行なうことのできるデ−タ・キャリア を実現することにある。
【0005】
上記目的を達成するために本考案においては、整流回路の出力側すなわち定電 圧回路の入力側を、EEP−ROMの消去用、書き込み用の電源として用いる。
【0006】
本考案の構成においては、整流回路で形成される直流高電圧そのものが、デ− タキャリアに内蔵された不揮発性半導体メモリであるEEP−ROMの消去用、 書き込み用の電源となる。すなわち何ら特別な昇圧回路を設けることなく、既存 の電源構成の範囲内でEEP−ROMの消去あるいは書き込みを実行することが 可能となる。
【0007】
第1図は、本考案の1実施例による電磁誘導型デ−タキャリアの構成を示す 回路図であり、以下、第1図に従って本考案の実施例を説明する。なお第1図に おいて、前述の第2図と同一番号は同一要素を示すものである。
【0008】 本実施例において、負電圧型(正側を共通電源レベルとする)定電圧回路13 は、ツェナ−ダイオ−ドDZ より成る第1段目と、オペアンプ等より成る第2段 目より構成されており、整流回路2で形成される直流電圧レベル(すなわち定電 圧回路13の入力側VSI)は、ツェナ−ダイオ−ドDZ により、ほぼ−8〜−9 V程度の範囲の電圧にクランプされる構成となっている。定電圧回路13の出力 側VSOは、降圧されて−3Vに定電圧化されており、通信制御回路4は、この出 力側VSOを電源として動作している。一方、定電圧回路13の入力側VSIは、E EP−ROM9の消去および書き込み用電源端子に供給されており、さらに通信 制御回路4から出力されるEEP−ROM9の消去、書き込み用の制御信号AC は、レベルシフタ8によって定電圧回路13の入力側VSIの電圧レベルに調整さ れてから、EEP−ROM9に入力される。この結果、EEP−ROM9は、定 電圧回路13の入力側VSIを電源として、すなわち整流回路2で形成される直流 高電圧を利用して、消去および書き込みが行なわれることになる。なお電圧検出 回路14は、定電圧回路13の入力側VSIの電圧レベルが一定以下のレベルに下 がったことを検出すると検出信号WNを出力する。また制御回路4は、検出信号 WNを受けるとEEP−ROM9の消去、書き込みを禁止する制御手段を含んで いるために、その状態では、アクセス用ユニット側からEEP−ROM9の消去 あるいは書き込み命令を受けても実行することなく、アクセス用ユニット10に 対して電源電圧が不足していることを示すエラ−・メッセ−ジを送信する。
【0009】
以上に述べたように本考案によれば、電力用コイルに誘導された高電圧を整流 回路で整流して得られる直流高電圧電源を、不揮発性半導体メモリの消去、書き 込みのための電源として利用できるために、比較的複雑な構成となりやすく、か つエネルギ−効率も悪い昇圧回路が不要となる。また本考案においては、定電圧 回路の入力側電圧が一定レベル以下に下がった場合には、メモリの消去、書き込 みが禁止されるために、メモリの消去、書き込みが不完全に行なわれて信頼性に 欠けた状態となることも防止される。
【図1】本考案の一実施例によるデ−タキャリアを示す
ブロック線図である。
ブロック線図である。
【図2】従来例のデ−タキャリアを示すブロック線図で
ある。
ある。
1 電力用コイル 2 整流回路 3 定電圧回路 4 制御回路 8 レベルシフタ 9 EEP−ROM 13 定電圧回路 14 電圧検出回路
Claims (2)
- 【請求項1】 電磁誘導結合によって電力を受けるため
の電力用コイルと、該コイルを介して得られる交流電力
を整流する整流回路と、該整流回路の出力を所定の電圧
レベルまで降圧して定電圧化する定電圧回路と、該定電
圧回路からの出力によって動作する制御回路と、該制御
回路によってアクセスされる不揮発性半導体メモリとを
有し、該不揮発性半導体メモリは、前記定電圧回路の入
力側を消去および書き込みの少なくとも一方の電源と
し、かつ前記制御回路は、前記定電圧回路の入力側の電
圧レベルが一定以下となったことを検出すると、前記不
揮発性半導体メモリに対する消去または書き込みを禁止
するための制御手段を含んでいることを特徴とするデ−
タキャリア。 - 【請求項2】 定電圧回路が、該定電圧回路の入力側電
圧を一定レベル以下にクランプするツェナ−ダイオ−ド
を含んでいることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載のデ−タキャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP048762U JPH064857U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | データキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP048762U JPH064857U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | データキャリア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064857U true JPH064857U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12812296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP048762U Pending JPH064857U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | データキャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064857U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003132316A (ja) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置およびカード型情報処理デバイス |
WO2006123415A1 (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Hitachi Ulsi Systems Co., Ltd. | 半導体集積回路装置およびidタグ |
JP2012185863A (ja) * | 2006-10-02 | 2012-09-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP048762U patent/JPH064857U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003132316A (ja) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置およびカード型情報処理デバイス |
WO2006123415A1 (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-23 | Hitachi Ulsi Systems Co., Ltd. | 半導体集積回路装置およびidタグ |
JP2012185863A (ja) * | 2006-10-02 | 2012-09-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
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